JPH0725468U - 硬貨処理装置の排液構造 - Google Patents

硬貨処理装置の排液構造

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JPH0725468U
JPH0725468U JP5827393U JP5827393U JPH0725468U JP H0725468 U JPH0725468 U JP H0725468U JP 5827393 U JP5827393 U JP 5827393U JP 5827393 U JP5827393 U JP 5827393U JP H0725468 U JPH0725468 U JP H0725468U
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liquid
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高志 田中
浩之 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体の種類を問うことなく、液体が、排液路
の下流端から排液路の外側を伝わって逆流するのを確実
に防止することができる硬貨処理装置の排液構造を提供
することを目的とする。 【構成】 硬貨受入口5から流し込まれた液体を硬貨処
理装置1から外部に導く排液路21と、硬貨処理装置1
の外部に取り付けられ、排液路21の下流端21aが挿
入された排液ホッパー22とを備えた硬貨処理装置の排
液構造において、排液ホッパー22の内部には、上端部
24aが排液路21の下流端21aに接触または近接し
かつ下方に延びる導液部材24が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、自動販売機や両替機に備えられ、投入された硬貨を判別処 理する硬貨処理装置の排液構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機に備えられる硬貨処理装置では、硬貨投入口から硬貨処理装置内に 流入する雨水や、硬貨投入口から洗剤(液体)などを流し込んで硬貨処理装置を 誤作動させるいたずら(犯罪)に対処するため、例えば特開平3−97772号 公報に記載の硬貨処理装置の排液構造が採用されている。この硬貨処理装置は、 硬貨投入口に連なる硬貨受入口、硬貨受入口に連なる硬貨判別部、硬貨判別部に 連なる硬貨振分け部および硬貨振分け部に連なる釣銭収納部とから成る機構部と 、この機構部に背合わせに配設した制御回路部とを、ケースに一体に収容して構 成されている。
【0003】 硬貨判別部の下部には、硬貨受入口に対向して、溝状の排水路が形成されてい る。排水路の下流端はパイプ状に形成され、一定の排水勾配を有してケースから 外部に突出している。また、外部に突出した排水路の下流端には、筒状のキャッ プがはめ込まれており、キャップの先端下半部には、放射状に延びるスリット付 きのフランジが形成されている。
【0004】 一方、同公報には図示されていないが、一般に、ケースの側面には、下端に排 水ホースが接続された排水ホッパーが取り付けられており、ケースから突出した 排水路の下流端が、この排水ホッパー内に挿入されている(特開平1−6177 9号公報参照)。すなわち、汎用性がある硬貨処理装置側と各自動販売機固有の ホッパー側とを縁切りする構造になっている。このような構成により、自動販売 機の硬貨投入口から、硬貨受入口を介して硬貨処理装置内に流入した雨水や洗剤 などの液体は、硬貨判別部で排水路に導かれ、更に排水ホッパーから排水ホース を介して排水される。この場合、排水路の下流端から排水ホッパーに流入する雨 水や洗剤などの液体は、キャップのフランジにより下方に導かれ、排水路の外面 をケース側に逆流しないようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような硬貨処理装置の排液構造では、フランジにより、流下する雨水や洗 剤などを下方に導く構造になっているが、これらの液体の流れに緩急が生ずると 、フランジが有るために、かえって液体がフランジの裏側に大きく回り込み、排 水路の外面に付着するおそれがあった。すなわち、排水路の勾配に従って前方に 流れようとする液体と、フランジにより下方へ導かれる液体との間で渦流が発生 し、液体の一部がフランジの後方に飛散するおそれがあった。排水路の外面に付 着した洗剤などの液体は、広がり易く、流れの緩急による脈動と相俟ってケース 側に逆流し、ケースの隙間から制御回路部に侵入(浸透)してしまうことがあっ た。
【0006】 本考案は、液体の種類を問うことなく、液体が、排液路の下流端から排液路の 外側を伝わって逆流するのを確実に防止することができる硬貨処理装置の排液構 造を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、硬貨受入口から流し込まれた液体を硬貨処理 装置内から外部に導く排液路と、硬貨処理装置の外部に取り付けられ、排液路の 下流端が挿入される排液ホッパーとを備えた硬貨処理装置の排液構造において、 排液ホッパーの内部には、上端部が排液路の下流端に接触または近接しかつ下方 に延びる導液部材が設けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
排液ホッパーの内部に、上端部が排液路の下流端に接触または近接し、かつ下 方に延びる導液部材が設けられているため、排液路の下流端から排液ホッパーに 流入した液体は、排液路の下流端と導液部材の上端部が接触している場合には、 直接的に、また近接している場合には、表面張力が崩れ、引かれるようにして下 方に強制的に導かれ、渦流を生ずることなく、導液部材を伝わって最後の一滴ま で確実に流下される。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案の一実施例に係る硬貨処理装置の排液構造 について説明する。この硬貨処理装置は、自動販売機に搭載される、いわゆるコ インメカニズムであり、図1は硬貨処理装置の外観斜視図である。同図に示すよ うに、この硬貨処理装置1は、表側に配設された機構部2と、裏側に機構部2に 背合わせに配設された制御回路部3とで構成され、これらは一体にケース4に収 容されている。機構部2は、最上部に位置する硬貨受入口5と、硬貨受入口5か ら下方に順に配設した、硬貨判別部6、硬貨振分け部7、釣銭収納部8および釣 銭払出し部9とで構成されている。
【0010】 硬貨受入口5に受け入れた硬貨は、硬貨判別部6でその真偽および金種が判別 され、この硬貨判別部6の判別信号に基づいて、続く硬貨振分け部7で硬貨の振 り分けが行われ、正貨については、該当する釣銭収納部8の保留筒または図外の 金庫に落とし込まれ、偽貨については、図外の返却口に落とし込まれる。また、 釣銭信号により、釣銭払出し部9を介して釣銭収納部8から返却口に適宜、釣銭 が払い出される。そして、これらの制御は、マイクロコンピュータで構成された 制御回路部3で行われる。
【0011】 硬貨判別部6の下部には、その硬貨通路10を挟んで、硬貨受入口5に対向し て設けた排水路(排液路)21が形成されている。硬貨通路10は、受け入れた 硬貨を硬貨判別部6から硬貨振分け部7に導くため、正面から見て右下がりの傾 斜を有し、一方、排水路21は、硬貨通路10の下側に左下がりの排水勾配を有 して、配設されている。硬貨通路10には、数箇所に縦方向に延びるスリット( 図示せず)が形成され、このスリットを介して、硬貨通路10と排水路21とが 連通している。すなわち、自動販売機の硬貨投入口(図示省略)を介して硬貨受 入口5に流入した雨水や洗剤などは、硬貨通路10からスリットを通って排水路 21に導かれるようになっている。また、図2に示すように、排水路21の下流 端21aはパイプ状に形成され、硬貨判別部6の側板およびケース4の切欠き部 4aを貫通し、所定の排水勾配を有してケース4の外部に突出している。
【0012】 一方、図1および図3に示すように、ケース4の側面には、排水路21の下流 端21aが臨む排水ホッパー(排液ホッパー)22が取り付けられている。排水 ホッパー22は、ケース4に添わせて取り付けられるように偏平に形成されると 共に、下半部に漏斗状の絞込部22aが形成されている。絞込部22aの下端に は、排水ホース23が接続されており、排水ホース23の下流端は、図示しない が、自動販売機に備られる排水バケツなどに開放されている。
【0013】 排水ホッパー22の内部には、図3および図4に示すように、薄板状の導水板 (導液部材)24が設けられている。導水板24は、ケース(排水路21の下流 端21a)4に対向する側壁22bから内方に突出した状態で、排水ホッパー2 2と一体に成形されており、上端24aを、排水路21の下流端21aの下側近 傍に位置させて、底壁22cまで下方に延びている。そして、導水板24の下端 24bは、その横方向の半部が排水ホッパー22の排水口25に臨んでおり、導 水板24を伝わって流れる雨水や洗剤などの排水を、直接、排水口25に導ける ようになっている。
【0014】 以上のように本実施例によれば、排水路21の下流端21aの下側に、これに 上端24aを近接させ、かつ下方に延びる導水板24が設けられているので、排 水路21の下流端21aから排水ホッパー22に流入する雨水や洗剤など排水は 、導水板24により、引かれるようにして下方に強制的に導かれると共に、排水 ホッパー22の排水口25に直接的に流下され、かつ最後のしずくの一滴まで確 実に流下される。また、導水板24は薄板で構成されているので、排水の流れが 乱れたり、排水が飛散するのを十分に抑制することができる。したがって、排水 が排水路21の外側を伝わってケース4から硬貨処理装置1の内部に侵入するの を確実に防止することができる。
【0015】 なお、本実施例では、導水板の上端部を、排水路の下流端の下側に近接させて 配設するようにしているが、これを接触させてもよく、あるいは、排水路の下流 端の前側に接触または近接させてもよい。また、導液部材を排水ホッパーの側壁 に設けた薄板状の導水板で構成しているが、上端が排水路の下流端に接触または 近接している限り、例えば排水ホッパーの底壁に立設した棒状のもので構成して もよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の硬貨処理装置の排水構造によれば、排液ホッパーに導液 部材を設けるようにしているので、液体の種類を問うことなく、液体が、排水路 の下流端から排水路の外側を伝わって逆流するのを確実に防止することができ、 雨水や洗剤などの液体の侵入による硬貨処理装置の誤作動を、確実に防止するこ とができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る排水構造を適用した硬
貨処理装置の全体斜視図である。
【図2】排水路の下流端の状態を表した部分拡大斜視図
である。
【図3】排水ホッパー廻りの裁断側面図である。
【図4】排水ホッパーの斜視図である。
【符号の説明】
1 硬貨処理装置 4 ケース 5 硬貨受入部 21 排水路 21a 下流端 22 排水ホッパー 24 導水板 24a 上端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨受入口から流し込まれた液体を硬貨
    処理装置内から外部に導く排液路と、前記硬貨処理装置
    の外部に取り付けられ、前記排液路の下流端が挿入され
    る排液ホッパーとを備えた硬貨処理装置の排液構造にお
    いて、 前記排液ホッパーの内部には、上端部が前記排液路の下
    流端に接触または近接しかつ下方に延びる導液部材が設
    けられていることを特徴とする硬貨処理装置の排液構
    造。
JP1993058273U 1993-10-01 1993-10-01 硬貨処理装置の排液構造 Expired - Lifetime JP2603380Y2 (ja)

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