JP2620162B2 - 鍛造金型の成形方法 - Google Patents

鍛造金型の成形方法

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JP2620162B2
JP2620162B2 JP5967191A JP5967191A JP2620162B2 JP 2620162 B2 JP2620162 B2 JP 2620162B2 JP 5967191 A JP5967191 A JP 5967191A JP 5967191 A JP5967191 A JP 5967191A JP 2620162 B2 JP2620162 B2 JP 2620162B2
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真一 村田
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下金型の凹部開口付近
に内方向に突出するランドを成形した鍛造金型の成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示す如き円盤状の成形素材
1から、図2に示す如き、端面に複数のボス部3を有す
る鍛造成形品2を成形する場合、図10に示す如き、鍛
造金型を使用していた。
【0003】この鍛造金型について説明すると、下金型
131はリング状の下ボルスタ132と下ダイ133と
が下ホルダ134内周に焼ばめにて一体的に組みつけら
れ、その下方にはベース142が配置される。また、下
ボルスタ132の中心貫通孔146には鍛造成形品2を
下金型131から取りはずすノックアウトピン138が
挿嵌されている。下ボルスタ132内周と下ダイ133
上面との間には成形素材1を投入する型彫空間135が
形成され、下ダイ133上面には複数の凹部144が形
成されている。次に上金型171は、中心貫通孔176
に素材押圧用のパンチ175を挿嵌した上ボルスタ17
3と上ダイ172とを一体的に保持する上ホルダ174
からなり、型彫空間135に対向してパンチ175は上
下方向に移動する。
【0004】この鍛造金型で鍛造成形品2を成形する場
合、予めパンチ175を上方へ待避した状態で下金型1
31の型彫空間135に成形素材1を投入し、続いてパ
ンチ175を下降させ成形素材1を押圧し、鍛造成形品
2を成形する。その後、パンチ175が上方へ移動する
とともにノックアウトピン138により鍛造成形品2は
型彫空間135から取り出される。
【0005】次に、この鍛造金型の下金型131の成形
方法について説明する。図11に示す如く、予め下ボル
スタ132の内周は旋盤により切削加工され、下ダイ1
33の上面にはドリル等により複数の予備凹部136が
成形される。この下金型131を図示せぬ保持具で保持
し、型彫空間135及び予備凹部136と略同一形状の
柱状部114と基部112を有する電極111を、下金
型131の型彫空間135及び予備凹部136内に挿
入、放電加工を実施して、図12に示す如く、所定の下
ボルスタ132内周及び凹部141を成形していた。
【0006】ここで、主要部拡大図により放電加工前の
状態(図13)と放電加工後の状態(図14)を見る
と、ドリル等により成形された予備凹部136は径aで
ある。この径aと略同一の柱状部114により、放電加
工して所望する凹部141の径bを成形している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き鍛造金型で
成形素材1から鍛造成形品2を冷間鍛造にて成形する
と、成形素材1の凹部141への流れに対し、凹部14
1内周面が抵抗となり、欠肉が発生する恐れがあった。
【0008】そこで、その欠肉の原因となる凹部141
内周面の接触面積を小さくするため、凹部141開口付
近にランドを成形することが考えられる。しかし、電極
によりランドを成形することは実施されていない。ま
た、凹部141は成形素材1の中心からずれた位置にあ
るため、旋盤によるランド成形も不可能であった。
【0009】従って本発明は、上述の如き課題を解決
し、電極によりランドを成形する方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】成形方向に延びる、電極
の柱状部により所定の凹形状を有する中間凹部を放電成
形する第1工程と、中間凹部に対し断面略同一で軸線方
向に短い頭部とその頭部より断面小形の軸部からなる、
電極の柱状部を中間凹部に挿入して、頭部外側に逃げ空
間を成形する第2工程とからなり、もって中間凹部の開
口付近内側をランドとする。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図9に基づい
て説明する。
【0012】図1は円盤状の成形素材1を表し、本発明
の成形方法により成形された鍛造金型により製造した鍛
造成形品2を図2に示す。この鍛造成形品2は端面に複
数のボス部3を有している。
【0013】この鍛造成形品2を製造する下金型31に
ついて説明すると、第3図に示す如く、下金型31は図
示せぬ保持具により固定される。下金型31は中心に貫
通孔46を有するリング状の下ボルスタ32と、その下
方に下ボルスタ32と接触して同一外径の下ダイ33が
配置され、下ボルスタ32と下ダイ33との外周には下
ホルダ34が焼ばめにて一体的に組みつけられる。また
下ダイ33の中心にはノックアウトピンを挿嵌する貫通
孔40が形成され、その貫通孔40の周囲には上部に予
備凹部36を有し、その予備凹部36から連続して下方
に向かって空気抜き孔37が成形されている。更に下ボ
ルスタ32と下ダイ33との間の接触面にも空気抜き溝
39が成形されている。
【0014】この下金型31に放電加工する電極11は
円柱状の基部12とその基部12より下方に延びる複数
の柱状部14をもち、この柱状部14は下金型31の予
備凹部36に対向する位置に設けられ、予備凹部36と
略同一形状である。また基部12の上端は接続部材13
が結合し、図示せぬ保持具により上下方向に移動可能に
保持される。
【0015】この電極11により下金型31を成形する
場合、まず下金型31の下ボルスタ32内周及び予備凹
部36に対向して、その上方に電極11の基部12及び
柱状部14を配置する。この状態で電極11を下降さ
せ、下金型31の型彫空間35における所定位置で停止
し、放電加工を開始する。その後、放電加工を所定時
間、例えば2時間程度実施し、図4に示す如く、所定の
下ボルスタ32内径及び中間凹部41を成形後、電極1
1を上方へ待避させる。
【0016】次に図5に示す如く、柱状部54が、中間
凹部41に対し断面略同一で軸線方向に短い頭部55と
その頭部55より断面小径の軸部56とからなる電極5
1に交換し、下金型31の下ボルスタ32内周及び中間
凹部41に対向して、電極51の基部52及び柱状部5
4を配置する。この状態で電極51を下降させ、下金型
31の型彫空間35における所定位置で停止し、放電加
工を開始する。ここで電極51の柱状部54は、中間凹
部41に対し断面略同一の頭部55とその頭部55より
断面小径の軸部56から成る為、中間凹部41と頭部5
5とは略接触状態であり、中間凹部41と軸部56との
間には十分にクリアランスを有しているので、中間凹部
41の頭部55外周付近のみ放電加工される。つまり図
6に示す如く、中間凹部41の下部に逃げ空間43を成
形し、中間凹部41の上部をランド44として残した成
形凹部45とする。その後、電極51を上方へ待避させ
る。
【0017】この成形凹部45の成形状態を主要部拡大
図により説明すると、図7に示す如く、下ダイ33にド
リル等により成形した予備凹部36を、図8に示す如
く、所定の内径を有する中間凹部41に成形し、続いて
図9に示す如く、開口付近が所定の内径であるランド4
4を有する成形凹部45を成形して完成する。
【0018】上記実施例では鍛造成形品2のボス部3を
成形する鍛造金型の成形方法について説明したが、本発
明は上記実施例に限られるものではなく、ランド44を
有する鍛造金型を放電加工で成形するものであればよ
い。
【0019】また、下ダイ33に予備凹部36を成形せ
ず、第1工程により直接、中間凹部41を成形してもよ
い。
【0020】
【効果】以上のように本発明によれば、放電加工で凹部
の開口付近内側にランドを成形することができる。つま
り鍛造成形品の中心からずれた位置のランドが成形で
き、鍛造成形品の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍛造成形前の成形素材の斜視図である。
【図2】鍛造成形後の鍛造成形品の斜視図である。
【図3】本発明の実施例による第1工程前の状態を表す
部分断面平面図である。
【図4】本発明の実施例による第1工程中の状態を表す
部分断面平面図である。
【図5】本発明の実施例による第2工程前の状態を表す
部分断面平面図である。
【図6】本発明の実施例による第2工程中の状態を表す
部分断面平面図である。
【図7】図3の予備凹部付近拡大図である。
【図8】図5の中間凹部付近拡大図である。
【図9】図6の成形凹部付近拡大図である。
【図10】鍛造成形品を成形する鍛造工程を表す部分断
面平面図である。
【図11】従来例による成形工程前の状態を表す部分断
面平面図である。
【図12】従来例による成形工程中の状態を表す部分断
面平面図である。
【図13】図11の予備凹部付近拡大図である。
【図14】図12の予備凹部付近拡大図である。
【符号の説明】
11 電極 14 柱状部 31 下金型 36 予備凹部 41 中間凹部 43 逃げ空間 44 ランド 51 電極 54 柱状部 55 頭部 56 軸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形方向に延びる、電極(11)の柱状
    部(14)により所定の凹形状を有する中間凹部(4
    1)を放電成形する第1工程と、該中間凹部(41)に
    対し断面略同一で軸線方向に短い頭部(55)と該頭部
    (55)より断面小形の軸部(56)とからなる、電極
    (51)の柱状部(54)を前記中間凹部(41)に挿
    入して、頭部(55)外側に逃げ空間(43)を成形す
    る第2工程とからなり、もって中間凹部(41)の開口
    付近内側をランド(44)とすることを特徴とする鍛造
    金型の成形方法。
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