JP2601091B2 - 電子放出素子 - Google Patents

電子放出素子

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JP2601091B2
JP2601091B2 JP3308692A JP3308692A JP2601091B2 JP 2601091 B2 JP2601091 B2 JP 2601091B2 JP 3308692 A JP3308692 A JP 3308692A JP 3308692 A JP3308692 A JP 3308692A JP 2601091 B2 JP2601091 B2 JP 2601091B2
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彰 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子顕微鏡、電子ビー
ム露光装置、CRT等、各種電子ビーム装置の発生源と
して利用することができる電子放出素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、微細加工技術の進展に伴い、加熱
を必要としない電子放出素子、いわゆる冷陰極、特に、
微小冷陰極に関する研究開発が活発になってきており、
幾つかあるタイプの中で、電界放出型の電子放出素子が
よく研究されている。電界放出型の電子放出素子は、電
子を放出させるために陰極の先端の曲率が数百nm以下
となるように針状加工し、この陰極先端に107 V/c
m程度の強電界を集中させることにより電子放出を行わ
せるように構成されている。この電界放出型の電子放出
素子は、(1)電流密度が高い、(2)陰極を加熱する
必要がないので、電力消費が非常に少ないなどの特徴を
有する。
【0003】上記電界放出型の電子放出素子として、例
えば、Journalof applied Physics, Vol39, No7, P350
4, 1968 (ジャーナル・オブ・アプライド・フィジック
ス、39巻、7号、3504ページ、1968年)に記
載されている構成が知られている。図10(a)は上記
従来の電子放出素子の製造途中の状態を示す断面図、図
10(b)は上記従来の電子放出素子の製造完成状態を
示す断面図である。
【0004】図10(a)に示すように、まず、電気絶
縁基板101上に導電性膜102、絶縁層103および
導電性膜104を適当なマスクを用いて順次蒸着し、複
数のアレイ状に配列した空洞105を作製する。次い
で、この空洞105の開口部を適当な物質106の回転
斜め蒸着によって漸次閉じさせつつ、この開口部真上よ
り陰極材料107を正蒸着することにより、空洞105
内において導電性膜102上に先端側が次第に細くなる
陰極エミッタ突起108を形成する。最後に、物質10
6を除去することにより、図10(b)に示すように電
子放出素子を作製することができる。
【0005】以上の構成において、以下、その動作つい
て説明する。導電性膜104が正、導電性膜102が負
となるように電源109を接続し、陰極エミッタ突起1
08の陰極材料107で定まる所定の電圧以上の電圧を
印加することにより、電界が集中する陰極エミッタ突起
108より電子を放出させることができる。
【0006】また、上記電子放出素子をアレイ状に配列
し、平面ディスプレイに応用した試みもある(ジャパン
・ディスプレイ’86、P512)。
【0007】また、従来の電子放出素子の他の例とし
て、特願平2−133397号に記載された構成が知ら
れている。図11(a)〜(c)は上記従来の電子放出
素子を示し、図11(a)は平面図、図11(b)およ
び(c)はそれぞれ図11(a)のD−D線およびE−
E線に沿う断面図である(なお、図11(a)の平面図
には、理解しやすいように図11(b)、(c)に対応
する一部に同方向の斜線を付している。)。
【0008】図11(a)〜(c)に示すように、ガラ
ス等からなる絶縁基板111の上に導電性物質からなる
ベース電極112が形成され、ベース電極112の上に
このベース電極112から電流が供給される陰極材料層
113が形成されている。この陰極材料層113として
は、仕事関数が低く、かつ高融点の材料、例えば、Si
C、ZrC、TiC、Mo、W等が用いられている。陰
極材料層113は中心より四方に延びる十字状で、エッ
ジ部113aを有するように断面において矩形、若しく
は台形に形成され、かつ平面における幅wが先端側から
中心側に至るに従い、0から所定の大きさまで徐々に直
線的に変化する形状に設定されている。ベース電極11
2上の陰極材料層113の下側外縁部と陰極材料層11
3の形成されていない部分には絶縁層114が形成され
ている。陰極材料層113の周囲には、この陰極材料層
113に対し、所定の間隔をおいて絶縁層115と制御
電極116が絶縁層114の上に順次形成されている。
絶縁層115はAl2 3 、SiO2 等からなり、陰極
材料層113の厚さと同等以上の厚さに形成され、制御
電極116は陰極材料層113から電子を引き出すため
のものであり、金属等で形成されている。
【0009】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。陰極材料層113が負、制御電極116
が正となるように両者の間に電圧を印加すると、陰極材
料層113のエッジ部113aに電気力線が集中し、強
電界となる。このとき、陰極材料層113および制御電
極116の幅が場所によって徐々に変わっているので、
電界強度も変化することになる。したがって、作製時に
陰極材料層113および制御電極116のパターン精度
にバラツキが生じても、電子放出するのに必要な電界強
度となる陰極材料層113のエッジ部は必ず存在し、そ
のため、安定した電子放出特性を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のうち、前者の構成では、複数のアレイ状の空洞1
05内に陰極エミッタ突起108を作製する際、回転斜
蒸着と真上からの正蒸着を同時に行うことが必要であ
り、この同時蒸着の制御を正確に行うことは非常に困難
であるという問題があった。
【0011】一方、後者の構成では、陰極材料層113
から放出された電子ビームが外側に広がってしまい、電
子ビームの質を低下させてしまうという問題があった。
【0012】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ものであり、容易に製造することができ、したがって、
歩留まりを向上させることができると共に、信頼性を向
上させることができ、また、陰極部から放出される電子
ビームの広がりを抑えて質の高い電子ビームを得ること
ができるようにした電子放出素子を提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、絶縁基板と、この絶縁基板上
に形成されたベース電極と、このベース電極上の所定の
部分において放射状に形成され、断面においてエッジ部
を有し、少なくとも平面において一部の幅が徐々に変化
する楔状部分を有し、楔状先端部がある中心方向に向け
られて配置された複数の陰極部と、この陰極部の少なく
とも楔状部分と所定の間隔をおいて形成された絶縁層
と、この絶縁層上に形成され、上記陰極部の楔状部分の
エッジ部とほぼ平行なエッジ部を有する電子を引き出す
ための制御電極とを備えたものである。
【0014】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、絶縁基板と、この絶縁基板上に形成された
ベース電極と、このベース電極上の所定の部分において
順次放射状に形成された陰極接続部およびその上の断面
においてエッジ部を有し、少なくとも平面において一部
の幅が徐々に変化する楔状部分を有し、楔状先端部があ
る中心方向に向けられて配置された複数の陰極部と、こ
の陰極部の少なくとも楔状部分と所定の間隔をおいて形
成された絶縁層と、この絶縁層上に形成され、上記陰極
の楔状部分のエッジ部とほぼ平行なエッジ部を有する
電子を引き出すための制御電極とを備えたものである。
【0015】上記目的を達成するための本発明の更に他
の技術的手段は、上記各技術的手段において、陰極部か
ら電子を引き出すための制御電極上に形成された絶縁層
と、この絶縁層上に形成され、引き出された電子を収束
させるための、複数の陰極部を囲むように形成された制
御電極とを備えたものである。
【0016】そして、上記のいずれの技術的手段におい
ても、陰極部の表面側が裏面側より広くなり、表面側端
縁が断面鋭角のエッジ部となる逆メサ形状に形成し、ま
た、陰極接続部を用いた場合には、陰極部の裏面側が表
面側より広くなり、裏面側端縁が断面鋭角のエッジ部と
なるメサ形状に形成するのが好ましい。
【0017】上記のいずれの技術的手段においても、少
なくとも陰極部の周囲において絶縁層との間のベース電
極表面を絶縁層で被覆するのが好ましい。
【0018】
【作用】したがって、本発明によれば、陰極部と電子を
引き出すための制御電極の間に電圧を印加することによ
り、陰極部の楔状部分に電気力線が集中し、強電界とな
るため、電子を放出することができ、放出された電子
は、陰極部の楔状先端部前方に放出される。そして、複
数の陰極部を放射状に配置し、その楔状先端部をある中
心方向に向くように配置することにより、放出された電
子ビームは、各楔状先端部の前方に放出されることにな
るため、全体としての電子ビームの拡がりが抑えられ
る。さらに、これらの陰極部の少なくとも楔状部分と所
定の間隔をおいて電子引き出し用制御電極を配置してい
るので、低い印加電圧で電子放出をさせることができ
る。したがって、これら複数の放射状陰極部全体を囲む
ように電子を収束させるための制御電極を形成し、適当
な電位を与えることにより、複数の陰極部の中央より外
に拡がろうとする電子を抑制し、より質の高い電子ビー
ムを得ることができる。また、薄膜作製技術で簡単に作
製することができるので、製造が容易であり、歩留まり
を向上させることができると共に、信頼性を向上させる
ことができる
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0020】図1(a)は本発明の第1の実施例におけ
る電子放出素子の平面図、図1(b)は図1(a)のA
−A線に沿う断面図である(なお、図1(a)の平面図
には、理解しやすいように図1(b)に対応する一部に
同方向の斜線を付している。)。
【0021】図1(a)、(b)に示すように、ガラ
ス、セラミックス等からなる絶縁基板11の上にAl、
Au、Mo、Cr、Ta等からなるベース電極12が形
成され、ベース電極12上の所定の部分において陰極部
13が放射状配置で複数個(図示例では6個)形成され
ている。この陰極部13の材料としては、Mo、W、Z
rC、LaB6 等が用いられ、それぞれエッジ部14を
有し、少なくともその一部の幅が徐々に変化する、いわ
ゆる楔状の部分を有するように形成され、特に、各楔状
先端部15が中心のある一点の方向に向くように形成さ
れている。陰極部13の周囲でこの陰極部13から所定
の間隔をおいて絶縁基板11、ベース電極12上にSi
2 、Al2 3、Si3 4 等からなる絶縁層16が
形成され、絶縁層16上に陰極部13から電子を引き出
すためのCr、Mo、W等からなる制御電極17が形成
されている。
【0022】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。ベース電極12、すなわち、陰極部13
が負、制御電極17が正となるように両者の間に電圧を
印加すると、陰極部13のエッジ部14、特に、楔状先
端部15に電気力線が集中し、強電界となる。そして、
所定の電界以上になると、トンネル現象によって電子が
主に楔状先端部15から真空中に透過し、電子が放出さ
れる。また、シミュレーションの結果、電気力線の方向
は各陰極部13の楔状先端部15の方向の成分を持って
いることがわかっており、更に、上記のように各陰極部
13の楔状先端部15の方向がある中心方向に向くよう
に形成しているので、各楔状先端部15から放出された
電子は、それらの中心方向に放出される。したがって、
本実施例における電子放出素子から放出された電子ビー
ムは、外側に広がることのない、向心性のある質の高い
電子ビームとなる。
【0023】次に、図1(a)、(b)に示した上記第
1の実施例の電子放出素子の一製造方法について図2
(a)〜(e)に示す製造工程説明用の断面図を参照し
ながら説明する。
【0024】まず、図2(a)に示すように、ガラス等
からなる絶縁基板11の上にAl、Ta、Cr等の導電
性物質からなるベース電極12を真空蒸着、あるいはス
パッター等の方法で所定の膜厚に形成し、続いてベース
電極12の上にMo、W、ZrC、TiC等からなる陰
極材料層18を同様にして所定の膜厚に形成する。更
に、陰極材料層18の上にAl、Sn、Ti、SiO2
等からなるリフトオフ材19を同様にして後述の絶縁層
16の膜厚より厚く形成して被覆する。このリフトオフ
材19は金属、若しくは絶縁物を用いることができ、後
述のプロセスにおいて、陰極材料層18のエッチング加
工時に耐え、また、これを除去するときに他の材料を腐
食しないような材料であればよい。
【0025】次に、図2(b)に示すように、上記陰極
部13のパターンでやや大きい相似形となるホトレジス
ト20をリフトオフ材19上に形成する。このとき、形
成される複数の陰極部13の楔状先端部15が、ある中
心方向に向くようなパターンとしておく。そして、この
ホトレジスト20を保護膜として、リフトオフ材19お
よび陰極材料層18をホトレジスト20と同一のパター
ンにエッチング加工する。次に、図2(c)に示すよう
に、陰極材料層18のみをエッチングし、リフトオフ材
19より所定量だけ小さいパターンに加工して陰極部1
3を形成する。
【0026】次に、図2(d)に示すように、ホトレジ
スト20を除去し、SiO2 、Al 2 3 等からなる絶
縁層16およびCr、Mo、W等の金属からなる制御電
極17をスパッター法により順次上方から全面に形成す
る。ベース電極12と絶縁層16および絶縁層16と制
御電極17との密着性を向上させるため、全体を加熱す
る場合には、この工程に入る前に上記のようにホトレジ
スト20を除去しておくことにより、これが分解して試
料を汚さないようにすることができる。
【0027】最後に、図2(e)に示すように、リフト
オフ材19を除去することにより、リフトオフ材19の
上の絶縁層16および制御電極17も同時に除去され、
陰極部13を露出させてエッジ部14、楔状先端部15
を形成すると共に、この陰極部13を所定の間隔をおい
て囲むように絶縁層16、制御電極17を形成すること
ができる。
【0028】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0029】図3(a)は本発明の第2の実施例におけ
る電子放出素子の平面図、図3(b)は図3(a)にお
けるB−B線に沿う断面図である(なお、図3(a)の
平面図には、理解しやすいように図3(b)に対応する
一部に同方向の斜線を付している。)。
【0030】本実施例において、上記第1の実施例と同
一部分については同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成について説明する。本実施例の特徴とすると
ころは、図3(a)、(b)に示すように、複数の陰極
部13を囲む外周の制御電極17上に絶縁層21が形成
され、更に、絶縁層21上に引き出された電子を絞るた
めの制御電極22が形成された点にある。
【0031】本実施例によれば、制御電極22に電圧を
印加して陰極部13から放出された電子を更に絞ること
により、非常に質の高い電子ビームとすることができ
る。
【0032】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0033】図4は本発明の第3の実施例における電子
放出素子を示し、図1(b)と同様の断面図である。
【0034】本実施例において、上記第1の実施例と同
一部分については同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成について説明する。本実施例の特徴とすると
ころは、図4に示すように、陰極部13の表面23側が
裏面24側に比べて広くなり、表面23側端縁が断面鋭
角のエッジ部14となる、いわゆる逆メサ形状に形成さ
れた点にある。
【0035】本実施例によれば、陰極部13のエッジ部
14および陰極先端部15を断面鋭角となる逆メサ形状
に形成しているので、エッジ部14、特に、楔状先端部
15における電界の集中度を増加させることができる。
したがって、低電圧で動作させ、電子放出特性を向上さ
せることができる。
【0036】次に、図4に示した上記第3の実施例の電
子放出素子の一製造方法について図5(a)〜(e)に
示す製造工程説明用の断面図を参照しながら説明する。
【0037】まず、図5(a)に示すように、ガラス等
からなる絶縁基板11の上にCr、Ta、In2 3
の導電性物質からなるベース電極12を真空蒸着、ある
いはスパッター等の方法で所定の膜厚に形成し、続いて
ベース電極12の上にMo、W等からなる陰極材料層1
8を同様にして所定の膜厚に形成する。更に、陰極材料
層18の上にAl、Sn、Ti、SiO2 等からなるリ
フトオフ材19を同様にして後述の絶縁層16の膜厚よ
り厚く形成して被覆する。このリフトオフ材19は金
属、若しくは絶縁物を用いることができ、後述のプロセ
スにおいて、陰極材料層18のエッチング加工時に耐
え、また、これを除去するときに他の材料を腐食しない
ような材料であればよい。
【0038】次に、図5(b)に示すように、上記陰極
部13の所定のパターンでやや大きい相似形となるホト
レジスト20をリフトオフ材19上に形成する。このと
き、形成される複数の陰極部13の楔状先端部15が、
ある中心方向に向くようなパターンとしておく。そし
て、このホトレジスト20を保護膜として、リフトオフ
材19をホトレジスト20と同一のパターンにエッチン
グ加工し、続いてこのエッチング加工されたリフトオフ
材19をマスクとして、陰極材料層18をエッチング加
工する。この陰極材料層18の加工においては、例え
ば、まず、反応性イオンエッチング(RIE)法によ
り、異方性エッチングの条件で、かつイオン化されたラ
ジカル分子が陰極材料層18の表面に対し、斜めに入射
されるような配置にし、基板11等を回転させながらエ
ッチングする。これにより、陰極材料層18の背面側が
狭くなる逆メサ形状に形成することができる。次に、R
IEのエッチング条件を等方性のエッチング条件に変え
てエッチングを行うことにより、図5(c)に示すよう
に、陰極材料層18をリフトオフ材19より所定量だけ
小さいパターンに加工して陰極部13を形成することが
できる。
【0039】次に、図5(d)に示すように、ホトレジ
スト20を除去し、SiO2 、Al 2 3 等からなる絶
縁層16およびCr、Nb、Mo等の金属からなる制御
電極17を真空蒸着法、スパッター法等により順次上方
から全面に形成する。
【0040】最後に、図5(e)に示すように、リフト
オフ材19を除去することにより、リフトオフ材19の
上の絶縁層16および制御電極17を同時に除去し、陰
極部13を露出させて陰極部13を所定の間隔をおいて
囲むように絶縁層16および制御電極17を形成するこ
とができる。
【0041】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0042】図6(a)は本発明の第4の実施例におけ
る電子放出素子の平面図、図6(b)は図6(a)にお
けるC−C線に沿う断面図である。
【0043】本実施例において、上記第1の実施例と同
一部分については同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成について説明する。
【0044】本実施例の特徴とするところは、図6
(a)、(b)に示すように、ベース電極12上の所定
の部分において、Au、Cr、C、Si、Ge等からな
る陰極接続部25およびこの陰極接続部25の上のM
o、W、ZrC、LaB6 等からなる陰極部26が順次
放射状に複数個(図示例では6個)形成され、各陰極部
26の裏面30側が表面29側に比べて広くなり、裏面
30側端縁が断面鋭角のエッジ部27となる、いわゆる
メサ形状に形成され、楔状先端部28を含むエッジ部2
7が陰極接続部25の側方に突出されて空中に浮くよう
に形成された点にある。
【0045】本実施例によれば、陰極部26のエッジ部
27および陰極先端部28を断面鋭角となるメサ形状に
形成しているので、エッジ部27、特に、楔状先端部2
8における電界の集中度を増加させることができる。し
たがって、低電圧で動作させることができ、電子放出特
性を向上させることができる。また、陰極部26におけ
る電界の集中するエッジ部(楔状先端部28を含む)2
7を陰極接続部25の側方に突出させて空中に浮くよう
に形成しているので、不必要な部分への電界集中を低減
することができ、電子放出を安定化させることができ
る。また、陰極接続部25に半導体材料を用いることに
より、電子放出電流が増大したとき、この陰極接続部2
5で電圧降下を起こさせ、過大な電流放出による陰極部
の損傷を防止することができる。
【0046】次に、図6(a)、(b)に示した上記第
4の実施例における電子放出素子の一製造方法につい
て、図7(a)〜(e)に示す製造工程説明用の断面図
を参照しながら説明する(なお、各図は図6(a)のC
−C線に相当する断面図である。)。
【0047】まず、図7(a)に示すように、ガラス、
Al2 3 、セラミックス等からなる基板11の上に、
Cr、Pt、In2 3 、Ta等からなるベース電極1
2、Au、C、Cr、Si、Ge等からなる陰極接続部
材料層31、Mo、W等からなる陰極材料層32および
Al、SiO2 等からなるリフトオフ材19を例えば、
真空蒸着、あるいはスパッタ等の方法により順次形成す
る。
【0048】次に、図7(b)に示すように、リフトオ
フ材19の上に通常のリソグラフィー技術を用い、上記
陰極部26のパターンでやや大きい相似形となるホトレ
ジスト20を形成し、このレジスト20をマスクとして
リフトオフ材19をエッチング加工し、続いてこのエッ
チング加工されたリフトオフ材19をマスクとし、例え
ば、CF4 系ガスによるリアクティブ・イオン・エッチ
ングにより、陰極材料層32をリフトオフ材19のパタ
ーンよりやや小さくなるように加工し、陰極部26を形
成する。この陰極部26の加工の際、等方性エッチング
の条件で行うことにより、裾が広がった、すなわち、表
面29より裏面30の方が広くなるメサ形状に形成し、
裏面側端縁に断面鋭角のエッジ部27を有し、先端裏面
側に尖鋭な楔状先端部28(図6(a)、(b)参照)
を有するように加工することができる。したがって、陰
極接続部材料層31として、CF4 系ガスでエッチング
されない材料を用いる必要がある。
【0049】次に、図7(c)に示すように、リフトオ
フ材19および陰極部26をマスクとし、例えば、Cl
2 系ガスを用いて陰極接続部材料層31を陰極部26の
パターンよりやや小さくなるようにエッチング加工する
ことにより、陰極接続部25を形成し、陰極部26の楔
状先端部28を含むエッジ部27を陰極接続部25の側
方へ突出させて空中に浮かせる。したがって、陰極材料
層32として、Cl2 系ガスでエッチングされない材料
を用いる必要がある。
【0050】次に、図7(d)に示すように、ホトレジ
スト20を除去し、SiO2 、Al 2 3 、Si3 4
等からなる絶縁層16およびMo、W、Cr、Nb等か
らなる制御電極17を上方から順次蒸着等の方法により
全面に形成する。
【0051】最後に、図7(e)に示すように、リフト
オフ材19をその上の絶縁層16および制御電極17と
共にリフトオフにより除去することにより、陰極部26
を露出させ、この陰極部26から所定の間隔をおいて絶
縁層16、制御電極17を形成した本実施例の電子放出
素子を製造することができる。
【0052】このように陰極接続部25を介在させて陰
極部26を形成することにより、両者に互いに異なる材
料を用いることができ、したがって、上記のような製造
方法により陰極部26を所望の形状に容易に加工するこ
とができる。
【0053】なお、陰極部26の表面29側が裏面30
側より広くなる逆メサ形状に形成し、陰極部26の表面
側端縁のエッジ部(楔状先端部28を含む)27を尖鋭
化することにより、エッジ部27、特に、楔状先端部2
8における電界集中度を増し、低電圧で動作させると共
に、電子放出特性を向上させることができ、また、楔状
先端部28を含むエッジ部27を陰極接続部25の側方
に突出させて空中に浮くように形成することにより、不
必要な部分への電界集中が起こらず、電子放出素子動作
を安定させることができる。
【0054】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0055】図8は本発明の第5の実施例における電子
放出素子を示し、図1(b)と同様の断面図である。
【0056】本実施例において、上記第1の実施例と同
一部分については同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成について説明する。本実施例の特徴とすると
ころは、図8に示すように、少なくとも陰極部13の周
囲において絶縁層16との間のベース電極12の表面が
絶縁層33で被覆された点にある。
【0057】本実施例によれば、この絶縁層33により
ベース電極12の表面のリーク電流を減少させ、ベース
電極12と制御電極17との間の耐電圧を向上させるこ
とができる。
【0058】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0059】図9は本発明の第6の実施例における電子
放出素子を示し、図3(b)と同様の断面図である。
【0060】本実施例において、上記第2の実施例と同
一部分については同一符号を付してその説明を省略し、
異なる構成について説明する。本実施例の特徴とすると
ころは、図9に示すように、少なくとも陰極部13の周
囲において絶縁層16との間のベース電極12の表面が
絶縁層33で被覆された点にある。
【0061】本実施例によれば、上記第5の実施例と同
様に、絶縁層33によりベース電極12の表面のリーク
電流を減少させ、ベース電極12と制御電極17との間
の耐電圧を向上させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、陰
極部と電子を引き出すための制御電極の間に電圧を印加
することにより、陰極部の楔状部分に電気力線が集中
し、強電界となるため、電子を放出することができ、
出された電子は、陰極部の楔状先端部前方に放出され
る。そして、複数の陰極部を放射状に配置し、その楔状
先端部をある中心方向に向くように配置することによ
り、放出された電子ビームは、各楔状先端部の前方に放
出されることになるため、全体としての電子ビームの拡
がりが抑えられる。さらに、これらの陰極部の少なくと
も楔状部分と所定の間隔をおいて電子引き出し用制御電
を配置しているので、低い印加電圧で電子放出をさせ
ることができる。したがって、これら複数の放射状陰極
部全体を囲むように電子を収束させるための制御電極を
形成し、適当な電位を与えることにより、複数の陰極部
の中央より外に拡がろうとする電子を抑制し、より質の
高い電子ビームを得ることができる。また、薄膜作製技
術で簡単に作製することができるので、製造が容易であ
り、歩留まりを向上させることができると共に、信頼性
を向上させることができる。
【0063】また、陰極接続部を介在させて陰極部を形
成することにより、互いに異なる材料を用いることがで
き、したがって、陰極部を所望の形状に容易に加工する
ことができ、特に、陰極接続部に半導体材料を用いるこ
とにより、電子放出電流が増大したとき、この陰極接続
部で電圧降下を起こさせ、過大な電流放出による陰極部
の損傷を防止することができる。
【0064】また、放出された電子ビームを第2の制御
電極で更に制御することにより、電子ビームの広がりを
更に効果的に抑えることができ、更に質の高い電子ビー
ムを得ることができる。
【0065】また、陰極部の端縁が断面鋭角のエッジ部
となる逆メサ形状、若しくはメサ形状に形成し、尖鋭化
させることにより、電界集中度を増し、低電圧で動作さ
せることができると共に、電子放出特性を向上させるこ
とができる。また、陰極部における電界の集中するエッ
ジ部を側方に突出させて空中に浮かすように構成するこ
とにより、不必要な部分への電界集中が起こらず、動作
を安定させることができる。
【0066】
【0067】また、少なくとも陰極部の周囲において絶
縁層との間のベース電極表面を絶縁層で被覆することに
より、表面のリーク電流を減少させることができる。し
たがって、ベース電極と制御電極との間の耐電圧を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における電子放
出素子を示す平面図 (b)は同電子放出素子を示し、(a)のA−A線に沿
う断面図
【図2】(a)〜(e)は本発明の第1の実施例におけ
る電子放出素子の製造工程説明用の断面図
【図3】(a)は本発明の第2の実施例における電子放
出素子を示す平面図 (b)は同電子放出素子を示し、図3(a)のB−B線
に沿う断面図
【図4】本発明の第3の実施例における電子放出素子を
示し、図1(b)と同様の断面図
【図5】(a)〜(e)は本発明の第3の実施例におけ
る電子放出素子の製造工程説明用の断面図
【図6】(a)は本発明の第4の実施例における電子放
出素子を示す平面図 (b)は同電子放出素子を示し、(a)のC−C線に沿
う断面図
【図7】(a)〜(e)は本発明の第4の実施例におけ
る電子放出素子の製造工程説明用の断面図
【図8】本発明の第5の実施例における電子放出素子を
示し、図1(b)と同様の断面図
【図9】本発明の第6の実施例における電子放出素子を
示し、図3(b)と同様の断面図
【図10】(a)は従来の電子放出素子の製造途中の状
態を示す断面図 (b)は同電子放出素子の製造完成状態を示す断面図
【図11】(a)は従来の他の例の電子放出素子を示す
平面図 (b)は同電子放出素子を示し、(a)のD−D線に沿
う断面図 (c)は同電子放出素子を示し、(a)のE−E線に沿
う断面図
【符号の説明】
11 絶縁基板 12 ベース電極 13 陰極部 14 エッジ部 15 楔状先端部 16 絶縁層 17 制御電極 21 絶縁層 22 制御電極 25 陰極接続部 26 陰極部 27 エッジ部 28 楔状先端部 33 絶縁層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−274048(JP,A) 特開 平2−46636(JP,A) 特開 平2−276129(JP,A) 特開 昭60−17832(JP,A) 特開 平3−49129(JP,A) 特開 平3−252025(JP,A) 特開 平4−28138(JP,A) 特開 平4−206127(JP,A) 特開 平4−109539(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、この絶縁基板上に形成され
    たベース電極と、このベース電極上の所定の部分におい
    て放射状に形成され、断面においてエッジ部を有し、少
    なくとも平面において一部の幅が徐々に変化する楔状部
    分を有し、楔状先端部がある中心方向に向けられて配置
    された複数の陰極部と、この陰極部の少なくとも楔状部
    分と所定の間隔をおいて形成された絶縁層と、この絶縁
    層上に形成され、上記陰極部の楔状部分のエッジ部とほ
    ぼ平行なエッジ部を有する電子を引き出すための制御電
    極とを備えた電子放出素子。
  2. 【請求項2】 絶縁基板と、この絶縁基板上に形成され
    たベース電極と、このベース電極上の所定の部分におい
    て順次放射状に形成された陰極接続部およびその上の
    面においてエッジ部を有し、少なくとも平面において
    部の幅が徐々に変化する楔状部分を有し、楔状先端部が
    ある中心方向に向けられて配置された複数の陰極部と、
    この陰極部の少なくとも楔状部分と所定の間隔をおいて
    形成された絶縁層と、この絶縁層上に形成され、上記陰
    極部の楔状部分のエッジ部とほぼ平行なエッジ部を有す
    電子を引き出すための制御電極とを備えた電子放出素
    子。
  3. 【請求項3】 陰極部から電子を引き出すための制御電
    極上に形成された絶縁層と、この絶縁層上に形成され、
    引き出された電子を収束させるための、複数の陰極部を
    囲むように形成された制御電極を備えた請求項1または
    2記載の電子放出素子。
  4. 【請求項4】 陰極部の表面側が裏面側より広くなり、
    表面側端縁が断面鋭角のエッジ部となる逆メサ形状に形
    成された請求項1ないし3のいずれかに記載の電子放出
    素子。
  5. 【請求項5】 陰極部の裏面側が表面側より広くなり、
    裏面側端縁が断面鋭角のエッジ部となるメサ状に形成さ
    れた請求項2または3記載の電子放出素子。
  6. 【請求項6】 少なくとも陰極部の周囲において絶縁層
    との間のベース電極表面が絶縁層で被覆されている請求
    項1ないし5のいずれかに記載の電子放出素子。
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