JP4666683B2 - 中空状の射出成形体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
そして特にこの二次射出する際の樹脂材の浸入は、ダイスライドインジェクション方式のように一次製品を型抜きすることなく連続的に二次射出するものでは、一次製品が完全にキュア(硬化)していないこともあって、二次射出時の射出圧を受けて容易に行われてしまうことになる。そしてこの二次射出の樹脂材の浸入は、一次射出する樹脂材と二次射出する樹脂材とが、異色のもの、あるいは異材のもののように互いに異質のものであるときには、一次製品の表面に二次射出された樹脂材が付着された状態となって外観を損なうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、請求項1において、フランジ部裏面の凹み量は、押圧面部の傾斜角度を調整することで調整されるものであることを特徴とする中空状の射出成形体である。
請求項3の発明は、半割り状の第一、第二の一次製品をそれぞれ一次射出で成形した後、該第一、第二の一次製品同志の外周縁部を上下に接触して突き合わせをし、しかる後、該突き合わせ部に樹脂材を二次射出することで一次製品同志が一体化された二次製品として成形される中空状の射出成形体を成形するにあたり、第一の一次製品は、下方が開口した椀形状をし、かつ、該第一の一次製品の外周縁下面に水平状の接触水平面部が形成され、第二の一次製品は、上方が開口した凹孔形状をし、かつ、該凹孔周壁上面部にフランジ部が形成され、該フランジ部に、第一の一次製品の接触水平面部の内径側部位と内周面とにより形成されるコーナー部に接触する接触水平面部と接触起立面部とが前記コーナー部とは逆形状に形成されるものとし、互いに接触する第一の一次製品の内周面と、該内周面に接触する接触起立面部とを内側ほど高位となる傾斜面とする一方、フランジ部の接触起立面部に対向する下面に二次射出をする際に型押さえされる凹溝を形成し、該凹溝の二次射出される側の溝側面を、溝開口側ほど外周側に拡開する傾斜状の押圧面部として、前記二次射出において、フランジ部は、第一の一次製品の接触水平面部の外径側部位と第二の一次製品の接触水平面部の外周端面となる外端面部とに二次射出される射出圧により、フランジ部の裏面が二次射出された樹脂材の裏面に対して段差状に凹むように変形していることを特徴とする中空状の射出成形体の製造方法である。
これに対し、レンズ部2側において、第一金型Xには、レンズ部内周面2e、テーパ面部2f、接触水平面部2a、段差面部2bの各面、並びに突出水平面部2dのレンズ外周面2cと突出水平面部2dとで形成されるコーナー部(レンズ表面2cの外端縁)2gよりレンズ部内周面2e側にAだけ偏倚して凹陥状となる位置の面Xb等の面に対応する型面が形成されている。一方、第二金型Yには、レンズ外周面2c、前記コーナー部2g位置よりも内嵌して型面Xbに突き当たり、二次射出する際の樹脂材領域の外面となる型面Ya等の型面が形成されている。そしてこの型合わせ状態で一次の射出が実行され、レンズ部2、ハウジング4が一次製品として型成形される。
そのうえ、凹溝4jは、溝開口端側ほど溝幅が広くなる設定になった状態で型Xと接触している結果、前記二次射出圧を受けた場合に、フランジ部4bが嵌合凸部4e側に押圧されることになってレンズ部2とハウジング4の前記面接触部同志の接触がより密になって隙間のないものにでき、これによって、二次射出した樹脂材5がこれら接触面部にムラのある状態で入ってしまうことを回避して、外観性の優れた高品質のサイドウインカー1を製造することができる。
2g コーナー部
4 ハウジング
5 二次射出された樹脂材
Claims (3)
- 半割り状の第一、第二の一次製品をそれぞれ一次射出で成形した後、該第一、第二の一次製品同志の外周縁部を上下に接触して突き合わせをし、しかる後、該突き合わせ部に樹脂材を二次射出することで一次製品同志が一体化された二次製品として成形される中空状の射出成形体において、第一の一次製品は、下方が開口した椀形状をし、かつ、該第一の一次製品の外周縁下面に水平状の接触水平面部が形成され、第二の一次製品は、上方が開口した凹孔形状をし、かつ、該凹孔周壁上面部にフランジ部が形成され、該フランジ部に、第一の一次製品の接触水平面部の内径側部位と内周面とにより形成されるコーナー部に接触する接触水平面部と接触起立面部とが前記コーナー部とは逆形状に形成されるものとし、互いに接触する第一の一次製品の内周面と、該内周面に接触する接触起立面部とを内側ほど高位となる傾斜面とする一方、フランジ部の接触起立面部に対向する下面に二次射出をする際に型押さえされる凹溝を形成し、該凹溝の二次射出される側の溝側面を、溝開口側ほど外周側に拡開する傾斜状の押圧面部とし、フランジ部は、第一の一次製品の接触水平面部の外径側部位と第二の一次製品の接触水平面部の外周端面となる外端面部とに二次射出される射出圧を受けることで、該フランジ部の裏面が二次射出された樹脂材の裏面に対して段差状に凹むように変形していることを特徴とする中空状の射出成形体。
- 請求項1において、フランジ部裏面の凹み量は、押圧面部の傾斜角度を調整することで調整されるものであることを特徴とする中空状の射出成形体。
- 半割り状の第一、第二の一次製品をそれぞれ一次射出で成形した後、該第一、第二の一次製品同志の外周縁部を上下に接触して突き合わせをし、しかる後、該突き合わせ部に樹脂材を二次射出することで一次製品同志が一体化された二次製品として成形される中空状の射出成形体を成形するにあたり、第一の一次製品は、下方が開口した椀形状をし、かつ、該第一の一次製品の外周縁下面に水平状の接触水平面部が形成され、第二の一次製品は、上方が開口した凹孔形状をし、かつ、該凹孔周壁上面部にフランジ部が形成され、該フランジ部に、第一の一次製品の接触水平面部の内径側部位と内周面とにより形成されるコーナー部に接触する接触水平面部と接触起立面部とが前記コーナー部とは逆形状に形成されるものとし、互いに接触する第一の一次製品の内周面と、該内周面に接触する接触起立面部とを内側ほど高位となる傾斜面とする一方、フランジ部の接触起立面部に対向する下面に二次射出をする際に型押さえされる凹溝を形成し、該凹溝の二次射出される側の溝側面を、溝開口側ほど外周側に拡開する傾斜状の押圧面部として、前記二次射出において、フランジ部は、第一の一次製品の接触水平面部の外径側部位と第二の一次製品の接触水平面部の外周端面となる外端面部とに二次射出される射出圧により、フランジ部の裏面が二次射出された樹脂材の裏面に対して段差状に凹むように変形していることを特徴とする中空状の射出成形体の製造方法。
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