JP4241489B2 - グロープラグ用ピン端子の製造方法及びグロープラグの製造方法 - Google Patents

グロープラグ用ピン端子の製造方法及びグロープラグの製造方法 Download PDF

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Description

本発明はグロープラグ用ピン端子の製造方法及びグロープラグの製造方法に関する。
従来、特許文献1開示のグロープラグが知られている。同公報開示のグロープラグは、図12に示すように、筒状の主体金具90と、この主体金具90内に固定され、主体金具90の先端から突出する発熱部91aを有するヒータ91と、主体金具90内に配置され、後端部が主体金具90の後端から突出する棒状の中軸92と、中軸92の後端部に嵌合し、中軸92を介して発熱部91aに外部から通電を行うためのピン端子93とを備えている。
同公報開示のヒータ91は、主体金具90の先端側に嵌合された導電金属製の外筒94内に嵌合され、主体金具90及び外筒94の先端から発熱部91aを突出させるセラミックヒータである。
このセラミックヒータ91は、Si34を主成分とする棒状の絶縁体80と、この絶縁体80内の先端側に埋設されたWCを主成分とするU字形状の発熱体81と、一端が発熱体81の一端と接続され、絶縁体80の外周面の一部に他端が露出された第1リード線82と、一端が発熱体81の他端と接続され、絶縁体80の外周面の他の一部に他端が露出された第2リード線83とからなる。第1リード線82は自身の他端が外筒94に接続され、第2リード線83は自身の他端が通電コイル95に接続されており、通電コイル95は中軸92に接続されている。発熱体81が埋設されている絶縁体80の先端側がこのセラミックヒータ91の発熱部91aである。
ピン端子93は、一端側の小径部93aと、他端側の大径部93bとを有している。小径部93aの一端側端面は曲面状をなしている。大径部93bの他端側には主体金具90の後端側に設ける絶縁材料からなるインシュレータ96と当接する第1フランジ93cが形成されている。また、大径部93bの一端側には第2フランジ93dが形成され、第1フランジ93cと第2フランジ93dとの間には外部からの通電を行うキャップ97の係止凸部85aが係止する係止凹部93eが形成されている。大径部93bの内部には中軸92の後端側が嵌合される凹部93fが形成されている。
このグロープラグは、ディーゼルエンジンのシリンダヘッドに主体金具90の雄ねじ90aが螺合されることにより、セラミックヒータ91の発熱部91aがディーゼルエンジンの燃焼室に位置される。そして、主体金具90がシリンダヘッドに接地される一方、ピン端子93にはバッテリーに繋がるキャップ97が嵌合される。キャップ97は、カップ状のキャップ本体85と、キャップ本体85の奥側に設けられた固定部材86によって奥側から開口側に向かって延びた状態で固定された導電板87とからなる。キャップ本体85内の開口側には内側に突出する係止凸部85aが形成されている。導電板87はバッテリーに繋がるリード線88に接続されている。
ピン端子93にキャップ97を嵌合すると、キャップ本体85の係止凸部85aは、第2フランジ93dを乗り越えて、自身の先端が第1フランジ93cと当接し、係止凹部93eと係合する。この状態において、導電板87が小径部93aの表面と当接する。
これにより、セラミックヒータ91は、主体金具90、外筒94及び第1リード線82と、ピン端子93、中軸92、通電コイル95及び第2リード線83との間に電圧が印加され、発熱体81によって発熱部91aが発熱する。これにより、ディーゼルエンジンの始動が開始されることとなる。
同公報によれば、この種のグロープラグは以下のようにして製造されていた。すなわち、まず主体金具90、セラミックヒータ91、中軸92等が製造される。また、鋼材からなるワークを切削することによりピン端子93が製造される。そして、これらの必要な箇所を電気的に接続しながら、これらを組み付ける。こうしてグロープラグが完成する。
特開2002−260827号公報
しかし、上記グロープラグの製造方法では、ピン端子をワークの切削のみにより製造していたため、切削屑が過剰に無駄になっていたとともに、製造に要する時間が長く、大量生産が困難であった。このため、従来の製造方法では、ピン端子の製造コストの低廉化が困難であった。よって、グロープラグの製造コストの低廉化も困難になっていた。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、グロープラグ用ピン端子、ひいてはグロープラグを安価に製造可能にすることを解決すべき課題としている。
本発明のグロープラグ用ピン端子の製造方法は、筒状の主体金具と、該主体金具内に固定され、該主体金具の先端から突出する発熱部を有するヒータと、該主体金具内に配置され、後端部が該主体金具の後端から突出する棒状の中軸と、該中軸の該後端部に嵌合し、該中軸を介して該発熱部に外部から通電を行うためのピン端子とを備えたグロープラグに適用されるピン端子の製造方法において、
導電金属製のワークを塑性加工する工程を備え、
前記塑性加工する工程は、
棒状をなす導電金属製の第1ワークを得る準備工程と、
該第1ワークの一端側端面の少なくとも外周を曲面状に整え、第2ワークとする端面調整工程と、
該第2ワークの一端側を外部からの通電を行うキャップが嵌合する小径部とし、該第2ワークの他端側を大径部とし、該小径部の一端側端面を製品形状である曲面とすることにより、第3ワークとする押出工程と、
該第3ワークの該大径部の他端側に第1フランジを形成することと、該大径部の一端側に第2フランジを形成することとによって、該第1フランジと該第2フランジとの間に該キャップと係止される係止凹部をもつ第4ワークとするフランジ成形工程とを有することを特徴とする。
本発明のグロープラグ用ピン端子の製造方法では、導電金属製のワークを塑性加工することによりピン端子を製造するため、従来の製造方法のような切削屑を無駄に生じない。
また、この製造方法では、大量のワークを同時に塑性加工してピン端子を製造することも可能であることから、個々のピン端子の製造時間を短縮化することができ、かつ大量生産も可能になる。
したがって、本発明の製造方法によれば、グロープラグ用ピン端子を安価に製造することができる。また、この製造方法は、切削屑を無駄にしないことから、省資源化に寄与することもできる。
この場合、押出工程の前に端面調整工程を行っていることから、第1ワークの一端側端面の少なくとも外周を曲面状に整えた第2ワークを押出加工することとなる。このため、第1ワークを準備した際に一端側端面に凹凸を生じたり、端面が斜めになったりしたとしても、押出加工等により凹凸が拡大したり、意図せずにワークが変形したりせず、ピン端子はキャップが嵌合する小径部が簡易に仕上げられることとなる。
前記フランジ成形工程は、前記第3ワークの前記大径部の一端側に前記第2フランジを形成する第2フランジ成形工程と、
該第2フランジ成形工程後、該第3ワークの該大径部の他端側に前記第1フランジを形成する第1フランジ成形工程とからなることが好ましい。
この場合、第2フランジを加工する金型が簡易になり、製造コストの低廉化を実現できる。
また、前記フランジ成形工程は、前記第3ワークの前記大径部の他端側に前記第1フランジを形成する第1フランジ成形工程と、
該第1フランジ成形工程後、該第3ワークの該大径部の一端側に前記第2フランジを形成する第2フランジ成形工程とからなることもできる。
本発明のグロープラグ用ピン端子の製造方法は、前記第4ワークの外径を仕上げ、第5ワークとする外径仕上工程を有することができる。
また、第2フランジ成形工程時にバリができたり、ゆがみが生じたりしても、外形仕上げ工程によりそのバリを取り除き、そのゆがみを矯正することもできる。
これにより第4ワークを比較的ラフに製造することが可能になり、製造コストの低廉化を実現できる。外径仕上工程としては、第4ワークの真円度を高めるための切削を採用することができる。この際、大径部内に中軸が嵌合される凹部を切削することもできる。こうしてピン端子が得られる。
本発明のグロープラグの製造方法は、筒状の主体金具と、該主体金具内に固定され、該主体金具の先端から突出する発熱部を有するヒータと、該主体金具内に配置され、後端部が該主体金具の後端から突出する棒状の中軸と、該中軸の該後端部に嵌合し、該中軸を介して該発熱部に外部から通電を行うためのピン端子とを備えたグロープラグの製造方法において、
前記ピン端子は導電金属製のワークを塑性加工する工程により形成され、
前記塑性加工する工程は、
棒状をなす導電金属製の第1ワークを得る準備工程と、
該第1ワークの一端側端面の少なくとも外周を曲面状に整え、第2ワークとする端面調整工程と、
該第2ワークの一端側を外部からの通電を行うキャップが嵌合する小径部とし、該第2ワークの他端側を大径部とし、該小径部の一端側端面を製品形状である曲面とすることにより、第3ワークとする押出工程と、
該第3ワークの該大径部の他端側に第1フランジを形成することと、該大径部の一端側に第2フランジを形成することとによって、該第1フランジと該第2フランジとの間に外部からの通電を行うキャップと係止される係止凹部をもつ第4ワークとするフランジ成形工程とを有することを特徴とする。
本発明のグロープラグの製造方法によれば、ピン端子を大量にかつ安価に製造できるため、グロープラグも大量にかつ安価に製造することができる。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
実施例1のグロープラグは、図1に示すように、筒状の主体金具3と、この主体金具3内に固定され、主体金具3の先端から突出する発熱部5aを有するヒータ5と、主体金具3内に配置され、後端部が主体金具3の後端から突出する棒状の中軸7と、中軸7の後端部に嵌合し、中軸7を介して発熱部5aに外部から通電を行うためのピン端子10とを備えている。
実施例1に係るヒータ5は、先端が閉塞し、軸線方向に延びる筒状をなし、主体金具3の先端側から自身の先端部を突出させた状態で主体金具3内に通電可能に固定された発熱チューブ11を有している。中軸7は自身の先端が発熱チューブ11内に位置し、自身の後端が主体金具3の後端から突出している。発熱チューブ11内には、Si34を主成分とする絶縁体12と、発熱コイル13とが収納されている。発熱コイル13は、先端部が発熱チューブ11の先端側と接合され、後端部が中軸7の先端部と接合されている。これら発熱チューブ11、絶縁体12及び発熱コイル13がヒータ5である。また、発熱コイル13が絶縁体12とともに収納されている発熱チューブ11の先端側がこのヒータ5の発熱部5aである。
中軸7の外周面の中央部にはゴムパッキンからなる絶縁体15が固定されており、この絶縁体15の周りで発熱チューブ7の開口端がかしめられることにより、発熱チューブ11は中軸7に対して絶縁状態で固定されている。
また、主体金具3の後端側には軸孔のうち最も大径となる大径孔が形成されており、この軸孔と大径孔との間の後端向き段部にOリング17及び絶縁材料からなる環状のインシュレータ19が載置され、それぞれの内周に中軸7が挿通されている。
ピン端子10は、図2に示すように、一端側の小径部10aと、他端側の大径部10bとを有している。小径部10aの一端側端面の外周には曲面10cが形成されている。大径部10bの他端側にはインシュレータ19と当接する第1フランジ10dが形成され、大径部10bの一端側には第2フランジ10eが形成されている。
第2フランジ10eは、小径部10a側に位置して小径部10aより大径であり、一端側が小径となるテーパ面20と、テーパ面20と接続された円筒状の第1円筒面21と、第1円筒面21と接続された凸曲面22と、凸曲面22と接続された円筒状の第2円筒面23とからなり、この第2フランジ10eにより小径部10aと大径部10bとが隔てられている。第1円筒面21と第2円筒面23とは同径である。第1フランジ10dと第2フランジ10eとの間が外部からの通電を行うキャップ97(図12参照)と係止される係止凹部10fである。また、大径部10b内には中軸7が嵌合される凹部10gが形成されている。そして、図1に示すように、インシュレータ19の後端側において、ピン端子10は、凹部10gが中軸7と勘合した状態で係止凹部10fがかしめられ、中軸7と接合されている。
ピン端子10は以下の各工程によって製造される。
<準備工程>
まず、図3(A)に示すように、φDで断面が円形の導電金属としての鋼材製の棒材30を用意する。この棒材30を軸直角方向で切断し、図3(B)に示すように、所定長さの第1ワーク31を得る。
<端面調整工程>
図4に示すように、キャビティ50aをもつ端面調整金型50が用意されている。
キャビティ50aの下端には曲面が形成されている。またキャビティの下端にはキックアウトピン50bが備えられており、キャビティ50aの上端にはパンチ50cがキャビティ50a内に加圧可能に設けられている。
そして、この端面調整金型50のキャビティ50a内に第1ワーク31が搬送され、パンチ50cにより第1ワーク31を加圧する。これにより第1ワーク31は、一端側端面がキックアウトピン50bに圧接して整えられ、塑性加工される。
こうして、第1ワーク31は、図3(C)に示すように、一端側端面に曲面32aをもつ第2ワーク32とされる。このため、第1ワーク31を準備した際に一端側端面に凹凸を生じたり、端面が斜めになったりしていたとしても、押出加工等により凹凸が拡大したり、意図せずにワークが変形したりしないこととなる。
この後、パンチ50cを上昇させ、キックアウトピン50bにより第2ワーク32が端面調整金型50から搬出される。
<押出工程>
次いで、図5に示すように、下方が小径に形成されたキャビティ51aをもつ押出金型51が用意されている。
キャビティ51aの下端にはキックアウトピン51bが備えられており、キャビティ51aの上端にはパンチ51cがキャビティ51a内に加圧可能に設けられている。
そして、この押出金型51のキャビティ51a内に曲面32aが下方になるように第2ワーク32が搬送され、パンチ51cにより第2ワーク32を加圧する。これにより第2ワーク32は、一端側端面がキックアウトピン51bに再度圧接して整えられ、塑性加工される。
こうして、第2ワーク32は、図3(D)に示すように、一端側が縮径された第3ワーク33とされる。第3ワーク33は、一端側がφdの小径部33aとされ、他端側がφDのままの大径部33bとされている。小径部33aの端面は曲面32aが小径にされることにより製品形状である曲面10cとされている。この後、パンチ51cを上昇させ、キックアウトピン51bにより第3ワーク33が押出金型51から搬出される。
<第2フランジ成形工程>
この後、図6に示すように、下型52a及び上型52bを備えた第2フランジ成形金型52が用意されている。
下型52a内には図3(D)に示す第3ワーク33を配置したときに自身の大径部33bの上端が下型52aから上方に突出するとともに、図2に示す小径部10a並びに第2フランジ10eのテーパ面20、第1円筒面21及び凸曲面22の半分と整合するキャビティ52cが形成されている。キャビティ52cの下端にはキックアウトピン52dが備えられている。上型52bには、図2に示す第2フランジ10eの第2円筒面23及び凸曲面22の残部並びに大径部10bと整合するキャビティ52eが形成されている。キャビティ52eの上端にはパンチ52gがキャビティ52e内に加圧可能に設けられている。上型52bは押圧ばね52fにより下型52aに向かって付勢されている。
そして、下型52aのキャビティ52c内に小径部33aが下方になるように第3ワーク33が搬送され、パンチ52gにより第3ワーク33を加圧する。これにより第3ワーク33は塑性加工され、図3(E)に示すように、第3’ワーク34とされる。
第3’ワーク34は、一端側が第3ワーク33の小径部33aと同じ小径部34aであり、第3ワーク33の大径部33bと同じ大径部34bの一端側には第2フランジ34cが形成される。小径部34aの端面は曲面10cのままである。この後、パンチ52gと上型52bとを上昇させ、キックアウトピン52dにより第3’ワーク34が第2フランジ成形金型52から搬出される。
<第1フランジ成形工程>
この後、図7に示すように、下型53a、拘束型53b、複数個の割り型53c、及び上型53dを備えた第1フランジ成形金型53が用意されている。
下型53a内には、第3’ワーク34の小径部34a並びに図2に示す第2フランジ10eのテーパ面20、第1円筒面21及び凸曲面22の半分を収納するキャビティ53eが形成されている。キャビティ53eの下端にはキックアウトピン53fが備えられている。押圧ばね53gによって下方に付勢された上型53dの外周面は垂直に形成されており、その上型53dの周囲には押圧ばね53hによって下方に付勢された拘束型53bが収納されている。拘束型53bの下部内面は上方が軸芯に近づいた傾斜面53iとされている。また、各割り型53cは軸芯周りで複数個に配置されている。各割り型53cの外周面には傾斜面53iと整合する傾斜面53jが形成されている。各割り型53cは、これらが下型53aの上面に当接した状態において、図2に示す第2フランジ10eの第2円筒面23及び凸曲面22の残部並びに大径部10bと整合するキャビティ53kを形成するようになっている。上型53dは各割り型53cを下方に付勢可能に設けられており、上型53dの下端には図2に示す第1フランジ10dと整合するキャビティ53lが形成されている。キャビティ53lの上端にはパンチ53fがキャビティ53l内に加圧可能に設けられている。
そして、下型53aのキャビティ53e内に小径部34aが下方になるように第3’ワーク34が搬送され、パンチ53fにより第3’ワーク34を加圧する。これにより第3’ワーク34は、下型53aに向かって加圧されるとともに、各割り型53cが傾斜面53jで傾斜面53iに沿って軸芯方向に付勢されることにより、塑性加工される。こうして、図3(F)に示すように、第4ワーク35とされる。第4ワーク35は、一端側が第3’ワーク34の小径部34aと同じ小径部35aであり、第3’ワーク34の大径部34bと同じ大径部35bの一端側には第2フランジ34cと同じ第2フランジ35dが残され、大径部35bの他端側には第1フランジ35cが形成される。小径部35aの端面は曲面10cのままである。この後、上型53d、拘束型53bを上昇させ、キックアウトピン53fにより第4ワーク35が第1フランジ成形金型53から搬出される。
<外径仕上げ工程>
図8に示すように、固定型54a及びカッタ54bを備えた外径仕上げ装置54が用意されている。
固定型54a内には第4ワーク35の小径部35aを収納するキャビティ54cが形成され、キャビティ54cの下端にはキックアウトピン54dが備えられている。カッタ54bは円筒状に形成されており、また上下動可能に設けられている。カッタ54bは、先端の内周に刃部54eを有しており、第4ワーク35の第2フランジ35dの外周側をその刃部54eによりカットすることができる。
そして、固定型54aのキャビティ54c内に小径部35aが下方になるように第4ワーク35が搬送され、カッタ54bは、第4ワーク35の第2フランジ35dの外周側をカットする。これにより、外径を一定にし、また真円度を高めることができる。この際、図示しないドリルにより、第4ワーク35の大径部35b内に凹部10gを切削する。こうして図3(G)及び図2に示すピン端子10が第5ワークとして得られる。
一方、図1に示すように、主体金具3、発熱チューブ11、絶縁体15、発熱コイル13、中軸7、Oリング17及びインシュレータ19等を用意する。そして、これらの必要な箇所を電気的に接続しながら、これらを公知の方法により組み付ける。こうしてグロープラグが完成する。
こうして得られたグロープラグは、ディーゼルエンジンのシリンダヘッドに主体金具3の雄ねじ3aが螺合されることにより、ヒータ5の発熱部5aがディーゼルエンジンの燃焼室に位置される。そして、主体金具3がシリンダヘッドに接地される一方、ピン端子10には図12に示すものと同様のキャップ97が嵌合される。
ピン端子10にキャップ97を嵌合すると、キャップ本体85の係止凸部85aは、図2に示すテーパ面20を経て第1円筒面21から凸曲面22を乗り越え、第2円筒面23を経て第1フランジ10dと当接する。こうして係止凸部85aが係止凹部10fと係合する。この状態において、導電板87が小径部10aと当接する。
これにより、ヒータ5は、主体金具3と、ピン端子10及び中軸7との間に電圧が印加され、発熱コイル13よって発熱部5aが発熱する。これにより、ディーゼルエンジンの始動が開始されることとなる。
以上のように、実施例1の製造方法では、導電金属製の棒材30を塑性加工することによりピン端子10を製造するため、切削屑をほとんど生じない。また、この製造方法では塑性加工という特徴から、個々のピン端子10の製造時間を短縮化することができ、かつ大量生産も可能になる。
特に、この製造方法では、押出工程の前に端面調整工程を行っていることから、曲面32aを形成した第2ワーク32を押出加工することとなる。このため、第1ワーク31の一端側端面の切断時に生じる凹凸が押出加工等により拡大することがないとともに、意図せずに第2ワーク32が変形したりせず、ピン端子10はキャップ97(図12参照)が嵌合する小径部10aが簡易に仕上げられることとなる。
また、この製造方法では、第2フランジ成形金型52が簡易になるため、製造コストの低廉化を実現できる。また、第2フランジ成形工程時に多少の欠肉ができたり、ゆがみが生じたりしても、第1フランジ成形工程によりその欠肉を充満でき、そのゆがみを矯正することもできる。
さらに、この製造方法では、外径仕上げ工程において、第4ワーク35の外径を仕上げていることから、第4ワーク35を比較的ラフに製造することが可能になり、製造コストの低廉化を実現している。
したがって、この製造方法によれば、ピン端子10を安価に製造できるとともに、省資源化に寄与することができる。そして、こうしてピン端子10を安価に製造できるため、グロープラグを安価に製造することが可能になる。
実施例2の製造方法では、準備工程、端面調整工程、押出工程、第1フランジ成形工程、第2フランジ成形工程及び外径仕上げ工程の順でピン端子10を製造している。
<第1フランジ成形工程>
実施例1と同様に準備工程、端面調整工程及び押出工程を経た後、図10に示すように、下型55a及び上型55bを備えた第1フランジ成形金型55が用意されている。
下型55a内には図3(D)に示す第3ワーク33を配置したときに自身の大径部33bの上端が下型55aから上方に突出するキャビティ55cが形成され、キャビティ55cの下端にはキックアウトピン55dが備えられている。上型55bには、図2に示す第1フランジ10dと同径のキャビティ55eが形成され、キャビティ55eの上端にはパンチ55fがキャビティ55e内に加圧可能に設けられている。上型55bは押圧ばね55gにより下型55aに向かって付勢されている。
そして、下型55aのキャビティ55c内に小径部33aが下方になるように第3ワーク33が搬送され、パンチ55fにより第3ワーク33を加圧する。これにより第3ワーク33は塑性加工され、図9(E’)に示すように、第3’ワーク36とされる。第3’ワーク36は、一端側が第3ワーク33の小径部33aと同じ小径部36aであり、第3ワーク33の大径部33bより軸線方向に短くなり、大径部36bの他端には第1フランジ36cが形成される。小径部36aの端面の外周は曲面10cのままである。この後、パンチ55fを上昇させ、キックアウトピン55dにより第3’ワーク36が第1フランジ成形金型55から搬出される。
<第2フランジ成形工程>
次いで、図11に示すように、下型56a、拘束型56b、複数個の割り型56c及び上型56dを備えた第2フランジ成形金型56が用意されている。
下型56a内には、第3’ワーク36を配置したときに自身の大径部36bの上端が下型56aから上方に突出するとともに、図2に示す第2フランジ10eのテーパ面20、第1円筒面21及び凸曲面22の半分と整合するキャビティ56eが形成されている。キャビティ56eの下端には基台56fを介してキックアウトピン56gが備えられている。下型56aの周面は垂直に形成されており、その下型56aの周囲にはばね室56h及び拘束型56bを介して垂直な内壁を下型56a側にもつ側壁56iが設けられ、ばね室56hには基台56fの上面から押圧ばね56jによって上方に付勢された拘束型56bが収納されている。拘束型56bの上部内面は下方が軸芯に近づいた傾斜面56kとされている。また、各割り型56cは軸芯周りで複数個に配置されている。各割り型56cの外周面には傾斜面56kと整合する傾斜面56lが形成されている。各割り型56cは、これらが下型56aの上面に当接した状態において、図2に示す第2フランジ10eの第2円筒面23及び凸曲面22の残部並びに大径部10bと整合するキャビティ56mを形成するようになっている。上型56dは割り型56cを下方に押圧可能に設けられており、上型56dの下端には第3’ワーク36の第1フランジ36cを収納するキャビティ56nが形成されている。
そして、下型56aのキャビティ56e内に小径部36aが下方になるように第3’ワーク36が搬送され、上型56dを下降させる。これにより第3’ワーク36は、下型56aに向かって加圧されるとともに、各割り型56cが傾斜面56lで傾斜面56kに沿って軸芯方向に移動することにより軸芯方向にも加圧され、塑性加工される。こうして、図9(F’)に示すように、第4ワーク37とされる。第4ワーク37は、一端側が第3’ワーク36の小径部36aと同じ小径部37aであり、第3’ワーク36の大径部36bと同じ大径部37bの他端側には第1フランジ36cと同じ第1フランジ37cが残され、大径部37bの一端側には第2フランジ37dが形成される。小径部37aの端面は曲面10cのままである。この後、上型56dを上昇させ、キックアウトピン56gにより第4ワーク37が第2フランジ成形金型56から搬出される。続く外径仕上げ工程は実施例1と同様であり、また、この製造方法における作用効果も実施例1と同様である。
なお、上記実施例1、2では、発熱チューブ11、絶縁体12及び発熱コイル13をヒータ5としたが、セラミックヒータをヒータとすることも可能である。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明はグロープラグに利用可能である。
実施例1のグロープラグの断面図である。 実施例1のグロープラグのピン端子の一部破断断面図である。 実施例1の製造方法に係り、各製造工程終了時のワークの側面図である。 実施例1の製造方法に係り、端面調整工程を示す断面図である。 実施例1の製造方法に係り、押出工程を示す断面図である。 実施例1の製造方法に係り、第2フランジ成形工程を示す断面図である。 実施例1の製造方法に係り、第1フランジ成形工程を示す断面図である。 実施例1の製造方法に係り、外径仕上げ工程を示す断面図である。 実施例2の製造方法に係り、各製造工程終了時のワークの側面図である。 実施例2の製造方法に係り、第1フランジ成形工程を示す断面図である。 実施例2の製造方法に係り、第2フランジ成形工程を示す断面図である。 従来のグロープラグ等の一部破断断面図である。
符号の説明
7…中軸
5a…発熱部
10…ピン端子
31…第1ワーク
32…第2ワーク
33a…小径部
33b…大径部
33…第3ワーク
34c…第2フランジ
35c…第1フランジ
10f…係止凹部
35…第4ワーク
3…主体金具
5…ヒータ

Claims (5)

  1. 筒状の主体金具と、該主体金具内に固定され、該主体金具の先端から突出する発熱部を有するヒータと、該主体金具内に配置され、後端部が該主体金具の後端から突出する棒状の中軸と、該中軸の該後端部に嵌合し、該中軸を介して該発熱部に外部から通電を行うためのピン端子とを備えたグロープラグに適用されるピン端子の製造方法において、
    導電金属製のワークを塑性加工する工程を備え、
    前記塑性加工する工程は、
    棒状をなす導電金属製の第1ワークを得る準備工程と、
    該第1ワークの一端側端面の少なくとも外周を曲面状に整え、第2ワークとする端面調整工程と、
    該第2ワークの一端側を外部からの通電を行うキャップが嵌合する小径部とし、該第2ワークの他端側を大径部とし、該小径部の一端側端面を製品形状である曲面とすることにより、第3ワークとする押出工程と、
    該第3ワークの該大径部の他端側に第1フランジを形成することと、該大径部の一端側に第2フランジを形成することとによって、該第1フランジと該第2フランジとの間に該キャップと係止される係止凹部をもつ第4ワークとするフランジ成形工程とを有することを特徴とするグロープラグ用ピン端子の製造方法。
  2. 前記フランジ成形工程は、前記第3ワークの前記大径部の一端側に前記第2フランジを形成する第2フランジ成形工程と、
    該第2フランジ成形工程後、該第3ワークの該大径部の他端側に前記第1フランジを形成する第1フランジ成形工程とからなることを特徴とする請求項記載のグロープラグ用ピン端子の製造方法。
  3. 前記フランジ成形工程は、前記第3ワークの前記大径部の他端側に前記第1フランジを形成する第1フランジ成形工程と、
    該第1フランジ成形工程後、該第3ワークの該大径部の一端側に前記第2フランジを形成する第2フランジ成形工程とからなることを特徴とする請求項記載のグロープラグ用ピン端子の製造方法。
  4. 前記第4ワークの外径を仕上げ、第5ワークとする外径仕上工程を有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載のグロープラグ用ピン端子の製造方法。
  5. 筒状の主体金具と、該主体金具内に固定され、該主体金具の先端から突出する発熱部を有するヒータと、該主体金具内に配置され、後端部が該主体金具の後端から突出する棒状の中軸と、該中軸の該後端部に嵌合し、該中軸を介して該発熱部に外部から通電を行うためのピン端子とを備えたグロープラグの製造方法において、
    前記ピン端子は導電金属製のワークを塑性加工する工程により形成され、
    前記塑性加工する工程は、
    棒状をなす導電金属製の第1ワークを得る準備工程と、
    該第1ワークの一端側端面の少なくとも外周を曲面状に整え、第2ワークとする端面調整工程と、
    該第2ワークの一端側を外部からの通電を行うキャップが嵌合する小径部とし、該第2ワークの他端側を大径部とし、該小径部の一端側端面を製品形状である曲面とすることにより、第3ワークとする押出工程と、
    該第3ワークの該大径部の他端側に第1フランジを形成することと、該大径部の一端側に第2フランジを形成することとによって、該第1フランジと該第2フランジとの間に外部からの通電を行うキャップと係止される係止凹部をもつ第4ワークとするフランジ成形工程とを有することを特徴とするグロープラグの製造方法。
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