JPH08777A - ゴルフクラブのヘッド - Google Patents

ゴルフクラブのヘッド

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JPH08777A
JPH08777A JP6141546A JP14154694A JPH08777A JP H08777 A JPH08777 A JP H08777A JP 6141546 A JP6141546 A JP 6141546A JP 14154694 A JP14154694 A JP 14154694A JP H08777 A JPH08777 A JP H08777A
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JP
Japan
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face
sole
ball
water
golf club
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JP6141546A
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English (en)
Inventor
Hajime Sekiguchi
元 関口
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Maruman Golf Co Ltd
Original Assignee
Maruman Golf Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/047Heads iron-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0445Details of grooves or the like on the impact surface

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨天時のプレーにおいてボールをヒットした
時に、ソールで水を掬うことによって生ずる水分で生ず
る、ハイドロプレーニング現象を防止することを目的と
する。 【構成】 フェース面に多角形状のフェース溝をスイー
トスポットエリアを中心にして多数形成したことによ
り、雨天でのプレーにおいて、ソールで掬った水を両側
に振り分けてスイートスポットエリアに導入しないよう
にし、フェース面とボールとの間に水分が極力介在しな
いようにすることで、フェース面とボールとの間に水膜
が形成されるのを防止し、ハイドロプレーニング現象が
生じないようにして飛距離と方向性とを安定させたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェース面に多角形状
のフェース溝を有するゴルフクラブのヘッドに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフクラブにおけるヘッドの
フェース面に設けられているフェース溝は、ソール面に
沿って略平行に且つ等間隔に多数本の溝が設けられてい
る。また、特殊な例としては、例えばスイートスポット
を中心にして、円形又は楕円形のフェース溝を形成した
ものが、実開平5−48971号公報に開示され、従来
例として周知のものとなっている。
【0003】この従来例においては、一般的なフェース
溝によってはなし得なかったボールの飛行方向を修正で
きるようにしたと言うものであり、ヘッドのスイートス
ポットを中心にして設けた同心円状の円形又は楕円形の
フェース溝により、スイートスポットから外れた位置で
ボールをヒットした時に、所謂ギア効果によってフック
又はスライス方向のスピンを掛けてボールを目標方向に
戻す作用を付与するようにしたものである。
【0004】ゴルフクラブにおけるフェース溝の効用
は、概ねボールとの接触において機械的な摩擦を大きく
してスピンを掛け易くすること、雨天時の水膜によるハ
イドロプレーニングを防止すること、及びラフに入った
ボールをヒットした時に、ボールとフェース面に介在す
る草切りを容易にして抵抗を軽減すること、であると認
められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において
は、ボールをヒットするポイントが、例えばスイートス
ポットから外れたときに、同心円状の円形又は楕円形の
フェース溝によってギヤ効果を向上させ、ボールの飛び
出し方向に対して目標方向に戻るように、ボールに対し
て左回転又は右回転を与えて、ボールの飛行方向を修正
しようとしたものである。
【0006】しかしながら、前記従来例及び一般的なゴ
ルフクラブにおいては、雨天時の水膜によるハイドロプ
レーニング防止の対策が充分になされていない。即ち、
雨天時にクラブのヘッドでボールをヒットした時に、ヘ
ッドのフェース面で掬った水が、ボールのヒットポイン
トを中心にして放射状に分散するのが物理的に自然であ
る。
【0007】ところが、前記従来例及び一般的なゴルフ
クラブにおけるフェース溝は、同心円状または平行に形
成されており、特に雨天時にはクラブのソールで草に付
着している水分を掬ってボールをヒットする状態になる
ので、水がフェース面全体に持ち込まれてフェース溝に
沿って流れることになり、水の分散がヒットポイントを
中心にした自然な状態の放射状にはならない。
【0008】このように、フェース面全体への水の持ち
込みと、水の分散が自然な状態の放射状にならないと云
うことは、フェース面における水平又は同心円状のフェ
ース溝が水の自然な分散を妨げていることになるが、ヒ
ットの瞬間にその妨げを打ち破り、水の習性により溝を
越えて放射状になる。このときに、溝間の平面において
ボールとの間に水膜が形成されることになり、その水膜
によってハイドロプレーニングが起き易く、ボールにス
ピンが掛かり難いばかりでなく飛距離が安定せず実質的
にミスショットになる。
【0009】従って、従来例及び一般的なゴルフクラブ
においては、フェース面への水の持ち込みと、それによ
るハイドロプレーニングの防止に解決しなければならな
い課題を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する具体
的手段として本発明は、フェース面にスイートスポット
エリアを中心にした多角形状のフェース溝を同芯的に多
数設けたことを特徴とするゴルフクラブのヘッドを提供
するものであり、また前記同芯的に設けられたフェース
溝における多角形状の一つの角又は頂角がソール側に位
置していること、及びフェース溝における多角形状の各
角及び頂角部分が不連続の状態に形成されていること、
並びにフェース溝はソール側からトップ側又はトップ側
からソール側に向けて溝の幅又は深さにテーパをもたせ
て形成したこと、更にフェース面にソールと略平行なブ
ラストラインを重ね書きした構成も含むものである。
【0011】
【作用】フェース面にスイートスポットエリアを中心に
した多角形状のフェース溝を形成したこと、及びフェー
ス溝における多角形状の一つの頂角がソール側に位置し
ていることにより、例えば雨天時でのプレーにおいて、
ソールで芝生に付着している水を掬ったにしても、ソー
ルに対して左右斜めに位置するフェース溝によってヒー
ル側とトウ側とに分散させ、スイートスポットエリアへ
の水の持ち込みが抑制されるようになり、フェース面と
ボールとの間に介在する水分が著しく少なくなるので、
フェース面とボールとの間にほとんど水膜が形成されな
くなり、ハイドロプレーニング現象が生じないようにし
て、飛距離と方向性とを安定したものにする。
【0012】
【実施例】次に本発明を図示の実施例に基づいて更に詳
しく説明すると、図1に示した第1実施例において、1
は例えばアイアンクラブのヘッドであり、該ヘッド1の
フェース面2におけるスイートスポットエリア3を中心
にして多角形状、即ち三角形状のフェース溝4を同芯的
に多数形成したものである。
【0013】図2に示した第2実施例は、多角形状のフ
ェース溝4を四角形状(菱形形状も含む)にしたもので
あり、前記第1実施例と同様に、スイートスポットエリ
ア3を中心にして同芯的に多数形成したものである。
【0014】また、図3に示した第3実施例において
は、多角形状のフェース溝4を五角形状に形成したもの
であり、この場合もスイートスポットエリア3を中心に
して同芯的に多数形成することには変わりがない。
【0015】更に、図4に示した第4実施例は、多角形
状のフェース溝4を六角形状に形成したものであり、や
はりスイートスポットエリア3を中心にして同芯的に多
数形成したものである。
【0016】これら何れの実施例においても、多角形の
一つの角又は頂角4a部分がソール5側に位置している
と共に、各頂角部分は連続していても良いが、好ましく
は図示したように連続しない状態、即ち不連続の状態で
多角形状のフェース溝4が形成される。そして、形成さ
れた多角形状が完全の形状でなくても、フェース面2の
打球面には各片にそった溝を等間隔で形成する。また、
図示した多角形状のフェース溝の外に、例えば七角形、
八角形及びそれ以上の角形のフェース溝を形成すること
ができる。
【0017】この多角形状に形成された多数のフェース
溝4は、略等間隔に形成されると共に、ソール5側から
上方、即ちトップ側に向けてその溝の幅と深さとを変え
てある。例えば、図5及び図6に示したように、ソール
5側が狭く且つ深く形成され、上部に行くに従って徐々
に広く且つ浅くなるようにテーパーをもたせて形成して
ある。また、この逆の場合も適用できる。いずれの場合
でも、特にスイートスポットエリア3から下部に位置す
るフェース溝4に適用した方が好ましい。
【0018】つまり、フェース溝4の幅と深さとにテー
パーをもたせて形成するのである。例えば、フェース溝
4の幅は狭いところで略0.7mm形成され、広いとこ
ろで略1.2mm程度に形成し、フェース溝4の深さは
深いところで、略0.9mm浅いところで略0.2mm
になるように、夫々溝の幅と深さとにテーパーをもたせ
て形成する。
【0019】更に、使用者の心理的な面を考慮して、フ
ェース面2の一部又は全部にソール5と略平行なブラス
トライン6を重ね書きすれば、多角形状のフェース溝が
形成されていても、フィーリング的にそれ程大きな違和
感が生じないものとなる。この場合のブラストライン6
は、フェース面2に対して線状の梨地加工を施すことに
より形成するか、又は異種金属を埋める等して描けば良
い。尚、7はヒール側の区画線であり、8はトウ側の区
画線である。
【0020】このように構成された本発明のクラブヘッ
ドにおいては、多角形状のフェース溝4がスイートスポ
ットエリア3を中心にして同芯的に形成されており、し
かも一つの角又は頂角がソール5側に向けて位置するよ
うに形成されていることから、雨天時に芝生上又はラフ
中にあるボールをヒットした時に、ソール5の部分で水
分を掬う状態になるが、ソール5側のフェース溝4によ
ってヒール側とトウ側とに速やかに案内されて、スイー
トスポットエリア3に水分を導かなくなり、スイートス
ポットエリア3でヒットしたボールとフェース面2との
間には水膜がほとんど形成されなくなり、ハイドロプレ
ーニング現象が生じなくなるのである。
【0021】また、フェース溝4の形状においても、深
さと幅方向とにテーパーをもって形成してあるので、ソ
ール5側で掬った水分は、フェース溝4によって両側に
飛散または振り分けるように速やかに案内し、スイート
スポットエリア3に水分が至らないようしたので、ボー
ルをヒットしてもボールに付着しているわずかな水分し
かなく、実質的にフェース面において水膜が形成されな
いので、ハイドロプレーニング現象の生成を大幅に抑制
するのである。
【0022】更に、スイートスポットエリア3から外れ
た位置、例えばヒール側又はトウ側でボールをヒットし
た場合には、ソール5側と水平でないフェース溝4とギ
ヤ効果とによって、前記従来例と同様に、ボールに対し
て左回転又は右回転のスピンが掛かり易く、目標から右
方向に打ち出されたボールはフックスピンが掛かり、左
方向に打ち出されたボールはスライススピンが掛かっ
て、いずれも目標方向に戻ってくるようになり、ボール
の飛行と球筋が安定するのである。尚、これらの現象
は、雨天時の使用に限らず晴天時においても有効なもの
である。
【0023】以上の各実施例においては、アイアンクラ
ブのヘッドについて説明したが、当然の如くウッドグラ
ブのヘッドについても適用できることは言うまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るゴル
フクラブのヘッドは、フェース面にスイートスポットエ
リアを中心にした多角形状のフェース溝を多数設けた構
成とすることにより、特に雨天時でのプレーにおいて、
芝生上及びラフ中でソール部分によって掬った水をフェ
ース溝により左右に振り分けてスイートスポットエリア
に導かないようにし、スイートスポットエリアでボール
をヒットした時に、フェース面とボールとの間に水がほ
とんど介在しない状態になって、フェース面とボールと
の間に水膜が形成されるのを防止し、ハイドロプレーニ
ング現象が生じないようになるので、飛距離と方向性と
を安定させることができると言う優れた効果を奏する。
【0025】また、多角形状の一つの角又は頂角がソー
ル側に向けて位置していること、及びフェース溝が、深
さ及び幅についてトップ方向にテーパーをもたせて形成
したので、更に水の振分が完全に遂行され、前記ハイド
ロプレーニング現象の防止が助成されると共に、スイー
トスポットエリアから外れたヒール側又はトウ側でボー
ルをヒットした場合でも、有効なギア効果が働いて、ボ
ールに所定のスピンを付与して目標方向に戻すようにな
り、球筋と方向性とが安定すると言う優れた効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のゴルフクラブのヘッ
ドを示す正面図である。
【図2】本発明に係る第2実施例のゴルフクラブのヘッ
ドを示す正面図である。
【図3】本発明に係る第3実施例のゴルフクラブのヘッ
ドを示す正面図である。
【図4】本発明に係る第4実施例のゴルフクラブのヘッ
ドを示す正面図である。
【図5】 前記何れの実施例にも共通するフクラ
ブのヘッドソール側の一部を拡大して示した正面図であ
る。
【図6】前記図5のA−A線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 フェース面 3 スイートスポットエリア 4 フェース溝 4a 一つの角又は頂角 5 ソール 6 ブラストライン 7 ヒール側の区画線 8 トウ側の区画線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェース面にスイートスポットエリアを
    中心にした多角形状のフェース溝を同芯的に多数設けた
    ことを特徴とするゴルフクラブのヘッド。
  2. 【請求項2】 同芯的に設けられたフェース溝における
    多角形状の一つの角又は頂角がソール側に位置している
    請求項1に記載のゴルフクラブのヘッド。
  3. 【請求項3】 フェース溝における多角形状の頂角部分
    が不連続の状態に形成されている請求項1又は2に記載
    のゴルフクラブのヘッド。
  4. 【請求項4】 フェース溝は、ソール側からトップ側又
    はトップ側からソール側に向けて溝の幅又は深さにテー
    パをもたせて形成した請求項1に記載のゴルフクラブの
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 フェース面にソールと略平行なブラスト
    ラインを重ね書きした請求項1に記載のゴルフクラブの
    ヘッド。
JP6141546A 1994-06-23 1994-06-23 ゴルフクラブのヘッド Pending JPH08777A (ja)

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