JPS5944138B2 - 自在接手の外輪のしごき加工法及び装置 - Google Patents

自在接手の外輪のしごき加工法及び装置

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JPS5944138B2
JPS5944138B2 JP10158475A JP10158475A JPS5944138B2 JP S5944138 B2 JPS5944138 B2 JP S5944138B2 JP 10158475 A JP10158475 A JP 10158475A JP 10158475 A JP10158475 A JP 10158475A JP S5944138 B2 JPS5944138 B2 JP S5944138B2
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JP
Japan
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ironing
mold
universal joint
outer ring
inner peripheral
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JP10158475A
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JPS5224978A (en
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克行 倉林
文明 小川
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自在接手の外輪のしごき加工法及びその装
置、特に椀状型自在接手の外輪の内周面の形状寸法を精
密に仕上げるための冷間・亜熱間しどき加工するものに
関する。
この型式の等速自在接手の外輪は、第1図に示すように
、椀状部の内面凹部1がその開口付近で狭くなっている
そして、椀状部の内面凹部1には、その軸線方向に延び
る数条のボール転勤溝2及びリテナー摺動面3が形成さ
れ、且つこれらボール転勤溝2及びリテナー摺動面3は
共に軸線からの距離が両端に至るに従って減少するよう
に彎曲している。
このため、椀状部の加工ははなはだ煩雑である。
また、切削加工量を少くするために椀状部を鍛造するよ
うにしても、ボール転動溝2とリテナー摺動面3が上記
のように彎曲しているため、型抜けの関係より、第2図
に示すような太き々仕上代4が残り、後加工として非能
率で煩雑な切削加工が免れ得なかった。
この発明は、上記従来の欠点に鑑み、椀状部内周を極め
て能率よく精密仕上げ加工する方法と装置を開発したも
ので、以下この発明の構成を第3図乃至第14図に示す
実施例に従って説明すると次の通りである。
第3図乃至第5図は、この発明に係るしごき型の各状態
を示す。
即ち、第3図は、この発明に係るしごき型のプレス上死
点での断面図を示す。
図面中、5はボール転勤溝を形成するためのボール転勤
溝と同数に分割された内周拘束型、6はガイドポンチ、
7は内周拘束型の回転中心、8はしごき加工用のダイス
、9はストリッパーピン、10は素材、Aは素材と内周
拘束型との間に形成された空間部、Pは成形荷重である
第4図は、この発明に係るしごき型のプレス下死点での
断面図を示し、11は加工後の製品である。
第5図は、この発明に係るしごき型の内周拘束型の回転
時点での断面図を示し、Bは内周拘束型のガイドポンチ
6との接触部である。
而して上述の構造のしごき加工装置によるしごき加工法
において、素材は予め次の形状に準備されている。
即ち、第6図に示すように、内径球面13は球面センタ
12より奥側は完成品と略同−形状で、球面センタ12
より端面側ははソストレートな形状とされる。
また、第7図に示すように、ボール転動溝15はボール
転動溝センタ14より奥側は完成品と略同−形状で、ボ
ール転動溝センタ14より端面側は外径に向って比較的
大きな勾配がつけられる。
また、第8図に示すように、ボール転動溝底16と内径
球面13との寸法差2は完成品のそれとはズ同−寸法と
される。
更に第9図に示すように、外径部17は端面側に近づく
程加工量が多くなる様に大略5〜8の勾配がつけられる
下型は複数本に分割された内周拘束型5と1本のガイド
ポンチ6とで構成されており、内周拘束型5は、素材1
0の軸に対して放射状に分割され、成形時は第11図に
示す様にガイドポンチ6と協働して完成品の内周形状と
なり、成形後第10図口に示す如く内周入口径以下に収
縮し型抜けできるようになっている。
ガイドポンチ6は、第12図イに示すように内周拘束型
5の内側に位置し、内周拘束型5の形状を保持し、成形
荷重を受けるようになっている。
しごきダイス8は、第13図に示すように素材10の外
径をしごき加工して、所望形状の製品11とする。
以下、上述の素材を冷間・亜熱間しどき加工でもって加
工する態様を第3図乃至第5図に戻って再度具体的に説
明すると次の通りである。
即ち、第3図に示すプレス上死点では、内周拘束型5に
より求める球状を構成し、これに素材10をかぶせる。
この場合、素材10は第6図乃至第9図に示すような、
形状であるため、A部には内周拘束型5と素材10とに
よって、その間に空間が存在している。
第4図に示す下死点では、ラムスライドが降下しながら
ダイス8により素材10の外径をしどき加工すると、内
周拘束型5に拘束されて内径形状が完成品と同一形状に
なる様に成形される。
この場合、A部の空間は存在しない。同時に下死点にお
いて、ストリッパーピン9が加工後の製品11の下に前
進する。
第5図に示す、プレス上昇途中、即ち、内周拘束型回転
時点では、ラムスライドが上昇する際、製品11はスト
リッパーピン9により持ち上げられるが、内周拘束型5
が製品11から抜けないので、結局ストリッパーピン9
は製品11及び内周拘束型5等を上方に持ち上げる。
そして、ストリッパーピン9が上方に持ち上げられるに
つれて、内周拘束型5とガイドポンチ6との接触部が移
動【7、内周拘束型5はバネ18の作用で枢軸7を中心
に回転させられる。
かくして、製品11は内周拘束型5と分離可能となる。
最後に、製品11と分離された内周拘束型5等は、原位
置まで降下し、製品11はス) IJツバ−ピン9の上
にあるままプレス上死点に達し、その後型外に排出され
る。
要するに、この発明の冷間・亜熱間しどき加工法及び装
置は、ボール転勤溝及び内径球面部の加工を行うことを
主たる内容としている。
尚、以上説明は、ボール転勤溝及び内径球面部を高精度
に仕上げる場合についての説明であるが、内周拘束型の
形状をかえることにより、ボール転勤溝なフリーにして
内径球面部のみをしごき加工で高精度に仕上げることも
可能である。
又、内周拘束型5とガイドポンチ6との接触部Bは高面
圧下で滑り動作をともない、焼付を起すことがある。
ために、第14図に示す様に内周拘束型5とガイドポン
チ6との接触部B′を31度のテーパー状として高面圧
下での滑り距離を短縮し、更にバネ18′にて内周拘束
型全体を持ち上げる様にして内周拘束型とガイドポンチ
の面圧の低減を計り、場合によれば、第14図に示す様
にガイドポンチ6に接触部B′に開口するグリース用キ
リ穴19を穿設して当該部分での潤滑を計ることも可能
である。
以上説明したように、この発明は球面センタより奥側が
完成品と略同−形状で且つ球面センタより端面側がはソ
ストレートな形状の内径球面と、ボール溝センタより奥
側が完成品と略同−形状で且つボール溝センタより端面
側が外径に向って比較的大きな勾配のボール溝と、端面
側に近づく程加工量が大きくなるような勾配を有する外
径部とを備え、且つ内径球面とボール溝との寸法差が完
成品のそれとはソ同−寸法である予め準備された素材を
、素材の軸に対して放射状に分割され成形時に完成品の
内周形状となり且つ成形後内周入口径以下に収縮し型抜
けできる内周拘束型と、該内周拘束型の内側に位置し内
周拘束型の形状を保持し成形荷重を受けるガイドポンチ
で構成する下型に嵌挿し、素材を正常に位置付けた後素
材の後部から成形荷重をかけて素材の外径部をダイスで
しごき加工し、加工後ガイドポンチ、つめものの順にセ
ツティングを解除して製品を取り出すようにしたから自
在接手の外輪のボール溝及び内径球面を極めて高精度に
冷間・亜熱間しどき加工により仕上げ成形することがで
きる。
従って、切削工数の削減、材料歩溜りの向上に果す役割
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は等速自在接手外輪の概略形状を示す断面図で、
第2図は現状鍛造品の概略形状を示す断面図である。 第3図はこの発明に係るプレス上死点でのしごき型の断
面図、第4図はプレス下死点でのしごき型の断面図、第
5図は内周拘束型回転時点でのしごき型の断面図である
。 第6図乃至第12図は、この発明を個々に分けて説明す
るだめの図面で、第6図は球面センタを中心とする素材
形状を示す図面、第7図はボール転勤溝センタを中心と
する素材形状を示す図面、第8図はボール転動溝底と内
径球面との寸法差を示す図面、第9図は素材の外径形状
を示す図面、第10図はこの発明に係る内周拘束型の挿
脱状態を示す図面、第11図は内周拘束型とガイドポン
チとの関係を示す横断平面図、第12図はガイドポンチ
の挿脱を示す図面、第13図はダイスによるしごき加工
前としごき加工後の状態を示す図面である。 第14図は内周拘束型とガイドポンチとからなる下型の
他の実施例である。 5・・・・・・内周拘束型、6・・・・・・ガイドポン
チ、7・・・・・・内周拘束型の回転中心、8・・・・
・・しごきダイス、9・・・・・・ストリッパーピン、
10・・・・・・素材、11・・・・・・製品、A・・
・・・・素材と内周拘束型との空間部、P・・・・・・
主な成形荷重、B・・・・・・内周拘束型とガイドポン
チとの接触部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 椀状部の内面凹球部に、リテナー摺動面及び軸線方
    向に延びる数条のボール転勤溝を有する自在接手の外輪
    のしごき加工に於いて、上記凹球部の球面センターより
    奥側が球面形状で、且つ開口側がほぼストレートな形状
    の凹部内面部と、開口側に近づく程加工量が大きくなる
    ように張出した外周部とを備えた予め準備された素材を
    、軸線に対して放射状に分割された内周拘束型と、該内
    周拘束型に内接するガイドポンチとで縮径自在に構成さ
    れた内型に嵌挿し、上記素材の外周部を、ダイスを用い
    てしごき加工することを特徴とする自在接手の外輪のし
    ごき加工法。 2 椀状部の内面凹球部に、リテナー摺動面及び軸線方
    向に延びる数条のボール転勤溝な有する自在接手の外輪
    のしごき加工に於いて、上記凹球部の球面センターより
    奥側が球面形状で、且つ開口側がほぼストレートな形状
    の凹部と、開口側に近づく程加工量が大きくなるように
    張出した外周部とを備えた予め準備された素材の凹部内
    面部内に挿入され、該素材の軸線に対して放射状に分割
    された内周拘束型と、該内周拘束型に内接するガイドポ
    ンチとを相対的に摺動自在とすることにより縮径できる
    ようにした内型と、素材の外周部をしごき加工するダイ
    スとで構成したことを特徴とする自在接手の外輪のしご
    き加工装置。
JP10158475A 1975-08-20 1975-08-20 自在接手の外輪のしごき加工法及び装置 Expired JPS5944138B2 (ja)

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