JP2601955B2 - テニスラケットフレーム - Google Patents

テニスラケットフレーム

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JP2601955B2 JP3168333A JP16833391A JP2601955B2 JP 2601955 B2 JP2601955 B2 JP 2601955B2 JP 3168333 A JP3168333 A JP 3168333A JP 16833391 A JP16833391 A JP 16833391A JP 2601955 B2 JP2601955 B2 JP 2601955B2
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    • A63B60/52Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like with slits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニスラケットフレー
ムに関し、特に、テニスラケットフレームに対して要求
される重要な性能である反発性能、即ち、ボールの飛び
性能の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】近時のテニスラケットフレームは、カー
ボン繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂で成形していること
により、設計の自由度が大きくなり、その結果、高機能
化が進んでいる。例えば、打球面積を広くした所謂“デ
カラケ”、フレームの打球方向の厚さを大きくした所謂
“厚ラケ”等のテニスラケットフレームが提供され、広
く汎用されている。
【0003】この種のラケットが広く汎用されていると
いうことは、テニスプレーにおいて、ボールのスピード
およびパワーを任意に制御出来る一部の限られた上級プ
レーヤを除いて、一般のプレーヤにとって、快適にプレ
ーするためにテニスフレームに要求される最大の性能
が、反発性能、即ち、ボールの飛び性能であるというこ
とを示している。
【0004】実際のプレー時に、“ボールが飛ぶ”とい
う現象においては、ボール、テニスラケットのフレーム
およびストリングスのそれぞれの機能が相互に作用して
いることは自明のことである。それらの相互作用につい
ての詳細な機能は完全に解明されてはいないが、ボール
を飛ばすには、ボールとラケットの衝突時のエネルギー
をより効率良く運動エネルギーに変換することが重要で
あり、そのためには、フレームの剛性と打球面のスイー
トエリアの位置が重要であることが判明している。
【0005】上記フレームの剛性については、打球が飛
んでくる方向およびラケットに衝突した後に打ち返され
る方向である打球面外方向、即ち、フレームの厚さ方向
の剛性と、上記打球面外方向と直交する打球面内方向、
即ち、ストリングスの縦糸方向の剛性および横糸方向の
剛性が重要である。
【0006】上記フレームの剛性について、従来より種
々提案されているが、いずれも、上記打球面外方向の剛
性、あるいは打球面内方向の剛性のいずれか一方につい
てのみの改良である。例えば、特開昭62−23168
2号公報に開示のラケットフレームでは、フレームの断
面2次モーメントを部位により変化させることにより又
は部分的に繊維を補強することにより、打球面内方向の
剛性を改良して、反発性能の向上を図るようにしてい
る。
【0007】しかしながら、フレームの剛性を改良して
反発性能を向上させるためには、打球面内方向の剛性、
あるいは打球面外方向の剛性のいずれか一方のみを改良
するだけでなく、両方の剛性の相互作用を勘案して設計
することが必要であることが判明した。
【0008】また、打球面のスィートエリアについて
は、実際のプレー(スウィング)時において、打球面の
打球方向の速度は、打球面の下部に比べて上部の方が速
くなるため、即ち、手元側(ヨーク部側)より先端側
(トップ部側)の方が回転速度が速くなるため、反発係
数が最大となるように設定しているスィートエリアの撃
点位置を打球面のより上部に選定し、該スィートエリア
で打球することによって、ボールにより大きな運動エネ
ルギーを与えることが出来、フレームの反発性能を向上
させることが出来る。
【0009】しかしながら、従来一般のラケットフレー
ムでは、打球の容易性等の観点からスィートエリアは打
球面の中心よりやや下方寄りヨーク部側の位置に設定さ
れている。このように、反発係数が最大となるスィート
エリアを打球面の中心よりヨーク部側に設定しているた
め、スウィングの回転速度を有効に利用できず、その結
果、反発係数が悪い欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来提
案あるいは提供されているテニスラケットフレームで
は、フレームの剛性の点およびスィートエリアの位置に
ついて反発性能の点から改良の余地があり、これらを改
良することにより、飛び性能を向上させることが出来
る。
【0011】従って、本発明は、テニスラケットフレー
ムの反発性能を向上させるための最適な剛性をフレーム
に与え、かつ、スィートエリアの位置をスウィング時の
回転速度を有効に利用できるように位置決めして、飛び
性能の飛躍的な向上を図ることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、テニスラケットフレームにおいて、フレ
ームの厚み方向である打球方向の剛性(打球面外方向の
剛性)と、この打球方向と直交方向のストリングスの縦
糸方向の剛性および横糸方向の剛性(打球面内方向の剛
性)の比が、縦糸方向の剛性/打球方向の剛性および、
横糸方向の剛性/打球方向の剛性が、いずれも1.00
以上で2.00以下で、かつ、上記ストリングスの縦糸
方向の剛性/横糸方向の剛性の比からなる打球面内のフ
レームの剛性比が1.00以下で、かつ、トップ部の曲
率半径/ヨーク部の曲率半径の比が、1.20以上で
1.50以下の範囲で、さらに、打球面の最大横巾の位
置を、打球面の中央点よりトッブ部の間の長さ(L2/
2)を100%として、上記打球面の中央点よりトップ
部側へ8%から30%の範囲の上方位置に設定している
ことを特徴とするテニスラケットフレームを提供してい
る。
【0013】上記した打球面外方向の剛性と打球面内方
向の剛性の比、および打球面内のフレームの剛性比の範
囲は、本発明者がフレームの上記した各方向の剛性を変
えて、その反発係数を測定した実験結果に基づいて設定
したものである。尚、フレームの剛性を上記数値範囲外
とした場合には、ボールがラケットに衝突した時に、フ
レームの剛性に起因して生じる打球面内方向および打球
面外方向のたわみが、打球面のブレやねじれを発生し、
ボールを飛ばすための反発係数を小さくしている。これ
に対して、フレームの剛性を上記数値範囲内に設定する
と、ボールを飛ばすためにより有効な打球面内方向およ
び打球面外方向のたわみが発生、打球面のブレやねじれ
が殆ど生ぜず、反発係数が大きくなる。
【0014】また、テニスラケットフレームの形状を、
トップ部の曲率半径とヨーク部の曲率半径の比が上記の
範囲なるように、あるいは/および打球面の最大横幅位
置が上記範囲になるように設定することにより、打球面
のスィートエリアを従来より上部の位置でスウィング時
の回転速度を有効に利用できる位置に設定している。
尚、フレームの形状を上記数値範囲外とした場合、反発
係数が最大となる位置が打球面の中心より下側となるた
め、スウィング時の回転速度が有効に利用できず、結果
として反発係数が悪くなる。これに対して、上記数値範
囲内に設定すると、反発係数が最大となる位置、即ち、
スィートエリアが打球面の中心より上側となるため、ス
ウィング時の回転速度を有効に利用でき、反発係数を大
きくすることが出来る。
【0015】上記したトップ部とヨーク部との曲率半径
の比の範囲、および打球面の最大横幅の位置は、本発明
者が上記曲率半径の比および最大横幅位置を変えて、反
発係数を測定した実験結果より求めたものである。
【0016】
【作用】上記のように、フレームの剛性において、打球
面内方向の剛性と打球面外方向(打球方向)の剛性の比
と、打球面内のフレームの剛性の比とを上記範囲に設定
することにより、スウィング時における打球面外方向お
よび打球面内方向のたわみがボールを飛ばすために有効
に利用でき、よって、反発係数が向上する。このこと
は、後述する実験結果の表に示すように確認されてい
る。同様に、フレームの形状を、そのトップ部とヨーク
部の曲率半径の比および、打球面の最大横幅位置を上記
範囲に設定して、スィートエリアを打球面上部に移動さ
せることにより、スウィング時の回転速度が有効に利用
でき、よって、反発係数が向上する。このことは、後述
する実験結果の表に示すように確認されている。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わるテニスラケットフレー
ムを図面を参照して詳細に説明する。図1および図2は
本発明のテニスラケットフレームの実施例を示し、フレ
ーム1の全長L1は685mm、楕円形状の打球面Fに
おけるフレーム外面間の最大横幅、即ち、サイド部2A
と2Bの外面間の最大横幅W1は271.6mm、サイ
ド部2Aと2Bの内面間の最大横幅W2は249.6m
m、打球面Fのトップ部3とヨーク部4の間の長さL2
は328mmで、フレーム重量は330g、重心位置は
グリップエンド5から300mmの位置に設定してい
る。上記フレーム1はエポキシ樹脂を含浸したカーボン
繊維からなるプリプレグシートを積層して成形したもの
である。
【0018】上記フレーム1の打球面Fを囲むトップ部
3、サイド部2A,2B、ヨーク部4には、打撃時に、
図中矢印X方向の打球面外方向の荷重と、図中矢印Y
1,Y2方向の打球面内方向の荷重が加えられ、この荷
重に対するフレームの剛性を以下の範囲となるように、
フレーム1の断面形状および素材を設定している。
【0019】即ち、打球面外方向Xの剛性(打球方向の
剛性))と、この打球方向と直交方向打球面内方向Yの
剛性、具体的には打球面Fは張架するストリングスの縦
糸S1の方向Y1の剛性および横糸S2の方向Y2の剛
性の比、即ち、「縦糸方向の剛性/打球方向の剛性」及
び「横糸方向の剛性/打球方向の剛性」が、いずれも
1.00以上で2.00以下の範囲に設定し、かつ、ス
トリングスの「縦糸方向Y1の剛性/横糸方向Y2の剛
性」の比からなる打球面内のフレームの剛性比を1.0
0以下に設定している。
【0020】上記縦糸方向Y1の剛性、横糸方向Y2の
剛性、打球方向Xの剛性は、それぞれは図3、図4およ
び図5に示す測定装置により測定したものである。即
ち、縦糸方向Y1の剛性は、図3に示すように、フレー
ム1のサイド部とヨーク部の間の打球面の下部両側を支
持具8で固定して垂直にラケットを保持し、トップ部3
に向かって80kgf/cmの加圧具9で荷重を加え、
その時のたわみ量からバネ定数(剛性)kgf/cmを
求めたものである。図面の実施例では縦糸方向の剛性
(a)は70.0kgf/cmとしている。
【0021】横糸方向Y2の剛性は、図4に示すよう
に、フレーム1を横向きとしてサイド部2Aを固定台
8’に置いて垂直に保持し、この状態で、上側のサイド
部2Aに加圧具9で同一の荷重を加えて測定して求めた
もので、図示の実施例では、横糸方向の剛性(b)は8
0.0kgf/cmとしている。
【0022】打球方向X(打球面外方向)の剛性は、図
5に示すように、フレーム1を水平とした状態で、トッ
プ部側とグリップエンド側の近傍の下部を支持具8”で
支持し、トップ部とグリップエンド部の間の中央点に上
方より加圧具9で同一の荷重を加えて測定して求めたも
のである。図示の実施例では打球方向の剛性(c)は5
0.0kgf/cmとしている。
【0023】よって、図示の実施例のフレームの剛性
は、上記「縦糸方向の剛性(a)/打球方向の剛性
(c)」は1.40、「横糸方向の剛性(b)/打球方
向の剛性(c)」は1.60、「縦糸方向の剛性(a)
/横糸方向の剛(b)」は0.88となり、いずれも上
記数値範囲内としている。
【0024】さらに、上記フレーム1の打球面Fを構成
するサイド部2A,2B、トップ部3およびヨーク部4
の形状を下記のように設定し、それに基づいて、図1に
おいて斜線で示すスイートエリアSを打球面Fの中央部
分に位置させ、その撃点を打球面Fの中心位置、即ち、
トップ部3とヨーク部4の間の中央点Pの位置に設定し
ている。即ち、フレーム1のトップ部3の曲率半径R1
/ヨーク部の曲率半径R2の比が、1.20以上で1.
50以下の範囲となるようにし、かつ、打球面Fの最大
横巾の位置WMを、打球面の中央点Pよりトップ部3へ
の長さ(L2/2)を100%とすると、中央点Pより
トップ部側へ8%から30%の範囲の上方位置に設定し
ている。
【0025】尚、上記トップ部3の曲率半径R1/ヨー
ク部4の曲率半径R2を上記1.20以上で1.50以
下の範囲に設定するだけでスイートエリアSを上記打球
面の中央位置へ位置決しても良い。あるいは、打球面F
の最大横幅WMの位置を上記範囲内に設定することによ
りスィートエリアSの上記位置に設定してもよい。ま
た、図示のように、両方の要件を満たすように設定して
スィートエリアSの位置を従来よりトップ部側へ移動し
て上記打球面Fの中央部に位置させても良い。
【0026】図示の実施例では、R1=1.220m
m,R2=88.5mmとし、R1/R2=1.38と
して、上記1.20以上で1.50以下の範囲に設定し
ている。また、打球面最大横幅WMの位置は、打球中心
点Pより22.0mm上側位置としている。上記中心点
Pよりトップ部までの長さ(L2/2)が164mmで
あるため、22/164=0.13で、8〜30%の範
囲内に設定している。
【0027】上記したフレームの剛性の設定範囲および
フレームの形状の設定範囲は、下記の実験例より反発係
数の点より最適範囲として求めたものである。以下、上
記実験例について記載する。
【0028】実験例として、上記図1および図2に示し
た本発明の実施例と、比較例として下記の表1に示す比
較例1〜比較例5のテニスラケットフレームを製作し
た。比較例1〜比較例5では、表1に示すフレーム剛
性、打球面形状を除く他の全ての要件、即ち、フレーム
重量、重心位置、フレーム全長、ストリングスの張力等
は実施例と同一にしている。
【0029】反発係数は一定速度(V1)で打ち出され
たボールが、ストリングスを張設されたフレームに衝突
して打返されるボールの速度(V2)の比、(V2/V
1)で現している。測定においては同一種のボールを使
用した。
【0030】
【表1】
【0031】上記表1に示すように、実施例の反発係数
が比較例1〜比較例5の反発係数より遥かに大きくなっ
ている。表1の比較例において、本発明の上記数値範囲
より外れている部分にはアンダーラインを引いて示して
いる。表1に示すように、比較例1から比較例5はいず
れもフレームの剛性の点についての本発明の数値範囲よ
り外れており、また、比較例4を除いてR比についても
本発明の数値範囲を外れており、打球面の最大横幅位置
についても全ての比較例が本発明の数値範囲を外れてい
る。よって、比較例1〜比較例5のフレームでは反発係
数が実施例より遥かに劣っている。
【0032】反発係数が最大となる位置については、実
施例では打球面の中心点より1mmだけ上方位置で略中
心点に位置し、スィートエリアが打球面の中央部で、撃
点が打球面の中心に位置している。即ち、従来例と一致
する比較例に示すように打球面の中心より下方に位置し
ていたスィートエリアが、スウィング時に回転速度が大
となる上部側に移動している。よって、実施例のスィー
トエリアで打撃すると、スウィング時にフレームの回転
速度を有効に利用して反発性能をより向上させることが
出来る。
【0033】また、上記実験例に基づいて、打球面の反
発係数の分布についても測定し、その結果を図6に示し
ている。図6において(I)が実施例のフレームの測定
結果を示し、(II)が比較例1〜比較例5の測定結果
の平均値を示している。図示のように、実施例は打球面
のいずれの位置においても比較例より反発係数が高くな
っており、かつ、実施例の最大反発係数の位置が比較例
より打球面の上部側に移動している。尚、図6におい
て、横軸の1の位置が打球面の中心点Pの位置である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、フレームの剛性を面内の縦糸方向と横糸方向
の剛性比だけでなく、面内方向の剛性と面外方向の剛性
の比を糸方向と横糸方向の剛性比だけでなく、面内方向
の剛性と面外方向の剛性の比を合わせて反発性能を向上
させるための適性な数値範囲に設定しているため、飛び
性能を向上させることが出来る。
【0035】さらに、ラケットのスウィング時の回転速
度が大となる上部側にスィートエリアを移動させている
ため、上記回転速度を有効に利用して、より反発性能を
向上させることが出来る。スィートエリアを上部側へ移
動させた場合、打球面の上部側でボールを打撃するサー
ブプレーにおいて、その性能をより有効に発揮させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテニスラケットフレームの平面図で
ある。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 フレームの縦糸方向の剛性測定方法を示す図
面である。
【図4】 フレームの横糸方法の剛性測定方法を示す図
面である。
【図5】 フレームの打球方向の剛性測定方法を示す図
面である。
【図6】 実施例と比較例とにおける打球面内の位置に
応じた反発係数を示す線図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2A,2B サイド部 3 トップ部 4 ヨーク部 5 グリップエンド F 打球面 S スィートエリア R1,R2 曲率半径 WM 打球面最大横幅 X 打球面外方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テニスラケットフレームにおいて、 フレームの厚み方向である打球方向の剛性(打球面外方
    向の剛性)と、この打球方向と直交方向のストリングス
    の縦糸方向の剛性および横糸方向の剛性(打球面内方向
    の剛性)の比が、縦糸方向の剛性/打球方向の剛性およ
    び、横糸方向の剛性/打球方向の剛性が、いずれも1.
    00以上で2.00以下で、かつ、 上記ストリングスの縦糸方向の剛性/横糸方向の剛性の
    比からなる打球面内のフレームの剛性比が1.00以下
    で、かつ、 トップ部の曲率半径/ヨーク部の曲率半径の比が、1.
    20以上で1.50以下の範囲で、さらに、 打球面の最大横巾の位置を、打球面の中央点(P)とト
    ップ部の間の長さ(L2/2)を100%として、上記
    中央点(P)よりトップ部側へ8%から30%の範囲の
    上方位置に設定していることを特徴とするテニスラケッ
    トフレーム。
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