JP2001170222A - アイアンゴルフクラブヘッド及びアイアンゴルフクラブセット - Google Patents

アイアンゴルフクラブヘッド及びアイアンゴルフクラブセット

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JP2001170222A
JP2001170222A JP35953499A JP35953499A JP2001170222A JP 2001170222 A JP2001170222 A JP 2001170222A JP 35953499 A JP35953499 A JP 35953499A JP 35953499 A JP35953499 A JP 35953499A JP 2001170222 A JP2001170222 A JP 2001170222A
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JP
Japan
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face
head
golf club
gravity
iron golf
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JP35953499A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sano
喜則 佐野
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れかつ設計自由度を高めうるアイ
アンゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 ヘッド本体2と、圧入された板状のフェ
ース部材3を具える。ヘッド本体2は、フェース部材3
の外周面3aを保持する内周壁面部5と、該内周壁面部
5から張り出しフェース部材3の背面3cを受ける底部
6とを含むフェース受け部4を具える。底部6は、フェ
ース部材3の背面3cに接する平坦底部6aと、この平
坦底部6aに囲まれフェース部材の背面3cから離間す
ることにより前記背面3cとの間で中空部iを形成する
凹底部6Bとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性に優れかつ
設計自由度を高めうるアイアンゴルフクラブヘッド及び
アイアンゴルフクラブセットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば板状をなすフェース部材に
比重の小さい金属材料を用いるとともに、このフェース
部材と接合されるヘッド本体に比重の大きな金属材料を
用いるなど、フェース部材とヘッド本体とを異種材料に
て構成したアイアンゴルフクラブヘッドが提案されてい
る。このようなヘッドでは、重量をヘッドの周辺により
多く配分したり、ヘッドの重心位置の設計自由度を高め
ることができる。
【0003】また例えば特公平6−26637号公報で
は、図12に示すように、アイアンゴルフクラブヘッド
aにおいて、フェース部材bの背面に背面部材cを装着
しヘッドaの内部に中空部dを形成することを提案して
いる。そしてアイアンゴルフクラブセット内において、
この中空部dの度合いを、ロングアイアン側からショー
トアイアン側に番手が移行するに従って漸減させること
により、ヘッドaの重心深度を調節することが記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示したヘッド
aの場合、フェース部材bの背面部に、前記背面部材c
を装着するための受け部eが形成されている。このた
め、フェース部材bの外周部fは何ら拘束されておら
ず、その背面の一部しか背面部材cに保持されていない
ため、ボールの打撃時の衝撃等により、フェース部材b
と背面部材cとが外れやすいという欠点がある。
【0005】またフェース部材bと背面部材cとは、溶
接により接合されるため、生産性に劣り、製造コストが
上昇する他、両部材の位置決めが困難であるため、両部
材を正確に接合するのが困難であり、例えばヘッドの微
妙な重心位置を設定するためには多大の労力を必要とす
る。
【0006】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、ヘッド本体に、フェース部材の外周面
を保持する内周壁面部と、該内周壁面部から張り出しフ
ェース部材の背面を受ける底部とを含むフェース受け部
を設けてフェース部材が圧入されているとともに、前記
底部にフェース部材の背面との間で中空部を形成する凹
底部を含ませることを基本として、耐久性と生産性に優
れかつ中空部の形状、位置などを適宜変えることにより
設計自由度を大幅に高めうるアイアンゴルフクラブヘッ
ド及びアイアンゴルフクラブセットを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、ヘッド本体に、板状のフェース部材を圧入
することによりボールを打撃するフェース面を形成した
アイアンゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体
は、前記フェース部材の外周面を保持する内周壁面部
と、該内周壁面部から張り出しフェース部材の背面を受
ける底部とを含むフェース受け部を具え、かつ前記底部
は、フェース部材の背面に接する平坦底部と、この平坦
底部に囲まれ前記フェース部材の背面から離間すること
により前記フェース部材の背面との間で中空部を形成す
る凹底部とを含むことを特徴としている。
【0008】このようなアイアンゴルフクラブヘッドに
あっては、フェース部材がヘッド本体に圧入により接合
されるため、溶接に比して製造コストが低減しかつ生産
性が向上する。またフェース部材は、背面のみならず、
その外周面までもがヘッド本体に設けたフェース受け部
によって保持される結果、フェース部材がヘッド本体に
強固に拘束され、ボール打撃時の両部材の外れ等を効果
的に防止する他、フェース受け部によってフェース部材
を正確に位置合わせすることが容易に行えるため、例え
ば精度良くヘッドの重心設定などが行える。さらに、前
記中空部の形状、位置などを種々変化させることによ
り、外観上は同一でも重心位置が種々異なるヘッドを製
造することができ、設計自由度が大幅に向上しうる。
【0009】また、前記底部は、例えば前記平坦底部に
形成されかつこの平坦底部を貫通する開口部を設けると
ともに、この開口部の容積重心からの前記フェース面へ
の垂線が該フェース面と交わる開口部重心投影点P1の
ソールからの高さH1を、前記中空部の容積重心からの
前記フェース面への垂線が該フェース面と交わる中空部
重心投影点P2の高さH2よりも大とすることが望まし
い。このような開口部を設けることにより、ヘッドの重
心をより低くすることができる。
【0010】また前記開口部重心投影点P1の高さH1
は、ヘッドの重心からのフェース面への垂線が該フェー
ス面と交わるヘッド重心投影点Sの高さH3よりも大と
し、かつ前記中空部重心投影点P2の高さH2は、前記
ヘッド重心投影点Sの高さH3よりも小であることが望
ましい。
【0011】また請求項4記載のアイアンゴルフクラブ
セットでは、前記アイアンゴルフクラブヘッドを具えた
アイアンゴルフクラブの複数本を含んでなり、前記各ヘ
ッドは、フェース面に凹設された細溝からなるスコアラ
インを有し、かつ各クラブは、少なくとも前記中空部の
位置又は形状を違えることにより、前記ヘッドの重心か
らのフェース面への垂線が該フェース面と交わるヘッド
重心投影点Sと、前記スコアラインのトウ側端とヒール
側端との間の中間位置を通りフェース面に直角なフェー
ス中間垂直面との間の距離Nが異なることを特徴として
いる。
【0012】また前記距離Nは、前記ヘッド重心投影点
Siがフェース中間垂直面からトウ側に位置するときを
+、ヒール側を−とするとき、ロフト角が28゜未満の
ロング系のアイアンゴルフクラブにおいて+3mmよりも
大、ロフト角が28゜以上かつ38゜未満のミドル系の
アイアンゴルフクラブにおいて+1.0mmよりも大かつ
+3.0mm以下、かつロフト角が38゜以上のショート
系のアイアンゴルフクラブにおいて+1.0mm以下とす
ることが望ましい。さらに前記距離Nは、ロフト角が大
きいアイアンゴルフクラブから順番にN1、N2、…、
Nnとするとき、 N1≧N2≧…≧Nn かつ N1>Nn の関係を満たすことが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図1は本実施形態のアイアンゴル
フクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがあ
る。)1の正面図、図2はそのA−A線拡大端面図、図
3はフェース部材を圧入する前のヘッド本体の斜視図
(一部破断)を示している。図において、本実施形態の
ヘッド1は、ヘッド本体2と、板状のフェース部材3と
から構成され、かつ前記ヘッド本体2にフェース部材3
を圧入するにより、ボールを打撃する面であるフェース
面Fを形成している。このフェース面Fには、例えば凹
設された細溝からなるスコアラインSLが形成される。
【0014】前記ヘッド本体2は、例えばステンレス等
の比較的比重の大なる金属材料により構成され、また図
1、図2に示すように、シャフト(図示せず)が装着さ
れるホーゼル部2aを一体に有し、かつトウ部t、ヒー
ル部h、トップ部2t、ソール2sを具えている。また
ヘッド本体2は、フェース部材3を受けるフェース受け
部4を具えている。このフェース受け部4は、フェース
部材3の外周面3aを保持する内周壁面部5と、該内周
壁面部5からヘッドの中心側に張り出しフェース部材3
の背面3cを受ける底部6とを含んでいる。なおヘッド
本体2とフェース部材3とを同じ材料で形成することも
できる。
【0015】前記内周壁面部5は、図2、図4(B)に
示す如く、本例ではフェース部材3の外周部3aに形成
された凸部3dを被覆する被覆部5aと、そのバックフ
ェース側に設けられ該内周壁面部5に沿って連続して凹
んだ凹部5bとから形成されている。また前記底部6
は、本例ではフェース部材3の背面3cに接する平坦底
部6aと、この平坦底部6aに囲まれ前記フェース部材
3の背面3cから離間することにより前記フェース部材
3の背面3cとの間で中空部iを形成する凹底部6b
と、前記平坦底部6aに形成されかつこの平坦底部6a
を貫通する開口部6cとを含むものを示している。
【0016】前記中空部iは、本例ではソール2sに沿
って、ヘッドのトウ部t、ヒール部h間を略横長状にの
びるものを例示している。この中空部iの容積は、種々
定めることができるが、例えば0.2〜4cm 3、特に好
ましくは0.5〜3cm 3に設定するのが好ましい。また
前記開口部6cは、本例ではヘッド1のトップ部2tに
沿って、トウ部t側からヒールh側へ向かって下降した
傾めの横長状として形成されたものが例示される。開口
部6cの容積は、例えば0.1〜2.5cm 3、より好ま
しくは0.3〜1.8cm 3とし、例えば前記中空部iの
容積に比して10倍以下とするのが望ましい。なお中空
部i、開口部6cは、いずれもこれらの形状に限定され
るわけではない。
【0017】また前記平坦底部6aは、底部6から前記
凹底部6b、開口部6cを除いた部部で形成され、フェ
ース部材3の背面3cと接することにより該フェース部
材3を補強する。ここで、フェース部材3の背面と平坦
底部6aとが接するとは、直接、接する態様の他、例え
ば接着剤の層などを介して接する態様も含まれる。また
この平坦底部6aの全面積AS1が小さすぎると、フェ
ース部材3を強固に保持ないし補強する能力が低下し、
逆に大きすぎると、中空部iや開口部6cを形成するこ
とによる重心設計などが困難になる傾向がある、このよ
うな観点より、特に限定されるものではないが、前記平
坦底部6aの全面積AS1を、フェース部材3の背面3
cの全面積AS2の例えば10〜80%、より好ましく
は30〜70%確保することが望ましい。
【0018】次に前記フェース部材3は、例えば厚さが
3mm前後の金属材料、より好ましくは前記ヘッド本体2
よりも比重の小さい異種材料、より具体的には例えばチ
タン又はチタン合金などを好適に用いることができ、そ
の表面3bがフェース面Fの一部を形成する。またフェ
ース部材3の外周面3aは、その背面3c側に前記内周
壁面部5の凹部5bに嵌まり合う凸部3dを有すること
により、前記内周壁面部5と密着しかつ抜け止め保持さ
れて圧入されている。
【0019】このようなフェース部材3は、圧入前にお
いてもほぼ図1、図2に示した形状を有している。他
方、ヘッド本体2は、フェース部材3の圧入前において
は、例えば図4(A)に示す如く、前記内周壁面部5を
前記凸部3dの外周輪郭に略等しいか又はそれよりも僅
かに大きい内周輪郭で面一に形成されており、その内周
壁面部5の開口縁部には、この開口縁部に沿って連続し
かつ小高さで隆起するリブ7が形成されている。
【0020】そして、前記ヘッド本体2のフェース受け
部4にフェース部材3を圧入するには、図4(A)に示
したように、フェース部材3をヘッド本体2に設けた底
部6、内周壁面部5に合わせて填め込むことにより位置
合わせする。この際、例えば前記フェース部材3の背面
3cと平坦底部6aとの間などに接着剤などを介在させ
ておくこともできる。しかる後、同図(B)に示すよう
に、例えばフェース面F側からプレス機等の押型Dによ
って押圧することにより、前記内周壁面部5の開口縁部
に形成されたリブ7を塑性変形させ、内周壁面部5に、
前記フェース部材3の凸部3dを覆う被覆部5aをフェ
ース面Fと面一に形成する。これにより、フェース部材
3がヘッド本体2に強固に圧入される。
【0021】上記の方法は、本例の如く、ヘッド本体2
(ステンレス)がフェース部材3(チタン系材料)より
も塑性加工し易い材料で構成された場合に好適である。
また、例えばフェース部材3がヘッド本体2よりも塑性
加工し易い場合には、図5(A)に示すように、例えば
フェース部材3の背面3cに該背面3cの周縁に沿って
背面3c側に突出した周縁リブ3dを形成するととも
に、ヘッド本体2の内周壁面部5の底部6側に、予め凹
部5bなどを形成しておくことができる。そして、フェ
ース面F側から押型Dによって押圧することにより、前
記フェース部材3の周縁リブ3dを塑性変形させ、前記
内周壁面部5の凹部5bにフェース部材3の一部を充填
し、両者を接合することもできる。
【0022】以上のように、ヘッド本体2に板状のフェ
ース部材3を圧入するとは、押圧によりいずれか一方な
いし両方の部材の一部を塑性変形させることにより両部
材2、3を強固に係合させて接合することを言い、具体
的な構成は上記の2つの実施形態に限定されず、種々の
構成が採用できる。またこの圧入に、接着剤などを併用
することにより、さらに接合強度を高めうるのは前記し
た通りである。
【0023】このようなヘッド1にあっては、フェース
部材3がヘッド本体2に圧入により接合されるため、溶
接に比して製造コストを低減でき、かつ生産性が向上す
る。またフェース部材3は、その背面3cのみならず、
その外周部3bまでもがヘッド本体2に設けたフェース
受け部4によって保持される結果、ヘッド本体2がフェ
ース部材3を強固に拘束できるから、ボール打撃時の両
部材の外れ等を効果的に防止でき耐久性が向上する。ま
た、ヘッド本体2とフェース部材3とを圧入する際に
は、フェース部材3の外周部3a、背面3cを保持する
フェース受け部4を利用してフェース部材3をヘッド本
体2に正確に位置合わせすることが容易に行えるため、
例えば精度良くヘッド1の重心設定などが行える。
【0024】さらにヘッド1は、図6(A)、(B)に
示すように中空部iの容積、形状を変えること、さらに
は図7(A)、(B)に示すように、中空部iをトウ部
t−ヒール部h方向で位置を変えること、さらには図8
(A)、(B)に示すように中空部iを、トップ部2t
−ソール2sの方向で位置を変えるることができるか
ら、例えば外観上は全く同一でも重心位置や重心深度が
種々異なるヘッドを容易に製造することができ、設計自
由度を大幅に向上しうる。特に従来では、アイアンゴル
フクラブセットとするとき、セット内での外観形状の統
一感を維持すると、十分な重心設計が行えなかったが、
本実施形態のヘッドを用いることにより、セットとして
の統一感を確保しつつ、大胆な重心設定が可能となる点
でも好ましい。なお図6〜図8では中空部iを種々変化
させたものを例示したが、これとは別に、あるいは併用
して開口部6cの位置なども変えることができる。
【0025】ここで前記中空部i、開口部6cの位置な
いし形状は、ヘッド1に応じ種々定めうるが、近年では
ボールを上げやすくするためヘッド1の重心をより低く
することが求められているため、例えば図2に示すよう
に、開口部6cの容積重心G1からのフェース面Fへの
垂線が該フェース面Fと交わる開口部重心投影点P1の
ソールからの高さH1を、中空部iの容積重心G2から
のフェース面Fへの垂線が該フェース面Fと交わる中空
部重心投影点P2の高さH2よりも大とすることが望ま
しい。
【0026】すなわち、開口部6cをヘッド1のトップ
部2t側に、また中空部iをヘッド1のソール2s側に
それぞれ形成することにより、例えばソールの肉厚を大
とするなど、開口部6cの分の重量をヘッド1の周辺部
分に配することができるからスイートエリアを増大した
り、またソール2s側に配してヘッドの重心をより低く
することができる。特に近年のヘッド形状は、ソール2
s側の厚さ(いわゆるソール巾)を大としたいわゆる下
膨れ形状が主流となっているため、中空部iをヘッド1
のトップ部2t側に形成すると、中空部iを囲む肉厚が
薄くなるため耐久性が低下するため好ましくない。
【0027】また前記開口部重心投影点P1の高さH1
は、ヘッド1の重心Ghからのフェース面Fへの垂線が
該フェース面Fと交わるヘッド重心投影点Sの高さH3
よりも大とし、かつ前記中空部重心投影点P2の高さH
2は、前記ヘッド重心投影点Sの高さH3よりも小とす
ることが望ましい。前記中空部iをヘッド1のソール2
s側に設けた場合、その形成の方法如何によっては、結
果としてヘッド1の重心を高くしてしまう場合も考えら
れる。しかしながら、開口部6cを中空部iと併せて形
成し、各々の容積重心の投影点P1、P2をヘッド重心
投影点Sに関連づけて規制することにより、上述のよう
な高重心化を解消することも可能になる。なお前記開口
部6c、中空部iは、現実には物体が存在しない空間で
あるが、この空間に均一な重量を与えたときに得られる
各容積重心を、開口部6cの容積重心、中空部iの容積
重心とする。
【0028】また中空部i又は/及び開口部6cは、例
えば図9に示すように複数個設けることができる。この
例では、前記ヘッド重心投影点Sを含みかつトップ部2
tからソール2sまでのびる前記平坦底部6aを設けか
つそのトウ部t側、ヒール部h側に分けて前記中空部i
t、ih、開口部6ct、6chを形成している。本例
では、ヘッド本体2を効果的に補強して耐久性を向上
し、またヘッド重心投影点Sで打撃したときの打球感が
より一層向上しうる。なおこの場合、例えば中空部iの
容積重心は、複数あるそれぞれの中空部it、ihの容
積重心を夫々求め、さらにこれらの複数個の容積重心の
重心をさらに求めれば良い。開口部6cの容積重心を求
めるときも同様とする。
【0029】図10には、前記実施形態のヘッド1を複
数本のアイアンゴルフクラブ(以下、単に「クラブ」と
いうことがある。)10を具えたアイアンゴルフクラブ
セット(以下、単に「セット」ということがある。)を
例示している。該セットでは、ロフト角が最も小さい低
番手のゴルフクラブから、ロフト角が最も大きい高番手
のゴルフクラブまで、ロフト角が徐々に漸増しかつクラ
ブ全長が漸減するた複数本、例えば4〜11本、より好
ましくは6〜11本程度程度で構成され、ロフト角が2
8゜未満のロング系のアイアンゴルフクラブ10a、ロ
フト角が28゜以上かつ38゜未満のミドル系のアイア
ンゴルフクラブ10b、及びロフト角が38゜以上のシ
ョート系のアイアンゴルフクラブ10cの各1本を少な
くとも含む。
【0030】本実施形態のセットにおいて、各クラブ1
0は、少なくとも前記中空部iの位置又は形状のいずれ
か又は双方を違えている。例えば本例では、中空部i
は、ロフト角が大きいクラブ10ほどトウ部t側へと移
動している。これにより、各クラブ10のヘッド重心投
影点Sとフェース中間垂直面CPとの間の距離Nは異な
っている。フェース中間垂直面CPとは、前記スコアラ
インSLのトウ側端L1とヒール側端L2(いわゆるバ
ーチカル線)との間の中間位置を通りフェース面Fに直
角な平面とする。
【0031】前記距離Nをセット内でどのように変化さ
せるかは、対象とするゴルファのレベルに応じて異なる
ものである。例えば、初心者ないしアベレージゴルファ
では、その多くがロング系のクラブでのスライス、ショ
ート系のクラブでのフックに悩んでいる。このようなゴ
ルファを対象としたセットを構成する場合、前記距離N
は、ヘッド重心投影点Sがフェース中間垂直面CPから
トウ部t側に位置するときを+、ヒール部n側を−とす
るとき、ヘッド1が返りにくいロング系のクラブ10a
ほど前記距離Nを大きくし、またヘッド1が返りやすい
ショート系のクラブ10cほど前記距離Nを小さくする
ことが望ましい。これにより、ロング系のクラブ10a
では、ヘッド重心投影点Sがトウ部t側に近づくため、
ヘッドの返りが向上しスライスを防止しうるとともに、
ショート系のクラブ10cでは、ヘッド重心投影点Sが
ヒール部h側に近づくため、ヘッド1の返りが抑えら
れ、引っかけ、フックなどが防止される。
【0032】より具体的には、前記距離Nは、ロング系
のクラブ10aにおいて+3mmよりも大、より好ましく
は+3mmよりも大かつ10mm以下、前記ミドル系のクラ
ブ10bにおいて+1.0mmよりも大かつ+3.0mm以
下、かつショート系のクラブ10cにおいて+1.0mm
以下、より好ましくは−10mm以上かつ+1.0mm以下
とするのが望ましい。このようなセットでは、特に前記
距離Nは、ロフト角が大きいアイアンゴルフクラブから
順番にN1、N2、…、Nnとするとき、 N1≧N2≧…≧Nn かつ N1>Nn、 より好ましくは、 N1>N2>…>Nn の関係を満たすことが望ましいものである。
【0033】また例えば、中級者〜上級ないしプロゴル
ファなど、ヘッド1を十分にコントロールすることがで
きるゴルファでは、ボールが掴まりすぎてフック、引っ
かけに悩むことがある。特に飛距離の出るロング系のク
ラブでフックなどが生じると、大きなミスにつながりや
すい。そこで、このようなゴルファを対象としてセット
を構成する場合、前記距離Nは、ヘッド重心投影点Sが
フェース中間垂直面CPからトウ部t側に位置する場合
を+、ヒール部h側に位置する場合を−とするとき、飛
距離の出るロング系のクラブ10aほど前記距離Nを小
さくすることが望ましい。これにより、ロング系のクラ
ブ10aほど、ヘッド重心投影点Sがヒール部h側に近
づくため、ヘッド1が相対的に返りづらくなるためフッ
クを防止しうる。
【0034】この場合、前記距離Nについて、ロフト角
が大きいアイアンゴルフクラブから順番にN1、N2、
…、Nnとするとき、 N1≦N2≦…≦Nn かつ N1<Nn、 より好ましくは、 N1<N2<…<Nn の関係を満たすものが好ましい。
【0035】
【実施例】次に本発明のより具体的な実施例について説
明する。ステンレスのヘッド本体に、チタン合金のフェ
ース部材を圧入してアイアンゴルフクラブヘッド(#3
〜#9、PW、AW、SWのセット)を複数種類試作す
るとともに、各ヘッドにシャフトを装着して10本のア
イアンゴルフクラブからなるアイアンゴルフクラブセッ
トを製作した。各セットのロフト角、前記距離N(フェ
ース巾垂直面とヘッド重心投影点との間の距離)の関係
を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1において、セット1、セット2は、図
1に示したような中空部(容積1.5〜2.5cm 3)、
開口部を有し、主として中空部をフェース巾方向に変化
させることにより、前記距離Nを設定したものである。
このセット1、2は、いずれも請求項1〜4の範囲内に
設定されている。またセット3〜5は、図11に示すよ
うな断面形状を有し、中空部は形成されていない。ただ
し、ヘッドの形状、ヘッド重量、ヘッド重心投影点Sの
高さH3は、セット1〜5について全て同一に設定し
た。
【0038】そして、ハンディキャップ20〜25のゴ
ルファ5名により、各セットのクラブを芝上で#3から
順に2ピースゴルフボールを5球ずつ打撃する試打テス
トを行い、打球の方向性を確認した。以下にその結果を
示す。
【0039】<セット1>5名のゴルファ全員におい
て、良好な方向性が確認された。
【0040】<セット2>3名のゴルファは、良好な打
球の方向性が得られた。1名のゴルファに、#4が、#
3や#5に比べて、ややフック気味のボールが出やすい
ことが確認された。また1名のゴルファには、AWがわ
ずかにフックすることが確認された。
【0041】<セット3>5名のゴルファ全員に、ショ
ート系のクラブ(#9〜SW)においてフックしやすい
ことが確認された。
【0042】<セット4>5名のゴルファ全員に、ロン
グ系のクラブ(#3〜#5)においてスライスし易いこ
とを確認した。
【0043】<セット5>3名のゴルファには、ショー
ト系のクラブ(#9〜SW)においてフックしやすく、
ロング系のクラブ(#3〜#5)においてスライスしや
すいことが確認された。また1名のゴルファには、ショ
ート系のクラブ(#9〜SW)においてフックしやすい
ことが確認された。さらに1名のゴルファには、ロング
系のクラブ(#3〜#5)においてスライスしやすいこ
とが確認された。
【0044】次に、セット1のSW(クラブ1)と、こ
のクラブ1の開口部を無くしたSW(クラブ2:距離N
=0.3mm)を試作し、芝上からの打球の方向性と、バ
ンカーからのボールの上がり易さを同様に5名のゴルフ
ァにより打撃テストを行った。テストの結果は次の通り
である。
【0045】<クラブ1>打球の方向性、ボールの上が
り易さのいずれにおいても、5名のゴルファ全員におい
て、良好な結果が確認された。
【0046】<クラブ2>打球の方向性については5名
のゴルファ全員において、良好な結果が確認された。ボ
ールの上がり易さについては、2名のゴルファには、ボ
ールが上がりにくくバンカーからの脱出に難があること
が確認された。また残りの3名のゴルファには、ボール
が多少上がりにくいことが確認された。
【0047】
【発明の効果】上述したように、請求項1〜3に記載し
た発明では、フェース部材がヘッド本体に圧入により接
合されるため、溶接に比して製造コストが低減しかつ生
産性が向上する。またフェース部材は、背面のみなら
ず、その外周面までもがヘッド本体に設けたフェース受
け部によって保持される結果、ヘッド本体がフェース部
材を強固に拘束でき、ボール打撃時の両部材の外れ等を
効果的に防止する他、フェース受け部によってフェース
部材を正確に位置合わせすることが容易に行えるため、
例えば精度良くヘッドの重心設定などが行える。さら
に、前記中空部の形状、位置などを種々変化させること
により、外観上は同一でも重心位置が種々異なるヘッド
を製造することができ、設計自由度が大幅に向上しう
る。
【0048】また、請求項4記載の発明では、前記アイ
アンゴルフクラブセット内において、各ヘッドは、少な
くとも前記中空部の位置又は形状を違えることにより、
ヘッド重心投影点Sと、スコアラインのトウ側端とヒー
ル側端との間の中間位置を通りフェース面に直角なフェ
ース中間垂直面との間の距離Nが異なるため、対象とす
るゴルファに応じて重心設計が容易に行える。
【0049】また、請求項5記載の発明では、ロング系
のアイアンゴルフクラブほど、ヘッド重心投影点Sがト
ウ側に近づくため、ヘッドが相対的に返り易くなってス
ライスを防止でき、また、ショート系のアイアンゴルフ
クラブになるなどヘッドの重心がヒール部側に近づくた
め、ヘッドが返り難くなってフックを防止でき、初、中
級者ゴルファに好適なアイアンゴルフクラブセットを提
供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のアイアンゴルフクラブヘッドの正
面図である。
【図2】そのA−A線拡大端面図である。
【図3】フェース部材を圧入する前のヘッド本体の斜視
図(一部破断)である。
【図4】(A)、(B)は、フェース部材の圧入方法を
説明する部分断面図である。
【図5】(A)、(B)は、フェース部材の他の圧入方
法を説明する部分断面図である。
【図6】(A)、(B)は中空部の形状を変えた実施形
態を示すヘッドの正面図である。
【図7】(A)、(B)は中空部のトウ−ヒール方向の
位置を変えた実施形態を示すヘッドの正面図である。
【図8】(A)、(B)は中空部のトップ−ソール方向
の位置を変えた実施形態を示すヘッドの正面図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すヘッドの正面図で
ある。
【図10】アイアンゴルフクラブセットを例示するクラ
ブの部分正面図である。
【図11】セット3〜5の各クラブの断面略図である。
【図12】従来のヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 アイアンゴルフクラブヘッド 2 ヘッド本体 3 フェース部材 4 フェース受け部 5 内周壁面部 6 底部 6a 平坦底部 6b 凹底部 6c 開口部 i 中空部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド本体に、板状のフェース部材を圧入
    することによりボールを打撃するフェース面を形成した
    アイアンゴルフクラブヘッドであって、 前記ヘッド本体は、前記フェース部材の外周面を保持す
    る内周壁面部と、該内周壁面部から張り出しフェース部
    材の背面を受ける底部とを含むフェース受け部を具え、 かつ前記底部は、フェース部材の背面に接する平坦底部
    と、この平坦底部に囲まれ前記フェース部材の背面から
    離間することにより前記フェース部材の背面との間で中
    空部を形成する凹底部とを含むことを特徴とするアイア
    ンゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】前記底部は、前記平坦底部に形成されかつ
    この平坦底部を貫通する開口部を具えるとともに、 この開口部の容積重心からの前記フェース面への垂線が
    該フェース面と交わる開口部重心投影点P1のソールか
    らの高さH1を、 前記中空部の容積重心からの前記フェース面への垂線が
    該フェース面と交わる中空部重心投影点P2の高さH2
    よりも大としたことを特徴とする請求項1記載のアイア
    ンゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】前記開口部重心投影点P1の高さH1は、
    ヘッドの重心からのフェース面への垂線が該フェース面
    と交わるヘッド重心投影点Sの高さH3よりも大とし、 かつ前記中空部重心投影点P2の高さH2は、前記ヘッ
    ド重心投影点Sの高さH3よりも小であることを特徴と
    する請求項2記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のアイア
    ンゴルフクラブヘッドを具えたアイアンゴルフクラブの
    複数本を含んでなり、 前記各ヘッドは、フェース面に凹設された細溝からなる
    スコアラインを有し、 かつ各クラブは、少なくとも前記中空部の位置又は形状
    を違えることにより、前記ヘッドの重心からのフェース
    面への垂線が該フェース面と交わるヘッド重心投影点S
    と、 前記スコアラインのトウ側端とヒール側端との間の中間
    位置を通りフェース面に直角なフェース中間垂直面との
    間の距離Nが異なることを特徴とするアイアンゴルフク
    ラブセット。
  5. 【請求項5】前記距離Nは、前記ヘッド重心投影点Sが
    フェース中間垂直面からトウ側に位置するときを+、ヒ
    ール側を−とするとき、 ロフト角が28゜未満のロング系のアイアンゴルフクラ
    ブにおいて+3mmよりも大、 ロフト角が28゜以上かつ38゜未満のミドル系のアイ
    アンゴルフクラブにおいて+1.0mmよりも大かつ+
    3.0mm以下、 かつロフト角が38゜以上のショート系のアイアンゴル
    フクラブにおいて+1.0mm以下としたことを特徴とす
    る請求項4記載のアイアンゴルフクラブセット。
  6. 【請求項6】前記距離Nは、ロフト角が大きいアイアン
    ゴルフクラブから順番にN1、N2、…、Nnとすると
    き、 N1≧N2≧…≧Nn かつ N1>Nn の関係を満たすことを特徴とする請求項4又は5記載の
    アイアンゴルフクラブセット。
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