JP6005940B2 - ラケットフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、テニスラケット等のフレームに関する。詳細には、本発明は、ラケットフレームの構造に関する。
テニスラケットには、より高速で打ち出すための飛び性能が求められる。この飛び性能を向上させる観点から、高い反発性が求められる。高い反発性を得るために、ラケットフレームに高い剛性が求められる。特開平5−15617公報には、打球面に垂直な打球面外方向と、この打球面外方向と直交する打球面内方向とのラケットフレームの剛性の向上が飛び性能の向上に寄与することが開示されている。
一方で、テニスラケットには、柔らかな打感と、インパクト時のボールの良好な食い付き感とが求められる。剛性の高いラケットフレームは、ボールのインパクト時の柔らかさに劣り易い。また、剛性の高いラケットフレームは、食い付き感に劣り易い。剛性が比較的に低いラケットフレームは、良好な食い付き感が得られる。
特開平5−15617公報
前述のように、剛性が高いラケットフレームは、高い飛び性能を得られるが、食い付き感を損なう。剛性が比較的に低いラケットフレームは、良好な食い付き感が得られるが、飛び性能が損なわれる。このように、飛び性能と食い付き感とは、相反する。この相反する性能に優れたラケットフレームを得ることは困難であった。
本発明の目的は、飛び性能と食い付き感とを両立したラケットフレームの提供にある。
本発明に係るラケットフレームは、ヘッドと、シャフトと、このヘッドから延びてシャフトに至る一対のスロートとを備えている。このラケットフレームでは、低荷重域(5kgfから15kgf)でのスロートの曲げ剛性G15は、600kgf/mm以上900kgf/mm以下である。高荷重域(45kgfから55kgf)のスロートの曲げ剛性G55は、900kgf/mm以上1200kgf/mm以下である。この曲げ剛性G15と曲げ剛性G55との剛性比(G15/G55)は、0.70以上0.85以下である。
好ましくは、このスロートにヘッド側からシャフト側に向かって延びる溝が形成されている。この溝の深さ方向は、打球面に平行である。この溝は、スロートのヘッド側端からスロートの長手方向中央を越えたシャフト側まで形成されている。
好ましくは、このスロートの長手方向に垂直な断面において、打球面に平行な方向であるスロートの左右幅方向の一方端から他方端に向かって、打球面に垂直な方向である前後幅は徐々に大きくなっている。この前後幅が最大に達した後に他方端に向かって徐々に小さくなっている。この左右幅方向において他方端側より一方端側に近い位置で、前後幅は最大になっている。この溝は、一方端側に形成されている。
好ましくは、上記左右幅方向において、一方端からの溝の深さAと、一方端から前後幅が最大になる位置までの左右幅方向の距離Bとの比(A/B)が1.0より小さくされている。
好ましくは、上記スロートの長手方向中央の断面における溝の深さAは、2mm以上6mm以下である。
好ましくは、上記溝は、スロートのヘッド側端からシャフト側端まで形成されている。
本発明に係るラケットフレームは、飛び性能を損なわずに、ボールの食い付き感を向上し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るラケットフレームが示された正面図である。 図2は、図1のラケットフレームが示された側面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った拡大断面図である。 図4は、図1のラケットフレームのスロートの圧縮剛性が測定される様子が示された模式図である。 図5は、図1のラケットフレームのスロートの曲げ剛性が測定される様子が示された模式図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係るラケットフレームのスロートの断面構造の説明図である。 図7は、比較例のラケットフレームのスロート断面構造の説明図である。 図8(a)は実施例のラケットフレームのスロート断面の説明図であり、図8(b)は他の比較例のラケットフレームのスロート断面の説明図である。 図9は、実施例及び比較例の圧縮剛性が示されたグラフである。 図10は、実施例及び比較例の曲げ剛性が示されたグラフである。 図11は、実施例及び比較例の荷重と曲げ剛性との関係が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1及び図2には、本発明の一の実施形態に係るラケットフレーム2が示されている。このラケットフレーム2は、ヘッド4、一対のスロート6、シャフト8及びグリップ10からなる。このラケットフレーム2にグロメット、グリップテープ、エンドキャップ等が取り付けられ、さらにガットが張られることにより、硬式テニス用のラケットが得られる。図1における上下方向は、ラケットフレーム2の軸方向である。
ヘッド4は、打球面の輪郭を形成している。この打球面を形成するヘッド4の正面形状は、略楕円である。それぞれのスロート6の一端は、ヘッド4と連続している。このスロート6は、一端側から他端側に向かって互いに接近する向きに延びている。一方のスロート6は、この他端の近傍で他方のスロート6と合流している。スロート6は、ヘッド4から延びてシャフト8に至っている。シャフト8は、2つのスロート6が合流する箇所から延びている。シャフト8は、スロート6と連続的にかつ一体的に形成されている。グリップ10は、シャフト8と連続的にかつ一体的に形成されている。ヘッド4のうち2つのスロート6に挟まれた部分は、ヨーク12である。
このヘッド4、スロート6及びシャフト8は、複数枚のプリプレグが積層されて構成されている。このプリプレグは、繊維強化樹脂からなる。この繊維強化樹脂は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸して形成されている。具体的には、例えば、マトリクス樹脂を含浸させながら強化繊維の繊維方向を一定になるように強化繊維がドラムに巻き付けられ、一定量巻き付けられた後にドラムから切り取られ、切り取られた後に約80°Cから100°Cで加熱されて疑似硬化状態とされて、繊維強化樹脂が得られる。このマトリクス樹脂は、例えば、エポキシ樹脂である。この強化繊維は、例えば、カーボン繊維である。この強化繊維は、長繊維である。
ヘッド4、スロート6及びシャフト8は、複数枚のプリプレグが巻回され積層された積層体から形成される。このヘッド4、スロート6及びシャフト8は、一本の連続した積層体から形成される。この積層体は、中空である。ヘッド4、スロート6及びシャフト8の形状に成形するために、この積層体が金型にセットされる。金型内で加熱されると同時に、積層体の中空に空気が充填されて加圧保持される。この加熱加圧成形により、エポキシ樹脂が硬化して、ヘッド4、スロート6及びシャフト8が成形されている。
図1の点P1は、ヨーク12とスロート6との合流点を示している。点P2は、一方のスロート6と他方のスロート6との合流点を示している。両矢印Dは、点P1から点P2までの距離を示している。この距離Dは、ラケットフレーム2の軸線方向に測られる。点P3は、スロート6の中央の位置を表す点である。この点P3は、距離Dの中点を通って軸線に直交して延びる直線とスロート6との交点として求めらる。二点鎖線L1は、点P1を通るスロート6の断面である。二点鎖線L2は、点P2を通るスロート6の断面である。二点鎖線L3は、点P3を通るスロート6の断面である。この断面L1、L2及びL3は、いずれもスロート6の長手方向に直交している。
この断面L1がスロート6のヘッド4側端を示している。断面L2がスロート6のシャフト8側端を示している。この断面L3がスロート6の中央を示している。
図2に示される様に、このスロート6には、溝14が形成されている。この溝14は、スロート6の左右方向外周面に形成されている。溝14は、スロート6の長手方向の沿って延びている。溝14は、スロート6のヘッド4側端からシャフト8側端まで延びている。このラケットフレーム2では、ヘッド4の外周面にガット溝16が形成されている。このガット溝16はスロート6のヘッド4側端まで延びている。この溝14は、ラケットフレーム2の左右方向外側に形成されている。この溝14は、ガット溝16に連続して形成されている。この溝14は、ガット溝16と共に前述の加熱加圧成形により、成形されている。この溝14は、必ずしもガット溝16に連続しなくてもよい。ここでは、一方のスロート6に形成された溝14について説明がされたが、他方のスロート6にも同様にして溝14が形成されている。
図3は、スロート6の中央の断面L3が示されている。この図3では、この断面L3におけるプリプレグの積層構造は省略されている。説明の便宜上、この断面L3において、打球面に平行な左右方向を左右幅方向と、打球面と直交する上下方向を前後幅方向として説明がされる。この断面L3は、スロート6の長手方向に直交し、且つ打球面に直交する断面である。二点鎖線Lcは、左右幅方向に延びる断面L3の中心線である。二点鎖線Leは、断面L3の左右幅方向一方端を通る直線である。この直線Leは、溝14の壁面14aとスロート6の表面6aとの一対の交点を通る直線である。点P4は、直線Lcと直線Leとの交点である。
図3の両矢印W1は、点P4から点P3までの距離を示している。この距離W1は、左右幅方向のスロート6の幅を示している。この左右幅W1は、図3の断面において、左右方向での最大幅である。この左右幅W1は、図3の断面において直線Lcに沿って測られる。点P4は、スロート6の左右幅W1方向の一方端を表している。点P3は、スロート6の左右幅W1方向の他方端を表している。
両矢印W2は、前後幅方向のスロート6の幅を示している。この前後幅W2は、断面L3において直線Lcと直交する方向に測られる。この前後幅W2は、スロート6の前後幅方向での最大幅である。
両矢印Aは、溝14の深さを示している。この溝14の底は、この断面L3において、円弧状の曲面で形成されている。この深さAは、点P4から溝14の底の最も深い位置までの距離として測られる。両矢印Bは、図3の断面において、一方端の点P4から前後幅W2の位置までの左右幅方向の距離を示している。この深さA及び距離Bは、直線Lcに沿って測られる。
図4は、ラケットフレーム2のスロート6の圧縮剛性が測定される様子が示された模式図である。この圧縮剛性は、スロート6の前後幅方向につぶす向きの剛性である。圧縮剛性の測定には、鋼製の2本の受け具18が用いられる。それぞれの受け具18は、棒状である。この受け具18の断面形状は、半径が5mmの円である。第一受け具18aは、スロート6の中央である点P3からヘッド4側へ15mmの位置に配置される。第二受け具18bは、第一受け具18aからシャフト8側へ30mmの位置に配置される。これらの受け具18の上に、スロート6が水平であり、打球面が水平となるように、ラケットフレーム2が置かれる。一方、鋼製の圧縮具20が準備される。この圧縮具20は、棒状である。圧縮具20の断面形状は、半径が5mmの円である。この圧縮具20は、30mm/minの速度で、矢印Fの方向に移動する。この圧縮具20は、第一受け具18aと第二受け具18bとから等距離の位置で、スロート6を押圧する。この押圧により、ラケットフレーム2に荷重がかかる。圧縮具20の移動により、荷重が徐々に大きくなる。荷重が25kgfである状態から、荷重が50kgfである状態までの圧縮具20の移動距離X(mm)が測定される。この荷重の変化量25kgfがXで除された値が、圧縮剛性である。圧縮剛性の測定は、ラケットフレーム2にグロメットが取り付けられ、ガットが張られていない状態でなされる。
このラケットフレーム2では、この溝14の深さ方向は、打球面と平行にされている。圧縮具20により荷重が掛けられると、この溝14が形成されているので、スロート6は前後幅方向に弾性変形し易い。スロート6の前後幅方向の圧縮剛性が、従来のラケットフレームのそれに比べて低くされている。
発明者らは、種々の試行錯誤の結果、スロート6の前後幅方向の圧縮剛性を低くすることで、ラケットフレーム2に良好な食い付き感を得られることを見出した。この圧縮剛性が低いラケットフレーム2を用いたラケットは、ボールの食い付き感に優れている。この観点から、この圧縮剛性は、好ましくは2600kgf/mm以下であり、更に好ましくは2300kgf/mm以下であり、特に好ましくは2100kgf/mm以下である。
図5は、ラケットフレーム2のスロート6の曲げ剛性が測定される様子が示された模式図である。曲げ剛性の測定には、鋼製の2本の受け具18が用いられる。それぞれの受け具18は、棒状である。この受け具18の断面形状は、半径が5mmの円である。第一受け具18aは、ラケットフレーム2の軸方向において、スロート6のヘッド4側端の点P1よりヘッド4側に配置される。第二受け具18bは、スロート6のシャフト8側端の点P2よりシャフト8側に配置される。この第一受け具18aと第二受け具18bとの間隔は200mmにされている。これらの受け具18の上に、スロート6が水平であり、打球面が水平となるように、ラケットフレーム2が置かれる。一方、鋼製の圧縮具20が準備される。この圧縮具20は、棒状である。圧縮具20の断面形状は、半径が5mmの円である。この圧縮具20は、30mm/minの速度で、矢印Fの方向に移動する。この圧縮具20は、第一受け具18aと第二受け具18bとから等距離の位置で、スロート6を押圧する。この押圧により、ラケットフレーム2に荷重がかかる。圧縮具20の移動により、荷重が徐々に大きくなる。荷重が25kgfである状態から、荷重が50kgfである状態までの圧縮具20の移動距離X(mm)が測定される。この荷重の変化量25kgfがXで除された値が、スロート6の曲げ剛性である。曲げ剛性の測定は、ラケットフレーム2にグロメットが取り付けられ、ガットが張られていない状態でなされる。
このスロート6は、溝14を形成されていても、高荷重域での曲げ剛性が大きく損なわれていない。この曲げ剛性が損なわれないので、このラケットフレーム2は、従来のラケットフレームと同等の反発性を発揮し得る。これにより、このラケットフレーム2は、所謂飛び性能を損なわずに、食い付き感を向上し得る。
このスロート6の圧縮剛性を低くする観点から、この溝14はスロート6のヘッド4側端から、点P3及び点P4を越える位置まで延びて形成されている。言い換えると、この溝14は、スロート6のヘッド4側端から長手方向中央を越えたシャフト8側まで形成されている。この圧縮剛性を低くする観点から、この溝14はスロート6のシャフト8側端まで形成されることが、好ましい。
この溝14が深いほど、スロート6の圧縮剛性が低くなる。この観点から、この溝14の深さAは、2mm以上が好ましい。一方で、この溝14が深すぎるとスロート6の圧縮剛性が大きく損なわれる。スロート6の圧縮剛性が低下し過ぎると、ラケットフレーム2の剛性が不足してインパクト時の食い付き感を損なう。この観点から、この溝14の深さAは、好ましくは6mm以下であり、更に好ましくは4mm以下である。
このラケットフレーム2では、図3に示されるように、スロート6の断面形状は、左右幅方向に非対称の形状とされている。左右幅W1の一方端である点P4から他方端である点P3に向かって、前後幅が徐々に大きくされている。最大値である前後幅W2に達した後に、点P3に向かって徐々に小さくなっている。この前後幅W2の位置は、左右幅方向において、点P3より点P4に近い。溝14は、この一方端側に形成されている。この溝14の深さAの方向は、この左右幅W1方向に一致させられている。このスロート6の断面形状と溝14とにより、このスロート6では、高荷重域での剛性を損なわずに、圧縮剛性が効果的に低くされている。
更に、このラケット2では、溝14がガット溝16に連続して形成されているので、小さい溝14でスロート6の圧縮剛性を効果的に低下させることができる。
溝14の深さAと距離Bとの比(A/B)が大きいほど、スロート6の圧縮剛性が低くなる。この観点から、この比(A/B)は、0.17以上が好ましく、0.33以上が更に好ましい。一方で、この比(A/B)が大きすぎるとスロート6の曲げ剛性が大きく損なわれる。スロート6の曲げ剛性が大きく損なわれるとラケットフレーム2の剛性が低下する。この観点から、この比(A/B)は1.0より小さいことが好ましく、0.83以下が更に好ましく、0.67以下が特に好ましい。
ここで、低荷重域から高荷重域までの曲げ剛性の測定方法が説明される。この方法では、図5に示した曲げ剛性の測定方法と同様にして、鋼製の2本の受け具18a、18bと、鋼製の圧縮具20が使用される。受け具18aと18bの間隔は、200mmである。この圧縮具20は、30mm/minの速度で、図5の矢印Fの方向に移動する。この圧縮具20は、スロート6を押圧する。この押圧により、ラケットフレーム2に荷重がかかる。圧縮具20の移動により、荷重が徐々に大きくなる。荷重が5kgfである状態から15kgfである状態までの領域で、圧縮具20の移動距離X1(mm)が測定される。負荷された荷重の変化量10kgfがそのときの移動距離X1で除された値が、この低荷重域(5kgfから15kgf)の曲げ剛性G15である。この曲げ剛性G15の測定は、ラケットフレーム2にグロメットが取り付けられ、ガットが張られていない状態でなされる。
同様にして、荷重が15kgfである状態から25kgfである状態までの領域で、圧縮具20の移動距離X2(mm)が測定される。負荷された荷重の変化量10kgfが移動距離X2で除されて、曲げ剛性G25が求められる。更に同様にして、荷重が25kgfである状態から35kgfである状態までの曲げ剛性G35と、荷重が35kgfである状態から45kgfである状態までの曲げ剛性G45と、荷重が45kgfである状態から55kgfである状態までの高荷重域(45kgfから55kgf)の曲げ剛性G55が求められる。
このラケットフレーム2では、スロート6の圧縮剛性を低下させることで、低荷重域でのスロート6の曲げ剛性G15が低下している。一方で、高荷重域でのスロート6の曲げ剛性G55の低下が抑制されている。
このスロート6の曲げ剛性G15が低いラケットフレーム2は、打感を柔らかく感じる。この観点から、この曲げ剛性G15は、900kgf/mm以下であり、好ましくは850kgf/mm以下であり、更に好ましくは800kgf/mm以下である。一方で、この曲げ剛性G15が高いラケットフレーム2は、高い反発性が得られる。特に、曲げ剛性G15が低過ぎるラケットフレーム2は、反発性が不足し食い付き感をも損なわれる。この観点から、曲げ剛性G15は、600kgf/mm以上であり、好ましくは650kgf/mm以上であり、更に好ましくは700kgf/mm以上である。
このスロート6の曲げ剛性G55が高いラケットフレーム2は、反発性に優れている。この観点から、このスロート6の曲げ剛性G55は、900kgf/mm以上であり、好ましくは950kgf/mm以上であり、更に好ましくは1000kgf/mm以上である。一方で、この曲げ剛性G55が高すぎるラケットフレーム2は、打感を硬く感じる。この観点から、曲げ剛性G55は、1200kgf/mm以下であり、好ましくは1150kgf/mm以下であり、更に好ましくは1100kgf/mm以下である。
このラケットフレーム2では、この低荷重域でのスロート6の曲げ剛性G15と、高荷重域でのスロート6の曲げ剛性G55との剛性比(G15/G55)が、従来のラケットフレームに比べて小さくなっている。
この剛性比(G15/G55)が小さくされることで、高反発性と柔らかい打感とが両立され得る。この観点から、この剛性比(G15/G55)は、好ましくは0.85以下である。高い反発性と、柔らかい打感とをバランス良く得る観点から、更に好ましくは、この剛性比(G15/G55)は、0.70以上0.80以下である。
ラケットフレーム2では、溝14を形成することで、スロート6の圧縮剛性、曲げ剛性G15及び曲げ剛性G55が調整されたが、スロート6のの圧縮剛性、曲げ剛性G15及び曲げ剛性G55の調整は、他の手段によってされてもよい。例えば、ヘッド、スロート及びシャフトのプリプレグの積層構造により調整されてもよい。
図6には、本発明に係る他の実施形態のラケットフレーム22のスロート24の断面構造が示されている。このラケットフレーム22は、ヘッド、スロート24及びシャフトのプリプレグの積層構造が調整された一例である。図6の上下方向がラケットフレーム22の前後幅方向であり、左右方向がラケットフレーム22の左右幅方向である。このスロート24の断面外形形状は、略楕円形である。この略楕円形の形状は、前後幅方向が長軸とされ、左右幅方向を短軸とされている。
このラケットフレーム22では、スロート24を含み、ヘッドからシャフトまでが8枚のプリプレグ26が積層されて形成されている。この8枚のプリプレグ26は、長手方向に対して30°傾斜して強化繊維が延びるプリプレグ26a、26b、26e及び26gと、長手方向に強化繊維が延びるプリプレグ26c、26d及び一対の26fとからなる。
このラケットフレーム22では、ヘッドからシャフトまでの部分は、一本の連続した積層体から形成される。この積層体では、パイプ状に巻かれたプリプレグ26aの外周にプリプレグ26bが巻かれる。このプリプレグ26bの外周にプリプレグ26cが巻かれる。更に、内側から外側に向かって、プリプレグ26d、26eの順に積層される。このプリプレグ26eの外周面に一対のプリプレグ26fが積層される。一方のプリプレグ26fは、プリプレグ26eの前後幅方向の前方の外周面に積層される。他方のプリプレグ26fは、プリプレグ26eの前後幅方向の後方の外周面に積層される。それぞれのプリプレグ26fは、プリプレグ26eの外周を約1/3周覆うように積層される。このプリプレグ26eと一対のプリプレグ26fとの外周をプリプレグ26gが積層されて覆う。このようにして、積層体が形成される。
この積層体が、金型にセットされる。金型内で加熱されると同時に、積層体の中空に空気が充填されて加圧保持される。この加熱加圧成形により、エポキシ樹脂が硬化して、ヘッド及びシャフトと共に、スロート24が成形される。このようにして、図6に示される断面構造のスロート24が形成されている。
このスロート24は、従来のラケットフレームに比べて、プリプレグの積層枚数が少なくされている。スロート24の前後幅方向のプリプレグの積層枚数と左右幅方向の積層枚数との差が小さくされている。従来のラケットフレームに比べ、スロート24の断面において、前後幅方向及び左右幅方向を含む前方向で、剛性が均一化されている。これにより、このスロート24は、前後方向の圧縮剛性が低くなっている。このラケットフレームは、インパクト時に良好な食い付き感をえられ得る。
このラケットフレーム22でも、スロート24の圧縮剛性を低下させることで、低下重域でのスロート24の曲げ剛性G15が低下している。
このラケットフレーム22では、プリプレグの積層構造を変更しているが、積層構造のプリプレグを構成する強化繊維の量は、従来のラケットフレームの強化繊維の量と同等にされている。これにより、スロート24全体が変形する高荷重域での曲げ剛性は、大きく損なわれない。低荷重域で変形後において、このラケットフレーム22は、高荷重域で比較的高い剛性を発揮する。このラケットフレーム22では、高荷重域での曲げ剛性が大きく損なわれない。このラケットフレーム22は、従来のラケットフレームと同等の反発性を発揮し得る。
ここでは、ラケットフレーム22を例に説明がされたが、プリプレグの積層構造は、このラケットフレーム22のものに限られない。本発明では、低荷重域での曲げ剛性G15
が600kgf/mm以上900kgf/mm以下であり、高荷重域での曲げ剛性G55が900kgf/mm以上1200kgf/mm以下であり、この曲げ剛性G15と曲げ剛性G55との比(G15/G55)が0.70以上0.85以下となるように、プリプレグの積層構造が調整されれば良い。
例えば、積層されるプリプレグの強化繊維の延びる方向を変更しても良い。また、スロートの長手方向に強化繊維が延びるプリプレグの枚数と、長手方向に強化繊維が傾斜して延びるプリプレグの枚数との比率を変更しても良い。更には、スロートの左右幅方向と前後幅方向とで、プリプレグの積層枚数を変更しても良い。
また、この積層体において、ヘッドを形成する部分と、スロートを形成する部分との構造に差を設けてもよい。例えば、ヘッドを形成する部分のプリプレグの積層枚数より、スロートを形成する部分のプリプレグの積層枚数を少なくしても良い。ヘッドを形成する部分のプリプレグの強化繊維の延びる方向に対して、スロートを形成する部分のプリプレグの強化繊維の延びる方向を長手方向に対して大きく傾斜させても良い。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[比較例1]
スロートの断面構造及び断面外形形状を図7に示すようにした他は、図1から3に示されたラケットフレームと同様にして、ラケットフレームを得た。このラケットフレームは、スロートの断面構造及び断面外形形状を図7に示すようにした他は、後述する実施例1と同様にされている。このラケットフレームの打球面の面積は、100平方インチとされた。フレーム重量及びフレームバランスは、300g/320mmに設定した。
このラケットフレームでは、ヘッド、スロート及びシャフトが11枚のプリプレグ28が積層された積層体から形成された。このプリプレグ28のカーボン繊維を強化繊維とし、マトリクス樹脂をエポキシ樹脂とした。このプリプレグ28を、66ナイロンからなる内圧チューブを被覆したマンドレル上に、積層し積層体を成形した。この積層体は、長手方向に対して30°傾斜して強化繊維が延びるプリプレグ28a、28b、28d及び28hと、長手方向に強化繊維が延びるプリプレグ28c、一対の28e、一対の28f及び一対の28gとからなった。
この積層体では、パイプ状に巻かれたプリプレグ28aの外周にプリプレグ28bが巻かれた。更に、内側から外側に向かって、プリプレグ28c、28dの順に積層された。このプリプレグ28dの外周面に一対のプリプレグ28eが積層された。一方のプリプレグ28eは、プリプレグ28dの前後幅方向の前方の外周面に積層された。他方のプリプレグ28eは、プリプレグ28dの前後幅方向の後方の外周面に積層された。それぞれのプリプレグ28eは、プリプレグ28dの外周を約1/3周覆っていた。更に、内側から外側に向かって、この一対のプリプレグ28eの外周に一対のプリプレグ28f、一対のプリプレグ28gが積層された。このプリプレグ28f、プリプレグ28gは、それぞれ外周を約1/4周覆っていた。更に外側にプリプレグ28hが積層されて、プリプレグ28hが外周面全体を覆った。
この積層体を、金型にセットした。金型を型締めして、150°Cで加圧保持し加熱加圧成形した。この加熱加圧成形により、この積層体は、ヘッド、一対のスロート及びシャフトに成形された。この加熱加圧成形により、スロートは、図7に示す断面外形形状に成形された。
[実施例1]
図1から3に示されたラケットフレームを製造した。図8(a)に、このラケットフレームのスロートの長手方向中央の断面形状が示されている。この断面は、スロートの長手方向に垂直な断面である。このラケットフレームの左右幅W1は18mmであり、前後幅W2は22mmであり、距離Bは6mmであった。スロートの中央における溝の深さAは、4mmとされた。
このラケットフレームでは、比較例1と同じ積層体が用いられた。この積層体を金型で型締めして、150°Cで加圧保持し加熱加圧成形した。この加熱加圧成形により、ヘッド、一対のスロート及びシャフトに成形された。この加熱加圧成形により、スロートの断面形状が図8(a)に示す形状にされた。図示されないが、比較例1と同様に、プリプレグ28e、28f及び28gは、この断面の前後幅方向の外周面に積層されていた。このスロートの断面形状が異なる他は、比較例1と同様にされてラケットフレームを得た。
[実施例2−3]
溝の深さAが表1に示される通りとした他は、実施例1と同様にして、ラケットフレームを得た。
[実施例4]
図6に示されたスロートの断面構造を備えるラケットフレームを製造した。プリプレグの積層構造と、スロートの断面構造及び断面外形形状を図6に示すようにした他は、実施例1と同様にして、ラケットフレームを得た。このスロートでは、比較例1のスロートに比べて、前後幅方向のプリプレグの積層枚数が少ない。一方で、このスロートでは、比較例1のスロートに比べて、左右幅方向のプリプレグの積層枚数が多い。このスロートでは、前後幅方向のプリプレグの積層枚数と、左右幅方向のプリプレグの積層枚数との差が小さくされている。
[比較例2]
スロートの長手方向中央の断面形状を図8(b)に示すようにした他は、実施例1と同様にして、ラケットフレームを得た。図8(b)に示すように、このラケットフレームは、実施例1の断面外形形状に溝が形成されていない形状にされた。
[圧縮剛性評価]
実施例1−4及び比較例1−2のラケットフレームで、スロートの圧縮剛性が評価された。この圧縮剛性の評価では、図4に示された試験方法で圧縮剛性が測定された。その結果が表1及び図9に示されている。図9のS1は実施例1のラケットフレームである。S2は実施例2のラケットフレームであり、S3は実施例3のラケットフレームであり、S4は実施例4のラケットフレームである。E1は比較例1のラケットフレームであり、E2は比較例2のラケットフレームである。
表1及び図9に示されるように、スロートに溝が形成された実施例1−3の圧縮剛性は、低くなっている。また、スロートのプリプレグの積層構造が調整された実施例4の圧縮剛性は、低くなっている。この圧縮剛性の低下により、良好な食い付き感がえられ得る。
[曲げ剛性評価]
実施例1−4及び比較例1−2のラケットフレームで、スロートの曲げ剛性が評価された。この曲げ剛性の評価は、図5に示された試験方法で曲げ剛性が測定された。その結果が図10に示されている。図10において、S1、S2、S3、S4、E1及びE2は、図9と同じ意味である。
図10に示されるように、実施例1−4の曲げ剛性は、比較例1−2の曲げ剛性と同等である。この実施例1−4では、前述の圧縮剛性に比べて、曲げ剛性が低下していない。これにより、実施例1−4のラケットフレームも、高い反発性を発揮し得る。
[官能評価]
ラケットフレームにグロメット、グリップテープ、エンドキャップ及びガットを装着し、テニスラケットを製作した。このテニスラケットにて30名のハイクラスのプレーヤーにラリーを行わせ、打感、飛び性能及び食い付き感について、相対評価を行った。ここでの打感は、柔らかさを基準に評価した。この結果が、下記の表1に示されている。この評価は四段階で評価した。評価Aは特に優れていることを表す。評価Bはやや優れていることを表す。評価Cは通常レベルであることを表す。評価Dはやや劣ることを表す。評価Cは、基準レベルである。この評価C及びDは、市販可能なレベルである。
Figure 0006005940
[低荷重域から高荷重域までの曲げ剛性評価]
実施例1−4及び比較例1のラケットフレームで、低荷重域(5kgf−15kgf)から高荷重域(45kgf−55kgf)までのスロートの曲げ剛性が評価された。この曲げ剛性の評価では、既に説明した、低荷重域から高荷重域までの曲げ剛性の測定方法で、曲げ剛性が測定された。その結果が、下記の表2及び図11に示されている。図11において、S1、S2、S3、S4及びE1は、図9と同じ意味である。
図11に示されるように、5kgfから15kgfでの低荷重域において、実施例1−4の曲げ剛性は、比較例1の曲げ剛性より小さくなっている。一方で、45kgfから55kgfでの高荷重域において、実施例1−4の曲げ剛性は、比較例1の曲げ剛性と同等である。表2に示されるように、実施例1−4の低荷重域の曲げ剛性G15と高荷重域の曲げ剛性G55との剛性比(G15/G55)は、比較例1のそれより小さくなっている。この実施例1−4のラケットフレームは、高い反発性と柔らかな打感とを両立し得る。
Figure 0006005940
[比較例3−10]
市販品されているラケットフレームが準備された。これらのラケットフレームについて、前述の[低荷重域から高荷重域までの曲げ剛性評価]及び[官能評価]がされた。その低荷重域での曲げ剛性G15と、高荷重域での曲げ剛性G55と、この曲げ剛性G15と曲げ剛性G55との比(G15/G55)と、四段階の官能評価とが、表3に示されている。
Figure 0006005940
この比較例3−10のラケットフレームの評価結果からも、飛び性能と打感及び食い付き感との両立において、実施例1−4の優位性は明らかである。
表1、表2及び表3に示されるように、実施例のラケットフレームは諸性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
2、22・・・ラケットフレーム
4・・・ヘッド
6、24・・・スロート
8・・・シャフト
10・・・グリップ
12・・・ヨーク
14・・・溝
26、28・・・プリプレグ

Claims (6)

  1. ヘッドと、シャフトと、このヘッドから延びてシャフトに至る一対のスロートとを備えており、
    低荷重域(5kgfから15kgf)での上記一対のスロートの曲げ剛性G15が600kgf/mm以上900kgf/mm以下であり、高荷重域(45kgfから55kgf)での上記一対のスロートの曲げ剛性G55が900kgf/mm以上1200kgf/mm以下であり、
    この曲げ剛性G15と曲げ剛性G55との剛性比(G15/G55)が0.70以上0.85以下であり、
    上記曲げ剛性G 15 が、一対のスロートが200mm間隔の受け具の間に位置して、圧縮具がこの受け具の間でそれぞれの受け具から等距離の位置で一対のスロートを受け具に向かって押圧して、荷重が5kgfから15kgfまで負荷されたときに、荷重の変化量10kgfがそのときの圧縮具の移動距離で除された値であり、
    上記曲げ剛性G 55 が、一対のスロートが200mm間隔の受け具の間に位置して、圧縮具がこの受け具の間でそれぞれの受け具から等距離の位置で一対のスロートを受け具に向かって押圧して、荷重が45kgfから55kgfまで負荷されたときに、荷重の変化量10kgfがそのときの圧縮具の移動距離で除された値であるラケットフレーム。
  2. 上記スロートにヘッド側からシャフト側に向かって延びる溝が形成されており、この溝の深さ方向が打球面に平行であり、
    この溝が、スロートのヘッド側端からスロートの長手方向中央を越えたシャフト側まで形成されている請求項1に記載のラケットフレーム。
  3. 上記スロートの長手方向に垂直な断面において、打球面に平行な方向であるスロートの左右幅方向の一方端から他方端に向かって、打球面に垂直な方向である前後幅が徐々に大きくなっており、この前後幅が最大に達した後に他方端に向かって徐々に小さくなっており、
    この左右幅方向において他方端側より一方端側に近い位置で、前後幅が最大になっており、
    上記溝が一方端側に形成されている請求項2に記載のラケットフレーム。
  4. 上記左右幅方向において一方端からの溝の深さAと、一方端から前後幅が最大になる位置までの左右幅方向の距離Bとの比(A/B)が1.0より小さくされている請求項3に記載のラケットフレーム。
  5. 上記スロートの長手方向中央の断面における溝の深さAが、2mm以上6mm以下である請求項2から4のいずれかに記載のラケットフレーム。
  6. 上記溝が、スロートのヘッド側端からシャフト側端まで形成されている請求項2から5のいずれかに記載のラケットフレーム。
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