JPS5852733B2 - アウタ−レ−スの加工方法とその装置 - Google Patents

アウタ−レ−スの加工方法とその装置

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JPS5852733B2
JPS5852733B2 JP55125692A JP12569280A JPS5852733B2 JP S5852733 B2 JPS5852733 B2 JP S5852733B2 JP 55125692 A JP55125692 A JP 55125692A JP 12569280 A JP12569280 A JP 12569280A JP S5852733 B2 JPS5852733 B2 JP S5852733B2
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JP
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groove
center
outer race
ball transfer
center hole
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泰男 岩田
久雄 白井
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    • B21J5/00—Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
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    • Y10T29/53104—Roller or ball bearing
    • Y10T29/53109—Roller or ball bearing including deforming means

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バーフィルド型等速ボールジヨイントにおけ
るアウターレースのボール転勤溝と、該溝の中心に対応
するセンタ穴と、該溝の中心の軸方向位置の基準となる
面とを、塑性加工で精度よく加工する方法とその装置に
関するものである。
従来、バーフィルド型等速ボールジヨイントにおけるア
ウターレースのボール転勤溝（以下、溝と記す）の加工
は、機械加工と塑性加工の両方で行なわれており、機械
加工の場合には、センタ穴や溝中心の軸方向位置の基準
となる面（以下、軸方向基準面と記す）を先に機械加工
で行なってから溝を加工している。
しかし、この場合は歩留りが悪いことと、加工時間が長
いことと、溝加工の刃具の寿命が短いなどの問題があっ
た。
そこで、溝を塑性加工で加工する試みが行なわれるよう
になったが、溝を高精度に加工しても、溝の形状が加工
基準として向いていないため、溝基準で内球面やシャフ
ト等を機械加工しても、充分な精度がでなく、このため
、加工基準を別に設け、溝を含めた切削を行なっている
。
したがって、塑性加工で精度よく成形した溝に対し、加
工基準（センタ穴と軸方向基準面）を高精度に加工でき
ると、溝の切削加工を省略することができるのみならず
、場合によっては、溝の研削すら廃止することができる
。
本発明は、上記の加工基準を溝の成形と同時に塑性加工
で高精度に成形することにより、上記の目的を達成しよ
うとするものである。
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら
説明する。
第１図は本発明の第１実施例を示したもので、軸方向基
準面をセンタ穴のテーパ面で代用できる場合である。
第１図において、１は外形がアウターレースの溝の内形
をなして６分割されているマンドレルセグメント、２は
これらセグメント１の内側に位置して主な外圧を受ける
六角柱のガイドポンチ、３は該ポンチ２の先端に設けら
れたセンタ穴加工用の突起、４はアウターレース粗形材
（ワーク）、５はしごきダイス、６は前記セグメント１
を支持している支持部材、７はクッション、８は上ラム
、９は前記粗形材４の底、１０はシャフト端部、１１は
カウンタポンチ、１２および１３はスプリング、１４は
前記ポンチ２の先端のテーパ面である。
なお前記アウターレース粗形材４につけられている溝は
、ジヨイント中心より上が軸方向にストレートで、セグ
メント１より０〜１０φ小さく作られているとともに、
ジヨイント中心より下が軸方向に曲率をもった面となっ
ている。
第１図に示すように構成されたアウターレースの加工装
置においては、上ラム８が下降すると、６個のセグメン
ト１の間に六角柱のガイドポンチ２が入り、マンドレル
が構成される。
さらに、上ラム８が下降すると、前記マンドレルにより
アウターレース粗形材４の溝のしごきが行なわれる。
さらに下降すると、ガイドポンチ２の先端に設けられた
突起３で該粗形材４の底９に、またクッションＩに置か
れであるカウンタポンチ１１によりシャフト端部１０に
、それぞれセンタ穴が成形される。
またさらに下降すると、クッション荷重が上ムラ８の荷
重に負けて下降を始め、しごきダイス５により該粗形材
４の外径がしごかれ、該セグメント１にならった溝が成
形される。
このようにして溝の成形が終わると、上ムラ８が上がり
、ガイドポンチ２がセグメント１から抜ける。
該ポンチ２が抜けると、スプリング１２により、セグメ
ント１が中央に寄せられ、スプリング１３により、粗形
材４から６個のセグメント１が抜ける。
つづいて、クッション７により、溝の成形を終えてセン
タ穴と軸方向基準面との加工を終えた粗形材４は、ダイ
ス５の上にノックアウトされ、一工程のサイクルを終え
る。
なおこの実施例は、クッション機能をもつプレスを例に
して示した。
つぎに、本発明の第２実施例として、軸方向基準面をセ
ンタ穴とは別のところで形成する場合について、第２図
および第３図により説明する。
すなわち、センタ穴を加工する六角柱のガイドポンチ２
の突起３のテーパ面１４を軸方向基準面としたのでは、
目標の精度が出ない場合には、この第２実施例によると
よい。
つまり、この第２実施例では、第２図および第３図にみ
られるように、３つの項目を同時に織り込んでいるが、
これら全部を織り込まなくても、それぞれの効果はある
。
第１に、テーパ面よりも平面のほうが軸方向基準面を出
し易いので、基準面を六角柱のガイドポンチ２の平面１
５（第２図参照）で成形する。
第２に、基準面の成形荷重を低減させるため、粗形材４
の底に逃し１６（第３図参照）をつけて成形面積を減ら
しておく。
第３に、センタ穴の成形荷重を低減させるため、予め小
さめのセンタ穴１１および１８（第３図参照）をあけて
おく。
上述のように、本発明のアウターレースの加工方法によ
れば、まず、溝成形は六角柱のガイドポンチと６個のセ
グメントとからなる分割マンドレルにより、アウターレ
ース粗形材の内径のしごきを行なうのであるが、該粗形
材につけられている溝は、ジヨイント中心より上は軸方
向にストレートで、マンドレルセグメントより適当に小
さく作られているとともにジヨイント中心より下は軸方
向に曲率をもっているから、マンドレルは溝をしごきな
がら入っていくので、粗形材に対して同心度よく入る。
また六角柱のガイドポンチの先端はセンタ穴と軸方向基
準面を成形できる形状となっているので、溝しごきの後
半でセンタ穴と軸方向基準面が成形され、センタ穴は粗
形材の溝に対して精度よく成形され、こののち、外径し
ごきダイスでしごかれて下から上まで全面の溝が成形さ
れるが、この成形は精度よくあけられたセンタ穴により
分割マンドレルが固定され、しかも、しごき代が均一に
なっているため、センタ穴に対して同心度のよい溝とな
る。
また成形された軸方向基準面を基準として溝が成形され
るので、溝中心と軸方向基準面の距離は、きわめて精度
のよいものとなる。
このように、本発明の加工方法によれば、センタ穴と軸
方向基準面を溝成形と同一工程の塑性加工で高精度に成
形することができ、製作全工程を著しく短縮することが
できる。
また本発明のアウターレース加工装置においては、その
マンドレルは、外形がアウターレースの内面形状をなし
て６等分されたマンドレルセグメントと、これらセグメ
ントの内側に位置して主な外圧を受ける六角柱のガイド
ポンチとからなるので、アウターレース粗形材の溝への
挿入および溝成形のための塑性加工ならびに溝成形後の
粗形材からの抜き取りが、きわめて容易であり、しかも
、前記ガイドポンチの先端には、センタ穴加工用の突起
と軸方向基準面作成用の面とを有するので、前記粗形材
の溝に対して、センタ穴および軸方向基準面を、ともに
精度よく成形することができ、かつ、該粗形材の外面を
支承しながらしごくしごきダイスを備えているから、前
記センタ穴および軸方向基準面が精度よく成形されるこ
とと相俟って、最終的な溝のしごき加工において、前記
センタ穴に対して同心度のよい溝を成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の第１実施例を示した一部断面正面図、
第２図は本発明の第２実施例のガイドポンチを示した拡
大正面図、第３図は同じくアウターレース粗形材を示し
た拡大断面正面図である。 １・・・・・・マンドレルセグメント、２・・・・・・
六角柱のガイドポンチ、３・・・・・・突起、４・・・
・・・アウターレース粗形材（ワーク）、５・・・・・
・しごきダイス、６・・・・・・支持部材、１・・・・
・・クッション、８・・・・・・上ラム、９・・・・・
・底、１０・・・・・・シャフト端音丸 １１・・・・
・・カウンタポンチ、１２，１３・・・・・・スプリン
グ、１４・・・・・・テーパ面、１５・・・・・・平面
、１６・・・・・・逃し、１７゜１８２．小さめのセン
タ穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ ジヨイント中心より上は軸方向にストレートで加工
    のためのマンドレルより適量だけ小さく作られていて中
    心より下は軸方向に曲率をもっている溝を有するバーフ
    ィルド型等速ホールジヨイントのアウターレース粗形材
    の前記溝に、六角柱のガイドポンチと６個のセグメント
    とからなる分割マンドレルを挿入して前記溝がボール転
    勤溝になるように溝の内径のしごきを行ない、この溝し
    ごきの後半で、ボール転勤溝中心に対応するセンタ穴と
    、溝中心の軸方向位置の基準となる面とをガイドポンチ
    先端によって成形し、こののち、外径しごきダイスでし
    ごいて下から上まで全面のボール転勤溝を塑性加工によ
    り成形することを特徴とするアウターレースの加工方法
    。 ２ バーフィルド型等速ボールジヨイントのアウターレ
    ース粗形材からしごき加工により製品を塑性加工するア
    ウターレースの加工装置において、外形が前記アウター
    レースのボール転勤溝の内面形状をなして６等分された
    マンドレルセグメントと、これらマンドレルセグメント
    の内側に位置して主な外圧を受ける六角柱のガイドポン
    チと、該アウターレース粗形材の外面を支承しながらし
    ごくしごきダイスとを備え、かつ、前記ガイドポンチの
    先端にセンタ穴加工用の突起と該ボール転勤溝中心の軸
    方向位置の基準となる面とを有することを特徴とするア
    ウターレースの加工装置。
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