JP2605232Y2 - チューブ容器 - Google Patents
チューブ容器Info
- Publication number
- JP2605232Y2 JP2605232Y2 JP1993070111U JP7011193U JP2605232Y2 JP 2605232 Y2 JP2605232 Y2 JP 2605232Y2 JP 1993070111 U JP1993070111 U JP 1993070111U JP 7011193 U JP7011193 U JP 7011193U JP 2605232 Y2 JP2605232 Y2 JP 2605232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoulder
- frame
- mouthpiece
- tube container
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、化粧料あるい
は練り歯磨き等を収容した可撓性のあるチューブ容器に
関する。
は練り歯磨き等を収容した可撓性のあるチューブ容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、練り歯磨き等を収容するチュー
ブ容器としては図4に示すものが知られている。
ブ容器としては図4に示すものが知られている。
【0003】通常このようなチューブ容器50にあって
は、合成樹脂で形成した胴部51の一端を底部(図示せ
ず)としてシームし、他端に肩部52を設け、肩部52
から注出用の口筒部53が立設している。このようなチ
ューブ容器50から内容物を取り出すには、胴部51を
押圧して内容物を押し出す。
は、合成樹脂で形成した胴部51の一端を底部(図示せ
ず)としてシームし、他端に肩部52を設け、肩部52
から注出用の口筒部53が立設している。このようなチ
ューブ容器50から内容物を取り出すには、胴部51を
押圧して内容物を押し出す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のチューブ容器50では、図5に示すように内容物を
ほとんど出し終わった時点において、内容物が肩部52
の近傍に残留してしまい、これを取り出すことは容易で
はない。すなわち、肩部52は通常円錐状に広がってお
り、これを潰すことはいかに可撓性のある材質で肩部5
2が形成されているといっても、強度的に不可能だから
である。
来のチューブ容器50では、図5に示すように内容物を
ほとんど出し終わった時点において、内容物が肩部52
の近傍に残留してしまい、これを取り出すことは容易で
はない。すなわち、肩部52は通常円錐状に広がってお
り、これを潰すことはいかに可撓性のある材質で肩部5
2が形成されているといっても、強度的に不可能だから
である。
【0005】本考案はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、肩部周辺に残留した内容物
をも注出することができるチューブ容器を提供すること
を目的とする。
鑑みてなされたものであり、肩部周辺に残留した内容物
をも注出することができるチューブ容器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。可撓性のある材質
で筒状に形成され内部が内容物を収容する収容部にされ
たチューブ本体と、このチューブ本体の先端に連なる肩
部と、この肩部の中央から突出し先端に注出口が開口し
た口筒部とを有するチューブ容器において、前記肩部を
フレーム部とシート部で構成し、前記フレーム部は、当
該肩部の周縁部に配される環状部と、この環状部と前記
口筒部の基部とを連接する橋絡部とを有していて、前記
環状部と橋絡部と口筒部との間が開口しており、前記シ
ート部は前記フレームより柔軟性に富み、このシート部
をフレームに接合して前記開口を閉塞せしめた。
するために、以下の構成を採用した。可撓性のある材質
で筒状に形成され内部が内容物を収容する収容部にされ
たチューブ本体と、このチューブ本体の先端に連なる肩
部と、この肩部の中央から突出し先端に注出口が開口し
た口筒部とを有するチューブ容器において、前記肩部を
フレーム部とシート部で構成し、前記フレーム部は、当
該肩部の周縁部に配される環状部と、この環状部と前記
口筒部の基部とを連接する橋絡部とを有していて、前記
環状部と橋絡部と口筒部との間が開口しており、前記シ
ート部は前記フレームより柔軟性に富み、このシート部
をフレームに接合して前記開口を閉塞せしめた。
【0007】チューブ本体の横断面形状及び肩部の平面
形状は円形でも楕円形でもよい。橋絡部は口筒部を間に
挟んだ各側に1本ずつ設けてもよいし、複数本ずつ設け
てもよい。
形状は円形でも楕円形でもよい。橋絡部は口筒部を間に
挟んだ各側に1本ずつ設けてもよいし、複数本ずつ設け
てもよい。
【0008】
【作用】内容物が残り少なくなった時には、橋絡部に対
して交差する方向から肩部に力を加え、環状部と橋絡部
との連接部分を中心にしてフレーム部を内方へと折り曲
げる。これにより、肩部内に残留する内容物を注出する
ことができる。
して交差する方向から肩部に力を加え、環状部と橋絡部
との連接部分を中心にしてフレーム部を内方へと折り曲
げる。これにより、肩部内に残留する内容物を注出する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1から図3の図面
に基いて説明する。尚、この実施例は内容物としての化
粧料を収容するチューブ容器としての態様である。
に基いて説明する。尚、この実施例は内容物としての化
粧料を収容するチューブ容器としての態様である。
【0010】図1は本考案の一実施例におけるチューブ
容器の分解斜視図、図2は同平面図、図3は同縦断面図
(図2のI−I断面図)である。チューブ容器1は、底
部がシームされた横断面楕円形の筒状のチューブ本体2
と、このチューブ本体2に連なる肩部3と、この肩部3
の中央から外方へ突出する口筒部4とから構成されてお
り、チューブ容器1内は化粧料を収容する収容部5にな
っている。
容器の分解斜視図、図2は同平面図、図3は同縦断面図
(図2のI−I断面図)である。チューブ容器1は、底
部がシームされた横断面楕円形の筒状のチューブ本体2
と、このチューブ本体2に連なる肩部3と、この肩部3
の中央から外方へ突出する口筒部4とから構成されてお
り、チューブ容器1内は化粧料を収容する収容部5にな
っている。
【0011】口筒部4の外周面には雄ねじ9が形成され
ており、ここにキャップ(図示せず)が螺合可能になっ
ている。又、口筒部4の先端には注出口6が開口してい
る。チューブ本体2は熱可塑性樹脂からなり薄肉で柔軟
性を有している。
ており、ここにキャップ(図示せず)が螺合可能になっ
ている。又、口筒部4の先端には注出口6が開口してい
る。チューブ本体2は熱可塑性樹脂からなり薄肉で柔軟
性を有している。
【0012】肩部3は、前記チューブ本体2よりも厚肉
でやや硬質な熱可塑性樹脂からなるフレーム部7と、薄
肉で柔軟性を有するアルミニウム製のシート部8とから
構成されている。尚、この実施例においては、フレーム
部7と口筒部4とが一体に形成され、一部品になってい
る。
でやや硬質な熱可塑性樹脂からなるフレーム部7と、薄
肉で柔軟性を有するアルミニウム製のシート部8とから
構成されている。尚、この実施例においては、フレーム
部7と口筒部4とが一体に形成され、一部品になってい
る。
【0013】前記フレーム部7は楕円形の環状部7a
と、この環状部7aの長軸に沿って設けられ環状部7a
と口筒部4の基部とを連接する帯状の橋絡部7bとから
なり、環状部7aと橋絡部7bと口筒部4との間が開口
7c,7cとして開いている。環状部7aの幅寸法は橋
絡部7bの幅寸法よりも細くなっている。
と、この環状部7aの長軸に沿って設けられ環状部7a
と口筒部4の基部とを連接する帯状の橋絡部7bとから
なり、環状部7aと橋絡部7bと口筒部4との間が開口
7c,7cとして開いている。環状部7aの幅寸法は橋
絡部7bの幅寸法よりも細くなっている。
【0014】このフレーム部7の裏面にシート部8が接
合され、このシート部8によって開口7c,7cはシー
ル状態に塞がれ、シール部8の中央に設けた貫通孔8a
が口筒部4内を介して注出口6に連なっている。
合され、このシート部8によって開口7c,7cはシー
ル状態に塞がれ、シール部8の中央に設けた貫通孔8a
が口筒部4内を介して注出口6に連なっている。
【0015】前記環状部7aの上面周縁に前記チューブ
本体2の開口側周縁部が接合されている。このチューブ
容器1においては、収容部5内の化粧料が残り少なくな
った時に、肩部3における短軸方向の両側から力Fを加
えて(図2参照)、フレーム7の環状部7aと橋絡部7
bとの連接部7dを中心として、フレーム7を内方へ折
り曲げる。これにより、肩部3の周辺に残留する化粧料
を注出することができる。
本体2の開口側周縁部が接合されている。このチューブ
容器1においては、収容部5内の化粧料が残り少なくな
った時に、肩部3における短軸方向の両側から力Fを加
えて(図2参照)、フレーム7の環状部7aと橋絡部7
bとの連接部7dを中心として、フレーム7を内方へ折
り曲げる。これにより、肩部3の周辺に残留する化粧料
を注出することができる。
【0016】尚、チューブ本体2は、アルミ箔の両面に
ポリエチレン等の樹脂を積層させた積層チューブで構成
してもよい。又、口筒部4とキャップとの連結構造は螺
合結合に限るものではなく、係合溝と係合突起による嵌
合結合であってもよい。
ポリエチレン等の樹脂を積層させた積層チューブで構成
してもよい。又、口筒部4とキャップとの連結構造は螺
合結合に限るものではなく、係合溝と係合突起による嵌
合結合であってもよい。
【0017】又、シート部8はアルミニウム製に限るも
のではなく、アルミニウムシートの両面を樹脂コーティ
ングした積層シート等、種々のものが採用可能である。
のではなく、アルミニウムシートの両面を樹脂コーティ
ングした積層シート等、種々のものが採用可能である。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
肩部をフレーム部とシート部で構成し、フレーム部に
は、当該肩部の周縁部に配される環状部と、この環状部
と口筒部の基部とを連接する橋絡部とを設けたので、肩
部を環状部と橋絡部の連接部から折り曲げることがで
き、その結果、肩部周辺に残留する内容物を注出するこ
とができるという優れた効果が奏される。
肩部をフレーム部とシート部で構成し、フレーム部に
は、当該肩部の周縁部に配される環状部と、この環状部
と口筒部の基部とを連接する橋絡部とを設けたので、肩
部を環状部と橋絡部の連接部から折り曲げることがで
き、その結果、肩部周辺に残留する内容物を注出するこ
とができるという優れた効果が奏される。
【図1】本考案の一実施例におけるチューブ容器の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】前記チューブ容器の平面図である。
【図3】前記チューブ容器の縦断面図であり、図2のI
−I断面図である。
−I断面図である。
【図4】従来のチューブ容器の外観斜視図である。
【図5】従来のチューブ容器において、内容物が少量に
なった状態を示す図である。
なった状態を示す図である。
【符号の説明】 1 チューブ容器 2 チューブ本体 3 肩部 4 口筒部 5 収容部 6 注出口 7 フレーム部 7a 環状部 7b 橋絡部 7c 開口 8 シート部
Claims (1)
- 【請求項1】 可撓性のある材質で筒状に形成され内部
が内容物を収容する収容部にされたチューブ本体と、こ
のチューブ本体の先端に連なる肩部と、この肩部の中央
から突出し先端に注出口が開口した口筒部とを有するチ
ューブ容器において、 前記肩部はフレーム部とシート部で構成され、前記フレ
ーム部は、当該肩部の周縁部に配される環状部と、この
環状部と前記口筒部の基部とを連接する橋絡部とを有し
ていて、前記環状部と橋絡部と口筒部との間が開口して
おり、前記シート部は前記フレームより柔軟性に富み、
このシート部がフレームに接合されて前記開口を閉塞し
ていることを特徴とするチューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070111U JP2605232Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | チューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070111U JP2605232Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | チューブ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737946U JPH0737946U (ja) | 1995-07-14 |
JP2605232Y2 true JP2605232Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=13422116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070111U Expired - Lifetime JP2605232Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | チューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605232Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102090429B1 (ko) * | 2019-10-30 | 2020-03-17 | 이경훈 | 형상 보존 및 파지력을 강화한 튜브 용기 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993070111U patent/JP2605232Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737946U (ja) | 1995-07-14 |
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