JP2603041Y2 - 車両用ランプユニット - Google Patents
車両用ランプユニットInfo
- Publication number
- JP2603041Y2 JP2603041Y2 JP1993026267U JP2626793U JP2603041Y2 JP 2603041 Y2 JP2603041 Y2 JP 2603041Y2 JP 1993026267 U JP1993026267 U JP 1993026267U JP 2626793 U JP2626793 U JP 2626793U JP 2603041 Y2 JP2603041 Y2 JP 2603041Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- cover member
- lamp unit
- vehicle
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両のフロントフェンダ
ーに取り付けられる進行方向指示用のランプに関し、よ
り詳細には、このランプの取り付け構造に関する。
ーに取り付けられる進行方向指示用のランプに関し、よ
り詳細には、このランプの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、一般に、車両の左右
フロントフェンダー1(図7では左フロントフェンダー
のみ図示)には、車両の進行方向を他車及び通行人に知
らせるためのサイドターンシグナルランプ2が取り付け
られている。従来は、ランプ2を外側からネジで止める
形式のものが用いられていたが、現在では、外観の向上
と工程数低減のため、ランプの背面側に係止部を設け、
この係止部をフロントフェンダーに設けられたランプ取
り付け孔に押し込み、ランプをランプ取り付け孔に係合
させることにより、ランプを車体に固定させる方式が用
いられている。
フロントフェンダー1(図7では左フロントフェンダー
のみ図示)には、車両の進行方向を他車及び通行人に知
らせるためのサイドターンシグナルランプ2が取り付け
られている。従来は、ランプ2を外側からネジで止める
形式のものが用いられていたが、現在では、外観の向上
と工程数低減のため、ランプの背面側に係止部を設け、
この係止部をフロントフェンダーに設けられたランプ取
り付け孔に押し込み、ランプをランプ取り付け孔に係合
させることにより、ランプを車体に固定させる方式が用
いられている。
【0003】図8はそのような係止部を有するサイドタ
ーンシグナルランプ2の構造を示す分解図である。サイ
ドターンシグナルランプ2の外側表面はほぼ楕円形状の
アクリル製レンズ3で覆われている。レンズ3の背面側
には、レンズ3と同形の表面4Aを有する樹脂製の本体
4がレンズ3に溶着されている。本体4の表面4Aには
光を反射させる反射性塗料が塗られている。本体4の表
面4Aのほぼ中央にはバルブユニット5を挿入し、支持
するための孔6が設けられている。楕円形状の表面4A
の長軸線上において、孔6には矩形状の溝6Aが設けら
れており、この溝6Aにはバルブユニット5からの光を
反射させる反射板7が取り付けられている。本体4の背
面側には、その長軸の両端において、係止部としてとも
に樹脂製のセットプレート8とセットスプリング9が本
体4に取り付けられている。セットプレート8はネジ1
0を介して本体4に取り付けられ、セットスプリング9
は本体4に一端を嵌め込むことにより本体4に取り付け
られている。ランプ2はセットプレート8及びセットス
プリング9を介してフロントフェンダー1に形成された
取り付け孔に係止される。さらに、本体4の周囲はゴム
パッキン11で覆われ、これによって、ランプ2とフロ
ントフェンダー1との間のシールがなされる。
ーンシグナルランプ2の構造を示す分解図である。サイ
ドターンシグナルランプ2の外側表面はほぼ楕円形状の
アクリル製レンズ3で覆われている。レンズ3の背面側
には、レンズ3と同形の表面4Aを有する樹脂製の本体
4がレンズ3に溶着されている。本体4の表面4Aには
光を反射させる反射性塗料が塗られている。本体4の表
面4Aのほぼ中央にはバルブユニット5を挿入し、支持
するための孔6が設けられている。楕円形状の表面4A
の長軸線上において、孔6には矩形状の溝6Aが設けら
れており、この溝6Aにはバルブユニット5からの光を
反射させる反射板7が取り付けられている。本体4の背
面側には、その長軸の両端において、係止部としてとも
に樹脂製のセットプレート8とセットスプリング9が本
体4に取り付けられている。セットプレート8はネジ1
0を介して本体4に取り付けられ、セットスプリング9
は本体4に一端を嵌め込むことにより本体4に取り付け
られている。ランプ2はセットプレート8及びセットス
プリング9を介してフロントフェンダー1に形成された
取り付け孔に係止される。さらに、本体4の周囲はゴム
パッキン11で覆われ、これによって、ランプ2とフロ
ントフェンダー1との間のシールがなされる。
【0004】セットプレート8とセットスプリング9
は、図8に示すように、本体4とは別個に形成してもよ
いが、コスト低減及び工程数低減のため、樹脂製の本体
4と一体に形成されることが多い(例えば、実開昭60
−150707号公報に記載の車両用灯具)。
は、図8に示すように、本体4とは別個に形成してもよ
いが、コスト低減及び工程数低減のため、樹脂製の本体
4と一体に形成されることが多い(例えば、実開昭60
−150707号公報に記載の車両用灯具)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述のように、サイド
ターンシグナルランプはセットプレートやセットスプリ
ングなどの係止部を介してフロントフェンダーに取り付
けられる。一般に、この係止部はランプ本体と一体に、
または、別体としてランプ本体と同材質の樹脂からつく
られる。
ターンシグナルランプはセットプレートやセットスプリ
ングなどの係止部を介してフロントフェンダーに取り付
けられる。一般に、この係止部はランプ本体と一体に、
または、別体としてランプ本体と同材質の樹脂からつく
られる。
【0006】しかしながら、この樹脂製ランプ本体が車
両の走行に伴う振動、エンジン温度や天候による加熱と
冷却の交互の繰り返しを定常的に受け続けると、ランプ
本体を形成する樹脂が摩耗あるいは収縮し、ランプの取
り付け状態が不安定となり、いわゆる「ガタ」を生じる
ことがある。本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、樹脂その他の摩耗や収縮を生じる材料で
形成したランプを長期間使用しても「ガタ」が生じない
ような車両用ランプユニットを提供することを目的とす
る。
両の走行に伴う振動、エンジン温度や天候による加熱と
冷却の交互の繰り返しを定常的に受け続けると、ランプ
本体を形成する樹脂が摩耗あるいは収縮し、ランプの取
り付け状態が不安定となり、いわゆる「ガタ」を生じる
ことがある。本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、樹脂その他の摩耗や収縮を生じる材料で
形成したランプを長期間使用しても「ガタ」が生じない
ような車両用ランプユニットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案に係る車両用ランプユニットは、ランプ本体
の背面側に形成された係止部を車体のランプ取り付け孔
に係止させることにより車体に取り付けられる車両用ラ
ンプユニットであって、ランプ本体の背面側にはカバー
部材を該ランプ本体に保持するための保持部が形成され
ており、このカバー部材は、係止部を覆う弾性膜部と、
保持部と係合する係合部とを有する。
め、本考案に係る車両用ランプユニットは、ランプ本体
の背面側に形成された係止部を車体のランプ取り付け孔
に係止させることにより車体に取り付けられる車両用ラ
ンプユニットであって、ランプ本体の背面側にはカバー
部材を該ランプ本体に保持するための保持部が形成され
ており、このカバー部材は、係止部を覆う弾性膜部と、
保持部と係合する係合部とを有する。
【0008】
【0009】本考案の好ましい実施態様においては、カ
バー部材はランプ本体と車体との間をシールするパッキ
ンとして形成される。本考案の好ましい実施態様におい
ては、ランプ本体の保持部とカバー部材の係合部の一方
は他方に嵌合し得る構造になっている。
バー部材はランプ本体と車体との間をシールするパッキ
ンとして形成される。本考案の好ましい実施態様におい
ては、ランプ本体の保持部とカバー部材の係合部の一方
は他方に嵌合し得る構造になっている。
【0010】
【作用】本考案に係る車両用ランプユニットにおいて
は、ランプ本体の背面側に設けられた保持部とカバー部
材の係合部とが係合することによって、カバー部材はラ
ンプ本体の背面に固定される。ランプ本体の背面側に形
成されている係止部はカバー部材の弾性膜部により覆わ
れている。このため、係止部を形成する材料(例えば、
樹脂)が振動や温度変化により劣下し、ランプの取り付
け状態に「ガタ」が生じても、カバー部材の弾性膜部が
この「ガタ」を吸収し、ランプの取り付け状態を安定に
保つ。
は、ランプ本体の背面側に設けられた保持部とカバー部
材の係合部とが係合することによって、カバー部材はラ
ンプ本体の背面に固定される。ランプ本体の背面側に形
成されている係止部はカバー部材の弾性膜部により覆わ
れている。このため、係止部を形成する材料(例えば、
樹脂)が振動や温度変化により劣下し、ランプの取り付
け状態に「ガタ」が生じても、カバー部材の弾性膜部が
この「ガタ」を吸収し、ランプの取り付け状態を安定に
保つ。
【0011】さらに、カバー部材自体が車両からの振動
や温度変化による影響をある程度吸収し、カバー部材が
覆っている係止部に伝達される振動や温度変化を少なく
することができる。
や温度変化による影響をある程度吸収し、カバー部材が
覆っている係止部に伝達される振動や温度変化を少なく
することができる。
【0012】
【実施例】図1乃至図4は本考案に係る車両用ランプユ
ニットの第一実施例を示している。図1はその分解斜視
図、図2は図1に示すランプユニットを組み立てた状態
でのA−A線における断面図、図3は図2の円Cの拡大
図、図4は図1に示すランプユニットを組み立てた状態
でのD−D線における断面図である。
ニットの第一実施例を示している。図1はその分解斜視
図、図2は図1に示すランプユニットを組み立てた状態
でのA−A線における断面図、図3は図2の円Cの拡大
図、図4は図1に示すランプユニットを組み立てた状態
でのD−D線における断面図である。
【0013】ランプユニット20の外側表面には楕円形
のレンズ21が取り付けられており、レンズ21の背面
側にはレンズ21と同様に楕円形のランプ本体22が溶
着されている。ランプ本体22は樹脂製である。ランプ
本体22の背面22Aの中央には背面22Aから上方に
突出する円筒状のボス23が形成されている。ボス23
の上面の中央にはバルブ取り付け孔24が設けられてい
る。
のレンズ21が取り付けられており、レンズ21の背面
側にはレンズ21と同様に楕円形のランプ本体22が溶
着されている。ランプ本体22は樹脂製である。ランプ
本体22の背面22Aの中央には背面22Aから上方に
突出する円筒状のボス23が形成されている。ボス23
の上面の中央にはバルブ取り付け孔24が設けられてい
る。
【0014】また、楕円形状のランプ本体22の長軸の
両端付近には、後述するカバー部材をランプ本体22に
保持するための第一保持部25と第二保持部26とがラ
ンプ本体22と一体に形成されている。第一保持部25
は、三方が壁部で囲まれる形状をなしており、上面とラ
ンプ本体22の中央に向かう面とが開口している。さら
に、第一保持部25の長軸方向外側を向いている壁部に
は、図2に示すように、長軸方向外側に向かって突出し
ている係合部25Aが設けられている。係合部25Aは
ランプユニット20をフロントフェンダーの取り付け孔
に押し込んだときに、車体のパネル27に係止して、ラ
ンプユニット20がパネル27から外れないように機能
する。
両端付近には、後述するカバー部材をランプ本体22に
保持するための第一保持部25と第二保持部26とがラ
ンプ本体22と一体に形成されている。第一保持部25
は、三方が壁部で囲まれる形状をなしており、上面とラ
ンプ本体22の中央に向かう面とが開口している。さら
に、第一保持部25の長軸方向外側を向いている壁部に
は、図2に示すように、長軸方向外側に向かって突出し
ている係合部25Aが設けられている。係合部25Aは
ランプユニット20をフロントフェンダーの取り付け孔
に押し込んだときに、車体のパネル27に係止して、ラ
ンプユニット20がパネル27から外れないように機能
する。
【0015】第二保持部26も、第一保持部25と同様
に、三方が壁部で囲まれる形状をなし、上面とランプ本
体22の中央に向かう面とが開口している。この第二保
持部26にはセットスプリング28が一体に形成されて
おり、セットスプリング28は長軸方向外側を向いてい
る壁部の上端から延びている。セットスプリング28は
弾性力を有し、図1の矢印Bの方向に揺動可能である。
に、三方が壁部で囲まれる形状をなし、上面とランプ本
体22の中央に向かう面とが開口している。この第二保
持部26にはセットスプリング28が一体に形成されて
おり、セットスプリング28は長軸方向外側を向いてい
る壁部の上端から延びている。セットスプリング28は
弾性力を有し、図1の矢印Bの方向に揺動可能である。
【0016】図3に示すように、セットスプリング28
の先端には凹部28Aが形成されており、ランプユニッ
ト20をフロントフェンダーの取り付け孔に押し込んだ
ときに、凹部28Aが車体のパネル27に係止し、ラン
プユニット20がパネル27から外れないようにしてい
る。ランプ本体22はその背面側においてカバー部材2
9で覆われる。カバー部材29は弾力性ある材料からつ
くられている。カバー部材29はランプ本体22と同形
の楕円形をなしている。カバー部材29はそのほぼ中央
においてボス23を包み込むボスカバー部30が形成さ
れており、ボスカバー部30の中央にはバルブ取り付け
孔24を完全に露出させるような孔31が形成されてい
る。
の先端には凹部28Aが形成されており、ランプユニッ
ト20をフロントフェンダーの取り付け孔に押し込んだ
ときに、凹部28Aが車体のパネル27に係止し、ラン
プユニット20がパネル27から外れないようにしてい
る。ランプ本体22はその背面側においてカバー部材2
9で覆われる。カバー部材29は弾力性ある材料からつ
くられている。カバー部材29はランプ本体22と同形
の楕円形をなしている。カバー部材29はそのほぼ中央
においてボス23を包み込むボスカバー部30が形成さ
れており、ボスカバー部30の中央にはバルブ取り付け
孔24を完全に露出させるような孔31が形成されてい
る。
【0017】カバー部材29の端部にはランプ本体22
の第一保持部25に対応する位置に第一保持部カバー部
32が形成されている。第一保持部カバー部32は第一
保持部25に密着して包み込む凸状形状をなしており、
その内部には、第一保持部25の内部空間に嵌合する形
状をなすブロック部32A(図2及び図4参照)が形成
されている。
の第一保持部25に対応する位置に第一保持部カバー部
32が形成されている。第一保持部カバー部32は第一
保持部25に密着して包み込む凸状形状をなしており、
その内部には、第一保持部25の内部空間に嵌合する形
状をなすブロック部32A(図2及び図4参照)が形成
されている。
【0018】第一保持部カバー部32が形成されている
端部とは反対側の端部には、ランプ本体22の第二保持
部26に対応する位置に第二保持部カバー部33が形成
されている。第二保持部カバー部33は第二保持部26
及びセットスプリング28の双方に密着して包み込む凸
状形状をなしており、その内部には、第二保持部26の
内部空間に嵌合する形状をなすブロック部33A(図2
参照)が形成されている。
端部とは反対側の端部には、ランプ本体22の第二保持
部26に対応する位置に第二保持部カバー部33が形成
されている。第二保持部カバー部33は第二保持部26
及びセットスプリング28の双方に密着して包み込む凸
状形状をなしており、その内部には、第二保持部26の
内部空間に嵌合する形状をなすブロック部33A(図2
参照)が形成されている。
【0019】第一保持部カバー部32のブロック部32
Aが第一保持部25の内部に嵌合し、第二保持部カバー
部33のブロック部33Aが第二保持部26の内部に嵌
合することにより、カバー部材29はランプ本体22に
対して着脱自在に保持される。また、カバー部材29は
ランプ本体22の外周に密着して結合しており、ランプ
本体22を車両のフロントフェンダーの取り付け孔に取
り付けたときに、ランプ本体22を車体に対してシール
するパッキンとしての作用もなす。
Aが第一保持部25の内部に嵌合し、第二保持部カバー
部33のブロック部33Aが第二保持部26の内部に嵌
合することにより、カバー部材29はランプ本体22に
対して着脱自在に保持される。また、カバー部材29は
ランプ本体22の外周に密着して結合しており、ランプ
本体22を車両のフロントフェンダーの取り付け孔に取
り付けたときに、ランプ本体22を車体に対してシール
するパッキンとしての作用もなす。
【0020】カバー部材29をランプ本体22に取り付
けた後、ソケット34とバルブ35とを有するバルブユ
ニット36がランプ本体22のバルブ取り付け孔24に
嵌め込まれ、ランプユニット20が完成する。以上のよ
うに、本実施例においては、ランプユニット20をフロ
ントフェンダーに固定する係止部として作用する第一保
持部25の係合部25A及びセットスプリング28は弾
力性あるカバー部材29で覆われている。このため、ラ
ンプ本体22ひいては係合部25A及びセットスプリン
グ28を形成する樹脂が振動や温度変化のために劣下
し、ランプユニット20の取り付け状態に「ガタ」が生
じても、カバー部材29の弾力性によって「ガタ」が吸
収され、ランプユニット20の取り付け状態が悪化する
ことがなくなる。
けた後、ソケット34とバルブ35とを有するバルブユ
ニット36がランプ本体22のバルブ取り付け孔24に
嵌め込まれ、ランプユニット20が完成する。以上のよ
うに、本実施例においては、ランプユニット20をフロ
ントフェンダーに固定する係止部として作用する第一保
持部25の係合部25A及びセットスプリング28は弾
力性あるカバー部材29で覆われている。このため、ラ
ンプ本体22ひいては係合部25A及びセットスプリン
グ28を形成する樹脂が振動や温度変化のために劣下
し、ランプユニット20の取り付け状態に「ガタ」が生
じても、カバー部材29の弾力性によって「ガタ」が吸
収され、ランプユニット20の取り付け状態が悪化する
ことがなくなる。
【0021】同時に、カバー部材29自体が振動や温度
変化をある程度吸収するので、係合部25Aやセットス
プリング28に伝達される振動や温度変化を低減させる
こともできる。図5及び図6は本考案の第二の実施例を
示す。図5は第二の実施例に係るランプユニット40の
分解斜視図、図6は図5のランプユニット40を組み立
てた状態におけるE−E線での断面図である。なお、前
述の第一の実施例と同じ構成要素は同じ符号をもって表
す。
変化をある程度吸収するので、係合部25Aやセットス
プリング28に伝達される振動や温度変化を低減させる
こともできる。図5及び図6は本考案の第二の実施例を
示す。図5は第二の実施例に係るランプユニット40の
分解斜視図、図6は図5のランプユニット40を組み立
てた状態におけるE−E線での断面図である。なお、前
述の第一の実施例と同じ構成要素は同じ符号をもって表
す。
【0022】この第二の実施例が第一の実施例と異なる
点は二つである。第一の相違点は、ランプ本体22の第
一保持部25には係合部25Aが形成されておらず、そ
の代わりに、カバー部材29の第一保持部カバー部32
の内部には、係合部25Aに対応するブロック部32B
(図6参照)が設けられている点である。このブロック
部32Bは、係合部25Aにカバー部材29を被せたと
きの外形と同一の外形をなしており、係合部25Aと同
一形状の突起部分を係合部25Aに対応する位置に有し
ている。このブロック部32Bは係合部25Aと同じ機
能を奏する。
点は二つである。第一の相違点は、ランプ本体22の第
一保持部25には係合部25Aが形成されておらず、そ
の代わりに、カバー部材29の第一保持部カバー部32
の内部には、係合部25Aに対応するブロック部32B
(図6参照)が設けられている点である。このブロック
部32Bは、係合部25Aにカバー部材29を被せたと
きの外形と同一の外形をなしており、係合部25Aと同
一形状の突起部分を係合部25Aに対応する位置に有し
ている。このブロック部32Bは係合部25Aと同じ機
能を奏する。
【0023】第二の相違点は、ランプ本体22にはセッ
トスプリング28が形成されておらず、その代わりに、
カバー部材29の第二保持部カバー部33の内部には、
セットスプリング28に対応するブロック部33Bが設
けられている点である。このブロック部33Bは、セッ
トスプリング28にカバー部材29を被せたときの外形
と同じ外形をなしており、セットスプリング28の先端
の凹部28Aと同一形状の凹部33Cを凹部28Aに対
応する位置に有している。このブロック部33Bの凹部
33Cはセットスプリング28の先端の凹部28Aと同
じ機能を奏する。
トスプリング28が形成されておらず、その代わりに、
カバー部材29の第二保持部カバー部33の内部には、
セットスプリング28に対応するブロック部33Bが設
けられている点である。このブロック部33Bは、セッ
トスプリング28にカバー部材29を被せたときの外形
と同じ外形をなしており、セットスプリング28の先端
の凹部28Aと同一形状の凹部33Cを凹部28Aに対
応する位置に有している。このブロック部33Bの凹部
33Cはセットスプリング28の先端の凹部28Aと同
じ機能を奏する。
【0024】この第二実施例も第一実施例と同様の機能
を奏する。これに加えて、この第二実施例では、セット
スプリング28を形成する必要がないため、ランプ本体
22の構造を簡素にできるという利点を有する。なお、
前述の二つの実施例においては、多くの変更が可能であ
る。例えば、第一の実施例におけるセットスプリング2
8はランプ本体22と一体に形成されているが、セット
スプリング28をランプ本体22とは別個の部品として
形成し、第二保持部26に接合させることもできる。
を奏する。これに加えて、この第二実施例では、セット
スプリング28を形成する必要がないため、ランプ本体
22の構造を簡素にできるという利点を有する。なお、
前述の二つの実施例においては、多くの変更が可能であ
る。例えば、第一の実施例におけるセットスプリング2
8はランプ本体22と一体に形成されているが、セット
スプリング28をランプ本体22とは別個の部品として
形成し、第二保持部26に接合させることもできる。
【0025】また、第一及び第二の実施例では、第一及
び第二保持部25,26を凹状に形成し、カバー部材2
9の二つのブロック部32A,33Aを凸状に形成し、
双方を嵌合させているが、第一及び第二保持部25,2
6を凸状に形成し、カバー部材29の二つのブロック部
32A,33Aを凹状に形成してもよい。
び第二保持部25,26を凹状に形成し、カバー部材2
9の二つのブロック部32A,33Aを凸状に形成し、
双方を嵌合させているが、第一及び第二保持部25,2
6を凸状に形成し、カバー部材29の二つのブロック部
32A,33Aを凹状に形成してもよい。
【0026】
【考案の効果】以上のように、本考案においては、ラン
プユニットの係止部を形成する材料が車体の振動や温度
変化により劣下し、ランプユニットの取り付け状態に
「ガタ」が生じても、弾力性を有するカバー部材がその
「ガタ」を吸収する。これによって、ランプユニットの
取り付け状態は安定に保たれる。
プユニットの係止部を形成する材料が車体の振動や温度
変化により劣下し、ランプユニットの取り付け状態に
「ガタ」が生じても、弾力性を有するカバー部材がその
「ガタ」を吸収する。これによって、ランプユニットの
取り付け状態は安定に保たれる。
【0027】また、カバー部材自体が振動や温度変化を
吸収し得るので、振動や温度変化に起因するランプユニ
ットの寿命の低下を防止することも可能である。
吸収し得るので、振動や温度変化に起因するランプユニ
ットの寿命の低下を防止することも可能である。
【図1】本考案に係るランプユニットの第一実施例の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1に示すランプユニットを組み立てた状態で
の、図1のA−A線における断面図である。
の、図1のA−A線における断面図である。
【図3】図2の円Cで囲んだ部分の拡大図である。
【図4】図1に示すランプユニットを組み立てた状態で
の、図1のD−D線における断面図である。
の、図1のD−D線における断面図である。
【図5】本考案に係るランプユニットの第二実施例の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図6】図5に示すランプユニットを組み立てた状態で
の、図5のE−E線における断面図である。
の、図5のE−E線における断面図である。
【図7】ランプユニットの取り付け位置を示す概略斜視
図である。
図である。
【図8】従来のランプユニットの分解斜視図である。
1 フロントフェンダー 2 サイドターンシグナルランプ 3 レンズ 4 本体 5 バルブユニット 8 セットプレート 9 セットスプリング 20 ランプユニット 21 レンズ 22 ランプ本体 22A ランプ本体背面 25 第一保持部 25 係合部 26 第二保持部 28 セットスプリング 29 カバー部材 32 第一保持部カバー部 33 第二保持部カバー部 32A,32B,33A,33B ブロック部 36 バルブユニット 40 ランプユニット
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−145744(JP,U) 実開 平2−143341(JP,U) 実開 昭61−23108(JP,U) 実開 昭60−150707(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 1/00 - 1/56 F21Q 1/00 - 5/00
Claims (3)
- 【請求項1】 ランプ本体の背面側に形成された係止部
を車体のランプ取り付け孔に係止させることにより車体
に取り付けられる車両用ランプユニットであって、 前記ランプ本体の背面側にはカバー部材を該ランプ本体
に保持するための保持部が形成されており、 前記カバー部材は、前記係止部を覆う弾性膜部と、前記
保持部と係合する係合部とを有するものである車両用ラ
ンプユニット。 - 【請求項2】 前記カバー部材は前記ランプ本体と車体
との間をシールするパッキンとして形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の車両用ランプユニット。 - 【請求項3】 前記ランプ本体の保持部と前記カバー部
材の係合部の一方は他方に嵌合し得る構造になっている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ランプ
ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026267U JP2603041Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 車両用ランプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026267U JP2603041Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 車両用ランプユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683474U JPH0683474U (ja) | 1994-11-29 |
JP2603041Y2 true JP2603041Y2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=12188504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026267U Expired - Lifetime JP2603041Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 車両用ランプユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603041Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4666683B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2011-04-06 | 株式会社ミツバ | 中空状の射出成形体およびその製造方法 |
JP4666684B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2011-04-06 | 株式会社ミツバ | 中空状の射出成形体およびその製造方法 |
JP2007050874A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-03-01 | Takao Sato | 自動車の周辺視認装置 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP1993026267U patent/JP2603041Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0683474U (ja) | 1994-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2603041Y2 (ja) | 車両用ランプユニット | |
JP2579264Y2 (ja) | 車輌用灯具 | |
JP2002264745A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP2601823Y2 (ja) | 車輌用灯具 | |
KR100214003B1 (ko) | 자동차의 범퍼 일체형 헤드램프 | |
JPH0740241Y2 (ja) | 前照灯のモール取付構造 | |
JPH0227441Y2 (ja) | ||
JPH0723304Y2 (ja) | 自動車用バンパ内フォグランプ取付け構造 | |
JPH10297356A (ja) | ランプベゼル取付部構造 | |
JP3223761B2 (ja) | 車両用灯具の取付構造 | |
JPS6228006Y2 (ja) | ||
JPH0999777A (ja) | 車輌用標識灯 | |
JPS6326983Y2 (ja) | ||
JPH03130735U (ja) | ||
JP3235040B2 (ja) | ランプ構造 | |
KR0125159Y1 (ko) | 자동차 백미러부의 구조 | |
JPH0111565Y2 (ja) | ||
JP2570643Y2 (ja) | 車両用装置 | |
JPH0428851Y2 (ja) | ||
JPH1059065A (ja) | 自動車のライセンスランプ取付構造 | |
JPH09240362A (ja) | 車両用灯具 | |
JPH021155Y2 (ja) | ||
JPH10203233A (ja) | 車両用ランプの取付構造 | |
JP2001122015A (ja) | 自動車用灯具 | |
JPS6226884Y2 (ja) |