JPH10210543A - 事業所用通信電波のゾーニングビル - Google Patents

事業所用通信電波のゾーニングビル

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JPH10210543A
JPH10210543A JP9012258A JP1225897A JPH10210543A JP H10210543 A JPH10210543 A JP H10210543A JP 9012258 A JP9012258 A JP 9012258A JP 1225897 A JP1225897 A JP 1225897A JP H10210543 A JPH10210543 A JP H10210543A
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勝広 小林
Masumi Okazaki
真澄 岡崎
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弘一郎 馬場
Yoshifumi Ooi
慶史 多井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模なオフィスビルでも、事業所用PHS
を高密度で電波干渉を防ぎ効率よく利用できるようにす
る。 【解決手段】 通信のトラフィック量に応じてビル内空
間の事業所用通信電波のゾーニングを行う事業所用通信
電波のゾーニングビルであって、通信のトラフィック量
の多い高密度使用空間のフロア1、1−1、1−2と該
高密度使用空間以外の通信のトラフィック量の少ない共
用空間フロア2とに分け、前記高密度使用空間のフロア
は、周囲の壁や窓及び天井や床に電磁遮蔽材を用いて各
フロア毎に分離し、個別の通話エリアとして中継局CS
を設置し事業所用通信電波のゾーニングを行い、前記共
用空間のフロアは、天井や床に電磁遮蔽性能のない材料
を用いることにより、複数のフロアを同一の通話エリア
として中継局CSを設置し事業所用通信電波のゾーニン
グを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信のトラフィッ
ク量に応じてビル内空間の事業所用通信電波のゾーニン
グを行う事業所用通信電波のゾーニングビルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は工場に適用したPHSの例を示す
図である。最近のPHS(パーソナル・ハンディフォン
・システム)の普及は、電話・データ通信に公衆用とし
ても事業所用としてもめざましいものがある。公衆用P
HSでは、キャリア番号1〜77により0.300MH
zの刻みで1895.150MHzの周波数帯から19
17.950MHzの周波数帯まで割り当てられている
が、そのうち、事業所用PHSに割り当てられている電
波(キャリア数)は37キャリア(通話用×35、制御
用×2)であり、1キャリアは、それぞれ4多重(通話
用×3、制御用×1)とされている。
【0003】これまで、事業所用PHSでは、工場等の
広い敷地内でコードレス電話として利用され、中継局で
あるCS(Cell Station)が電波の届く範
囲を通話可能エリア(セル)として図5(A)、(B)
に示すように敷地内をカバーするように分散設置され
る。先に述べたように1キャリアでは3チャンネルしか
使用できず、1台のCSによる通話可能エリアは、一般
に半径100m〜200m程度であるため、特に、通信
のトラフィック量の多いエリアになると、1台のCSの
設置では対応できなくなる。したがって、そのような場
合には、トラフィック量に応じて同一通話エリアに複数
台のCSが設置される。そして、同一通話エリアでは、
隣接のキャリアを使用すると電波干渉の恐れがあるた
め、制御装置CN−1〜CN−Nで自動的に1キャリア
おきのキャリアを使用するように切り換え制御を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、事業所用PH
Sをオフィスビルに適用するようになると、通信のトラ
フィック量が従来に比べて極端に多くなり、電波干渉の
問題が深刻になってくる。すなわち、従来のオフィスビ
ルにおける事業所用PHSの割合は高密度な使用状況で
も4割程度で、残りは有線であったが、高速データ伝送
も含めて殆どの通信に事業所用PHSが利用されるよう
になると、次のような試算によれば、執務面積が100
0m2 程度で現実的なパンク状態になってしまう。
【0005】例えばオフィスビルにおいて、5m2 に1
人、1台のPHS端末を有するものとすると、1000
2 で200台のPHS端末が使用されることになる。
一方、先に述べたように同一通話エリアにおける電波干
渉を避けるため、隣接のキャリアを使用せず1キャリア
おきのキャリアを使用するように制御装置による制御を
行うとすると、事業所用PHSでは、 35キャリア÷2=17キャリア 17キャリア×3チャンネル=51チャンネル しか使用できない。しかし、実際の使用事例としては電
波干渉などにより約40チャンネルが限度となる。した
がって、同一通話エリアで有効に設置できるCSの台数
は、 40チャンネル÷3チャンネル/CS=13台 となる。これに対し、内線数を決める場合に採用される
トラフィック計算に基づき、呼損率1%、1PHS端末
当たりの呼量を0.15アーランとして、PHS端末の
台数を計算すると、 13台×3チャンネル=39チャンネル(同時使用回線
数) 「PBX収容局線所要回線数一覧表」(NTT基準)に
よれば、39回線での基礎呼量は28.13アーランで
あるので、 28.13÷0.15≒190台 となり、同一通話エリアに設置可能なPHS端末の台数
は、約200台となる。このように1000m2 を越え
る床面積のオフィスビルでは、PHSを全面的に導入す
ると同一通話エリアにおけるトラフィック量が処理能力
を超えてしまうという問題が生じる。
【0006】30m×35mで1000m2 の床面積を
越えるので、通常、大規模のオフィスビルでは、1フロ
アで既にこの床面積を越えてしまい、中規模のオフィス
ビルでも、上下複数のフロアでこの床面積を越えてしま
う。つまり、中規模以上のオフィスビルになると、PH
Sを効率よく使用することができなくなる。特に、高速
データ伝送が導入されると、電話回線を接続したままに
するので、上記の試算よりもさらに回線の使用率は高く
なる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、大規模なオフィスビルでも、事業
所用PHSを高密度で電波干渉を防ぎ効率よく利用でき
るようにするものである。
【0008】そのために本発明は、通信のトラフィック
量に応じてビル内空間の事業所用通信電波のゾーニング
を行う事業所用通信電波のゾーニングビルであって、通
信のトラフィック量の多い高密度使用空間のフロアと該
高密度使用空間以外の通信のトラフィック量の少ない共
用空間フロアとに分け、前記高密度使用空間のフロア
は、周囲の壁や窓及び天井や床に電磁遮蔽材を用いて各
フロア毎に分離し、個別の通話エリアとして中継局を設
置し事業所用通信電波のゾーニングを行い、前記共用空
間のフロアは、天井や床に電磁遮蔽性能のない材料を用
いることにより、複数のフロアを同一の通話エリアとし
て中継局を設置し事業所用通信電波のゾーニングを行う
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記各通話エリアには、トラフィッ
ク量に応じ複数の通信用中継アンテナを中継局として設
置し、前記高密度使用空間のフロアは、中央にコア部を
設けて分割して、該コア部と高密度使用空間との間の壁
及びドアに電磁遮蔽材を用いて遮蔽層を構成し、前記分
割した高密度使用空間には、他方の高密度使用空間から
電波の隙間を通して直接見えない位置にトラフィック量
に応じて複数の通信用中継アンテナを集中して設置し、
前記複数の通信用中継アンテナは、複数のグループに分
割し、あるいは前記コア部と高密度使用空間との間の壁
側に設置したことを特徴とし、窓に金属蒸着膜を有する
断熱複層ガラス又は熱線反射ガラスを用い、該金属蒸着
膜を電磁遮蔽材として利用したことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る通信のトラ
フィック量に応じた事業所用通信電波のゾーニングビル
の実施の形態を示す図であり、1、1−1、1−2は事
務室空間、2は共用空間、CSは中継局、PSは端末を
示す。
【0011】本発明に係る通信のトラフィック量に応じ
た事業所用通信電波のゾーニングビルは、図1に示すよ
うに通信のトラフィック量に応じて事務室空間1、1−
1、1−2と共用空間2に分けて事業所用通信電波のゾ
ーニングを行うものである。ここで、事業所用通信電波
のゾーニングとは、先に述べたように事業所用PHSと
して複数の中継局CSを設置しそれらを介して1キャリ
アおきのキャリアを使用して同一通話エリアを構成する
ようにゾーニングすることである。
【0012】事務室空間1、1−1、1−2は、高密度
使用の空間であり、図1(A)、(B)に示すように上
下階の仕切り(天井や床)、周囲の仕切り(仕切り壁や
外壁、窓ガラス、扉等)に電磁遮蔽材を用いて電磁遮蔽
性能を持たせることにより独立した電磁遮蔽空間を構築
し、その空間のみを事業所用PHSの同一通話エリアと
してトラフィック量に応じた中継局CSを設置し事業所
用通信電波のゾーニングを行う空間とする。
【0013】また、通話量の少ない共用空間2は、図1
(A)、(C)に示すように会議室や食堂、ホール、エ
ントランスホール、駐車場等の事務室に比べて端末PS
の少ない、事務室以外の通話量(通信のトラフィック
量)の少ない空間であり、これらは部屋が仕切られてい
ても、上下階に分割されていても、それらの間に電磁遮
蔽材を用いずに電波の比較的通しやすいコンクリート、
石膏ボードなどの建材を用いて、複数フロアを同一通話
エリアとしてトラフィック量に応じた中継局CSを設置
し事業所用通信電波のゾーニングを行う空間とする。
【0014】したがって、先に述べたように事務室とし
て5m2 に1人、1台の端末PSという密度を想定した
場合には1000m2 以内の空間を同一通話エリアとし
て中継局を設置し事業所用通信電波のゾーニングを行
い、1フロアの床面積が1000m2 を越えるような大
規模のオフィスビルでは、1フロアを複数の電磁遮蔽空
間で分割してそれぞれを同一通話エリアとして中継局を
設置し事業所用通信電波のゾーニングを行う。事業所用
通信電波のゾーニングを行う事務室空間の単位とする1
000m2 の床面積は、勿論、固定的なものではなく、
種々の条件や環境の変化に応じて変わるものであること
はいうまでもない。
【0015】図2は高密度使用空間の電磁遮蔽構造の例
を示す図、図3はコア分割による遮蔽ゾーンの構成例を
示す図、図4はPHSの信号レベルと距離との関係を説
明するための図であり、3は断熱複層ガラス、4、6は
デッキPC版、5はスチールパーティション、11と1
2は電磁遮蔽ゾーン、13と16は階段、14はトイ
レ、15はエレベータホール、17は通信用中継アンテ
ナを示す。
【0016】同一通話エリアとして中継局を設置し事業
所用通信電波のゾーニングを行う事務室空間1、1−
1、1−2では、例えば図2に示すように金属蒸着膜を
有する断熱複層ガラス3を用いてサッシ枠に導電性処理
を施すことにより金属蒸着膜とサッシ枠を電気的に一体
化して、例えばPC版や金属メッシュ等の電磁遮蔽性能
を有する部材を用いた外壁に沿って電磁遮蔽層を構成
し、スチールパーティション5を用いることにより壁面
に電磁遮蔽層を構成し、例えば型枠兼用床版鋼板として
用いたデッキPC版4、6を用いることにより上下の天
井と床面に電磁遮蔽層を構成する。このような構成によ
り、床や天井を通しての遮蔽レベル、窓ガラスを通して
の遮蔽レベルを所望のレベルに実現することができる。
【0017】また、1フロア面積が広い大規模ビルの場
合には、既に本出願人が提案(例えば特公平5−125
08号公報参照)している右ウイング、左ウイングのよ
うに中央のコア部を挟んで分割することによりゾーニン
グを行う。その一方のゾーンの構成例を示したのが図3
であり、コア部は、図3に示すように階段13、16や
トイレ14、エレベータホール15等が配置され、電磁
遮蔽ゾーン11と12は、このコア部を挟んで分離され
ることになる。したがって、コア部と電磁遮蔽ゾーン1
1、12との間の仕切り壁及びドア等に電磁遮蔽材を用
いることにより、電磁遮蔽ゾーン11、12間での電磁
遮蔽レベルを高めることができ、通信用中継アンテナ
(中継局CS)17を設置することにより、電磁遮蔽ゾ
ーン11、12をそれぞれ同一通話エリアとして中継局
を設置し事業所用通信電波のゾーニングを行うことがで
き、相互の電波干渉を防ぐことができる。
【0018】PHSの信号レベルは、図4に示すように
約80dBから徐々に距離減衰し、100m〜200m
程度までが通話可能エリアとされ、良好な通話品質保証
下限値が約40dB、通話可能下限値が約20dBとさ
れている。通常の通話エリア全域で考えると、信号レベ
ルが40dB以上になるようにアンテナを配置する。し
たがって、図4に示すように事務室空間での信号レベル
は、ほぼ60dB〜40dBの範囲にあり、40dB程
度の電磁遮蔽性能を実現すれば、それぞれを同一通話エ
リアとして中継局を設置し別々に事業所用通信電波のゾ
ーニングを行うことができる。このように考えると、天
井・床を直接通して上下階に達する電波に対しては、型
枠兼用床版の鋼板デッキプレートを用いることにより所
望の遮蔽レベルを実現することができる。また、外壁や
窓では、それぞれのフロアで少なくとも10dB以上の
遮蔽レベルを実現できれば、窓や外壁を経由して上下階
に到達する電波の距離減衰(回折伝搬損失:20dB程
度)と合わせて40B以上の遮蔽レベルを実現できる。
したがって、窓ガラスでは、導電性の金属メッシュや金
属膜、金属フィルムを貼った特殊な電磁遮蔽ガラスを用
いることにより十分な遮蔽レベルを実現できるが、これ
らを用いなくても、金属蒸着膜を有する断熱複層ガラス
や熱線反射ガラスを用いても、その金属蒸着膜により上
記遮蔽レベルを実現することができる。
【0019】また、上記のようにコア部がある場合に
は、コア部の幅による距離減衰とそれぞれの仕切り壁及
びドアでの電磁遮蔽構造による減衰があるが、ドアの開
閉による遮蔽レベルの低下がある。このようなドアの開
閉による遮蔽レベルの低下があっても電波干渉を防ぐた
め、通信用中継アンテナ(CS)17は、相互に遮蔽ゾ
ーン11、12から電波の隙間を通して直接見えない位
置に設置される。この位置としては、コア部側の仕切り
壁にすると、窓からも離れることになり、外部の公衆の
電波との干渉や、上下階の回折伝搬による干渉も避ける
ことができる。しかも、遮蔽ゾーン11、12は、PH
Sの同一通話エリアであるので、トラフィック量が多く
なると、先に述べたように200台の端末に対して13
台の通信用中継アンテナ(中継局CS)17が設置され
るが、1ヵ所にまとめて集中設置してもよいし、図示の
ように複数のグループに分割して設置してもよい。
【0020】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記の実施の形態では、所望の電磁遮蔽性能を達成するた
め断熱複層ガラスやデッキPC版、スチールパーティシ
ョンを用いたが、その他にもそれぞれの構造部材そのも
のに導電性の金属材料を用いることにより実現できるだ
けでなく、導電性の金属箔(膜、フィルム)や金属メッ
シュ、繊維、不織布等を貼ったり、導電性塗料を塗布し
たり、金属性OAフロアの布設、及び既に提案されてい
る種々の工法、部材を採用することにより実現できる。
また、事務室を有するオフィスビルの適用例を示した
が、一般のオフィスビルに限らず工場等の事業所や研究
所、各種施設等の事業所にも同様に適用でき、さらに、
事業所用PHSのゾーニングビルの例を示したが、事業
所用PHSだけでなく無線LANその他の事業所用通信
電波に同様に適用できることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通信のトラフィック量の多い高密度使用空間
のフロアと該高密度使用空間以外の通信のトラフィック
量の少ない共用空間フロアとに分け、前記高密度使用空
間のフロアは、周囲の壁や窓及び天井や床に電磁遮蔽材
を用いて各フロア毎に分離し、個別の通話エリアとして
中継局を設置し事業所用通信電波のゾーニングを行い、
前記共用空間のフロアは、天井や床に電磁遮蔽性能のな
い材料を用いることにより、複数のフロアを同一の通話
エリアとして中継局を設置し事業所用通信電波のゾーニ
ングを行うようにしたので、大規模オフィスビルでも電
波干渉を防いでPHSの高密度使用が可能となる。しか
も、大規模事業所において、会議室や食堂、ホール、エ
ントランスホール、駐車場等の共用空間と事務室等の高
密度使用空間とは、本質的に構造も異なるので、建設の
プラニング段階で対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信のトラフィック量に応じた
事業所用通信電波のゾーニングビルの実施の形態を示す
図である。
【図2】 高密度使用空間の電磁遮蔽構造の例を示す図
である。
【図3】 コア分割による遮蔽ゾーンの構成例を示す図
である。
【図4】 PHSの信号レベルと距離との関係を説明す
るための図である。
【図5】 工場に適用したPHSの例を示す図である。
【符号の説明】
1、1−1、1−2…事務室空間、2…共用空間、CS
…中継局、PS…端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多井 慶史 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信のトラフィック量に応じてビル内空
    間の事業所用通信電波のゾーニングを行う事業所用通信
    電波のゾーニングビルであって、通信のトラフィック量
    の多い高密度使用空間のフロアと該高密度使用空間以外
    の通信のトラフィック量の少ない共用空間フロアとに分
    け、前記高密度使用空間のフロアは、周囲の壁や窓及び
    天井や床に電磁遮蔽材を用いて各フロア毎に分離し、個
    別の通話エリアとして中継局を設置し事業所用通信電波
    のゾーニングを行い、前記共用空間のフロアは、天井や
    床に電磁遮蔽性能のない材料を用いることにより、複数
    のフロアを同一の通話エリアとして中継局を設置し事業
    所用通信電波のゾーニングを行うようにしたことを特徴
    とする事業所用通信電波のゾーニングビル。
  2. 【請求項2】 前記各通話エリアには、トラフィック量
    に応じ複数の通信用中継アンテナを中継局として設置し
    たことを特徴とする請求項1記載の事業所用通信電波の
    ゾーニングビル。
  3. 【請求項3】 前記高密度使用空間のフロアは、中央に
    コア部を設けて分割して、該コア部と前記高密度使用空
    間との間の壁及びドアに電磁遮蔽材を用いて遮蔽層を構
    成したことを特徴とする請求項1記載の事業所用通信電
    波のゾーニングビル。
  4. 【請求項4】 前記分割した高密度使用空間には、他方
    の高密度使用空間から電波の隙間を通して直接見えない
    位置にトラフィック量に応じて複数の通信用中継アンテ
    ナを集中して設置したことを特徴とする請求項3記載の
    事業所用通信電波のゾーニングビル。
  5. 【請求項5】 前記複数の通信用中継アンテナは、複数
    のグループに分割して設置したことを特徴とする請求項
    4記載の事業所用通信電波のゾーニングビル。
  6. 【請求項6】 前記複数の通信用中継アンテナは、前記
    コア部と高密度使用空間との間の壁側に設置したことを
    特徴とする請求項4記載の事業所用通信電波のゾーニン
    グビル。
  7. 【請求項7】 窓に金属蒸着膜を有する断熱複層ガラス
    又は熱線反射ガラスを用い、該金属蒸着膜を電磁遮蔽材
    として利用したことを特徴とする請求項1記載の事業所
    用通信電波のゾーニングビル。
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