JPH0723079Y2 - 鍛造成型用密閉金型 - Google Patents

鍛造成型用密閉金型

Info

Publication number
JPH0723079Y2
JPH0723079Y2 JP1990123834U JP12383490U JPH0723079Y2 JP H0723079 Y2 JPH0723079 Y2 JP H0723079Y2 JP 1990123834 U JP1990123834 U JP 1990123834U JP 12383490 U JP12383490 U JP 12383490U JP H0723079 Y2 JPH0723079 Y2 JP H0723079Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
mold
opening
molding
forging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990123834U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0480635U (ja
Inventor
実 高根沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1990123834U priority Critical patent/JPH0723079Y2/ja
Publication of JPH0480635U publication Critical patent/JPH0480635U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0723079Y2 publication Critical patent/JPH0723079Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は例えばエンジンバルブ等の自動車用部品あるい
はその他の金属部品を鍛造プレスにより密閉鍛造するの
に用いられる鍛造成型用密閉金型に関する。
【従来の技術】
従来、例えば自動車のエンジンバルブ30では、電気アプ
セッターによりプリフォーム成型をし、第5図に示すよ
うな上型22と下型27を用いて鍛造プレスにより型成型
し、次に第6図に示す余肉31を除去するトリミング工程
を行なっていた。 このような余肉を出す製法では、バリ厚Lが所定の厚み
以上でないと加工できない。 そしてバリ厚が上記所定の厚み以下の場合にはエンジン
バルブの傘表に機械加工(施削工程)を入れるため工程
が上記工程数より1つ増え、しかも余肉31がでるために
材料の歩留まりが悪く、トリミング工程で前に抜いたト
リミングでワークを傷めるという欠点があった。 またバリ厚は厚くなるにつれて金型にかかる荷重も大き
くなるので金型の寿命が短くなる。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、
その主たる課題は、バリ厚が所定の長さ以下のものでも
簡単に加工でき、しかも余肉が出ない分だけ成型荷重を
減少させ、且つ材料の歩留まりの向上を図った鍛造成型
用密閉金型を提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、 先端に造形面を有する上型と、該造形面に対応する開口
部を備えた下型とからなる鍛造成型用密閉金型におい
て、 (a).上型の先端に形成された造形面の外周縁に沿っ
て、内方へ向かい漸次下降するテーパ形状の切欠が形成
される、 (b).該切欠の外端が下型の対応する開口部と外周を
同一とする形状に設定されてなる、 という技術的手段を講じている。 また、請求項2の考案では、 (c).下型の開口部の開口縁に沿って、切欠が形成さ
れおり、内方へ向かい漸次下降するテーパ形状の切欠が
形成される、 (d).該切欠の内端が上型の先端に形成された造形面
と外周を同一とする形状に設定される、 という技術的手段を講じている。 更に、請求項3の考案では、上記構成に加えて、 (e).上型の造形面が、その外周より大きい外周に設
定された基部の先端に段部を介して設けられる、 (f).上記段部の厚みが、上型の造形面を下型の開口
部に嵌合した際に上型の造形面を下型の開口部内の壁面
と衝合しない中空位置に保持するよう設定する、 という技術的手段を講じている。
【作用】
上型と下型とを組み合わせると、上型の造形面が下型の
開口部を隙間なく覆い密閉した状態で鍛造が行なわれ
る。 この際に上型と下型の密閉部分に形成された切欠から余
肉が突出するので金型内部へかかる荷重が分散される。 また、段部が形成されているので、上型と下型の干渉時
に相互の造形面が衝合することがない。
【実施例】
以下に本考案の鍛造成型用密閉金型の好適実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。 第1図(a)は鍛造成型用密閉金型1の断面図を示すも
のであって、上型2と下型7とからなっている。 上型2は、基台部3の先端に上型造形面4が形成されて
いる。 該上型造形面4は成型する金属部品、本実施例で一例と
して示す自動車のエンジンバルブ14の形状に対応した面
形状に設定されている。 また基台部3は上記上型造形面4の外周より大きい外周
に設定されて、該造形面4の外周縁と段部5を介して連
設されている。 そして、本実施例では上記上型造形面4の外周縁に漸次
外方へ向かってテーパ形状に広がる切欠6が形成されて
いる。 次に、下型7はその上面13に開口部8を有する略凹状の
下型造形面9が形成されており、上記開口部8は上型造
形面4の外周縁に対応する同一形状の開口縁に設定され
ている。 そして、上型造形面4にはその外周縁に沿って切欠6が
形成されるので上型2を下型7に組み合わせた際には、
第1図(b)に示すように開口部8との間には切欠分の
僅かな幅の環状の隙間10が形成されることになる。 ここで、切欠6の外端は、下型7の対応する開口部8の
内周縁と同一位置となるよう、内方へ向かい漸次下降す
るテーパ形状に設定されている。 次に、上型2に形成された段部5は、その厚みL2(第1
図(a)参照)が下型7の下型造形面9の凹部の最も近
く対向する壁面(造形面)12と衝合しないよう短く設定
されている 上記構成からなっているので、下型7の下型造形面9に
鍛造用素材を入れ、開口部8を上型造形面4で密閉する
ように上型2を拘束し、鍛造を行なう。 この際に上型2と下型7の密閉部分に形成された切欠6
から上記鍛造素材の余肉15が突出するので下型7の内部
へかかる荷重が分散される。 そして鍛造されたエンジンバルブ14は第3図に示すよう
にその上端周縁に沿って僅かに余肉15を有するほぼフラ
ットな面に仕上げることができる。 また、上型2には段部5が形成されているので、第2図
に示すように上型2の加圧時に段部5が下型7の開口部
8と衝合し係合するので相互の造形面4と9とが衝合す
ることがない。 上記実施例では切欠6を上型2の上型造形面4の外周縁
に沿って環状に形成したが、下型造形面9に形成しても
よい。 即ち、第4図に示す異なる実施例の金型I′では、上型
2にその上型造形面4の外周縁に沿って切欠を形成せ
ず、下型造形面9の開口部8の開口縁に沿って切欠6′
を形成している。 この切欠6′は、第4図に示されるように、その内端が
上型2の先端に形成された造形面4の外周縁と同一位置
となる形状に設定されている。 その他の構成は前記実施例と同様であるので同一構成に
は同一符号を付してある。 この場合も前記実施例と同様に密閉面に隙間10が形成さ
れるので同様の作用効果を奏することができる。 また、切欠は環状に一連に形成しても、あるいは略等間
隔に分断して形成するものであってもよい。 その他、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変
更しうること勿論である。
【考案の効果】
上述の本考案の鍛造成型用密閉金型によれば、バリ厚を
薄く設定することができると共に、成型荷重を少なくし
うる。 また、加工工程数を少なくすることができ、製作時間の
短縮を図ることができる。 更に、段部を形成すれば造形面の衝合、干渉を防ぐこと
ができ、金型の一層の長寿命化を図ることができる。 従来の金型を用いた場合と、本考案のエンジンバルブ成
型用の鍛造成型用密閉金型を用いた場合とを比較する
と、従来の金型の場合に比べて本考案品では一層薄いバ
リ厚とすることができ、また成型荷重についても大幅な
減少を図ることができた。 また材料歩留まりに関しても従来品に対して一層の向上
を図ることが確認でき有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の好適実施例の鍛造成型用密閉金
型を示す断面図、同図(b)は切欠を中心とした第1図
(a)の部分拡大図、第2図は段部の係合状態を示す断
面図、第3図は第1図示の金型で鍛造されたエンジンバ
ルブの部分側面図、第4図は切欠の異なる実施例を示す
断面図、第5図は従来の金型を示す断面図、第6図は従
来の金型で鍛造されたエンジンバルブの部分側面図であ
る。 1……鍛造成型用密閉金型 2……上型 3……基台部 4……上型造形面 5……段部 6……切欠 7……下型 8……開口部 9……下型造形面 10……隙間 L……バリ厚

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に造形面を有する上型と、該造形面に
    対応する開口部を備えた下型とからなる鍛造成型用密閉
    金型において、 上型の先端に形成された造形面の外周縁に沿って、内方
    へ向かい漸次下降するテーパ形状の切欠が形成されてお
    り、 上型と下型とを組み合わせた際に、切欠の外端が下型の
    対応する開口部の内周縁と同一位置となる形状に設定さ
    れたことを特徴とする鍛造成型用密閉金型。
  2. 【請求項2】先端に造形面を有する上型と、該造形面に
    対応する開口部を備えた下型とからなる鍛造成型用密閉
    金型において、 下型の開口部の開口縁に沿って、切欠が形成されてお
    り、内方へ向かい漸次下降するテーパ形状の切欠が形成
    されており、 上型と下型とを組み合わせた際に、切欠の内端が上型の
    先端に形成された造形面の外周縁と同一位置となる形状
    に設定されたことを特徴とする鍛造成型用密閉金型。
  3. 【請求項3】上型の造形面が、その外周より大きい外周
    に設定された基部の先端に段部を介して設けられてお
    り、上記段部の厚みが上型の造形面を下型の開口部に嵌
    合した際に上型の造形面を下型の開口部内の壁面と衝合
    しない中空位置に保持するよう設定してなることを特徴
    とする請求項1または2に記載のいずれかの鍛造成型用
    密閉金型。
JP1990123834U 1990-11-26 1990-11-26 鍛造成型用密閉金型 Expired - Lifetime JPH0723079Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990123834U JPH0723079Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 鍛造成型用密閉金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990123834U JPH0723079Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 鍛造成型用密閉金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0480635U JPH0480635U (ja) 1992-07-14
JPH0723079Y2 true JPH0723079Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31871520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990123834U Expired - Lifetime JPH0723079Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 鍛造成型用密閉金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723079Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2654486B2 (ja) * 1989-02-09 1997-09-17 フジオーゼックス株式会社 エンジンバルブの成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0480635U (ja) 1992-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0723079Y2 (ja) 鍛造成型用密閉金型
US4057022A (en) Vessel having a pattern-molded bottom, a manufacturing process therefor
JP2819930B2 (ja) 内歯歯形の成形方法
JPH02160138A (ja) ボールジョイント用ハウジングの鍛造成形方法
JPH0569616B2 (ja)
JPH09216033A (ja) バルブスプリングリテーナ成形用金型
JP2702530B2 (ja) 板金プレス加工品の製造方法
JPH0985385A (ja) かさ歯車の製造方法及びそのサイジング金型
JPH0248116Y2 (ja)
JPH01186234A (ja) ギャーの成形法
JP2832326B2 (ja) 歯形の成形装置及びその装置を使用する歯形成形方法
JP2791625B2 (ja) 歯付成形品の製造方法
JPH10122904A (ja) 回転センサ付きリングギヤおよびその製造方法
JPH0331538B2 (ja)
JP2620162B2 (ja) 鍛造金型の成形方法
JP2531863B2 (ja) 押出用ダイスの製造方法
JPH02251332A (ja) ボールジョイントハウジングの鍛造成形用金型
JPS63207438A (ja) コイニング加工型
JPS6297724A (ja) 位置決め用凹凸形状の成形方法
JPS595475Y2 (ja) 締付ボス部の製造装置
KR19990007429U (ko) 트림작업과 플랜지성형작업을 동시에 수행하는 프레스다이구조
JPH0428444A (ja) 鍛造ギヤの製造方法
JPS5916628A (ja) プレス加工方法
JPH0262347B2 (ja)
JPH0262348B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term