JP2969878B2 - 鋼心アルミ撚線の接続方法 - Google Patents

鋼心アルミ撚線の接続方法

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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、架空の送・配電線に使用される鋼心アル
ミ撚線の接続方法に関する。
[従来の技術] 現在使用されている架空送・配電線用鋼心アルミ撚線
(以下、ACSRと称す)の接続方法は、アルミ製直線スリ
ーブの両端から接続するACSRを中心に設けられている隔
壁まで挿入し、断面が楕円形をしたダイスを圧縮ホルダ
ーに取り付け、直線スリーブの外周から2分割したダイ
スを油圧シリンダーまたはラムで加圧し、直線スリーブ
を圧縮変形させて接続している。(実開昭48−45180号
公報参照) また、圧縮ホルダーおよびダイスは、現地での取扱作
業性をよくするため寸法を小型化している。このため1
回の圧縮面積が小さくなり、圧縮回数が極めて多くなっ
ている。例えば、120mm2のACSRは片側で15回も圧縮を行
っている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この圧縮回数が多いことは、 直線スリーブに曲りが発生する。
圧縮作業が大変である。
直線スリーブの伸び出し大きい。
直線スリーブ表面に凹凸が多数できる。
等の問題がある。
そして、丸形直線スリーブを楕円に圧縮するため、ダ
イスの合せ目の両端に鋭いバリが発生する等の不具合が
生じている。また、圧縮接続後の引張り性能が必要値を
満たすためには、直線スリーブを長くせざるを得ない。
この直線スリーブを長くしている他の理由は、圧縮した
直線スリーブ端のACSRが圧縮により断面が急激に変化
(小さくなる)するため、一種の切り欠き効果によりAC
SRに張力が作用した場合あるいは振動が発生した場合、
直線スリーブ端のACSRに応力が集中し断線する虞れがあ
る。これを防止するため、直線スリーブ内径をテーパー
状とし、ACSRの圧縮率が直線スリーブの端部に向って低
下するようにしている。即ち、直線スリーブが圧縮によ
り張力を維持する部分と、圧縮応力を緩和する部分とが
形成されており、これがまた必要以上に直線スリーブを
長くしている原因となっている。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
接続に用いる直線スリーブが長いことに基づく従来技術
の欠点を解消することができる新規な鋼心アルミ撚線の
接続方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] この発明では、外周端部にテーパー部を設けた接続ス
リーブに接続すべき鋼心アルミ撚線(ACSR)を挿入し、
上記外周端部のテーパー部を少なくとも1個所以上イン
デント圧縮を行う。テーパー部は外周直線部に比べて同
一ピンの圧入深さであればピンで圧入される容積が減少
し、圧縮率が自動的に低下する。このため接続スリーブ
端での応力が緩和することができ、接続部全体において
高い張力が得られるとともに振動疲労を抑止することが
可能となる。
[実 施 例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、接続スリーブの挿入用穴に架空送・配電線用
鋼心アルミ撚線(ACSR)を左右から挿入し、固定金具で
保持した状態を示す断面図であり、第2図は、この発明
の接続方法を適用した後の状態を示す断面図である。
ACSRの接続手順は、先ず第1図に示すように接続スリ
ーブ1の左右の外周端にテーパー部4,4′を設けた接続
スリーブ1の導体挿入穴3,3′に接続すべきACSR2,2′の
端部を左右から挿入する。このACSR2,2′は中心部に配
置された鋼心2b,2b′とその外周に設けられたアルミ撚
線2a,2a′で構成されている。
テーパー部4,4′の長さは、少なくともインデントの
圧縮ピンが1個所以上圧入できる寸法とする。この接続
スリーブ1の外周を上,下に分割可能な図示しない拘束
金具をもつ固定金型5,5′を被せて固定する。この固定
金型5,5′には圧縮ピンが押入されるガイド穴6,6′が接
続スリーブ1のテーパー部4,4′に亘って設けられてい
る。
圧縮接続治具20は、例えば第3図(A),(B)に正
面図および側面図を示すように、固定金型挿入穴50をも
つ上,下に分割可能な拘束金具60,60′と、一方の拘束
金具60′に連設して設けた注入口100を有する油圧シリ
ンダ70と、この油圧シリンダ70の可動軸に取付けられた
先端が球状の圧縮ピン80と、拘束金具60,60′を固定す
る固定金具90,90′とから構成されている。この圧縮接
続治具は上記の例に拘わらず、要は圧縮すべき固定金型
の外周を拘束した状態で圧縮ピン80が接続スリーブ1に
圧入できる機能があればよい。また、油圧シリンダー70
および圧縮ピン80を拘束金具60′および60の両側に設け
ることもできる。
このような圧縮接続治具20による接続作業は、固定金
型挿入穴50に第1図に示すように構成した固定金型5,
5′を配設した接続部を挿入し、固定金具90,90′により
拘束金具60,60′を密着させる。次に油圧シリンダー70
の注入口100へ図示しない油圧ポンプから油を送り、圧
縮ピン80を固定金型5,5′のガイド穴6,6′を通して圧入
することによって接続スリーブ1およびACSR2,2′に圧
入する。この圧縮ピン80の圧入によって移動した接続ス
リーブ1の容積が外周が固定金型5,5′によって拘束さ
れているために接続スリーブ1とACSR2,2′の隙間ある
いはACSR2,2′の隙間に充填されるようになり、接続ス
リーブ1とACSR2,2′とを密着一体化させることができ
る。圧縮接続治具20を移動して次のガイド穴6にピン80
を圧入し、上固定金型5側が終ったら接続部を180゜裏
返しに回転して、再び同様に下固定金型5′のガイド穴
6′にピン80を順次圧入することによりインデント圧縮
を行う。
このとき、圧入する圧縮ピン80の深さを固定金型5,
5′の外周から一定量にすると、接続スリーブ1のテー
パー部4,4′では、肉厚が直線部の肉厚より小さいか
ら、それだけACSR2,2′に向かって圧入される接続スリ
ーブ1の容積が減少する。このため、テーパー部4,4′
では直線部に比べて接続スリーブ1からACSR2,2′に加
えられる圧力(応力)が小さくなる。即ち、テーパー部
の先端ほど応力が緩和される。なお、圧入する圧縮ピン
の深さを一定量に調整するのにはシリンダー70に注入す
る油圧を調整すればよい。
この手順は第2図に示すように片側を3回以上繰り返
して行なわれ、接続スリーブ1にACSR2,2′に亘る深さ
を有するテーパー部インデント圧入孔71,72,71′,72
および直線部インデント圧入孔73,73′が生じ、ACSR2,
2′の中心の鋼心2b,2b′にスネーク部8,8′を発生させ
ることが狙いである。
ところが、接続スリーブ1の端部側に設けたテーパー
部4,4′では加えられる圧力が小さいため、スネーク部
8,8′の発生も少なくなり、圧縮応力が自動的に緩和さ
れたものとなる。
このためACSR2,2′に張力が作用した場合あるいは振
動が発生した場合、接続スリーブ1の端部に応力が集中
するのを防止することができ、かつ、スネーク部8,8′
によって高い張力を維持することができるため、接続ス
リーブ1を小型化することができる。
なお、拘束治具60,60′の両側に油圧シリンダー70を
設ければ、圧縮接続治具20を移動して油圧シリンダー70
に交互に油を注入すれば回転することなく圧縮すること
もできる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明の鋼心アルミ撚線の接
続方法は、直線スリーブの両端にテーパー部を設け、こ
のテーパー部および直線部を3個以上インデント圧縮を
行うことにより接続するので、両端のテーパー部ではピ
ンの圧入による容積が自動的に減少して圧縮率が低下す
る。このため、接続スリーブ端での応力が緩和でき、高
い張力が得られるとともに振動疲労を抑止することが可
能となる。そして、接続部を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の鋼心アルミ撚線の接続方法を示す
接続部の断面図、 第2図は、この発明の接続方法により接続した状態を示
す接続スリーブの横断面図、 第3図(A),(B)は、この発明の接続方法に使用さ
れる圧縮接続治具の一例を示す正面図および側面図であ
る。 1……接続スリーブ 2,2′……鋼心アルミ撚線 3,3′……導体挿入穴 4,4′……テーパー部 5,5′……固定金型 6,6′……インデントピン挿入ガイド穴 71,71′,72,72′……テーパー部インデント圧入孔 73,73′,74,74′……直線部インデント圧入孔 8,8′……鋼心スネーク部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 13/00 501 H01R 4/20 H01R 4/62 H01R 4/70 H01R 43/00 H01R 43/04 - 43/055 H02G 1/14 H02G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼心アルミ撚線を接続スリーブを用いて接
    続する方法において、外周に端部に向かって先細りのテ
    ーパー部を設けた接続スリーブに接続すべき鋼心アルミ
    撚線を挿入し、上記接続スリーブの外形と同一内形を有
    する固定金型を当該接続スリーブの周上に設置して、上
    記接続スリーブの外周を拘束した状態で、上記固定金型
    の長手方向に任意間隔を置いて且つ周方向に略180゜順
    次ずらすようにして且つ又径方向に貫通して形成された
    3個以上のガイド穴を通して、上記接続スリーブの長手
    方向に任意間隔を置いて且つ周方向に略180゜順次ずら
    すようにして且つ又径方向中心に向かって圧縮ピンを3
    回以上圧入してなり、更に上記固定金型のガイド穴が上
    記接続スリーブのテーパー部周上に少なくとも1個以上
    配置してあり、上記圧縮ピンの圧入が上記接続スリーブ
    のテーパー部において少なくとも1回以上行われること
    を特徴とする鋼心アルミ撚線の接続方法。
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