JP2745505B2 - 薄肉カツプ端面のプレス切断方法 - Google Patents

薄肉カツプ端面のプレス切断方法

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JP2745505B2 JP62100746A JP10074687A JP2745505B2 JP 2745505 B2 JP2745505 B2 JP 2745505B2 JP 62100746 A JP62100746 A JP 62100746A JP 10074687 A JP10074687 A JP 10074687A JP 2745505 B2 JP2745505 B2 JP 2745505B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄肉カップ端面のプレス切断方法に係り、よ
り詳しくは、後加工の切削取代が少なく精度のよい薄肉
カップをコスト的に有利に得られるようにした薄肉カッ
プ端面のプレス切断方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、エンジンのバルブリフタなど薄肉カップの成形
に冷間押出による鍛造方法が用いられている。因に、該
バルブリフタは、第8図に示すように、カム101と吸排
気弁103のバルブステム104との間に介在され、カム101
の駆動力をバルブステム104を介して吸排気弁103に伝達
する役目をしており、該バルブリフタ102は矢印A−B
方向に往復運動するため、なるべく慣性質量が小さい方
が望ましく(エンジンの高速回転が可能になる)、薄肉
底付円筒状に形成されている。なお、105はカム101と当
接する部分に設けられた耐摩耗性金属からなるパッドで
ある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上記薄肉底付円筒状製品である薄肉カップ
を冷間鍛造加工で得る場合、従来、例えば5ステーショ
ンのヘッダーでシヤー、すえ込み加工、押出比75%の冷
間押出を行い、外径絞り加工の工程をとり押出比90%の
薄肉カップ状としている。この場合、薄肉カップなので
押出減面率が高くなるため、押出成形時わずかな同軸度
の違いが粗形材時では大きな端面の傾きとなると共に、
また、素材重量のばらつきや成形時の底厚のばらつきが
円筒部長さに加算されるため、第6図に示すように、開
放端側に端面の傾きや波打ち等の端面不揃部分Cが生じ
る。このため、後加工での切削取代L1が大きくなって
切削時間が長くなることや、また、断続切削となるため
切削工具の寿命が短くなることなどの問題があった。な
お、第7図は、上記第6図の従来の薄肉カップを得る従
来工程を示すもので、(イ)は金属素材1、(ロ)は冷
間押出により成形したカップ状素形材2、(ハ)は絞り
加工した薄肉カップ30である。 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、後加工での切削取代が少なく精度のよい薄
肉カップをコスト的に有利に得られるようにした薄肉カ
ップ端面のプレス切断方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明は、金属素材を冷
間押出によりカップ状粗形材に成形した後、絞り加工に
より薄肉カップに成形するにあたり、ポンチ及びダイを
用いた絞り加工時に、前記粗形材の開放端側における端
面不揃部分の内面にポンチによる絞り凹みを形成して該
不揃部分を薄肉化した後、前記ダイの拡開部に押し出さ
れた該薄肉化により生じたばりを切断するものである。 〔作用〕 かかる構成においては、カップ状粗形材の開放端側に
生じる端面不揃部分が、絞り加工時のポンチによる絞り
凹みの形成で薄肉化される。最終的には、ダイとポンチ
間で引張りがはたらき、前記薄肉化により生じたばりが
均一に切断される。したがって、後加工での切削取代が
少なく精度のよい薄肉カップがコスト的に有利に成形さ
れる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を、従来例との対比も含めて、
図面を参照しながら説明する。なお、第1図乃至第3図
は本発明を実施して薄肉カップ端面をプレス切断する状
態を段階的に示す縦断側面図で、第2図及び第3図は同
一工程内の絞り加工からコイニング終了時までの加工の
推移を示したものである。また、第4図は本発明によっ
て得られる薄肉カップの縦断側面図、第5図は第4図の
薄肉カップを得る工程を示す図である。 第1図は冷間押出により成形されたカップ状粗形材2
を示すもので、該粗形材2は、前述した第7図(ロ)に
示す従来の粗形材に該当する。なお、これを絞り加工し
た第7図(ハ)に示す従来の薄肉カップ30は、前述した
ように押出比が90%と高いため、第6図の拡大図に見ら
れるように、円筒部長さのばらつきが大きくなって端面
の傾きや波打ち等の端面不揃部分Cが生じ、後加工での
切削取代L1が大きくなっている。 そこで、本実施例では、絞り加工時に前記端面不揃部
分Cを薄肉化し、同時にその薄肉化した部分を切断す
る。この点を、本実施例の薄肉カップを得る工程を示す
第5図における(ハ)の絞りコイニング時の薄肉カップ
3の加工の推移を拡大して示す第2図及び第3図に基づ
いて説明する。なお、前記第5図において、(ロ)の冷
間押出によるカップ状粗形材2までの工程は従来と同じ
である。 第2図において、3は外径を絞られた粗形材、5は絞
りダイ、6はポンチである。該ポンチ6は粗形材3の内
径より大径で、その周辺の肩部6aがピン角に形成された
段付ポンチで、その段付の位置を薄肉化されたばり切断
位置に設定し、粗形材3の端面不揃部分の肉厚が薄くな
るように、絞りダイ5との隙間を設定している。また、
絞りダイ5には、前記ポンチ6の下降端における段付部
に対応する位置から上方に拡開する拡開部5aが設けられ
ている。 作動を説明する。冷間押出により成形された第1図の
カップ状粗形材2は、第2図の絞り加工において、ポン
チ6の下降により絞りダイ5でその外径が絞られ、ポン
チ6により端面不揃部分の内面に絞り凹みが形成されて
該不揃部分が薄肉化され、その薄肉化されたばり部分3a
が前記絞りダイ5の拡開部5a側へ押し開かれる。さら
に、第3図に示すように、粗形材2を打抜きダイ5にセ
ットし、また、段付きポンチ6を打抜きポンチ6に変え
て、該ポンチ6を下降させると打抜きダイ5と打抜きポ
ンチ6との間で薄肉部に引張りが働き、ばり部分3aが切
断される。そして、その底面が打抜きポンチ6及びノッ
クアウト7によりコイニングされる。 このようにして得られた薄肉カップ4は、第4図に示
すように、開放端側における端面不揃部分が除去され
て、後加工での切削取代L2が少なく精度のよい薄肉カ
ップとなる。次いで、この切削取代L2が後加工で切削
されるが、この場合、切削取代L2が少ないため切削時
間の短縮が図れると共に、更に、端面不揃部分がなくそ
の切削が連続切削となるため切削工具の寿命が長くな
る。 なお、上記実施例では、絞り加工時端面切断とコイニ
ングを同時成形しているが、絞り加工時に端面不揃部分
を薄肉化し、絞り次工程コイニング時その薄肉化された
ばり部分を切断する工程分割も可能なことはいうまでも
ない。 上述したように、本実施例によれば、冷間鍛造加工工
程内で、工程を追加することなく、カップ状粗形材の開
放端側における端面不揃部分を除去して、後工程での切
削取代が少なく精度のよい薄肉カップを得ることができ
る。したがって、切削取代の切削時間を短縮できかつ切
削工具の寿命を長くできると共に、冷間鍛造加工での不
良率低減及び設備投資の低減を図ることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、カップ状粗形材の開放端側に生じる
端面不揃部分が、絞り加工時のポンチによる絞り凹みの
形成で薄肉化されると共にその薄肉化した部分がプレス
切断されるため、後加工での切削取代が少なく精度のよ
い薄肉カップをコスト的に有利に得ることができる。し
たがって、切削取代の切削時間を短縮できかつ切削工具
の寿命を長くできると共に、冷間鍛造加工での不良率低
減及び設備投資の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本発明を実施して薄肉カップ端面を
プレス切断する状態を段階的に示す縦断側面図、第4図
は本発明によって得られる薄肉カップの縦断側面図、第
5図は第4図の薄肉カップを得る工程を示す図、第6図
は従来法によって得られる薄肉カップの縦断側面図、第
7図は第6図の薄肉カップを得る従来の工程を示す図、
第8図は薄肉カップの使用例を示す縦断側面図である。 1……金属素材、2……カップ状粗形材、3……薄肉カ
ップ、6……ポンチ、7……ノックアウト、C……端面
不揃部分。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.金属素材を冷間押出によりカップ状粗形材に成形し
    た後、ポンチ及びダイを用いた絞り加工により薄肉カッ
    プに成形するにあたり、その絞り加工時に、前記粗形材
    の開放端側における端面不揃部分の内面にポンチによる
    絞り凹みを形成して該不揃部分を薄肉化した後、前記ダ
    イの拡開部に押し出された該薄肉化により生じたばりを
    切断することを特徴とする薄肉カップ端面のプレス切断
    方法。
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