JPS6113144Y2 - - Google Patents

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JPS6113144Y2
JPS6113144Y2 JP18432381U JP18432381U JPS6113144Y2 JP S6113144 Y2 JPS6113144 Y2 JP S6113144Y2 JP 18432381 U JP18432381 U JP 18432381U JP 18432381 U JP18432381 U JP 18432381U JP S6113144 Y2 JPS6113144 Y2 JP S6113144Y2
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JP
Japan
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mold
die
groove
forging
lower mold
Prior art date
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JP18432381U
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JPS5889147U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボルトやナツトその他機械部品を冷
間または熱間鍛造する際に用いられる鍛造用金型
の改良に関するものである。
従来、この種鍛造用金型は、第1図および第2
図に示した如く、ケース1にブツシユ2を介し
て、または介さずに上型3と下型4を圧入または
焼き嵌め等の手段によつて該型の下面31および
上面41を密接せしめて固着し、その中央部に所
望の型穴32,42を形成し、鍛造時に発生する
空気等を効率よく排出せしめるために下型4の上
面41のほゞ中央部から外周へ傾斜周面43と、
これに連通して下型4の周側軸方向に所定数の凹
溝44を設けた金型から知られている。
しかし、この従来の金型で鍛造をおこなつた場
合、上型3の下面31と下型4の傾斜端面43と
がなす隙間Sが形成されるために鍛造時繰り返し
加えられる鍛造応力によつて第3図に示したよう
に下型4は矢印方向に撓む、このため該型の下面
31および上面41の型穴の接合部にスキマS1
生じる。このスキマS1が生じることによつて被鍛
造材にバリ等の不具合が発生して所望形状の鍛造
品を得ることが困難となる。しかも該スキマに被
鍛造材のバリ片が詰まると該型が破損するおそれ
があるなどの問題点を有している。
本考案は、上記した問題点に鑑みなしたもの
で、鍛造時金型に撓みを生じさせず上型と下型の
継目に相当する部分にバリが発生することなく、
常に美麗な製品を鍛造できるようにし、かつ金型
が不測に破損することも防止して金型寿命を向上
できる鍛造用金型を提供することを目的とするも
のである。
本考案の特徴とするところは、型穴を上型と下
型とによつて形成してなる鍛造用金型において、
下型と上型の端面に窪み部を設け、同型の周側軸
方向に凹溝を形成し、前記窪み部から該凹溝へ通
じる連通溝を所定数設けた鍛造用金型である。
以下、本考案の実施例を第4図以降の図に基づ
いて説明する。
第4図は、本考案による金型を断面した正面図
で、第5図は第4図の上型3を取り除いた状態の
平面図で、第6図は第4図の要部を拡大したもの
を示し、第7図は本考案の他の実施例などを示し
ている。
この金型は外側ケース1の内側に、ブツシユ2
を介して超硬合金からなる上型3と下型4を圧入
または焼き嵌め等の手段によつて前記型の下面3
1および上面41を密接せしめて固着し、(ブツ
シユ2を介在させず該型をケース1に直接固着す
ることも可)前記型の中央部には所望形状の型孔
32,42を連続的に形成すると共に、下型4の
上面41に該型の該面の内周側と外周側に適宜の
周巾を有する面43,43を残して環状の窪み
部44を形成し、該下型の外周軸方向に数箇所
(図示は3箇所)に型作用時に発生する空気等の
排出用凹溝45を設け、下型の上面41の端面4
に連通溝46を該凹溝に対応して形成してあ
る。
また、この型の下型Aには型作用時空気等を排
出させる凹溝45と通じる空気抜き用溝Bを設け
れば型作用時の空気等をより効果的に排出できる
ので好ましいものとなる。
以上の如く構成した鍛造用金型を用いるとき
は、この金型を図外の鍛造機のテーブル上に適当
な手段で固定し、その上方に圧造用ポンチ(図示
省略)を昇降自在に配置する。そして素材(図示
省略)を型穴32内に装填し、図外のポンチを下
降させて該素材を加圧することにより、所望形状
の型穴32,42に沿つた形状に圧造成形する。
この圧造時において、型穴32内で発生する径
方向の応力は上型3によつて支持され、軸方向の
応力を受ける型穴42は、従来のように傾斜端面
43がなく、従つて隙間Sが形成されず、このた
め下型4の上面41上に設けた端面43、43
によつて上型3の下面31に該下型の上面41が
安定した状態で支持され下型4の撓みが生じなく
なり、これによつて上型3と下型4の接合面にバ
リの侵入を防ぐことができ、該型の接合部にクラ
ツクや割損がなくなり長寿命で、かつ被鍛造品に
バリ等が生じない美麗な製品が得られるなどの作
用効果を有するものである。
なお、本考案は、第7図に示したように上型3
の下面31の中央部に窪み部44を形成し、凹溝
45と連通溝46を上型3の周側に設けて鍛造作
用時の空気等を金型の上方側へ排出させてもよい
し、また、窪み部44を上型3の下面31の中央
部に形成し、凹溝45と連通溝46を下型4の周
側に設けてもよい。
本考案は、以上説明した如く、型の接合部の略
中央部に窪み部を設け、これと凹溝を連通溝で連
通させたことによつて従来問題となつていた鍛造
時軸方向の応力を受ける下型の撓みを防ぐことが
でき、これによつて接合部のクラツクまたは割損
をなくして長寿命とし、かつ被鍛造品にバリ等が
生じない美麗な製品が得られる鍛造用金型であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までは従来の鍛造金型を示
し、第1図は正面図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図は第1図の要部を拡大した作用説明
図、第4図から第7図までは本考案の実施例を示
し、第4図は正面図、第5図は第4図の上型を取
り除いた状態の平面図、第6図は第4図の要部拡
大図、第7図は他の実施例を示す要部拡大図など
である。 1……ケース、2……ブツシユ、3……上型、
4……下型、31……型の下面、32……型穴、
41……型の上面、42……型穴、43,43
……端面、44……窪み部、45……凹溝、46
……連通溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 型穴を上型と下型とによつて形成してなる鍛
    造型において、下型と上型の継目端面に窪み部
    を設け、同型の周側軸方向に凹溝を形成し、前
    記窪み部から該凹溝へ通じる連通溝を所定数設
    けたことを特徴とする鍛造用金型。 (2) 継目端面に設ける窪み部を上型の下面に形成
    し、型の周側に形成する凹溝を上型または下型
    に設け、これらを連通溝によつて連通させたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の鍛造用金型。 (3) 継目端面に設ける窪み部を下型の上面に形成
    し、型の周側に形成する凹溝を上型または下型
    に設け、これらを連通溝によつて連通させたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の鍛造用金型。
JP18432381U 1981-12-09 1981-12-09 鍛造用金型 Granted JPS5889147U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18432381U JPS5889147U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 鍛造用金型

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JP18432381U JPS5889147U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 鍛造用金型

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Publication Number Publication Date
JPS5889147U JPS5889147U (ja) 1983-06-16
JPS6113144Y2 true JPS6113144Y2 (ja) 1986-04-23

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ID=29984389

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JP18432381U Granted JPS5889147U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 鍛造用金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5836721B2 (ja) * 2011-09-15 2015-12-24 京セラ株式会社 型打鍛造型

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JPS5889147U (ja) 1983-06-16

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