JPH06575A - 半組立形クランクスローの鍛造方法 - Google Patents

半組立形クランクスローの鍛造方法

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Publication number
JPH06575A
JPH06575A JP16143992A JP16143992A JPH06575A JP H06575 A JPH06575 A JP H06575A JP 16143992 A JP16143992 A JP 16143992A JP 16143992 A JP16143992 A JP 16143992A JP H06575 A JPH06575 A JP H06575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
arm
forged
crank throw
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP16143992A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Takami
元彦 高見
Shigeomi Araki
重臣 荒木
Koji Takahara
浩司 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH06575A publication Critical patent/JPH06575A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/06Making machine elements axles or shafts
    • B21K1/08Making machine elements axles or shafts crankshafts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半組立形クランクスローを歩留り良く鍛造す
る。 【構成】 半組立形クランクスローのアーム部とピン部
を金型装置内で一体に鍛造する方法において、すりばち
形状のアーム部成形面11A を有する金型11とすりばち底
にピン部成形用アンビル12とを備えた金型装置10の、ア
ーム部成形面11Aに多角柱形状の荒地素材13を装入して
センタリングし、その後、前記荒地素材13に三角錐形ポ
ンチ14を圧入しアーム部成形面11A とピン部成形用アン
ビル12によってアーム部15A とピン部15B にそれぞれ鍛
造した後、金型装置10から素材13を取出してアーム部15
A を鍛伸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半組立形クランクスロ
ーの鍛造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アーム部とピン部を一体に作り、ジャー
ナルを焼ばめする半組立形クランクスローは、図10
(A) に示した折曲法、図10(B) に示した全型入法によ
って製作されていた。まず、折曲法は、図10(A) に示
す如く、自由鍛造にて成形した荒地素材1 を曲げタップ
台2 にセンター合わせしながら設置し、ポンチ3 を押込
むことで素材1 を折り曲げ、この成形によってクランク
スローのピン部を荒成形した後、平金敷4 によってアー
ム部を鍛伸するものであった。
【0003】一方、全型入法は、図10(B) に示す如
く、長方体形状の荒地素材5 をニアネットシェイプな金
型6 に装入し、押型7 による全面加圧でピン部に肉を充
満させ、アーム部を成形するとともに材料を緊密にした
後、ポンチ8 による押込みで、ピン部への肉の充満を確
実にするとともにアーム部を成形するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】折曲法によると、荒地
形状が複雑なため、鍛造にかなりの時間と熟練が必要で
ある。その上、荒地形状の良悪や、センタリングの良悪
が最終形状の良悪に決定的な影響を及ぼす。また、ピン
部がニアネットに成形でき難いため、歩留が悪く、機械
加工に時間がかかるという等々の課題があった。
【0005】一方、全型入法によると、近年におけるク
ランクスローの長ストローク化によって、プレスデーラ
イトが不足するおそれがあるし、また、全面ニアネット
シェイプに成形するため、スローの種類だけ金型が必要
となり、金型費が高くつく等々の課題があった。そこで
本発明は、金型の形状を所謂すりばち形状にしてピン部
をニアネットに成形した後、アーム部を鍛伸すること
で、前述の課題を解決したことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半組立形クラ
ンクスローのアーム部とピン部を金型装置内で一体に鍛
造する方法において、前述の目的を達成するために次の
技術的手段を講じている。即ち、本発明は、すりばち形
状のアーム部成形面11A を有する金型11とすりばち底に
ピン部成形用アンビル12とを備えた金型装置10の、アー
ム部成形面11A に多角柱形状の荒地素材13を装入してセ
ンタリングし、その後、前記荒地素材13に三角錐形のポ
ンチ14を圧入しアーム部成形面11A とピン部成形用アン
ビル12によってアーム部15A とピン部15B にそれぞれ鍛
造した後、金型装置10から素材13を取出してアーム部15
A を鍛伸することを特徴とするものである。
【0007】
【実施例と作用】以下、図面を参照して本発明の実施例
を説明する。本発明の第1実施例を示す図1から図3に
おいて、金型装置10はアーム部成形面11A を有する4つ
の金型11と、該金型11の内底部に装着されるピン部成形
用アンビル12とからなり、4つの金型11を枠組すること
でアーム部成形面11A がすりばち形状とされ、すりばち
底に前記アンビル12が装着される。
【0008】4つの金型11のうち対向する一組は図3に
示す如くスライド組立自在とされていて、クランクスロ
ーの種類に即応できるようになっているとともに、該一
組の金型11におけるアーム部成形面11A にはポンチ挿入
ガイド溝11B を有している。組立てられた金型装置10の
すりばち形状とされたアーム部成形面11A に、図8に示
した八角形、図9に示した十六角形とされた多角柱形状
の荒地素材13が図1および図2に示す如く装入され、こ
のとき、アーム部成形面11A がすりばち形状でかつ荒地
素材13が角柱であることから、荒地素材13の装入が容易
で、かつ自動的にセンタリングされる。また、全型入法
の長方体荒地素材に比べ金型に装入された時の高さが低
くなるためプレスデーライトに充分な余裕が得られる。
【0009】アンビル12と協働してピン部成形部14A を
有し、かつガイド溝11B に挿入可能な被ガイド部14B を
有する三角錐形のポンチ14を荒地素材13に圧入すること
によって、アーム部15A とピン部15B がニアネットに成
形される。特に、すりばち形状のアーム部成形面11A で
あることから、ポンチ14の圧入による素材の流れはアン
ビル12に向って容易に流動充満され、ピン部15B はニア
ネットに成形されることになる。
【0010】アーム部15A とピン部15B を成形した素材
13A はその後、金型装置10より取出され、ピン部15B に
平板状ポンチ16を介在した下で固定定盤17上においてア
ーム部15A を平金敷18によって鍛伸することによって半
組立形クランクスロー19が製作される。図4および図5
は本発明の第2実施例であり、基本構成は既述の第1実
施例と共通するので、共通部分は共通符号で示し、以
下、相違点につき説明する。
【0011】すりばち形状のアーム部成形面11A に装入
された多角柱形状の荒地素材13は、平金敷18によって金
型内に充満されてアンビル12によってピン部の半分を成
形した後、ピン成形部16A を有する平板状ポンチ16を圧
入することでアーム部15A とピン部15B をニアネットに
成形する。その後、素材13A は金型装置10より取出さ
れ、アーム部15A 及びピン部15B が鍛伸される。
【0012】図6および図7はアンビル12の形状、高さ
等を変更したものを示し、このアンビル12とともに、一
組の金型11をスライドすることで、金型のほとんどを共
用することができる。なお、鍛造されたクランクスロー
は、ジャーナル部を焼ばめすることによって半組立形ス
ローとなる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、すりばち形
状のアーム部成形面を有する金型とすりばち底に装着し
たアンビルによって荒地素材を装入してから成形するの
で、荒地素材の装入が容易で自動的にセンタリングがで
き、ピン部をニアネット状に成形することができて歩留
を向上できる。
【0014】また、荒地素材は多角柱形状であるから成
形面との接触角が小さいため、重なり疵を防止できてア
ーム部成形面による成形が良くなって欠肉の発生も少な
く、これによっても歩留が向上する。更に、型入れ鍛造
時にはアームが厚く鍛造される。すなわちストロークは
短く鍛造され、その後にアーム部を鍛伸するのでプレス
デーライトが不足する問題を回避しつつクランクスロー
の長ストローク化にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す工程正面図である。
【図2】図1の一部工程を示す側面図である。
【図3】金型装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す工程正面図である。
【図5】図4の一部工程を示す側面図である。
【図6】金型装置の変形例を示す正面図である。
【図7】金型装置の変形例を示す正面図である。
【図8】荒地素材の一例を示す斜視図である。
【図9】荒地素材の一例を示す斜視図である。
【図10】従来例の工程図であり、 (A)は折曲法、 (B)
は全型入法である。
【符号の説明】
10 金型装置 11 金型 11A アーム部成形面 12 アンビル 13 荒地素材 15A アーム部 15B ピン部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半組立形クランクスローのアーム部とピ
    ン部を金型装置内で一体に鍛造する方法において、 すりばち形状のアーム部成形面(11A) を有する金型(11)
    とすりばち底にピン部成形用アンビル(12)とを備えた金
    型装置(10)の、アーム部成形面(11A) に多角柱形状の荒
    地素材(13)を装入してセンタリングし、その後、前記荒
    地素材(13)に三角錐形のポンチ(14)を圧入しアーム部成
    形面(11A) とピン部成形用アンビル(12)によってアーム
    部(15A) とピン部(15B) にそれぞれ鍛造した後、金型装
    置(10)から素材(13)を取出してアーム部(15A) を鍛伸す
    ることを特徴とする半組立形クランクスローの鍛造方
    法。
JP16143992A 1992-06-19 1992-06-19 半組立形クランクスローの鍛造方法 Pending JPH06575A (ja)

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