JPH0259011B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0259011B2
JPH0259011B2 JP59137345A JP13734584A JPH0259011B2 JP H0259011 B2 JPH0259011 B2 JP H0259011B2 JP 59137345 A JP59137345 A JP 59137345A JP 13734584 A JP13734584 A JP 13734584A JP H0259011 B2 JPH0259011 B2 JP H0259011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push plate
mold
die
crank
crank arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59137345A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6117339A (ja
Inventor
Tadao Iwadate
Juji Igarashi
Shinichi Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP13734584A priority Critical patent/JPS6117339A/ja
Publication of JPS6117339A publication Critical patent/JPS6117339A/ja
Publication of JPH0259011B2 publication Critical patent/JPH0259011B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/06Making machine elements axles or shafts
    • B21K1/08Making machine elements axles or shafts crankshafts

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、クランクアームの型打鍛造方法に関
するものである。
(ロ) 従来の技術 例えば、大型の舶用エンジンに用いられるクラ
ンク軸は、クランクジヤーナルとクランクアーム
とを別々に製作し、これらを組立てて使用する。
クランクアームを型打鍛造方法によつて製造する
場合には、従来は、第10〜13図に示すような
工程で鍛造を行なつていた(特公昭35−612号公
報参照)。まず、第10及び11図に示すように、
外型50内に配置した寸法調整用ライナー52及
び下型54によつて形成される空間内に素材56
を挿入し、これを押し型58によつて加圧し、ま
ずクランクジヤーナル周辺部を成形する。次い
で、第12及び13図に示すように押し板60を
材料中央部に押し込み、下型54との間にクラン
クピン部及びその周辺部を成形する。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし、このような従来のクランクアームの型
打鍛造方法では、押し板60の押し込みストロー
クが長いため、押し板60の進行に伴なつて成形
荷重が増大し、成形機の力量不足を生ずるという
問題点があつた。力量不足になると、押し板60
を規定の位置まで押し込むことができず、クラン
クピン周辺部の余肉が多くなり、またクランクア
ーム先端部には欠肉を生じやすくなる。なお、押
し板60の厚さを薄くして投影面積を小さくする
ことにより、成形荷重を小さくすることができる
が、アーム内幅方向の余肉が増大するという問題
を発生する。
上記のように押し板60の押込ストロークが長
いことに加えて、押し込みの際に押し板60の側
面が材料と接触し、押し込みの進行に従つて摩擦
面積が増大し、これが成形荷重を増大させる一原
因となつている。また、従来のクランクアームの
型打鍛造方法では、素材を押し型58で金型内に
押し込んだ段階で材料は金型の側面方向に対して
充満された状態となる。このため、その後の押し
板60の押し込み時に材料は押し板60の押し込
み方向と逆方向にしか流動することができず、こ
のため壁面との抵抗が増大し、これも成形荷重を
増大する原因となつていた。
本発明は上記のような問題点を解決し、押し板
の押込みストロークを減少させると共に押し板の
形状を押込み時の抵抗が小さくなるものとするこ
とにより、余肉や欠肉を生じないクランクアーム
の型打鍛造方法を得ることを目的としている。ま
た、実施態様項では押板押込み時の材料の流動性
も改善することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、押し板と下型との間のパーテイング
ラインをクランクピンの中心位置よりも上方に位
置させ、また押し板の側面が部分的に材料と接す
るようにすることにより、上記目的を達成する。
すなわち、本発明によるクランクアームの型打鍛
造方法は、外型及び下型によつて形成される型空
間内に上方から素材を挿入し、下面中央に凸部を
有する押し型を素材上部に圧下してクランクジヤ
ーナル周辺部を成形すると共に素材の上部中央に
押し板圧下用の初期みぞを形成し、次いで、押し
板を初期みぞから材料内に押込み、これによつて
材料を型空間内のすきまに充満させて押し板と下
型との間でクランクピン部及びその周辺部を成形
する鍛造方法を対象としたものであり、上記鍛造
方法に用いる押し板が、成形されるべきクランク
ピンの中心位置よりもパーテイングラインが上方
に位置する形状を有し、また押し板の下端部又は
下端部とその上方の長手方向の一部がクランクア
ームの内幅成形寸法と同一厚さ寸法を有し、その
他の部分はこれよりも小さい厚さ寸法を有するこ
とを特徴としている。
上述のように、押し板のパーテイングラインを
クランクピンの中心位置よりも上方に位置させる
ことにより、この分だけ押し板のストロークが減
少する。これにより、押込み荷重が低減される。
また、押し板はクランクアームの内幅成形寸法と
同一厚さ寸法の部分だけが材料と接触し、側面の
他の部分は直接材料と接触しない。このため、押
し板の側面が材料と接触することによる抵抗を軽
減することができる。上述の2つの作用により成
形荷重が大幅に減少する。
なお、実施態様項に記載したように、素材の高
さ/幅の値を外型及び下型に対応した標準的な値
よりも大きくして、押し型によつてクランクジヤ
ーナル周辺部を成形した段階では材料と外型との
間に押し板厚さ方向のすきまが形成されるように
することにより、材料の流動性を改善し、成形荷
重を更に減少させることもできる。
(ホ) 実施例 以下、本発明の実施例を添付図面の第1〜8図
に基づいて説明する。
まず、第1及び2図に示すように、外型10内
に配置した寸法調整用ライナー12と外型10の
底部に配置した下型14とによつて構成される型
空間内に素材16を挿入する。次いで、第3及び
4図に示すように、押し型18によつて加圧し、
材料16上部のクランクジヤーナル周辺部を成形
する。なお、押し型18には中央部のクランクア
ーム内幅に対応する部分に凸部18aが設けられ
ており、これによつて次工程における押し板圧下
用の初期みぞ16aが形成される。なお、この第
3及び4図に示す段階では、第4図に示すよう
に、ライナー12と材料16との間に比較的大き
なすきま19が形成されている。次いで、第5及
び6図に示すように、材料16の中央部に形成さ
れた初期みぞ16aに一致するように図示してな
いセンタリング機構によつて保持された押し板2
0によつて押し込みを開始する。押し板20は、
第6図に示すように、下端部及び両側部のみをク
ランクアームの内幅成形寸法Tと同じ厚さ寸法と
しており、これ以外の部分は厚さ寸法をTよりも
薄くしてある。押し板20を次第に押し込むこと
により、材料16は型空間内の残存するすきま内
に充てんされていく。この場合、第6図に示すよ
うに、材料16とライナー12との間にすきま1
9が設けてあるため、材料16はライナー12の
壁面方向へも移動し、このすきま19がない場合
と比較して、押し板20の押し込み方向と逆方向
への材料16の流動が減少する。このため、押し
込みの際の壁面との抵抗が減少する。なお、上記
のようなすきま19を設けるために、素材16の
高さ/幅の値は外型10及び下型14に対応した
標準的な値よりも大きくしてある。こうすること
により、初期成形時に素材16の上方部に据え込
みが起こり、すきま19が形成される。また、押
し板20は、前述のように、下端部及び両側部の
みをクランクアームの内幅成形寸法Tと同一寸法
としてあるため、材料16との接触面積が小さ
く、従来と比較して摩擦抵抗が大幅に減少する。
また、押し板20の進行に伴なつてクランクジヤ
ーナル周辺部の既加工部が押し板20側に閉じて
くることは、押し板20の両側部のT寸法部によ
つて防止される。このようにして、押し板20の
ストロークが完了した状態を第7及び8図に示
す。押し板20と下型14とのパーテイングライ
ンPは成形品16のクランクピン中心位置Oより
もl寸法だけ上方に位置するようにしてある。従
つて、従来と比較してl寸法及び初期みぞ16a
の深さ寸法だけ押し板20のストロークを減少さ
せることができる。こうして型打終了後、押し板
20を成形品16と共に上方に抜き出し、クラン
クピンの外径寸法とほぼ一致した形状の別の下型
上に乗せ、再び押し板20に圧下力を作用する。
この結果、成形品16のクランクアーム内幅寸法
が拡大され、押し板20を容易に抜き取ることが
可能となる。なお、この実施例では押板20は下
端部及び両側部をT寸法としてあるが、下端部の
みをT寸法としてもよく、また下端部とその上方
の長さ方向の一部(すなわち、両側部に限らな
い)をT寸法とすることもできる。
(ヘ) 発明の効果 本発明方法によつて、クランクアームを型打鍛
造した場合の成形荷重を、従来方法によつて同様
の形状のクランクアームを型打鍛造した場合の成
形荷重と比較した結果を第9図に示す。これから
明らかなように、本発明による場合は、従来方法
と比較して成形荷重が約30%減少する。従つて、
型打荷重を大幅に減少することが可能となる。こ
のため、同じ力量の成形機を用いて、より大型の
クランクアームの型打鍛造が可能となる。また、
押し板の厚さ寸法を増すことが可能となり、余肉
を減少させてより精密な型打鍛造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は素材挿入時の金型の正断面図(第2図
の−線に沿う断面図)、第2図は第1図の
−線に沿う断面図、第3図は押し型圧下時の金
型の正断面図(第4図の−線に沿う断面図)、
第4図は第3図の−線に沿う断面図、第5図
は押し板圧下開始時の金型の正断面図(第6図の
−線に沿う断面図)、第6図は第5図の−
線に沿う断面図、第4図は押し板の圧下完了時
の金型の正断面図(第8図の−線に沿う断面
図)、第8図は第7図の−線に沿う断面図、
第9図は成形荷重を示す線図、第10図は従来の
クランクアームの型打鍛造方法における押し型圧
下時の金型の正断面図(第11図の−線に沿
う断面図)、第11図は第10図のXI−XI線に沿
う断面図、第12図は従来のクランクアームの型
打鍛造方法における押し板圧下完了時の金型の正
断面図(第13図のXII−XII線に沿う断面図)、第
13図は第12図の−線に沿う断面図で
ある。 10…外型、12…ライナー、14…下型、1
6…素材,材料,成形品、16a…初期みぞ、1
8…押し型、18a…凸部、19…すきま、20
…押し板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外型及び下型によつて形成される型空間内に
    上方から素材を挿入し、下面中央に凸部を有する
    押し型を素材上部に圧下してクランクジヤーナル
    周辺部を成形すると共に素材の上部中央に押し板
    圧下用の初期みぞを形成し、次いで押し板を初期
    みぞから材料内に押し込み、これによつて材料を
    型空間内のすきまに充満させて押し板と下型との
    間でクランクピン部及びその周辺部を成形するク
    ランクアームの型打鍛造方法において、 押し板は成形されるべきクランクピンの中心位
    置よりもパーテイングラインが上方に位置する形
    状を有し、また押し板の下端部又は下端部とその
    上方の長手方向の一部がクランクアームの内幅成
    形寸法と同一厚さ寸法を有しその他の部分はこれ
    よりも小さい厚さ寸法を有していることを特徴と
    するクランクアームの型打鍛造方法。 2 押し型によつてクランクジヤーナル周辺部を
    成形した段階では、材料と外型との間に押し板厚
    さ方向のすきまが形成されるように、素材の高
    さ/幅の値が所定の外型及び下型に対応した標準
    的な値より大きくされている特許請求の範囲第1
    項記載のクランクアームの型打鍛造方法。
JP13734584A 1984-07-04 1984-07-04 クランクア−ムの型打鍛造方法 Granted JPS6117339A (ja)

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JP13734584A JPS6117339A (ja) 1984-07-04 1984-07-04 クランクア−ムの型打鍛造方法

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JP13734584A JPS6117339A (ja) 1984-07-04 1984-07-04 クランクア−ムの型打鍛造方法

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JPS6117339A JPS6117339A (ja) 1986-01-25
JPH0259011B2 true JPH0259011B2 (ja) 1990-12-11

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5966871U (ja) * 1982-10-26 1984-05-04 和泉電気株式会社 端子台
CZ306393B6 (cs) * 2012-12-20 2017-01-04 VĂŤTKOVICE HEAVY MACHINERY a.s. Zařízení pro lisování velkých výkovků
WO2014094690A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 VÍTKOVICE HEAVY MACHINERY a.s. Device for pressing large forgings

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JPS6117339A (ja) 1986-01-25

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