JP5399787B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明はゴルフクラブヘッドに関し、特に、フェース面のスコアラインに関するものである。
一般に、ゴルフクラブヘッドのフェース面にはトウ−ヒール方向に互いに平行な複数の直線状の溝が形成されている(特許文献1及び2)。この溝はスコアライン、マーキングライン、フェースライン等と呼ばれている(本書においてはスコアラインと称する。)。このスコアラインは、打球のバックスピン量を増大させたり、或いは、雨天時やラフからのショットの場合に、打球のバックスピン量が著しく低減することを抑制する効果がある。
特開平10−248974号公報 特開2005−169129号公報
一般に、フェース面に対するスコアラインの側壁の角度θを大きくすると、打球のバックスピン量を増大させることができるが、ボールに傷がつき易くなる。
本発明の目的は、ボールに傷がつくことを抑制しながら、より高いバックスピン量が得られるゴルフクラブヘッドを提供することにある。
本発明によれば、フェース面に複数本のスコアラインが形成されたゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース面に対する前記スコアラインの側壁の角度θが70度以下であって、記フェース面から隆起した隆起部を有し、前記隆起部は前記スコアラインの長手方向に沿って一様に、前記スコアラインの縁のみに形成され、前記フェース面からの前記隆起部の高さHが、5μm≦H≦20μmであることを特徴とするゴルフクラブヘッドが提供される。
本発明によれば、ボールに傷がつくことを抑制しながら、より高いバックスピン量が得られるゴルフクラブヘッドを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド1の外観図である。 スコアライン20の、その長手方向(トウ−ヒール方向)に直交する方向の断面図である。 (A)は隆起部200の拡大断面図、(B)は図2の円T部分の拡大図である。 (A)及び(B)は隆起部200の形成方法の例を示す説明図である。 (A)及び(B)は隆起部200の形成方法の他の例を示す説明図である。 (A)はスコアライン20の他の断面形状例を示す図、(b)は実験に用いたゴルフクラブヘッド#1のスコアラインの断面形状を示す図である。 実験に用いたゴルフクラブヘッド#1〜#13の仕様を示す図である。 ゴルフクラブヘッド#1〜#13のルール適合及び実験結果を示す図である。 (A)及び(B)は隆起部200の他の形状例を示す拡大断面図である。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド1の外観図である。同図の例はアイアン型のゴルフクラブヘッドに本発明を適用した例を示す。本発明は、アイアン型のゴルフクラブヘッド、特に、ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジ型のゴルフクラブヘッドに好適であり、具体的には、ロフト角が25度以上70度以下、ヘッド重量が200g以上320g以下のゴルフクラブヘッドに好適である。しかし、本発明はウッド型やユーティリティー型のゴルフクラブヘッドにも適用できる。
ゴルフクラブヘッド1は、そのフェース面(打撃面)10に複数のスコアライン20が形成されている。各々のスコアライン20はトウ−ヒール方向に延在した、互いに平行な直線状の溝である。本実施形態の場合、各々のスコアライン20の配設間隔(ピッチ)は等間隔(等ピッチ)であるが、配設間隔が異なっていてもよい。
図2は、スコアライン20の、その長手方向(トウ−ヒール方向)に直交する方向の断面図である。本実施形態において、スコアライン20の断面形状は、その長手方向の両端部(トウ側端部、ヒール側端部)を除き、同じである。また、各々のスコアライン20の断面形状は同じである。
スコアライン20は、一対の側壁21を有する。側壁21は単一の面をなしている。一対の側壁21の各下端は連続して、スコアラインの断面形状は略V字状をなしている。スコアライン20の断面形状は、その中心線CLで左右対称である。深さDpはフェース面10からスコアライン20の最深部までの距離である。幅Wはスコアライン20の幅を示し、競技用ゴルフクラブのルールの、いわゆる30度測定法により測定した場合の幅を意味する。競技用ゴルフクラブの場合、深さDp、幅Wには、ルール上の制約があり、ゴルフクラブヘッド1を競技用ゴルフクラブに使用された場合は、ルールを満たすように設計する。
角度θはフェース面10に対する側壁21の角度である。後述する隆起部200を有していないスコアラインでは、一般に、角度θが相対的に大きいと、相対的にバックスピン量は増大するがボールに傷がつき易い。角度θが相対的に小さいと、相対的にバックスピン量は減少するがボールに傷がつき難くなる。本実施形態では、角度θを70度以下とする。なお、角度θが小さすぎると十分なバックスピン量が得られない。したがって、角度θは40度以上が好ましく、更に好ましくは45度以上である。
スコアライン20の縁には、フェース面10から隆起した隆起部200が形成されている。隆起部200はスコアライン20の長手方向に沿って一様に形成されている。図3(A)は隆起部200の拡大断面図である。本実施形態の場合、隆起部200は、スコアライン20の中心側の内側側壁201と、反対側の外側側壁202と、を有し、その断面形状は三角形となっている。本実施形態の場合、内側側壁201と側壁21とは、略同一平面上で連続している。
本実施形態では、隆起部200を形成したことにより、打球のバックスピン量を増大させる。すなわち、上記の通り、一般には打球のバックスピン量は角度θに略比例して増減するが、隆起部200を設けたことにより、角度θを小さくしても、十分なバックスピン量を得ることが可能となる。
なお、隆起部200の頂部203には、図9(A)に示すように丸みをつけてもよく、このように隆起部200の断面形状を略三角形としてもよい。また、図9(B)に示すように頂部203を平坦面として、隆起部200の断面形状を台形としてもよい。
図3(A)において、角度θgはフェース面10と内側側壁201との内角、角度θtはフェース面10と外側側壁202との内角である。より正確に言えば、角度θg、θtは、それぞれ、フェース面10を含む仮想平面と、内側側壁201、外側側壁202との内角である。本実施形態の場合、角度θgは、上述した角度θと等しい。なお、本実施形態ではθg>θtである。θg>θtとすることで、隆起部200の磨滅を低減できるという利点がある。
高さHは、フェース面10から頂部203までの距離である。より正確に言えば、頂部203からフェース面10を含む仮想平面への垂線の長さである。高さHを高くすることで、打撃時にボールと隆起部200との引っ掛かりがよくなり、バックスピン量を増大させることができる。高さHは5μm以上とする。一方、高さHを高くしすぎると、ボールに傷がつきやすくなる。また、競技用ゴルフクラブでは、フェース面の表面粗さが、最大高さRyで25μm以下であることが規定されている。したがって、高さHは25μm以下とする。
次に、競技用ゴルフクラブに関する面積ルールと2円ルールについて説明する。面積ルールは、スコアラインの断面積、隣接するスコアライン間のピッチPが、断面積A(inch2)/ピッチP(inch)≦0.0025でなければならないことを規定するルールである。メートル単位の場合、断面積A(mm2)/ピッチP(mm)≦0.0635である。ゴルフクラブヘッド1を競技用ゴルフクラブヘッドとする場合は、このルールを満たすように設計する。なお、本実施形態の場合、断面積Aは、一対の側壁21、一対の側壁201、及び、一対の頂部203を結ぶ仮想線、で囲まれた面積である。また、ピッチPは、隣接するスコアライン間の間隔をSとすると、P=W+Sで表すことができる。なお、隣接するスコアライン間の間隔Sが異なる場合、値が小さい方(間隔が狭い方)とする。
2円ルールは、スコアラインの側壁とフェース面とに内接する半径0.010インチ(0.254mm)の仮想円と同心であって、半径0.011インチ(0.279mm)の仮想円の内側に、スコアラインの縁が位置しなければならないことを原則とするルールである。例外的に、この2円ルールでは、スコアラインの縁が、半径0.011インチの仮想円を超えていても、半径0.011インチの仮想円と、この仮想円を超えたスコアラインの縁の輪郭とが交わる2交点と、仮想円の中心とを結ぶ2線分間の狭角が10度以下であれば適合とされる(以下、最大角度ルールという)。但し、スコアラインの縁が、仮想円の中心から0.0113インチ(0.287mm)を超えることは許されない(以下、最大突出ルールという)。ゴルフクラブヘッド1を競技用ゴルフクラブヘッドとする場合は、このルールを満たすように設計する。
図2において、仮想円C1は、側壁21とフェース面10とに内接する半径0.010インチの円であり、仮想円C2は、仮想円C1と同心であって、半径0.011インチの円である。図3(B)は図2の円T部分の拡大図である。中心点Cpは仮想円C1(及び仮想円C2)の中心点である。隆起部20の一部は、仮想円C2を超えており、その超えた部分の輪郭と、仮想円C2とは点P1、P2で交わっている。2円ルールを満たすためには、点P1と点Cpとを結ぶ仮想線L1と、点P2と点Cとを結ぶ仮想線L2との間の狭角θcが10度以下である必要がある。また、本実施形態では、中心点Cpから最も離れた点が頂部203であり、2円ルールを満たすためには、中心点Cpと頂部203との距離が0.0113インチ以内であること、つまり、中心点Cpを中心とする半径0.0113インチの仮想円(不図示)の内側に隆起部200が位置している必要がある。
次に、隆起部200の形成方法の例について説明する。図4(A)及び(B)は隆起部200の形成方法の例を示す説明図である。まず、フェース面10を形成するフェース部材を用意する。このフェース部材は、ゴルフクラブヘッドをフェース部と本体部とから別々に構成して組み付ける場合は、フェース部を構成する部材、本体部とソール部とから別々に構成して組み付ける場合は本体部を構成する部材、全体を一つの部材で形成する場合はその部材である。
そして、図4(A)に示すように、仮のスコアライン20'を一次成形する。その後、図4(B)に示すように不要部分Jを除去してフェース面10及び隆起部200を形成する。仮スコアライン20'は切削加工、鍛造加工、鋳造加工等により形成できる。不要部分Jの削除方法としては、切削加工、研磨加工、ショットブラスト加工、ショットピーニング加工、酸洗浄等の化学処理が挙げられる。
隆起部200は、スコアライン20を形成する工程で生じた凸部、又は、該凸部を加工したものであってもよい。図5(A)及び(B)は隆起部200の形成方法の他の例を示す説明図である。フェース部材を用意した後、図5(A)に示すように、仮のスコアライン20'を一次成形する。このとき、意図的にスコアライン20'の縁に凸部BRを形成する。凸部BRは例えば、スコアライン20'をNCフライス盤で切削加工で形成する場合、ツールの送り速度を相対的に早くしたり、切り込み深さを深くするなど、荒削りとすることで形成したバリである。そして、図5(B)に示すように凸部BRの形状を整えることで隆起部200を形成する。凸部BRから隆起部200を成形する方法としては、切削加工、研磨加工、ショットブラスト加工、ショットピーニング加工、酸洗浄等の化学処理が挙げられる。凸部BRは、その形状次第で、そのまま隆起部200として使うこともできる。この場合、スコアライン20と隆起部200とを同時形成できる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、スコアライン20の断面形状を略V字型としたが、他の断面形状も採用できる。図6(A)はスコアライン20の他の断面形状例を示す図である。以下、上記第1実施形態のスコアライン20と同様の構成については同じ符号を付して説明を割愛する。図6(A)において、スコアライン20は、一対の側壁21及び底壁22を有する。本実施形態の場合、側壁21は、フェース面10側の側壁21aと、フェース面10とは反対側の側壁21bとを有する。角度θは側壁21aを基準とする。
側壁21aはその上端が隆起部200の内側側壁201と連続している。本実施形態の場合、側壁21aと内側側壁201とは略同一平面上で連続している。したがって、角度θと角度θgとは等しい。側壁21bはその上端が側壁21aの下端と連続し、その下端は底壁22と連続している。底壁22はフェース面10と平行である。
なお、本実施形態の場合、2円ルールの仮想円C1は、側壁21のうち、上側壁21aに内接するものとして仮想すればよい。また、スコアライン20の断面積Aは、一対の側壁21(上側側壁21a、下側側壁21b)、底壁22、一対の側壁201、及び、一対の頂部203を結ぶ仮想線、で囲まれた面積である。本実施形態の場合、上記第1実施形態のスコアライン20よりも、スコアライン20の断面積をより大きくとれ、スコアライン20の容積を増加させ易い。
<第3実施形態>
フェース面10を粗面化することで、打球のバックスピン量を更に増大させることができる。フェース面10の粗面化方法としては、例えば、ミーリング、ショットブラスト等が挙げられる。フェース面10の表面粗さは、算術平均粗さ(Ra)で3.0μm以上であればバックスピン量の増大に効果がある。尤も、競技用ゴルフクラブでは、フェース面の表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で4.57μm以下であることが規定されている。したがって、ゴルフクラブヘッド1を競技用ゴルフクラブに用いる場合はフェース面の表面粗さを、算術平均粗さ(Ra)で4.57μm以下とする。
スコアライン等の仕様が異なるゴルフクラブヘッドを#1乃至#13まで13個作成し、これらをそれぞれ装着したゴルフクラブで試打を行った。各ゴルフクラブヘッドはロフト角が58度のウェッジである。図7は実験に用いたゴルフクラブヘッド#1〜#13の仕様を示す図である。
図7において、「断面形状」は各ゴルフクラブヘッドのスコアラインの断面形状を示す。#1のゴルフクラブヘッドの「側壁単一」とは、図6(B)に示す側壁21が単一面で、底壁22を有する断面形状のスコアラインである。隆起部(200)は無い。#2〜#13のゴルフクラブヘッドの「側壁2段」とは、図6(A)に示したように、側壁21が2面(側壁21a、21b)であり、底壁22を有する断面形状のスコアラインである。但し、#2及び#3のゴルフクラブヘッドのスコアラインには隆起部(200)は無い。
図7において、「θ」、「H」、「W」は、それぞれ、図2、図6(A)に示した角度θ、隆起部200の高さH、幅Wである。「Ra」はフェース面の算術平均粗さ、「P」はスコアラインのピッチ、「A」はスコアラインの断面積である。
図8は、ゴルフクラブヘッド#1〜#13のルール適合及び実験結果を示す図である。「ルール適合」は競技用ゴルフクラブヘッドのルール適合性であり、「表面粗さルール」は、フェース面の表面粗さが、算術平均粗さ(Ra)で4.57μm以下であり、かつ、最大高さRyで25μm以下である場合に適合である。
実験(試打)は、グリーンから40ヤード離れた地点からグリーンへ複数回ゴルフクラブを打撃することにより行い、目視でのゴルフボールのグリーン上での止まり具合からバックスピン量をA〜Eの5段階で相対的に評価し(Aが最も良く、Eが最も悪い)、また、ゴルフボールの傷つき具合を目視にてA〜Eの5段階で相対的に評価した(Aが最も良く、Eが最も悪い)。バックスピン量及びボールの傷つき具合は、C以上であることが好ましい。
ゴルフクラブヘッド#1の角度θは75度であり、バックスピン量は多いがボールの傷つき具合は悪い。従って、角度θは70度以下とする。但し、ゴルフクラブヘッド#7とゴルフクラブヘッド#13との比較から、バックスピン量増大の観点で角度θは45度以上が好ましい。ゴルフクラブヘッド#2と、ゴルフクラブヘッド#7〜#9との比較及びゴルフクラブヘッド#3と、ゴルフクラブヘッド#10〜#13との比較から、隆起部(200)を設けることでバックスピン量を増大させることが分かる。
また、ゴルフクラブヘッド#7〜#9の実験結果から、隆起部(200)の高さHに比例してバックスピン量は増大するが、ボールの傷つき具合が悪くなり、ゴルフクラブヘッド#9では傷つき具合の評価がEである。したがって、ボールの傷つき易さの点で、高さHは20μm以下である。ゴルフクラブヘッド#10〜#13の実験結果から、バックスピン量の点で、高さHは5μm以上である。
表面粗さRaに着目すると、ゴルフクラブヘッド#4〜#6の実験結果から、フェース面が粗い程、バックスピン量が増大しており、特に、ゴルフクラブヘッド#5(Ra=3.5μm)で良好な結果(評価B)がでている。したがって、Raは3.0μm以上であることが好ましい。

Claims (5)

  1. フェース面に複数本のスコアラインが形成されたゴルフクラブヘッドにおいて、
    前記フェース面に対する前記スコアラインの側壁の角度θが70度以下であって、
    記フェース面から隆起した隆起部を有し、
    前記隆起部は前記スコアラインの長手方向に沿って一様に、前記スコアラインの縁のみに形成され、
    前記フェース面からの前記隆起部の高さHが、
    5μm≦H≦20μm
    であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記隆起部が、前記スコアライン側の第1の側壁と、反対側の第2の側壁と、を有し、
    前記第1の側壁は前記スコアラインの前記側壁と連続しており、
    前記フェース面と前記第1の側壁との内角θgと、前記フェース面と前記第2の側壁との内角θtと、が
    θg>θt
    であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記隆起部が、前記スコアラインを形成する工程で生じた凸部、又は、該凸部を加工したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記隆起部の、前記スコアラインの長手方向と直交する方向の断面形状が台形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記スコアラインの断面積A(inch2)と、30度測定法により測定した前記スコアラインの幅W(inch)と、隣接する前記スコアラインの距離S(inch)とが、
    A/(W+S)≦0.0025
    であり、
    前記スコアラインの縁のうち、前記スコアラインの側壁と前記フェース面とに内接する半径0.010インチの第1仮想円と同心であって、半径0.011インチの第2仮想円を超える部分の輪郭と、該第2仮想円と、が交わる2交点をP1、P2とし、前記第1及び第2の仮想円の中心点をCpとした場合に、点P1と点Cpとを結ぶ仮想線と、点P2と点Cpとを結ぶ仮想線との間の狭角が10度以下であり、
    前記スコアラインの縁が、前記第1及び第2仮想円と同心であって、半径0.0113インチの内側に位置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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