JP2005261587A - ゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヘッド本体、第一内結合面、フェース板および第一外結合面により構成される。ヘッド本体の正面には開口部が形成され、第一内結合面は開口部の内周縁に形成される。第一外結合面はフェース板の外周縁に形成され、フェース板がヘッド本体の開口部に嵌入された時、第一内結合面と第一外結合面の間には充填剤空間と当接部が形成されるため、溶接剤の充填に利用できると共に、溶接前における嵌設による緊密な結合に利用できるように構成されている。
【効果】 傾斜の当接方式を利用してフェース板をヘッド本体の開口部に嵌設して位置決めすると同時に、フェース板と開口部との間に充填剤空間を形成することにより、充分な量の溶接の材料を充填することができるため、溶接の便利性を確実に高め、溶接の信頼性を増やし、組立時における位置決めを簡単にし、さらに製造コストを低く抑えることができる。
【選択図】 図3
【効果】 傾斜の当接方式を利用してフェース板をヘッド本体の開口部に嵌設して位置決めすると同時に、フェース板と開口部との間に充填剤空間を形成することにより、充分な量の溶接の材料を充填することができるため、溶接の便利性を確実に高め、溶接の信頼性を増やし、組立時における位置決めを簡単にし、さらに製造コストを低く抑えることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明はゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造に関するもので、特にフェース板とヘッド本体の開口部の間に形成された充填剤空間と当接部により、溶接の信頼性を増やし、組立時における位置決めを簡単にすることができる結合構造係るものである。
従来のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造としては、金属製のヘッド本体とフェース板が含まれ、上記ヘッド本体がフェース板と結合する位置には開口部が設けられ、上記開口部には肩面が形成され、上記肩面に硬ろう付けの溶接の材料を載置することができ、またフェース板は上記肩面に嵌入して圧合することができ、さらに上記肩面の内周縁に設けられた突出部が少し圧力を受けて変形することにより、上記溶接の材料はフェース板、肩面と突出部に囲まれて形成された隙間の内部に充填される。上記溶接の材料は金属粉末により製成され、その融点は上記ヘッド本体とフェース板より低く、それから嵌合を完成した上記フェース板とフェース板を真空炉または惰性気体により保護されている高温炉の内部に置き入れて加熱し、その加熱の温度は溶接の材料より高くしなければならず、そして上記ヘッド本体とフェース板の融点より低い。溶接の材料を溶融し、そして毛細作用を利用して上記ヘッド本体とフェース板との間の微小な隙間を充填し、冷却した後、緊密に結合して外観から溶接の痕が見えないヘッドの完成品を獲得することができるようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
また、ゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造としては、上記のような結合方法で硬ろう付けを完成した後、再びヘッド本体の外表面において、さらにフェース板とヘッド本体との結合の継ぎ目において一般の溶接(例えばタングステンイナートガスアーク溶接)を行い、最後に上記ヘッド本体の外表面において表面研磨とバフ研磨処理を行い、外部における溶接によりさらに結合の強度を確保することができるようにとしたものがある(例えば、特許文献2を参照)。
中華民国專利公報公告第327606号
中華民国專利公報公告第469144号
上記のような従来のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造においては、上記フェース板、肩面と突出部に囲まれて形成された充填剤空間には限られた溶接の材料しか収容することができず、しかも一部分の溶接の材料は上記開口部の内周縁とフェース板の外周縁との微小な隙間を充填するのに用いられることにより、上記フェース板、肩部と突出部に囲まれて形成された充填剤空間の内部の溶接の材料が不足してしまうため、局部的な空洞が生じてしまう。そのため、フェース板が打球の応力を受けて弾性変形した時、各溶接の位置には極めて亀裂が生じ易いという問題点があった。また、上記フェース板と上記ヘッド本体の開口部の内周縁との間には隙間を正確に制御しなければ、溶接の材料は毛細現象を利用して上記隙間の内部に充填することができないため、いかなる製造工程(例えば精密鋳造の方式)を利用して上記ヘッド本体とフェース板を製造しても、上記ヘッド本体とフェース板は全て再び工作機を利用して削らなければ、両者の公差の自由度を精密に制御することができないため、製造工程の時間を相対的に長くなると共に、製造コストが高くなり、大量生産には不適になるという問題点があった。
また、上記のような従来のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造においては、上記ヘッド本体とフェース板との間の公差の自由度を精密に制御しなければならず、さらに上記フェース板、肩面と突出部に囲まれて形成された充填剤空間も溶接の材料の不足により局部的な空洞が生じるため、上記結合構造においても同様に製造工程の時間が長くなり、溶接の品質が悪く、さらに大量生産には不適になるという問題点があった。そのため、上記のような従来のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造をさらに改良しなければならない。
本発明はこのような問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、傾斜の当接方式を利用してフェース板をヘッド本体の開口部に嵌設して位置決めすると同時に、上記フェース板と開口部との間に充填剤空間を形成することにより、充分な量の溶接の材料を充填することができるため、溶接の便利性を確実に高め、溶接の信頼性を増やし、組立時における位置決めを簡単にし、さらに製造コストを低く抑えることができるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造を提供しようとするものである。
本発明の第一の目的は、フェース板とヘッド本体の開口部との間に充填剤空間を形成することにより、溶接の材料を充填することができるため、溶接の便利性を高め、さらに溶接の信頼性を高めることができるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造を提供しようとするものである。
本発明の第二の目的は、フェース板とヘッド本体の開口部との間において傾斜の当接の方式を利用して当接部を形成することにより、溶接前における組立時の位置決めを形成することができるため、組立を簡単にすることができるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造は、下記のようになるものである。すなわち、
ヘッド本体、第一内結合面、フェース板および第一外結合面により構成される。上記ヘッド本体の正面には開口部が形成される。上記第一内結合面は開口部の内周縁に形成される。上記フェース板の正面にはゴルフボールを打撃するための打撃面が形成される。上記第一外結合面はフェース板の外周縁に形成される。フェース板がヘッド本体の開口部に嵌入された時、第一内結合面と第一外結合面の間には充填剤空間と当接部が形成され、充填剤空間は溶接剤を充填するのに用いられ、さらに当接部は溶接前における嵌設による結合を形成するのに用いられる。
ヘッド本体、第一内結合面、フェース板および第一外結合面により構成される。上記ヘッド本体の正面には開口部が形成される。上記第一内結合面は開口部の内周縁に形成される。上記フェース板の正面にはゴルフボールを打撃するための打撃面が形成される。上記第一外結合面はフェース板の外周縁に形成される。フェース板がヘッド本体の開口部に嵌入された時、第一内結合面と第一外結合面の間には充填剤空間と当接部が形成され、充填剤空間は溶接剤を充填するのに用いられ、さらに当接部は溶接前における嵌設による結合を形成するのに用いられる。
本発明によるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造は、少なくとも上記第一内結合面には傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第一内結合面と第一外結合面の間に存在する角度の差には充填剤空間が形成されることもできる。また、上記第一内結合面と第一外結合面には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第一内結合面と第一外結合面の間に存在する角度の差によって共同で充填剤空間と当接部が形成されることもできる。また、上記第一外結合面の底部の外径は上記第一内結合面の底部の内径より大きくなるように形成され、組立時において第一内結合面と第一外結合面の底部が当接し合うことにより、上記当接部が形成されることもできる。また、上記第一内結合面と第一外結合面には同じ角度を有した傾斜の縮径が形成、さらにフェース板には他に第二外結合面が含まれ、第二外結合面には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第二外結合面と第一内結合面の間に存在する角度の差によって充填剤空間が形成されると同時に、第一外結合面と第一内結合面は当接し合って当接部が形成されることもできる。また、上記第一内結合面と第一外結合面には同じ角度を有した傾斜の縮径が形成、さらにフェース板には他に第二内結合面が含まれ、第二内結合面には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第二内結合面と第一外結合面の間に存在する角度の差によって充填剤空間が形成されると同時に、第一外結合面と第一内結合面は当接し合って当接部が形成されることもできる。また、上記ヘッド本体の開口部が第一内結合面の上端においては他に切角が形成されることにより、充填剤空間が形成されることもできる。また、上記フェース板が第一外結合面の上端においては他に切角が形成されることにより、充填剤空間が形成されることもできる。また、上記第一内結合面と第一外結合面は平斜面、円弧面から選ぶこともできる。また、上記第二外結合面は平斜面、円弧面から選ぶこともできる。また、上記第二内結合面は平斜面、円弧面から選ぶこともできる。また、上記ヘッド本体は他に第一内結合面の底部において水平に延伸した肩部が形成されることにより、フェース板を支持することもできる。
本発明のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造によれば、フェース板とヘッド本体の開口部との間に充填剤空間を形成することにより、溶接の材料を充填することができるため、溶接の便利性を高め、さらに溶接の信頼性を高めることができるという利点がある。
本発明のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造によれば、フェース板とヘッド本体の開口部との間において傾斜の当接の方式を利用して当接部を形成することにより、溶接前における組立時の位置決めを形成することができるため、組立を簡単にすることができるという利点がある。
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1、2、3を参照すると、本発明の実施例1のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造にはヘッド本体10、第一内結合面12、フェース板20と第一外結合面21が含まれる。ヘッド本体10は例えばステンレス、チタン合金、炭素鋼、低合金鋼、鋳鉄、ニッケル基合金、構造用鋼、フェロ−マンガン−アルミ合金または超合金鋼などの材質により製成され、その正面には開口部11が形成される。第一内結合面12は開口部11の内周縁に形成される。第一内結合面12は好ましくは開口部11の正面から背面に向かって傾斜の縮径に形成され、さらに使用上の需要性に応じて例えば平斜面または円弧面から選ぶことができる。フェース板20は好ましくはチタン、チタン合金またはステンレスなどの弾性変形の能力を有した材質により製成され、そして製品の使用上の需要性に応じて例えば各種の外形と適当な肉厚を有するように形成することができる。フェース板20の正面にはゴルフボールを打撃するための打撃面が形成される。第一外結合面21はフェース板20の外周縁に形成される。また、第一外結合面21の底部の外径w1は好ましくは第一内結合面12の底部の内径w2より少し大きくなるように形成される。
図2、3を参照すると、組立時において、先ずフェース板20をヘッド本体10の開口部11の内部に置き入れ、第一外結合面21の底部の外径w1が第一内結合面12の底部の内径w2より大きいため、第一外結合面21は少なくとも底部の周縁から第一内結合面12に緊密に当接することにより、当接部Bが形成される。また、当接部Bの上方においても第一内結合面12と第一外結合面21の間に存在する角度の差によって充填剤空間Aが形成される。当接部Bによりフェース板20を開口部11に適当に嵌設して位置決めすることにより、取付け具または工作機を使用する確率を減らすことができるため、後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができる。さらに、溶接の製造工程を行う時、例えば真空または不活性ガスが注入された高温炉を利用して硬ろう付けの製造工程による加熱の段階を行う時、充填剤空間Aに充分な量の溶接剤30を充填して第一内結合面12と第一外結合面21を結合することができるだけではなく、同時に充填剤空間Aにおいても溶接剤30を案内して勢いよく下方へ当接部Bの隙間の内部に毛細して滲み込むことができるため、当接部Bの結合の信頼性を確保することができる。このように、従来の技術における公告第327606号と第469144号の硬ろう付けの溶接の材料は肩部から上方へ毛細による隙間の充填を行わなければならないのに対し、本発明においては溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。
その他に、本発明において第一内結合面12と第一外結合面21を利用するだけで、フェース板20とヘッド本体10を充分に緊密に嵌設して結合することができ、そのために第一外結合面21の外径w1が第一内結合面12の内径w2より大きいという前提の下で、本発明においてはフェース板20と開口部11の間に存在する比較的大きい公差の自由度を許すことができ、すなわちヘッド本体10とフェース板20の精確度に関する要求を低くすることができる。これにより、本発明においていかなる製造方式(例えば、精密鋳造、鍛造、プレスまたは異種材料による複合の製造工程)を使用してヘッド本体10とフェース板20を製造しても、上記部材に対して削り加工の製造工程を相対的に減らすことができるため、製造コストを相対的に低く抑えることができる。
図4を参照すると、本発明の実施例2のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例2におけるフェース板20の第一外結合面21にはさらにフェース板20の正面から背面に向かって傾斜の縮径が形成され、またその傾斜の角度は第一内結合面12の傾斜の角度とは異なるように設計される。これにより、第一外結合面21は同様に底部の周縁から第一内結合面12に緊密に当接することによって当接部Bが形成される。また、当接部Bの上方においても第一内結合面12と第一外結合面21の間に存在する角度の差によって充填剤空間Aが形成される。このように、本発明においても同様に後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができ、さらに溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。さらに、第一外結合面21も使用上の需要性に応じて例えば平斜面または円弧面から選ぶことができる。
図5、6、7を参照すると、本発明の実施例3のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例3におけるフェース板20の外周縁には第一外結合面21と第二外結合面21’が形成される。第一外結合面21と第二外結合面21’はそれぞれフェース板20の正面から背面に向かって異なる傾斜の角度の縮径が形成されると同時に、第一外結合面21の傾斜の角度は第一内結合面12の傾斜の角度とは同じになるように設計される。これにより、組立時において、第一外結合面21と第一内結合面12は傾斜による配合の方式を利用して当接部Bを結合することができる。その他に、当接部Bの上方においては第二外結合面21’と第一内結合面12の間に存在する角度の差によって充填剤空間Aが形成される。このように、本発明においても同様に後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができ、さらに溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。さらに、ヘッド本体10は他に第一内結合面12の底部において水平に延伸した肩部13が形成されるため、フェース板20を安定して支持することができる。
図8、9、10を参照すると、本発明の実施例4のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例4におけるヘッド本体10の開口部11の内周縁には第一内結合面12と第二内結合面12’が形成される。第一内結合面12と第二内結合面12’はそれぞれ開口部11の正面から背面に向かって異なる傾斜の角度の縮径が形成されると同時に、第一内結合面12の傾斜の角度はフェース板20の第一外結合面21の傾斜の角度とは同じになるように設計される。これにより、組立時において、第一内結合面12と第一外結合面21は傾斜による配合の方式を利用して当接部Bを結合することができる。その他に、当接部Bの上方においては第二内結合面12’と第一外結合面21の間に存在する角度の差によって充填剤空間Aが形成される。このように、本発明においても同様に後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができ、さらに溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。さらに、ヘッド本体10は他に第一内結合面12の底部において水平に延伸した肩部13が形成されるため、フェース板20を安定して支持することができる。
図11、12を参照すると、本発明の実施例5のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例5におけるフェース板20の第一外結合面21にはさらに上端において切角22が形成され、そして第一外結合面21の傾斜の角度はヘッド本体10の第一内結合面12の傾斜の角度とは同じになるように設計される。これにより、ヘッド本体10とフェース板20を組み立てる時、フェース板20の切角22から直接充填剤空間Aを形成することができるため、充分な量の溶接剤30を収容することができる。また、第一内結合面12と第一外結合面21は傾斜による配合の方式を利用して当接部Bを形成することができる。このように、本発明においても同様に後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができ、さらに溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。
図13、14を参照すると、本発明の実施例6のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造が掲示される。実施例1と比較すると、実施例6におけるヘッド本体10の第一内結合面12にはさらに上端において切角14が形成され、そして第一内結合面12の傾斜の角度はフェース板20の第一外結合面21の傾斜の角度とは同じになるように設計される。これにより、ヘッド本体10とフェース板20を組み立てる時、ヘッド本体10の切角14から直接充填剤空間Aを形成することができるため、充分な量の溶接剤30を収容することができる。また、第一内結合面12と第一外結合面21は傾斜による配合の方式を利用して当接部Bを形成することができる。このように、本発明においても同様に後続の溶接の製造工程において組立時における位置決めの段階を簡単にすることができ、さらに溶接の歩留り、溶接の便利性と溶接の信頼性を増やすことができる。
上述の如く、従来のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造によれば、硬ろう付けによる接合は空洞が生じ易く、部材の組立における精密度の要求性が高過ぎるため、溶接時において取付け具または工作機を利用してフェース板を位置決めしなければならないなどの問題点があったが、図1に示す本発明のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造によれば、第一内結合面12と第一外結合面21の間に形成された充填剤空間Aと当接部Bによりフェース板20をヘッド本体10の開口部11の内部に嵌設して結合することができるため、溶接時における組立の位置決めを確実に簡単にし、溶接の結合強度を増やし、さらに製造コストを低く抑えることができる。
本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
10 ヘッド本体 11 開口部
12 第一内結合面 12’ 第二内結合面
13 肩部 14 切角
20 フェース板 21 第一外結合面
21’ 第二外結合面 22 切角
30 溶接剤
A 充填剤空間 B 当接部
12 第一内結合面 12’ 第二内結合面
13 肩部 14 切角
20 フェース板 21 第一外結合面
21’ 第二外結合面 22 切角
30 溶接剤
A 充填剤空間 B 当接部
Claims (12)
- ヘッド本体(10)、第一内結合面(12)、フェース板(20)および第一外結合面(21)により構成されるゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造であって、上記ヘッド本体(10)の正面には開口部(11)が形成され、上記第一内結合面(12)は開口部(11)の内周縁に形成され、上記フェース板(20)の正面にはゴルフボールを打撃するための打撃面が形成され、上記第一外結合面(21)はフェース板(20)の外周縁に形成され、フェース板(20)がヘッド本体(10)の開口部(11)に嵌入された時、第一内結合面(12)と第一外結合面(21)の間には充填剤空間(A)と当接部(B)が形成され、充填剤空間(A)は溶接剤(30)を充填するのに用いられ、さらに当接部(B)は溶接前における嵌設による結合を形成するのに用いられることを特徴とするゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 少なくとも上記第一内結合面(12)には傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第一内結合面(12)と第一外結合面(21)の間に存在する角度の差には充填剤空間(A)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第一内結合面(12)と第一外結合面(21)には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第一内結合面(12)と第一外結合面(21)の間に存在する角度の差によって共同で充填剤空間(A)と当接部(B)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第一外結合面(21)の底部の外径は上記第一内結合面(12)の底部の内径より大きくなるように形成され、組立時において第一内結合面(12)と第一外結合面(21)の底部が当接し合うことにより、上記当接部(B)が形成されることを特徴とする請求項2または3記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第一内結合面(12)と第一外結合面(21)には同じ角度を有した傾斜の縮径が形成、さらにフェース板(20)には他に第二外結合面(21’)が含まれ、第二外結合面(21’)には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第二外結合面(21’)と第一内結合面(12)の間に存在する角度の差によって充填剤空間(A)が形成されると同時に、第一外結合面(21)と第一内結合面(12)は当接し合って当接部(B)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第一内結合面(12)と第一外結合面(21)には同じ角度を有した傾斜の縮径が形成、さらにフェース板(20)には他に第二内結合面(12’)が含まれ、第二内結合面(12’)には異なる角度を有した傾斜の縮径が形成されることにより、組立時において第二内結合面(12’)と第一外結合面(21)の間に存在する角度の差によって充填剤空間(A)が形成されると同時に、第一外結合面(21)と第一内結合面(12)は当接し合って当接部(B)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記ヘッド本体(10)の開口部(11)が第一内結合面(12)の上端においては他に切角(14)が形成されることにより、充填剤空間(A)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記フェース板(20)が第一外結合面(21)の上端においては他に切角(22)が形成されることにより、充填剤空間(A)が形成されることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第一内結合面(12)と第一外結合面(21)は平斜面、円弧面から選ぶことができることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第二外結合面(21’)は平斜面、円弧面から選ぶことができることを特徴とする請求項5記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記第二内結合面(12’)は平斜面、円弧面から選ぶことができることを特徴とする請求項6記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
- 上記ヘッド本体(10)は他に第一内結合面(12)の底部において水平に延伸した肩部(13)が形成されることにより、フェース板(20)を支持することができることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドのフェース板の結合構造。
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EP1762847A2 (en) | 2005-09-09 | 2007-03-14 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Oil pan for automotive engines |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070320 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071004 |