JPH0618671Y2 - 同期用クラッチ歯成形金型 - Google Patents

同期用クラッチ歯成形金型

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JPH0618671Y2
JPH0618671Y2 JP3037089U JP3037089U JPH0618671Y2 JP H0618671 Y2 JPH0618671 Y2 JP H0618671Y2 JP 3037089 U JP3037089 U JP 3037089U JP 3037089 U JP3037089 U JP 3037089U JP H0618671 Y2 JPH0618671 Y2 JP H0618671Y2
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JP
Japan
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chamfer
die
recess
molded product
clutch tooth
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JP3037089U
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雄二 堀
尚樹 佐々木
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シンクロメッシュ(同期噛合機構)のクラ
ッチギャなどの同期用クラッチ歯を冷間鍛造手段で成形
するような同期用クラッチ歯成形金型に関する。
(従来技術) 従来、上述例の同期用クラッチ歯としては、例えば特開
昭56−91977号公報に記載のクラッチギャがあ
る。
このようなシンクロメッシュ用のクラッチギャは次のよ
うにして成形される。
すなわち、上型の加圧パンチに対向する下型のダイスに
スプライン上の凹部と凹部底のチャンファ用斜面とを備
え、上述のダイスにブランク(素材)を配設し、加圧パ
ンチでこのブランクを打圧することにより、第7図に示
すように、テーパコーン部71とフランジ部72と、多
数のスプライン状のギャ部73…を有するクラッチギャ
74を冷間鍛造する。
しかし、上述のダイスにブランクを配設してクラッチギ
ャ74をすえ込ませて歯形成形する場合、上述のスプラ
イン状のギャ部73…のチャンファ75が突起状になっ
ているため、鍛造時に材料の流れがはばまれて、材料を
チャンファ先端部まで完全に充填させることが困難で、
このチャンファ先端部においては同図に示すような鍛造
欠陥としての肉だれ76…が生じて、成形品のチャンフ
ァエッジ77を正確に形成することができない問題点が
あった。
(考案の目的) この考案は、成形品のチャンファエッジを正確に形成す
ることができる同期用クラッチ歯成形金型の提供を目的
とする。
(考案の構成) この考案は、加圧パンチに対向するダイスにスプライン
状の凹部と凹部底のチャンファ用斜面とを備え、上記チ
ャンファ用斜面のチャンファ先端側に肉流れ用の段下げ
凹部を形成した同期用クラッチ歯成形金型であることを
特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、チャンファ先端側に肉流れ用の段下
げ凹部を形成したので、鍛造時において材料は上述の段
下げ凹部まで流入し、チャンファ先端側への材料充填が
確実となる。
この結果、成形品のチャンファエッジを正確に形成する
ことができる効果がある。
なお、上述のダイス側の段下げ凹部に対応して成形品側
には余肉部が形成されるが、この余肉部は後工程におい
て切削され、所定の成形品形状を得る。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は同期用クラッチ歯成形金型を示し、第1図におい
て、ダイプレート1内に設けたバッキングプレート2の
下方にはノックアウトラム3を配設すると共に、上述の
バッキングプレート2の中央部にノックアウトプレート
4と、該プレート4に一体連結したノックアウトピン5
とを設けている。
また、上述のノックアウトプレート4の周囲におけるバ
ッキングプレート2上にスペーサ6を配設し、このスペ
ーサ6の上部にダイス7を固定すると共に、このダイス
7と上述のダイプレート1との間には補強リング8を配
設している。
さらに、上述のノックアウトプレート4上には受圧部材
を兼ねるリング状のノックアウト部材9を立設固定し、
このノックアウト部材9内には同部材9のガイド部9a
および同部材9の内周に沿って上下動可能な位置決め部
材10を配設して、この位置決め部材10下面の凹部
と、上述のノックアウトプレート4上面の凹部との間に
はスプリング11を張架している。
一方、加圧パンチ12に対向する上述のダイス7には第
2図、第3図に示す如く、スプライン状の凹部13…
と、凹部底の略V字状のチャンファ用斜面14…とを備
え、これら各チャンファ用斜面14…のチャンファ先端
側には肉流れ用の段下げ凹部15…を形成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
同期用クラッチ歯いわゆるシンクロメッシュのクラッチ
ギャを成形するには、まず第1図に示す如くダイス7に
おけるスプライン状の凹部13…の上面に、ブランク1
6を中央の位置決め部材10で位置決めした状態に配設
する。
次に第1図に示す状態から第2図に仮想線αで示すスト
ロークエンドまで加圧パンチ12を打圧して、第4図に
示すように上述の加圧パンチ12によりブランク16を
すえ込み成形すると、テーパコーン部17とフランジ部
18と多数のスプライン状のギャ部19…とを有する成
形中間部品としてのクラッチギャ20(第5図参照)を
冷間鍛造することができる。
ここで、上述のダイス7側のチャンファ用斜面14に対
応して、成形品側にはチャンファ21…が成形され、ま
たダイス7側の段下げ凹部15に対応して成形品側には
余肉部22…が成形される。
ところで上述のダイス7にはチャンファ先端側に肉流れ
用の段下げ凹部15を形成したので、冷間鍛造によるす
え込み時には、材料は上述の段下げ凹部15まで流入
し、チャンファ先端側への材料充填が確実となり、この
結果、成形品としてのクラッチギャ20に第5図に示す
如くチャンファエッジ22…を正確に形成することがで
きる効果がある。
なお、上述の段下げ凹部15に対応して成形品に形成さ
れた余肉部22は後工程において第6図に示す如く切削
して、所定の成形品形状のクラッチギャ20に仕上げ
る。
以上要するに、ダイス7のチャンファ先端側に肉流れ用
の段下げ凹部15を形成したので、ギャ部19が突起状
になっていても、鍛造時にチャンファ先端対応部におい
て材料の流れがはばまれるのを防止して、該チャンファ
先端対応部への材料充填を確実に行なうことができ、こ
の結果、成形品のチャンファエッジ22を正確に形成す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は同期用クラッチ歯成形金型の断面図、 第2図は第1図の要部拡大断面図、 第3図はダイスの部分斜視図、 第4図は加圧パンチによるすえ込み加工状態を示す断面
図、 第5図は冷間鍛造された成形中間品の部分斜視図、 第6図は余肉部切削後の成形品を示す部分斜視図、 第7図は従来のクラッチギャ構造を示す部分斜視図であ
る。 7……ダイス、12……加圧パンチ 13……凹部 14……チャンファ用斜面 15……段下げ凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧パンチに対向するダイスにスプライン
    状の凹部と凹部底のチャンファ用斜面とを備え、 上記チャンファ用斜面のチャンファ先端側に肉流れ用の
    段下げ凹部を形成した 同期用クラッチ歯成形金型。
JP3037089U 1989-03-16 1989-03-16 同期用クラッチ歯成形金型 Expired - Lifetime JPH0618671Y2 (ja)

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JP3037089U JPH0618671Y2 (ja) 1989-03-16 1989-03-16 同期用クラッチ歯成形金型

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JP3037089U JPH0618671Y2 (ja) 1989-03-16 1989-03-16 同期用クラッチ歯成形金型

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JPH02123333U JPH02123333U (ja) 1990-10-11
JPH0618671Y2 true JPH0618671Y2 (ja) 1994-05-18

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JP5699441B2 (ja) * 2010-04-05 2015-04-08 日本軽金属株式会社 鍛造用金型及び熱間鍛造方法

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JPH02123333U (ja) 1990-10-11

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