JP2603908Y2 - 車両用信号灯器 - Google Patents

車両用信号灯器

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JP2603908Y2
JP2603908Y2 JP1993018173U JP1817393U JP2603908Y2 JP 2603908 Y2 JP2603908 Y2 JP 2603908Y2 JP 1993018173 U JP1993018173 U JP 1993018173U JP 1817393 U JP1817393 U JP 1817393U JP 2603908 Y2 JP2603908 Y2 JP 2603908Y2
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佑郎 峰崎
英治 岡崎
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、1枚の信号灯レンズ及
びフードを装着すると共に1個のランプユニットを内蔵
した信号灯器を横形又は縦形に自由に組み合わせて配列
又は交換することができるように構成した車両用信号灯
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の3灯式横型の車両用信号灯は、図
10に示すように、細長い機筐51の前面に3個の開口
部を開設し、各開口部に赤色、黄色又は青色等の信号色
に発色する透光材料で形成した球面状の信号灯レンズ5
2,52,52を被着すると共に、各信号灯レンズ52
の前面上部を覆う半円筒形庇状のフード53から成るも
のであった。
【0003】上記車両用信号灯を構成する金属製の機筐
51は、従来より鉄板や鋼板をプレス加工により製造す
るものであるため、3灯式の車両用信号灯を製造すると
きはそれぞれ専用の金型を使用するものであった。従っ
て、例えば2灯式の車両用信号灯を製造するときは、3
灯式専用の金型とは別の2灯式専用の金型を使用するも
のであるため、信号灯の形状に応じてそれぞれ種々の金
型を必要とするものであった。また、上記車両用信号灯
では、信号灯レンズ52,52,52及びフード53,
53,53の各部品が一体として機筐51に装着されて
いるために、通行中の車両等がこの車両用信号灯の一部
を破損したときには、車両用信号灯全体を交換しなけれ
ばならなかった。
【0004】そこで、図11及び図12に示すように、
ランプユニット及び配線が収納される筐体61と、該筐
体61の開口部に着脱自在に嵌合することができる信号
灯レンズ62及びフード63が装着された蓋部64をヒ
ンジ65,65を介して構成した個々の車両用信号灯器
66を、その側面に連結用孔67及び配線挿通用孔68
を開設し、ボルトナット等の連結具69によって、車両
用信号灯器66と車両用信号灯器66それぞれを連結す
ることで車両用信号灯器本体と成すように構成した車両
用信号灯器が考案されている(実開昭64−43498
号参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記車両用信
号灯器66では、中央部の略四角形状の信号灯器66a
とこの中央部の信号灯器66aとは側面形状が異なる左
右両側用の信号灯器66b,66cを連結用孔67を介
在して連結したものであるため、1機の車両用信号灯器
を構成する場合には、3種類の信号灯器66a,66
b,66cが必要となり、各信号灯器66a,66b,
66cを製造するときは、3種類のプレス加工用の金型
を必要とするために製造コストは却って高騰するという
問題を有していた。
【0006】また、上記従来の信号灯器66では、ヒン
ジ65部分が筐体61上面に露出した構造であるため、
その部分から雨水が浸入し易く、また信号灯器66a,
66b,66c同士の側面が密着して連接されていない
ため、その連結部分から雨水が浸入するという問題も有
していた。
【0007】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、車両用信号灯器の形状を共通にして、同一形
状の複数の信号灯器を横方向又は縦方向に組み合わせて
自由に配列すると共に、車両用信号灯のデザインの自由
度を高めることができる車両用信号灯器を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る車両用信号灯器は、前枠を開閉自在に
構成した複数の機筐本体を着脱自在に連接し、かつ左右
両側に位置する各機筐本体の外側面に取付金具を固定し
て信号灯器本体を形成するように構成した車両用信号灯
器において、上記前枠が、略四角形状の枠体に信号灯レ
ンズを装着すると共に、表面側の開口窓の周囲に形成し
た複数の係合部に対して、フードの後端部を着脱自在に
固定し得るように構成したものであり、上記機筐本体
が、上記前枠を開閉自在に嵌合し得る開口部を開設する
と共に、ランプユニットを内蔵した筐体から成り、該筐
体の両側面に連結孔を開設し、該連結孔の周縁にパッキ
ン用の溝を形成すると共に連結締付具用の透孔を透設し
て成るものであることを要旨とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、車両用信号灯器を構成する
機筐本体はその両側面に開設した連結孔部分において着
脱自在に連接するように構成してあるため、複数個の信
号灯器を横形又は縦形に自由に組み合わせて配列するこ
とができ、両側に位置する各機筐本体の外側面に取付金
具を固定し、これを支柱に取り付けて車両用信号灯とし
て使用することができる。特に、各信号灯器のフード
、表面側の開口窓の周囲の係合部に着脱自在に固定し
得るように構成し、このフードの突設位置を前枠におけ
所望の位置に適宜変更することができるため、複数個
の信号灯器を横形又は縦形何れの配列も可能になり、信
号灯本来の信号灯レンズに対する車両運転者及び歩行者
の視認性を低下させることはない。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係る車両用信号灯器の実施例
を図面に従って説明する。図1乃至図4は、本考案に係
る車両用信号灯器の第一の実施例を示すものであり、信
号灯器1は、半円筒形状のフード2を突設した前枠3
と、この前枠3を開閉自在に嵌合し得る機筐本体4とか
ら成るものである。
【0011】前枠3は、正面視において略四角形状の枠
体であり、その中心に円形状の開口窓5を有し、該開口
窓5に赤色、黄色又は青色等の信号色に発色する透光材
料で形成した球面状の各色の信号灯レンズ6が抜け落ち
ないように該信号灯レンズ6の周縁6aが嵌合するよう
に内側から外側に向けて着脱自在に装着したものであ
る。また、前枠3の表面側の開口窓5の周囲に複数の係
合部7,7…を形成し、この係合部7,7…にフード2
の後端部2aを着脱自在に固定し得るように成ってい
る。而して、本考案に係る信号灯器1を横型の車両用信
号灯器としても、又は縦型のものにも実施できるように
前枠3に対するフード2の突設位置を信号灯の照射方向
を中心軸として約90度変更することができる。また、
前枠3裏面側の一端縁3aにヒンジ片8,8を突設する
と共に、同じくその反対側の前枠3の他端縁3bには係
合凹部9を形成してある。このヒンジ片8,8は後述す
る機筐本体4の開口部10の一端縁10aと開閉自在に
取り付けるものであり、同じく係合凹部9も機筐本体4
の係合固定具11に着脱自在に掛け止めるものである。
なお、これらのヒンジ片8及び係合凹部9は逆に機筐本
体4側に構成することも可能である。
【0012】機筐本体4は、上記前枠3をヒンジ片8,
8部分で開閉自在に嵌合し得る正面視において略四角形
状の開口部10を開設した略三角柱を横倒したような形
状を有する機筐であり、その内部にランプユニットを構
成する光源12を担持するソケット13及び反射鏡14
を具備して成るものである。なお、開口部10の周囲に
この開口部10と略同形状の溝15を形成し、この溝1
5には前枠3の裏面側に形成した略四角形状の凸条16
が嵌合密閉するようにして信号灯器1の防水性を高めて
いる。
【0013】また、この機筐本体4の両側面には連結用
の略長円形状の連結用孔17を透設し、該連結用孔17
の周縁にはパッキン18用の溝19を外面に形成してあ
る。20は、連結用孔17,17の連結部分に当接させ
る当て板であり、この当て板20には配線用の挿通孔
(図示していない)が透設してあるが、外側端に位置す
る信号灯器1の連結用孔17に被蓋する当て板20には
配線用挿通孔は透設していない。また、連結用孔17の
周縁に連結締付具用の透孔を透設することができる。
【0014】図5乃至図7は、本考案に係る車両用信号
灯器3個を連接すると共に、外側面に支柱取り付け用の
取付金具を装着した状態を示すものである。同一形状に
なる本考案に係る3個の信号灯器1,1,1を用いれ
ば、例えば3灯横型の車両用信号灯器Aに構成すること
ができる。但し、各信号灯器1の前面には赤色、黄色又
は青色等の各色の信号灯レンズ2,2,2を装着すると
共に、更に信号灯器1内の光源12に接続する配線を端
子板に結集接続し、これらを連結用孔17,17部分の
横方向に連接すると共に、かつ外側に位置する信号灯器
1,1の外側面の連結用孔17,17には当て板20,
20を被蓋し、外側の当て板20には機筐本体側取付金
具24,24をネジ25等により取り付け、該機筐本体
側取付金具24,24に固着したアーム側取付金具2
6,26には2本の支持アーム27,27の先端部分を
着脱自在に固定し、これらの支持アーム27,27は道
路の交差点などに植立した支柱(図示していない)の上
部に固定して車両用信号灯として使用することができ
る。28は、取付金具24を被蓋して雨水の進入を阻止
すると共に、デザイン性の向上を図るために、信号灯器
1側面に取り付けた皿状のカバーである。
【0015】図8及び図9は、本考案に係る車両用信号
灯器の第二の実施例を示すものであり、第二の実施例に
おける前枠31は、正面視において略四角形状をした枠
体の上下辺の両角部分を円弧形状に形成し、信号灯の意
匠性を更に高めたものである。なお、本考案における信
号灯器は自由に配列組合せが可能な形状であれば、この
第二の実施例及び上述した第一の実施例の形状に限定さ
れることなく自由な形状に変様することができることは
勿論である。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る車両用信号灯器は、以上の
ように構成したから、連結孔部分において着脱自在に連
接するように構成してあるため、複数個の信号灯器を横
形又は縦形に自由に組み合わせて配列することができ、
かつヒンジや締付具が前枠の内側に隠蔽される構成であ
るため、車両用信号灯のデザイン性を高めることができ
る。
【0017】また、信号灯器のフードの突設位置も前枠
の所望の位置に変更することができるため、複数個の信
号灯器を横形又は縦形の何れの配列においてもフードを
上部に突設することができるため、信号灯本来の信号灯
レンズに対する車両運転者及び歩行者の視認性を低下さ
せることはない。
【0018】しかも、信号灯器が共通化されるため1つ
の金型を用いるだけで所望形状の信号灯を製造すること
ができるので、その製造コストを低減することができる
と共に、迅速に組み立てることができる等、本考案実施
後における効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用信号灯器の第一の実施例を
示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側断面図である。
【図2】同じく前枠を示すものであり、(a)は拡大平
面図、(b)は拡大正面図、(c)は拡大側断面図であ
る。
【図3】同じく機筐本体を示すものであり、(a)は拡
大平面図、(b)は拡大正面図、(c)は拡大側面図で
ある。
【図4】同じく連結孔を示すものであり、(a)は拡大
側面図、(b)は要部拡大正面図である。
【図5】3個の信号灯器を連接した状態の平面図であ
る。
【図6】同じく正面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】本考案に係る車両用信号灯器の第二の実施例を
示す正面図である。
【図9】同じく3個の信号灯器を連接した状態の正面図
である。
【図10】従来の車両用信号灯器の説明図である。
【図11】従来の車両用信号灯器の説明図である。
【図12】従来の車両用信号灯器の説明図である。
【符号の説明】
1 信号灯器 2 フード 3 前枠 4 機筐本体 6 信号灯レンズ 12 光源 17 連結用孔 18 パッキン 19 溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−10018(JP,A) 実開 昭64−43498(JP,U) 実開 平4−92481(JP,U) 実公 昭50−27914(JP,Y1) 実公 昭12−14387(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/095

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠を開閉自在に構成した複数の機筐本
    体を着脱自在に連接し、かつ左右両側に位置する各機筐
    本体の外側面に取付金具を固定して信号灯器本体を形成
    するように構成した車両用信号灯器において、 上記前枠が、略四角形状の枠体に信号灯レンズを装着す
    ると共に、表面側の開口窓の周囲に形成した複数の係合
    部に対して、フードの後端部を着脱自在に固定し得るよ
    うに構成したものであり、 上記機筐本体が、上記前枠を開閉自在に嵌合し得る開口
    部を開設すると共に、ランプユニットを内蔵した筐体か
    ら成り、該筐体の両側面に連結孔を開設し、該連結孔の
    周縁にパッキン用の溝を形成すると共に連結締付具用の
    透孔を透設して成るものであることを特徴とする車両用
    信号灯器。
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JP6130231B2 (ja) * 2013-06-05 2017-05-17 東プレ株式会社 信号機の灯器構造
JP6130232B2 (ja) * 2013-06-05 2017-05-17 東プレ株式会社 信号機の灯器構造
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