JP2614012B2 - エレベーター - Google Patents

エレベーター

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JP2614012B2
JP2614012B2 JP26159393A JP26159393A JP2614012B2 JP 2614012 B2 JP2614012 B2 JP 2614012B2 JP 26159393 A JP26159393 A JP 26159393A JP 26159393 A JP26159393 A JP 26159393A JP 2614012 B2 JP2614012 B2 JP 2614012B2
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正忠 本江
聡 久保
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株式会社でんそく
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケージをボールネジ杆
によって昇降する個人の住宅向け用エレベーターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅向け用のエレベーターは3階から4
階程度と、ビル用のものに比べて昇降距離が短いもので
あり、また機械室のスペースが取れないという理由など
から、モーターで回転するボールネジ杆に沿ってケージ
を昇降するエレベーター方式が開発されている。その一
つの例として、実開昭63ー88669号公報に記載し
たものが知られている。
【0003】当該公報のものは、ボールネジ杆には4階
や5階に至る長尺のものがあるが、実際には2階までの
短いものしか採用されていない技術に対して、4階にま
で昇降できることを目的として提供されるものである。
その解決手段は、昇降路の全長に立設するガイド、最下
段から中間まで起立する下ボールネジ杆、ガイドに沿っ
て昇降するスライダー、スライダーと一緒に昇降する上
ボールネジ杆からなり、スライダーの下端部に設けたボ
ールナットを下ボールネジ杆に螺合し、ケージの上端部
に設けたボールナットを上ボールネジ杆に螺合し、ケー
ジに設けた走行輪をスライダーに係合し、上下の各ボー
ルネジ杆をそれぞれ単独にモーターで回転駆動するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昇降する行
程の全長に亘る長い1本のボールネジ杆を使用すること
ができれば、前記公報の如くに構造が複雑化されること
はないが、長尺のものであると中間で振れる恐れがあり
安定性を欠くことになり、ケージの昇降に安定性を確保
するためには、前記公報の如き複雑な構造による手段を
採らざるを得ないのが現状である。
【0005】本発明は以上の問題を解決するため、昇降
する行程の全長に亘る長い1本のボールネジ杆で安全に
昇降することができないものかと研究と実験を重ね、1
本のものでも問題なく実施できる技術を開発したもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、昇降路内に立設したボールネジ杆にケージより突設
したボールナットを螺合し、モーターでボールネジ杆を
回転してケージを昇降するエレベーターにおいて、昇降
路内にボールネジ杆の長手方向の中間部に、ボールネジ
杆を両側から挟む複数のサポートローラーと、サポート
ローラーをボールネジ杆に対して挟む方向と離反する方
向に移動する開閉手段とからなるサポート部を設けてい
ることを特徴とする。
【0007】前記開閉手段が、各サポートローラーをボ
ールネジ杆を挟む方向に付勢するスプリングと、ケージ
に設けられ、各サポートローラーをボールネジ杆より離
反する方向に退避する楔状のカムとで構成することが好
ましい。
【0008】
【作用】以上の手段によれば、ケージを昇降する場合に
は、モーターでボールネジ杆を回転することにより上昇
または下降するが、ボールナットがボールネジ杆を挟ん
でいるサポートローラーの部分を通過する際に、各サポ
ートローラーを開閉手段でボールネジ杆より離反し、通
過した後に再び開閉手段でボールネジ杆を挟むものであ
る。
【0009】
【実施例】本発明のエレベーターを具体的に説明する
と、図6にその概要を示しているように、鉄塔1内にケ
ージ2の昇降路3を形成し、昇降路3内のケージ2は左
右一対のガイドレールに沿って昇降するものであり、ま
た、昇降路3内に立設したボールネジ杆4に、ケージ2
より突設したボールナット5を螺合してあって、ボール
ネジ杆4をモーター6によって回転することにより、ケ
ージ2が昇降するものであって、上記のボールネジ杆4
はケージ2の昇降行程より長い1本のもので、その中間
部に横振れを防止するサポート部7を設けるものであ
る。
【0010】尚、図6では3階用のエレベーターで、そ
の中間にサポート部7を1箇所設ければ十分であるが、
4階あるいは5階と高い場合、1本のボールネジ杆に数
箇所に亘ってサポート部を設けるものである。
【0011】サポート部7は図1から図3に示している
ように、ボールネジ杆4を両側から挟むサポートローラ
ー8,9と、このサポートローラー8,9を、ボールナ
ット5の通過に先立って開放し、通過後に閉鎖するため
の開閉手段10とからなる。
【0012】その構造は、鉄塔1にボールネジ杆4と直
交して水平に架設するベース11を設け、ベース11上
の両端部に設けたホルダー12…間に、一対の第1、第
2リニアシャフト13,14を互いに水平に平行して設
け、第1リニアシャフト13に3個のA,B,Cリニア
ブッシュ15a,15b,15cを嵌め込み、第2ニア
シャフト14に同じく3個のD,E,Fリニアシャフト
16d,16e,16fを設け、各リニアシャフト1
3,14ごとに、その両端部の2個のA,Cリニアブッ
シュ15a,15cと,D,Fリニアブッシュ16d,
16f同士をそれぞれラック17a,17bで連結し、
ベース11に両ラック17a,17bに噛み合うピニオ
ン18が軸支してある。
【0013】更に第1リニアシャフト13のAリニアブ
ッシュ15aと第2リニアシャフト14の中間部のEリ
ニアブッシュ16eを揃え、その両者に跨がって固着し
た第1アーム19をボールネジ杆4に向かって突設し、
また、第1リニアシャフト13の中間部のリニアブッシ
ュ15bと第2リニアシャフト14の端のDリニアブッ
シュ16dを揃えて、その両者に跨がって固着した第2
アーム20を同じくボールネジ杆4に向かって突設して
ある。
【0014】従って、第1アーム19を、これに対向す
る第2アーム20より離反する方向(図1中の右側)へ
移動すると、第1リニアシャフト13側のラック17a
が共に移動することから、ピニオン18を介して他方の
ラック17bが反対方向に移動するから、両アーム1
9,20が互いに離反するように動くものである。
【0015】上記第1、第2アーム19,20にボール
ネジ杆4の外周に接するサポートローラー8,9を、ボ
ールネジ杆4と平行に起立する軸に軸支したもので、そ
のローラー8,9は、一つのアームに対して、ボールネ
ジ杆4の前後及び上下の4箇所に設けたもので、従って
都合8個のサポートローラー8,9でボールネジ杆4を
両側より挟むようになっている。
【0016】しかも、各ローラー8,9がボールネジ杆
4の外周面に圧接するように、前述のAリニアブッシュ
15aと固定部間に引張り型の複数本のスプリング21
を掛け、第1アーム19をボールネジ杆4に向かって付
勢している。尚、この付勢力は、ラック17a,17b
とピニオン18を介して第2アーム20をもボールネジ
杆4に向かって付勢されるものである。
【0017】上記の構成に加えて、第1、第2アームの
何れか一方(図示の場合は第1アーム19)に、ブラン
チアーム22をボールネジ杆4側とは反対側に向かって
突設し、そのブランチアーム22の先端部に、前記ベー
ス11側とは反対側に向かって突設した横軸23にカム
ローラー24を設けている。
【0018】一方ケージ2の下部に、ボールナット5に
対応して前記カムローラー24に当接する楔型のカム2
5を突設したものである。このカム25は、図4に示し
ているように、片側のサポートローラー8をボールネジ
杆4から離反する距離に応じた巾に形成してあり、その
上下部にサポートローラー8を順次離反するように傾斜
面部26,27を備えるものである。
【0019】従って、図4と図5に示しているように、
ボールネジ杆4を回転してケージ2を上昇すると、カム
25がカムローラー24に接し、上昇するに従って第1
アーム19をスプリング21に抗してボールネジ杆4よ
り離反するため、これに応じて第2アーム20も離反
し、その後ケージ2より突設したボールナット5が、サ
ポート部7に干渉されることなく通過する。こうしてボ
ールナット5が通過した後にカム25がカムローラー2
4から離れるから、第1、第2アーム19,20がスプ
リング21の引張り力によって、再びボールネジ杆4を
両側より挾持する方向に復動するものである。
【0020】次ぎに図7に本発明の類例を示している
が、左右の両第1、第2アーム19,20に、それぞれ
カムローラー24,24をブランチアーム22,22を
介して突設したもので、ケージ2に各カムローラー2
4,24に対応するカム25,25を設ける。尚、この
例では前記例のAリニアブッシュ15a、Bリニアブッ
シュ15b、Dリニアブッシュ16d、Eリニアブッシ
ュ16eのみを使用し、他のCリニアブッシュ15cと
Fリニアブッシュ16fは不要であり、またラックとピ
ニオンも不要で、双方をそれぞれ引張り型のスプリング
21,21で開いた両サポートローラー8,9を復動す
るようになっている。
【0021】更に、図8は本発明の更に他の類例であっ
て、図1に示す例と同様にラック17a,17bとピニ
オン18を設け、そのピニオン18にステッピングモー
ター28で強制的に回転して、両第1、第2アーム1
9,20を開閉作動するものである。従って、上記例の
カムローラーとカムが不要である。また、鉄塔1のサポ
ート部7より上下部にボールナット5の通過を検出する
センサ(図示省略)を設け、その検出信号でステッピン
グモーター28をON、OFF制御するものである。
【0022】
【発明の効果】本発明によるエレベーターによれば、ボ
ールネジ杆の中間部に、ボールネジ杆の両側から挟むサ
ポートローラーと、両側のサポートローラーをボールネ
ジ杆に対して挟む方向と離反する方向に移動する開閉手
段とからなるサポート部を設けたもので、ボールネジ杆
が3階、4階に亘る長いものであっても、中間部がサポ
ートされているため、1本のボールネジ杆で昇降するこ
とができるようになり、しかもその回転中に横振れする
ことがなく、ケージを安定して昇降することができる。
【0023】また、サポートローラーの開閉手段とし
て、ボールネジ杆を挟む方向に付勢するスプリングと、
ボールネジ杆より離反する方向に退避する楔状のカムと
で構成し、そのカムをケージに設けたものであれば、ケ
ージの昇降に応じて左右のサポートローラーが確実に開
閉するものであり、中間部にサポート部が設けてあって
も、ケージに設けたボールナットがサポート部に干渉さ
れることなく昇降することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベーターに設けるサポート部を示
す平面図である。
【図2】サポート部を1部切欠して示す平面図である。
【図3】図1のX−X線矢視の断面図である。
【図4】サポートローラーでボールネジ杆を挾持してい
る状態を示す正面図である。
【図5】サポートローラーが開いている時の状態を示す
正面図である。
【図6】本発明によるエレベーターの概要を示す斜視図
である。
【図7】サポート部の類例を示す平面図である。
【図8】サポート部の更に他の類例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2 ケージ 3 昇降路 4 ボールネジ杆 5 ボールナット 6 モーター 7 サポート部 8,9 サポートローラー 10 開閉手段 21 スプリング 25 カム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路(3)内に立設しているボールネ
    ジ杆(4)にケージ(2)より突設したボールナット
    (5)を螺合し、モーター(6)でボールネジ杆(4)
    を回転してケージ(2)を昇降するエレベーターにおい
    て、前記昇降路(3)内にボールネジ杆(4)の長手方
    向の中間部に、ボールネジ杆(4)を両側から挟む複数
    のサポートローラー(8,9)と、サポートローラー
    (8,9)をボールネジ杆(4)に対して挟む方向と離
    反する方向に移動する開閉手段(10)とからなるサポ
    ート部(7)を設けていることを特徴とするエレベータ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段(10)が、各サポートロ
    ーラー(8,9)をボールネジ杆(4)を挟む方向に付
    勢するスプリング(21)と、ケージ(2)に設けら
    れ、各サポートローラー(8,9)をボールネジ杆
    (4)より離反する方向に退避する楔状のカム(25)
    とで構成していることを特徴とする請求項1に記載のエ
    レベーター。
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