JP3116162U - ゴルフクラブヘッド構造 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 フェース板部にはフェース、側壁と少なくとも一個の強化突出体が設けられる。側壁はフェースの周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成され、側壁は延長長さの変化を有するように形成される。強化突出体は側壁の内周面の適当な位置に突出するように設けられる。側壁の延長長さの変化はフェースが主打球ゾーンに近い側の弾性変形の能力を相対的に高めるのに用いられ、強化突出体は本体部とフェース板部との耐震構造の強度を増やすのに用いられる。
【効果】 フェース板部に延長長さの変化を有した側壁が形成され、側壁が主打球ゾーンに近い側に相対的に大きい延長長さが形成されると共に、側壁の内周面の少なくとも一個の応力集中の位置に強化突出体が突出するため、確実に弾性変形の能力と耐震構造の強度を相対的に高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ゴルフクラブヘッド構造に関するもので、特にフェース板には折り曲げて延伸するように側壁が形成され、側壁には延長長さの変化を有するように形成され、さらに側壁の内周面には強化突出体が突出するように設けられることにより、弾性変形の能力と耐震構造の強度を高めることができるゴルフクラブヘッド構造に係るものである。
従来のゴルフクラブヘッド構造としては、図7に示すように、本体部10およびフェース板部20が含まれる。本体部10にはトー部11(toe)、ヒール部12(heel)、クラウン部13(crown)、ソール部14(sole)、ホーゼル15と結合部16が形成される。結合部16は本体部10の正面15の周縁に形成される。フェース板部20にはフェース21が設けられ、そしてフェース21の辺縁から折り曲げて側壁22が環設されるため、フェース板部20はU字形の断面を有するように形成される。フェース板部20の側壁22の端部221は熔接(welding)または硬ろう付け(brazing)などの方式により本体部10の結合フランジ16に結合することができる。組立を完成した後、フェース板部20と本体部10は共同でゴルフクラブヘッドを組成することができる。ゴルフクラブヘッドを利用してゴルフボールを打球する時、フェース板部20の側壁22によりフェース板部20のフェース21の弾性変形の能力を高めるのに役立つため、比較的よい打球の性能を提供することができるようにとしたものがある(例えば、特許文献1、2を参照)。
中華民国公告番号第557806号公報 アメリカ第6,506,129号公報
上記のような従来のゴルフクラブヘッド構造においては、上述した組立の方式では下記の問題点を有している。例えば、最近ゴルフクラブヘッドの製品は低重心の設計が要求されつつあり、それによって慣性モーメントを延ばすと共に、遠距離の打球の能力を高めることができる。全体の重心の位置が低ければ低いほど、フェース板部20の主打球ゾーン(sweet spot)は相対的に下方へ移動して本体部10のソール部14に近づくように形成される。この時、フェース板部20がソール部14に近づく側壁22は相対的に比較的大きい弾性変形の能力を有するように形成される。ただし、上述した従来のフェース板部20の側壁22は通常として実質的に同じ延長長さを有するように設計されるため、各部位における側壁22がフェース板20に貢献できる弾性変形の能力は実質的に相違がない。しかし、フェース板部20がソール部14に近づく側壁22が再び増長しないという前提で、フェース板部20のフェース21の主打球ゾーンが高められる弾性変形の能力は実に限られている。それに反して、ゴルフクラブヘッドの製品が高い重心の位置に設計されて主打球ゾーンが上方へ移動された時、フェース板部20がクラウン部13に近づく側壁22が再び増長しないという前提で、フェース板部20のフェース21の主打球ゾーンが高められる弾性変形の能力も同様に制限されている。また、側壁22によりフェース板部20の弾性変形の能力を高めることができるが、長期的にゴルフボールを打球することで、側壁22の端部221と本体部10の結合部16との間は特定な位置において応力集中という現象が生じ易い。上述した応力集中の位置はヘッドのタイプによって異なるが、応力集中の位置において側壁22または熔接道には亀裂が生じ易く、またフェース板部20が脱落したり破損したりしてしまい、さらにはゴルフクラブヘッドの打球の寿命が短くなるという問題点があった。このように、上記のような従来のゴルフクラブヘッド構造をさらに改良しなければならない。
本考案はこのような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、フェース板部には折り曲げて延伸するように延長長さの変化を有した側壁が形成され、さらに上記側壁が主打球ゾーンに近い側には相対的に比較的大きい延長長さが形成されると共に、側壁の内周面には適当に少なくとも一個の強化突出体が突出するように設けられ、上記強化突出体は実質的に少なくとも一個の応力集中の位置に位置されるため、確実に弾性変形の能力と耐震構造の強度を相対的に高めることができるゴルフクラブヘッド構造を提供しようとするものである。
本考案の第一の目的は、フェース板部には折り曲げて延伸するように側壁が形成され、上記側壁の内周面には適当に少なくとも一個の強化突出体が設けられるため、耐震構造の強度を高めることができるゴルフクラブヘッド構造を提供しようとするものである。
本考案の第二の目的は、フェース板部には折り曲げて延伸するように延長長さの変化を有した側壁が形成されるため、弾性変形の能力を高めることができるゴルフクラブヘッド構造を提供しようとするものである。
本考案の第三の目的は、フェース板部には折り曲げて延伸するように側壁が形成され、上記側壁の内周面において少なくとも一個の応力集中の位置には適当に少なくとも一個の強化突出体が設けられるため、耐震構造の強度を高めることができるゴルフクラブヘッド構造を提供しようとするものである。
本考案の第四の目的は、フェース板部には折り曲げて延伸するように延長長さの変化を有した側壁が形成され、さらに上記側壁が主打球ゾーンに近い側には相対的に比較的大きい延長長さが形成されるため、弾性変形の能力を高めることができるゴルフクラブヘッド構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案によるゴルフクラブヘッド構造は、下記のようになるものである。すなわち、
本体部、フェース板部および少なくとも一個の強化突出体により構成される。本体部の正面には結合部が形成される。フェース板部にはフェースと側壁が設けられ、フェースは打球するのに用いられ、側壁はフェースの周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成され、側壁には端部が形成されることにより、本体部の結合部に結合することができる。強化突出体は側壁の内周面の少なくとも一個の予定された位置に突出するように設けられ、強化突出体は本体部とフェース板部との耐震構造の強度を増やすのに用いられる。
本考案によるゴルフクラブヘッド構造は、強化突出体は側壁の内周面における少なくとも一個の応力集中の位置に突出するように設けられることもできる。また、強化突出体は側壁のソール部側の内周面においてトー部に近い位置に形成されることもできる。また、強化突出体は側壁のソール部側の内周面においてヒール部に近い位置に形成されることもできる。また、強化突出体は側壁のクラウン部側の内周面においてトー部に近い位置に形成されることもできる。また、強化突出体は側壁のクラウン部側の内周面においてヒール部に近い位置に形成されることもできる。また、強化突出体は側壁のトー部側の内周面の位置に形成されることもできる。また、フェース板部の側壁は延長長さの変化に形成されることもできる。また、側壁は選択的に連続性、不連続性の方式で延長長さの変化に形成されることもできる。また、側壁の延長長さの変化は全体のヘッドの重心位置および主打球ゾーンの位置とは正関連性を有するように形成されることもできる。また、側壁のソール部側の延長長さは実質的にクラウン部側の延長長さより大きくなるように形成されることもできる。また、側壁のクラウン部側の延長長さは実質的にソール部側の延長長さより大きくなるように形成されることもできる。また、側壁のトー部側の延長長さは実質的にヒール部側の延長長さより大きくなるように形成されることもできる。また、側壁のヒール部側の延長長さは実質的にトー部側の延長長さより大きくなるように形成されることもできる。また、本体部の正面においてヒール部に近い側には他に側壁部が設けられ、側壁部は実質的に結合部と垂直するように形成されることもできる。また、フェース板部のヒール部に近い側には他に側凹欠口が設けられることにより、本体部の側壁部に結合することもできる。
また、本考案によるゴルフクラブヘッド構造は、本体部およびフェース板部により構成される。本体部の正面には結合部が形成される。フェース板部にはフェースと側壁が設けられ、フェースは打球するのに用いられ、フェースには主打球ゾーンが形成され、側壁はフェースの周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成され、側壁には端部が形成されることにより、本体部の結合部に結合することができる。側壁には延長長さの変化を有するように形成され、側壁の延長長さの変化はフェースが上記主打球ゾーンに近い側の弾性変形の能力を相対的に高めるのに用いられる。
本考案のゴルフクラブヘッド構造によれば、フェース板部には折り曲げて延伸するように側壁が形成され、上記側壁の内周面には適当に少なくとも一個の強化突出体が設けられるため、耐震構造の強度を高めることができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッド構造によれば、フェース板部には折り曲げて延伸するように延長長さの変化を有した側壁が形成されるため、弾性変形の能力を高めることができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッド構造によれば、フェース板部には折り曲げて延伸するように側壁が形成され、上記側壁の内周面において少なくとも一個の応力集中の位置には適当に少なくとも一個の強化突出体が設けられるため、耐震構造の強度を高めることができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッド構造によれば、フェース板部には折り曲げて延伸するように延長長さの変化を有した側壁が形成され、さらに上記側壁が主打球ゾーンに近い側には相対的に比較的大きい延長長さが形成されるため、弾性変形の能力を高めることができるという利点がある。
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本考案の実施例1のゴルフクラブヘッド構造には本体部10およびフェース板部20が含まれ、本体部10とフェース板部20により共同でゴルフクラブヘッドを組成する。上記ゴルフクラブヘッドはアイアン型(iron)、ウッド型(wood)のヘッドを例に挙げているが、ユーティリティ型(utility)またはパター型(putter)の従来のヘッドから選択することができる。
図1を参照すると、本考案の実施例1の本体部10は好ましくは適当な金属、合金材料または非金属材料により製成され、そして鋳造、鍛造または機械加工などの方式により製成される。本体部10にはトー部11、ヒール部12、クラウン部13、ソール部14、ホーゼル15、結合部16と側壁部17が含まれ、そして本体部10には好ましくは凹欠部18が形成され、凹欠部18は末端において開放状または封止状になるのを選択することができる。トー部11、ヒール部12、クラウン部13、ソール部14とホーゼル15は一般のヘッドの基本構造に属する。結合部16は実質的に本体部10の正面のリップ縁の位置に設けられる。側壁17は実質的にヒール部12側に近づくように形成され、そして結合部16と垂直になるように形成される。また、製品の需要性に応じて本体部10のソール部14の体積は好ましくは相対的にクラウン部13の体積より大きく(または小さく)なるように設計されることにより、ヘッド全体の重心の位置を相対的に低く抑える(または高く調整する)ことができる。
再び図1を参照すると、本考案の実施例1のフェース板部20は好ましくは適当な金属、合金材料または非金属材料により製成され、そして鋳造、鍛造またはプレスなどの加工方式により製成される。フェース板部20にはフェース21(フェース部)、側壁22(弾性延伸部)、弾性変形空間23、側凹欠口24と少なくとも一個の強化突出体25が含まれる。フェース21は略平板状に形成され、そしてフェース21の中央には他に選択的に比較的厚いゾーンが形成され、上記比較的厚いゾーンはゴルフボールを打球するのに用いられる。側壁22はフェース21の周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成されるため、フェース板部20はU字形の断面を有するように形成される。側壁22には端部221が形成される。弾性変形空間23は側壁22により囲まれるように形成され、弾性変形空間23によりフェース21が後方への弾性変形に必要とする空間を提供することができる。側凹欠口24は弾性変形空間23におけるヒール部12に近い側に設けられる。強化突出体25は選択的に一体成形または組立の方式により側壁22の内周面に突出するように設けられ、そして強化突出体25の肉厚は実質的に側壁22のその他の部位における基本的な肉厚より大きくなるに形成される。また、強化突出体25は好ましくは側壁22の内周面における少なくとも一個の応力集中の位置に突出するように設けられ、上記応力集中の位置はヘッドのタイプによって異なり、例えば側壁22のソール部側の内周面においてトー部11またはヒール部12に近い位置に形成されるかもしれない。
再び図1を参照すると、フェース板部20は好ましくは延長長さの変化を有するように形成され、側壁22は連続性の方式で延長長さの変化を有するように形成され、そして側壁22の延長長さの変化は全体のヘッドの重心位置(図示せず)および主打球ゾーン(図示せず)とは正関連性を有するように形成される。例えば、全体のヘッドの重心位置が低過ぎることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にソール部14側に近付くと、側壁22のソール部側の延長長さL2は好ましくは実質的にクラウン部側の延長長さL1より大きくなるように形成される。同様に、製品の需要性に応じて全体のヘッドの重心位置が高過ぎることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にクラウン部13側に近付くと、側壁22のクラウン部側の延長長さは好ましくは実質的にソール部14側の延長長さ(図示せず)より大きくなるように形成される。また、全体のヘッドの重心位置が外側に偏ることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にトー部11側に近付くと、側壁22のトー部11側の延長長さは好ましくは実質的にヒール部12側の延長長さ(図示せず)より大きくなるように形成される。さらに、全体のヘッドの重心位置が内側に偏ることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にヒール部12側に近付くと、側壁22のヒール部12側の延長長さは好ましくは実質的にトー部11側の延長長さ(図示せず)より大きくなるように形成される。
図2を参照すると、組立を行う時、先ずフェース板部20の側壁22の端部221を本体部10の結合部16に当接させ、それから、製品の使用上の需要性に応じて選択的に熔接(welding)、硬ろう付け(brazing)、嵌入圧合または貼接などの方式を利用して結合を行う。また、フェース板部20の側凹欠口24も本体部10の側壁部17に適当に結合される。これにより、側壁22と結合部16および側凹欠口24と側壁部17は少なくとも二個の互いに垂直した結合の平面が提供されることにより、結合の強度を増やすことができる。組立を完成した後、フェース板部20と本体部10は共同でゴルフクラブヘッドを組成する。上記ゴルフクラブヘッドを利用してゴルフボールを打球する時、フェース板部20の側壁22によりフェース板部20のフェース21の弾性変形の能力を高めることができる。特に、全体のヘッドの重心位置が低過ぎることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にソール部14側に近付くと、側壁22のソール部側の延長長さは実質的にクラウン部側の延長長さより大きくなるように選択することができるため、ソール部に近付く側壁22によりフェース21の主打球ゾーンの位置にはさらに大きい弾性変形の能力を獲得することができ、さらに比較的よい打球の性能を提供することができる。
再び図2を参照すると、上記ゴルフクラブヘッドを利用してゴルフボールを打球すると、側壁22の端部221と本体部10の結合部16との間には少なくとも一個の応力集中の位置が生じ易く、上記応力集中の位置はヘッドのタイプによって異なるが、本考案において側壁22の内周面には上記応力集中の位置に対応するように強化突出体25が設置される。このように、強化突出体25により側壁22または熔接道に亀裂が生じるのを有効に防止することができ、さらにフェース板部20の脱落または破損を避けることができるため、耐震構造の強度を高めることができ、さらにゴルフクラブヘッドの打球の寿命を延ばすことができる。
図3を参照すると、本考案の実施例2のゴルフクラブヘッド構造が掲示される。実施例1と比較してみると、実施例1においてはアイアン型ヘッドの領域に応用されているが、実施例2においてはフェース板部20の側壁22の延長長さの変化と強化突出体25をウッド型ヘッドの領域に応用させる。これにより、側壁22の延長長さの変化によって同様にフェース21の主打球ゾーンの位置はより大きい弾性変形の能力を獲得することができ、さらにウッド型ヘッドは比較的よい打球の性能を提供することができる。また、強化突出体25により同様に側壁22または熔接道が応力集中の位置から亀裂が生じるのを有効に防止することができ、またフェース板部20の脱落または破損が生じるのを避けることができ、さらに耐震構造の強度を高めると共に、ウッド型ヘッドの打球の寿命を延ばすことができる。
図4を参照すると、本考案の実施例3のゴルフクラブヘッド構造が掲示される。実施例1と比較してみると、実施例3においてはフェース板部20の側壁22は製品の使用上の需要性に応じて異なる応力集中の位置において少なくとも一個の強化突出体25が形成される。図4に示すように、強化突出体25は側壁22のクラウン部側の内周面においてトー部11またはヒール部12に近い位置に形成することもできる。これにより、強化突出体25により同様に側壁22または熔接道がそれぞれの応力集中の位置から亀裂が生じるのを有効に防止することができ、またフェース板部20の脱落または破損が生じるのを避けることができ、さらに耐震構造の強度を高めると共に、ウッド型ヘッドの打球の寿命を延ばすことができる。
図5を参照すると、本考案の実施例4のゴルフクラブヘッド構造が掲示される。実施例3と同様に、実施例1と比較してみると、実施例5においてもフェース板部20の側壁22は製品の使用上の需要性に応じて異なる応力集中の位置において少なくとも一個の強化突出体25が形成される。図5に示すように、強化突出体25は側壁22のトー部側の内周面の位置に形成することもできる。これにより、強化突出体25により同様に側壁22または熔接道がそれぞれの応力集中の位置から亀裂が生じるのを有効に防止することができ、またフェース板部20の脱落または破損が生じるのを避けることができ、さらに耐震構造の強度を高めると共に、ウッド型ヘッドの打球の寿命を延ばすことができる。
図6を参照すると、本考案の実施例5のゴルフクラブヘッド構造が掲示される。実施例1と比較してみると、実施例5においてはフェース板部20の側壁22は製品の使用上の需要性に応じて不連続性の方式(すなわち階段状の方式)を選択して延長長さの変化を形成し、そして側壁22の延長長さの変化は全体のヘッドの重心位置(図示せず)および主打球ゾーンの位置(図示せず)とは正関連性を有するように形成される。また、本体部10の結合部16にも対応するように不連続性の方式(すなわち階段状の方式)をもって延長長さの変化(図示せず)を有するように形成される。例えば、全体のヘッドの重心位置が低過ぎることによってフェース21の主打球ゾーンの位置が相対的にソール部14側に近付くと、側壁22のソール部側の延長長さは好ましくは実質的にクラウン部側の延長長さより大きくなるように形成される。同じように、製品の使用上の需要性に応じて側壁22はクラウン部側、ソール部側、トー部側またはヒール部側から比較的大きい延長長さを形成することができる。これにより、フェース21が主打球ゾーンに近づく位置には比較的よい弾性変形の自由度を有するように形成されるため、打球の性能を相対的に高めることができる。
上述の如く、従来のゴルフクラブヘッド構造によれば、図7に示すように、フェース板部20の側壁22には延長長さの変化を有せず、しかも側壁22が応力集中の位置において亀裂が生じるのを克服することができないため、弾性変形の能力と構造の強度が低下してしまうという問題点があったが、図1に示す本考案のゴルフクラブヘッド構造によれば、フェース板部20の側壁22には延長長さの変化を有するように形成され、さらに応力集中の位置において強化突出体が適当に設けられるため、確実に弾性変形の能力と耐震構造の強度を相対的に高めることができる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
本考案の実施例1のゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。 本考案の実施例1のゴルフクラブヘッド構造による組み立てられた状態を示す断面図である。 本考案の実施例2のゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。 本考案の実施例3のゴルフクラブヘッド構造によるフェース板の斜視図である。 本考案の実施例4のゴルフクラブヘッド構造によるフェース板の斜視図である。 本考案の実施例5のゴルフクラブヘッド構造によるフェース板の斜視図である。 従来のゴルフクラブヘッド構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 本体部 11 トー部
12 ヒール部 13 クラウン部
14 ソール部 15 ホーゼル
16 結合部 17 側壁部
18 凹欠部 20 フェース板部
21 フェース 22 側壁
221 端部 23 弾性変形空間
24 側凹欠口 25 強化突出体
L1 延長長さ L2 延長長さ

Claims (32)

  1. 本体部(10)、フェース板部(20)および少なくとも一個の強化突出体(25)により構成されるゴルフクラブヘッド構造であって、本体部(10)の正面には結合部(16)が形成され、フェース板部(20)にはフェース(21)と側壁(22)が設けられ、フェース(21)は打球するのに用いられ、側壁(22)はフェース(21)の周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成され、側壁(22)には端部(221)が形成されることにより、本体部(10)の結合部(16)に結合することができ、強化突出体(25)は側壁(22)の内周面の少なくとも一個の予定された位置に突出するように設けられ、強化突出体(25)は本体部(10)とフェース板部(20)との耐震構造の強度を増やすのに用いられることを特徴とするゴルフクラブヘッド構造。
  2. 強化突出体(25)は側壁(22)の内周面における少なくとも一個の応力集中の位置に突出するように設けられることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド構造。
  3. 強化突出体(25)は側壁(22)のソール部側の内周面においてトー部(11)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッド構造。
  4. 強化突出体(25)は側壁(22)のソール部側の内周面においてヒール部(12)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッド構造。
  5. 強化突出体(25)は側壁(22)のクラウン部側の内周面においてトー部(11)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッド構造。
  6. 強化突出体(25)は側壁(22)のクラウン部側の内周面においてヒール部(12)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッド構造。
  7. 強化突出体(25)は側壁(22)のトー部側の内周面の位置に形成されることを特徴とする請求項2記載のゴルフクラブヘッド構造。
  8. フェース板部(20)の側壁(22)は延長長さの変化に形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド構造。
  9. 側壁(22)は選択的に連続性、不連続性の方式で延長長さの変化に形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  10. 側壁(22)の延長長さの変化は全体のヘッドの重心位置および主打球ゾーンの位置とは正関連性を有するように形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  11. 側壁(22)のソール部側の延長長さは実質的にクラウン部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  12. 側壁(22)のクラウン部側の延長長さは実質的にソール部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  13. 側壁(22)のトー部側の延長長さは実質的にヒール部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  14. 側壁(22)のヒール部側の延長長さは実質的にトー部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項8記載のゴルフクラブヘッド構造。
  15. 本体部(10)の正面においてヒール部(12)に近い側には他に側壁部(17)が設けられ、側壁部(17)は実質的に結合部(16)と垂直するように形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド構造。
  16. フェース板部(20)のヒール部に近い側には他に側凹欠口(24)が設けられることにより、本体部(10)の側壁部(17)に結合することができることを特徴とする請求項15記載のゴルフクラブヘッド構造。
  17. 本体部(10)およびフェース板部(20)により構成されるゴルフクラブヘッド構造であって、本体部(10)の正面には結合部(16)が形成され、フェース板部(20)にはフェース(21)と側壁(22)が設けられ、フェース(21)は打球するのに用いられ、フェース(21)には主打球ゾーンが形成され、側壁(22)はフェース(21)の周縁から後方へ折り曲げて延伸するように形成され、側壁(22)には端部(221)が形成されることにより、本体部(10)の結合部(16)に結合することができ、側壁(22)には延長長さの変化を有するように形成され、側壁(22)の延長長さの変化はフェース(21)が上記主打球ゾーンに近い側の弾性変形の能力を相対的に高めるのに用いられることを特徴とするゴルフクラブヘッド構造。
  18. 側壁(22)は選択的に連続性、不連続性の方式で延長長さの変化に形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  19. 側壁(22)の延長長さの変化は全体のヘッドの重心位置および主打球ゾーンの位置とは正関連性を有するように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  20. 側壁(22)のソール部側の延長長さは実質的にクラウン部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  21. 側壁(22)のクラウン部側の延長長さは実質的にソール部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  22. 側壁(22)のトー部側の延長長さは実質的にヒール部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  23. 側壁(22)のヒール部側の延長長さは実質的にトー部側の延長長さより大きくなるように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  24. フェース板部(20)の側壁(22)の内周面には他に少なくとも一個の強化突出体(25)が突出するように設けられることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  25. 強化突出体(25)は側壁(22)の内周面における少なくとも一個の応力集中の位置に突出するように設けられることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  26. 強化突出体(25)は側壁(22)のソール部側の内周面においてトー部(11)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  27. 強化突出体(25)は側壁(22)のソール部側の内周面においてヒール部(12)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  28. 強化突出体(25)は側壁(22)のクラウン部側の内周面においてトー部(11)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  29. 強化突出体(25)は側壁(22)のクラウン部側の内周面においてヒール部(12)に近い位置に形成されることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  30. 強化突出体(25)は側壁(22)のトー部側の内周面の位置に形成されることを特徴とする請求項24記載のゴルフクラブヘッド構造。
  31. 本体部(10)の正面においてヒール部(12)に近い側には他に側壁部(17)が設けられ、側壁部(17)は実質的に結合部(16)と垂直するように形成されることを特徴とする請求項17記載のゴルフクラブヘッド構造。
  32. フェース板部(20)のヒール部に近い側には他に側凹欠口(24)が設けられることにより、本体部(10)の側壁部(17)に結合することができることを特徴とする請求項31記載のゴルフクラブヘッド構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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