JPH0539799Y2 - - Google Patents

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JPH0539799Y2
JPH0539799Y2 JP1362289U JP1362289U JPH0539799Y2 JP H0539799 Y2 JPH0539799 Y2 JP H0539799Y2 JP 1362289 U JP1362289 U JP 1362289U JP 1362289 U JP1362289 U JP 1362289U JP H0539799 Y2 JPH0539799 Y2 JP H0539799Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸部の一端に拡径部を備えるエンジ
ンバルブ用の予備成形品を製造する際に使用され
るプレス用金型に関する。
〔従来の技術〕
一般に、エンジンバルブは、第2図に示すよう
な工程を経て成形される。
すなわち、まず第2図ロに示すように、軸部の
一端を拡径部とするための予備成形をしたのち、
次工程における型鍛造により、第2図ハのような
バルブの原形に仕上げる。
上記予備成形は、通常、熱間搾出法等により行
なわれる。
熱間搾出法は、第2図イに示すように、熱せら
れた棒状の素材aを、金型bに挿入したのち、プ
レスCにより衝撃力を与えて成形するものであ
る。
この熱間搾出法に用いられる金型bは、大きな
衝撃的荷重や素材aの変形抵抗に耐えうる構造と
するとともに、耐久性、耐摩耗性等を考慮して、
高い靱性、強度、剛性等が要求される。
それらの要求を満たすためには、金型bを比較
的大型とする必要があり、かつ金型製造時の加工
性及び据付時の取扱性等に鑑みて、金型bを上型
b1と下型b2とに2分割したものとすることがあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
素材aに衝撃力を加えると、上型bにおける大
径の内孔dには、素材が軸部成形用の細径の内孔
e側に流動する際の搾り抵抗により、大きな側圧
が作用する。
従つて、上記従来の金型のように、分割個所
が、大径の内孔dの下部、すなわち内孔dから漏
斗状湾曲部fに至る境目付近であると、素材の一
部が上下の型の継目部に強引に流れ込んで、第2
図ロのように、予備成形品gの周囲にバリhが形
成されることがある。特に、金型の熱負荷が増大
して、上下の型が熱膨張したりすると、バリの発
生率が高くなる。
このようなバリが発生すると、型離れが悪くな
るうえに、予備成形品gをバルブの原形に仕上げ
る次工程において、金型に円滑に挿入しなかつた
り、品質を低下させたりすることがある。
また、バリを削り取る余計な作業が必要になる
ため、生産性は低下する。
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、バリが発生するのを防止して、品質の
安定化を図り、かつ生産性を向上させることので
きるエンジンバルブ予備成形用金型を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の金型は、
軸部の一端に拡径部を備え、かつ該拡径部から軸
部に至る部分が漏斗状断面をなすエンジンバルブ
用の予備成形品を製造する際に使用されるプレス
用の金型であつて、 内部に、成形しようとする前記予備成形品の予
め定められた外形と補形をなす成形用凹孔を備
え、かつ前記予備成形品の漏斗状部と対応する漏
斗状の湾曲部の中間部において、上型と下型とに
分割されている。
〔作用〕
本考案によると、上下の型の分割個所を、大き
な側圧の作用しない漏斗状の湾曲部の中間部とし
たことにより、互いの型の継目部に素材が流れ込
み、予備成形品にバリが生じるのが防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。
第1図において、エンジンバルブ予備成形用の
金型1は、従来例と同様の予備成形品(図示略)
における拡径部と補形をなす大径の内孔2aを備
える上型2と、同じく軸部と補形をなす細径の内
孔3aを備える下型3とからなつている。
大径の内孔2aから細径の内孔3aに至る部分
は、ほぼ漏斗状の湾曲部4となつており、上記上
下の型2,3は、該漏斗状の湾曲部4のほぼ中間
部において2分割されている。
予備成形品を製造するに際し、素材5に衝撃力
を加えると、素材5の下端部が徐々に搾られ、素
材5が漏斗状の湾曲部4へ流動し始める初期にお
いては、荷重の殆んどが、上型2における下端内
孔面6にほぼ下向きの力となつて作用する。
ついで、肉塊が下型3の内孔3a内へ流動し始
めるに従い、搾り抵抗が急激に増大し、上型2の
内孔2a面に大きな側圧となつて作用する。
このとき、漏斗状の湾曲部4には、図示矢印の
ような速い肉の流れが生成するため、その部分に
は、過大な側圧が作用することはない。
従つて、上記実施例のような割り型構造とする
と、上下の型の継目部に素材5の一部が入り込む
恐れはなく、成形品にバリを発生させるのを防止
しうる。
また、成形時においては、上型2の下端内孔面
6に、上型2を押下する下向きの荷重が作用する
ため、上下の型2,3同士が互いに密着し、継目
部に隙間が生じにくくなる。
本考案は、拡径部から軸部に至る部分が、テー
パー状をなす予備成形品を製造する際の金型にも
適用しうる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、2分割した金型でも予備成形
品にバリが発生しないため、バリを除去する手間
が省け、かつ成形後における型離れが良好とな
り、生産性が高まる。
また、次工程における金型に円滑に挿入するこ
とができるとともに、高品質のバルブ原形品を製
造しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す金型の要部
の縦断面図、第2図イ乃至ロは、エンジンバルブ
の製造工程を示し、イは、従来の金型の要部の縦
断面図、ロは、これにより製造された従来の予備
成形品の縦断面図、ハは、エンジンバルブの原形
品を示す縦断面図である。 1……金型、2……上型、2a……大径の内
孔、3……下型、3a……細径の内孔、4……湾
曲部、5……素材、6……下端内孔面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸部の一端に拡径部を備え、かつ該拡径部から
    軸部に至る部分が漏斗状断面をなすエンジンバル
    ブ用の予備成形品を製造する際に使用されるプレ
    ス用の金型であつて、 内部に、成形しようとする前記予備成形品の予
    め定められた外形と補形をなす成形用凹孔を備
    え、かつ前記予備成形品の漏斗状部と対応する漏
    斗状の湾曲部の中間部において、上型と下型とに
    分割されていることを特徴とするエンジンバルブ
    予備成形用金型。
JP1362289U 1989-02-09 1989-02-09 Expired - Lifetime JPH0539799Y2 (ja)

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JP1362289U JPH0539799Y2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09

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JP1362289U JPH0539799Y2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09

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JPH02108543U JPH02108543U (ja) 1990-08-29
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