JP2604284Y2 - 塗布具収容部付きチューブ容器 - Google Patents
塗布具収容部付きチューブ容器Info
- Publication number
- JP2604284Y2 JP2604284Y2 JP1993041291U JP4129193U JP2604284Y2 JP 2604284 Y2 JP2604284 Y2 JP 2604284Y2 JP 1993041291 U JP1993041291 U JP 1993041291U JP 4129193 U JP4129193 U JP 4129193U JP 2604284 Y2 JP2604284 Y2 JP 2604284Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contents
- applicator
- shoulder
- container
- tube
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- Expired - Lifetime
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- Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、化粧料やワッ
クス等の半固形状の内容物と内容物を塗布するための塗
布具、例えば、パフ等の両方を収容しうる塗布具収容部
付きチューブ容器に関する。
クス等の半固形状の内容物と内容物を塗布するための塗
布具、例えば、パフ等の両方を収容しうる塗布具収容部
付きチューブ容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】チューブ容器は、（イ）携帯に便利であ
る、（ロ）容器内に収容された内容物を手を汚さずに使
用することができる、等の種々の利点を有する。そし
て、特定部分に内容物を吐出させやすいことから、練り
歯磨き等の収容容器として広く使用されている。
る、（ロ）容器内に収容された内容物を手を汚さずに使
用することができる、等の種々の利点を有する。そし
て、特定部分に内容物を吐出させやすいことから、練り
歯磨き等の収容容器として広く使用されている。
【０００３】ところで、使い方によってはチューブ容器
から吐出した内容物を塗布具などで塗布して使用するの
が便利な場合がある。このような場合、内容物を塗布す
るための塗布具をチューブ容器と共に備えておく必要が
ある。このような必要性から、塗布具を収容可能な塗布
具収容部をチューブ本体の内容物収容部に隣接させ、両
収容部の底部を一体にシールした合成樹脂製の塗布具収
容部付きチューブ容器（実開昭６３−１２６２５５号公
報）が知られていた。
から吐出した内容物を塗布具などで塗布して使用するの
が便利な場合がある。このような場合、内容物を塗布す
るための塗布具をチューブ容器と共に備えておく必要が
ある。このような必要性から、塗布具を収容可能な塗布
具収容部をチューブ本体の内容物収容部に隣接させ、両
収容部の底部を一体にシールした合成樹脂製の塗布具収
容部付きチューブ容器（実開昭６３−１２６２５５号公
報）が知られていた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記チュー
ブ容器は、収容部となる２つの空間を一端でシールする
ため、このシールは最低でも３枚の合成樹脂シートをシ
ールすることに等しく、場合によってはチューブ容器の
底部シール部におけるシール強度の不足を引き起こし、
底部シール部のシール不良率が高くなるなどの問題があ
った。本考案は前記事項に鑑みてなされたものであり、
使用時の便宜性が高く、塗布具の保管、携帯に便利で、
かつチューブ本体の底部シール部の不良率を低減するチ
ューブ容器を提供することを目的とする。
ブ容器は、収容部となる２つの空間を一端でシールする
ため、このシールは最低でも３枚の合成樹脂シートをシ
ールすることに等しく、場合によってはチューブ容器の
底部シール部におけるシール強度の不足を引き起こし、
底部シール部のシール不良率が高くなるなどの問題があ
った。本考案は前記事項に鑑みてなされたものであり、
使用時の便宜性が高く、塗布具の保管、携帯に便利で、
かつチューブ本体の底部シール部の不良率を低減するチ
ューブ容器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決する手段】本考案はチューブ本体とそれに
隣接する塗布具収容部を有する塗布具収容部付きチュー
ブ容器であり、前記課題を解決するために以下のような
構成とした。
隣接する塗布具収容部を有する塗布具収容部付きチュー
ブ容器であり、前記課題を解決するために以下のような
構成とした。
【０００６】すなわち本考案の塗布具収容部付きチュー
ブ容器は、チューブ本体１と包囲体１３とを備え、この
チューブ本体１は、可撓性のある材質で筒状に形成さ
れ、内容物８を収容する内容物収容部３と、この内容物
収容部３の先端を閉塞する肩部１１と、この肩部１１に
設けられ前記内容物８を注出する注出口４と、前記チュ
ーブ本体１の基端を閉塞する底部シール部５とを有し、
前記包囲体１３は、内容物収容部３の内包し、一端が前
記肩部１１の外周面に接合し、他端は開口端であると共
に前記底部シール部５よりも肩部１１側に位置し、内容
物収容部３との間に塗布具収容部２となる空間が形成さ
れる筒体であり、前記チューブ本体１の底部シール部５
が、前記包囲体１３の開口端から突出していることを特
徴とする。なお、包囲体１３の軸方向を横断する断面の
形状は特に限定されず、チューブ本体１の肩部１１の形
状によって適宜選択するとよい。
ブ容器は、チューブ本体１と包囲体１３とを備え、この
チューブ本体１は、可撓性のある材質で筒状に形成さ
れ、内容物８を収容する内容物収容部３と、この内容物
収容部３の先端を閉塞する肩部１１と、この肩部１１に
設けられ前記内容物８を注出する注出口４と、前記チュ
ーブ本体１の基端を閉塞する底部シール部５とを有し、
前記包囲体１３は、内容物収容部３の内包し、一端が前
記肩部１１の外周面に接合し、他端は開口端であると共
に前記底部シール部５よりも肩部１１側に位置し、内容
物収容部３との間に塗布具収容部２となる空間が形成さ
れる筒体であり、前記チューブ本体１の底部シール部５
が、前記包囲体１３の開口端から突出していることを特
徴とする。なお、包囲体１３の軸方向を横断する断面の
形状は特に限定されず、チューブ本体１の肩部１１の形
状によって適宜選択するとよい。
【０００７】
【作用】内容物８は、内容物収容部３に収容される。そ
して、塗布具９は、包囲体１３の他端である開口端から
塗布具収容部２に収容される。チューブ本体１の底部シ
ール部５は、包囲体１３の開口端から突出しているた
め、底部シール部５を形成するのが容易である。また、
包囲体１３の開口端から突出する底部シール部５及びそ
れに連なる内容物収容部３の外周面は、塗布具９を塗布
具収容部２に収容する際のガイドとして機能する。
して、塗布具９は、包囲体１３の他端である開口端から
塗布具収容部２に収容される。チューブ本体１の底部シ
ール部５は、包囲体１３の開口端から突出しているた
め、底部シール部５を形成するのが容易である。また、
包囲体１３の開口端から突出する底部シール部５及びそ
れに連なる内容物収容部３の外周面は、塗布具９を塗布
具収容部２に収容する際のガイドとして機能する。
【０００８】
【実施例】本考案の実施例を図に基づいて説明する。図
１において、チューブ本体１は、全体が柔軟性のある合
成樹脂により筒状に形成されている。なお、このチュー
ブ本体１は、単一の合成樹脂によるものだけでなく、例
えばアルミ箔の両面にポリエチレンシートを貼着させた
ような積層型のものとしてもよい。
１において、チューブ本体１は、全体が柔軟性のある合
成樹脂により筒状に形成されている。なお、このチュー
ブ本体１は、単一の合成樹脂によるものだけでなく、例
えばアルミ箔の両面にポリエチレンシートを貼着させた
ような積層型のものとしてもよい。
【０００９】このチューブ本体１は、可撓性のある材質
で筒状に形成され、内部を内容物８を収容する内容物収
容部３と、この内容物収容部３の先端を閉塞する肩部１
１と、この肩部１１に設けられ前記内容物８を注出する
注出口４と、前記チューブ本体１の基端を閉塞する底部
シール部５とを有している。 肩部１１には、前記内容物
８を注出する注出口４が設けられている。また、この肩
部１１は、平面からみて円形に形成されている。なお、
肩部１１はだ円形状に形成してもよい。
で筒状に形成され、内部を内容物８を収容する内容物収
容部３と、この内容物収容部３の先端を閉塞する肩部１
１と、この肩部１１に設けられ前記内容物８を注出する
注出口４と、前記チューブ本体１の基端を閉塞する底部
シール部５とを有している。 肩部１１には、前記内容物
８を注出する注出口４が設けられている。また、この肩
部１１は、平面からみて円形に形成されている。なお、
肩部１１はだ円形状に形成してもよい。
【００１０】前記注出口４の外周には、雄螺子１２が形
成されている。そして、この雄螺子１２を介してキャッ
プ１０が螺着される。なお、注出口４の外周に凸部を設
けるとともにキャップ１０の内周に凹部を設けて単なる
凹凸嵌合とし、キャップ１０は注出口４にワンタッチ式
に着脱できるようにしてもよい。前記チューブ本体１に
は、内容物収容部３を内包する包囲体１３が設けられて
いる。この包囲体１３の一端は、前記肩部１１の外周部
に接合している。また、この包囲体１３の他端は、開口
端となっていると共に、底部シール部５よりも肩部１１
側に位置している。そして、この包囲体１３は、軸方向
を横断する断面が円状をなしている。また、前記チュー
ブ本体１は、軸方向を横断する断面が略半円形状をな
し、直線部と弧状部とを有している。さらに、このチュ
ーブ本体１の弧状部は、包囲体１３に当接するようにな
っている。従って、チューブ本体１と包囲体１３とに挟
まれた空間は、軸方向を横断する断面が略半円状をなし
ている。そして、この空間は塗布具９を収容する塗布具
収容部２にされている。
成されている。そして、この雄螺子１２を介してキャッ
プ１０が螺着される。なお、注出口４の外周に凸部を設
けるとともにキャップ１０の内周に凹部を設けて単なる
凹凸嵌合とし、キャップ１０は注出口４にワンタッチ式
に着脱できるようにしてもよい。前記チューブ本体１に
は、内容物収容部３を内包する包囲体１３が設けられて
いる。この包囲体１３の一端は、前記肩部１１の外周部
に接合している。また、この包囲体１３の他端は、開口
端となっていると共に、底部シール部５よりも肩部１１
側に位置している。そして、この包囲体１３は、軸方向
を横断する断面が円状をなしている。また、前記チュー
ブ本体１は、軸方向を横断する断面が略半円形状をな
し、直線部と弧状部とを有している。さらに、このチュ
ーブ本体１の弧状部は、包囲体１３に当接するようにな
っている。従って、チューブ本体１と包囲体１３とに挟
まれた空間は、軸方向を横断する断面が略半円状をなし
ている。そして、この空間は塗布具９を収容する塗布具
収容部２にされている。
【００１１】また、前記チューブ本体１の基端は、包囲
体１３の開口端から突出している。そして、内容物収容
部３に内容物を充填した後、この突出部分を例えば超音
波シーム装置のホーンとアンビルとで挟持して、底部シ
ール部５を形成する。
体１３の開口端から突出している。そして、内容物収容
部３に内容物を充填した後、この突出部分を例えば超音
波シーム装置のホーンとアンビルとで挟持して、底部シ
ール部５を形成する。
【００１２】塗布具９を取り出すには、チューブ容器を
下向きして容器全体を数回左右に振るようにする。ま
た、チューブ容器が可撓性を有することを利用して、包
囲体１３の外側から塗布具９が基端方向に向かって移動
するように指で押し出してもよい。さらに、チューブ容
器の軸方向の長さが指の長さよりも短い場合には、直接
指を塗布具収容部２に挿入し、塗布具９をつまみ出すよ
うにしてもよい。
下向きして容器全体を数回左右に振るようにする。ま
た、チューブ容器が可撓性を有することを利用して、包
囲体１３の外側から塗布具９が基端方向に向かって移動
するように指で押し出してもよい。さらに、チューブ容
器の軸方向の長さが指の長さよりも短い場合には、直接
指を塗布具収容部２に挿入し、塗布具９をつまみ出すよ
うにしてもよい。
【００１３】塗布具９を保管するには、チューブ本体１
の基端が包囲体１３から突出させてあることを利用し
て、塗布具９を内容物収容部３の外周面にガイドさせな
がら塗布具収容部２に収容させればよい。また、チュー
ブ本体１の基端が包囲体１３から突出していることか
ら、チューブ本体１の基端のみをシールして底部シール
部５を形成することが容易であり、この底部シール部５
は、２枚の合成樹脂シートをシールするのに等しいこと
から十分なシール強度を有する。
の基端が包囲体１３から突出させてあることを利用し
て、塗布具９を内容物収容部３の外周面にガイドさせな
がら塗布具収容部２に収容させればよい。また、チュー
ブ本体１の基端が包囲体１３から突出していることか
ら、チューブ本体１の基端のみをシールして底部シール
部５を形成することが容易であり、この底部シール部５
は、２枚の合成樹脂シートをシールするのに等しいこと
から十分なシール強度を有する。
【００１４】
【考案の効果】本考案によれば、チューブ本体とチュー
ブ本体の内容物収容部を内包する包囲体とによって塗布
具収容部を設けたため、従来のように内容物と塗布具を
別々に管理しなければならない面倒さがない。また、チ
ューブ本体の基端が包囲体から突出しているため容易に
底部シール部を形成でき、かつこの底部シール部は十分
なシール強度を有するので、シール強度の不足に起因す
るシール不良率が低減する。そして、底部シール部及び
それに連なる内容物収容部の外周面は、塗布具を塗布具
収容部に収容する際のガイドとして機能する。従って、
使用時の便宜性が高く、塗布具の保管、携帯に便利で、
かつチューブ本体の底部シール部の不良率を低減するチ
ューブ容器を得ることが可能になる。
ブ本体の内容物収容部を内包する包囲体とによって塗布
具収容部を設けたため、従来のように内容物と塗布具を
別々に管理しなければならない面倒さがない。また、チ
ューブ本体の基端が包囲体から突出しているため容易に
底部シール部を形成でき、かつこの底部シール部は十分
なシール強度を有するので、シール強度の不足に起因す
るシール不良率が低減する。そして、底部シール部及び
それに連なる内容物収容部の外周面は、塗布具を塗布具
収容部に収容する際のガイドとして機能する。従って、
使用時の便宜性が高く、塗布具の保管、携帯に便利で、
かつチューブ本体の底部シール部の不良率を低減するチ
ューブ容器を得ることが可能になる。
【図１】本考案の実施例の斜視図
【図２】本考案の実施例の断面図
【図３】図２のＸ―Ｘ’線の断面図
１ チューブ本体 ２ 塗布具収容部 ３ 内容物収容部 ４ 注出口 ５ 底部シール部 ８ 内容物 ９ 塗布具 １０ キャップ １２ 雄螺子 １３ 包囲体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 35/00 - 35/42 B65D 35/56 A45D 40/00,40/18
Claims (1)
- 【請求項１】 チューブ本体（１）と包囲体（１３）と
を備え、このチューブ本体（１）は、 可撓性のある材質で筒状に形成され、内容物（８）を収
容する内容物収容部（３）と、 この内容物収容部（３）の先端を閉塞する肩部（１１）
と、 この肩部（１１）に設けられ前記内容物（８）を注出す
る注出口（４）と、 前記チューブ本体（１）の基端を閉塞する底部シール部
（５）、 とを有し、 前記包囲体（１３）は、 内容物収容部（３）を内包し、一端が前記肩部（１１）
の外周面に接合し、他端は開口端であると共に前記底部
シール部（５）よりも肩部（１１）側に位置し、内容物
収容部（３）との間に塗布具収容部（２）となる空間が
形成される筒体であり、 前記チューブ本体（１）の底部シール部（５）が、前記
包囲体（１３）の開口端から突出していることを特徴と
する塗布具収容部付きチューブ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993041291U JP2604284Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 塗布具収容部付きチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993041291U JP2604284Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 塗布具収容部付きチューブ容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076152U JPH076152U (ja) | 1995-01-27 |
| JP2604284Y2 true JP2604284Y2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=12604352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993041291U Expired - Lifetime JP2604284Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 塗布具収容部付きチューブ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604284Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993041291U patent/JP2604284Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH076152U (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 9 |
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