JPH1094624A - ゴルフクラブヘッドとその製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドとその製造方法

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JPH1094624A
JPH1094624A JP8253294A JP25329496A JPH1094624A JP H1094624 A JPH1094624 A JP H1094624A JP 8253294 A JP8253294 A JP 8253294A JP 25329496 A JP25329496 A JP 25329496A JP H1094624 A JPH1094624 A JP H1094624A
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JP
Japan
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recess
golf club
head
club head
face
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JP8253294A
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English (en)
Inventor
Eiji Minematsu
英治 峯松
Suketo Imai
資人 今井
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/047Heads iron-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0416Heads having an impact surface provided by a face insert

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッド本体の凹所に圧入され上記凹所の底部に
沿い塑性変形されたフェース体の挿入端の外縁近傍部が
上記凹所の凹部において巣を発生させる確率を従来に比
べ低下させ、ヘッド本体の凹所に対するフェース体の止
着強度を強化出来、さらに製造が容易であるゴルフクラ
ブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法を提供するこ
とである。 【解決手段】ヘッド本体12のフェース部の打球面に形
成した凹所12cにフェース体14を圧入し止着したゴ
ルフクラブヘッドであり、凹所の内周面には凹所の開口
縁よりも外方に一旦凹んで形成された係合部とヘッド本
体の裏面に向かうにつれて内方に向かう傾斜部とを有し
た凹部16が形成されていて、凹部においてヘッド本体
の裏面に最も近い位置には上記開口縁よりも内方に向か
い張り出した底部18が形成されている。凹所に圧入さ
れたフェース体は底部及び凹部の傾斜部に沿い塑性変形
して凹部の係合部に係合止着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属製のヘッド
本体のフェース部の打球面に形成した凹所に金属製のフ
ェース体を圧入して止着したゴルフクラブヘッド及びこ
のゴルフクラブヘッドの製造方法に関係している。
【0002】
【従来の技術】上述した如き種類のゴルフクラブヘッド
及びこのゴルフクラブヘッドの製造方法は、例えば特開
平5−337222号公報及び特開平6−182006
号公報に開示されている。
【0003】特開平5−337222号公報のゴルフク
ラブヘッドでは、金属製のヘッド本体のフェース部の打
球面に形成した凹所の内周面に、凹所の開口縁からヘッ
ド本体の裏面に向かうにつれて外方に張り出す直線状の
傾斜面により構成された凹部が形成されているととも
に、上記凹部において上記ヘッド本体の裏面に最も近い
位置には上記開口縁よりも内方に向かい張り出した底部
が形成されている。
【0004】そしてこの従来のゴルフクラブヘッドを製
造する時には、ヘッド本体の凹所に金属製のフェース体
を圧入すると、フェース体の挿入端の外縁近傍部が上記
凹所の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むこ
とにより上記凹部に係合し止着される。
【0005】また特開平6−182006号公報のゴル
フクラブヘッドでは、金属製のヘッド本体のフェース部
の打球面に形成した凹所の内周面に、凹所の開口縁より
も外方に一旦凹ませた係合部とヘッド本体の裏面に向か
い打球面に対して略垂直に延出した垂直延出部とを有し
た凹部が形成されているとともに、上記凹部において上
記ヘッド本体の裏面に最も近い位置に上記開口縁よりも
内方に向かい張り出した底部が形成されている。さらに
ヘッド本体の凹所に圧入される金属製のフェース体の挿
入端の外縁近傍部にはフェース体の打球面に対して略垂
直に延出した突起が形成されている。
【0006】この従来のゴルフクラブヘッドを製造する
時には、ヘッド本体の凹所に金属製のフェース体を圧入
すると、フェース体の挿入端の外縁近傍部の突起が上記
凹所の底部に沿い折れ曲がるよう塑性変形されて上記凹
部に入り込むことにより上記凹所に係合し止着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−33722
2号公報のゴルフクラブヘッドでは、ヘッド本体の凹所
の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むフェー
ス体の挿入端の外縁近傍部は、まず最初に上記凹部にお
いて上記凹所の開口端から最も外方に引っ込んでいる上
記底部に近い領域を充たし、次に上記凹部の内周面に沿
い上記凹所の開口縁に向かうにつれて上記開口縁に接近
するよう序々に内方に向かいながら上記凹部の残りの領
域を充たして行く。ここにおいては、ヘッド本体の凹所
の底部に沿い塑性変形されたフェース体の挿入端の外縁
近傍部は塑性変形の間に上記凹部において凹所の開口縁
に近い領域に最後に到達する。従って上記凹部において
凹所の開口縁に近い領域に巣が出来やすい。巣が大きい
とゴルフボールをフェース体の打球面で打撃した時に異
音が生じたり、フェース体の本来の性能を発揮出来なく
なったり、フェース体がヘッド本体の凹所から脱落する
恐れがあるので、ゴルフクラブヘッドの製造工程の最終
検査で上記領域にある程度大きな巣が出来ていることが
発見されたゴルフクラブヘッドは廃棄されることにな
る。
【0008】また特開平6−182006号公報のゴル
フクラブヘッドでは、ヘッド本体の凹所の凸部に沿い塑
性変形されて上記凹部に入り込むのがフェース体の挿入
端の外縁近傍部の突起なので塑性変形された突起の強度
が弱くヘッド本体の凹所に対するフェース体の止着強度
が弱い。またフェース体の挿入端の外縁近傍部に予め突
起を形成する作業がゴルフクラブヘッドの製造工程を煩
雑にしている。
【0009】この発明は上述した事情の下でなされ、こ
の発明の目的は、ヘッド本体の凹所に圧入され凹所の底
部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むフェース体
の挿入端の外縁近傍部が上記凹部において巣を発生させ
る確率を従来に比べ低下させ、しかもヘッド本体の凹所
に対するフェース体の止着強度を従来に比べ強化出来、
さらに製造が容易である、ゴルフクラブヘッド及びその
製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成する為に、この発明に従ったゴルフクラブヘッド
は:金属製のヘッド本体のフェース部の打球面に形成し
た凹所に金属製のフェース体を圧入して止着したゴルフ
クラブヘッドであり;上記凹所の内周面の少なくとも一
部には、凹所の開口縁よりも外方に一旦凹んで形成され
る係合部とヘッド本体の裏面に向かうにつれて内方に向
かう傾斜部とを有する凹部が形成されているとともに、
上記凹部において上記ヘッド本体の裏面に最も近い位置
には上記開口縁よりも内方に向かい張り出した底部が形
成されており;上記凹所に圧入されたフェース体は上記
底部及び上記凹部の上記傾斜部に沿い塑性変形して上記
凹部の上記係合部に係合することにより上記凹所に止着
されている;ことを特徴としている。
【0011】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従ったゴルフクラブヘッドでは、ヘッド本体の
凹所の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むフ
ェース体の挿入端の外縁近傍部は、まず最初に上記凹部
において上記凹所の開口端の最も近くまで張り出してい
る上記底部に近い領域を充たし、次に上記凹部の傾斜部
に沿い上記凹所の開口縁に向かうにつれて上記開口縁か
ら遠ざかるように外方に向かいながら上記凹部の残りの
領域を充たして行く。ここにおいても、ヘッド本体の凹
所の底部に当接し底部に沿い外方に向けて塑性変形され
たフェース体の挿入端の外縁近傍部は塑性変形の間に上
記凹部において上記傾斜部に沿い凹所の開口縁に近い領
域(即ち、係合部)に最後に到達する。しかしながら、
塑性変形されたフェース体の挿入端の外縁近傍部がまず
最初に充たす上記凹部において上記底部に近い領域から
は上記凹所の開口端の最も近くまで上記傾斜部が連続し
ているので、塑性変形されたフェース体の挿入端の外縁
近傍部は上記凹部において上記底部に近い領域を前述し
た従来例に比べ遥かに少ない量で充たし、従来例に比べ
遥かに多い残りの量が上記傾斜部に導かれて上記凹部の
残りの領域を上記係合部まで十分充たす為に使用され
る。
【0012】従って、ヘッド本体の凹所に圧入され凹所
の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むフェー
ス体の挿入端の外縁近傍部が上記凹部において巣を発生
させる確率を従来に比べ低下させることが出来、故にヘ
ッド本体の凹所に対するフェース体の止着強度を従来に
比べ強化出来、さらに製造が煩雑になることもなく容易
である。
【0013】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従ったゴルフクラブヘッドでは、上記凹部に
おいて上記傾斜部は直線状の傾斜面により構成されてい
ることが好ましい。
【0014】このような傾斜面は製造が容易である。な
お上記凹部においてヘッド本体の裏面に向かうにつれて
浅くなるよう内方に向かう傾斜部は、塑性変形されたフ
ェース体の挿入端の外縁近傍部を上記凹部の上記底部に
近い領域から上記凹部の残りの領域を上記係合部まで速
やかに確実に充たすよう案内出来るのであれば、凹面や
凸面やその他の種々の形状の面とすることが出来る。
【0015】そして上述したこの発明の目的を達成する
為に、この発明に従ったゴルフクラブヘッドの製造方法
は:金属製のヘッド本体のフェース部の打球面に形成し
た凹所の内周面の少なくとも一部に、凹所の開口縁より
も外方に一旦凹ませた係合部とヘッド本体の裏面に向か
うにつれて内方に向かう傾斜部とを有する凹部を形成す
るとともに、上記凹部において上記ヘッド本体の裏面に
最も近い位置に上記開口縁よりも内方に向かい張り出し
た底部を形成し;上記凹所において金属製のフェース体
を上記底部に当接させて圧入し上記底部及び上記凹部の
上記傾斜部に沿い塑性変形させ、そして上記凹部の上記
係合部に係合させることにより上記凹所に止着させる;
ことを特徴としている。
【0016】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従ったゴルフクラブヘッドの製造方法でも、ヘ
ッド本体の凹所の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に
入り込むフェース体の挿入端の外縁近傍部は、まず最初
に上記凹部において上記凹所の開口端の最も近くまで張
り出している上記底部に近い領域を充たし、次に上記凹
部の上記傾斜部に沿い上記凹所の開口縁に向かうにつれ
て上記開口縁から遠ざかるように外方に向かいながら上
記凹部の残りの領域を上記係合部まで充たして行く。こ
こにおいても、ヘッド本体の凹所の底部に当接し外方に
向かい塑性変形されたフェース体の挿入端の外縁近傍部
は塑性変形の間に上記凹部において上記傾斜部に沿い上
記凹所の開口縁に近い領域(即ち、係合部)に最後に到
達する。しかしながら、塑性変形されたフェース体の挿
入端の外縁近傍部がまず最初に充たす上記凹部において
上記底部に近い領域からは上記凹所の開口端の最も近く
の上記係合部まで上記傾斜部が連続しているので、塑性
変形されたフェース体の挿入端の外縁近傍部は上記凹所
において上記底部に近い領域を前述した従来例に比べ遥
かに少ない量で充たした後に、従来例に比べ遥かに多い
残りの量が上記傾斜部に導かれて上記凹部の残りの領域
を上記係合部まで十分充たす為に使用される。
【0017】従って、ヘッド本体の凹所に圧入され凹所
の底部に沿い塑性変形されて上記凹部に入り込むフェー
ス体の挿入端の外縁近傍部が上記凹部において巣を発生
させる確率を従来に比べ低下させることが出来、故にヘ
ッド本体の凹所に対するフェース体の止着強度を従来に
比べ強化出来、さらに製造が煩雑になることもなく容易
である。
【0018】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従ったゴルフクラブヘッドの製造方法でも、
上記凹部において上記傾斜部は直線状の傾斜面により構
成されていることが好ましい。
【0019】このような傾斜面は製造が容易である。上
述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に従っ
たゴルフクラブヘッドの製造方法ではさらに、フェース
体を上記凹所に圧入する時に使用する圧入手段は、フェ
ース体の周縁部分に対して、フェース体の残りの部分よ
りも強く圧力を負荷する、ことが好ましい。
【0020】このようにすることにより、塑性変形され
たフェース体の挿入端の外縁近傍部は上記底部に近い領
域を充たした後に残りの量がより強い圧力で速やかに確
実に上記凹部の残りの領域を充たす為に使用されるの
で、ヘッド本体の凹所に対するフェース体の止着強度を
より強化させる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の1つの実施の形
態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
この発明の1つの実施の形態に従ったゴルフクラブヘッ
ドの正面図であり、図2の(A)は図1のゴルフクラブ
ヘッドのII−II線に沿った横断面図であり、図2の
(B)は図2の(A)の要部の拡大図である。
【0022】図1及び図2の(A)に示す如く、この発
明の1つの実施の形態に従ったゴルフクラブヘッド10
は、金属製のヘッド本体12と、ヘッド本体12のフェ
ース部12aの打球面12bに形成した凹所12cに圧
入されて止着された金属製のフェース体14と、を備え
ている。
【0023】なお、この1つの実施の形態のヘッド本体
12の凹所12cはヘッド本体12の打球面12bから
ヘッド本体12の裏面まで貫通しているが、凹所12c
は貫通していなくとも良い。
【0024】この1つの実施の形態のヘッド本体12の
凹所12cの内周面には全周に渡り凹所12cの開口縁
よりも外方に向かい一旦凹んで形成された係合部と係合
部の外端からヘッド本体12の裏面に向かうにつれて浅
くなるよう内方に向かう傾斜部とを有した凹部16が形
成されているとともに、凹部16においてヘッド本体1
2の裏面に最も近い位置にある上記傾斜部の内方端から
上記開口縁よりも内方に向かい張り出した凸状の底部1
8が形成されている。
【0025】図2の(B)を参照しながら凹部16と底
部18の夫々の形状をより詳細に説明すると、凹部16
において凹所12cの開口縁よりも外方に向かい一旦凹
んだ係合部を有する領域は、ヘッド本体12の打球面1
2bとは反対の方向を向き、かつ打球面12bに対して
略平行な係合面16aにより構成されており、凹部16
においてヘッド本体12の裏面に向かうにつれて内方に
向かう傾斜部の領域は直線状の傾斜面16bにより構成
されていて、底部18においてヘッド本体12の打球面
12bと同じ方向を向いており凹部16の係合面16a
と対面している領域は打球面12bに対して略平行な受
け面18aにより構成されている。
【0026】図2の(B)に示す如く、フェース体14
はヘッド本体12の凹所12cに挿入され底部18の受
け面18aに当接されて圧入されることにより挿入端の
外縁近傍部14aが塑性変形して凹所12cの底部18
の受け面18aに沿い外方の凹部16に向かい張り出
し、凹部16を傾斜部に沿い係合部まで充すことにより
係合部に係合し、凹所12c中に止着される。
【0027】図3は図1のゴルフクラブヘッドの製造方
法の一部の工程の開始状態を示す横断面図であり、そし
て図4は図3のゴルフクラブヘッドの製造方法の一部の
工程の終了状態を示す横断面図である。
【0028】次には図3及び図4を参照しながら図1の
ゴルフクラブヘッドの製造方法について詳細に説明す
る。ヘッド本体12のフェース部12aの打球面12b
にはヘッド本体12の成形時に、またはヘッド本体12
の成形後の切削加工により、予め凹所12cが形成され
ているとともに、フェース体14を凹所12cに圧入す
る以前に凹所12cの内周面には図1,図2の(A)及
び(B)を参照しながら上述した如く係合部と傾斜部と
を有して構成されている凹部16及び底部18が形成さ
れている。
【0029】凹部16及び底部18が凹所12cの内周
面に形成されたヘッド本体12は、図3に示す如く打球
面12b及び凹所12cを除き下方型20の型凹所20
a中に支持される。
【0030】フェース体14は凹所12cの開口縁の平
面形状及び平面寸法と略同じ平面形状及び平面寸法を有
するととともに、凹所12cの深さ(即ち、凹所12c
の開口縁から底部18の受け面18aまでの距離)より
も所定量厚い厚さを有するよう予め形成されている。
【0031】このように準備されたフェース体14は、
図3に示す如く、凹所12c中に挿入され挿入端の外端
近傍部を底部18の受け面18aに接触させる。そして
フェース体14は、圧入手段、この実施の形態では上
型、22により押圧され、ヘッド本体12の凹所12c
の底部18の受け面18aに当接される。
【0032】この実施の形態においてフェース体14の
露出端に対応した圧入手段22の押圧面には、ヘッド本
体12のフェース部12aの打球面12bの凹所12c
の内周面において凹部16と底部18とが形成されてい
る部分(即ち、凹所12cの開口端の全周)に隣接した
フェース体14の露出端の外周縁部に対応した外周縁対
応部分に、フェース体14の露出端の残りの部分に対応
した残部対応部分よりもフェース体14の露出端に向か
い突出した強制押圧突起22aが形成されている。そし
て強制押圧突起22aの容積は凹部16の容積よりも大
きく設定されている。
【0033】図4に示す如く、圧入手段22の押圧面に
より押圧されたフェース体14はヘッド本体12の凹所
12c中に圧入され、フェース体14の挿入端の外縁近
傍部は圧入手段22の強制押圧突起22aにより特に強
い圧力で底部18の受け面18aに押圧されて容易に確
実に塑性変形し、底部18の受け面18aに沿い凹部1
6の傾斜部の傾斜面16bにおいて底部18に近い領域
を充たした後に凹部16の傾斜面16bに沿い上記凹所
の開口縁に向かうにつれて上記開口縁から遠ざかるよう
に外方に向かいながら凹部16の残りの領域を係合部の
係合面16aまで充たして行く。このように塑性変形し
たフェース体14の挿入端の外縁近傍部が凹部16の傾
斜部の傾斜面16bに沿い凹部16を充たして行く様子
が矢印Fにより示されている。
【0034】ヘッド本体12の凹所12cの底部18の
受け面18aに当接してこれに沿い外方に向かい塑性変
形されたフェース体14の挿入端の外縁近傍部は塑性変
形の間に凹部16において傾斜部の傾斜面16bに導か
れ、凹所12cの開口縁に近い領域にある係合部の係合
面16aに最後に確実に到達する。そして、塑性変形さ
れたフェース体14の挿入端の外縁近傍部がまず最初に
充たす凹部16において底部18に近い領域、即ち傾斜
部の傾斜面16bの内端、は内方に向かい浅くなってい
て凹所12cの開口端の最も近くまで張り出しているの
で、塑性変形されたフェース体14の挿入端の外縁近傍
部は底部18に近い領域を前述した従来例に比べ遥かに
少ない量ですばやく充たした後、従来例に比べ遥かに多
い残りの量が傾斜部の傾斜面16bに沿い凹部16の残
りの領域を係合部の係合面16aまで十分充たす為に使
用される。
【0035】従って塑性変形されたフェース体14の挿
入端の外縁近傍部が凹部16(特に、係合部の係合面1
6a)に巣を発生させる確率を従来に比べ低下させ、し
かもヘッド本体の凹所に対するフェース体の止着強度を
従来に比べ強化出来る。そして上述した如く製造を煩雑
にするような工程もない。
【0036】なお最後に、図4に示す如くヘッド本体1
2の凹所12cに止着されたフェース体14の露出端の
中で凹所12cからはみ出た部分(即ち、打球面12b
から外方に突出した部分)は、図4に点線で示す如く打
球面12bと略同一の平面まで仕上げ研削される。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従ったゴ
ルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法で
は、ヘッド本体の凹所に圧入され上記凹所の底部に沿い
塑性変形されて上記凹所の凹部に入り込むフェース体の
挿入端の外縁近傍部が上記凹部において巣を発生させる
確率を従来に比べ低下させ、しかもヘッド本体の凹所に
対するフェース体の止着強度を従来に比べ強化出来、さ
らに製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施の形態に従ったゴルフク
ラブヘッドの正面図である。
【図2】(A)は図1のゴルフクラブヘッドのII−II線
に沿った横断面図であり、(B)は(A)の要部の拡大
図である。
【図3】図1のゴルフクラブヘッドの製造方法の一部の
工程の開始状態を示す横断面図である。
【図4】図3のゴルフクラブヘッドの製造方法の一部の
工程の終了状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 ゴルフクラブヘッド 12 ヘッド本体 12a フェース部 12b 打球面 12c 凹所 14 フェース体 16 凹部 16a 係合面 16b 傾斜面 18 底部 18a 受け面 20 下方型 20a 型凹所 22 圧入手段 22a 強制押圧突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のヘッド本体のフェース部の打球
    面に形成した凹所に金属製のフェース体を圧入して止着
    したゴルフクラブヘッドであり、 上記凹所の内周面の少なくとも一部には、凹所の開口縁
    よりも外方に一旦凹んで形成される係合部とヘッド本体
    の裏面に向かうにつれて内方に向かう傾斜部とを有する
    凹部が形成されているとともに、上記凹部において上記
    ヘッド本体の裏面に最も近い位置には上記開口縁よりも
    内方に向かい張り出した底部が形成されており、 上記凹所に圧入されたフェース体は上記底部及び上記凹
    部の上記傾斜部に沿い塑性変形して上記凹部の上記係合
    部に係合することにより上記凹所に止着されている、 ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 上記凹部において、上記傾斜部は直線状
    の傾斜面により構成されている、ことを特徴とする請求
    項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 金属製のヘッド本体のフェース部の打球
    面に形成した凹所の内周面の少なくとも一部に、凹所の
    開口縁よりも外方に一旦凹ませた係合部とヘッド本体の
    裏面に向かうにつれて内方に向かう傾斜部とを有する凹
    部を形成するとともに、上記凹部において上記ヘッド本
    体の裏面に最も近い位置に上記開口縁よりも内方に向か
    い張り出した底部を形成し、 上記凹所において金属製のフェース体を上記底部に当接
    させて圧入し上記底部及び上記凹部の上記傾斜部に沿い
    塑性変形させ、そして上記凹部の上記係合部に係合させ
    ることにより上記凹所に止着させる、 ことを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記凹部において、上記傾斜部は直線状
    の傾斜面により構成されている、ことを特徴とする請求
    項3に記載のゴルフクラブヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 フェース体を上記凹所に圧入する時に使
    用する圧入手段は、フェース体の周縁部分に対して、フ
    ェース体の残りの部分よりも強く圧力を負荷する、こと
    を特徴とする請求項3または請求項4に記載のゴルフク
    ラブヘッドの製造方法。
JP8253294A 1996-09-25 1996-09-25 ゴルフクラブヘッドとその製造方法 Pending JPH1094624A (ja)

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JP8253294A JPH1094624A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 ゴルフクラブヘッドとその製造方法
US08/937,807 US5899820A (en) 1996-09-25 1997-09-25 Golf club head and method of manufacturing thereof

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