JP2603380Y2 - 硬貨処理装置の排液構造 - Google Patents

硬貨処理装置の排液構造

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JP2603380Y2
JP2603380Y2 JP1993058273U JP5827393U JP2603380Y2 JP 2603380 Y2 JP2603380 Y2 JP 2603380Y2 JP 1993058273 U JP1993058273 U JP 1993058273U JP 5827393 U JP5827393 U JP 5827393U JP 2603380 Y2 JP2603380 Y2 JP 2603380Y2
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drainage
coin
liquid
coin processing
hopper
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高志 田中
浩之 内田
正晶 小机
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、自動販売機や
両替機に備えられ、投入された硬貨を判別処理する硬貨
処理装置の排液構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動販売機に備えられる硬貨処理装置で
は、硬貨投入口から硬貨処理装置内に流入する雨水や、
硬貨投入口から洗剤(液体)などを流し込んで硬貨処理
装置を誤作動させるいたずら(犯罪)に対処するため、
例えば特開平3−97772号公報に記載の硬貨処理装
置の排液構造が採用されている。この硬貨処理装置は、
硬貨投入口に連なる硬貨受入口、硬貨受入口に連なる硬
貨判別部、硬貨判別部に連なる硬貨振分け部および硬貨
振分け部に連なる釣銭収納部とから成る機構部と、この
機構部に背合わせに配設した制御回路部とを、ケースに
一体に収容して構成されている。
【0003】硬貨判別部の下部には、硬貨受入口に対向
して、溝状の排水路が形成されている。排水路の下流端
はパイプ状に形成され、一定の排水勾配を有してケース
から外部に突出している。また、外部に突出した排水路
の下流端には、筒状のキャップがはめ込まれており、キ
ャップの先端下半部には、放射状に延びるスリット付き
のフランジが形成されている。
【0004】一方、同公報には図示されていないが、一
般に、ケースの側面には、下端に排水ホースが接続され
た排水ホッパーが取り付けられており、ケースから突出
した排水路の下流端が、この排水ホッパー内に挿入され
ている(特開平1−61779号公報参照)。すなわ
ち、汎用性がある硬貨処理装置側と各自動販売機固有の
ホッパー側とを縁切りする構造になっている。このよう
な構成により、自動販売機の硬貨投入口から、硬貨受入
口を介して硬貨処理装置内に流入した雨水や洗剤などの
液体は、硬貨判別部で排水路に導かれ、更に排水ホッパ
ーから排水ホースを介して排水される。この場合、排水
路の下流端から排水ホッパーに流入する雨水や洗剤など
の液体は、キャップのフランジにより下方に導かれ、排
水路の外面をケース側に逆流しないようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような硬貨処理装
置の排液構造では、フランジにより、流下する雨水や洗
剤などを下方に導く構造になっているが、これらの液体
の流れに緩急が生ずると、フランジが有るために、かえ
って液体がフランジの裏側に大きく回り込み、排水路の
外面に付着するおそれがあった。すなわち、排水路の勾
配に従って前方に流れようとする液体と、フランジによ
り下方へ導かれる液体との間で渦流が発生し、液体の一
部がフランジの後方に飛散するおそれがあった。排水路
の外面に付着した洗剤などの液体は、広がり易く、流れ
の緩急による脈動と相俟ってケース側に逆流し、ケース
の隙間から制御回路部に侵入(浸透)してしまうことが
あった。
【0006】本考案は、液体の種類を問うことなく、液
体が、排液路の下流端から排液路の外側を伝わって逆流
するのを確実に防止することができる硬貨処理装置の排
液構造を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
考案は、硬貨受入口から流し込まれた液体を硬貨処理装
置内から外部に導く排液路と、硬貨処理装置の外部に取
り付けられ、排液路の下流端が挿入される排液ホッパー
とを備えた硬貨処理装置の排液構造において、排液ホッ
パーの内部には、上下方向に延びるとともに、上端が排
液路の下流端に接触または近接し、排液路からの液体を
上端で受け取り、表面に沿って伝わらせることによって
下方に導く導液部材が、排液ホッパーと一体に設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】排液ホッパーの内部に、上下方向に延びるとと
もに、上端が排液路の下流端に接触または近接し、排液
路からの液体を上端で受け取り、表面に沿って伝わらせ
ることによって下方に導く導液部材が設けられているた
め、排液路の下流端から排液ホッパーに流入した液体
は、排液路の下流端と導液部材の上端が接触している場
合には、直接的に、また近接している場合には、表面張
力が崩れ、引かれるようにして下方に強制的に導かれ、
渦流を生ずることなく、導液部材を伝わって最後の一滴
まで確実に流下される。また、導液部材は、排液ホッパ
ーと一体に設けられているため、排液ホッパーを、排液
路の下流端に対し位置決めしながら硬貨処理装置に取り
付けるだけで、導液部材を排液路の下流端に容易に接触
または近接させることが可能となる。これにより、導液
部材と排液ホッパーとをそれぞれ別個に取り付ける場合
に比べて、その取付作業を効率的に行うことができる。
加えて、導液部材は、その上端が排液路の下流端に接触
または近接さえしていればよいため、排液路の下流端
に、例えば嵌合などによって連結するような構造である
必要がない。したがって、導液部材は排液路の下流端の
形状などに影響を受けることがないため、上記のような
導液部材を有する排液ホッパーを、汎用品として使用す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本考案の一実施
例に係る硬貨処理装置の排液構造について説明する。こ
の硬貨処理装置は、自動販売機に搭載される、いわゆる
コインメカニズムであり、図1は硬貨処理装置の外観斜
視図である。同図に示すように、この硬貨処理装置1
は、表側に配設された機構部2と、裏側に機構部2に背
合わせに配設された制御回路部3とで構成され、これら
は一体にケース4に収容されている。機構部2は、最上
部に位置する硬貨受入口5と、硬貨受入口5から下方に
順に配設した、硬貨判別部6、硬貨振分け部7、釣銭収
納部8および釣銭払出し部9とで構成されている。
【0010】硬貨受入口5に受け入れた硬貨は、硬貨判
別部6でその真偽および金種が判別され、この硬貨判別
部6の判別信号に基づいて、続く硬貨振分け部7で硬貨
の振り分けが行われ、正貨については、該当する釣銭収
納部8の保留筒または図外の金庫に落とし込まれ、偽貨
については、図外の返却口に落とし込まれる。また、釣
銭信号により、釣銭払出し部9を介して釣銭収納部8か
ら返却口に適宜、釣銭が払い出される。そして、これら
の制御は、マイクロコンピュータで構成された制御回路
部3で行われる。
【0011】硬貨判別部6の下部には、その硬貨通路1
0を挟んで、硬貨受入口5に対向して設けた排水路(排
液路)21が形成されている。硬貨通路10は、受け入
れた硬貨を硬貨判別部6から硬貨振分け部7に導くた
め、正面から見て右下がりの傾斜を有し、一方、排水路
21は、硬貨通路10の下側に左下がりの排水勾配を有
して、配設されている。硬貨通路10には、数箇所に縦
方向に延びるスリット(図示せず)が形成され、このス
リットを介して、硬貨通路10と排水路21とが連通し
ている。すなわち、自動販売機の硬貨投入口(図示省
略)を介して硬貨受入口5に流入した雨水や洗剤など
は、硬貨通路10からスリットを通って排水路21に導
かれるようになっている。また、図2に示すように、排
水路21の下流端21aはパイプ状に形成され、硬貨判
別部6の側板およびケース4の切欠き部4aを貫通し、
所定の排水勾配を有してケース4の外部に突出してい
る。
【0012】一方、図1および図3に示すように、ケー
ス4の側面には、排水路21の下流端21aが臨む排水
ホッパー(排液ホッパー)22が取り付けられている。
排水ホッパー22は、ケース4に添わせて取り付けられ
るように偏平に形成されると共に、下半部に漏斗状の絞
込部22aが形成されている。絞込部22aの下端に
は、排水ホース23が接続されており、排水ホース23
の下流端は、図示しないが、自動販売機に備られる排水
バケツなどに開放されている。
【0013】排水ホッパー22の内部には、図3および
図4に示すように、薄板状の導水板(導液部材)24が
設けられている。導水板24は、ケース(排水路21の
下流端21a)4に対向する側壁22bから内方に突出
した状態で、排水ホッパー22と一体に成形されてお
り、上端24aを、排水路21の下流端21aの下側近
傍に位置させて、底壁22cまで下方に延びている。そ
して、導水板24の下端24bは、その横方向の半部が
排水ホッパー22の排水口25に臨んでおり、導水板2
4を伝わって流れる雨水や洗剤などの排水を、直接、排
水口25に導けるようになっている。
【0014】以上のように本実施例によれば、排水路2
1の下流端21aの下側に、これに上端24aを近接さ
せ、かつ下方に延びる導水板24が設けられているの
で、排水路21の下流端21aから排水ホッパー22に
流入する雨水や洗剤など排水は、導水板24により、引
かれるようにして下方に強制的に導かれると共に、排水
ホッパー22の排水口25に直接的に流下され、かつ最
後のしずくの一滴まで確実に流下される。また、導水板
24は薄板で構成されているので、排水の流れが乱れた
り、排水が飛散するのを十分に抑制することができる。
したがって、排水が排水路21の外側を伝わってケース
4から硬貨処理装置1の内部に侵入するのを確実に防止
することができる。
【0015】なお、本実施例では、導水板の上端部を、
排水路の下流端の下側に近接させて配設するようにして
いるが、これを接触させてもよく、あるいは、排水路の
下流端の前側に接触または近接させてもよい。また、導
液部材を排水ホッパーの側壁に設けた薄板状の導水板で
構成しているが、上端が排水路の下流端に接触または近
接している限り、例えば排水ホッパーの底壁に立設した
棒状のもので構成してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の硬貨処理装置の排
液構造によれば、排液ホッパーに導液部材を設けるよう
にしているので、液体の種類を問うことなく、排液路か
らの最後のしずくの一滴まで確実に排出し、排液路の外
面に液体が付着するのを防止することができる。その結
果、液体が排液路の下流端から排液路の外面を伝わって
逆流するのを確実に防止することができ、雨水や洗剤な
どの液体の浸入による硬貨処理装置の誤作動を確実に防
止することができる。また、導液部材が排液ホッパーと
一体に設けられているので、導液部材の取付作業を効率
的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る排水構造を適用した硬
貨処理装置の全体斜視図である。
【図2】排水路の下流端の状態を表した部分拡大斜視図
である。
【図3】排水ホッパー廻りの裁断側面図である。
【図4】排水ホッパーの斜視図である。
【符号の説明】
1 硬貨処理装置 4 ケース 5 硬貨受入部 21 排水路 21a 下流端 22 排水ホッパー 24 導水板 24a 上端
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−76094(JP,A) 実開 平2−64691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨受入口から流し込まれた液体を硬貨
    処理装置内から外部に導く排液路と、前記硬貨処理装置
    の外部に取り付けられ、前記排液路の下流端が挿入され
    る排液ホッパーとを備えた硬貨処理装置の排液構造にお
    いて、 前記排液ホッパーの内部には、上下方向に延びるととも
    に、上端が前記排液路の下流端に接触または近接し、前
    記排液路からの液体を前記上端で受け取り、表面に沿っ
    て伝わらせることによって下方に導く導液部材が、当該
    排液ホッパーと一体に設けられていることを特徴とする
    硬貨処理装置の排液構造。
JP1993058273U 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置の排液構造 Expired - Lifetime JP2603380Y2 (ja)

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