JP2598804B2 - 屋内無線ゾーン構成方式 - Google Patents

屋内無線ゾーン構成方式

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JP2598804B2
JP2598804B2 JP63093383A JP9338388A JP2598804B2 JP 2598804 B2 JP2598804 B2 JP 2598804B2 JP 63093383 A JP63093383 A JP 63093383A JP 9338388 A JP9338388 A JP 9338388A JP 2598804 B2 JP2598804 B2 JP 2598804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物の内部をサービスエリアとする、例え
ばコードレス電話、携帯電話、ページングシステム等の
マルチゾーン構成方式に関するものである。
〔従来の技術〕
移動無線通信の発展により、建物内においても種々の
無線機が使用されるようになり、非常に便利になった。
しかし、無線通信では電波を使用していることから相
互に干渉するという避け難い問題があり、無線機の台数
が増えるにつれ、電波干渉の件数も増大する。
屋内での電波伝搬特性は、建物構造および建物の材質
等により大略決定される。このため、屋内伝搬に比べて
人工的にサービスエリアがコントロールできるという特
徴がある。例えば、間仕切り壁あるいは窓等に反射板ま
たは吸収体を付加してサービスエリアの形を整形したし
たり、他のエリアへの漏洩量を軽減させることができ
る。
第6図は従来の建物内におけるサービスエリアを示し
たものである。
第6図において、各無線ゾーン51〜55間は、それぞれ
比較的電波の通過し難い材質の間仕切り壁56により仕切
られており、そのアイソレーションは通常数十dBであ
る。
無線ゾーン51と無線ゾーン52のごとく隣あった無線ゾ
ーンでは、アイソレーションは十分にとれていないため
に同一周波数を使用することができない。しかし、一つ
離れた無線ゾーン間、例えば、無線ゾーン51と無線ゾー
ン53とでは、無線ゾーン間のアイソレーションが十分に
とれているために同一周波数を使用することが可能であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような、従来の建物内部をサービスエリアと
し、マルチゾーン構成を採るシステムにおいて、第7図
に示すように、間仕切り壁71により仕切られた無線ゾー
ン61〜70に接して廊下72が存在するような場合には、廊
下72を伝搬する波による結合が大きいために、例えば、
無線ゾーン61と無線ゾーン63とでは同一周波数を使用す
ることはできない。
すなわち、建物内での廊下は、オーバーサイズの導波
管と考えることができ、見通しが良いため電波は低損失
で伝搬する。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、建物内に
廊下のような、異なる無線ゾーン間に電波を伝搬するよ
うな空間等がある場合であっても、近傍の無線ゾーン間
で同一周波数を用いることの可能な屋内無線ゾーンの構
成方式を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上述の目的は前記特許請求の範囲に
記載した手段により達成される。
すなわち、本発明は建造物内の電磁波の通過を阻害す
る材質で仕切られた区間ごとに無線ゾーンを構成する屋
内移動無線通信方式において、前記各区間の内の少なく
とも3以上の区画が、それぞれ隔壁を介して直接接する
建造物内の空間の、前記区画間の隔壁の延長線上の近傍
に導体、磁性体あるいは誘電体で構成した特定の電波を
反射または吸収せしめる構造の部材を係着せしめた屋内
無線ゾーン構成方式である。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示す図である。
同図において、各無線ゾーン1〜10の各境界11の端に
あたる廊下12の位置に特定の周波数に対して電波を反射
あるいは吸収するフィルタ13を設け、例えば無線ゾーン
1と無線ゾーン3との結合を少なくし、一つおきの無線
ゾーンでは、同一の周波数が使用できるようにして、周
波数の利用効率をあげている。
第2図は上述したフィルタの構成の例を示す図であ
る。
同図は、廊下の上部の側壁14と側壁15との間を天井17
に近い位置で、金属あるいは誘電体の部材16で短絡し、
周期構造にした例を示している。
第3図は、第2図で示したフィルタの伝搬特性であ
り、垂直偏波と水平偏波の場合を示している。これによ
り、第3図の周期構造は、水平偏波に対しては、バンド
リジェクションフィルタとして動作することが分かる。
なお、共振周波数は、天井17からの金属あるいは誘電
体の部材16の距離および周期構造の間隔を変えることに
より制御できる。
第4図はフィルタの他の構成の例を示す図であり、金
属あるいは誘電体の部材18を廊下の天井17に設け、廊下
が帯域通過形フィルタとして特定の電波のみが通過する
ようにしたものである。
第5図は廊下の天井あるいは側壁の近傍に共振器19を
設け、廊下との結合量を結合孔20の大きさをコントロー
ルすることにより特定の電波が廊下を伝搬しないように
した場合を示している。
なお、第5図に示した実施例においては、共振器19の
内部等に吸収体を装荷し、特定の電波のみを減衰させる
こともできる。
また、他の実施例として廊下の一部にグリッド(格
子)を設け、特定の偏波の電波が廊下を伝搬しないよう
にすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、建物内の電磁波
の通過を阻害する材質で仕切られた部屋などの区画ごと
に無線ゾーンを構成する屋内移動無線通信方式におい
て、該建物に各部屋に面した廊下が存在するような場合
に、該廊下が電波通路となって、距離的に離れた位置に
ある部屋同士で電波干渉を起こすことを防止できるか
ら、少なくとも直接隣接しない部屋間では同一周波数を
用いることが可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図はフィルタ
の構成の例を示す図、第3図はフィルタの伝搬特性を示
す図、第4図はフィルタの他の構成の例を示す図、第5
図は共振器を設けた例を示す図、第6図は従来の建物内
におけるサービスエリアを示す図、第7図は従来の建物
内に廊下がある場合について説明する図である。 1〜10……無線ゾーン、11……境界、12……廊下、13…
…フィルタ、14,15……側壁、16,18……誘電体の部材、
17……天井、19……共振器、20……結合孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物内の電磁波の通過を阻害する材質で
    仕切られた区画ごとに無線ゾーンを構成する屋内移動無
    線通信方式において、 前記各区画の内の少なくとも3以上の区画が、それぞれ
    隔壁を介して直接接する建造物内の空間の、前記区画間
    の隔壁の延長線上の近傍に導体、磁性体あるいは誘電体
    で構成した特定の電波を反射または吸収せしめる構造の
    部材を係着せしめたことを特徴とする屋内無線ゾーン構
    成方式。
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