JP2002224788A - 等速ジョイントのインナレース鍛造品の鍛造方法 - Google Patents

等速ジョイントのインナレース鍛造品の鍛造方法

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JP2002224788A
JP2002224788A JP2001025907A JP2001025907A JP2002224788A JP 2002224788 A JP2002224788 A JP 2002224788A JP 2001025907 A JP2001025907 A JP 2001025907A JP 2001025907 A JP2001025907 A JP 2001025907A JP 2002224788 A JP2002224788 A JP 2002224788A
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forging
die
mold surface
finish
forging die
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Hirofumi Ishihara
裕文 石原
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、仕上げ鍛造型の型面に倣い精密で綺
麗に転写でき、かつ歯形状凸部のコーナー部に欠肉形状
や、梨地状などを生成しない等速ジョイントのインナレ
ース鍛造品を得ることができる鍛造方法を提供すること
を課題とする。 【解決手段】本発明は、荒地鍛造型1を用い、インナレ
ースの荒地鍛造品10Aに塑性変形する第1鍛造工程
と、仕上げ鍛造型6を用い、荒地鍛造品10Aを仕上げ
鍛造品10Cに塑性変形する第2鍛造工程と、よりなる
等速ジョイントのンナレース鍛造品の鍛造方法であっ
て、荒地鍛造型1の中間成形用歯溝状凹部型面20aの
コーナー部21a(w1)>仕上げ鍛造型6の仕上げ成
形用歯溝状凹部型面70aのコーナー部71a(w2)
との関係であり、さらに、荒地鍛造型1の中間成形用内
底型面2bの深さ方向の段差h1<仕上げ鍛造型6の仕
上げ用内底型面7bの深さ方向の段差h2との関係であ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等速ジョイントのイン
ナレース鍛造品を粗材から鍛造する時に利用できる鍛造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)従来、鍛造方法を用い、等速ジョ
イントのインナレース鍛造品を得るには、第1鍛造工程
(予備鍛造工程)で荒地鍛造型を用い、略円柱状粗材の
軸方向のー面側と他面側から加圧、塑性変形して荒地鍛
造品(中間鍛造品)を得た後、第2鍛造工程(仕上げ鍛
造工程)で仕上げ鍛造型を用い、荒地鍛造品の軸方向の
ー面側と他面側から加圧し、塑性変形してインナレース
鍛造品とすることが一般的である。 (2)また、特開昭62−110831号公報には、等
速ジョイントのインナレースにおけるトルク伝達用ボー
ルを転動可能に収容する、軸心線に沿う円弧状の案内溝
を、精度良く形成するための成形方法として、第1の鍛
造工程では、第1の端面から変曲面の位置までの軸方向
の長さよりも長くし、変曲点から第2の端面までは完成
品の変曲点から第2の端面までの軸方向の長さよりも短
くなるよう中間成形品を成形することが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)及び(2)の鍛造方法の場合には、下記のように
なお改善の余地がある。すなわち、前記(1)の鍛造方
法を用い、例えば、実施例の図1〜図3に援用して示す
ように、平面側より見て周方向S(図1参照)に沿い交
互に等間隔に歯形状凸部c10と歯溝状凹部(ボール
溝)c12とをもつ歯形状外周部c1と、中心孔30
と、軸方向P1(図2参照)に沿い所定厚さL12で一
端(下端)側に段差h20をもつ段差底面c2とを形成
したインナレース鍛造品1Cを鍛造することが考えられ
る。
【0004】この場合には、段差底面c2を除く他の領
域に後工程(機械加工による精密仕上げ)を施こすのみ
ですみ、かつ段差底面c2に後工程を施す必要がない利
点がある。
【0005】しかし、段差底面c2は、仕上げ鍛造型の
型面に倣い精密で綺麗に転写した形状を得るために、段
差底面c2の転写型面領域に割り型構造を用いず、密閉
型を用いる必要がある。
【0006】例えば、予め得られた荒地鍛造品(中間鍛
造品)10F(図16参照)を仕上げ鍛造型6Fのダイ
ス7Fにセットし、ダイス7Fと第1上方パンチ8Fと
で荒地鍛造品6Fを軸方向Pのー面側と他面側から加
圧、塑性変形することによって仕上げ鍛造品10G(図
17、図18参照)外観形状が得られ、第2上方パンチ
9Fの先端側打ち抜き刃90fとダイス7の円孔状打ち
抜き刃70cとの剪断作用によって打ち抜いて中心孔c
30が形成される。
【0007】ここで、仕上げ鍛造品10Gには、ダイス
7Fの段差内底面7fに沿って転写された段差底面c2
が得られるものの、前記塑性変形時にダイス7Fの歯形
状外周部7eに沿った材料流れが形成され、かつ充填さ
れるため、歯形状外周部7eの歯溝状凹部型面70eの
コーナー部(凹部角隅領域)71e(図18参照)に塑
性変形時に発生する不純物(潤滑剤の滓など)が閉じ込
められやすく、かつ封じ込めらた場合には、転写型面に
沿った円滑な材料流れが妨げられ未充填領域が生成す
る。
【0008】そしてインナレース鍛造品10Gの歯形状
外周部c1の歯形状凸部c10に精密な型面の転写形状
が得られず、欠肉形状n(図17、図18参照)や、梨
地状などの欠陥を備えたコーナー部f11(図8参照)
が形成され、後工程(機械加工工程)で支障をきたすた
め、改善の余地がある。
【0009】前記(2)の特開昭62−110831号
公報記載の鍛造方法の場合には、インナレース鍛造品の
軸心線に沿う円弧状の案内溝を、精度良く形成すること
ができるものの、前記形状のインナレース鍛造品10F
を得るために適用した場合、案内溝に隣り合う歯形状凸
部のコーナー部は前記(1)の鍛造方法の場合と同じよ
うに、不純物(潤滑剤の滓など)の封じ込めによる欠肉
形状や、梨地状などになりやすく、後工程(機械加工工
程)で支障をきたすため、改善の余地がある。
【0010】ここで、本願発明者は、第2鍛造工程で仕
上げ鍛造型を用い、前記荒地鍛造品(中間鍛造品)を塑
性変形してインナレース鍛造品(仕上げ鍛造品)を得る
場合、塑性変形時に発生する不純物を塑性変形に伴う材
料の流れを利用して外部に逃がすことにより、前記欠肉
形状や、梨地状などが生成することを解決できる手段を
見い出し、発明を完成させた。
【0011】本発明は、前記事情に鑑み、第1鍛造工程
及び第2鍛造工程で特異な構成の荒地鍛造型及び仕上げ
鍛造型を用いることにより、第2鍛造工程で仕上げ鍛造
型の型面に倣い精密で綺麗に転写でき、かつ歯形状凸部
のコーナー部に欠肉形状や、梨地状などを生成しない等
速ジョイントのインナレース鍛造品を得ることができる
鍛造方法を提供することを課題とする。
【0012】
【発明の解決手段】本発明の等速ジョイントのインナレ
ース鍛造品の鍛造方法は、内周側面の周方向に等間隔で
交互に形成された中間成形用歯溝状凹部型面及び中間成
形用歯形状凸部型面と、深さ方向に段差をもつ中間成形
用内底型面とを備えた荒地鍛造型を用い、略円柱状の粗
材を軸方向のー面側と他面側から加圧し、等速ジョイン
トのインナレースの荒地鍛造品に塑性変形する第1鍛造
工程と、内周側面の周方向に等間隔で交互に形成された
仕上げ成形用歯溝状凹部型面及び仕上げ成形用歯形状凸
部型面と、深さ方向段差をもつ仕上げ成形用内底型面と
を備えた仕上げ鍛造型を用い、該荒地鍛造品を軸方向の
ー面側と他面側から加圧し、仕上げ鍛造品に塑性変形す
る第2鍛造工程と、よりなる等速ジョイントのインナレ
ース鍛造品の鍛造方法であって、前記荒地鍛造型の前記
中間成形用歯溝状凹部型面のコーナー部>前記仕上げ鍛
造型の前記仕上げ成形用歯溝状凹部型面のコーナー部と
の関係であり、さらに、前記荒地鍛造型の前記中間成形
用内底型面の深さ方向の段差<前記仕上げ鍛造型の前記
仕上げ用内底型面の深さ方向の段差との関係であること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の等速ジョイントのインナ
レースの鍛造方法は、第1鍛造工程と第2鍛造工程とよ
りなる。
【0014】第1鍛造工程で用いられる荒地鍛造型にお
ける型面と、第2鍛造工程で用いられる仕上げ鍛造型に
おける型面とは、特異な形状関係にある。
【0015】すなわち、前記荒地鍛造型の前記中間成形
用歯溝状凹部型面のコーナー部>前記仕上げ鍛造型の前
記仕上げ成形用歯溝状凹部型面のコーナー部との関係で
あり、さらに、前記荒地鍛造型の前記中間成形用内底型
面の深さ方向の段差<前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ用
内底型面の深さ方向の段差との関係である。
【0016】このため、第1鍛造工程で前記荒地鍛造型
を用い、略円柱状の粗材を塑性変形して得られた特異な
形状の荒地鍛造品を前記仕上げ鍛造型にセットした場
合、仕上げ鍛造型の仕上げ成形用歯溝状凹部型面のコー
ナー部と、荒地鍛造品の歯形状凸部のコーナー部との間
に、塑性変形時に発生する不純物を外部に逃がす通路と
して機能する間隔を形成した状態にでき、さらに荒地鍛
造品の段差底面を形成する半径内方向側の第1底面と及
び半径方向外側の第2底面のうち、第1底面が仕上げ鍛
造型の段差内底型面との間に所定の間隔を隔てて対向位
置し、かつ段差内底型面に対し所定の張出し代(材料の
張出し量)を形成した状態にできる。
【0017】この状態で第2鍛造工程を施される荒地鍛
造品は、その第1底面が拘束されないため、まず、仕上
げ鍛造型の段差内底型面に向かう材料流れが形成された
後、前記逃がし通路として機能する間隔を埋める材料流
れが形成される。
【0018】ここで、例えば、不純物(潤滑剤の滓な
ど)が発生したとしても、この不純物は逃がし通路とし
て機能する間隔に充填される材料の流れによって下方側
より上方側に押し出され、かつ外部に排出される。
【0019】前記第1鍛造工程で用いる荒地鍛造型とし
ては、等速ジョイントのインナレースの原形形状の型面
を形成する下型と上型を接近する方向および遠ざかる方
向に相対移動し、略円柱状の粗材から中間鍛造品を鍛造
することができるものであればよく、下型と上型の両方
が可動する方式のものや、下型と上型のいずれか一方が
固定され他方が可動する方式のものなどを用いることが
できる。
【0020】前記荒地鍛造型の前記中間成形用歯溝状凹
部型面(以下、荒地鍛造型の凹部型面と称す)のコーナ
ー部は、前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ成形用歯溝状凹
部型面(以下、仕上げ鍛造型の凹部型面と称す)のコー
ナー部よりも0.5mm〜2mm大きな値であり、前記
仕上げ鍛造型の前記仕上げ用内底型面(以下、仕上げ鍛
造型の内底型面と称す)の深さ方向の段差は、前記荒地
鍛造型の前記中間成形用内底型面(以下、荒地鍛造型の
内底型面と称す)の深さ方向の段差よりも2倍〜4倍大
きな値である構成とすることができる。
【0021】また、前記各値に設定することによって、
第1鍛造工程で荒地鍛造型を用い鍛造され、かつ得られ
た荒地鍛造品は、荒地歯形状凸部のコーナー部が仕上げ
鍛造型における仕上げ成形用歯溝状凹部型面のコーナー
部よりも0.5mm〜2mm大きな値となり、さらに、
荒地段差底面の段差が仕上げ鍛造型の仕上げ用内底型面
の深さ方向の段差よりも1/2倍〜1/4倍小さな値と
なる。
【0022】前記0.5mm〜2mm大きな値とした理
由は、第2鍛造工程で仕上げ鍛造型に荒地鍛造品をセッ
トすると、荒地鍛造品の荒地歯形状凸部のコーナー部
と、仕上げ成形用歯溝状凹部型面のコーナー部との対向
する領域に間隔が形成された状態となり、この間隔によ
り仕上げ鍛造時における塑性変形に伴い発生する不純物
を下方から上方に逃がすことができ、かつ材料流れを良
好に保持できる大きさの不純物逃がし通路を形成するこ
とができるからである。
【0023】なお、前記値が0.5mmに満たない場合
には、不純物逃がし通路としての機能が充分に発揮し得
ない。また、前記値が2mmを超過した場合には、不純
物逃がし通路としての機能を充分に果たすことができる
ものの、不純物逃がし通路を塑性変形に伴う材料で満た
す(充填する)ことができない可能性がある。
【0024】前記2倍〜4倍大きな値とした理由は、荒
地鍛造品の段差底面(段差底面を形成する深い位置に形
成された半径内方向側の第1底面及び、第1底面よりや
や浅い位置に形成された半径外方向側の第2底面のう
ち)の第1底面と、仕上げ鍛造型の段差内底型面(段差
内底型面を形成する深い位置に形成された半径内方向側
の第1内底面及び、第1内底面よりやや浅い位置に形成
された半径外方向側の第2内底面のうち)の第2内底面
との間に、間隔を形成でき、仕上げ鍛造時における塑性
変形に伴い底面側を先に充填する材料の流れを形成でき
る間隔が得られ、かつ不純物を不純物逃がし通路によっ
て下方から上方に逃がしつつ、不純物逃がし通路を下方
から上方に向かって充填する材料流れを形成することが
できる機能を発揮し得るからである。
【0025】なお、前記値が2倍未満の場合及び4倍を
超過した場合には、インナレース鍛造品の段差底面を形
成するに必要とする材料の流れ及び、この材料の流れに
よる不純物を不純物逃がし通路によって下方から上方に
逃がしつつ、不純物逃がし通路を下方から上方に向かっ
て充填する材料流れを形成する機能が得られない。
【0026】
【実施例】本発明の等速ジョイントのインナレース鍛造
品の鍛造方法における実施例を図1〜図15に基づいて
説明する。
【0027】実施例の鍛造方法は、図6、図7に示す荒
地鍛造型1を用い、予め用意された略円柱状の粗材10
A(図6、図7参照)を等速ジョイントのインナレース
の荒地鍛造品10B(図8、図9参照)に塑性変形する
第1工程と、仕上げ鍛造型6(図10、図11参照)を
用い前記荒地鍛造品10Bをインナレース鍛造品10C
(図1、図2、図3及び図14、図15参照)に塑性変
形する第2工程とよりなる。ついで、第1鍛造工程で用
いられる荒地鍛造型1と、第2鍛造工程で用いられる仕
上げ鍛造型6を説明する。
【0028】(荒地鍛造型1の説明)荒地鍛造型1は、
図6及び図7に示されるように、下型として固定位置に
図略の保持部材に保持されダイス2と、軸心線Pに沿い
ダイス2の中央部を挿通するように配置された円柱状の
下方マンドリル3と、上型としてダイス2に接近および
遠ざかる方向に、往復移動(矢印Y1、Y2参照)可能
に図略の駆動装置(片打ち機構のプレス)および可動部
材に連動保持された上方パンチ4及び上方パンチ4の中
央部に配置された略円柱状の上方マンドリル5とよりな
る。
【0029】ダイス2は、内周部に形成された歯形状型
面2aと、内底部に形成された段差内底型面2bと、内
底部の中央に形成され後記する下方マンドリル3を軸方
向P沿って往復移動(矢印Y1、Y2参照)可能に配置
する案内孔2cとを備える。
【0030】ダイス2の歯形状型面2aは、軸方向Pに
沿い所定深さL1でかつ平面側より見て周方向S(図7
参照)に沿い交互に等間隔に凹部型面20aと凸部型面
22aとを形成している。
【0031】歯形状型面2aの凹部型面20aは、荒地
鍛造品10B(図8及び図9参照)における歯形状側周
部b1の歯形状凸部b10を形成する領域である。ここ
で凹部型面20aのコーナー部21aの間隔w1(図
7、図9参照)は、後記する仕上げ鍛造型6のダイス7
における凹部型面70aのコーナー部71aの間隔w2
(図11参照)よりも大きなものであり、かつ1.0m
m〜4.0mmに設定されている。
【0032】歯形状型面2aの凸部型面20aは、荒地
鍛造品10Bにおける歯形状側周部b1の歯形状凹部
(歯形状溝部)b12(図9参照)を形成する領域であ
る。
【0033】段差内底型面2bは、荒地鍛造品10Bの
段差外底部b2(図8参照)を形成する領域であり、半
径内方向側で深い位置に形成された第1内底型面20b
と、半径外方向側で第1内底型面20bより浅い位置に
形成された第2内底型面22bと、第1内底型面20b
と第2内底型面22bとを連結する傾斜内底型面21b
と、よりなる。
【0034】第1内底型面20bと第2内底型面22b
との段差の間隔h1は、後記する仕上げ鍛造型6におけ
るダイス7の第1内底型面70bと第2内底型面72b
との段差の間隔h2より小さな値であり、1.0mm〜
4.0mmに設定されている。
【0035】下方マンドリル3は、平坦な頂面30とそ
の周囲に形成された円弧状面31を備える先端部3bが
ダイス2のキャビィティ空間E1に所定量突出させた状
態に配置されている。この下方マンドリル3は、塑性変
形された荒地鍛造品10Bを前記キャビィティ空間E1
より上方外部に押し出すインジェクターとしての機能を
備える。
【0036】上方パンチ4は、先端側の外周部に、ダイ
ス2の内周面に形成された歯形状型面2aと相似すると
ともに、歯形状型面2aに沿って案内され往復移動可能
な歯形状型面4a及び先端に形成された下方押圧型面4
bを備える。下方押圧型面4bの中央部には、上方マン
ドリル5を貫通、配置する孔4cが形成されている。
【0037】上方マンドリル5は、平坦な先端面50と
その周囲に形成された円弧状面51を備え上方パンチ4
の下方押圧型面4bより所定量突出した状態に上方パン
チ4の孔4cに配置されている。
【0038】(仕上げ鍛造型6の説明)図10及び図1
1に示す仕上げ鍛造型6は、下型として固定位置に図略
の保持部材に保持されダイス7と、上型としてダイス7
に接近および遠ざかる方向に、往復移動(図10の矢印
Y1、Y2参照)可能に図略の駆動装置(片打ち機構の
プレス)および可動部材に連動保持された第1上方パン
チ8及び第1上方パンチ8の中央部案内孔8cに往復移
動可能に配置された円柱状の第2上方パンチ9とよりな
る。
【0039】ダイス7は、内周部に形成された歯形状型
面7aと、内底部に形成された段差内底型面7bと、内
底部の中央に形成され後記する第2上方パンチ9の先端
側打ち抜き刃90とで打ち抜き加工可能な円孔状打ち抜
き刃70cを形成するとともに、後記するインナレース
鍛造品10C(図14参照)を前記キャビィティ空間E
2より上方外部に押し出すインジェクターとして機能す
る図略の押し出し部材を前記キャビィティ空間E2に出
没可能に往復移動(矢印Y1、Y2参照)し得る案内孔
7cとを備える。
【0040】ダイス7の歯形状型面7aは、軸方向P
(図10参照)に沿い所定深さL2でかつ平面側より見
て周方向S(図11参照)に沿い交互に等間隔に凹部型
面70aと凸部型面72aとを形成している。
【0041】歯形状型面7aの凹部型面70aは、イン
ナレース鍛造品10C(図14、図15参照)における
歯形状側周部c3の歯形状凸部10cを形成する領域で
ある。ここで凹部型面70aのコーナー部71aの間隔
巾値w2は、前記荒地鍛造型1のダイス2における歯形
状型面2aのコーナー部21aの間隔巾値w1よりも小
さな値であり、かつ0.5mm〜2mmに設定されてい
る。
【0042】歯形状型面7aの凸部型面72aは、荒地
鍛造品10Bにおける歯形状側周部b3の歯形状凹部
(歯形状溝部)12cを形成する領域である。
【0043】段差内底型面7bは、荒地鍛造品10Bの
段差底部b1を形成する領域であり、半径内方向側で深
い位置に形成された第1内底型面70bと、半径外方向
側で第1内底型面70bより浅い位置に形成された第2
内底型面72bと、第1内底型面70bと第2内底型面
72bとを連結する傾斜内底型面73bと、よりなる。
【0044】第1内底型面70bと第2内底型面72b
との段差の間隔h2(図10参照)は、前記荒地鍛造型
1におけるダイス2の第1内底型面20bと第2内底型
面22bとの段差の間隔h1(図6参照)より大きな値
であり、2mm〜6mmに設定されている。
【0045】第1上方パンチ8には、その先端外周部に
ダイス7の歯形状型面7aに沿って深さ方向に案内され
往移動(矢印Y1参照)及び元の位置に復移動(矢印Y
2参照)することができるように形成された歯形状型面
8aと、先端側に形成された下方押圧型面8bを備えて
いる。下方押圧型面8bの中央部には、第2上方パンチ
9を貫通、配置する孔8cが形成されている。
【0046】第2上方パンチ9は、インナレース鍛造品
10Cの中心孔c30を形成するための先端刃90を備
え、第1上方パンチ8の下方押圧型面8bと同じ面位置
を保持して矢印Y1方向に往移動した後、さらに下方押
圧型面8bから突出移動し得るとともに、中心孔c30
(図14参照)を打ち抜く機能をもつ。
【0047】以下、実施例の鍛造方法における第1鍛造
工程、第2鍛造工程を順に施す場合を説明する。
【0048】(第1工程の説明)第1工程では、荒地鍛
造型1を用い、略円柱状の粗材10Aに荒地鍛造が施さ
れる。
【0049】すなわち、図6、図7に示されるように、
荒地鍛造型1のダイス2のキャビィティ空間E1に粗材
10Aをセットした状態で上方パンチ4及び上方マンド
リル5を矢印Y1方向に往移動する。
【0050】すると、粗材10Aは、その下端(一端)
a1側及び上端(他端)a2側からそれぞれダイス2、
下方マンドリル3及び上方パンチ4、上方マンドリル5
で押圧されて断面外形が略樽形状に塑性変形する(図
8、図9参照)。
【0051】このとき、粗材10Aの下端a1と上端a
2との間の外周面a3は、軸方向Pに沿って円弧状に張
出し、ダイス2における歯形状型面2a(図6、図7参
照)に倣って転写された歯形状側周部b1(図8、図9
参照)として形成され、これと同時に粗材10Aの下端
a1は、ダイス2における段差内底型面2b(図6参
照)に倣って転写された段差外底部b2(図8参照)と
して形成される。
【0052】この第1工程で得られた荒地鍛造品10B
は、ダイス2の歯形状型面2a及び段差内底型面2bに
よって形成されたその転写形状、すなわち、独特の外観
形状に形成された歯形状外側周部b1及び段差外底部b
2と、下方マンドリル3の先端部3aによって底部中心
領域に形成された所定深さの穴b3と、上方マンドリル
5の先端部5aによって頂部中心領域に所定深さの穴b
4とを備える。
【0053】荒地鍛造品10Bの歯形状外側周部b1
は、周方向Sに沿い等間隔で交互に形成された歯形状凸
部b10と歯形状凹部(歯形状溝部)b12とよりな
る。
【0054】また、歯形状凸部b10におけるコーナー
部b11の間隔巾値w1は、仕上げ鍛造型7(図11参
照)における凹部型面70aのコーナー部71aの間隔
巾値w2よりも大きく1.0mm〜4.0mmに形成さ
れる。
【0055】さらに、荒地鍛造品10Bの段差外底部b
2は、第1外底型面b20と第2外底型面b22との段
差の間隔h10(図12参照)は、後記する仕上げ鍛造
型におけるダイス7Aの第1内底型面70bと第2内底
型面71bとの段差の間隔h2(図12参照)より小さ
な値であり、1.0mm〜4.0mmである。
【0056】また、前記上下2つの穴b3及びb4は、
第2工程により荒地鍛造品10Bの中心部を貫通する場
合の下準備として役立つ、すなわち第2工程で貫通させ
やすい。
【0057】(第2工程の説明)第2工程では、前記第
1工程で得られた荒地鍛造品10Bに対し仕上げ鍛造型
6(図10、図11参照)を用いてインナレース鍛造品
(仕上げ鍛造品)10C(図14、図15参照)に塑性
変形する。
【0058】荒地鍛造品10Bは、仕上げ鍛造型6のダ
イス7のキャビィティ空間E2にセットされる(図1
2、図13参照)。
【0059】このとき、荒地鍛造品10Bとダイス7と
は、特異な対向形状(位置)関係を呈す。すなわち、荒
地鍛造品10Bは、荒地鍛造型1のキャビィティ空間E
1に倣って転写された形状を備えている。
【0060】このため、図12、図13に示すように、
荒地鍛造品10Bにおける歯形状凸部b10のコーナー
部b11>ダイス7における仕上げ成形用歯溝状の凹部
型面70aのコーナー部71aとの関係であり、さら
に、荒地鍛造品10Bにおける段差外底面b2の深さ方
向の段差h10<ダイス7における段差内底型面7bの
深さ方向の段差h2との関係が成立する。
【0061】このように、ダイス7のキャビィティ空間
E2にセットされた荒地鍛造品10Bは、 (1)段差外底面b2と、ダイス7の段差内底型面7b
との間に間隔h11が形成される。
【0062】(2)歯形状外側周部b1の歯形状凸部b
10のコーナー部b11と、仕上げ成形用歯溝状の凹部
型面70aのコーナー部71aとの間に巾e1の間隔e
が形成される。
【0063】この状態で荒地鍛造品10Bは、段差内底
型面7bと及び第1上方パンチ8の下方押圧型面8bに
より軸方向Pより挟持されるようにして押圧され、イン
ナレース鍛造品(仕上げ鍛造品)10Cに塑性変形す
る。
【0064】ここで、ダイス7の段差内底型面7bの第
1内底面70bと、荒地鍛造品10Bの段差底面b2の
第1底面b20の間に前記間隔eからなる自由空間が形
成されるため、第2鍛造工程での塑性変形開始時に、荒
地鍛造品10Bの第1底面b20が、ダイス7の段差内
底型面7bの第1内底面70bに拘束されず、かつ第1
内底面70bに向かって塑性変形する材料の流れが形成
された後、前記逃がし通路として機能する間隔eを軸方
向Pの下方側より上方側に向かって埋める材料流れが形
成される。
【0065】従って、段差内底型面7bと塑性変形しつ
つある荒地鍛造品10Bの下端b1とに近い領域で生成
した種々の滓は、押し出されて前記間隔eに移動した
後、さらに間隔eにその下方側から上方側に向かって充
填される材料の流れによって第1上方パンチ8の歯形状
型面8aとダイス7の凹部型面70aとの間隙eに沿
い、矢印e2(図12参照)のように上方外部に向かっ
て押し出され、かつ外部に放出される。このため、滓が
凹部型面70aの下方位置でコーナー部71aに閉じ込
められることによる従来の不具合を解消でき、かつ歯形
状凸部c10のコーナー部c11に欠肉形状や、梨地状
などを生成しない。
【0066】そして荒地鍛造品10Bにおける上下2つ
の穴b3及びb4は、前記仕上げ鍛造型6のダイス7と
第1上方パンチ8とによって外観の塑性変形が終了した
時点で、第2上方パンチ9が矢印Y1方向にさらに移動
することによって、先端刃90とダイス7の円孔状打ち
抜き刃70cとの剪断作用によって打ち抜かれ、貫通し
て中心孔c30が形成される。
【0067】このように実施例の鍛造方法の場合には、
第1鍛造工程で略円柱状の粗材10Aを荒地鍛造品(中
間鍛造品)10Bに塑性変形させ後、引き続く第2鍛造
工程(仕上げ鍛造工程)により、仕上げ鍛造型を用い前
記荒地鍛造品10Bをインナレース鍛造品(仕上げ鍛造
品)10Cに塑性変形する。
【0068】実施例で得られたインナレース鍛造品10
Cは、ダイス7の歯形状型面7a(凹部型面70a及び
凸部型面72a)と、段差内底型面7b(第1内底型面
70b及び第2内底型面72b)とに倣い精密で綺麗に
転写された、歯形状外周部c1(歯形状凸部c10、歯
溝状凹部c12)と、段差底面c2(第1底面c20、
傾斜底面c21、第2底面c22)とを備え、かつ歯形
状凸部c10のコーナー部c11に欠肉形状や、梨地状
などを生成していず、優れた品質を備える。
【0069】また、インナレース鍛造品10Cは、精密
で綺麗に転写させた段差底面c2(第1底面c20、傾
斜底面c21、第2底面c22)を備えているため、こ
の領域の後工程(機械加工工程)を必要としないため、
この分、後工程コストを低減できる。
【0070】なお、インナレース鍛造品10Cは、歯形
状凸部c10及び歯溝状凹部c12、一端c14側及び
他端側(第2底面c22側)、中心孔c30に後工程
(機械加工工程)が施され、軸方向に沿い図5に示され
るように、円弧状の歯形状凸部100及び歯溝状凹部
(ボール溝)130として形成され、かつ中心孔c30
の内周面c31にはスプライン溝310が形成されてイ
ンナレース10D(図5参照)となる。このインナレー
ス10Dは、図4、図5に示されるように、トルク伝達
用のボール16、ケージ17、ブーツ19とともに、ド
ライブシャフト15及びアウタレース18に組付けられ
車両の動力伝達装置の等速ジョイントとして使用に供さ
れる。
【0071】前記実施例において、荒地鍛造型1のダイ
ス2における凹部型面20aのコーナー部21aと、仕
上げ鍛造型6のダイス7における凹部型面70aのコー
ナー部71aとは、周方向Sに沿って平面形状のもの
や、あるいは円弧面形状のものなどに適用できる。
【0072】
【発明の効果】本発明における等速ジョイントのインナ
レース鍛造品の鍛造方法は、第1鍛造工程及び第2鍛造
工程でそれぞれ独特の構成の荒地鍛造型及び仕上げ鍛造
型を用いるものである。
【0073】そして、仕上げ鍛造型の第1内底面と、荒
地鍛造品の第1底面の間に前記間隔からなる自由空間が
形成されるため、第2鍛造工程での塑性変形開始時に、
荒地鍛造品の第1底面が、仕上げ鍛造型の第1内底面に
拘束されず、かつ第1内底面に向かって塑性変形する材
料の流れが形成された後、前記逃がし通路として機能す
る間隔を埋める材料流れが形成される。
【0074】仕上げ鍛造型内での塑性変形時に、例え
ば、不純物(潤滑剤の滓など)が発生したとしても、こ
の不純物は逃がし通路として機能する間隔に充填される
材料の流れによって下方側より上方側に押し出され、か
つ外部に排出されるため、不純物が閉じ込められること
による不具合を解消できる。
【0075】従って、本発明の等速ジョイントのインナ
レース鍛造品の鍛造方法によれば、簡素な構造の荒地鍛
造型及び仕上げ鍛造型により、インナレース鍛造品の歯
形状凸部のコーナー部に欠肉形状や、梨地状などを生成
しないですむ効果が得られることや、仕上げ鍛造型の段
差内底面に倣って精密で綺麗に転写させたインナレース
鍛造品の段差底面を得ることができ、かつ段差底面に後
工程(機械加工工程)を必要としないため、この分、後
工程コストを低減でき、コスト面で有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の等速ジョイントのインナレースの鍛造
方法における実施例の第1鍛造工程、第2鍛造工程を順
に施すことにより得られたインナレースを示す平面図。
【図2】図1におけるAーA線断面矢視図。
【図3】図1におけるA1ーA1線断面矢視図。
【図4】実施例で得られたインナレースを等速ジョイン
トのー部品として組み込んだ場合を示す概略の断面図。
【図5】図4における要部を分解して示す概略の斜視
図。
【図6】荒地鍛造型に略円柱状粗材をセットした状態を
示す縦断面図。
【図7】図6におけるBーB線断面矢視図。
【図8】荒地鍛造型により略円柱状粗材を荒地鍛造品に
塑性変形した状態を示す縦断面図。
【図9】図8におけるB1ーB1線断面矢視図。
【図10】仕上げ鍛造型を示す縦断面図。
【図11】図10におけるCーC線断面矢視図。
【図12】仕上げ鍛造型に荒地鍛造品をセットした状態
を示す縦断面図。
【図13】図12におけるC1ーC1線断面矢視図。
【図14】仕上げ鍛造型により荒地鍛造品を仕上げ鍛造
品に塑性変形した状態を示す縦断面図。
【図15】図14におけるC2ーC2線断面矢視図。
【図16】従来例における仕上げ鍛造型に荒地鍛造品を
セットし、塑性変形開始時の状態を示す断面図。
【図17】図16における荒地鍛造品を塑性変形して得
た仕上げ鍛造品と仕上げ鍛造型との関係を示す断面図。
【図18】図17におけるDーD線断面矢視図。
【符号の説明】
1…荒地鍛造型 2…ダイス 3…下方マンドリル 4…上方パンチ 5…上方マンドリル 6…仕上げ鍛造型 7…ダイス 8…第1上方パンチ
9…第2上方パンチ 10C…インナレース鍛造品 10A…略円柱状粗材
10B…中間鍛造品 e…不純物逃がし通路である間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周側面の周方向に等間隔で交互に形成さ
    れた中間成形用歯溝状凹部型面及び中間成形用歯形状凸
    部型面と、深さ方向に段差をもつ中間成形用内底型面と
    を備えた荒地鍛造型を用い、略円柱状の粗材を軸方向の
    ー面側と他面側から加圧し、等速ジョイントのインナレ
    ースの荒地鍛造品に塑性変形する第1鍛造工程と、 内周側面の周方向に等間隔で交互に形成された仕上げ成
    形用歯溝状凹部型面及び仕上げ成形用歯形状凸部型面
    と、深さ方向に段差をもつ仕上げ成形用内底型面とを備
    えた仕上げ鍛造型を用い、該荒地鍛造品を軸方向のー面
    側と他面側から加圧し、仕上げ鍛造品に塑性変形する第
    2鍛造工程と、よりなる等速ジョイントのインナレース
    鍛造品の鍛造方法であって、 前記荒地鍛造型の前記中間成形用歯溝状凹部型面のコー
    ナー部>前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ成形用歯溝状凹
    部型面のコーナー部との関係であり、 さらに、前記荒地鍛造型の前記中間成形用内底型面の深
    さ方向の段差<前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ用内底型
    面の深さ方向の段差との関係であることを特徴とする等
    速ジョイントのインナレース鍛造品の鍛造方法。
  2. 【請求項2】前記荒地鍛造型の前記中間成形用歯溝状凹
    部型面のコーナー部は、前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ
    成形用歯溝状凹部型面のコーナー部よりも0.5mm〜
    2mm大きな値であり、 前記仕上げ鍛造型の前記仕上げ用内底型面の深さ方向の
    段差は、前記荒地鍛造型の前記中間成形用内底型面の深
    さ方向の段差よりも2倍〜4倍大きな値である前記請求
    項1記載の等速ジョイントのインナレース鍛造品の鍛造
    方法。
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