JP3609294B2 - ラケットフレーム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テニス、バトミントン、スカシュ等のスポーツ用のラケットフレームに関し、特に硬式テニスに好適なラケットフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のカーボン繊維の高強度化、高弾性率化の発展により、カーボン繊維を主体とした強化繊維を用いた繊維強化樹脂製のラケットが主流となっている。この種のラケットフレームにおいて、打球面の面外方向に厚みを持たせた所謂『厚ラケ』が提供されている。この厚ラケを必要とするユーザーは、女性やシニア層といった少ない力で飛び性能を要求する層で、軽量で飛び性能の良いラケットが求められている。
【0003】
ところが、ラケットフレームとボールとの二物体が衝突する観点からみると、エネルギー保存則からはラケットフレームが軽くなると、ボールの反発係数が低下する。よって、軽量化は反発係数の低下を招くことになる。
【0004】
従来、この種の繊維強化樹脂製のラケットフレームにおいて、反発性能を高めるために強化繊維に関連して改善をはかったものとして、特開平10−337342号のテニスラケットが提案されている。該テニスラケットは、略方形状とした打球面(ガット張袈面)を囲むフェイス部の応力が集中されるコーナー部分に、他の部分よりも引張強度の大きい強化繊維を配置し、よって、コーナー部の強度を高めることによりスイートスポットを広げ、反発性能を高めるようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記テニスラケットフレームは、打球面が特殊な方形状としているために、フェイス部のコーナー部に他の部分よりも高強度の強化繊維を配置することにより、スイートスポットを広げる効果を有するが、部分的な補強であるため、ラケットフレーム全体を軽量化を図りながら高強度化を実現し、反発性能を改善することは望めない。テニスラッケトフレーム、特に、非力な女性やシニア層にとって好評な厚ラケでは、軽さと飛びとは重要なファクターであり、特殊な打球面を有するテニスラケットに限らず、一般的な形状の打球面を有するテニスラケットフレームにおいても、軽量化を図りながら、強度を高め反発性能を向上させることが必須である。
【0006】
上記した点に鑑み、本発明者は主として、重量が260g未満の軽量ラケットにおいて、軽量化しながら強度および反発性を向上させる手段を鋭意研究および実験を重ねた。まず、剛性値を変化させることで強度・反発性能を向上させることを試みた。剛性値を高めるために、繊維強化樹脂製のプリプレグの積層構造(強化繊維の繊維角度、プリプレグの積層枚数、幅)を変化させることや、フレームの断面の厚みや幅を変化させることが考えられる。しかしながら、強度を高めるために、プリプレグの積層構造を変化させても重量増加を招きやすく、ラケットフレームの振り抜きが悪く打球フィーリングが悪化させることとなった。また、フレームの断面形状を変化させる場合、剛性値を高めるためには、周長の増加を招きやすく、周長の増加に応じて積層プリプレグの増加ならびに重量増加を伴う結果となった。
【0007】
上記のように、軽量化のために、単にプリプレグの積層枚数を減らすと剛性・強度の低下を招き反発性能が低下する一方、プリプレグの積層構造を変化させて剛性・強度を高めて反発性能を改善しようとすると重量増加を招くこととなる。よって、本発明者は強化繊維に注目して、軽量化を図りながら強度を向上させ、よって反発性能が優れたラケットフレームの開発を行い、本発明を達成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明のラケットフレームは、汎用のカーボン繊維よりも軽量で高強度且つ高弾性のカーボン繊維を用い、該カーボン繊維を汎用されているカーボン繊維と組み合わせることにより、軽量で強度が高く、反発性能が良いラケットを提供するものである。
【0009】
具体的には、本発明は、繊維強化樹脂製のテニス用のラケットフレームであって、強化繊維の少なくとも一部に、引張強度が440kgf/mm2以上600kgf/mm2以下、引張弾性率が28000kfg/mm2以上40000kgf/mm2以下で、引張強度と引張弾性率の比(引張強度/引張弾性率)が0.011以上0.021未満、単位体積当たりの重量が1.80g/cm3未満1.50g/cm3以上である高強度軽量のカーボン繊維を用いており、フレーム重量を150g以上260g未満としていることを特徴とするラケットフレームを提供するものである。
【0010】
上記高強度軽量のカーボン繊維は、汎用されているカーボン繊維と組み合わせて用いている。ラケットフレーム全体の強化繊維に対して、上記高強度軽量のカーボン繊維の割合は10wt%以上90wt%以下とすることが好ましい。上記割合としているのは、10wt%未満であると、高強度軽量カーボン繊維による補強効果が少なく所期の反発係数が出ないためである。一方、100%にしても高強度化と軽量化の効果が得られるが、作業上扱いにくく、かつ、該強化繊維が高価であり従来のプリプレグと共用することでコスト低下が図れるため、90%以下とすることが好ましい。
【0011】
上記高強度カーボン繊維の引張強度を440kgf/mm2以上600kgf/mm2以下としているのは、600kgf/mm2を超えるように極端に大きくしようとすると繊維密度が大きくなり、フィラメント数より薄手のプリプレグにすることが難しく、軽量化を図れないことに因る。また、440kgf/mm2未満であると、補強効果が乏しく、軽量化したラケットフレームの強度を十分に高めることができないことに因る。なお、引張強度は、450kgf/mm2以上650kgf/mm2以下とすることがより好ましい。
【0012】
上記高強度カーボン繊維の引張弾性率を2000kgf/mm2以上43000kgf/mm2以下とすれば好適であり、43000kgf/mm2を超えるように極端に大きくしようとすると引張強度と同様に、繊維密度が大きくなり、フィラメント数より薄手のプリプレグにすることが難しく、軽量化を図れず、かつ、高弾性になると強度が低下することによる。また、25000kgf/mm2未満になると、剛性が低くなって反発性が低下する問題が生ずることによる。なお、高強度カーボン繊維の引張弾性率は、28000kfg/mm2以上40000kgf/mm2以下とすることがより好ましい。
【0013】
上記範囲の引張強度と引張弾性率を有する高強度カーボン繊維は、引張強度とと引張弾性率の比(引張強度/引張弾性率)を0.011以上0.022未満としている。この範囲は、0.011未満であると、引張強度が低くなりすぎ、強度が低下する問題があり、0.022を越えると、引張弾性率が引くなって反発性が低下したり、引張強度が大きいものを使用した場合には繊維密度が大きくなってラケット重量が増加する問題あることに因る。なお、上記比(引張強度/引張弾性率)は0.011以上0.019以下が好ましく、さらに、0.012以上0.017以下が最も好ましい。
【0014】
また、上記高強度のカーボン繊維は、単位体積当たりの重量が1.80g/cm3未満、より好ましくは1.78g/cm3以下、最も好ましくは1.77g/cm3以下で、かつ、1.50g/cm3以上のものが好ましい。この密度の小さい高強度カーボン繊維を強化繊維として用いると、強度向上を図りながら、より軽量化を進めることができる。
【0015】
高強度軽量カーボン繊維は、その単位体積当たりの重量(密度)が小さい程、軽量化実現のためには有効であるが、上記した引張強度と引張弾性率を有するカーボン繊維で入手可能なカーボン繊維のうち、密度が最も小さいものは1.77g/cm3である。なお、実験的により小さい密度のカーボン繊維を作成したが、上記した引張強度を保つことが困難で、所要の引張強度を保持できる密度の下限は1.50g/cm3以上、好ましくは1.60g/cm3であることが判明した。
【0016】
上記した範囲の引張強度、引張弾性率、引張強度/引張弾性率の比を有すると共に密度を有するカーボン繊維としては、東レ(株)製のM30GとM40Jがある。該高強度カーボン繊維に対して、繊維強化樹脂製のテニスラケットフレームを形成するために汎用されているカーボン繊維は東レ(株)製のT−700である。
【0017】
なお、東レ(株)製が提供しているカーボン繊維のうち、密度が1.84g/cm3以下と小さく、軽量化がはかれるカーボン繊維について、東レ(株)が呈示されている各カーボン繊維の引張強度、引張弾性率、引張強度/引張弾性率を下記の表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
上記表1に示すように、汎用されているカーボン繊維T−700の密度は1.80g/cm3であり、M30G、M40JがT−700よりも密度が小さい。また、T−700の引張強度は500kgf/mm2、引張弾性率は23500kgf/mm2であり、M30G、M40Jとも引張強度および引張弾性率がT−700よりも大きい。このように、汎用されているカーボン繊維T−700より、密度が小さいく高強度、高弾性のM30G、M40JをT−700と組み合わせて用いることで、樹脂量および繊維量を削減でき、高弾性であることにより反発性能を向上させることが出来る。
【0020】
上記した高強度軽量のカーボン繊維のうちM40Jは、弾性率が高いため、プリプレグとして実際積層されるときは、該カーボン繊維をラケットフレームの長手方向に並行(0度)に積層することが好ましい。それ以外のカーボン繊維M30GやT−700を強化繊維とするプリプレグは、繊維角度を0〜90度の間で0、10、22、30、45、90度として積層することができる。
【0021】
本発明のラケットフレームをテニスラケットフレームとした場合、その重量を150g以上260g未満として軽量テニスラケットフレームとしている。該重量はグリップエンド、グリップレザー、グロメット、バンパ−等の一般的に取り付けられている付属品を備えているが、ガットは張袈していない状態の重量である。重量範囲を上記数値範囲としているのは、260gを越えると、非力な女性やシニア層にとって振り抜きぬくいラケットとなり、150g未満となると、軽すぎて強度が低下するためである。なお、250g以下160g以上が好ましく、さらに240g以下170g以上が最適重量である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態のテニスラケットフレーム1を示す。該テニスラケット1のフレームは、繊維強化樹脂製の中空状で、打球面(ガット面)2を囲むフェイス部3と、スロート部4、シャフト部5とグリップ部6を連続して構成している。上記フェイス部3は別部材からなるヨーク部7をスロート側で連続して打球面2を囲む環状としている。打球面2の形状は一般的な卵形であっても、長い楕円形状(長円形状)であっても、略方形状であってもよく、限定されない。
【0023】
図示の実施形態のラケットフレームは、図2で示すように、強化繊維を汎用されている第一カーボン繊維10とし、マトリクス樹脂を熱硬化性のエポキシとした繊維強化樹脂からなる第一プリプレグ11と、強化繊維を高強度軽量の第二カーボン繊維12とし、マトリクス樹脂を熱硬化性のエポキシとした繊維強化樹脂からなる第二プリプレグ13とを積層して形成している。
【0024】
上記第二カーボン繊維12は、引張強度が440kgf/mm2以上600kgf/mm2以下、引張弾性率が25000kgf/mm2以上43000kgf/mm2以下で、引張強度と引張弾性率の比(引張強度/引張弾性率)が0.011以上0.021未満、単位体積当たりの重量が1.80g/cm3未満1.50g/cm3以上である高強度軽量のカーボン繊維からなる。一方、第一カーボン繊維10は第二カーボン繊維12よりも密度が大きく、引張強度および引張弾性率が小さいものである。本実施形態では、第一カーボン繊維10として東レ(株)製のT−700を用い、第二カーボン繊維12として東レ(株)製のM30G、M40Jを用いている。
【0025】
上記第二カーボン繊維12の割合は、ラケットフレーム全体の強化繊維(第一カーボン10の総量と第二カーボン繊維12の総量)の10wt%以上90wt%以下の範囲内とし、本実施形態では12〜80wt%としている。
【0026】
上記第一プリプレグ11と第二プリプレグ13とは、順次交互に積層しても良いが、第二カーボン繊維12の引張強度および引張弾性率が大きいことより、本実施形態では、第二プリプレグ13をフレーム断面において最内周に配置している。また、第二プリプレグ13の積層枚数を多くして、第二カーボン繊維12が全繊維量の50wt%を越える場合は、フレーム全体にわたって第二プリプレグ13を配置しても良いが、50wt%未満であると、フェイス部3に第二プリプレグ13を配置してフェイス部3の強度を高めることが好ましい。
【0027】
上記のようにプリプレグを積層して、レイアップを形成した後、金型を用いて加圧加熱成形して、ローフレームを形成している。金型から取り出したローフレームはバリ取り、ガット孔加工を施し、さらに、パテ塗り、ペイント塗装を行った後、グロメット、グリップ等の一般的な部品を取り付けてラケットフレーム1を完成させている。
【0028】
上記ラケットフレーム1、その重量を260g未満150g以上とし、フレーム全長を710mm、フェイス部3における最大厚みを29mm、打球面2の面積を115平方インチとした。
【0029】
下記の表2に示すように、本発明の実施例1〜5と比較例1のテニスラケットフレームを作製し、フレームの面外方向の剛性(平圧剛性)および強度(平圧強度)、打球面の面内方向の剛性(側圧剛性)および強度(側圧強度)、反発係数を測定し、かつ、実打による飛び性能の評価テストを行った。
【0030】
【表2】
【0031】
比較例1のテニスラケットフレームは上記実施形態に記載の全長、フェイス部最大厚さ、打球面積を有し、強化繊維として汎用のカーボン繊維T−700のみを使用して作製した。すなわち、プリプレグは第一プリプレグのみで、第二プリプレグを用いずに作製した。
【0032】
実施例1〜5のテニスラケットフレームは、比較例の最内周から優先的に第一プリプレグを、高強度軽量カーボン繊維12からなるM30G、M40Jのプリプレグに置き換え、第二カーボン繊維12の全繊維量に対する比率(wt%)を、実施例1では12%、実施例2では24%、実施例3では46%、実施例4では68%、実施例5では90%とした。他の構成は比較例1と同様とした。
【0033】
(反発係数の測定)
反発係数は、図3に示すように、実施例および比較例のテニスラケットにガットを張袈し、各テニスラケットを垂直状態でフリーとなるようにグリップ部を柔らかく固定し、その打球面にボール打出機から一定速度V1(30m/s)でボールをフェイス面に衝突させ、跳ね返えたボールの速度V2を測定し、最大反発係数にて評価した。反発係数は発射速度V1、反発速度V2の比(V2/V1)であり、反発係数が大きい程、ボールの飛びが良いことを示している。
【0034】
(平圧剛性の測定)
図4に示すように、テニスラケットフレームを水平に配置し、そのフェイス部3を受け治具21で支持すると共に、グリップ部6を受け治具22で支持した。この状態で受け治具21と22の間の中央点(受け治具21、22よりそれぞれ300mmの位置)に対して加圧具23により上方より80kgfの力を加えて測定した。
【0035】
(平圧強度の測定)
図4に示す状態としたテニスラケットフレームに加圧具23でフレームが破壊するまで荷重をかけ、その時の最大荷重値を測定した。
【0036】
(側圧剛性の測定)
図5に示すように、支持台18にテニスラケットフレームを横向きで打球面2を垂直方向として、サイド垂直押さえ板25の間に挿入して保持し、かつ、フェイス部3のトップ3aを位置決めスペーサ26で位置決めさせると共に、グリップ6を位置決めスペーサ27に搭載している。この状態で上方のフェイス部3のサイドに対して加圧具28により80kgfの力を加えて測定した。
【0037】
(側圧強度の測定)
図5の示す状態で、加圧具28によりフレームが破断するまで荷重をかけ、その時の最大荷重値を測定した。
【0038】
(実打による飛び評価方法)
実施例および比較例のテニスラケットを用い、テニス歴10年以上、現在も週3日以上プレーする条件を満たす女性54名のプレーヤが実打して、アンケート調査をした。アンケート調査は、5点満点(多い程良い)で採点し、平均値をとった。
【0039】
表2に示すように、平圧剛性、平圧強度、側圧剛性、側圧強度のいずれも、比較例1より実施例1〜5は全て大きく、実施例では高強度化が図られていることが確認できた。また、反発係数においても、比較例1より実施例1〜5は全て大きく反発性能が高められたことが確認できた。さらに、実打による試打テストにおいても、比較例の飛び評価は2.9であったが、実施例は全て3以上で良い評価が得られた。
【0040】
上記測定結果および試打評価より、カーボン繊維をT−700からM30G、M40Jに12〜90wt%置き換えた実施例1〜5は、高強度且つ高弾性のカーボン繊維を用いることにより、かつ、その使用量を増やすことにより、大幅な軽量化が出来、かつ、剛性・強度・反発性能においても比較例と比べて良好であることが確認できた。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、高強度・高弾性のカーボン繊維を汎用されているカーボン繊維と組み合わせることにより、重量を軽減させても、強度を向上させ、反発性能を飛躍的に向上させることができる。
【0042】
具体的には、引張強度および引張弾性率が大きく、かつ、その比が0.011以上0.021未満で、繊維の単位体積あたりの重量(密度)が1.80g/cm3未満以下の軽量なカーボン繊維を使用することにより、効率よく軽量化が出来、剛性・強度・反発性能を向上させることができる。言い換えれば、フレーム重量を260g未満と軽量化しても所望の強度と反発性能を得ることができる。また、上記した軽量化したラケットフレームに限らず、通常重量のラケットフレームにおいても、高強度軽量のカーボン繊維を用いることにより、強度を高め、反発性能を向上させて飛び優れたラケットフレームとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のテニスラケットの平面図である。
【図2】第2実施形態の要部拡大断面図である。
【図3】反発係数の測定方法を示す概略図である。
【図4】平圧剛性の測定方法を示す概略図である。
【図5】側圧剛性の測定方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 テニスラケット
2 フェイス面(ガット面)
3 フェイス部
4 スロート部
5 シャフト部
6 グリップ部
7 ヨーク部
10 汎用の第一カーボン繊維
11 第一プリプレグ
12 高強度軽量の第二カーボン繊維
13 第二プリプレグ
Claims (4)
- 繊維強化樹脂製のテニス用のラケットフレームであって、強化繊維の少なくとも一部に、引張強度が440kgf/mm2以上600kgf/mm2以下、引張弾性率が28000kfg/mm2以上40000kgf/mm2以下で、引張強度と引張弾性率の比(引張強度/引張弾性率)が0.011以上0.021未満、単位体積当たりの重量が1.80g/cm3未満1.50g/cm3以上である高強度軽量のカーボン繊維を用いており、フレーム重量を170g以上240g以下としていることを特徴とするラケットフレーム。
- 上記高強度軽量のカーボン繊維は、ラケットフレーム全体の強化繊維に対して10wt%以上90wt%以下としている請求項1に記載のラケットフレーム。
- 上記高強度軽量のカーボン繊維をラケットフレームの長手方向と並行に配置している請求項1または請求項2に記載のラケットフレーム。
- 上記高強度軽量のカーボン繊維をフレーム断面において最内周に配置している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のラケットフレーム。
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