JP6484541B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられたアイアン型ゴルフクラブヘッドが知られている。特許第2691496号は、フェース体の凹部と係合してフェース体をヘッド本体に固定する凸部が、該ヘッド本体の一部の塑性変形により形成されているヘッドを開示する。
特許第2691496号
本発明者は、フェースプレートが取り付けられたヘッドにおいて、従来にない新たな構造が可能であることを見いだした。この新たな構造は、従来とは異質な効果を奏しうる。
本発明の目的は、ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられた構造のヘッドにおいて、新たな効果が付加されたゴルフクラブヘッドの提供にある。
好ましいゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えている。上記フェースプレートは、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有している。上記プレート後面は、図心を有している。上記ヘッド本体は、上記プレート後面を後方から支持する受け面を有している。上記プレート後面の外周縁部が、上記受け面に当接する突出部を有している。上記突出部のトウ側領域、トップ側領域及びソール側領域が第1区分とされ、上記突出部のヒール側領域が第2区分とされるとき、上記第1区分において上記突出部の幅が変化している。
好ましくは、上記ソール側領域において、上記突出部の幅が変化している。
好ましくは、上記突出部が、上記図心と同じトウ−ヒール方向位置を含む中央配置部と、上記図心よりもヒール側に位置するヒール配置部と、上記図心よりもトウ側に位置するトウ配置部とを有している。好ましくは、上記中央配置部の幅が、上記ヒール配置部の幅よりも大きい。好ましくは、上記中央配置部の幅が、上記トウ配置部の幅よりも大きい。
好ましくは、上記ソール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トップ側領域における上記突出部の平均幅と相違している。
好ましくは、上記ソール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トップ側領域における上記突出部の平均幅よりも小さい。
好ましくは、上記ヒール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トウ側領域における上記突出部の平均幅よりも小さい。
好ましくは、上記ヘッドは、以下の(a)及び/又は(b)を満たす。
(a)上記ヒール側領域における上記突出部の幅が変化しており、この幅が最小となる部分が、上記図心よりも下側に位置している。
(b)上記トウ側領域における上記突出部の幅が変化しており、この幅が最小となる部分が、上記図心よりも下側に位置している。
ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられた構造を利用した新たな効果が付加されうる。
図1は、第1実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1のヘッドの背面を示す斜視図である。 図3は、図1のヘッドの正面図である。 図4は、図1のヘッドの背面図である。 図5は、図1のヘッドに係るフェースプレートの平面図である。 図6は、図5のフェースプレートの背面図である。 図7は、図1のヘッドに係るヘッド本体の正面図である。 図8は、図6と同様の背面図である。図8では、突出部がハッチングで示されている。 図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。 図10は、図3のF10−F10線に沿った断面図である。 図11は、図3のF11−F11線に沿った断面図である。 図12は、塑性変形部が形成される工程(カシメ工程)の説明図である。 図13は、第2実施形態に係るフェースプレートの背面図である。 図14は、第3実施形態に係るフェースプレートの背面図である。 図15は、第4実施形態に係るフェースプレートの背面図である。 図16は、第5実施形態に係るフェースプレートの背面図である。 図17は、第6実施形態に係るフェースプレートの背面図である。 図18は、第7実施形態に係るフェースプレートの背面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
本願において、以下の用語が定義される。
[基準状態]
基準状態とは、所定のライ角及びリアルロフト角でヘッドが水平面h上に置かれた状態である。この基準状態では、ヘッドのシャフト孔の中心軸線(シャフト軸線)が、垂直面VP1内に配されている。垂直面VP1は、水平面hに対して垂直な平面である。この基準状態では、フェース面(打球面)が上記垂直面VP1に対してリアルロフト角で傾いている。所定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品カタログ等に記載されている。
[トウ−ヒール方向]
上記基準状態のヘッドにおいて、上記垂直面VP1と上記水平面hとの交線の方向が、トウ−ヒール方向である。本願において、トウ側及びヒール側というときは、このトウ−ヒール方向が基準とされる。
[フェース−バック方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面hに平行な方向が、フェース−バック方向である。本願において、フェース側及びバック側というときは、このフェース−バック方向が基準とされる。
[前後方向]
打球面に対して垂直な方向が、前後方向と定義される。換言すれば、打球面の法線方向が、前後方向と定義される。本願において、前方及び後方というときは、この前後方向が基準とされる。
[上下方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ打球面に平行な方向が、上下方向である。本願において、上方及び下方というときは、この上下方向が基準とされる。
[鉛直上下方向]
上記水平面hに対して垂直な直線の方向が、鉛直上下方向である。本願において、鉛直上方及び鉛直下方というときは、この鉛直上下方向が基準とされる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るゴルフクラブヘッド2を斜め前方から見た斜視図である。図2はヘッド2を斜め後方から見た斜視図である。図3は、ヘッド2の正面図である。図3は、打球面の正面から見た図である。図4は、ヘッド2の背面図である。
ヘッド2は、フェース4、ホーゼル6及びソール8を有する。ホーゼル6は、ホーゼル孔10を有する。フェース4は、打球面である。フェース4の表面には、フェース溝が設けられているが、このフェース溝の記載は省略されている。ソール8には、ウェイト部材wtが配置されている。ヘッド2は、アイアン型ゴルフクラブヘッドである。
フェース4の反対側には、バックキャビティ12が設けられている。ヘッド2は、キャビティバックアイアンである。
ヘッド2は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。ヘッド本体h1の材質は、金属である。本実施形態では、ヘッド本体h1の材質は、ステンレス鋼である。フェースプレートp1の材質は、金属である。本実施形態では、フェースプレートp1の材質は、チタン系金属である。チタン系金属とは、純チタン又はチタン合金を意味する。ヘッド本体h1及びフェースプレートp1の材質は限定されない。
チタン合金は、チタンの割合が50重量%以上である合金である。チタン合金として、αチタン、αβチタン及びβチタンが挙げられる。αチタンとして、例えば、Ti−5Al−2.5Sn、Ti−8Al−1V−1Moが挙げられる。αβチタンとして、例えば、Ti−6Al−4V、Ti−6Al−2Sn−4Zr−6Mo、Ti−6Al−6V−2Sn及びTi−4.5Al−3V−2Fe−2Moが挙げられる。βチタンとして、例えばTi−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−20V−4Al−1Sn、Ti−22V−4Al、Ti−15Mo−2.7Nb−3Al−0.2Si及びTi−16V−4Sn−3Al−3Nbが挙げられる。純チタンとして、工業用純チタンが例示される。この工業用純チタンとして、日本工業規格で規定される1種純チタン、2種純チタン、3種純チタン及び4種純チタンが例示される。
好ましくは、フェースプレートp1の比重は、ヘッド本体h1の比重よりも小さい。比重の小さいフェースプレートp1は、ヘッド2における重量を周辺に配分するのに寄与する。
図5は、フェースプレートp1の平面図である。図6は、フェースプレートp1の背面図である。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、フェース溝を除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。
プレート後面b1は、環状の外周縁部16と、この外周縁部16の内側である内側部18とを有している。内側部18は、外周縁部16に囲まれている。外周縁部16は、受け面u1(後述)に当接する突出部pr1を有している。
外周縁部16は、プレート後面b1の輪郭線20を含む。即ち、外周縁部16の外輪郭線は、輪郭線20である。
図7は、ヘッド本体h1の正面図である。ヘッド本体h1は、開口部14を有する。この開口部14の輪郭は、フェースプレートp1の輪郭に略等しい。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。受け面u1は開口部14の周りの全周に亘って設けられている。本体側面v1はフェースプレートp1の周りの全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。なお、図7では、塑性変形部d1(後述)の記載が省略されている。
図8は、図6と同様に、プレート後面b1を示す。図8では、突出部pr1がハッチングで示されている。突出部pr1は、輪郭線20を含む。即ち、突出部pr1の外輪郭線は、輪郭線20である。
突出部pr1におけるプレート厚みは、内側部18におけるプレート厚みよりも大きい。図8が示すように、突出部pr1はフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。この突出部pr1が、ヘッド本体h1に当接している。突出部pr1を除くプレート後面b1は、ヘッド本体h1に当接していない。
ヘッド本体h1に、突出部pr1に相当する突出部を設けることも可能である。しかし、ヘッド本体h1の比重がフェースプレートp1の比重よりも大きい場合、この突出部の設置はヘッド重量の増加につながる。加えて、ヘッド本体h1の形状はフェースプレートp1に比較して複雑であるので、加工(例えばNC加工)が行いにくい。フェースプレートp1は、プレート形状であるため、加工が容易である。
図8において符合CFで示されるのは、プレート後面b1の図心である。この図心CFは、プレート後面b1の輪郭線20に基づいて決定される。
図8の平面図において、直線x及び直線yが定義される。直線xは、図心CFを通りトウ−ヒール方向に平行な直線である。直線yは、図心CFを通り上下方向に平行な直線である。
図8が示すように、直線x及び直線yにより、輪郭線20は4つに区分される。これら4つの区分のそれぞれにおいて、曲率半径が最小の点が決定される。トウ上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Aで示されている。ヒール上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Bで示されている。ヒール下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Cで示されている。トウ下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Dで示されている。点Aと図心CFとを結ぶ直線が、直線Laである。点Bと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lbである。点Cと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lcである。点Dと図心CFとを結ぶ直線が、直線Ldである。
これらの直線を三次元に拡張することで、ヘッド2が4つに区画されうる。上記直線Laを含み且つ打球面に対して垂直な平面Paと、上記直線Lbを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pbと、上記直線Lcを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pcと、上記直線Ldを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pdとが定義される(図3参照)。これら4つの平面Pa、Pb、Pc及びPdにより、ヘッド2はトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。よって例えば、ヘッド本体h1及びフェースプレートp1のそれぞれも、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。このように、本願における4つの領域(トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域)が定義される。これらトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域が、4区分領域と総称される。
この4区分領域は、ヘッド2のあらゆる部分に適用される。例えば、突出部pr1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。例えば、プレート側面s1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。例えば、受け面u1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。例えば、本体側面v1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。
本願では、突出部pr1が、第1区分SG1と第2区分SG2とに区画される。第1区分SG1は、トウ側領域、トップ側領域及びソール側領域を合わせた部分である。第2区分SG2は、ヒール側領域である。したがって、第1区分SG1と第2区分SG2との境界は、図3に示される平面Pb及び平面Pcである。
図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。図10は、図3のF10−F10線に沿った断面図である。図11は、図3のF11−F11線に沿った断面図である。
図9、図10及び図11が示すように、突出部pr1は、受け面u1に当接している。一方、内側部18は、受け面u1に当接していない。
図9、図10及び図11が示すように、ヘッド本体h1は、塑性変形部d1を有している。この塑性変形部d1は、フェースプレートp1の前方に位置する。より詳細には、塑性変形部d1は、段差面t1の前方に位置する。
図12(a)及び図12(b)は、塑性変形部d1の形成の手順を示す。
図5及び図12(a)が示すように、プレート前面f1の周縁部は、打球面(フェース4)よりも後方に位置する段差面t1を有している。図5が示すように、段差面t1はフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。図12(b)が示すように、塑性変形部d1は、段差面t1の前方を覆っている。塑性変形部d1は、プレート前面f1の全周に亘って設けられた段差面t1の全体を覆っている。
フェースプレートp1の固定の観点から、段差面t1の幅Wt1(図5参照)は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましい。塑性変形部d1の形成を考慮すると、幅Wt1は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましい。
このような塑性変形部d1の形成方法では、先ず、変形前凸部d2(図12(a)参照)を有するヘッド本体h1pが用意される。このヘッド本体h1pは、変形前本体とも称される。図12(a)が示すように、この変形前本体h1pに、フェースプレートp1がセットされる。この段階では、段差面t1の前方に空間が存在している。この空間は、段差面t1を底面とする溝状部を形成している。次に、打球面と平行な平面を有する治具で、変形前凸部d2が押しつぶされる。変形前凸部d2及びその周辺部分は塑性変形される。塑性変形された部分の少なくとも一部が、段差面t1の前方の空間に移動する。この結果、段差面t1の前方の空間の少なくとも一部が埋まり、塑性変形部d1が形成される。この工程は、カシメ工程とも称される。このような塑性変形部d1は、カシメ部とも称される。
このような加工方法に起因して、塑性変形部d1には応力が残留しうる。塑性変形部d1がフェースプレートp1を押圧している場合もある。塑性変形部d1は、段差面t1を押圧している場合もある。
塑性変形部d1は、フェースプレートp1の前方に位置するため、フェースプレートp1が前方に外れることを物理的に防止している。更に、塑性変形部d1は塑性変形によって形成されているため、フェースプレートp1を押圧している。塑性変形部d1はフェースプレートp1の固定に寄与している。
本実施形態では、変形前凸部d2が、上記開口部14の全周に亘って設けられている。この変形前凸部d2の全体に、上記加工が施される。結果として、塑性変形部d1は、フェースプレートp1の全周に亘って設けられる。
図8において両矢印WPで示されるのは、突出部pr1の幅である。この幅WPは、プレート後面b1の平面視(図8)において測定される。幅WPは、輪郭線20に対して直角な方向に沿って測定される。よって、輪郭線20が曲線の場合、輪郭線20上の点Tにおける幅WPは、その点Tにおける接線に対して垂直な方向に沿って測定される。
この突出部pr1では、ソール側領域において幅WPが変化している。突出部pr1は、ソール側領域において、第1の幅WP1を有する第1部分j1と、第2の幅WP2を有する第2部分j2と、第3の幅WP3を有する第3部分j3とを有する。第1の幅WP1は、第2の幅WP2よりも大きい。第1の幅WP1は、第3の幅WP3よりも大きい。第2の幅WP2は、第3の幅WP3と同じであってもよいし、第3の幅WP3と異なっていても良い。ヘッド2では、ソール側領域において、突出部pr1の幅WPが変化している。
第1部分j1は、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む。この第1部分j1は、中央配置部とも称される。第2部分j2は、図心CFよりもトウ側に位置する。この第2部分j2は、トウ配置部とも称される。第3部分j3は、図心CFよりもヒール側に位置する。この第3部分j3は、ヒール配置部とも称される。
このように、ヘッド2では、突出部pr1が、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む中央配置部j1と、図心CFよりもトウ側に位置するトウ配置部j2と、図心CFよりもヒール側に位置するヒール配置部j3とを有する。中央配置部j1の幅WP1が、トウ配置部j2の幅WP2よりも大きい。中央配置部j1の幅WP1が、ヒール配置部j3の幅WP3よりも大きい。更に、この構成が、ソール側領域において成立している。
ソール側領域は、上述した第1区分SG1に含まれる。よって、ヘッド2では、第1区分SG1において突出部pr1の幅WPが変化している。
図8の実施形態では、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅と相違している。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅と相違している。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅と相違している。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅と相違している。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅と相違している。
図8の実施形態では、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。
なお、平均幅は、輪郭線20の長さで全体面積を割ることによって算出されうる。例えば、突出部pr1のソール側領域の面積がSとされ、ソール側領域における輪郭線20の長さがLとされ、ソール側領域における突出部pr1の平均幅がWzとされるとき、平均幅Wzは、次式により算出されうる。
Wz = S / L
図13は、第2実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、トップ側領域における突出部pr1の幅WPが小さい。トップ側領域における突出部pr1の平均幅が、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。トップ側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。トップ側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。
図14は、第3実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、ソール側領域における突出部pr1の幅WPが小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。
図15は、第4実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、トップ側領域において幅WPが変化している。
トップ側領域において、突出部pr1は、中央配置部j4と、トウ配置部j5と、ヒール配置部j6とを有する。中央配置部j4は、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む。ヒール配置部j6は、図心CFよりもヒール側に位置する。トウ配置部j5は、図心CFよりもトウ側に位置する。中央配置部j4の幅WPは、ヒール配置部j6の幅WPよりも大きい。中央配置部j4の幅WPが、トウ配置部j5の幅WPよりも大きい。
この実施形態では、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。トップ側領域における突出部pr1の平均幅が、ソール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。トップ側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。
図16は、第5実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、トップ側領域において幅WPが変化している。更に、ソール側領域における幅WPが小さい。
トップ側領域において、突出部pr1は、中央配置部j4と、トウ配置部j5と、ヒール配置部j6とを有する。中央配置部j4は、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む。ヒール配置部j6は、図心CFよりもヒール側に位置する。トウ配置部j5は、図心CFよりもトウ側に位置する。中央配置部j4の幅WPは、ヒール配置部j6の幅WPよりも大きい。中央配置部j4の幅WPは、トウ配置部j5の幅WPよりも大きい。
この実施形態では、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ヒール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、ヒール側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トウ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。ソール側領域における突出部pr1の平均幅が、トップ側領域における突出部pr1の平均幅よりも小さい。
図17は、第6実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、トップ側領域において幅WPが変化している。更に、この実施形態では、ソール側領域において幅WPが変化している。
ソール側領域において、突出部pr1は、第1の中央配置部j1と、第1のトウ配置部j2と、第1のヒール配置部j3とを有する。第1の中央配置部j1は、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む。第1のトウ配置部j2は、図心CFよりもトウ側に位置する。第1のヒール配置部j3は、図心CFよりもヒール側に位置する。第1の中央配置部j1の幅WPが、第1のトウ配置部j2の幅WPよりも大きい。第1の中央配置部j1の幅WPは、第1のヒール配置部j3の幅WPよりも大きい。
トップ側領域において、突出部pr1は、第2の中央配置部j4と、第2のトウ配置部j5と、第2のヒール配置部j6とを有する。第2の中央配置部j4は、図心CFと同じトウ−ヒール方向位置を含む。第2のトウ配置部j5は、図心CFよりもトウ側に位置する。第2のヒール配置部j6は、図心CFよりもヒール側に位置する。第2の中央配置部j4の幅WPが、第2のトウ配置部j5の幅WPよりも大きい。第2の中央配置部j4の幅WPは、第2のヒール配置部j6の幅WPよりも大きい。
第1の中央配置部j1のトウ−ヒール方向位置の少なくとも一部は、第2の中央配置部j4のトウ−ヒール方向位置と重複している。第1のトウ配置部j2のトウ−ヒール方向位置の少なくとも一部は、第2のトウ配置部j5のトウ−ヒール方向位置と重複している。第1のヒール配置部j3のトウ−ヒール方向位置の少なくとも一部は、第2のヒール配置部j6のトウ−ヒール方向位置と重複している。
図18は、第7実施形態に係るフェースプレートp1の背面図である。この実施形態では、ヒール側領域において幅WPが変化している。更に、この実施形態では、トウ側領域において幅WPが変化している。
ヒール側領域において、突出部pr1は、上配置部j7と、この上配置部j7の下方に位置する下配置部j8とを有する。下配置部j8の幅WPは、上配置部j7の幅WPよりも小さい。下配置部j8の幅WPの平均値は、上配置部j7の幅WPの平均値よりも小さい。
トウ側領域において、突出部pr1は、上配置部j9と、この上配置部j9の下方に位置する下配置部j10とを有する。下配置部j10の幅WPは、上配置部j9の幅WPよりも小さい。下配置部j10の幅WPの平均値は、上配置部j9の幅WPの平均値よりも小さい。
上配置部j7の上下方向位置の少なくとも一部は、上配置部j9の上下方向位置と重複している。下配置部j8の上下方向位置の少なくとも一部は、下配置部j10の上下方向位置と重複している。
この実施形態は、以下の(a)及び(b)を満たしている。(a)又は(b)のいずれか一方のみが満たされていてもよい。
(a)ヒール側領域における突出部pr1の幅WPが変化しており、この幅WPが最小となる部分が、図心CFよりも下側に位置している。
(b)トウ側領域における突出部pr1の幅WPが変化しており、この幅WPが最小となる部分が、図心CFよりも下側に位置している。
以上の通り、いずれの実施形態でも、第1区分SG1において突出部pr1の幅WPが変化している。即ち、第1区分SG1において、幅WPが比較的小さい部分と、幅WPが比較的大きい部分とが存在する。
幅WPが小さいと、フェースプレートp1の厚み(プレート厚み)が小さいエリアが拡大する。更に、幅WPが小さいと、フェースプレートp1のプレート後面b1とヘッド本体h1との接触面積が減少し、ヘッド本体h1によるフェースプレートp1の拘束が減少する。これらに起因して、打球時におけるフェースプレートp1の変形が促進される。小さい幅WPは、打球時におけるフェースプレートp1の弾性変形を促進する。幅WPが小さくされた部位では、反発性能が向上しうる。
一方、幅WPが大きい部位では、反発性能が抑制される。また、幅WPが大きくされることで、フェースプレートp1の厚みが大きいエリアが拡大し、耐久性が向上する。
図6(図8)の第1実施形態では、中央配置部j1により、打点が集中するフェース中央部での耐久性が向上する。加えて、幅WPが小さいトウ配置部j2及びヒール配置部j3により、打点がトウ側及びヒール側にずれたときの反発性能が向上する。このヘッド2では、フェースの中央部とそのトウ側及びヒール側とで反発性能を近づけることができる。よって、打点のバラツキに起因する飛距離のバラツキが抑制される。更に、ソール側領域における突出部pr1の平均幅が小さいため、打点が下側のずれたときの反発性能が向上する。特に、打点がトウ下側又はヒール下側にずれたときの反発性能が向上する。
この第1実施形態では、中央配置部j1の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第1実施形態では、トウ配置部j2及びヒール配置部j3の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。
図13の第2実施形態では、トップ側領域の幅WPが小さい。このため、フェースプレートp1のトップ側の重量が減少し、ヘッドの低重心化が可能となる。加えて、打点が上側にずれたときの反発性能が向上する。
この第2実施形態では、トップ側領域における突出部pr1の幅WPが、例えば0.5mm以上4mm以下とされる。この第2実施形態では、ソール側領域における突出部pr1の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。
図14の第3実施形態では、ソール側領域の幅WPが小さい。このため、打点が下側のずれたときの反発性能が向上する。アイアンでは、ティーアップせずに芝生上の球を打つ機会が多い。アイアンでは、打点が下側(ソール寄り)となりやすい。この第3実施形態は、比較的打点が集中しやすい下側での反発性能を高める。
この第3実施形態では、トップ側領域における突出部pr1の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第3実施形態では、ソール側領域における突出部pr1の幅WPが、例えば0.5mm以上6mm以下とされる。
図15の第4実施形態では、中央配置部j4により、打点が集中するフェース中央部での耐久性が向上する。加えて、幅WPが小さいトウ配置部j5及びヒール配置部j6により、打点がトウ側及びヒール側にずれたときの反発性能が向上する。このため、フェースの中央部とそのトウ側及びヒール側とで反発性能を近づけることができる。結果として、打点のバラツキに起因する飛距離のバラツキが抑制される。更に、トップ側領域における突出部pr1の平均幅が小さいため、打点が上側のずれたときの反発性能が向上する。特に、打点がトウ上側又はヒール上側にずれたときの反発性能が向上する。
この第4実施形態では、中央配置部j4の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第4実施形態では、トウ配置部j5及びヒール配置部j6の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。
図16の第5実施形態では、図15の第4実施形態での効果に加えて、ソール側領域の幅WPが小さいことによる効果が得られる。この第5実施形態では、打点が下側にずれたときの反発性能が向上する。上述の通り、アイアンでは、打点が下側(ソール寄り)となりやすい。この第5実施形態は、比較的打点が集中しやすい下側での反発性能を高める。
この第5実施形態では、中央配置部j4の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第5実施形態では、トウ配置部j5及びヒール配置部j6の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。この第5実施形態では、ソール側領域における突出部pr1の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。
図17の第6実施形態では、第1の中央配置部j1及び第2の中央配置部j4により、打点が集中するフェース中央部での耐久性が向上する。加えて、幅WPが小さい第1のトウ配置部j2及び第2のトウ配置部j5と、幅WPが小さい第1のヒール配置部j3及び第2のヒール配置部j6とにより、打点がトウ側及びヒール側にずれたときの反発性能が向上する。このため、フェースの中央部とそのトウ側及びヒール側とで反発性能を更に近づけることができる。結果として、打点のバラツキに起因する飛距離のバラツキがより一層抑制される。
図18の第7実施形態では、幅WPが小さい下配置部j8により、打点が下側にずれたときの反発性能が向上する。上述の通り、アイアンでは、打点が下側(ソール寄り)となりやすい。下配置部j8は、比較的打点が集中しやすい下側での反発性能を高める。同様に、幅WPが小さい下配置部j10により、打点が下側にずれたときの反発性能が向上する。下配置部j10は、比較的打点が集中しやすい下側での反発性能を高める。下配置部j8は、特にヒール下側における反発性能に寄与する。下配置部j10は、特にトウ下側における反発性能に寄与する。
この第7実施形態では、上配置部j7の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第7実施形態では、下配置部j8の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。この第7実施形態では、上配置部j9の幅WPが、例えば1mm以上8mm以下とされる。この第7実施形態では、下配置部j10の幅WPが、例えば0.5mm以上5mm以下とされる。
図6等の実施形態では、ヒール側領域の幅WPが小さく、トウ側領域の幅WPが大きい。アイアンでは、ホーゼル部分の重量が大きく、ヘッド重心がヒール寄りとなる傾向がある。ヒール側領域の幅WPを小さくし、トウ側領域の幅WPを大きくすることで、ヘッド重心がヒール寄りとなるのを抑制することができる。よって、打点がトウ側にずれたときの反発性能が向上する。
このように、幅WPが小さい部分を設けることで、その部分の位置に応じた効果が得られる。突出部pr1全体の平均幅に比べて幅WPが小さい部分(幅小部分)の配置の構成として、以下の(1)から(18)が例示される。加えて、以下の構成(19)も例示される。これらの構成から選ばれる2以上が組み合わされても良い。
(1)幅小部分が、図心CFのトウ側と図心CFのヒール側とに配置される。
(2)幅小部分が、図心CFの上側と図心CFの下側とに配置される。
(3)幅小部分が、トップ側領域とソール側領域とに配置される。
(4)幅小部分が、トウ側領域とヒール側領域とに配置される。
(5)幅小部分が、トップ側領域、ソール側領域、トウ側領域及びヒール側領域からなる群から選ばれる1箇所以上に配置される。
(6)幅小部分が、トップ側領域、ソール側領域、トウ側領域及びヒール側領域からなる群から選ばれる2箇所以上に配置される。
(7)幅小部分が、トップ側領域、ソール側領域、トウ側領域及びヒール側領域からなる群から選ばれる3箇所以上に配置される。
(8)幅小部分が、トップ側領域、ソール側領域、トウ側領域及びヒール側領域のそれぞれに配置される。
(9)トップ側領域において、幅小部分が図心CFのトウ側と図心CFのヒール側とに配置される。
(10)ソール側領域において、幅小部分が図心CFのトウ側と図心CFのヒール側とに配置される。
(11)トウ側領域において、幅小部分が図心CFの下側と図心CFの上側とに配置される。
(12)ヒール側領域において、幅小部分が図心CFの下側と図心CFの上側とに配置される。
(13)幅小部分が、ヒール側領域且つ図心CFより上側の第1位置と、トウ側領域且つ図心CFより下側の第2位置とに配置される。
(14)幅小部分が、トウ側領域且つ図心CFより上側の第1位置と、ヒール側領域且つ図心CFより下側の第2位置とに配置される。
(15)幅小部分が、トップ側領域且つ図心CFよりヒール側の第1位置と、ソール側領域且つ図心CFよりトウ側の第2位置とに配置される。
(16)幅小部分が、ソール側領域且つ図心CFよりヒール側の第1位置と、トップ側領域且つ図心CFよりトウ側の第2位置とに配置される。
(17)幅小部分が、トップ側領域且つ図心CFよりヒール側の第1位置と、ソール側領域且つ図心CFよりヒール側の第2位置とに配置される。
(18)幅小部分が、トップ側領域且つ図心CFよりトウ側の第1位置と、ソール側領域且つ図心CFよりトウ側の第2位置とに配置される。
(19)第1区分SG1における突出部pr1の平均幅が、第2区分SG2における突出部pr1の平均幅よりも大きい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
前述したヘッド2と同じヘッドが作製された。フェースプレートp1及びヘッド本体(変形前本体)h1pが用意された。ヘッド本体h1pは、鋳造によって作製された。このヘッド本体h1pのソール部に、ウェイト部材wtが装着された。ウェイト部材wtの材質は、タングスタンニッケル合金とされた。このヘッド本体h1pは、変形前凸部d2を有していた。この変形前凸部d2は、開口部14の周囲の全体に形成されていた。ヘッド本体h1pの材質は、ステンレス鋼(SUS630)とされた。フェースプレートp1は、板材(圧延材)から切り出された。NC加工によってフェースプレートp1のプレート後面b1を削って、所望の突出部pr1を形成した。フェースプレートp1を加工したため、突出部pr1の形成は容易であった。フェースプレートp1の材質は、チタン合金とされた。このチタン合金として、新日鐵住金社製のSuper−TIX(登録商標)が用いられた。
このフェースプレートp1が、ヘッド本体h1pの開口部14に嵌め込まれた。次に、上述のカシメ工程がなされ、変形前凸部d2が塑性変形部d1に変化した。このようにして、実施例のヘッドを得た。
このように、ヘッド本体h1pに取り付ける前のフェースプレートp1を加工することで、突出部pr1を容易に形成することができた。
以上に示されるように、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ヘッド、ユーティリティ型ヘッド、ハイブリッド型ヘッド、アイアン型ヘッド、パターヘッドなど、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2・・・ヘッド
4・・・フェース(打撃面)
6・・・ホーゼル
8・・・ソール
10・・・ホーゼル孔
14・・・開口
16・・・外周縁部
18・・・内側部
20・・・プレート後面の輪郭線
h1・・・ヘッド本体
h1p・・・ヘッド本体(変形前本体)
v1・・・本体側面
p1・・・フェースプレート
f1・・・プレート前面
b1・・・プレート後面
s1・・・プレート側面
d1・・・塑性変形部
t1・・・段差面
pr1・・・突出部
CF・・・図心
WP・・・突出部の幅
SG1・・・第1区分
SG2・・・第2区分

Claims (8)

  1. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記プレート後面が、図心を有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート後面を後方から支持する受け面を有しており、
    上記プレート後面の外周縁部が、上記受け面に当接する突出部を有しており、
    上記突出部のトウ側領域、トップ側領域及びソール側領域が第1区分とされ、上記突出部のヒール側領域が第2区分とされるとき、上記第1区分において上記突出部の幅が変化しており、
    上記ヘッド本体が、プレート側面に対向する本体側面を更に有しており、この本体側面は、上記フェースプレートの周りの全周に亘って設けられており、
    上記ヘッド本体が、塑性変形部を更に有しており、上記プレート前面の周縁部が、上記打球面よりも後方に位置する段差面を有しており、上記塑性変形部が、この段差面の前方を覆っており、
    上記突出部におけるプレート厚みが、上記外周縁部の内側である内側部におけるプレート厚みよりも大きいゴルフクラブヘッド。
  2. 上記ソール側領域において、上記突出部の幅が変化している請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記突出部が、上記図心と同じトウ−ヒール方向位置を含む中央配置部と、上記図心よりもヒール側に位置するヒール配置部と、上記図心よりもトウ側に位置するトウ配置部とを有しており、
    上記中央配置部の幅が、上記ヒール配置部の幅よりも大きく、
    上記中央配置部の幅が、上記トウ配置部の幅よりも大きい請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記ソール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トップ側領域における上記突出部の平均幅と相違している請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 上記ソール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トップ側領域における上記突出部の平均幅よりも小さい請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 上記ヒール側領域における上記突出部の平均幅が、上記トウ側領域における上記突出部の平均幅よりも小さい請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 以下の(a)及び/又は(b)を満たす請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
    (a)上記ヒール側領域における上記突出部の幅が変化しており、この幅が最小となる部分が、上記図心よりも下側に位置している。
    (b)上記トウ側領域における上記突出部の幅が変化しており、この幅が最小となる部分が、上記図心よりも下側に位置している。
  8. 上記ヘッド本体が、開口部を有しており、
    上記フェースプレートが、上記ヘッド本体の開口部に嵌め込まれている請求項1から7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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