JP6550966B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、カップフェースを備えるゴルフクラブヘッドに関する。
従来より、カップフェースを備えるゴルフクラブヘッドが公知である(特許文献1参照)。また、従来より、ゴルフクラブヘッドのフェースの厚みの設計については、強度の観点や飛距離を伸ばす観点等から、様々な工夫がなされている。
特表2010−530783号公報
ところで、本発明者の検討によると、薄肉で反発係数の高いエリア(以下、高反発エリア)を広くすると、ゴルフクラブの打感が損なわれる虞がある。すなわち、薄肉の高反発エリアでボールを捉えると、打感が軽くなり、特に上級者は、このような軽い打感を嫌う。かといって、やみくもに厚肉とすることで打感を向上させようとすると、高反発エリアが狭くなり、飛距離が伸びないという問題に直面する。
本発明は、飛距離を伸ばしつつ、打感の良いゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るゴルフクラブヘッドは、カップフェースを備えるゴルフクラブヘッドである。前記カップフェースは、ボールを打撃するフェース部と、前記フェース部の周縁から前記フェース部の背面側へ延びる立上がり部とを含む。前記フェース部の周縁は、トゥ側端点とヒール側端点との間を延びるトップ側のトップラインと、前記トゥ側端点と前記ヒール側端点との間を延びるソール側のソールラインとを含む。前記トゥ側端点は、前記フェース部の周縁上において最もトゥ側の点であり、前記ヒール側端点は、前記フェース部の周縁上において最もヒール側の点である。前記フェース部は、中央領域と、周辺領域とを有する。前記中央領域は、フェースセンターを含み、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜するように、前記ソールラインから前記トップラインまで延びており、前記トゥ側端点に達していない。前記周辺領域は、前記中央領域よりも薄肉であり、前記中央領域のトゥ側及びヒール側を囲む。
本発明の第2観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記中央領域は、前記フェースセンターを含む厚肉部と、前記厚肉部と前記周辺領域との間に位置する移行部とを有する。前記移行部は、前記厚肉部よりも薄肉であり、前記周辺領域よりも厚肉である。
本発明の第3観点に係るゴルフクラブヘッドは、第2観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記移行部は、前記厚肉部から前記周辺領域へと向かうにつれて、徐々に肉厚が薄くなる。
本発明の第4観点に係るゴルフクラブヘッドは、第2観点又は第3観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記移行部は、前記厚肉部の全周を囲繞している。
本発明の第5観点に係るゴルフクラブヘッドは、第2観点から第4観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、前記移行部は、前記トップライン及び前記ソールラインに連続している。
本発明の第6観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第5観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、前記中央領域は、I字状である。
本発明の第7観点に係るゴルフクラブヘッドは、第6観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記中央領域は、トゥ側及びヒール側の少なくとも一方に膨らみを有するI字状である。
本発明の第8観点に係るゴルフクラブヘッドは、第2観点から第5観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部は、I字状である。
本発明の第9観点に係るゴルフクラブヘッドは、第8観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部は、トゥ側及びヒール側の少なくとも一方に膨らみを有するI字状である。
本発明の第10観点に係るゴルフクラブヘッドは、第1観点から第9観点のいずれかに係るゴルフクラブヘッドであって、前記中央領域又は前記厚肉部の幾何学中心を通り、前記中央領域と重なる線分であって、長さが最大となる線分と、トゥ−ヒール方向との為す角度をθ1とするとき、5°≦θ1<90°である。
本発明の第11観点に係るゴルフクラブヘッドは、第10観点に係るゴルフクラブヘッドであって、前記中央領域又は前記厚肉部の幾何学中心を通り、前記中央領域と重なる線分であって、長さが最大となる線分と、トゥ−ヒール方向との為す角度をθ1とするとき、30°≦θ1≦50°である。
一般的に、フェース面上においては、フェースセンターを通り、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜する直線に沿って、打点が分布する。より詳細には、打点が分布する領域は、トップ−ソール方向には比較的フェース面全体に広がっており、トゥ−ヒール方向には比較的フェース面の中央部分に集中している。
第1観点に係るゴルフクラブヘッドでは、このような打点分布に沿った領域(中央領域)が、その周辺領域よりも厚肉に設計されている。従って、打感の低下が防止される。また、カップフェース構造が採用されているため、十分な飛距離を維持することができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態での斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの基準状態での平面図である。 図2のA−A線断面図である。 基準状態でのカップフェースの背面図。 変形例に係る基準状態でのカップフェースの背面図。 別の変形例に係る基準状態でのカップフェースの背面図。 さらに別の変形例に係る基準状態でのカップフェースの背面図。 さらに別の変形例に係る基準状態でのカップフェースの背面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドについて説明する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1は、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)100の基準状態での斜視図であり、図2は、ヘッド100の基準状態での平面図である。なお、ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。ヘッド100は、中空構造であり、カップフェース1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
カップフェース1は、ボールを打撃する面となるヘッド100の前方部分を構成する。クラウン部2は、カップフェース1と隣接し、ヘッド100の上面を構成する。ソール部3は、ヘッド100の底面を構成し、カップフェース1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、カップフェース1のトゥ側からヘッド100のバック側を通りカップフェース1のヒール側へと延びる部位である。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。そして、この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。ここで説明するヘッド100は、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型であるが、そのタイプは限定されず、いわゆるユーティリティ型及びハイブリッド型等であってもよい。
ここで、上述した基準状態について説明する。図1及び図2に示すように、上記中心軸線Zが水平面H(図3参照)に対して垂直な平面P(以下、基準垂直面P)に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。また、図2に示すように、基準垂直面Pと水平面Hとの交線の方向をトゥ−ヒール方向と称し、このトゥ−ヒール方向に対して垂直であり且つ水平面Hに対して平行な方向をフェース−バック方向と称する。また、水平面Hに対して垂直な方向をソール−トップ方向と称する。
ヘッド100は、例えば、比重が4.4〜5.0程度のチタン合金(例えば、Ti−6Al−4V)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミ合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金等の中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。また、金属材料に限らず、繊維強化プラスチック等で形成することもできる。
ところで、本実施形態に係るヘッド100は、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5を有するヘッド本体6と、カップフェース1とを組み立てることで構成される。ヘッド本体6とカップフェース1とは、例えば、溶接(プラズマ溶接、レーザー溶接、ロウ付けなど)により接合される。ヘッド本体6は、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4で囲まれた開口を有し、この開口を塞ぐようにカップフェース1が取り付けられる。ヘッド本体6は、複数の部品から組み立てることもできるし、一体的に形成することもできる。このようなヘッド本体6及びカップフェース1は、種々の方法で作製することができる。例えば、ヘッド本体6は、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。また、カップフェース1は、例えば、鍛造製法や、平板のプレス加工等により製造することができる。以下では、このカップフェース1の構造について詳細に説明する。
<2.カップフェースの構造>
以下、図3及び図4も参照しつつ、カップフェース1について説明する。図3は、図2のA−A線断面図である。図4は、基準状態のカップフェース1を背面側から見た図である。図3に示すように、カップフェース1は、ボールを打撃する平板状のフェース部11と、フェース部11の周縁からフェース部11の背面側へ延びる立上がり部12とを有するカップ状に形成されている。
このように、立上がり部12を有するカップフェース1は、立上がり部を有さないフェースと比べて、立上がり部12の分だけ撓むエリアの面積が広くなるため、撓み易く、反発係数が高くなっている。すなわち、このようなカップフェース1は、飛距離の増大に寄与する。
フェース部11においてボールの打撃面となる前面(以下、フェース面)側は、平坦状に形成されている。一方、フェース部11の背面側には、凹凸が形成されている。すなわち、フェース部11は、肉厚の異なる複数の領域から構成されている。より具体的には、フェース部11には、厚肉の中央領域20が形成されており、この中央領域20を囲むようにして、薄肉の周辺領域30a,30bが形成されている。中央領域20のヒール側には周辺領域30aが隣接する。中央領域20のトゥ側には周辺領域30bが隣接する。また、中央領域20は、内側に位置する最も厚肉の厚肉部21と、厚肉部21の周囲を囲み、周辺領域30a,30bよりは厚肉であるが、厚肉部21よりも薄肉の移行部22とを有する。本実施形態では、移行部22は、厚肉部21から周辺領域30a,30bへと向かうにつれて、徐々に厚みが薄くなるように構成されており、当該厚みの変化は連続的である。しかしながら、移行部22の厚みは一定であってもよいし、変化するとしても階段状に不連続に変化するようにしてもよい。
本実施形態では、厚肉部21の厚みw1は概ね一定であり、例えば、2.0mm≦w1≦4.5mmとすることができ、より好ましくは、3.0mm≦w1≦4.0mmとすることができる。また、本実施形態では、周辺領域30a,30bの厚みw2も概ね一定であり、例えば、1.5mm≦w2≦3.0mmとすることができ、より好ましくは、1.8mm≦w2≦2.6mmとすることができる。従って、中央領域20、特に厚肉部21は、反発係数の比較的低い低反発エリアとなり、周辺領域30a,30bは、反発係数の比較的高い高反発エリアとなる。
以下、説明の便宜上、基準状態にヘッド100を配置したときに、フェース部11の周縁上において最もトゥ側の点P1をトゥ側端点と称し、最もヒール側の点P2をヒール側端点と称する(図4参照)。また、フェース部11の周縁上において、トゥ側端点P1とヒール側端点P2との間を延びるトップ側の線をトップラインL1と称し、トゥ側端点P1とヒール側端点P2との間を延びるソール側の線をソールラインL2と称する。
図4に示すように、厚肉部21は、フェースセンターPc及びその近傍に位置するスイートスポットを含み、全体として概ね楕円形状であり、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜するようにI字状に延びている。なお、スイートスポットとは、ゴルフクラブヘッド100の重心からフェース部11へと下した垂線の足である。また、厚肉部21は、トップ−ソール方向には比較的フェース部11全体に広がっているが、トゥ−ヒール方向には比較的フェース部11の中央部分に集中しており、トゥ側端点P1に達していない。なお、本実施形態では、フェースセンターPcは、以下のとおり特定される。すなわち、まず、フェース面において、トゥ−ヒール方向の最大幅Wxが決定され、この最大幅Wxにおけるトゥ−ヒール方向の中央位置Pxが決定される。そして、この位置Pxにおいて、フェース面の上下方向の中央点Pyが決定され、この点Pyが、フェースセンターPcと定義される。
一方、移行部22は、厚肉部21の周囲全体を囲んでおり、厚肉部21のトップ側及びソール側の端部付近を囲む部位を除き、周方向に沿って概ね均一な幅を有する。なお、本実施形態では、移行部22における、厚肉部21のトップ側及びソール側の端部付近を囲む部位は、厚肉部21のトゥ側及びヒール側を囲む部位よりも、幅狭である。そして、その結果、厚肉部21と移行部22とからなる中央領域20も、全体として概ね楕円形状であり、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜するようにI字状に延びている。また、移行部22は、トップラインL1及びソールラインL2に達している。すなわち、I字状の中央領域20は、トップラインL1及びソールラインL2と1か所ずつで交わっている。中央領域20は、トップ−ソール方向にはフェース部11全体に広がっているが、トゥ−ヒール方向には比較的フェース部11の中央部分に集中しており、トゥ側端点P1に達していない。
ところで、フェース部11と立上がり部12との境界線近傍において、フェース部11の厚みが急激に薄くなると、当該薄肉の部分に応力が集中し、フェース部11の耐久性に影響する虞がある。しかしながら、本実施形態では、以上のとおり、移行部22がトップラインL1及びソールラインL2に連続している。すなわち、立上がり部12近傍で厚肉部21が突然終了し、急激にフェース部11の厚みが薄くなることがない。従って、カップフェース1の強度が確保されている。
また、厚肉部21の中心Pw(幾何学中心)を通り、中央領域20と重なる線分であって、長さが最大となる線分をL3とすると、線分L3とトゥ−ヒール方向との為す角度θ1は、例えば、5°≦θ1<90°とすることができ、より好ましくは、30°≦θ1≦50°とすることができる。なお、本実施形態では、説明を簡単にするために、厚肉部21の中心Pwは、中央領域20の中心(幾何学中心)に一致しており、また、フェースセンターPcに一致しているものとして説明する。ただし、これらが一致するといっても完全な一致のみを示すわけではなく、例えば、厚肉部21の中心PwとフェースセンターPcとが高々5mm程度の短い範囲のずれを持って一致していることもある。
また、線分L3と厚肉部21の輪郭線との交点をそれぞれP3,P4(点P3は、トップ側、点P4は、ソール側)とすると、線分L3の長さt1と、点P3,P4間の長さt2との関係は、例えば、0.2≦t2/t1≦1とすることができ、より好ましくは、0.5≦t2/t1≦0.95とすることができる。また、厚肉部21の中心Pwを通り、トゥ−ヒール方向に延びる直線をL4とし、直線L4と、厚肉部21の輪郭線との交点をP5,P6とすると(点P5は、トゥ側、点P6は、ヒール側)とすると、点Pw,P5間の距離t3は、例えば、5mm≦t3≦20mmとすることができ、より好ましくは、7mm≦t3≦15mmとすることができる。点Pw,P6間の距離t4についても同様であり、t3とt4とは概ね等しい。また、直線L4と、移行部22の外側輪郭線との交点をP7,P8とすると(点P7は、トゥ側、点P8は、ヒール側)とすると、点Pw,P7間の距離t5は、例えば、15mm≦t5≦35mmとすることができ、より好ましくは、20mm≦t5≦25mmとすることができる。点Pw,P8間の距離t6についても同様であり、t5とt6とは概ね等しい。
ところで、一般的に、フェース面上においては、フェースセンターを通り、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜する直線に沿って、打点が分布する。より詳細には、打点が分布する領域は、トップ−ソール方向には比較的フェース面全体に広がっており、トゥ−ヒール方向には比較的フェース面の中央部分に集中している。従って、上述の厚肉の中央領域20、特に厚肉部21は、フェース部11において打点分布に沿って広がっていると言える。その結果、カップフェース1では、重たさのある心地よい打感を得ることができ、このような打感は、特にゴルフの上級者に好まれる。
<3.特徴>
ゴルフクラブヘッド100では、打点分布に沿った領域(中央領域20、特に、厚肉部21)が、その周辺領域30a,30bよりも厚肉に設計されている。従って、特にゴルフの上級者が好む、重たさのある心地よい打感を得ることができる。また、ゴルフクラブヘッド100では、カップフェース構造が採用されているため、十分な飛距離を維持することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<4−1>
上記実施形態では、厚肉部21の周囲に移行部22が設けられたが、移行部22を省略し、厚肉部21の周囲に直接薄肉の周辺領域30a,30bを設けてもよい。ただし、この場合においては、カップフェース1の強度確保の観点から、厚肉部21をトップラインL1及びソールラインL2まで延長することが好ましい。また、厚肉部21のトゥ側及びヒール側に隣接する移行部22を残しつつ、厚肉部21をトップラインL1及びソールラインL2の少なくとも一方まで延長してもよい。
<4−2>
厚肉部21及び移行部22の形状は、上述したものに限られず、適宜変更することができる。例えば、上記実施形態の厚肉部21(中央領域20)は、図4に示すとおり、線分L3に沿ってあまり幅の変化がなかったが、厚肉部21(中央領域20)の形状を、図5に示すように、線分L3に沿って中央付近がより幅広となり、トップ側及びソール側に近づくにつれて幅狭となるようなI字状としてもよい。図5の例では、図4の例と比較すると、厚肉部21(中央領域20)が、中心Pw付近において、トゥ側及びヒール側の両方において外側に拡大している。また、厚肉部21(中央領域20)の形状は、図6に示すように、中央においてトゥ側及びヒール側の少なくとも一方に膨らみを有するI字状(トゥ側及びヒール側の両方に膨らみを有する場合には、φ字状と言うこともできる)とすることもできる。また、図7に示すように、トゥ側及びヒール側の少なくとも一方の膨らみは、中央からずれた位置に形成することもできる。この場合、フェースセンターPcでボールを捉える通常のショット時のみならず、球筋変化をさせるためにフェースセンターPcを外してボールを捉えるようなショット時にも、厚肉部21又は移行部22でボールを打撃することができ、打感を良好に保つことができる。
また、上記実施形態では、厚肉部21の中心(中央領域20の中心)Pwと、フェースセンターPcとが一致するものとしたが、中心PwがフェースセンターPcよりもトゥ側にシフトしている場合、すなわち、厚肉部21(中央領域20)がトゥ側にシフトしている場合には、厚肉部21(中央領域20)を図8に示すような形状とすることもできる。すなわち、図8の例では、図4の例と比較すると、厚肉部21(中央領域20)が、中心Pw付近において、ヒール側でのみ外側に拡大している。反対に、中心PwがフェースセンターPcよりもヒール側にシフトしている場合、すなわち、厚肉部21(中央領域20)がヒール側にシフトしている場合には、厚肉部21(中央領域20)を、中心Pw付近においてトゥ側でのみ外側に拡大させてもよい。
1 カップフェース
11 フェース部
12 立上がり部
20 中央領域
21 厚肉部
22 移行部
30a,30b 周辺領域
100 ゴルフクラブヘッド
L1 トップライン
L2 ソールライン
P1 トゥ側端点
P2 ヒール側端点
Pc フェースセンター

Claims (10)

  1. カップフェースを備えるゴルフクラブヘッドであって、
    前記カップフェースは、
    ボールを打撃するフェース部と、
    前記フェース部の周縁から前記フェース部の背面側へ延びる立上がり部と
    を含み、
    前記フェース部の周縁は、最もトゥ側の点であるトゥ側端点と最もヒール側の点であるヒール側端点との間を延びるトップ側のトップラインと、前記トゥ側端点と前記ヒール側端点との間を延びるソール側のソールラインとを含み、
    前記フェース部は、
    フェースセンターを含み、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜するように、前記ソールラインから前記トップラインまで延びており、前記トゥ側端点に達していない中央領域と、
    前記中央領域よりも薄肉であり、前記中央領域のトゥ側及びヒール側を囲む周辺領域とを有し、
    前記中央領域は、
    厚みが概ね一定の厚肉部と、
    前記厚肉部と前記周辺領域との間に位置し、前記厚肉部よりも薄肉であり、前記周辺領域よりも厚肉である移行部と
    を有し、
    前記厚肉部は、前記フェースセンターを含み、ヒール側からトゥ側に向かう方向に沿ってソール側からトップ側へと傾斜するように、前記ソールライン又はその近傍から前記トップライン又はその近傍まで延びており、前記トゥ側端点に達していない、
    ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記移行部は、前記厚肉部から前記周辺領域へと向かうにつれて、徐々に肉厚が薄くなる、
    請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記移行部は、前記厚肉部の全周を囲繞している、
    請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記移行部は、前記トップライン及び前記ソールラインに連続している、
    請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記中央領域は、I字状である、
    請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記中央領域は、トゥ側及びヒール側の少なくとも一方に膨らみを有するI字状である、
    請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記厚肉部は、I字状である、
    請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記厚肉部は、トゥ側及びヒール側の少なくとも一方に膨らみを有するI字状である、
    請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記中央領域又は前記厚肉部の幾何学中心を通り、前記中央領域と重なる線分であって、長さが最大となる線分と、トゥ−ヒール方向との為す角度をθ1とするとき、5°≦θ1<90°である、
    請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記中央領域又は前記厚肉部の幾何学中心を通り、前記中央領域と重なる線分であって、長さが最大となる線分と、トゥ−ヒール方向との為す角度をθ1とするとき、30°≦θ1≦50°である、
    請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
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