JP2522701Y2 - 車両用灯具のレンズ取付装置 - Google Patents
車両用灯具のレンズ取付装置Info
- Publication number
- JP2522701Y2 JP2522701Y2 JP1990068975U JP6897590U JP2522701Y2 JP 2522701 Y2 JP2522701 Y2 JP 2522701Y2 JP 1990068975 U JP1990068975 U JP 1990068975U JP 6897590 U JP6897590 U JP 6897590U JP 2522701 Y2 JP2522701 Y2 JP 2522701Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- packing
- lamp
- flange
- gap
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はスモールランプのような車両用灯具のレンズ
取付装置に関するものである。
取付装置に関するものである。
《従来の技術》 従来のレンズ取付装置を備えた車両用灯具を第３図お
よび第４図に示す。
よび第４図に示す。
ハウジング２の前面開口部３には鍔部４が形成してあ
り、また、この前面開口部３に位置するレンズ５の周部
には溶着部６と覆い部７とが形成してある。そして、溶
着部６をハウジング２の鍔部４の前面部に当ててこの部
分を超音波溶着（溶着部をイで示す）し、レンズ５の覆
い部７を鍔部４の外方に隙間８を存して位置させる。こ
の状態で鍔部４の裏面部にパッキン９を接着剤11で取り
付け、パッキン９の外周部分9aを覆い部７の外方に位置
させる。
り、また、この前面開口部３に位置するレンズ５の周部
には溶着部６と覆い部７とが形成してある。そして、溶
着部６をハウジング２の鍔部４の前面部に当ててこの部
分を超音波溶着（溶着部をイで示す）し、レンズ５の覆
い部７を鍔部４の外方に隙間８を存して位置させる。こ
の状態で鍔部４の裏面部にパッキン９を接着剤11で取り
付け、パッキン９の外周部分9aを覆い部７の外方に位置
させる。
このようにして、レンズ５をハウジング２に取り付け
た車両用灯具１は、パッキン９を車体の取付部10に当接
してスクリュウ等の固定手段で車体に取り付けられる。
た車両用灯具１は、パッキン９を車体の取付部10に当接
してスクリュウ等の固定手段で車体に取り付けられる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来例にあっては、パッキン９を接着
剤11で接着するために、この工数が必要になっていた
し、また、接着剤11が溶着部イに染み込まないようにパ
ッキン９に逃げ溝12のような構造が必要になっていた
し、基本的にはパッキン９とレンズ５は接着できないの
で、この間に溶剤が染み込んでレンズ５に溶剤クラック
を生じる恐れがあったし、パッキン接着時、ずれて固定
される場合があって、見栄えが悪いばかりか、車体取付
時に、パッキン８が捲れるという問題点があった。
剤11で接着するために、この工数が必要になっていた
し、また、接着剤11が溶着部イに染み込まないようにパ
ッキン９に逃げ溝12のような構造が必要になっていた
し、基本的にはパッキン９とレンズ５は接着できないの
で、この間に溶剤が染み込んでレンズ５に溶剤クラック
を生じる恐れがあったし、パッキン接着時、ずれて固定
される場合があって、見栄えが悪いばかりか、車体取付
時に、パッキン８が捲れるという問題点があった。
本考案は上記の問題点に着目して成されたものであっ
て、その目的とするところは、パッキン接着による工数
を無くすことができるし、また、パッキンとレンズとの
間に隙間が生じることがなく、接着剤を使用しないため
に溶剤クラックが発生しないし、さらに、車体取り付け
時、パッキンのめくれがない車両用灯具のレンズ取付装
置を提供することにある。
て、その目的とするところは、パッキン接着による工数
を無くすことができるし、また、パッキンとレンズとの
間に隙間が生じることがなく、接着剤を使用しないため
に溶剤クラックが発生しないし、さらに、車体取り付け
時、パッキンのめくれがない車両用灯具のレンズ取付装
置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、灯具本体の前
面開口部に鍔部が形成され、また、前記前面開口部に位
置するレンズの周部に溶着部と前記鍔部の外周を覆う覆
い部とが形成されており、前記溶着部を前記鍔部の前面
部に当ててこの部分を溶着して、前記覆い部を鍔部の外
方に隙間を存して位置させ、且つこの状態で鍔部の裏面
部からレンズの先部にかけての部分にエラストマーをパ
ッキン形状に形成したパッキンを一体成形で取り付け
て、前記隙間まで侵入させて灯具を構成し、該灯具を、
前記パッキンを車体の取付部に当接させて、固定手段に
より車体に取り付けるように構成してある。
面開口部に鍔部が形成され、また、前記前面開口部に位
置するレンズの周部に溶着部と前記鍔部の外周を覆う覆
い部とが形成されており、前記溶着部を前記鍔部の前面
部に当ててこの部分を溶着して、前記覆い部を鍔部の外
方に隙間を存して位置させ、且つこの状態で鍔部の裏面
部からレンズの先部にかけての部分にエラストマーをパ
ッキン形状に形成したパッキンを一体成形で取り付け
て、前記隙間まで侵入させて灯具を構成し、該灯具を、
前記パッキンを車体の取付部に当接させて、固定手段に
より車体に取り付けるように構成してある。
《作用》 かかる構成により、パッキンを接着剤で固定する必要
がなく、パッキン接着による工数を無くすことができ
る。また、鍔部の裏面部からレンズの先部にかけての部
分にパッキンとなるエラストマーを一体形成で取り付け
るために、パッキンとレンズとの間に隙間が生じない
し、接着剤を使用しないために溶剤クラックが発生しな
いし、さらに、車体取り付け時、パッキンのめくれがな
い。
がなく、パッキン接着による工数を無くすことができ
る。また、鍔部の裏面部からレンズの先部にかけての部
分にパッキンとなるエラストマーを一体形成で取り付け
るために、パッキンとレンズとの間に隙間が生じない
し、接着剤を使用しないために溶剤クラックが発生しな
いし、さらに、車体取り付け時、パッキンのめくれがな
い。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本考案に係わるレンズ取付装置を備えた車両
用灯具の縦断面図、第２図は第１図Ａ部の拡大図であ
る。
用灯具の縦断面図、第２図は第１図Ａ部の拡大図であ
る。
灯具本体であるハウジング２の前面開口部３には鍔部
４が形成してあり、また、この前面開口部３に位置する
レンズ５の周部には溶着部６と覆い部７とが形成してあ
る。そして、溶着部６をハウジング２の鍔部４に前面部
に当ててこの部分を超音波溶着（溶着部をイで示す）
し、レンズ５の覆い部７を鍔部４の外方に隙間８を存し
て位置させる。この状態で鍔部４の裏面部から覆い部７
の先部にかけての部分にパッキン９となるエラストマー
を一体形成で取り付け、隙間８内にもエラストマーを侵
入させる。このエラストマーは、常温ではゴム状弾性を
有し凝集性を与える高分子材料である。
４が形成してあり、また、この前面開口部３に位置する
レンズ５の周部には溶着部６と覆い部７とが形成してあ
る。そして、溶着部６をハウジング２の鍔部４に前面部
に当ててこの部分を超音波溶着（溶着部をイで示す）
し、レンズ５の覆い部７を鍔部４の外方に隙間８を存し
て位置させる。この状態で鍔部４の裏面部から覆い部７
の先部にかけての部分にパッキン９となるエラストマー
を一体形成で取り付け、隙間８内にもエラストマーを侵
入させる。このエラストマーは、常温ではゴム状弾性を
有し凝集性を与える高分子材料である。
このようにして、レンズ５をハウジング２に取り付け
た車両用灯具１は、エラストマーからなるパッキン９を
車体の取付部10に当接してスクリュウ等の固定手段で車
体に取り付けられる。
た車両用灯具１は、エラストマーからなるパッキン９を
車体の取付部10に当接してスクリュウ等の固定手段で車
体に取り付けられる。
なお、図面中13はバルブである。
本考案においては、パッキン９を接着剤11で固定する
必要がなく、パッキン接着による工数を無くすことがで
きる。また、鍔部４の裏面部からレンズ５の覆い部７に
かけての部分にパッキン９となるエラストマーを一体形
成で取り付けるために、パッキン９とレンズ５との間に
隙間が生じないし、接着剤を使用しないために溶剤クラ
ックが発生しないし、さらに、車体取り付け時、パッキ
ン９のめくれが生じない。
必要がなく、パッキン接着による工数を無くすことがで
きる。また、鍔部４の裏面部からレンズ５の覆い部７に
かけての部分にパッキン９となるエラストマーを一体形
成で取り付けるために、パッキン９とレンズ５との間に
隙間が生じないし、接着剤を使用しないために溶剤クラ
ックが発生しないし、さらに、車体取り付け時、パッキ
ン９のめくれが生じない。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、灯具本体の前面開口
部に鍔部が形成され、また前記前面開口部に位置するレ
ンズの周部に溶着部と前記鍔部の外周を覆う覆い部とが
形成されており、前記溶着部を前記鍔部の前面部に当て
てこの部分を溶着して、前記覆い部を鍔部の外方に隙間
を存して位置させ、且つこの状態で鍔部の裏面部からレ
ンズの先部にかけての部分にエラストマーをパッキン形
状に形成したパッキンを一体成形で取り付けて、前記隙
間まで侵入させて灯具を構成し、該灯具を、前記パッキ
ンを車体の取付部に当接させて、固定手段により車体に
取り付けるように構成したから、パッキンを接着剤で固
定する必要がなく、パッキン接着による工数を無くすこ
とができる。また、鍔部の裏面部からレンズの先部にか
けての部分にパッキンとなるエラストマーを一体形成で
取り付けるために、パッキンとレンズとの間に隙間が生
じないし、接着剤を使用しないために溶剤クラックが発
生しないし、さらに、車体取り付け時、パッキンのめく
れがない。
部に鍔部が形成され、また前記前面開口部に位置するレ
ンズの周部に溶着部と前記鍔部の外周を覆う覆い部とが
形成されており、前記溶着部を前記鍔部の前面部に当て
てこの部分を溶着して、前記覆い部を鍔部の外方に隙間
を存して位置させ、且つこの状態で鍔部の裏面部からレ
ンズの先部にかけての部分にエラストマーをパッキン形
状に形成したパッキンを一体成形で取り付けて、前記隙
間まで侵入させて灯具を構成し、該灯具を、前記パッキ
ンを車体の取付部に当接させて、固定手段により車体に
取り付けるように構成したから、パッキンを接着剤で固
定する必要がなく、パッキン接着による工数を無くすこ
とができる。また、鍔部の裏面部からレンズの先部にか
けての部分にパッキンとなるエラストマーを一体形成で
取り付けるために、パッキンとレンズとの間に隙間が生
じないし、接着剤を使用しないために溶剤クラックが発
生しないし、さらに、車体取り付け時、パッキンのめく
れがない。
第１図は本考案に係わるレンズ取付装置を備えた車両用
灯具の縦断面図、第２図は第１図Ａ部の拡大図、第３図
は従来のレンズ取付装置を備えた車両用灯具の縦断面
図、第４図は第３図Ｂ部の拡大図である。 ２……ハウジング（灯具本体）、３……前面開口部、４
……鍔部、５……レンズ、９……パッキン、イ……溶着
部。
灯具の縦断面図、第２図は第１図Ａ部の拡大図、第３図
は従来のレンズ取付装置を備えた車両用灯具の縦断面
図、第４図は第３図Ｂ部の拡大図である。 ２……ハウジング（灯具本体）、３……前面開口部、４
……鍔部、５……レンズ、９……パッキン、イ……溶着
部。
Claims (1)
- 【請求項１】灯具本体の前面開口部に鍔部が形成され、
また前記前面開口部に位置するレンズの周部に溶着部と
前記鍔部の外周を覆う覆い部とが形成されており、前記
溶着部を前記鍔部の前面部に当ててこの部分を溶着し
て、前記覆い部を鍔部の外方に隙間を存して位置させ、
且つこの状態で鍔部の裏面部からレンズの先部にかけて
の部分にエラストマーをパッキン形状に形成したパッキ
ンを一体成形で取り付けて、前記隙間まで侵入させて灯
具を構成し、該灯具を、前記パッキンを車体の取付部に
当接させて、固定手段により車体に取り付けるようにし
たことを特徴とする車両用灯具のレンズ取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990068975U JP2522701Y2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 車両用灯具のレンズ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990068975U JP2522701Y2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 車両用灯具のレンズ取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0429107U JPH0429107U (ja) | 1992-03-09 |
| JP2522701Y2 true JP2522701Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31603883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990068975U Expired - Lifetime JP2522701Y2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 車両用灯具のレンズ取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522701Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2570608Y2 (ja) * | 1992-02-20 | 1998-05-06 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
| JP2570640Y2 (ja) * | 1992-08-06 | 1998-05-06 | 市光工業株式会社 | 車両用装置 |
| JP2570643Y2 (ja) * | 1992-08-20 | 1998-05-06 | 市光工業株式会社 | 車両用装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711293U (ja) * | 1980-06-23 | 1982-01-20 | ||
| JPS5962611U (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-24 | 株式会社小糸製作所 | 車「りよう」用灯具 |
| JPS61162903U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 |
-
1990
- 1990-06-30 JP JP1990068975U patent/JP2522701Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「工業材料便覧」、幡野佐一著、日刊工業新聞社、昭和５７年１２月１０日発行、第７７２、７７３頁表１１・１３（１）エラストマーの性質 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0429107U (ja) | 1992-03-09 |
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