JP6690225B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられたアイアン型ゴルフクラブヘッドが知られている。特許第2691496号は、フェース体の凹部と係合してフェース体をヘッド本体に固定する凸部が、該ヘッド本体の一部の塑性変形により成形されているヘッドを開示する。
特許第2691496号
本発明者は、フェースプレートが取り付けられたヘッドにおいて、従来にない新たな構造が可能であることを見いだした。この新たな構造は、従来とは異質な効果を奏しうる。
本発明の目的は、ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられた構造のヘッドにおいて、新たな効果が付加されたゴルフクラブヘッドの提供にある。
好ましいゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えている。上記フェースプレートは、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有している。上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有している。上記ヘッド本体が、上記プレート後面の後方に位置する受け面と、上記段差面の前方に位置する前方配置部と、ホーゼルとを有している。上記前方配置部が、塑性変形部と、非塑性変形部とを有している。上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間により、上記フェースプレートの上記周縁部を係合する係合部が形成されている。
好ましくは、上記前方配置部が、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられている。好ましくは、上記非塑性変形部が上記ヒール側領域のみに設けられている。
好ましくは、上記ヘッド本体が、上記打球面の一部を構成する平面部と、この平面部と上記ホーゼルとを繋ぐ曲面部と、上記平面部と上記曲面部との境界とを有している。好ましくは、上記非塑性変形部のトウ側の端と上記境界との間のトウ−ヒール方向距離D1が、5mm以下である。
好ましくは、上記前方配置部が、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられている。上記非塑性変形部が上記トウ側領域のみに設けられていてもよい。
上記前方配置部の周長がL1とされ、上記非塑性変形部の周長がL2とされる。このとき、好ましくは、L2/L1が0.06以上0.30以下である。
好ましいヘッドの製造方法は、フェース開口を有するヘッド本体とフェースプレートとを用意する工程と、上記フェースプレートを上記フェース開口に取り付けるプレート取付工程とを含む。上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有している。上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有している。上記ヘッド本体が、上記フェース開口の後方に位置する受け面と、上記フェース開口の外縁に沿って設けられた変形前凸部と、上記受け面に対向して配置された非塑性変形部と、上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間によって形成された係合部とを有している。好ましくは、上記プレート取付工程が、次の工程を含む。
(1)上記フェースプレートにおける上記段差面が形成された部分を上記ヘッド本体の上記係合部に挿入しつつ、上記フェースプレートを上記フェース開口内の最終位置に配置する第1工程。
(2)上記変形前凸部を塑性変形させることにより、上記段差面の前方に位置する塑性変形部を形成する第2工程。
ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられた構造のヘッドにおいて、新たな効果が付加されうる。
図1は、第1実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1のヘッドの背面を示す斜視図である。 図3は、図1のヘッドの正面図である。 図4は、図1のヘッドの背面図である。 図5は、図1のヘッドに係るフェースプレートの平面図である。 図6は、図5のフェースプレートの背面図である。 図7は、図1のヘッドに係るヘッド本体の正面図である。 図8は、図6と同様の背面図である。 図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。 図10は、図3と同様の正面図である。図10では、非塑性変形部が太線(黒塗り)で示されており、塑性変形部がハッチングで示されている。 図11は、塑性変形部が成形される工程(カシメ工程)の説明図である。 図12は、図3のF12−F12線に沿った断面図である。 図13は、プレート取付工程の説明図である。 図14は、図5と同様の平面図である。図14では、スコアラインが記載されている。 図15は、ヘッド本体に対してフェースプレートがトウ側にずれた状態を示す正面図である。 図16は、ヘッド本体に対してフェースプレートがヒール側にずれた状態を示す正面図である。 図17は、第2実施形態のヘッドの正面図である。図17では、非塑性変形部が太線(黒塗り)で示されており、塑性変形部がハッチングで示されている。 図18は、第3実施形態のヘッドの正面図である。図18では、非塑性変形部が太線(黒塗り)で示されており、塑性変形部がハッチングで示されている。 図19は、第4実施形態のヘッドの正面図である。図19では、非塑性変形部が太線(黒塗り)で示されており、塑性変形部がハッチングで示されている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
本願において、以下の用語が定義される。
[基準状態]
基準状態とは、所定のライ角及びリアルロフト角でヘッドが水平面h上に置かれた状態である。この基準状態では、ヘッドのシャフト孔の中心軸線(シャフト軸線)が、垂直面VP1内に配されている。垂直面VP1は、水平面hに対して垂直な平面である。この基準状態では、フェース面(打球面)が上記垂直面VP1に対してリアルロフト角で傾いている。所定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品カタログ等に記載されている。
[トウ−ヒール方向]
上記基準状態のヘッドにおいて、上記垂直面VP1と上記水平面hとの交線の方向が、トウ−ヒール方向である。本願において、トウ側及びヒール側というときは、このトウ−ヒール方向が基準とされる。
[フェース−バック方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面hに平行な方向が、フェース−バック方向である。本願において、フェース側及びバック側というときは、このフェース−バック方向が基準とされる。
[前後方向]
打球面に対して垂直な方向が、前後方向と定義される。換言すれば、打球面の法線方向が、前後方向と定義される。本願において、前方及び後方というときは、この前後方向が基準とされる。
[上下方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ打球面に平行な方向が、上下方向である。本願において、上方及び下方というときは、この上下方向が基準とされる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るゴルフクラブヘッド2を斜め前方から見た斜視図である。図2はヘッド2を斜め後方から見た斜視図である。図3は、ヘッド2の正面図である。図3は、打球面の正面から見た図である。図4は、ヘッド2の背面図である。
ヘッド2は、フェース4、ホーゼル6及びソール8を有する。ホーゼル6は、ホーゼル孔10を有する。フェース4は、打球面である。打球面4の表面には、複数のスコアラインが設けられている。しかし、後述される図14を除き、このスコアラインの記載は省略されている。これらスコアラインを除き、打球面4は平面である。ソール8には、ウェイト部材wtが配置されている。ヘッド2は、アイアン型ゴルフクラブヘッドである。
打球面4の反対側には、バックキャビティ12が設けられている。ヘッド2は、キャビティバックアイアンである。
ヘッド2は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。ヘッド本体h1の材質は、金属である。本実施形態では、ヘッド本体h1の材質は、ステンレス鋼である。フェースプレートp1の材質は、金属である。本実施形態では、フェースプレートp1の材質は、チタン系金属である。チタン系金属とは、純チタン又はチタン合金を意味する。ヘッド本体h1及びフェースプレートp1の材質は限定されない。
チタン合金は、チタンの割合が50重量%以上である合金である。チタン合金として、αチタン、αβチタン及びβチタンが挙げられる。αチタンとして、例えば、Ti−5Al−2.5Sn、Ti−8Al−1V−1Moが挙げられる。αβチタンとして、例えば、Ti−6Al−4V、Ti−6Al−2Sn−4Zr−6Mo、Ti−6Al−6V−2Sn及びTi−4.5Al−3V−2Fe−2Moが挙げられる。βチタンとして、例えばTi−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−20V−4Al−1Sn、Ti−22V−4Al、Ti−15Mo−2.7Nb−3Al−0.2Si及びTi−16V−4Sn−3Al−3Nbが挙げられる。純チタンとして、工業用純チタンが例示される。この工業用純チタンとして、日本工業規格で規定される1種純チタン、2種純チタン、3種純チタン及び4種純チタンが例示される。
好ましくは、フェースプレートp1の比重は、ヘッド本体h1の比重よりも小さい。比重の小さいフェースプレートp1は、ヘッド2における重量を周辺に配分するのに寄与する。
図5は、フェースプレートp1の平面図である。図6は、フェースプレートp1の背面図である。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、スコアラインを除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。フェースプレートp1は、段差面t1を有する。より詳細には、プレート前面f1は、その周縁部に、段差面t1を有する。段差面t1は、プレート前面f1の周縁部の全体に亘って設けられている。段差面t1は、プレート前面f1の周縁部の一部に設けられていてもよい。
図5及び後述の図11(a)が示すように、プレート前面f1の周縁部は、打球面4よりも後方に位置する段差面t1を有している。図5が示すように、段差面t1はフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。
フェースプレートp1の固定の観点から、段差面t1の幅Wt1(図5参照)は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましい。塑性変形部d1の成形を考慮すると、幅Wt1は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましい。
幅Wt1は、変化していてもよいし、一定でもよい。本実施形態では、幅Wt1は一定である。生産性の観点から、幅Wt1は一定であるのが好ましい。
図7は、ヘッド本体h1の正面図である。ヘッド本体h1は、フェース開口14を有する。このフェース開口14の輪郭は、フェースプレートp1の輪郭に略等しい。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。受け面u1は、プレート後面b1の後方に位置する。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。受け面u1はフェース開口14の周りで全周に亘って設けられている。本体側面v1はフェースプレートp1の周りで全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。なお、図7では、前方配置部z1(後述)の記載が省略されている。
図8は、図6と同様に、プレート後面b1を示す。図8では、外周縁部16がハッチングで示されている。図8が示すように、プレート後面b1は、環状の外周縁部16と、この外周縁部16の内側である内側部18とを有している。内側部18は、外周縁部16に囲まれている。
外周縁部16は、プレート後面b1の輪郭線20を含む。即ち、外周縁部16の外輪郭線は、輪郭線20である。外周縁部16は、幅Waを有する。幅Waは、1mm以上が好ましく、1.3mm以上がより好ましく、6mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。
図8において符合CFで示されるのは、プレート後面b1の図心である。この図心CFは、プレート後面b1の輪郭線20に基づいて決定される。
図8の平面図において、直線x及び直線yが定義される。直線xは、図心CFを通りトウ−ヒール方向に平行な直線である。直線yは、図心CFを通り上下方向に平行な直線である。
図8が示すように、直線x及び直線yにより、輪郭線20は4つに区分される。これら4つの区分のそれぞれにおいて、曲率半径が最小の点が決定される。トウ上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Aで示されている。ヒール上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Bで示されている。ヒール下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Cで示されている。トウ下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Dで示されている。点Aと図心CFとを結ぶ直線が、直線Laである。点Bと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lbである。点Cと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lcである。点Dと図心CFとを結ぶ直線が、直線Ldである。
これらの直線を三次元に拡張することで、ヘッド2が4つに区画されうる。上記直線Laを含み且つ打球面に対して垂直な平面Paと、上記直線Lbを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pbと、上記直線Lcを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pcと、上記直線Ldを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pdとが定義される(図3参照)。これら4つの平面Pa、Pb、Pc及びPdにより、ヘッド2はトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。よって例えば、ヘッド本体h1及びフェースプレートp1のそれぞれも、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。このように、本願における4つの領域(トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域)が定義される。これらトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域が、4区分領域と総称される。
この4区分領域は、ヘッド2のあらゆる部分に適用される。例えば、前方配置部z1(後述)は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。
外周縁部16は、内側部18よりも後方に突出した突出部を形成している。外周縁部16の厚みは、内側部18の厚みよりも大きい。図6が示すように、外周縁部16がフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。この外周縁部16が、ヘッド本体h1に当接している。内側部18は、ヘッド本体h1に当接していない。
ヘッド本体h1に、外周縁部16に相当する突出部を設けることも可能である。しかし、ヘッド本体h1の比重がフェースプレートp1の比重よりも大きい場合、この突出部の設置はヘッド重量の増加につながる。加えて、ヘッド本体h1の形状はフェースプレートp1に比較して複雑であるので、加工(例えばNC加工)が行いにくい。フェースプレートp1は、プレート形状であるため、加工が容易である。
図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。図9が示すように、外周縁部16(突出部)は、受け面u1に当接している。外周縁部16は、受け面u1に当接するように突出した突出部を形成している。一方、内側部18は、受け面u1に当接していない。
図9が示すように、ヘッド本体h1は、前方配置部z1を有している。この前方配置部z1は、フェースプレートp1の前方に位置する。より詳細には、前方配置部z1は、段差面t1の前方に位置する。前方配置部z1は、前方配置部z1は、前方へのフェースプレートp1の脱落を阻止している。
前方配置部z1は、受け面u1に対向する対向面k1を有する。対向面k1は、段差面t1に接触している。前方配置部z1は、段差面t1の前方を覆っている。
前方配置部z1は、2種に分類される。この2種とは、塑性変形部d1と非塑性変形部n1である。前方配置部z1は、塑性変形部d1と非塑性変形部n1とを有する。塑性変形部d1は、塑性変形によって成形されている。塑性変形部d1は、塑性変形により形成される金属組織を有する。非塑性変形部n1は、塑性変形を除く方法によって成形されている。非塑性変形部n1は、塑性変形以外の方法によって形成される金属組織を有する。非塑性変形部n1は、塑性変形により形成される金属組織を有さない。
一般に、金属の塑性変形は、特定の結晶面を境にして原子がすべることによって起こることが知られている。このすべりは、線状の格子欠陥が動くことによって生じる。この線状の格子欠陥は、転位と称されている。また、塑性変形では、結晶の回転が起こることも知られている。この他、変形量が大きい冷間圧延では、結晶粒が伸びることが知られている。金属組織を観察することで、塑性変形の有無を区別することができる。公知の知識に基づき、塑性変形部d1と非塑性変形部n1とを区別することが可能である。
このように、塑性変形部d1は、塑性変形によって成形された部分である。好ましくは、変形前部分は、非塑性変形部n1と同様に成形される。好ましくは、この変形前部分は、ヘッド本体h1の成形の際に成形される。変形前部分とは、塑性変形部d1が塑性変形される前の状態を意味する。後述される変形前凸部d2は、変形前部分の一例である。
非塑性変形部n1は、塑性変形以外の方法で成形された部分である。例えば、非塑性変形部n1は、ヘッド本体h1の成形によって成形された部分である。非塑性変形部n1の成形方法は、ヘッド本体h1と同じである。非塑性変形部n1の成形方法として、鋳造、鍛造、プレス加工、切削加工(NC加工等)及びこれらの組み合わせが例示される。鋳造、鍛造及びプレス加工から選ばれる1以上の製法で得られたヘッド本体h1にNC加工を施すことで、非塑性変形部n1が成形されてもよい。
図10は、非塑性変形部n1及び塑性変形部d1の位置を示す正面図である。通常、肉眼では、非塑性変形部n1と塑性変形部d1との区別はできない。図10において太線で示されている部分は、非塑性変形部n1である。図10においてハッチングで示されている部分は、塑性変形部d1である。
前方配置部z1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられている。前方配置部z1は、フェースプレートp1の周囲の全体に亘って設けられている。
非塑性変形部n1は、ヒール側領域に設けられている。非塑性変形部n1は、ヒール側領域のみに設けられている。非塑性変形部n1は、直線に沿って延びる直線部を有する。ヒール側領域には、非塑性変形部n1が設けられており、塑性変形部d1は設けられていない。非塑性変形部n1は、トップ側領域に設けられていない。トップ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。非塑性変形部n1は、トウ側領域に設けられていない。トウ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。非塑性変形部n1は、ソール側領域に設けられていない。ソール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。
トウ側領域における前方配置部z1は、その全体が塑性変形部d1である。トップ側領域における前方配置部z1は、その全体が塑性変形部d1である。ソール側領域における前方配置部z1は、その全体が塑性変形部d1である。
ヒール側領域における前方配置部z1は、その全体が非塑性変形部n1である。ヒール側領域における前方配置部z1が、非塑性変形部n1と塑性変形部d1とを有していてもよい。
図11(a)及び図11(b)は、塑性変形部d1の成形の手順を示す。
この塑性変形部d1の成形方法では、先ず、変形前凸部d2(図11(a)参照)を有するヘッド本体h1pが用意される。このヘッド本体h1pは、変形前本体とも称される。図示しないが、ヘッド本体h1pには、非塑性変形部n1は既に形成されている。ヘッド本体h1pは、非塑性変形部n1と変形前凸部d2とを有する。
図11(a)が示すように、この変形前本体h1pに、フェースプレートp1がセットされる。次に、打球面と平行な平面を有する押圧体で、変形前凸部d2を押しつぶす加工が施される。この加工は、平面加工とも称される。変形前凸部d2は、塑性変形され、段差面t1の前方の空間に移動する。この結果、段差面t1の前方の空間の少なくとも一部が埋まり、塑性変形部d1が成形される。この工程は、カシメ工程とも称される。このような塑性変形部d1は、カシメ部とも称される。
このような成形方法に起因して、塑性変形部d1には応力が残留しうる。塑性変形部d1がフェースプレートp1を押圧している場合もある。塑性変形部d1は、段差面t1を押圧している場合もある。
塑性変形部d1は、フェースプレートp1の前方に位置する。よって、塑性変形部d1は、フェースプレートp1が前方に外れることを物理的に防止している。加えて、非塑性変形部n1も、フェースプレートp1の前方に位置する。非塑性変形部n1も、フェースプレートp1が前方に外れることを物理的に防止している。
本実施形態のヘッド本体h1pでは、変形前凸部d2が、上記フェース開口14の周囲の一部に設けられている。変形前凸部d2が設けられている位置は、図10で示される塑性変形部d1の位置に対応している。この変形前凸部d2に、上記加工が施される。結果として、塑性変形部d1は、フェースプレートp1の周縁の一部に設けられる。
図12は、図3のF12−F12線に沿ったヘッド2の断面図である。この図12の断面位置において、ヒール側の前方配置部z1は非塑性変形部n1であり、トウ側の前方配置部z1は塑性変形部d1である。
非塑性変形部n1の対向面k1と受け面u1とは離れている。換言すれば、非塑性変形部n1と受け面u1との間には隙間gpが存在する。この隙間gpにより、フェースプレートp1の周縁部を係合する係合部E1が形成されている。係合部E1に、フェースプレートp1の周縁部が挿入されている。
図12が示すように、打球面4の一部は、フェースプレートp1によって構成されている。また、打球面4の一部は、ヘッド本体h1によって構成されている。ヘッド本体h1は、打球面4を構成する平面部22と、この平面部22とホーゼル6とを繋ぐ曲面部24とを有する。曲面部24は、凹曲面である。平面部22と曲面部24との境界bd1は、フェースプレートp1よりもヒール側に位置する。断面図において、境界bd1は、曲面部24の起点である。本実施形態では、境界bd1は、上下方向に沿って延びる直線である。境界bd1は、多少湾曲して上下方向に延びていてもよい。
図13は、フェースプレートp1の取り付け工程(プレート取付工程)を説明するための断面図である。
このプレート取付工程は、以下の工程を含む。
(1)フェースプレートp1における段差面t1が形成された部分をヘッド本体h1の係合部E1に挿入しつつ、フェースプレートp1をフェース開口14内の最終位置に配置する第1工程(図13の(a)及び(b)を参照)。
(2)変形前凸部d2を塑性変形させることにより、段差面t1の前方に位置する塑性変形部d1を形成する第2工程(図13の(b)及び(c)を参照)。
なお、上記第1工程における最終位置とは、完成されたヘッド2におけるフェースプレートp1の位置である。第2工程は、前述のカシメ工程である。
第1工程では、フェースプレートp1の第1の周縁部が係合部E1に挿入される(図13の(a)の矢印y1参照)。この挿入と共に、上記第1工程では、フェースプレートp1が最終位置となるように、フェースプレートp1の第2の周縁部が受け面u1に当接される(図13の(a)の矢印y2参照)。
図14は、フェースプレートp1の平面図である。この図14には、スコアラインfvが描かれている。フェースプレートp1には、複数のスコアラインfvが設けられている。スコアラインfvは、最長スコアラインfv1を含む。最長スコアラインfv1のトウ側の端の位置が、第1位置Stと定義される。最長スコアラインfv1のヒール側の端の位置が、第2位置Shと定義される。第1位置Stと第2位置Shとの間を2等分する位置が、ラインセンター位置Scと定義される。第1位置St、第2位置Sh及びラインセンター位置Scは、いずれも、トウ−ヒール方向における位置である。
第1位置Stから第2位置Shまでの範囲において、フェースプレートp1の上下方向幅W1は、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっている。
フェースプレートp1は、直線エッジ部SE1を有する。直線エッジ部SE1は、ヒール側の縁である。直線エッジ部SE1は、ヒール側領域に位置する。直線エッジ部SE1は、直線に沿って延びている。直線エッジ部SE1は、上下方向に沿って延びている。
フェースプレートp1は、直線エッジ部SE2を有する。直線エッジ部SE2は、ソール側の縁である。直線エッジ部SE2は、ソール側領域に位置する。直線エッジ部SE2は、直線に沿って延びている。直線エッジ部SE2は、トウ−ヒール方向に沿って延びている。
フェースプレートp1は、曲線エッジ部SE3を有する。曲線エッジ部SE3は、トウ側の縁である。曲線エッジ部SE3は、トウ側領域に位置する。曲線エッジ部SE3は、凸曲線に沿って延びている。この凸曲線は、フェース外方に向かって凸となるように曲がっている。
フェースプレートp1は、曲線エッジ部SE4を有する。曲線エッジ部SE4は、トップ側の縁である。曲線エッジ部SE4は、トップ側領域に位置する。曲線エッジ部SE4は、凸曲線に沿って延びている。この凸曲線は、フェース外方に向かって凸となるように曲がっている。
図15は、上記第1工程におけるヘッド本体h1及びフェースプレートp1の状態を示す図である。図15に対応する断面図は、図13の(a)である。図15は、上記第1工程における挿入が実施される直前の状態を示す。
この第1工程では、フェースプレートp1は、最終位置よりもトウ側にずれた位置(図15の状態)から、最終位置に動かされる。前述の通り、フェースプレートp1の上下方向幅W1は、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっている。このため、フェースプレートp1が最終位置よりもトウ側にずれた状態では、フェースプレートp1の外縁がフェース開口14の輪郭(本体側面v1)よりも内側に位置しうる。すなわち、フェースプレートp1がフェース開口14によって干渉されにくい。このため、上記第1工程が円滑に実施されやすい。
これに対して、例えば、フェースプレートp1が最終位置よりもヒール側にずれた場合を考える。図16は、フェースプレートp1は、最終位置よりもヒール側にずれた状態を示す。係合部E1がトウ側に設けられる場合、上記第1工程は、この図16の状態を経由することになる。この場合、フェースプレートp1の縁の大部分が、フェース開口14よりも外側に位置している。すなわち、フェースプレートp1がフェース開口14によって干渉されやすい。特に、係合部E1に近いトウ側の部分において、フェースプレートp1がフェース開口14によって干渉されやすい。よって、係合部E1への挿入の直前まで、フェースプレートp1がフェース開口14に干渉される。このため、上記第1工程が円滑に実施されにくい。
本実施形態では、係合部E1がヒール側に設けられている。よって、図15が示すように、第1工程が円滑に実施されうる。この観点から、非塑性変形部n1はヒール側領域のみに設けられているのが好ましい。
図17は、第2実施形態に係るヘッド30の正面図である。非塑性変形部n1及び塑性変形部d1の位置を除き、ヘッド30は、ヘッド2と同じである。図10と同様に、図17でも、非塑性変形部n1が太線で示されており、塑性変形部d1がハッチングで示されている。ヘッド30では、非塑性変形部n1がトウ側領域に設けられている。非塑性変形部n1はトウ側領域のみに設けられている。
ヘッド30において、トウ側領域には、非塑性変形部n1と塑性変形部d1とが設けられている。ヒール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。トップ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。ソール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。
図18は、第3実施形態に係るヘッド40の正面図である。非塑性変形部n1及び塑性変形部d1の位置を除き、ヘッド40は、ヘッド2と同じである。図10と同様に、図18でも、非塑性変形部n1が太線で示されており、塑性変形部d1がハッチングで示されている。ヘッド40では、非塑性変形部n1がソール側領域に設けられている。非塑性変形部n1は、ソール側領域のみに設けられている。
ヘッド40において、ソール側領域には、非塑性変形部n1と塑性変形部d1とが設けられている。ヒール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。トップ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。トウ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。
アイアンでは、芝生上に置かれたボールを打つ機会が多い。このため、アイアンヘッドでは、打点がソール寄りに集中しやすい。非塑性変形部n1がソール側に設けられることで、強度に優れた非塑性変形部n1が打点の近くに配置される。強度の観点からは、非塑性変形部n1がソール側領域に設けられるのが好ましい。
図19は、第4実施形態に係るヘッド50の正面図である。非塑性変形部n1及び塑性変形部d1の位置を除き、ヘッド50は、ヘッド2と同じである。図10と同様に、図19でも、非塑性変形部n1が太線で示されており、塑性変形部d1がハッチングで示されている。ヘッド50では、非塑性変形部n1がトップ側領域に設けられている。
ヘッド50において、トップ側領域には、非塑性変形部n1と塑性変形部d1とが設けられている。ヒール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。トウ側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。ソール側領域には、塑性変形部d1が設けられており、非塑性変形部n1は設けられていない。
第1から第4実施形態(図10、17、18、19)が示すように、非塑性変形部n1(係合部E1)の位置は限定されない。第1工程の円滑性を考慮すると、非塑性変形部n1(係合部E1)は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域からなる群から選択される1つの領域のみに配置されるのが好ましい。
第1から第4実施形態(図10、17、18、19)では、非塑性変形部n1(係合部E1)は1つである。これに対して、複数の非塑性変形部n1(係合部E1)が設けられてもよい。例えば、非塑性変形部n1(係合部E1)は、ヒール側領域における複数の箇所に設けられてもよい。非塑性変形部n1(係合部E1)は、トウ側領域における複数の箇所に設けられてもよい。非塑性変形部n1(係合部E1)は、トップ側領域における複数の箇所に設けられてもよい。非塑性変形部n1(係合部E1)は、ソール側領域における複数の箇所に設けられてもよい。
第1実施形態のヘッド2(図10)では、非塑性変形部n1(係合部E1)が、直線に沿って延びている。この直線に沿って延びる係合部E1に、直線エッジ部SE1が挿入される。このため、上記第1工程は円滑になされやすい。また、直線に沿って延びる係合部E1の形成は容易である。この点、第3実施形態のヘッド40(図18)も同様である。
第2実施形態のヘッド30(図17)では、非塑性変形部n1(係合部E1)が、フェース外方に向かって凸となるように曲がって延在している。この曲がって伸びる係合部E1に、曲線エッジ部SE3が挿入される。曲がりの影響で、この曲線エッジ部SE3の挿入は上記第1実施形態に比較して円滑ではない。加えて、図16で示すように、トウ側領域に位置する係合部E1への挿入は円滑ではない。ただし、裏を返せば、一旦挿入されてしまうと、曲線エッジ部SE3は係合部E1から抜けにくい。この抜けにくさは、フェースプレートp1の固定の確実性に寄与しうる。この点、第4実施形態のヘッド50(図19)も同様である。
なお、フェース外方とは、図心CFから打球面4の外縁へと向かう方向である。
図5において両矢印Wfで示されるのは、フェースプレートp1の最大高さである。この高さWfは、上下方向に沿って測定される。高さWfは、前述した上下方向幅W1の最大値である。また、非塑性変形部n1の周長がL2とされる。
上述の通り、係合部E1がトウ側領域にある場合、この係合部E1へのフェースプレートp1の挿入は比較的行いにくい。この挿入を容易とする観点から、非塑性変形部n1(係合部E1)がトウ側領域にある場合、比(L2/Wf)は小さいほうが好ましい。具体的には、L2/Wfは、0.8以下が好ましく、0.7以下がより好ましく、0.6以下がより好ましい。フェースプレートp1の固定強度の観点から、L2/Wfは、0.2以上が好ましく、0.3以上がより好ましく、0.4以上がより好ましい。
変形前凸部d2がトウ側領域に設けられる場合、この変形前凸部d2は、フェース外方に向かって凸となるように曲がって延在する。この曲がった変形前凸部d2にカシメ工程が施されると、変形前凸部d2は曲がりの内側に倒される。曲がりの外側よりも内側の方が周長が短いため、曲がりの内側に倒されることで余剰体積が生じる。この結果、塑性変形部d1の形成不良が生じやすい。トウ側領域の少なくとも一部に非塑性変形部n1が設けられることで、上記形成不良が抑制される。この観点からは、非塑性変形部n1は、フェース外方に向かって凸となるように曲がって延在しているのが好ましい。この曲がりの曲率半径が最も小さいのは、トウ側領域である。よって、上記形成不良を抑制する観点からは、非塑性変形部n1はトウ側領域に設けられるのが好ましい。
[ヒール配置効果]
第1実施形態のヘッド2(図10)は、フェースプレートp1をヒール側に配置することを可能とする。この効果が、ヒール配置効果とも称される。
上述の通り、カシメ工程では、平面加工が施される。この平面加工では、変形前凸部d2が、平面を有する押圧体で押しつぶされる。したがって、この平面加工を行うには、変形前凸部d2の周囲が平面であることが必要である。変形前凸部d2が曲面部24に近すぎると、曲面部24が上記押圧体に干渉するため、平面加工を行うことができない。結果として、フェース開口14を曲面部24に近づけるのに制約が生じる。即ち、フェースプレートp1をヒール側に配置するのに制約が生じる。
第1実施形態のヘッド2(図10)では、ヒール側に非塑性変形部n1が設けられており、この非塑性変形部n1には平面加工は不要である。よって、フェース開口14をより曲面部24に近づけることができる。結果として、フェース開口14と曲面部24との間の距離を小さくすることができる。即ち、フェースプレートp1をよりヒール側に配置することができる。ヒール配置効果により、ヘッドの設計自由度が高まる。
ヒール配置効果は、更なる効果を生じる。一般に、アイアンヘッドでは、ホーゼルの占める重量割合が大きく、スイートスポットがヒール側となりやすい。このため、スイートスポットがスコアラインの中心(前述のラインセンター位置Sc)よりもヒール側に位置する傾向にある。上述のヒール配置効果により、フェースプレートp1がヒール側に移動するので、ラインセンター位置Scをスイートスポットの位置に近づけることができる。
ゴルファーは、スコアラインの中央で打撃しようとする。すなわち、ゴルファーは、ラインセンター位置Scで打撃する傾向にある。ラインセンター位置Scがスイートスポットに近づくことで、ゴルファーの打点とスイートスポットとが近づく。よって、実打における反発性能が向上しうる。換言すれば、実打における平均飛距離が向上しうる。
ヒール配置効果は、別の更なる効果も生じる。上述の通り、アイアンヘッドでは、ホーゼルの占める重量割合が大きく、スイートスポットがヒール側となりやすい。このため、スイートスポットSSがフェースプレートp1の中心(プレート中心)よりもヒール側に位置する傾向にある。上述のヒール配置効果により、フェースプレートp1がヒール側に移動するので、プレート中心をスイートスポットの位置に近づけることができる。
プレート中心では、打球時における撓み変形が大きい。この大きな撓み変形は、反発性能を向上させる。この撓み変形の大きなプレート中心がスイートスポットに近づくことで、反発性能が向上しうる。なお、プレート中心は、平面視におけるフェースプレートp1の図心と定義される。
図12において両矢印D1で示されるのは、非塑性変形部n1のトウ側の端x1と境界bd1との間の距離である。距離D1は、トウ−ヒール方向に沿って測定される。上述のヒール配置効果の観点から、距離D1は、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3.5mm以下がより好ましい。距離D1は、0mmであってもよい。なお、端x1と境界bd1との間の距離が変化している場合、その距離の最小値が距離D1とされる。
非塑性変形部n1は塑性変形されていない。よって、非塑性変形部n1は、塑性変形部d1よりも強度に優れる。このため、非塑性変形部n1を設けることで、カシメ部のみの場合と比較して、フェースプレートp1の固定強度を高めることができる。
カシメ工程では、塑性変形部d1の形成不良が生じうる。よって、塑性変形部d1での固定強度にはバラツキが生じうる。一方、非塑性変形部n1には、カシメ工程に起因する形成不良は生じない。非塑性変形部n1を設けることで、安定した固定強度が得られうる。
カシメ工程の場合、塑性変形により塑性変形部d1が形成される。よって塑性変形部d1の寸法には制約が大きい。一方、非塑性変形部n1では、塑性変形に起因する寸法の制約はなく、設計自由度に優れる。よって例えば、係合部E1の深さの設計自由度は比較的高い。係合部E1は、設計自由度の向上に寄与する。
本願では、前方配置部z1の周長がL1とされる。この周長L1は、図10のような平面視における最も外側の輪郭線の長さである。また、非塑性変形部n1の周長がL2とされる。この周長L2は、図10のような平面視における最も外側の輪郭線の長さである。
フェースプレートp1の固定強度を高める観点から、L2/L1は、0.06以上が好ましく、0.09以上がより好ましく、0.12以上がより好ましい。上記第1工程における挿入を容易とする観点から、L2/L1は、0.30以下が好ましく、0.27以下がより好ましく、0.24以下がより好ましい。
図12において両矢印Wd1で示されているのは、塑性変形部d1の幅である。この幅Wd1は、前方配置部z1の幅Wz1でもある。図12において両矢印Wn1で示されているのは、非塑性変形部n1の幅である。この幅Wn1は、前方配置部z1の幅Wz1でもある。
非塑性変形部n1の幅Wn1は、一定であってもよいし、変化していてもよい。塑性変形部d1の幅Wd1は、一定であってもよいし、変化していてもよい。生産性を考慮すると、非塑性変形部n1の幅Wn1は一定であるのが好ましい。生産性を考慮すると、塑性変形部d1の幅Wd1は一定であるのが好ましい。好ましくは、幅Wd1と幅Wn1とが同じとされ、且つ、幅Wd1及び幅Wn1が一定とされる。換言すれば、前方配置部z1の幅Wz1が一定とされる。
幅Wd1と幅Wn1とは相違していてもよい。例えば、幅Wn1を幅Wd1よりも大きくすることができる。また例えば、幅Wn1を幅Wd1よりも小さくすることができる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
前述したヘッド2と同じヘッドが作製された。フェースプレートp1及びヘッド本体(
変形前本体)h1pが用意された。ヘッド本体h1pは、鋳造によって作製された。このヘッド本体h1pのソール部に、ウェイト部材wtが装着された。ウェイト部材wtの材質は、タングスタンニッケル合金とされた。このヘッド本体h1pは、変形前凸部d2を有していた。この変形前凸部d2は、フェース開口14の周囲の一部に形成されていた。ヘッド本体h1pの材質は、ステンレス鋼(SUS630)とされた。フェースプレートp1は、板材(圧延材)から切り出された。突出部である外周縁部16は、NC加工によって作製された。更に、段差面t1をNC加工によって作製した。フェースプレートp1の材質は、チタン合金とされた。このチタン合金として、新日鐵住金社製のSuper−TIX(登録商標)が用いられた。
フェース開口14の周囲のうち、変形前凸部d2が形成されていない部分に、係合部E1を形成した。具体的には、NC加工により本体側面v1を削って、凹部を形成した。この結果、受け面u1が拡張されると共に、この拡張された受け面u1に対向する位置に非塑性変形部n1が形成された。換言すれば、上記凹部により、非塑性変形部n1と受け面u1との間の隙間gpが形成された。この隙間gpは、上述の係合部E1である。この実施例では、非塑性変形部n1は、鋳造と切削加工(NC加工)とにより作製されたことになる。
次に、上述のプレート取付工程を行い、フェースプレートp1をヘッド本体h1に固定した。具体的には、フェースプレートp1における段差面t1が形成された部分を係合部E1に挿入しつつ、フェースプレートp1をフェース開口14内の最終位置に配置した(第1工程)。続いて、上記カシメ工程を行って変形前凸部d2を塑性変形させることにより、段差面t1の前方に位置する塑性変形部d1を形成した(第2工程)。このようにして、実施例1のヘッドを得た。係合部E1がヒール側領域に設けられているため、第1工程は円滑であった。塑性変形部d1に加えて非塑性変形部n1が設けられているため、フェースプレートp1の固定強度に優れたヘッドが得られた。
以上に示されるように、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ヘッド、ユーティリティ型ヘッド、ハイブリッド型ヘッド、アイアン型ヘッド、パターヘッドなど、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2・・・ヘッド
4・・・打球面(フェース)
6・・・ホーゼル
8・・・ソール
10・・・ホーゼル孔
14・・・フェース開口
16・・・外周縁部
18・・・内側部
20・・・プレート後面の輪郭線
h1・・・ヘッド本体
h1p・・・ヘッド本体(変形前本体)
v1・・・本体側面
p1・・・フェースプレート
f1・・・プレート前面
b1・・・プレート後面
s1・・・プレート側面
d1・・・塑性変形部
d2・・・変形前凸部
n1・・・非塑性変形部
t1・・・段差面
u1・・・受け面
gp・・・隙間(非塑性変形部と受け面との間の隙間)
E1・・・係合部

Claims (6)

  1. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有しており、
    上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート後面の後方に位置する受け面と、上記段差面の前方に位置する前方配置部と、ホーゼルとを有しており、
    上記前方配置部が、塑性変形部と、非塑性変形部とを有しており、
    上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間により、上記フェースプレートの上記周縁部を係合する係合部が形成されており、
    上記フェースプレートが、最長スコアラインを含む複数のスコアラインを有しており、
    上記最長スコアラインのトウ側の端の位置が第1位置とされ、上記最長スコアラインのヒール側の端の位置が第2位置と定義されるとき、上記第1位置から第2位置までの範囲において、上記フェースプレートの上下方向幅が、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっており、
    上記前方配置部が、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられており、
    上記非塑性変形部が上記ヒール側領域のみに設けられているゴルフクラブヘッド。
  2. 上記ヘッド本体が、上記打球面の一部を構成する平面部と、この平面部と上記ホーゼルとを繋ぐ曲面部と、上記平面部と上記曲面部との境界とを有しており、
    上記非塑性変形部のトウ側の端と上記境界との間のトウ−ヒール方向距離D1が、5mm以下である請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有しており、
    上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート後面の後方に位置する受け面と、上記段差面の前方に位置する前方配置部と、ホーゼルとを有しており、
    上記前方配置部が、塑性変形部と、非塑性変形部とを有しており、
    上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間により、上記フェースプレートの上記周縁部を係合する係合部が形成されており、
    上記フェースプレートが、最長スコアラインを含む複数のスコアラインを有しており、
    上記最長スコアラインのトウ側の端の位置が第1位置とされ、上記最長スコアラインのヒール側の端の位置が第2位置と定義されるとき、上記第1位置から第2位置までの範囲において、上記フェースプレートの上下方向幅が、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっており、
    上記前方配置部が、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられており、
    上記非塑性変形部が上記トウ側領域のみに設けられており、
    上記フェースプレートのトウ側の縁が、フェース外方に向かって凸となるように曲がる曲線エッジ部を有しており、
    上記非塑性変形部及び上記係合部が、フェース外方に向かって凸となるように曲がって延在しており、この曲がって伸びる上記係合部に、上記曲線エッジ部が挿入されているゴルフクラブヘッド。
  4. 上記前方配置部の周長がL1とされ、上記非塑性変形部の周長がL2とされるとき、
    L2/L1が0.06以上0.30以下である請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. フェース開口を有するヘッド本体とフェースプレートとを用意する工程と、
    上記フェースプレートを上記フェース開口に取り付けるプレート取付工程とを含むゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有しており、
    上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有しており、
    上記ヘッド本体が、上記フェース開口の後方に位置する受け面と、上記フェース開口の外縁に沿って設けられた変形前凸部と、上記受け面に対向して配置された非塑性変形部と、上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間によって形成された係合部とを有しており、
    上記プレート取付工程が、
    上記フェースプレートにおける上記段差面が形成された部分を上記ヘッド本体の上記係合部に挿入しつつ、上記フェースプレートを上記フェース開口内の最終位置に配置する第1工程と、
    上記変形前凸部を塑性変形させることにより、上記段差面の前方に位置する塑性変形部を形成する第2工程と、
    を有しており、
    上記フェースプレートが、最長スコアラインを含む複数のスコアラインを有しており、
    上記最長スコアラインのトウ側の端の位置が第1位置とされ、上記最長スコアラインのヒール側の端の位置が第2位置と定義されるとき、上記第1位置から第2位置までの範囲において、上記フェースプレートの上下方向幅が、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっており、
    上記非塑性変形部及び上記係合部がヒール側領域のみに設けられているゴルフクラブヘッドの製造方法。
  6. フェース開口を有するヘッド本体とフェースプレートとを用意する工程と、
    上記フェースプレートを上記フェース開口に取り付けるプレート取付工程とを含むゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面とを有しており、
    上記プレート前面が、その周縁部に、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有しており、
    上記ヘッド本体が、上記フェース開口の後方に位置する受け面と、上記フェース開口の外縁に沿って設けられた変形前凸部と、上記受け面に対向して配置された非塑性変形部と、上記非塑性変形部と上記受け面との間の隙間によって形成された係合部とを有しており、
    上記プレート取付工程が、
    上記フェースプレートにおける上記段差面が形成された部分を上記ヘッド本体の上記係合部に挿入しつつ、上記フェースプレートを上記フェース開口内の最終位置に配置する第1工程と、
    上記変形前凸部を塑性変形させることにより、上記段差面の前方に位置する塑性変形部を形成する第2工程と、
    を有しており、
    上記フェースプレートが、最長スコアラインを含む複数のスコアラインを有しており、
    上記最長スコアラインのトウ側の端の位置が第1位置とされ、上記最長スコアラインのヒール側の端の位置が第2位置と定義されるとき、上記第1位置から第2位置までの範囲において、上記フェースプレートの上下方向幅が、トウ側からヒール側にいくにつれて徐々に小さくなっており、
    上記非塑性変形部及び上記係合部がトウ側領域のみに設けられており、
    上記フェースプレートのトウ側の縁が、フェース外方に向かって凸となるように曲がる曲線エッジ部を有しており、
    上記非塑性変形部及び上記係合部が、フェース外方に向かって凸となるように曲がって延在しており、上記第1工程では、この曲がって伸びる上記係合部に、上記曲線エッジ部が挿入されるゴルフクラブヘッドの製造方法。
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