JP2601823Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents
車輌用灯具Info
- Publication number
- JP2601823Y2 JP2601823Y2 JP1993073627U JP7362793U JP2601823Y2 JP 2601823 Y2 JP2601823 Y2 JP 2601823Y2 JP 1993073627 U JP1993073627 U JP 1993073627U JP 7362793 U JP7362793 U JP 7362793U JP 2601823 Y2 JP2601823 Y2 JP 2601823Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- vehicle
- lens
- attached
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は新規な車輌用灯具に関す
る。詳しくは、灯具を前方に臨ませるために車体や車体
側部材に形成された臨ませ孔と灯具との間の隙間からの
水や塵埃の侵入を防止した新規な車輌用灯具を提供しよ
うとするものである。
る。詳しくは、灯具を前方に臨ませるために車体や車体
側部材に形成された臨ませ孔と灯具との間の隙間からの
水や塵埃の侵入を防止した新規な車輌用灯具を提供しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具、例えば、自動車用の灯具に
あっては、車体又は車体に取付けられたバンパー等の車
体側部材に灯具を前方に臨ませるための臨ませ孔等の臨
ませ部が必要である。
あっては、車体又は車体に取付けられたバンパー等の車
体側部材に灯具を前方に臨ませるための臨ませ孔等の臨
ませ部が必要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、灯具を前方
に臨ませるための臨ませ部が形成されていると、該臨ま
せ部と灯具との間に全く隙間が無いようにすることは不
可能であるので、該隙間から水や塵埃が車体内部や灯具
の裏側に入り込み、灯具や車輌自体の故障の原因となっ
ていた。
に臨ませるための臨ませ部が形成されていると、該臨ま
せ部と灯具との間に全く隙間が無いようにすることは不
可能であるので、該隙間から水や塵埃が車体内部や灯具
の裏側に入り込み、灯具や車輌自体の故障の原因となっ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案車輌用灯
具は、上記した課題を解決するために、レンズの周縁部
に外面が略平坦な面に形成された巻付部を有する周壁部
を形成し、該周壁部の端部をランプボデイに取着した車
輌用灯具であって、先端部が後方へ折り返されてフラッ
プ部が形成された弾性材料から成るシール体を上記巻付
部に巻き付けた状態で接着剤により取着し、該シール体
のフラップ部が車体又は車体側部材に形成された灯具を
前方に臨ませるための臨ませ孔の開口縁の内側の全周に
わたって弾接するようにしたものである。
具は、上記した課題を解決するために、レンズの周縁部
に外面が略平坦な面に形成された巻付部を有する周壁部
を形成し、該周壁部の端部をランプボデイに取着した車
輌用灯具であって、先端部が後方へ折り返されてフラッ
プ部が形成された弾性材料から成るシール体を上記巻付
部に巻き付けた状態で接着剤により取着し、該シール体
のフラップ部が車体又は車体側部材に形成された灯具を
前方に臨ませるための臨ませ孔の開口縁の内側の全周に
わたって弾接するようにしたものである。
【0005】
【作用】従って、本考案車輌用灯具にあっては、シール
体のフラップ部がレンズと車体又は車体側部材に形成さ
れた灯具を前方に臨ませるための孔との間の隙間を塞
ぎ、該隙間からの水や塵埃の車体内部や灯具裏側への侵
入を防止することが出来る。
体のフラップ部がレンズと車体又は車体側部材に形成さ
れた灯具を前方に臨ませるための孔との間の隙間を塞
ぎ、該隙間からの水や塵埃の車体内部や灯具裏側への侵
入を防止することが出来る。
【0006】
【実施例】以下に、本考案車輌用灯具の詳細を図示した
実施例に従って説明する。尚、図示した実施例1は本考
案を自動車用の前照灯に適用したものである。
実施例に従って説明する。尚、図示した実施例1は本考
案を自動車用の前照灯に適用したものである。
【0007】2はランプボデイであり、前方に向かって
開口した容器状をしている。該ランプボデイ2の開口縁
には外方へ向かって突出したフランジ3が形成され、該
フランジ3にはその前面に開口した据付溝4が形成され
ている。5はフランジ3の外側縁から後方へ突設された
係止縁である。6はランプボデイ2の後部中央部に形成
された挿通孔である。
開口した容器状をしている。該ランプボデイ2の開口縁
には外方へ向かって突出したフランジ3が形成され、該
フランジ3にはその前面に開口した据付溝4が形成され
ている。5はフランジ3の外側縁から後方へ突設された
係止縁である。6はランプボデイ2の後部中央部に形成
された挿通孔である。
【0008】そして、このようなランプボデイ2は車体
7に固定される。
7に固定される。
【0009】8は透明な材料、例えば、透明な合成樹脂
やガラスで形成されたレンズである。レンズ8は上記ラ
ンプボデイ2の略前方に位置する前面部9と該前面部9
の周縁部から略後方へ向かって突出した周壁部10とか
ら成り、周壁部10は略平坦な外面10aを備え、該平
坦な外面10aが巻付部とされる。また、周壁部10の
後端には据付突部11が突設されており、該据付突部1
1の基部からは外方へ係着縁12が突設されている。
やガラスで形成されたレンズである。レンズ8は上記ラ
ンプボデイ2の略前方に位置する前面部9と該前面部9
の周縁部から略後方へ向かって突出した周壁部10とか
ら成り、周壁部10は略平坦な外面10aを備え、該平
坦な外面10aが巻付部とされる。また、周壁部10の
後端には据付突部11が突設されており、該据付突部1
1の基部からは外方へ係着縁12が突設されている。
【0010】このようなレンズ8はその据付突部11が
ランプボデイ2の据付溝4内に嵌合された状態でランプ
ボデイ2に取着される。この時、据付溝4内にはホット
メルト13が充填され、レンズ8とランプボデイ2との
間の防水が図られる。
ランプボデイ2の据付溝4内に嵌合された状態でランプ
ボデイ2に取着される。この時、据付溝4内にはホット
メルト13が充填され、レンズ8とランプボデイ2との
間の防水が図られる。
【0011】14、14、・・・(図では1個だけ示し
てある。)はプレートクリップであり、板バネ材料をC
字状に折り曲げ加工して成るものである。該プレートク
リップ14、14、・・・は適当な間隔を置いた数箇所
においてその一方の端部がランプボデイ2の係止縁5の
後端に係着され、他方の端部がレンズ8の係着縁12の
前面に係着され、これによって、レンズ8がランプボデ
イ2に取着される。
てある。)はプレートクリップであり、板バネ材料をC
字状に折り曲げ加工して成るものである。該プレートク
リップ14、14、・・・は適当な間隔を置いた数箇所
においてその一方の端部がランプボデイ2の係止縁5の
後端に係着され、他方の端部がレンズ8の係着縁12の
前面に係着され、これによって、レンズ8がランプボデ
イ2に取着される。
【0012】以上のように、レンズ8がランプボデイ2
にその前面開口部を覆うように取着されるてこれらラン
プボディ2とレンズ8によって画成された灯具空間15
が形成される。
にその前面開口部を覆うように取着されるてこれらラン
プボディ2とレンズ8によって画成された灯具空間15
が形成される。
【0013】16は上記した灯具空間15内で傾動自在
にランプボデイ2に支持されたリフレクタである。該リ
フレクタ16には電球17が取着されている。
にランプボデイ2に支持されたリフレクタである。該リ
フレクタ16には電球17が取着されている。
【0014】18は弾性材料、例えばゴムで形成された
シール体であり、帯体が輪状にされた如き主部19と該
主部19の前端から外側へ且つ後方へ折り返されたフラ
ップ部20とが一体に形成されて成る。そして、該シー
ル体18の主部19の周方向長さは上記レンズ8の周壁
部10の外周より稍小さい長さに設定されている。
シール体であり、帯体が輪状にされた如き主部19と該
主部19の前端から外側へ且つ後方へ折り返されたフラ
ップ部20とが一体に形成されて成る。そして、該シー
ル体18の主部19の周方向長さは上記レンズ8の周壁
部10の外周より稍小さい長さに設定されている。
【0015】該シール体18はその主部19が上記レン
ズ8の巻付部10aに巻き付けられた状態でレンズ8に
取着される。該シール体18のレンズ8巻付部10aへ
の取着は接着剤によって為される。かかる接着剤とし
て、シール体18の変形に対して追従可能な柔軟性を有
するものが良く、例えば、シリコン系の1:1液性常温
硬化型接着剤が挙げられるが、これに限られるものでは
ない。
ズ8の巻付部10aに巻き付けられた状態でレンズ8に
取着される。該シール体18のレンズ8巻付部10aへ
の取着は接着剤によって為される。かかる接着剤とし
て、シール体18の変形に対して追従可能な柔軟性を有
するものが良く、例えば、シリコン系の1:1液性常温
硬化型接着剤が挙げられるが、これに限られるものでは
ない。
【0016】21は車体7に形成された臨ませ孔であ
り、該臨ませ孔21を通して上記自動車用前照灯1が前
方へ臨まされる。
り、該臨ませ孔21を通して上記自動車用前照灯1が前
方へ臨まされる。
【0017】そして、上記シール体18のフラップ部2
0が上記臨ませ孔21の開口縁の内側全周にわたって弾
接される。従って、自動車用前照灯1のレンズ8の周壁
部10と臨ませ孔21の開口縁との間の隙間がシール体
18のフラップ部20によって塞がれ、この部分での防
水及び防塵が為される。
0が上記臨ませ孔21の開口縁の内側全周にわたって弾
接される。従って、自動車用前照灯1のレンズ8の周壁
部10と臨ませ孔21の開口縁との間の隙間がシール体
18のフラップ部20によって塞がれ、この部分での防
水及び防塵が為される。
【0018】
【考案の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本考案車輌用灯具は、レンズの周縁部に外面が略平
坦な面に形成された巻付部を有する周壁部を形成し、該
周壁部の端部をランプボデイに取着した車輌用灯具であ
って、先端部が後方へ折り返されてフラップ部が形成さ
れた弾性材料から成るシール体を上記巻付部に巻き付け
た状態で接着剤により取着し、該シール体のフラップ部
が車体又は車体側部材に形成された灯具を前方に臨ませ
るための臨ませ孔の開口縁の内側の全周にわたって弾接
するようにしたことを特徴とする。
に、本考案車輌用灯具は、レンズの周縁部に外面が略平
坦な面に形成された巻付部を有する周壁部を形成し、該
周壁部の端部をランプボデイに取着した車輌用灯具であ
って、先端部が後方へ折り返されてフラップ部が形成さ
れた弾性材料から成るシール体を上記巻付部に巻き付け
た状態で接着剤により取着し、該シール体のフラップ部
が車体又は車体側部材に形成された灯具を前方に臨ませ
るための臨ませ孔の開口縁の内側の全周にわたって弾接
するようにしたことを特徴とする。
【0019】従って、本考案車輌用灯具にあっては、シ
ール体のフラップ部がレンズと車体又は車体側部材に形
成された灯具を前方に臨ませるための孔との間の隙間を
塞ぎ、該隙間からの水や塵埃の車体内部や灯具裏側への
侵入を防止することが出来る。
ール体のフラップ部がレンズと車体又は車体側部材に形
成された灯具を前方に臨ませるための孔との間の隙間を
塞ぎ、該隙間からの水や塵埃の車体内部や灯具裏側への
侵入を防止することが出来る。
【0020】尚、上記実施例に示した具体的な形状及び
構造は、何れも本考案を実施するに際しての具体化のほ
んの一例を示したものに過ぎず、これらによって本考案
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
構造は、何れも本考案を実施するに際しての具体化のほ
んの一例を示したものに過ぎず、これらによって本考案
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図1】本考案車輌用灯具の実施の一例を示す縦断面図
である。
である。
1 自動車用前照灯(車輌用灯具) 2 ランプボデイ 7 車体 8 レンズ 10 周壁部 10a 巻付部 18 シール体 20 フラップ部21 臨ませ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】 レンズの周縁部に外面が略平坦な面に形
成された巻付部を有する周壁部を形成し、該周壁部の端
部をランプボデイに取着した車輌用灯具であって、先端
部が後方へ折り返されてフラップ部が形成された弾性材
料から成るシール体を上記巻付部に巻き付けた状態で接
着剤により取着し、該シール体のフラップ部が車体又は
車体側部材に形成された灯具を前方に臨ませるための臨
ませ孔の開口縁の内側の全周にわたって弾接するように
したことを特徴とする車輌用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073627U JP2601823Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車輌用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073627U JP2601823Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741821U JPH0741821U (ja) | 1995-07-21 |
JP2601823Y2 true JP2601823Y2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=13523749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073627U Expired - Fee Related JP2601823Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車輌用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601823Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993073627U patent/JP2601823Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0741821U (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |