JP2000259896A - 硬貨選別装置の硬貨引抜き防止レバー - Google Patents
硬貨選別装置の硬貨引抜き防止レバーInfo
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Abstract
各種径の硬貨の引抜きを防止するようにした硬貨引抜き
防止レバーを提供する。 【解決手段】一つの硬貨引抜き防止レバー30の周囲
に、先端位置37、47が異なる別の硬貨引抜き防止レ
バー40を並設するようにした。
Description
に投入された硬貨の逆流を阻止する硬貨引抜き防止レバ
ーの改良に関する。
もに、正貨の金種を判別し、その正貨をそれぞれ所定の
硬貨通路へ振り分けて選別する硬貨選別装置内には、投
入された硬貨を引き抜く悪戯に対し、これを防止する硬
貨引抜き防止レバーが配設されている。
着した硬貨選別装置の要部を示すゲートプレート2の正
面図である。
ら投入された硬貨を図面左方向へ案内する一本の硬貨案
内通路4の一方の壁面4aを構成するプレートで、対向
する位置に配設された図示せぬ硬貨選別装置の装置本体
を構成するメインプレート上部を開閉自在に覆うように
配設されている。
路4内に硬貨が詰まった際に、その硬貨案内通路4を拡
開し、それにより詰まった硬貨を取り除くことができる
よう、軸5を中心にその正面に配設された図示せぬメイ
ンプレートに対し開閉自在に支承されている。
り等の手段により強制的に投入硬貨を引き抜く悪戯に対
し、それを有効に阻止するための硬貨引抜き防止レバー
1が配設されている。
レート2の背面に図示せぬ軸を中心に回動自在に支承さ
れた一本のレバーで、その初期位置では自重により先端
1aがゲートプレート2の正面から対向する位置に配設
された図示せぬメインプレート側に突出するように支承
されている。
に位置するメインプレートには、硬貨案内通路4の下流
から落下する硬貨を検出するパスセンサー6が配設され
ている。そして、このパスセンサー6により投入硬貨が
検出されると、当該硬貨は硬貨選別装置内に入金された
ものと判断される。
と、正貨の金種とを判別する硬貨判別手段で、この硬貨
判別手段7は、所定間隔を設け互いに対向して配設され
た発振コイルと受信コイルとから構成されている。なお
この発振コイルと受信コイルのうち一方はゲートプレー
ト2の背面に配設され、また他方はこのゲートプレート
2と対向する位置の図示せぬメインプレート背面に配設
されている。
に配設されたゲートレール、9は硬貨通路4の底面を構
成するガイドレール、10は硬貨通路4の進行方向に沿
って形成された位置決め凹部で、投入硬貨との面接触を
減らし、スムーズに硬貨を案内するものである。また図
6で符号60は硬貨投入口3から投入された液物(水
等)を排出する液物排出孔である。
と、図7で示すように、糸11をつけた投入硬貨Aが硬
貨案内通路4内を転動し、その下流端から落下してパス
センサー6に検出された後、図8で示すように、糸11
を介して硬貨Aを引き抜こうとすると、当該硬貨Aが硬
貨引抜き防止レバー1の先端背面1bと係合し、その引
抜きが防止されることとなる。
1の先端背面1bと係合する際は、硬貨引抜き防止レバ
ー1の先端1aが対向する位置にある図示せぬメインプ
レートと当接してその回転がロックされることは言うま
でもない。
来の硬貨引抜き防止レバー1によると、図6に示すよう
に、引抜き防止レバー1の先端1aからパスセンサー6
までの距離Lは一定に設定してあるので、例えば、図9
で示すように、この距離Lよりも径の大きい硬貨Bが投
入された場合、その硬貨Bの投入がパスセンサー6によ
り確認された時点においても、未だ硬貨Bの全体が引抜
き防止レバー1の先端1a下方へ移動していない事態が
発生する。
が確認された硬貨Bは引き続き引抜き防止レバー1の先
端1aをゲートプレート2側へ押しつづけた状態であ
り、従って、当該硬貨Bと引抜き防止レバー1の先端背
面1bとは係合していないから、この状態から糸11を
利用して硬貨Bを釣り上げると、当該硬貨Bは図10で
示すように硬貨投入口3から引き抜かれてしまう問題点
がある。
11で示すように、引抜き防止レバー下端1aからパス
センサー6までの距離L´を大径の硬貨Bの径より大き
く設定すれば、パスセンサー6により投入硬貨Bの投入
が確認された時点において、当該硬貨B全体は引抜き防
止レバー1の先端1aから下方へ移動しているので、こ
の時点において糸11を介して硬貨Bを引き抜こうとし
ても、当該硬貨Bは図12で示すように、硬貨引抜き防
止レバー1の先端背面1bと係合して、その逆流が阻止
されるから、当該硬貨Bの引抜きが防止されることとな
る。
引抜き防止レバー1の先端1aからパスセンサー6まで
の距離L´を大径の硬貨Bの径より大きく、即ち図6で
示す距離Lよりも大きく(L´>L)設定するために
は、このパスセンサー6を装着した硬貨選別装置のメイ
ンプレート全体の大幅な設計変更が必要で、このため硬
貨引抜きの防止対象となる各種硬貨の径毎にパスセンサ
ー6の配設位置が異なった別種の硬貨選別装置を製造し
なけれればならないから硬貨選別装置製造の際の大幅な
コストアップの要因となっていた。
別装置の基本的設計変更をすることなく各種径の硬貨の
引抜きを防止するようにした硬貨引抜き防止レバーを提
供することを目的とする。
ため、この発明の硬貨引抜き防止レバーでは、一本の硬
貨引抜き防止レバーの周囲に、先端位置が異なる別の硬
貨引抜き防止レバーを並設するようにしている。
き防止レバーの一実施例を詳述する。
バー20を配設したゲートプレート2の正面図で、図6
と同一部分を同一符号で示す。
内通路4の上流に配設された第1の硬貨引抜き防止レバ
ー30と、この第1の硬貨引抜き防止レバー30の上方
に配設された第2の硬貨引抜き防止レバー40とから構
成されている。
は断面略U字形状に形成され、その両端部の各側方3
1、32にはそれぞれ軸33、34が突設されている。
ト2に形成された凹部からなる対応する軸受部35、3
6内に嵌着支承され、これにより第1の硬貨引抜き防止
レバー30は前記軸33、34を中心にゲートプレート
2の正面から対向する位置に配設された図示せぬ硬貨選
別装置のメインプレート側に向け揺動自在に支承されて
いる。
0の先端37は自重により、その初期位置では対向する
メインプレート側に突出している。
0の先端37のうち硬貨案内通路4の上流側へ向けた面
には傾斜面38が形成され、このレバー先端37に硬貨
案内通路4内を転動する硬貨が当接した際に、当該レバ
ー先端37をゲートプレート2側へ押し込めて硬貨をス
ムーズに下方へ落下させるようにしている。
上方に配設された第2の硬貨引抜き防止レバー40も、
上述した第1の硬貨引抜き防止レバー30と同様に、断
面略U字形状に形成され、その両端部の各側方41、4
2にはそれぞれ軸43、44が突設され、この各軸4
3、44もゲートプレート2に形成された対応する位置
の軸受部45、46内に嵌着支承されている。
40も前記軸43、44を中心にゲートプレート2の正
面から図示せぬ硬貨選別装置のメインプレート側に向け
揺動自在に支承されている。またこの第2の硬貨引抜き
防止レバー40の先端47も自重により、その初期位置
では対向するメインプレート側に突出している。
40の先端47うち硬貨案内通路4の上流側へ向けた面
にも傾斜面48が形成され、これによりレバー先端47
に硬貨案内通路4内を転動する硬貨が当接した際に、当
該レバー先端47をゲートプレート2側へ押し込めて投
入硬貨をスムーズに下方へ落下させるようにしている。
なお上述した硬貨引抜き防止レバー20では、第1の
硬貨引抜き防止レバー30の先端37とパスセンサー6
との間の距離がLに設定され、また第2の硬貨引抜き防
止レバー40の先端47とパスセンサー6との間の距離
がL´(L´>L)に設定されている。
の作用を説明する。
貨A(硬貨Aの径<L)が硬貨案内通路4内を転動し、
その下流端から落下してパスセンサー6を通過し、それ
により硬貨投入が検出された後、図3で示すように、糸
11を介して硬貨Aを引き抜こうとすると、その際は、
第1の硬貨引抜き防止レバー30が初期位置に復帰し、
これにより糸11により引き抜かれる硬貨Aと第1の硬
貨引抜き防止レバー30の先端背面39とが係合するの
で、硬貨Aの引抜きが防止されることとなる。
は、硬貨Aとの係合の際に上述した各軸33、34を中
心に時計方向へ回転するが、その回転は第1の硬貨引抜
き防止レバー30の先端37とゲートプレート2の正面
に配設された図示せぬメインプレートとの当接によりそ
の回転がロックされる。
投入硬貨B(L<硬貨Bの径<L´)が硬貨案内通路4
内を転動し、その下流端から落下してパスセンサー6を
通過して硬貨投入が検出された際は、引き続き第1の硬
貨引抜き防止レバー30の先端37をゲートプレート2
側へ押しつづけた状態が維持される。他方、この状態に
おいて、第2の硬貨引抜き防止レバー40の先端47
は、その初期位置に復帰しているので、図5で示すよう
に、糸11を矢印方向に引っ張り、当該糸11により硬
貨Bを引き抜こうとしても、第2の硬貨引抜き防止レバ
ー40の先端背面49と硬貨Bとが互いに係合して、硬
貨Bの引抜きが防止されることとなる。
も、硬貨Bとの係合の際に上述した各軸43、44を中
心に時計方向へ回転するが、その回転は第2の硬貨引抜
き防止レバー40の先端47とゲートプレート2の正面
に配設された図示せぬメインプレートとの当接によりそ
の回転がロックされることとなる。
止レバー30の上方に、別の第2の硬貨引抜き防止レバ
ー40を一つ配設する場合のみについて詳述したが、こ
の発明は上記実施例に限定されることなく、第2の硬貨
引抜き防止レバー40を互いに異なる位置に一つ以上配
設するようにしても良く、要は配設される各硬貨引抜き
防止レバーの各先端が異なる位置になれば、その数およ
び第1の硬貨引抜き防止レバーに対する配設位置は上記
実施例に限定されない。
硬貨引抜き防止レバーでは、一つの硬貨引抜き防止レバ
ーの周囲に、先端位置が異なる別の硬貨引抜き防止レバ
ーを並設するようにしているから、径の異なる硬貨の引
抜きも確実に防止することができる。
ンサーの位置を変更することなく各種径の硬貨の引抜き
を防止することができるから、硬貨引抜きの防止対象と
なる各種径の硬貨毎にパスセンサーの配設位置が異なっ
た別種の硬貨選別装置を製造する必要がなく、このため
共通の硬貨選別装置本体を用いることができるから、硬
貨選別装置製造の大幅なコストダウンを図ることができ
る。
ゲートプレートの正面図。
の作用を示すゲートプレートの正面図。
の作用を示すゲートプレートの正面図。
の作用を示すゲートプレートの正面図。
の作用を示すゲートプレートの正面図。
トプレートの正面図。
すゲートプレートの正面図。
すゲートプレートの正面図。
すゲートプレートの正面図。
を示すゲートプレートの正面図。
を示すゲートプレートの正面図。
を示すゲートプレートの正面図。
Claims (4)
- 【請求項1】投入硬貨の通過を許容するとともに、通過
した硬貨の逆流を阻止する硬貨選別装置の硬貨引抜き防
止レバーにおいて、 一本の硬貨引抜き防止レバーの周囲に、先端位置が異な
る別の硬貨引抜き防止レバーを並設するようにしたこと
を特徴とする硬貨選別装置の硬貨引抜き防止レバー。 - 【請求項2】前記硬貨引抜き防止レバーは断面略U字形
に形成され、軸を中心に回動自在に支承されていること
を特徴とする請求項(1)記載の硬貨選別装置の硬貨引抜
き防止レバー。 - 【請求項3】前記硬貨選別装置はメインプレートと該メ
インプレートを開閉自在にするゲートプレートとを有
し、前記各硬貨引抜き防止レバーは前記ゲートプレート
に並設されていることを特徴とする請求項(1)記載の硬
貨選別装置の硬貨引抜き防止レバー。 - 【請求項4】前記各硬貨引抜き防止レバーは上下方向に
沿って並設されていることを特徴とする請求項(1)記載
の硬貨選別装置の硬貨引抜き防止レバー。
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