JP2707840B2 - スプライン成形用金型 - Google Patents

スプライン成形用金型

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JP2707840B2
JP2707840B2 JP2415909A JP41590990A JP2707840B2 JP 2707840 B2 JP2707840 B2 JP 2707840B2 JP 2415909 A JP2415909 A JP 2415909A JP 41590990 A JP41590990 A JP 41590990A JP 2707840 B2 JP2707840 B2 JP 2707840B2
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昌貴 太田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/28Making machine elements wheels; discs
    • B21K1/30Making machine elements wheels; discs with gear-teeth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、環状のワークの外周
部にスプライン歯を成形する金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環状のワークの外周部にスプライン歯を
プレス成形する成形金型としては、例えば特開昭63−
120958号公報に記載されているものがある。
【0003】この成形金型は、ラジアル方向に摺動する
刃具によって、環状のワークの外周部に、抜け防止用の
逆テーパスプライン歯を成形するものである。すなわち
この金型では、下型に立設されたマンドレル(またはポ
ンチ)の端部にワークを嵌合させた状態で上下型により
そのワークを挟持して固定し、上型が更に下降すること
に伴って周囲の刃具をワークに向けて前進させてワーク
の外周部に逆テーパ形状のスプライン歯を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワークの外周面にスプ
ライン歯を形成する場合、あるいは予備成形した歯形を
所期の形状に成形する場合、金型上でのワークの設置位
置はその外周面を基準として行なうことは困難であるか
ら、一般には、ワークに形成してある孔を利用し、した
がって上記従来の金型においてもマンドレルもしくはポ
ンチにワークを嵌合させて下型上に設置している。
【0005】しかしながら逆テーパ形状のスプラインを
成形する場合には、上記の公報にも記載されているよう
に、ワークの外周面に予めストレート形状の歯形を形成
しておき、これを更に逆テーパ状に成形するから、この
逆テーパ状への成形は事前に形成されているストレート
歯形を基準して行えば良いと考えられている。したがっ
て上記従来の金型においても、ワークの積極的な固定は
上型と下型とでワークを挟持することにより行い、マン
ドレルもしくはポンチはワークを単に嵌合させるのみで
あり、積極的には位置決めの用をなしていない。
【0006】すなわち上記従来の金型では、マンドレル
もしくはポンチはワークを単に嵌合させるものであるか
ら、これらとワークの内周面との間には、ワークの着脱
を可能にするための隙間を設けざるを得ず、その結果、
ワークはその隙間分の移動が可能であって、これがスプ
ライン歯の加工誤差となって現われる問題があった。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、環状のワークを高精度に位置決めしてスプライン歯
を成形できるスプライン成形用の金型を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、下型上に固定したワークを
中心にして半径方向に前後動する複数の刃具を放射状に
配置し、上型を下降することによりそれらの刃具をワー
クに向けて押動させてワークの外周に所定形状のスプラ
イン歯を成形するスプライン成形用金型において、外周
面をほぼ真円としかつ内周面にテーパ面を形成した拡張
コレットと、その拡張コレットの中心軸線に沿って挿入
されかつ外周面にテーパ面を形成した拡張部材とが前記
下型に設けられるとともに、前記刃具がその拡張コレッ
トを中心とした一定半径の円周上に放射状に配置され、
さらに前記上型の下降に伴ってこれらの刃具を拡張コレ
ットに向けて移動させる駆動部材が設けられていること
を特徴としている。
【0009】
【作用】この発明の金型では、拡張コレットを縮径さ
せ、かつ刃具を拡張コレットに対して後退させた状態で
ワークを拡張コレットに嵌合させる。この状態ではワー
クの位置決め・芯出しは行われていず、拡張部材を動作
させて拡張コレットを拡径することにより、ワークは内
周側から把持され、同時に芯出しされる。そして駆動部
材が動作することにより刃具がワークに向けて前進する
ので、ワークの外周でスプライン歯の成形が行われる。
その場合、各刃具は拡張コレットの中心を基準にして加
工・成形を行うことになるから、高精度のスプライン加
工が可能になる。また予め形成した歯形に加工を施す場
合には、その歯形に生じている誤差をも矯正して高精度
の加工を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明のスプライン成形金型を、ワ
ーク外周に逆テーパスプラインを成形する場合に適用し
た一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0011】逆テーパスプライン歯を成形する成形金型
1は、下型2の中央に円筒形のコレット台3を備えてい
る。このコレット台3の外周には、円筒形のケースリン
グ4が隙間なく嵌合するとともに、ケースリング4の外
周には、同じく円筒形のテーパリング5が軸線方向へ摺
動可能に嵌合している。
【0012】また、前記コレット台3の中央上部は若干
小径の円筒状に形成され、その上端には、上方が細い円
錐台状のテーパ部3aが形成されるとともに、このテー
パ部3aの中心には貫通孔3bが上下方向に貫通形成さ
れており、この貫通孔3bにはドローバー6が、昇降可
能に挿通されている。
【0013】このドローバー6の上端は、コレット台3
のテーパ部3aの上端から延出し、この延出した先端に
は、前記テーパ部3aとは逆な傾きの円錐台状の拡張部
材7が取付けられ、また、この拡張部材7とテーパ部3
aとの外周には、断面V字状で周方向を複数に分割され
たコレット8が環状に配設されている。
【0014】そして、前記ドローバー6を上方に押し上
げると、拡張部材7がテーパ部3aから離れてコレット
8の外径を縮小し、逆にドローバー6を下方へ引き下げ
ると、拡張部材7がテーパ部3aに接近し、コレット8
が拡張して外径が拡大するようになっている。
【0015】また、コレット台3の外周に嵌合させたケ
ースリング4の上部には、内周から外周へ水平に貫通す
る複数のガイド孔4aが放射状に形成されており、各ガ
イド孔4aには板状の刃具9が、放射方向に摺動可能に
挿着されている。また各刃具9は、その中心側の先端に
成形刃9aを備えるとともに、外周側の後端は、ケース
リング4の外周から延出し、この延出した部分には下方
が拡がる傾斜部9bが形成されている。
【0016】そして、ケースリング4の外周に嵌合する
テーパリング5の内周面の上部には、前記ケースリング
4のガイド孔4aに収容された刃具9と対応する位置
に、下方が拡径するテーパ面5aが全周に亘って形成さ
れている。また、このテーパリング5の上方には上型1
0が昇降可能に設けられ、この上型10が下降時に前記
テーパリング5を下方に押し下げると、テーパリング5
のテーパ面5aにそれぞれの後端の傾斜部9bを係合し
ている各刃具9がそれぞれ中心方向に押動され、コレッ
ト8の外周に固定されたワークWの外周部に成形刃9a
が圧接して、スプライン歯が形成されるようになってい
る。
【0017】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
【0018】逆テーパスプライン歯は、互いに平行な通
常のスプライン歯w1(図3参照)を外周に予め形成し
た環状のワーク(スプラインピース)Wを、成形金型1
によって更にプレス加工して外周のスプライン歯を逆テ
ーパスプライン歯に成形する方法が取られる。
【0019】先ず、成形金型1へのワークWのセットに
ついて説明すると、コレット台3に挿通されているドロ
ーバー6を図2において上方へ押し上げて、拡張部材7
をコレット台3の上端から離隔させ、環状に設けられた
コレット8の外径を縮小させる。
【0020】この状態において、コレット8の外側に環
状のワークWを装着し、その後、ドローバー6を下方へ
引き下げると、ドローバー6の先端に取付けた拡張部材
7がコレット台3の上端に接近し、環状のコレット8が
その外径を拡張する。その結果、コレット8の外周面が
ワークWの内周面に圧接することによって、このワーク
Wは内周側からチャッキングされるとともに、その内径
を基準にして高精度に芯出しされる。
【0021】ワークWがセットされた後、上型10を下
降させると、この上型10によってテーパリング5が下
方へ押し下げられる。このテーパリング5が下降する
と、内周のテーパ面5aにそれぞれの後端の傾斜部5b
を係合させた刃具9が、中心方向に押動される。
【0022】その結果、放射状に複数設けられた刃具9
が、全て同時に中心方向に押動されることにより、各刃
具9の先端の成形刃9aが、それぞれワークWの外周に
圧接して、外周部に形成されている通常のスプライン歯
w1 を、逆テーパスプライン歯w2 に成形する。
【0023】このように環状のワークWが、コレット8
の外周に高精度に芯出しされた状態でチャッキングされ
るため、ワークWの位置決め誤差を極めて小さく抑えら
れるので、ワークWに予め形成されているスプライン歯
w1 を、位置ずれすることなく後加工によって逆テーパ
スプライン歯w2 に加工することができる。
【0024】なお、この実施例においては、平行なスプ
ライン歯w1 が形成されたワークWを後加工によって逆
テーパスプライン歯w2 に成形する場合について説明し
たが、無加工のワークの外周に通常のスプライン歯w1
を形成する場合にも同様に実施することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のスプラ
イン成形用金型は、拡張コレットと拡張部材とによっ
て、ワークを内径基準で位置決めして固定し、かつその
拡張コレットを中心にして半径方向に前後動する刃具に
よってスプライン歯の成形を行うので、精度の高いスプ
ライン歯を成形できる。また加工精度が特に要求される
逆テーパスプライン歯の成形も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスプライン成形金型の一実施例を示
す断面正面図である。
【図2】ケースリングへの刃具の取付け状態を示す平面
図である。
【図3】互いに平行なスプライン歯が形成されたワーク
(成形前)の側面図である。
【図4】逆テーパスプライン歯が形成されたワーク(成
形後)の側面図である。
【符号の説明】
1 成形金型 2 下型 3 コレット台 3a テーパ部 3b 貫通孔 4 ケースリング 4a ガイド孔 5 テーパリング 5a テーパ面 6 ドローバー 7 拡張部材 8 コレット 9 刃具 9a 成形刃 9b 傾斜部 10 上型 11 ノックアウトピン W ワーク w1 平行なスプライン歯 w2 逆テーパスプライン歯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型上に固定したワークを中心にして半
    径方向に前後動する複数の刃具を放射状に配置し、上型
    を下降することによりそれらの刃具をワークに向けて押
    動させてワークの外周に所定形状のスプライン歯を成形
    するスプライン成形用金型において、外周面をほぼ真円
    としかつ内周面にテーパ面を形成した拡張コレットと、
    その拡張コレットの中心軸線に沿って挿入されかつ外周
    面にテーパ面を形成した拡張部材とが前記下型に設けら
    れるとともに、前記刃具がその拡張コレットを中心とし
    た一定半径の円周上に放射状に配置され、さらに前記上
    型の下降に伴ってこれらの刃具を拡張コレットに向けて
    移動させる駆動部材が設けられていることを特徴とする
    スプライン成形用金型。
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