JP6484543B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ヘッド本体にフェースプレートが取り付けられたアイアン型ゴルフクラブヘッドが知られている。特許第2691496号は、フェース体の凹部と係合してフェース体をヘッド本体に固定する凸部が、該ヘッド本体の一部の塑性変形により形成されているヘッドを開示する。
特許第2691496号
フェースプレートは、ヘッド本体の開口部に取り付けられる。本発明者は、この取り付けにおいて微妙な不具合が生じうることを見いだした。更に、本発明者は、鋭意検討の結果、この不具合を解決しうる構造を見いだすに至った。
本発明の目的は、フェースプレートの取り付け不良を抑制しうるゴルフクラブヘッドの提供にある。
好ましいゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えている。上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有している。上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有している。上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されている。上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられている。
好ましくは、上記プレート後面と上記受け面との接触によって第2接触部が形成されている。好ましくは、上記中空部が、上記第2接触部に隣接する位置に設けられている。
好ましくは、上記フェースプレートが、上記プレート側面と上記プレート後面との間の角部に形成された欠落部を有している。好ましくは、上記欠落部が上記中空部を形成している。
好ましくは、上記欠落部が面取り部である。
好ましくは、上記ヘッド本体が、上記本体側面に第1凹部を有している。好ましくは、上記第1凹部が上記中空部を形成している。
好ましくは、上記ヘッド本体が、上記受け面に第2凹部を有している。好ましくは、上記第2凹部が上記中空部を形成している。
好ましくは、上記中空部が、上記プレート後面と上記受け面との間に設けられている。
好ましくは、上記中空部に、上記本体側面と上記プレート側面との間で生じた削り屑が存在している。
フェースプレートの取り付け不良が抑制されうる。
図1は、第1実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1のヘッドの背面を示す斜視図である。 図3は、図1のヘッドの正面図である。 図4は、図1のヘッドの背面図である。 図5は、図1のヘッドに係るフェースプレートの平面図である。 図6は、図5のフェースプレートの背面図である。 図7は、図1のヘッドに係るヘッド本体の正面図である。 図8は、図6と同様の背面図である。図8では、外周縁部がハッチングで示されている。 図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、圧入工程の説明図である。 図11(a)及び図11(b)は、カシメ工程の説明図である。 図12は、第1実施形態のヘッドの拡大断面図である。 図13は、第2実施形態のヘッドの拡大断面図である。 図14は、第3実施形態のヘッドの拡大断面図である。 図15は、第4実施形態のヘッドの拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
本願において、以下の用語が定義される。
[基準状態]
基準状態とは、所定のライ角及びリアルロフト角でヘッドが水平面h上に置かれた状態である。この基準状態では、ヘッドのシャフト孔の中心軸線(シャフト軸線)が、垂直面VP1内に配されている。垂直面VP1は、水平面hに対して垂直な平面である。この基準状態では、フェース面(打球面)が上記垂直面VP1に対してリアルロフト角で傾いている。所定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品カタログ等に記載されている。
[トウ−ヒール方向]
上記基準状態のヘッドにおいて、上記垂直面VP1と上記水平面hとの交線の方向が、トウ−ヒール方向である。本願において、トウ側及びヒール側というときは、このトウ−ヒール方向が基準とされる。
[フェース−バック方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面hに平行な方向が、フェース−バック方向である。本願において、フェース側及びバック側というときは、このフェース−バック方向が基準とされる。
[前後方向]
打球面に対して垂直な方向が、前後方向と定義される。換言すれば、打球面の法線方向が、前後方向と定義される。本願において、前方及び後方というときは、この前後方向が基準とされる。
[上下方向]
上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ打球面に平行な方向が、上下方向である。本願において、上方及び下方というときは、この上下方向が基準とされる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフクラブヘッド2を斜め前方から見た斜視図である。図2はヘッド2を斜め後方から見た斜視図である。図3は、ヘッド2の正面図である。図3は、打球面の正面から見た図である。図4は、ヘッド2の背面図である。
ヘッド2は、フェース4、ホーゼル6及びソール8を有する。ホーゼル6は、ホーゼル孔10を有する。フェース4は、打球面である。フェース4の表面には、フェース溝が設けられているが、このフェース溝の記載は省略されている。ソール8には、ウェイト部材wtが配置されている。ヘッド2は、アイアン型ゴルフクラブヘッドである。
フェース4の反対側には、バックキャビティ12が設けられている。ヘッド2は、キャビティバックアイアンである。
ヘッド2は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。ヘッド本体h1及びフェースプレートp1の材質は限定されない。本実施形態では、ヘッド本体h1の材質は、金属である。本実施形態では、ヘッド本体h1の材質は、ステンレス鋼である。フェースプレートp1の材質は、金属である。本実施形態では、フェースプレートp1の材質は、チタン系金属である。チタン系金属とは、純チタン又はチタン合金を意味する。
チタン合金は、チタンの割合が50重量%以上である合金である。チタン合金として、αチタン、αβチタン及びβチタンが挙げられる。αチタンとして、例えば、Ti−5Al−2.5Sn、Ti−8Al−1V−1Moが挙げられる。αβチタンとして、例えば、Ti−6Al−4V、Ti−6Al−2Sn−4Zr−6Mo、Ti−6Al−6V−2Sn及びTi−4.5Al−3V−2Fe−2Moが挙げられる。βチタンとして、例えばTi−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−20V−4Al−1Sn、Ti−22V−4Al、Ti−15Mo−2.7Nb−3Al−0.2Si及びTi−16V−4Sn−3Al−3Nbが挙げられる。純チタンとして、工業用純チタンが例示される。この工業用純チタンとして、日本工業規格で規定される1種純チタン、2種純チタン、3種純チタン及び4種純チタンが例示される。
好ましくは、フェースプレートp1の比重は、ヘッド本体h1の比重よりも小さい。比重の小さいフェースプレートp1は、ヘッド2における重量を周辺に配分するのに寄与する。
図5は、フェースプレートp1の平面図である。図6は、フェースプレートp1の背面図である。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、フェース溝を除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。
図7は、ヘッド本体h1の正面図である。ヘッド本体h1は、開口部14を有する。この開口部14の輪郭は、フェースプレートp1の輪郭に略等しい。開口部14は、前方からフェースプレートp1を受け入れうるように構成されている。開口部14は、後方からフェースプレートp1を受け入れられないように構成されている。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。ヘッド本体h1は、フェースプレートp1(プレート後面b1)を後方から支持している。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。受け面u1は全周に亘って設けられている。本体側面v1は開口部14の全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。なお、図7では、塑性変形部d1(後述)の記載が省略されている。
フェースプレートp1は、ヘッド本体h1の開口部14に圧入されている。本体側面v1とプレート側面s1との間には、押圧力が残留している。すなわち本体側面v1及びプレート側面s1は、互いに互いを押している。
図8は、図6と同様に、プレート後面b1を示す。図8では、外周縁部16がハッチングで示されている。図8が示すように、プレート後面b1は、環状の外周縁部16と、この外周縁部16の内側である内側部18とを有している。内側部18は、外周縁部16に囲まれている。
外周縁部16は、プレート後面b1の輪郭線20を含む。即ち、外周縁部16の外輪郭線は、輪郭線20である。外周縁部16は、幅Waを有する。幅Waは、1mm以上が好ましく、1.3mm以上がより好ましく、6mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。
図8において符合CFで示されるのは、プレート後面b1の図心である。この図心CFは、プレート後面b1の輪郭線20に基づいて決定される。
図8の平面図において、直線x及び直線yが定義される。直線xは、図心CFを通りトウ−ヒール方向に平行な直線である。直線yは、図心CFを通り上下方向に平行な直線である。
図8が示すように、直線x及び直線yにより、輪郭線20は4つに区分される。これら4つの区分のそれぞれにおいて、曲率半径が最小の点が決定される。トウ上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Aで示されている。ヒール上側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Bで示されている。ヒール下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Cで示されている。トウ下側の区分において最も曲率半径が小さい点が符合Dで示されている。点Aと図心CFとを結ぶ直線が、直線Laである。点Bと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lbである。点Cと図心CFとを結ぶ直線が、直線Lcである。点Dと図心CFとを結ぶ直線が、直線Ldである。
これらの直線を三次元に拡張することで、ヘッド2が4つに区画されうる。図3が示すように、上記直線Laを含み且つ打球面に対して垂直な平面Paと、上記直線Lbを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pbと、上記直線Lcを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pcと、上記直線Ldを含み且つ打球面に対して垂直な平面Pdとが定義される。これら4つの平面Pa、Pb、Pc及びPdにより、ヘッド2はトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。よって例えば、ヘッド本体h1及びフェースプレートp1のそれぞれも、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区画される。このように、本願における4つの領域(トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域)が定義される。これらトウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域が、4区分領域と総称される。
この4区分領域は、ヘッド2のあらゆる部分に適用される。例えば、プレート側面s1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。例えば、受け面u1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。例えば、本体側面v1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域に区分される。
外周縁部16の少なくとも一部は、内側部18よりも後方に突出した突出部を形成している。外周縁部16の最大厚みは、内側部18の厚みよりも大きい。図6が示すように、外周縁部16がフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。この外周縁部16の最大突出部x1が、ヘッド本体h1の受け面u1に当接している。内側部18は、ヘッド本体h1に当接していない。
ヘッド本体h1に、外周縁部16に相当する突出部を設けることも可能である。しかし、ヘッド本体h1の比重がフェースプレートp1の比重よりも大きい場合、この突出部の設置はヘッド重量の増加につながる。加えて、ヘッド本体h1の形状はフェースプレートp1に比較して複雑であるので、加工(例えばNC加工)が行いにくい。フェースプレートp1は、プレート形状であるため、加工が容易である。
図9は、図3のF9−F9線に沿った断面図である。
図9が示すように、外周縁部16の少なくとも一部は、受け面u1に当接している。外周縁部16は、受け面u1に当接する最大突出部x1を有している。この最大突出部x1が、受け面u1に当接している。最大突出部x1のみが、受け面u1に当接している。内側部18は、受け面u1に当接していない。
図9が示すように、ヘッド本体h1は、塑性変形部d1を有している。この塑性変形部d1は、フェースプレートp1の前方に位置する。
図10(a)及び図10(b)は、フェースプレートp1をヘッド本体h1に取り付ける手順を示す。図11(a)及び図11(b)は、塑性変形部d1の形成の手順を示す。図12は、完成したヘッド2における一部拡大断面図である。図11(b)がヘッド2の上部の拡大断面図であり、図12がヘッド2の下部の拡大断面図である。
図5及び図10(a)が示すように、プレート前面f1の周縁部は、打球面(フェース4)よりも後方に位置する段差面t1を有している。図5が示すように、段差面t1はフェースプレートp1の全周に亘って設けられている。図11(b)が示すように、塑性変形部d1は、段差面t1の前方を覆っている。塑性変形部d1は、段差面t1の全体を覆っている。
フェースプレートp1の固定の観点から、段差面t1の幅Wt1(図5参照)は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましい。塑性変形部d1の形成を考慮すると、幅Wt1は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましい。
このヘッド2の製造方法では、変形前本体h1pが用意される。図10(a)、図10(b)及び図11(a)が示すように、変形前本体h1pは、変形前凸部d2を有する。図示されないが、変形前凸部d2は、開口部14の周囲の全体に亘って設けられている。
図11(b)が示すように、本体側面v1とプレート側面s1との接触によって第1接触部c1が形成されている。第1接触部c1とは、本体側面v1プレート側面s1とが接触している部分を意味する。
図11(b)が示すように、プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1との接触によって第2接触部c2が形成されている。第2接触部c2とは、プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1とが接触している部分を意味する。
ヘッド2の製造方法は、次の工程を含む。
(1)変形前凸部d2を有する変形前本体h1pにフェースプレートp1を圧入する工程(圧入工程)。
(2)変形前凸部d2を押しつぶして、塑性変形部d1を形成する工程(カシメ工程)。
先ず、上記圧入工程が実施される。フェースプレートp1の寸法は、開口部14(本体側面v1)との間で摩擦が生じるように設定されている。このため、フェースプレートp1を開口部14に取り付けるには、圧力が必要である。つまり、上記圧入工程が必要となる。
上記摩擦は、プレート側面s1と本体側面v1との間で生じる。この摩擦により、プレート側面s1及び/又は本体側面v1の削れが生じうる。ヘッド本体h1とフェースプレートp1との比較で、硬さが低いほうが削れやすい。フェースプレートp1がチタン合金であり、ヘッド本体h1がステンレス鋼である場合、硬さがより低いのはステンレス鋼である。よってこの場合、本体側面v1の削れが生じやすい。
圧入工程の結果、プレート側面s1と本体側面v1との間に応力が残留しうる。ヘッド2において、プレート側面s1と本体側面v1とは、互いに互いを押圧している。
次に、上記カシメ工程がなされる。このカシメ工程は、変形前凸部d2を塑性変形部d1に変化させる工程である。この工程では、上記圧入工程で得られたヘッドを用いる。このヘッドは、変形前凸部d2を有する(図11(a))。図11(a)が示すように、このカシメ工程では、打球面と平行な平面を有する治具で、変形前凸部d2が押しつぶされる。変形前凸部d2及びその周辺部分は塑性変形され、段差面t1の前方の空間に移動する。この結果、段差面t1の前方の空間の少なくとも一部が埋まり、塑性変形部d1が形成される。この塑性変形部d1は、カシメ部とも称される。塑性変形部d1には応力が残留しうる。塑性変形部d1は、フェースプレートp1を押圧している場合もある。塑性変形部d1は、段差面t1を押圧している場合もある。
塑性変形部d1は、フェースプレートp1の前方に位置する。塑性変形部d1は、フェースプレートp1が前方に外れることを物理的に防止している。更に、塑性変形部d1は塑性変形によって形成されているため、フェースプレートp1を押圧しうる。塑性変形部d1はフェースプレートp1の固定に寄与している。
本実施形態では、変形前凸部d2が、上記開口部14の周囲の全体に亘って設けられている。この変形前凸部d2の全体に、上記組成変形が施される。結果として、塑性変形部d1は、フェースプレートp1の周縁部の全周に亘って設けられる。塑性変形部d1は、フェースプレートp1の周縁部の一部に設けられてもよい。
圧入工程では、プレート側面s1と本体側面v1とが擦れ合う。この擦れ合いに起因して、削り屑が生じうる。この削り屑は、ヘッド本体h1とフェースプレートp1との間に留まりうる。この削り屑は、フェースプレートp1の取り付け不良を招来しうる。この取り付け不良として、フェースプレートp1の浮き及びフェースプレートp1の傾斜が例示される。フェースプレートp1の浮きとは、開口部14に対するフェースプレートp1の挿入量が不足した状態である。この場合、ヘッド2のフェース4において、フェースプレートp1のプレート前面f1がヘッド本体h1の前面から突出する。フェースプレートp1の傾斜は、開口部14に対するフェースプレートp1の挿入量が部分的に不足することで生じる。フェースプレートp1が傾斜している場合、ヘッド本体h1の前面に対してプレート前面f1が傾斜する。
削り屑は、プレート後面b1と受け面u1との間に挟まれうる。削り屑は、プレート側面s1と本体側面v1との間に挟まれうる。フェースプレートp1がヘッド本体h1に固定されている以上、この削り屑を除去することは困難である。
図11(b)及び図12が示すように、本実施形態は、この削り屑を収容するための中空部sp1を有する。この中空部sp1は、面取り部ch1によって形成されている。中空部sp1は、本体側面v1、受け面u1及び面取り部ch1に囲まれている。中空部sp1は、閉じた空間である。中空部sp1は、外部に開放されていない。中空部sp1は、中空部を形成している。中空部sp1は、ヘッド本体h1をフェースプレートp1に取り付けることによって形成される。
面取り部ch1は、フェースプレートp1に形成されている。面取り部ch1は、プレート側面s1とプレート後面b1との間の角部に形成されている。面取り部ch1は、プレート側面s1と最大突出部x1との間の角部の形成されている。面取り部ch1は、本願にいう欠落部ms1の一例である。
本実施形態では、面取り部ch1は、平面である。面取り部ch1は、曲面であってもよい。面取り部ch1は、外周縁部16の一部である。面取り部ch1は、プレート後面b1の一部である。
面取り部ch1は、フェースプレートp1の周縁部の全体に亘って設けられている。面取り部ch1は、フェースプレートp1の周縁部の一部に設けられてもよい。なお、面取り部ch1の形成方法は限定されない。
中空部sp1は、第1接触部c1に隣接する位置に設けられている。よって、第1接触部c1の形成に伴って生じた削り屑は、中空部sp1に入りうる。図10(a)が示すように、フェースプレートp1の取り付けでは、プレート側面s1が、本体側面v1に対してスライドする。このスライドの方向は、ヘッドの前後方向における後方である。このスライドには、圧力が伴う。本実施形態では、フェースプレートp1の硬さが、ヘッド本体h1の硬さよりも大きい。この場合、ヘッド本体h1がフェースプレートp1によって削られやすい。よって、本体側面v1とプレート側面s1との摩擦によって生じた削り屑は、第1接触部c1の後方に向かう傾向にある。図10(b)が示すように、中空部sp1は第1接触部c1の後方に位置する。よってこの中空部sp1は、削り屑を捕捉しやすい。図示しないが、中空部sp1には、削り屑が存在している。
なお、フェースプレートp1の硬さは、ビッカース硬さとされうる。この硬さの測定面は、フェースプレートp1のプレート側面s1とされる。ヘッド本体h1の硬さは、ビッカース硬さとされうる。この硬さの測定面は、ヘッド本体h1の本体側面v1とされる。これらのビッカース硬さは、JIS Z 2244に準拠して測定される。測定荷重は、98Nとされうる。
図10(b)が示すように、塑性変形部d1が形成される前の段階では、段差面t1を底面とする溝状部g1が形成されている。フェースプレートp1が取り付けられる工程において、変形前本体h1pは、フェースプレートp1に対してヘッドの前方に動く。よって、削り屑が、第1接触部c1の前方に向かう場合もある。この削り屑は、溝状部g1で捕捉されうる。更に、上記カシメ工程によって、この溝状部g1には、塑性変形部d1が形成される。溝状部g1で捕捉された削り屑は塑性変形部d1によって覆われうる。結果として、削り屑は、塑性変形部d1によって隠される。この観点から、中空部sp1の前方に塑性変形部d1が位置するのが好ましい。
このように、面取り部ch1は、削り屑を捕捉する中空部sp1を形成する役割を果たす。加えて、面取り部ch1は、上記圧入工程においてフェースプレートp1をヘッド本体h1の開口部14に案内する役割を果たす。面取り部ch1は、フェースプレートp1の圧入を容易とし、上記圧入工程における不良を抑制しうる。
上述の通り、プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1との接触によって第2接触部c2が形成されている。第2接触部c2に削り屑が挟まると、フェースプレートp1の浮きが生ずる。中空部sp1は、第2接触部c2に隣接する位置に設けられている。このため、第2接触部c2に削り屑が挟まることが抑制され、フェースプレートp1の取り付け不良が抑制される。
上記圧入工程では、プレート側面s1と本体側面v1との間で擦れ合いが生ずる。このため、プレート側面s1は、本体側面v1との摩擦によって生じた傷を有しうる。同様に、本体側面v1は、プレート側面s1との摩擦によって生じた傷を有しうる。フェースプレートp1をヘッド本体h1から取り外して、プレート側面s1及び本体側面v1の表面を観察することで、これらの傷が確認されうる。
図13は、第2実施形態に係るヘッド30の断面図である。中空部sp1の形状を除き、ヘッド30はヘッド2と同じである。
ヘッド30は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、フェース溝を除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。ヘッド本体h1は、フェースプレートp1(プレート後面b1)を後方から支持している。プレート後面b1は最大突出部x1を有している。この最大突出部x1が受け面u1に当接している。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。本体側面v1は開口部14の全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。上述の通り、フェースプレートp1はヘッド本体h1に圧入されている。このため、本体側面v1とプレート側面s1との間に押圧力が作用している。即ち、本体側面v1とプレート側面s1とは、互いが互いを押圧する関係にある。
ヘッド30は、中空部sp1を有する。この中空部sp1は、上記削り屑を収容しうる。この中空部sp1は、欠落部ms1によって形成されている。中空部sp1は、本体側面v1、受け面u1及び欠落部ms1に囲まれている。中空部sp1は、閉じた空間である。中空部sp1は、外部に開放されていない。
欠落部ms1は、フェースプレートp1に形成されている。欠落部ms1は、プレート側面s1とプレート後面b1との間の角部に形成されている。欠落部ms1は、プレート側面s1と最大突出部x1との間の角部に形成されている。
本実施形態では、欠落部ms1は凹曲面である。欠落部ms1の形状は限定されない。欠落部ms1は、例えば、凸曲面であってもよい。
欠落部ms1は、フェースプレートp1の周縁部の全体に亘って設けられている。欠落部ms1は、フェースプレートp1の周縁部の一部に設けられてもよい。なお、欠落部ms1の形成方法は限定されない。
上述の通り、本体側面v1とプレート側面s1との接触により、第1接触部c1が形成されている。中空部sp1は、第1接触部c1に隣接する位置に設けられている。よって、第1接触部c1の形成に伴い生じた削り屑は、中空部sp1に入りうる。フェースプレートp1の取り付けでは、プレート側面s1が、本体側面v1に対してスライドする。このスライドの方向は、ヘッドの前後方向における後方である。加えて、フェースプレートp1の硬さが、ヘッド本体h1の硬さよりも大きい場合、ヘッド本体h1が削られやすい。よって、本体側面v1とプレート側面s1との摩擦によって生じた削り屑は、第1接触部c1の後方に向かう傾向にある。図13が示すように、中空部sp1は第1接触部c1の後方に位置する。よってこの中空部sp1は、削り屑を捕捉しやすい。
上述の通り、プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1との接触によって第2接触部c2が形成されている。第2接触部c2に削り屑が挟まると、フェースプレートp1の浮きが生ずる。中空部sp1は、第2接触部c2に隣接する位置に設けられている。このため、第2接触部c2に削り屑が挟まることが抑制され、フェースプレートp1の取り付け不良が抑制される。
図14は、第3実施形態に係るヘッド40の断面図である。中空部sp1の位置を除き、ヘッド40はヘッド2と同じである。
ヘッド40は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、フェース溝を除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1(プレート後面b1)を後方から支持している。プレート後面b1は最大突出部x1を有している。この最大突出部x1が受け面u1に当接している。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。本体側面v1は開口部14の全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。上述の通り、フェースプレートp1はヘッド本体h1に圧入されている。このため、本体側面v1とプレート側面s1との間に押圧力が作用している。即ち、本体側面v1とプレート側面s1とは、互いが互いを押圧する関係にある。
ヘッド40は、中空部sp1を有する。この中空部sp1は、上記削り屑を収容しうる。ヘッド本体h1の受け面u1は、凹部r2を有している。この凹部r2が中空部sp1を形成している。他の凹部と区別するため、本願では、この凹部r2が第2凹部とも称される。
中空部sp1は、第2凹部r2及びプレート後面b1に囲まれている。中空部sp1は、閉じた空間である。中空部sp1は、外部に開放されていない。
第2凹部r2は、ヘッド本体h1に形成されている。第2凹部r2は、プレート側面s1とプレート後面b1との間の角部に隣接している。中空部sp1は、プレート側面s1とプレート後面b1との間の角部に隣接している。
本実施形態では、第2凹部r2は、四角形の断面形状を有する溝である。第2凹部r2の断面形状は限定されない。
第2凹部r2は、受け面u1の周縁部の全体に亘って設けられている。第2凹部r2は、受け面u1の周縁部の一部に設けられてもよい。なお、第2凹部r2の形成方法は限定されない。
本体側面v1とプレート側面s1との接触により、第1接触部c1が形成されている。中空部sp1は、第1接触部c1に隣接する位置に設けられている。よって、第1接触部c1の形成に伴い生じた削り屑は、中空部sp1に入りうる。フェースプレートp1の取り付けでは、プレート側面s1が、本体側面v1に対してスライドする。このスライドの方向は、ヘッドの前後方向における後方である。加えて、フェースプレートp1の硬さが、ヘッド本体h1の硬さよりも大きい場合、ヘッド本体h1が削られやすい。よって、本体側面v1とプレート側面s1との摩擦によって生じた削り屑は、第1接触部c1の後方に向かう傾向にある。図14が示すように、中空部sp1は第1接触部c1の後方に位置する。よってこの中空部sp1は、削り屑を捕捉しやすい。
プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1との接触によって第2接触部c2が形成されている。第2接触部c2に削り屑が挟まると、フェースプレートp1の浮きが生ずる。中空部sp1は、第2接触部c2に隣接する位置に設けられている。このため、第2接触部c2に削り屑が挟まることが抑制され、フェースプレートp1の取り付け不良が抑制される。
図15は、第4実施形態に係るヘッド50の断面図である。中空部sp1の位置を除き、ヘッド50はヘッド2と同じである。
ヘッド50は、ヘッド本体h1と、ヘッド本体h1に固定されたフェースプレートp1とを有する。フェースプレートp1は、プレート前面f1と、プレート後面b1と、プレート側面s1とを有している。プレート前面f1は、打球面を含む。この打球面は、フェース溝を除き、平面である。プレート後面b1は、プレート前面f1とは反対側の面である。プレート側面s1は、プレート前面f1とプレート後面b1との間に延びている。ヘッド本体h1は、フェースプレートp1のプレート後面b1を支持する受け面u1と、プレート側面s1に対向する本体側面v1とを有する。
ヘッド本体h1は、フェースプレートp1(プレート後面b1)を後方から支持している。プレート後面b1は最大突出部x1を有している。この最大突出部x1が受け面u1に当接している。受け面u1の全体が、単一の平面で構成されている。本体側面v1は開口部14の全周に亘って設けられている。プレート後面b1の一部が、受け面u1に接触している。上述の通り、フェースプレートp1はヘッド本体h1に圧入されている。このため、本体側面v1とプレート側面s1との間に押圧力が作用している。即ち、本体側面v1とプレート側面s1とは、互いが互いを押圧する関係にある。
ヘッド50は、中空部sp1を有する。この中空部sp1は、上記削り屑を収容しうる。ヘッド本体h1の本体側面v1は、凹部r1を有している。この凹部r1が中空部sp1を形成している。他の凹部と区別するため、本願では、この凹部r1が第1凹部とも称される。
中空部sp1は、第1凹部r1及びプレート側面s1に囲まれている。中空部sp1は、閉じた空間である。中空部sp1は、外部に開放されていない。
第1凹部r1は、ヘッド本体h1に形成されている。第1凹部r1は、プレート側面s1とプレート後面b1との間の角部に隣接している。
本実施形態では、第1凹部r1は、四角形の断面形状を有する溝である。第1凹部r1の断面形状は限定されない。
第1凹部r1は、本体側面v1の全周に亘って設けられている。第1凹部r1は、本体側面v1の周方向の一部に設けられてもよい。なお、第1凹部r1の形成方法は限定されない。
本体側面v1とプレート側面s1との接触により、第1接触部c1が形成されている。中空部sp1は、第1接触部c1に隣接する位置に設けられている。よって、第1接触部c1の形成に伴い生じた削り屑は、中空部sp1に入りうる。フェースプレートp1の取り付けでは、プレート側面s1が、本体側面v1に対してスライドする。このスライドの方向は、ヘッドの前後方向における後方である。加えて、フェースプレートp1の硬さが、ヘッド本体h1の硬さよりも大きい場合、ヘッド本体h1が削られやすい。よって、本体側面v1とプレート側面s1との摩擦によって生じた削り屑は、第1接触部c1の後方に向かう傾向にある。図15が示すように、中空部sp1は第1接触部c1の後方に位置する。よってこの中空部sp1は、削り屑を捕捉しやすい。
プレート後面b1(最大突出部x1)と受け面u1との接触によって第2接触部c2が形成されている。第2接触部c2に削り屑が挟まると、フェースプレートp1の浮きが生ずる。中空部sp1は、第2接触部c2に隣接する位置に設けられている。このため、第2接触部c2に削り屑が挟まることが抑制され、フェースプレートp1の取り付け不良が抑制される。
上述の4つの実施形態を比較すると、ヘッド50(図15)に比較して、ヘッド2(図12)、ヘッド30(図13)及びヘッド40(図14)は、削り屑の捕捉性が特に高い。ヘッド2、ヘッド30及びヘッド40では、中空部sp1は、プレート後面b1と受け面u1との間に位置している。一方、ヘッド50では、プレート後面b1と受け面u1との間に中空部sp1が位置していない。ヘッド50では、中空部sp1は、本体側面v1とプレート側面s1との間に位置している。ヘッド2,30,40に比較して、ヘッド50では、プレート後面b1と受け面u1との間に削り屑が挟まりやすい場合がある。
フェースプレートp1の周縁の長さがLpとされ、中空部sp1の延在長さがLsとされる。長さLpは、プレート後面b1の輪郭線20の長さである。延在長さLsは、図3のような平面視において中空部sp1を透視したときの、当該中空部sp1の外縁の長さである。複数の中空部sp1が存在するとき、それらの長さの合計が、長さLsである。
削り屑の捕捉性の観点から、Ls/Lpは、0.3以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.7以上がより好ましく、0.9以上がより好ましく、1がより好ましい。上記実施形態では、Ls/Lpは1である。
Ls/Lpが1未満である場合において、中空部sp1の位置は限定されない。削り屑の捕捉性の観点から、中空部sp1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域からなる群から選択される2以上の領域に設けられるのが好ましい。削り屑の捕捉性の観点から、中空部sp1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域からなる群から選択される3以上の領域に設けられるのがより好ましい。削り屑の捕捉性の観点から、中空部sp1は、トウ側領域、ヒール側領域、トップ側領域及びソール側領域のそれぞれに設けられるのが更に好ましい。
削り屑の捕捉性の観点から、中空部sp1の断面積は、0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましく、0.5mm以上がより好ましい。ヘッドの強度を考慮すると、中空部sp1の断面積は、9mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましく、5mm以下がより好ましい。中空部sp1の断面積は、打球面を構成する平面に対して垂直な平面に沿った断面において測定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
前述したヘッド2と同じヘッドが作製された。フェースプレートp1及びヘッド本体(
変形前本体)h1pが用意された。ヘッド本体h1pは、鋳造によって作製された。このヘッド本体h1pは、変形前凸部d2を有していた。この変形前凸部d2は、開口部14の周囲の全体に形成されていた。ヘッド本体h1pの材質は、ステンレス鋼(SUS630)とされた。フェースプレートp1は、板材(圧延材)から切り出された。最大突出部x1は、NC加工によって作製された。フェースプレートp1の材質は、チタン合金とされた。このチタン合金として、新日鐵住金社製のSuper−TIX(登録商標)が用いられた。プレート後面b1の周縁を削って、面取り部ch1を形成した。上述の圧入工程により、フェースプレートp1が、ヘッド本体h1pの開口部14に圧入された。次に、上述のカシメ工程がなされ、変形前凸部d2を塑性変形部d1に移行させた。このようにして、実施例のヘッドを得た。
この実施例の上記圧入工程では、面取り部ch1が案内部として機能した。このため、フェースプレートp1の圧入は、円滑且つ容易であった。実施例のヘッドをカッターで切断して、中空部sp1の内部を確認したところ、中空部sp1に削り屑が存在していた。
以上に示されるように、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ヘッド、ユーティリティ型ヘッド、ハイブリッド型ヘッド、アイアン型ヘッド、パターヘッドなど、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2・・・ヘッド
4・・・フェース(打撃面)
6・・・ホーゼル
8・・・ソール
10・・・ホーゼル孔
14・・・開口部
16・・・外周縁部
18・・・内側部
20・・・プレート後面の輪郭線
h1・・・ヘッド本体
h1p・・・ヘッド本体(変形前本体)
u1・・・受け面
p1・・・フェースプレート
f1・・・プレート前面
b1・・・プレート後面
s1・・・プレート側面
d1・・・塑性変形部
t1・・・段差面
sp1・・・中空部
c1・・・第1接触部
c2・・・第2接触部
ms1・・・欠落部
ch1・・・面取り部

Claims (13)

  1. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有しており、
    上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されており、
    上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられており、
    上記中空部に、上記本体側面と上記プレート側面との間で生じた削り屑が存在しているゴルフクラブヘッド。
  2. 上記プレート後面と上記受け面との接触によって第2接触部が形成されており、
    上記中空部が、上記第2接触部に隣接する位置に設けられている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記フェースプレートが、上記プレート側面と上記プレート後面との間の角部に形成された欠落部を有しており、
    上記欠落部が上記中空部を形成している請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記欠落部が面取り部である請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 上記ヘッド本体が、上記本体側面に第1凹部を有しており、
    上記第1凹部が上記中空部を形成している請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 上記ヘッド本体が、上記受け面に第2凹部を有しており、
    上記第2凹部が上記中空部を形成している請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 上記中空部が、上記プレート後面と上記受け面との間に設けられている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有しており、
    上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されており、
    上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられており、
    上記中空部に、上記本体側面と上記プレート側面との摩擦によって生じた削り屑が存在しているゴルフクラブヘッド。
  9. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有しており、
    上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されており、
    上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられており、
    上記中空部に、上記ヘッド本体が上記フェースプレートによって削られて生じた削り屑が存在しているゴルフクラブヘッド。
  10. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有しており、
    上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されており、
    上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられており、
    上記ヘッド本体が、上記本体側面に第1凹部を有しており、
    上記第1凹部が上記中空部を形成しているゴルフクラブヘッド。
  11. ヘッド本体と、このヘッド本体に固定されたフェースプレートとを備えており、
    上記フェースプレートが、打球面を含むプレート前面と、このプレート前面とは反対の面であるプレート後面と、プレート側面とを有しており、
    上記ヘッド本体が、上記プレート側面に対向する本体側面と、上記フェースプレートを後方から支持する受け面とを有しており、
    上記本体側面と上記プレート側面との接触によって第1接触部が形成されており、
    上記第1接触部に隣接する位置に中空部が設けられており、
    上記ヘッド本体が、上記受け面に第2凹部を有しており、
    上記第2凹部が上記中空部を形成しているゴルフクラブヘッド。
  12. 上記プレート側面と上記本体側面とは、互いに互いを押圧している請求項1から11のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 上記プレート側面が上記本体側面との摩擦によって生じた傷を有しているか、又は、上記本体側面が、上記プレート側面との摩擦によって生じた傷を有している請求項1から12のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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