JPH09216033A - バルブスプリングリテーナ成形用金型 - Google Patents

バルブスプリングリテーナ成形用金型

Info

Publication number
JPH09216033A
JPH09216033A JP2378596A JP2378596A JPH09216033A JP H09216033 A JPH09216033 A JP H09216033A JP 2378596 A JP2378596 A JP 2378596A JP 2378596 A JP2378596 A JP 2378596A JP H09216033 A JPH09216033 A JP H09216033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring retainer
die
mold
outer peripheral
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2378596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Aoki
孝之 青木
Junichi Fukuda
淳一 福田
Shoji Yatsuyanagi
章二 八柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIKOO KK
Aikoh Co Ltd
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
AIKOO KK
Aikoh Co Ltd
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIKOO KK, Aikoh Co Ltd, Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical AIKOO KK
Priority to JP2378596A priority Critical patent/JPH09216033A/ja
Publication of JPH09216033A publication Critical patent/JPH09216033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブスプリングリテーナの成形時におい
て、その外周面に直径方向を向くばりが発生するのを防
止する。 【解決手段】 上型8における成形室9に面する下面の
外周端部を、上向きに凹入することにより、成形室9の
外周端部に、上方を向くばり溜まり13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の動弁機
構に用いられるバルブスプリングリテーナを鍛造により
成形する際に用いられる金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、内燃機関の動弁機構を略示する
もので、(1)はエンジンバルブ、(2)は、エンジンバル
ブ(1)の軸端部の環状溝(3)に外嵌された半割円筒状の
1対のコッタである。コッタ(2)は、バルブスプリング
リテーナ(以下スプリングリテーナと略称する)(4)の中
心の上向きに拡径するテーパ孔(5)内に密に嵌合するこ
とにより保持されている。スプリングリテーナ(4)のば
ね受けフランジ部(4a)の下面と、シリンダヘッド(図示
略)との間には、バルブスプリング(6)が縮設され、こ
れによりエンジンバルブ(1)は、常時上向きに付勢され
ている。
【0003】このような動弁機構に用いられるスプリン
グリテーナ(4)は、通常、冷間鍛造により成形される。
図7は、スプリングリテーナ(4)成形用の従来の金型を
示す。
【0004】図7において、(7)は鍛造プレス装置の下
型、(8)は上型であり、上下の型(7)(8)の対向面に
は、それらの型当たり面(7a)(8a)同士が互いに当接して
閉じられた際に、成形しようとするスプリングリテーナ
と補形をなす成形室(9)が形成されるようになってい
る。
【0005】スプリングリテーナを成形する際は、上型
(8)を下型(7)に対し所定寸法離間させて、下型(7)の
成形凹孔内に円筒状の素材(図示略)を挿入したのち、上
型(8)を、下型(7)の型当たり面(7a)に当接するまで下
降すれば、上述と同様のスプリングリテーナ(4')が成形
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上下の
型(7)(8)における型当たり面(7a)(8a)を当接させて閉
じ、それらの間に形成される成形室(9)内においてスプ
リングリテーナ(4')を成形すると、スプリングリテーナ
成形用の素材の質量(容積)のばらつきにより、素材が成
形しようとするスプリングリテーナの質量よりも大きい
場合には、図8に拡大して示すように、側部の余剰肉
は、逃げ場がないため、上下の型(7)(8)の当接面の僅
かな隙間に入り込み、成形後のスプリングリテーナ(4')
の外周面に、直径方向を向くばり(10)が形成される。
【0007】このようになると、エンジンへの自動組付
け時や成形後にスプリングリテーナの各部に機械加工等
を施す際に、外周面を正確に把持することができないた
め、ばり(10)を除去するための工程を新たに設ける必要
があり、製造コストが嵩む。
【0008】また、直動型の動弁機構用のスプリングリ
テーナでは、ばり(10)がタペットに干渉して組付け不良
を起こすことがあるため、ばり(10)の除去は不可欠であ
る。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、ばりが直径方向に発生するのを防止することによ
り、その除去工程を廃止し、もって、安価に製作しうる
ようにした、バルブスプリングリテーナ成形用金型を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、下型と上型を、互いに近接する方向に相対移動さ
せることにより、その対向面間に、成形しようとするバ
ルブスプリングリテーナと補形をなす成形室を形成させ
るようになっているバルブスプリングリテーナ成形用金
型において、前記上型における前記成形室に面する下面
の外周端部を、上向きに凹入することにより、前記成形
室の外周端部に、上方を向くばり溜まりを設ることによ
り、解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
基づいて説明する。なお、上述した従来と同様の部材に
は、同じ符号を付して説明する。
【0012】図1は、本発明の金型の第1実施例を示す
もので、下型(7)には、従来よりも深めの有底の型孔(1
1)が形成され、円柱状をなす上型(8)は、型孔(11)内に
密に嵌合して昇降するようになっている。
【0013】上型(8)が予め定めた下限位置まで下降す
ると、それと下型(7)との対向面間には、従来と同様、
成形しようとするスプリングリテーナ(4)と補形をなす
成形室(9)が形成される。
【0014】上型(8)の下面外周縁、すなわちスプリン
グリテーナの上面外周縁と対応する部分には、外径を若
干縮径した小径段部(12)が形成され、この小径段部(12)
と型孔(11)の内周面とにより形成される上向きに凹入す
る環状の隙間は、ばり溜まり(13)となっている。
【0015】このような構成とした金型によりスプリン
グリテーナを成形するには、従来と同様、まず上型(8)
を上昇させたのち、下型(7)の型孔(11)内に円筒状の素
材(図示略)を挿入し、上型(8)を所定のストロークだ
け下降させれば、成形室(9)内においてスプリングリテ
ーナ(4')が鍛造成形される。
【0016】この際、素材の質量のばらつきにより、鍛
造時に側部に余剰肉が生じると、図2に拡大して示すよ
うに、余剰肉は、成形室(9)の外周端の上向きに凹入す
るばり溜まり(13)内に流れ込み、成形後のスプリングリ
テーナ(4')の外周縁には、上向きのばり(14)が形成され
る。
【0017】従って、このようなばり(14)が形成された
としても、従来のように、スプリングリテーナ(4')の外
周面をチャッキングしたり、直動型の動弁機構に組み込
んだりするに際し、何ら障害となることはなく、ばり(1
4)の除去工程を廃止することができる。
【0018】次に、本発明の金型の第2実施例を、図4
を参照して説明する。第2実施例の金型は、図3のよう
な形状のスプリングリテーナ、すなわちスプリングリテ
ーナ(15)におけるばね受けフランジ部(15a)の上面の外
周端寄りが、若干下傾するテーパ面(15b)となっている
ものを成形する際に用いられる。
【0019】図4に示すように、上型(8)が下限位置ま
で下降した際における下型(7)との対向面間には、成形
しようとするスプリングリテーナ(15)と補形をなす成形
室(9)が形成され、かつ上型(8)における上記テーパ面
(15b)と対応するテーパ状の下面の外端部は、フラット
面(16)としてある。
【0020】フラット面(16)、上記スプリングリテーナ
(15)と補形をなす成形室(9)、及び型孔(11)の内周面に
より形成される隙間は、ばり溜まり(17)となっている。
【0021】第2実施例の金型によりスプリングリテー
ナ(15')を鍛造成形した際における素材の余剰肉は、図
5に拡大して示すように、ばり溜まり(17)に流れ込むの
で、上記第1実施例と同様、成形後においてスプリング
リテーナ(15')の外周面にばりが形成されることはな
い。
【0022】また、第2実施例では、余剰肉による膨出
部が、下向きに傾斜するテーパ面(15b)上に形成される
ので、第1実施例のようなばりが、スプリングリテーナ
(15)の上面上に大きく突出することはなく、外観的体裁
が向上する。
【0023】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えばばり溜まり(13)(17)は、円周方向に所定
間隔おきに不連続状に設けることもある。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、スプリングリテーナ成
形時の余剰肉は、成形室に設けたばり溜まりに上向きに
流れ込むので、成形後のスプリングリテーナの外周面
に、ばりが直径方向を向いて発生するのを防止しうる。
その結果、ばりが生じていても、スプリングリテーナの
外周面をチャッキングしたり、直動型の動弁機構に組み
込んだりするに際し、何ら障害となることはなく、従っ
てばりの除去工程を廃止することができるので、安価に
製作しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す中央縦断正面図であ
る。
【図2】同じく図1の要部の拡大断面図である。
【図3】成形しようとするスプリングリテーナの他の例
を示す中央縦断正面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示し、図3のスプリング
リテーナ成形用金型の中央縦断正面図である。
【図5】同じく図4の要部の拡大断面図である。
【図6】スプリングリテーナとそれが組み込まれた動弁
機構の要部の中央縦断正面図である。
【図7】従来の金型の中央縦断正面図である。
【図8】同じく図7における要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
(1)エンジンバルブ (2)コッタ (3)環状溝 (4)(4')(15)(15')スプリングリテーナ (5)テーパ孔 (6)バルブスプリング (7)下型 (8)上型 (9)成形室 (10)ばり (11)型孔 (12)小径段部 (13)(17)ばり溜まり (14)ばり (16)フラット面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八柳 章二 神奈川県愛甲郡愛川町中津6824番地 株式 会社アイコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と上型を、互いに近接する方向に相
    対移動させることにより、その対向面間に、成形しよう
    とするバルブスプリングリテーナと補形をなす成形室を
    形成させるようになっているバルブスプリングリテーナ
    成形用金型において、 前記上型における前記成形室に面する下面の外周端部
    を、上向きに凹入することにより、前記成形室の外周端
    部に、上方を向くばり溜まりを設けたことを特徴とする
    バルブスプリングリテーナ成形用金型。
JP2378596A 1996-02-09 1996-02-09 バルブスプリングリテーナ成形用金型 Pending JPH09216033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378596A JPH09216033A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 バルブスプリングリテーナ成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378596A JPH09216033A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 バルブスプリングリテーナ成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09216033A true JPH09216033A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12119991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2378596A Pending JPH09216033A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 バルブスプリングリテーナ成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09216033A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010215224A (ja) * 2009-02-17 2010-09-30 Jtekt Corp 車輪用軸受装置とその製造方法
EP2239069A1 (en) * 2008-01-29 2010-10-13 NSK Ltd. Method for manufacturing outward-flanged metallic member
JP2011218368A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Nippon Light Metal Co Ltd 鍛造用金型及び熱間鍛造方法
JP2015033723A (ja) * 2014-09-08 2015-02-19 日本軽金属株式会社 熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法
WO2015182763A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社秦野精密 タブレット鍛造方法及び鍛造品
CN110439647A (zh) * 2019-09-03 2019-11-12 浙江黎明智造股份有限公司 一种汽车发动机弹簧座及该弹簧座的冷镦成型设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2239069A1 (en) * 2008-01-29 2010-10-13 NSK Ltd. Method for manufacturing outward-flanged metallic member
JP5263174B2 (ja) * 2008-01-29 2013-08-14 日本精工株式会社 外向フランジ部付金属製部材の製造方法
US8770005B2 (en) 2008-01-29 2014-07-08 Nsk Ltd. Method of manufacturing outwardly flanged metal member
EP2239069A4 (en) * 2008-01-29 2015-04-08 Nsk Ltd METHOD FOR MANUFACTURING A METALLIC ELEMENT WITH EXTERIOR FLANGE
JP2010215224A (ja) * 2009-02-17 2010-09-30 Jtekt Corp 車輪用軸受装置とその製造方法
JP2011218368A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Nippon Light Metal Co Ltd 鍛造用金型及び熱間鍛造方法
WO2015182763A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社秦野精密 タブレット鍛造方法及び鍛造品
JP2015033723A (ja) * 2014-09-08 2015-02-19 日本軽金属株式会社 熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法
CN110439647A (zh) * 2019-09-03 2019-11-12 浙江黎明智造股份有限公司 一种汽车发动机弹簧座及该弹簧座的冷镦成型设备
CN110439647B (zh) * 2019-09-03 2024-04-16 浙江黎明智造股份有限公司 一种汽车发动机弹簧座及该弹簧座的冷镦成型设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09216033A (ja) バルブスプリングリテーナ成形用金型
US7174763B2 (en) Hotformed hubs and method
US4694676A (en) Method of manufacturing tri-pot universal joint housings
JPH0857563A (ja) バーリング加工方法
JPH11169980A (ja) フランジおよび段付きカップ状製品の成形方法
JPS5852729B2 (ja) アンダ−カツトを有する部品の鍛造方法
US4887449A (en) Method for forming a piston having a peg
JPH0386346A (ja) 複列玉軸受外輪素形材の鍛造方法
JP2002346690A (ja) 金属部品の鍛造成形方法
US7104109B2 (en) Double-cavity heading die
US6792786B2 (en) Fabrication method of metal shell of spark plug
JP2000167641A (ja) 軸受素形材の形成方法および形成用素材
JP2620162B2 (ja) 鍛造金型の成形方法
JPH0632226A (ja) ブレーキ倍力装置のリアクションディスク
JPH0224616B2 (ja)
JPH0649392Y2 (ja) 逃し穴付き成形型
JPH05277615A (ja) 転がり軸受の軌道輪製造方法
JPS63264222A (ja) 薄肉カツプ端面のプレス切断方法
JPS59185533A (ja) バルブラツシユアジヤスタ用プランジヤの製造方法
US5493887A (en) Cold header pierced valve stem
JPH0356814B2 (ja)
JPS63109210A (ja) 中空エンジンバルブの製造方法
JPH0723079Y2 (ja) 鍛造成型用密閉金型
JPS63264235A (ja) 弁スリ−ブ製造方法
JPH0510173B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050322

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02