JP2602740B2 - リニアモーター用クラッドコラム - Google Patents

リニアモーター用クラッドコラム

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JP2602740B2
JP2602740B2 JP3101865A JP10186591A JP2602740B2 JP 2602740 B2 JP2602740 B2 JP 2602740B2 JP 3101865 A JP3101865 A JP 3101865A JP 10186591 A JP10186591 A JP 10186591A JP 2602740 B2 JP2602740 B2 JP 2602740B2
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JP
Japan
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pipe
core material
linear motor
column
groove
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JP3101865A
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English (en)
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JPH04310324A (ja
Inventor
雅春 古谷
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Shinko Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Shinko Metal Products Co Ltd
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Publication date
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Priority to FR9108955A priority patent/FR2666702B1/fr
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Priority to US08/020,718 priority patent/US5323073A/en
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  • Forging (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモーターを使用
したエレベーター等において使用するリニアモーター用
クラッドコラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、リニアモーターを利用したエレベ
ーターが開発されており、このリニアエレベーターにお
いては、柱として磁性体からなる鉄柱の周囲に良導体で
あるアルミパイプを被覆したクラッドコラムを使用して
いた。そして、前記クラッドコラムの製造にあっては、
鉄製の円柱体にアルミパイプを焼嵌めあるいは冷嵌にて
製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用に
あっては前記クラッドコラムに発生する推力による剪断
力が、芯材とアルミパイプとの間に働き上下方向にずれ
る場合があった。また、多数のクラッドコラムを連結し
て使用する為にネジ結合を行う場合に、捩じりトルクが
アルミパイプにかかるが、芯材とアルミパイプの結合が
弱いと外側のアルミパイプのみが回り充分なトルクを内
部のネジに伝達できないという問題点があった。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたもので、外側の良
導体からなるパイプと芯材との結合力が強いリニアモー
ター用クラッドコラムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のリニアモーター用クラッドコラムは、両端に結合
ネジ部が形成された磁性体からなって、表面全体には縦
溝、横溝、斜め溝又はこれらの組合せからなる凹凸パタ
ーンが形成された芯材と、該芯材の外側に、その内周部
が前記凹凸パターンの溝底に空間を有して噛合状態で装
着された良導体からなるパイプとを有している。
【0005】
【作用】請求項1記載のリニアモーター用クラッドコラ
ムにおいては、芯材表面全体に縦溝、横溝、斜め溝ある
いはこれらの組合せからなる凹凸溝に、外側の良導体か
らなるパイプが噛合状態で装着されているので、これに
よって外側のパイプがネジ閉め中に発生するトルク及び
使用中に発生する推力に充分耐えることができる。そし
て、外側のパイプは凹凸パターンの溝底に空間部を形成
した状態で噛合しているので、電気的特性が向上し、リ
ニアモーター全体の効率が良い。
【0006】
【実施例】続いて、本発明を具体化した実施例につき説
明し、本発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の
一実施例に係るクラッドコラムの一部切欠き断面図、図
2は同部分拡大図である。図1及び図2に示すように、
本発明の第1の実施例に係る鉄−アルミクラッドコラム
10は、長さ1500mm、直径100mmの鉄製(S
25C)円柱体からなる芯材11と、芯材11の外側を
包む良導体の一例であるアルミからなる厚み5mmのパ
イプ12とを有してなる。前記芯材11の両端には結合
ネジ部の一例である雌ねじ13、14が形成され、図示
しない双ボルトを使用して鉄−アルミクラッドコラム1
0を所定個数連結できるようになっている。
【0007】鉄−アルミクラッドコラム10を製造する
場合には、所定長に切断した丸棒からなる芯材11の表
面を深さ5/1000〜3/10mm(好ましくは1/
100〜1/10mm)の範囲でローレット加工を行い
周側面に凹凸パターン15(図1には図示せず)を形成
する。そして、芯材11をパイプ12に遊嵌させる。こ
の時の芯材11の外径とパイプ12の内径との隙間は
0.1〜1mm程度あれば充分である。そして、パイプ
12の直径よりやや小さい直径のダイスに通し、押出し
加工を行ってパイプ12を縮径させる。これによってパ
イプ12の内側が塑性変形を起こし、ローレット加工に
よって生じた凹凸パターン内に嵌入し、パイプ12が強
固に芯材11の表面に食い込むことになる。表1には、
前記工程を経て製造された鉄−アルミクラッドコラム1
0の接合部の剪断強度(A)と、従来例技術によって製
造された鉄−アルミクラッドコラムの接合部の剪断強度
(B)を示す。
【0008】
【表1】
【0009】従って、表1より、本発明を適用して製造
した鉄−アルミクラッドコラム10は接合面方向に対し
て非常に大きな接着力を有することになる。また、この
実施例においては、ローレット加工によって芯材11の
表面に凹凸を形成したが、ネジ切り加工を行って芯材の
表面に凹凸パターンを形成した場合も同様な剪断強度を
有することが確認された。
【0010】そして、このパイプ12の内周は凹凸パタ
ーン15によって形成される溝19内に部分的に嵌入
し、溝底に空間部20を有している。この空間部20を
有することによってリニアモーター用クラッドコラムの
電気的損失が少なくなり、結果として効率が良くなるこ
とが確認されている。前記実施例においては鉄−アルミ
クラッドコラムについて説明したが、良導体のパイプと
して銅あるいはその他の金属のパイプを使用した場合、
芯材の外周面の凹凸パターンの形状が多少異なる場合で
あっても本発明は適用される。また、芯材の直径、長さ
が異なる場合も当然本発明は適用され、更には、芯材の
両端または片側に結合ネジ部の一例である雄ネジを形成
する場合も本発明は適用される。なお、図1において1
3、14は雌ネジを示す。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載のリニアモーター用クラッ
ドコラムは以上の説明からも明らかなように、芯材の表
面に凹凸パターンを形成し、その上に良導体のパイプが
凹凸パターンに噛合するように被せられているので、接
着強度が飛躍的に向上することになった。これによっ
て、これによって外側のパイプがネジ閉め中に発生する
トルク及び使用中に発生する推力に充分耐えることがで
きるようになった。そして、芯材の表面に形成された凹
凸パターンの溝底に空間部を形成するようにパイプが噛
合しているので、電気的特性が良くなり、全体の電気的
効率が向上することになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクラッドコラムの一部
切欠き断面図である。
【図2】同部分拡大図である。
【符号の説明】
10 クラッドコラム 11 芯材 12 パイプ 13 雌ネジ 14 雌ネジ 15 凹凸パタ
ーン 19 溝 20 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16B 11/00 F16B 11/00 Z

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に結合ネジ部が形成された磁性体か
    らなって、表面全体には縦溝、横溝、斜め溝又はこれら
    の組合せからなる凹凸パターンが形成された芯材と、 該芯材の外側に、その内周部が前記凹凸パターンの溝底
    に空間を有して噛合状態で装着された良導体からなるパ
    イプとを有することを特徴とするリニアモーター用クラ
    ッドコラム。
JP3101865A 1990-09-10 1991-04-05 リニアモーター用クラッドコラム Expired - Lifetime JP2602740B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101865A JP2602740B2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 リニアモーター用クラッドコラム
FR9108955A FR2666702B1 (fr) 1990-09-10 1991-07-16 Colonne metallique plaquee pour moteur lineaire et procede pour sa fabrication.
US08/020,718 US5323073A (en) 1990-09-10 1993-02-22 Method for manufacturing a clad metal column for a linear motor

Applications Claiming Priority (1)

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JP3101865A JP2602740B2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 リニアモーター用クラッドコラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04310324A JPH04310324A (ja) 1992-11-02
JP2602740B2 true JP2602740B2 (ja) 1997-04-23

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ID=14311892

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645723U (ja) * 1979-09-17 1981-04-24
JPS6295039A (ja) * 1985-10-22 1987-05-01 Nec Corp 符号誤り発生回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04310324A (ja) 1992-11-02

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