JP2832326B2 - 歯形の成形装置及びその装置を使用する歯形成形方法 - Google Patents

歯形の成形装置及びその装置を使用する歯形成形方法

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JP2832326B2 JP21094892A JP21094892A JP2832326B2 JP 2832326 B2 JP2832326 B2 JP 2832326B2 JP 21094892 A JP21094892 A JP 21094892A JP 21094892 A JP21094892 A JP 21094892A JP 2832326 B2 JP2832326 B2 JP 2832326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、両端部に案内用チャ
ンファを備えた歯形の成形方法に関する。尚ここで歯形
とは、歯車の歯形のみならずスプラインも含む。
【0002】
【従来の技術】歯形の端部に案内用チャンファを形成す
る手段としては、切削加工が一般的であるが、鍛造手段
を利用した成功例も知られている。両端部に案内用チャ
ンファを形成する場合は、切削加工手段、鍛造手段いず
れも片端づつ別々に形成するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】片側づつ形成していて
は効率が悪いだけでなく両チャンファの中心を歯形に一
致させるのがむずかしい。又歯形とその歯形の両端部に
案内用チャンファを同時成形するためには素材を完全に
拘束しなければならないが、そうすると余肉の逃げ場が
なくなって、装置に多大の負担をかけることになる。更
に素材の長さにバラツキがあると、体積の過不足が発生
し、チャンファの成形される歯もあれば、不完全な欠肉
した歯もあるといったように不完全な歯形となる。更に
意識的にメタルフローを発生させれば、その部分を除去
しなくてはならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉タイプの
型構造を採用した装置により、歯形の両端部に案内用チ
ャンファを同時成形可能とするもので、マンドレルの外
周又はキャビティの内周に歯形形成用歯型を突設すると
共に、その歯形形成用歯型における各凹溝の両端延長上
に、凹溝に連続して逃げ凹部を設け、パンチとエジェク
タとには、前記歯形形成用歯型と連続する案内用のチャ
ンファ成形用歯形を形成した成形装置と、マンドレルの
外周又はキャビティの内周に設けた歯形形成用歯型と、
パンチ及びエジェクタに形成された案内用チャンファ成
形用歯形とが合致して両端に案内用のチャンファを備え
た歯形形成用歯形を有する密閉のキャビティ内でワーク
を加圧することにより、歯形と、その歯形の両端部に連
続した案内用のチャンファとを同時成形すると共に、案
内用チャンファ成形部に荷重と直角方向にメタルフロー
を発生させる歯形の成形方法である。
【0005】
【作用】一工程で歯形及びその歯形の両端に案内用のチ
ャンファが形成でき、同時に荷重と直角方向へメタルフ
ローが発生するから、歯形の角部の成形性が向上し、又
そのメタルフローにより生じた不要部は脱型の際に除去
される。
【0006】
【実施例】先ず本発明に係る歯形の成形装置を図面に基
いて説明する。1はダイ、2はそのダイの上方に装備さ
れたパンチ、3は前記ダイに形成されたキャビティ4の
中央に配置されたマンドレルである。キャビティ4の底
部にはマンドレル3を取り囲むようにエジェクタ5が設
けられている。マンドレル3の周囲にはスプライン成形
用歯型6が突出形成されており、そのスプライン成形用
歯型6における凹溝の下端が、エジェクタ5の上端に形
成された隆起部8のV状の案内用のチャンファ成形部7
と連続するようになっている。又パンチ2の下端には、
リング状の隆起部9が形成され、その隆起部9にはスプ
ライン成形用歯型5における凹溝に連続するV状の案内
用のチャンファ成形部10が形成されている。更にマン
ドレル3には、スプライン成形用歯型5における凹溝の
両端に連続して逃げ凹部11が設けられている。尚前記
ダイ1とパンチ2との相互間には、スプライン成形用歯
型の凹溝と案内用のチャンファ成形部との位相を合致さ
せる位置決め機構が組み込まれている(図示せず)。
【0007】次に前記成形装置によりスプラインを成形
する方法について説明する。円筒型の素材12をマンド
レル3に外嵌してキャビティ4内へ圧入すると、素材1
2の内周にはスプライン13が形成され、而もそのスプ
ライン13の両端には、案内用チャンファ14.14も
同時に形成される。又メタルフロー15は加圧方向と直
角方向にある逃げ凹部11に発生する。
【0008】両端に案内用チャンファを有したスプライ
ンの精度は高く、メタルフローにより生じた不要部はパ
ンチを引き上げてエジェクタの上昇により製品を押し上
げることによって削ぎ落され、そのそぎ落された不要部
は高圧空気を吹き込むなどすれば一掃される。
【0009】前記実施例は内歯について説明したが外歯
の成形も可能であって、次にその実施例を図4に基いて
説明する。尚前記実施例と共通する名称については同一
符号をもって説明する。前記実施例と異なる点は、歯形
形成用歯形6がキャビティ4の内周に設けられているこ
とであり、チャンファ形成部7.10は、その歯形形成
用歯形6に当接するエジェクタ5とパンチ2とに設けら
れる。
【0010】外歯の成形は、前記と同様に、円盤状の素
材12をマンドレル3に外嵌してキャビティ4内圧入す
ると、素材12の外周に歯形13が形成され、而もその
歯形13の両端には、案内用チャンファ14.14が同
時に形成され、メタルフローは、加圧方向と直角方向に
ある逃げ凹部11に発生する。このようにして両端にチ
ャンファを備えた歯車を成形する。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、密閉タイプの型構造に
より、歯形の形成と同時に、その両端へ案内用チャンフ
ァも形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯形の成形装置の説明図である。
【図2】歯形の成形工程を示す説明図である。
【図3】歯形の成形工程を示す説明図である。
【図4】変更例の説明図である。
【符号の説明】
1・・ダイ、2・・パンチ、3・・マンドレル、4・・
キャビティ、5・・エジェクタ、6・・スプライン成形
用歯型、7・・案内用チャンファ形成部、8・・隆起
部、9・・隆起部、10・・案内用チャンファ形成部、
11・・逃げ凹部、12・・素材、13・・スプライ
ン、14・・案内用チャンファ、15・・メタルフロ
ー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンドレルの外囲に歯形形成用歯型を突
    設すると共に、その歯形形成用歯型における各凹溝の両
    端延長上に、凹溝に連続して逃げ凹部を設け、パンチと
    エジェクタとには、前記前記歯形形成用歯型と連続する
    案内用のチャンファ成形用歯形を形成して成る歯形の成
    形装置。
  2. 【請求項2】 キャビティの内周に歯形形成用歯型を突
    設すると共に、その歯形形成用歯型における各凹溝の両
    端延長上に、凹溝に連続して逃げ凹部を設け、パンチと
    エジェクタとには、前記歯形形成用歯型と連続する案内
    用のチャンファ成形用歯形を形成して成る歯形の成形装
    置。
  3. 【請求項3】 マンドレルの外周又はキャビティの内周
    に設けた歯形形成用歯型と、パンチ及びエジェクタに形
    成された案内用チャンファ成形用歯形とが合致して両端
    に案内用のチャンファを備えた歯形形成用歯形を有する
    密閉のキャビティ内でワークを加圧することにより、歯
    形と、その歯形の両端部に連続した案内用のチャンファ
    とを同時成形すると共に、案内用チャンファ成形部に荷
    重と直角方向にメタルフローを発生させ、ワークの取り
    出し作動で前記メタルフローにより生じた不要部分を除
    去する歯形の成形方法。
JP21094892A 1992-07-14 1992-07-14 歯形の成形装置及びその装置を使用する歯形成形方法 Expired - Lifetime JP2832326B2 (ja)

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JP2012011467A (ja) * 2011-10-20 2012-01-19 Kondoo Seikoo Kk 冷間鍛造による歯形の形成方法

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