JP2605843B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents
電気湯沸し器Info
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- JP2605843B2 JP2605843B2 JP63298667A JP29866788A JP2605843B2 JP 2605843 B2 JP2605843 B2 JP 2605843B2 JP 63298667 A JP63298667 A JP 63298667A JP 29866788 A JP29866788 A JP 29866788A JP 2605843 B2 JP2605843 B2 JP 2605843B2
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- heating element
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器内に収容された液体を加熱して沸す電
気湯沸し器に関するものである。
気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 従来の電気湯沸し器は、第2図に示すような構成にな
っていた。すなわち、交流電源11に容器内の液体を加熱
する湯沸し用発熱体12を接続し、かつこの湯沸し用発熱
体12はリレー13により通電制御されるもので、このリレ
ー13は、リレー接点13aと、リレーコイル13bにより構成
されている。保温用発熱体14はサイリスタ15により通電
制御され、また前記容器内の液体の温度は感温素子16に
より検知される。前記リレーコイル13bおよびサイリス
タ15は制御回路17により制御されるもので、湯沸し時に
おいては、リレー接点13aが閉じて湯沸し用発熱体12へ
の通電を行ない、かつ保温は、感温素子16が所定温度以
上か否かにより、制御回路17がサイリスタ15をON,OFF制
御することによって行なっていた。
っていた。すなわち、交流電源11に容器内の液体を加熱
する湯沸し用発熱体12を接続し、かつこの湯沸し用発熱
体12はリレー13により通電制御されるもので、このリレ
ー13は、リレー接点13aと、リレーコイル13bにより構成
されている。保温用発熱体14はサイリスタ15により通電
制御され、また前記容器内の液体の温度は感温素子16に
より検知される。前記リレーコイル13bおよびサイリス
タ15は制御回路17により制御されるもので、湯沸し時に
おいては、リレー接点13aが閉じて湯沸し用発熱体12へ
の通電を行ない、かつ保温は、感温素子16が所定温度以
上か否かにより、制御回路17がサイリスタ15をON,OFF制
御することによって行なっていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成では、湯沸し用
発熱体12と保温用発熱体14の両方が必要であるため、コ
ストがかかるとともに、湯沸し用発熱体12と保温用発熱
体14の消費電力が約1桁異なり、そして少量でも沸して
保温できるように容器の底部に両方の発熱体12,14を設
ける場合には、発熱体の構成が複雑になるとともに、ス
ペースがないため、保温用発熱体14の線径が細くなって
切れやすく、かつ巻きにくい等の問題点があった。
発熱体12と保温用発熱体14の両方が必要であるため、コ
ストがかかるとともに、湯沸し用発熱体12と保温用発熱
体14の消費電力が約1桁異なり、そして少量でも沸して
保温できるように容器の底部に両方の発熱体12,14を設
ける場合には、発熱体の構成が複雑になるとともに、ス
ペースがないため、保温用発熱体14の線径が細くなって
切れやすく、かつ巻きにくい等の問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決した電気湯沸し器を
提供することを目的とするものである。
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の電気湯沸し器
は、容器内の液体を加熱する発熱体と、この発熱体の通
電制御を行なうリレー接点と、このリレー接点に並列接
続され、かつ前記発熱体の通電制御を行なうサイリスタ
と過電流防止素子を直列に接続した直列回路と、前記リ
レー接点の開閉制御を行なうリレーコイルと、前記容器
内の液体の温度を検知する感温素子と、湯沸し中は前記
リレーコイルにON信号を出力し、かつ保温中は前記感温
素子の温度が所定値以上であればOFFし、所定値未満で
あれば前記サイリスタが所定の比率でON,OFFを繰り返す
ように点弧信号を前記サイリスタに出力する制御回路と
により構成し、前記サイリスタが接続連続したときには
前記過電流防止素子により通電を防止することを特徴と
する電気湯沸し器とする。
は、容器内の液体を加熱する発熱体と、この発熱体の通
電制御を行なうリレー接点と、このリレー接点に並列接
続され、かつ前記発熱体の通電制御を行なうサイリスタ
と過電流防止素子を直列に接続した直列回路と、前記リ
レー接点の開閉制御を行なうリレーコイルと、前記容器
内の液体の温度を検知する感温素子と、湯沸し中は前記
リレーコイルにON信号を出力し、かつ保温中は前記感温
素子の温度が所定値以上であればOFFし、所定値未満で
あれば前記サイリスタが所定の比率でON,OFFを繰り返す
ように点弧信号を前記サイリスタに出力する制御回路と
により構成し、前記サイリスタが接続連続したときには
前記過電流防止素子により通電を防止することを特徴と
する電気湯沸し器とする。
作用 本発明の電気湯沸し器は、上記した構成とすることに
より、湯沸しと保温を1個の発熱体で行なうことができ
るため、発熱体の構成が簡単になってその信頼性が向上
するとともに、コスト的にも安価に得ることができる。
より、湯沸しと保温を1個の発熱体で行なうことができ
るため、発熱体の構成が簡単になってその信頼性が向上
するとともに、コスト的にも安価に得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図にもとづいて説明す
る。第1図において、交流電源1には容器内の液体を加
熱する発熱体2(ここでは700Wとする)を接続してい
る。また前記発熱体2はリレー3により通電制御される
もので、このリレー3は、リレー接点3aとリレーコイル
3bより構成されている。また前記発熱体2を通電制御す
るサイリスタ4には過電流防止素子5(ここでは2Aの電
流ヒューズで構成している)が直列に接続されて直並回
路を構成し、この直列回路は前記リレー3のリレー接点
3aに並列接続されている。前記容器内の液体の温度は感
温素子6により検知される。また制御回路7は湯沸し中
は前記リレーコイル3bにON信号を出力し、かつ保温中は
前記感温素子6の温度が所定値(ここでは95℃とする)
以上であればOFFし、所定値未満であれば、所定の比例
(ここでは交流電流1の1周期ON,9周期OFFとする)でO
N,OFFを繰り返すようにサイリスタ4に点弧信号を出力
するものである。
る。第1図において、交流電源1には容器内の液体を加
熱する発熱体2(ここでは700Wとする)を接続してい
る。また前記発熱体2はリレー3により通電制御される
もので、このリレー3は、リレー接点3aとリレーコイル
3bより構成されている。また前記発熱体2を通電制御す
るサイリスタ4には過電流防止素子5(ここでは2Aの電
流ヒューズで構成している)が直列に接続されて直並回
路を構成し、この直列回路は前記リレー3のリレー接点
3aに並列接続されている。前記容器内の液体の温度は感
温素子6により検知される。また制御回路7は湯沸し中
は前記リレーコイル3bにON信号を出力し、かつ保温中は
前記感温素子6の温度が所定値(ここでは95℃とする)
以上であればOFFし、所定値未満であれば、所定の比例
(ここでは交流電流1の1周期ON,9周期OFFとする)でO
N,OFFを繰り返すようにサイリスタ4に点弧信号を出力
するものである。
上記一実施例の回路構成において、次にその動作を説
明する。まず湯沸し時においては、制御回路7のON信号
によりリレーコイル3bがONし、これにより、リレー接点
3aが閉じて発熱体2が発熱し、700Wで湯沸しを行なう。
一方、保温になると、リレー接点3aは開き、そして感温
素子6が検知した容器内の液体の温度が95℃以上であれ
ば、サイリスタ4もOFFしているが、95℃未満であれ
ば、制御回路7は抵抗8を通じてサイリスタ4に、サイ
リスタ4が交流電源1の1周期ON,9周期OFFとなるよう
に電源に同期した点弧信号を出力するもので、これによ
り、発熱体2は70W(700Wの10%)で容器内の液体を加
熱し、保温を行なう。また、制御回路の故障、ノイズに
よる誤動作等でサイリスタ4が連続通電になった場合
は、サイリスタ4に通常の10倍の電流が流れ、サイリス
タ4が異常発熱して火災等を起こす危険があるが、この
場合、電流ヒューズよりなる過電流防止素子5によりサ
イリスタ4の通電を停止するように構成している。
明する。まず湯沸し時においては、制御回路7のON信号
によりリレーコイル3bがONし、これにより、リレー接点
3aが閉じて発熱体2が発熱し、700Wで湯沸しを行なう。
一方、保温になると、リレー接点3aは開き、そして感温
素子6が検知した容器内の液体の温度が95℃以上であれ
ば、サイリスタ4もOFFしているが、95℃未満であれ
ば、制御回路7は抵抗8を通じてサイリスタ4に、サイ
リスタ4が交流電源1の1周期ON,9周期OFFとなるよう
に電源に同期した点弧信号を出力するもので、これによ
り、発熱体2は70W(700Wの10%)で容器内の液体を加
熱し、保温を行なう。また、制御回路の故障、ノイズに
よる誤動作等でサイリスタ4が連続通電になった場合
は、サイリスタ4に通常の10倍の電流が流れ、サイリス
タ4が異常発熱して火災等を起こす危険があるが、この
場合、電流ヒューズよりなる過電流防止素子5によりサ
イリスタ4の通電を停止するように構成している。
なお、本実施例では過電流防止素子5を電流ヒューズ
で構成したが、難燃性抵抗,ヒューズ抵抗器などで構成
してもよいものである。
で構成したが、難燃性抵抗,ヒューズ抵抗器などで構成
してもよいものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、1個の発熱体を使用し、湯沸し中はリレー接点によ
り前記発熱体に連続通電して湯沸しを行ない、かつ保温
中はサイリスタで前記発熱体に断続通電して保温を行な
うようにしているため、発熱体の構成が簡単になって、
その信頼性を向上させることができるとともに、コスト
的にも安価に得ることができる。
ば、1個の発熱体を使用し、湯沸し中はリレー接点によ
り前記発熱体に連続通電して湯沸しを行ない、かつ保温
中はサイリスタで前記発熱体に断続通電して保温を行な
うようにしているため、発熱体の構成が簡単になって、
その信頼性を向上させることができるとともに、コスト
的にも安価に得ることができる。
また、サイリスタの通電電流は瞬間的には大きいが、
実効値は小さいため、従来構成と同程度のサイリスタを
使用でき、実用性にすぐれているものである。さらにサ
イリスタに大電流が流れて異常に発熱した場合には、過
電流防止素子によりサイリスタへの通電を停止すること
ができるため、安全性の面でもすぐれているものであ
る。
実効値は小さいため、従来構成と同程度のサイリスタを
使用でき、実用性にすぐれているものである。さらにサ
イリスタに大電流が流れて異常に発熱した場合には、過
電流防止素子によりサイリスタへの通電を停止すること
ができるため、安全性の面でもすぐれているものであ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す電気湯沸し器の回路
図、第2図は従来の電気湯沸し器の回路図である。 2……発熱体、3a……リレー接点、3b……リレーコイ
ル、4……サイリスタ、5……過電流防止素子、6……
感温素子、7……制御回路。
図、第2図は従来の電気湯沸し器の回路図である。 2……発熱体、3a……リレー接点、3b……リレーコイ
ル、4……サイリスタ、5……過電流防止素子、6……
感温素子、7……制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】容器内の液体を加熱する発熱体と、この発
熱体の通電制御を行なうリレー接点と、このリレー接点
に並列接続され、かつ前記発熱体の通電制御を行なうサ
イリスタと過電流防止素子を直列に接続した直列回路
と、前記リレー接点の開閉制御を行なうリレーコイル
と、前記容器内の液体の温度を検知する感温素子と、湯
沸し中は前記リレーコイルにON信号を出力し、かつ保温
中は前記感温素子の温度が所定値以上であればOFFし、
所定値未満であれば前記サイリスタが所定の比率でON,O
FFを繰り返すように点弧信号を前記サイリスタに出力す
る制御回路とにより構成し、前記サイリスタが接続連続
したときには前記過電流防止素子により通電を防止する
ことを特徴とする電気湯沸し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298667A JP2605843B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 電気湯沸し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298667A JP2605843B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 電気湯沸し器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144019A JPH02144019A (ja) | 1990-06-01 |
JP2605843B2 true JP2605843B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=17862709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63298667A Expired - Fee Related JP2605843B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 電気湯沸し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605843B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56114019A (en) * | 1980-02-13 | 1981-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Temperature controlling circuit |
JPS60142821A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | タイガー魔法瓶株式会社 | 沸湯型電気ポツト |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63298667A patent/JP2605843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
日本電気株式会社整流器事業部編「NEC整流器ハンドブック」(昭49年12月発行)P.98 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144019A (ja) | 1990-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |