JPH0510173B2 - - Google Patents

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JPH0510173B2
JPH0510173B2 JP61099698A JP9969886A JPH0510173B2 JP H0510173 B2 JPH0510173 B2 JP H0510173B2 JP 61099698 A JP61099698 A JP 61099698A JP 9969886 A JP9969886 A JP 9969886A JP H0510173 B2 JPH0510173 B2 JP H0510173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
hollow shaft
assembly
assembly piece
mold
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61099698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62254931A (ja
Inventor
Kyotaka Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP61099698A priority Critical patent/JPS62254931A/ja
Publication of JPS62254931A publication Critical patent/JPS62254931A/ja
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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は内燃機関のカムシヤフトとして中空の
管材を用い、これにバルジ加工を利用して別体の
カム駒、軸受駒および軸端駒などの組付け駒を固
着した組立カムシヤフトに関する。
従来の技術 この種のバルジ加工による組立カムシヤフトと
しては、特公昭55−46767号などがある。
発明が解決しようとする問題点 この種の組立カムシヤフトにおいて、組付け駒
の耐摩耗性を飛躍的に向上させるために、耐摩耗
性に優れた特殊合金を精密鋳造して組付け駒を成
形することが試みられた。
ところが、組付け駒鋳造成形において、第3図
に示す如くせきをプロフイール面4に位置させる
と、湯口を除去した後もせき跡20がプロフイー
ル面に盛り上がり、このせき跡20がバルジ加工
で組み立てられたカムシヤフトの精度を著しく低
下させる問題があつた。
すなわち、バルジ加工金型の型彫り部は、常に
せき跡20を受け入れ得るよう、本来の組付け駒
3のプロフイールより十分に大きく形成される。
そのためバルジ加工金型内においてバルジ加工で
結合された組立カムシヤフトの組付け駒の円周方
向位相精度が極端に悪く成る。
この問題を解決するには、組付け駒に組付け後
の削り代をかなり余分に見込む必要がある。しか
しこの方法も、組付け後の後加工を増大させる別
な問題を生むことになる。
問題点を解決するための手段 予め組付け駒の軸線方向側面8にせき9を設け
て精密鋳造し、続いて金型11,12内に中空軸
に前記組付け駒3を挿入した状態に装着し、つい
で型閉め状態にて前記中空軸2をバルジ加工で拡
径させ、前記中空軸2と組付け駒とを結合する。
作 用 組付け駒の軸線方向側面にせき跡が盛上つてい
る場合でも、バルジ成形金型の型彫り部は、組付
け駒プロフイール面4に精密に近接させることが
できる。
すなわち、型彫り部と組付け駒プロフイール面
との間隔は、組付け駒の精密鋳造公差を許容でき
る微少な量で良い。
また、せき跡は、組付け駒の軸線方向側面にあ
るので、長手方向の公差内で盛り上がりを吸収で
きる。
実施例 以下、本発明の実施例のその構成を図面によつ
て説明する。
第1図は実施例による組付け駒としてのカム駒
3を表すものである。
カム駒3はロストワツクス鋳造法により、精密
鋳造されたもので、湯口10およびせき9が軸線
方向側面8に設けられている。
この湯口10およびせき9は、その後に除去さ
れ、カム駒3側面8には第2図に示すようにせき
跡9aが盛り上がつて残される。
なお、このせき跡9aは、本来寸法精度を必要
としない側面8に残されるので、多少強引に削り
取ることもでき、その際においてもカムプロフイ
ール面4の精度を低下させることは無い。
このカム駒3は、軸線方向に貫通する通孔5を
有する環状を呈する。
カム駒側面8と通孔5との交点部分には、適当
な面取り6,7が施されている。
第3図および第4図は、組立カムシヤフト1の
バルジ結合工程を説明するもので、図において2
は鋼管等の中空軸、11および12は上下に分割
されたバルジ金型である。この上金型11および
下金型12は、その外周が図示されてない型ホル
ダによつて受けられる。
この上下金型11,12の内周は、所望カムシ
ヤフト形状に型彫りされており、型彫りの両端に
は軸端押え15と軸端押えを兼ねた注入ノズル1
3が対向配置されている。
軸端押え15と注入ノズル13は、図示されて
ない油圧シリンダにより、中空軸2内周に充填さ
れる液圧に対向して押圧できるように成つてい
る。
カムシヤフトの組立てにあたり、まず中空軸2
の所定位置にカム駒3を挿入し、これをバルジ下
金型12にセツトした後に、上金型を適合させ上
下金型が密接する如く加圧して型閉めする。
ついで型閉め状態にて、軸端押え15および注
入ノズル13を同時に中空軸2を圧縮する方向
に、それらが金型によつて停止される位置まで押
し込む、いわゆる中空軸2のすえ込み拡管を行
う。
つづいて型閉め圧力およびすえ込み圧力を保持
した型閉め状態にて、上記中空軸に乳化液等を注
入し、かつこの乳化液を圧縮加圧する、いわゆる
バルジ加工を行う。
すると中空軸2は、第4図に示される如く細部
まで拡径される。またカム駒側面8の外側に環状
突出部18が膨出形成され、この環状突出部18
と細部までの拡径により、カム駒が中空軸に強く
固定される。
このように組立てられた組立カムシヤフト1は
バルジ金型から取り出した後、必要によりカムプ
ロフイール面4およびジヤーナル部を研削仕上げ
し、油穴等を加工して完成される。
効 果 以上のように本発明によれば、組付け駒の軸線
方向側面にせき跡が盛り上つている場合でも、バ
ルジ成形金型の型彫り部は、組付け駒プロフイー
ル面に近接させることができ、すなわち型彫り部
と組付け駒プロフイール面との間隙は、組付け駒
の精密鋳造公差を許容できる微少な量で良く、ま
たせき跡は組付け駒の軸線方向側面にあるので、
長手方向の公差内で盛り上がりを吸収できるた
め、バルジ結合されたカムシヤフトは、その組付
け駒の円周方向位相の精度が良好となり、その結
果としてバルジ加工のあとで駒プロフイールの仕
上げ加工削り代が微少となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるカム駒の投影
図。第2図は湯口およびせきを除去したカム駒の
投影図。第3図は各部品をバルジ金型にセツトし
型閉めした状態の一部断面平面図。第4図はバル
ジ金型内で結合を完了した組立カムシヤフトの一
部断面平面図。第5図は従来のカム駒の投影図で
ある。 記号の説明、1……組立カムシヤフト。2……
中空軸。3……カム駒(組付け駒)。5……通孔。
8……カム駒の側面。9……せき。9a……せき
跡。10……湯口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予め中空軸2を挿通可能な通孔5が軸線方向
    に貫通された環状の組付け駒3を、該組付け駒3
    の軸線方向側面8にせき9を設けて精密鋳造し、
    続いて金型11,12内に前記中空軸2に前記組
    付け駒3を挿入した状態に装着し、ついで型閉め
    状態にて前記中空軸2をバルジ加工で拡径させ、
    前記中空軸2と組付け駒3とを結合することを特
    徴とする組立カムシヤフトの製造方法。
JP61099698A 1986-04-30 1986-04-30 組立カムシヤフトの製造方法 Granted JPS62254931A (ja)

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JPS62254931A JPS62254931A (ja) 1987-11-06
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KR100847064B1 (ko) 2008-01-02 2008-07-18 (주)디디디 차량 의자 높이조절용 섹터기어 결합체 제작 방법 및 이에 의한 섹터기어 결합체
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