JPH08330783A - 電波遮蔽装置 - Google Patents

電波遮蔽装置

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JPH08330783A
JPH08330783A JP17128795A JP17128795A JPH08330783A JP H08330783 A JPH08330783 A JP H08330783A JP 17128795 A JP17128795 A JP 17128795A JP 17128795 A JP17128795 A JP 17128795A JP H08330783 A JPH08330783 A JP H08330783A
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JP
Japan
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radio wave
metal
shielding device
shape
wave shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP17128795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sasada
雅昭 笹田
Mitsunori Kono
実則 河野
Toshio Takei
敏夫 竹居
Takao Kurata
孝雄 蔵多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYOSHI DENSHI KK
Original Assignee
MIYOSHI DENSHI KK
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  • Building Environments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パーソナル携帯電話において、屋外からの電波
の進入を防止し、あるいは屋内からの電波の漏洩を防止
する。 【構成】窓ガラス12の表面に金属線あるいは透明な金
属膜13a、13b、13c、13d、13eを設け
る。窓枠11はアルミサッシ等の金属性であり、この内
側に窓ガラス12が取り付けられている。金属線あるい
は透明な金属膜13a、13b、13c、13d、13
eの大きさは、PHS等に割り当てられた周波数の半波
長に相当し、各々の間隔は当該周波数の半波長に相当
し、窓枠11の内側の窓ガラス12上に隈なく設けら
れ、窓6全体で電波を吸収あるいは反射する。これらの
金属線あるいは透明な金属膜13a、13b、13c、
13d、13eの形状は、この他に、L字状、Y字状等
種々の形状が可能である。これらの形状は、電波の垂直
偏波面および水平偏波面に対して効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PHS(Perso
nal Handy Phone System)のご
とくパーソナル携帯電話において、屋外からの電波の進
入を防止し、あるいは屋内からの電波の漏洩を防止する
ための電波遮蔽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第3図は、例えば時分割多重・時分割同
時送受話方式で動作する携帯電話システムに於て屋外の
携帯端末と屋内の携帯端末が同一周波数帯で運用される
場合の従来の方法を示し、1、2は基地局、3、4は携
帯端末、5はビルの壁等、6は窓である。次に動作につ
いて説明する。例えば、屋外に設置された基地局2と携
帯携帯端末4が屋外で通信を行っているものとし、当該
電波が窓等を通じて屋内に進入している状況で屋内に設
置された基地局1と携帯端末3が通信を開始するものと
する。PHSシステムではランダム周波数割当方式を採
用しているため、各基地局および携帯端末は送信する前
にキャリアセンスを行い当該電波が使われていないこと
を確認する必要がある。基地局1および2が十分離れて
おり携帯端末3と4も十分離れていると両方の携帯端末
は同一の周波数を選択することが可能であるが、基地局
1と2が近い場合には、別の周波数を選択しなければな
らず周波数の繰り返し利用が出来なくなり、屋内でPH
Sシステム利用に限界が生じる。屋外に設置された基地
局2と携帯端末4が通信状態になると、ビルの窓等から
電波が屋内に進入し、屋内に設置された基地局1と携帯
端末3が通信を開始しようとしてキャリアセンスを行う
と当該周波数は使用状態であることを検出するためこの
周波数は使えないことになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のビルの壁あるい
は窓等は、電波の吸収あるいは反射を積極的に行わせる
ための装置がなく、屋内と屋外の携帯端末の結合が大き
く、お互いに電波の干渉を受けるため電波の繰り返し利
用が出来ず、電波の有効利用を阻害する状態にあった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、建物等の窓、壁、天井あるいは床等に不連
続な金属物体を設け、電波の反射あるいは吸収を行うこ
とにより屋外の携帯電話端末と屋内の携帯電話端末が同
一周波数の電波を共用して使用出来るようにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
建物の壁、窓、天井、あるいは床等に不連続な金属物体
を設け、屋内への電波の進入あるいは屋外への電波の漏
洩を軽減しようとするものである。請求項2の発明は、
電波遮蔽装置が透明なシート状の物質に設けられた透明
に近い金属膜により構成されるものである。請求項3の
発明は、電波遮蔽装置が壁紙、天井クロス、床パネル等
に設けられた金属線、金属膜あるいは金属片により構成
されるものである。請求項4の発明は、金属膜あるいは
金属片が、割り当てられた周波数のほぼ半波長の大きさ
と間隔で面状に配置されるものである。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によれば、割当られた特定
の周波数を吸収あるいは反射する。請求項2の発明によ
れば、電波遮蔽装置を透明なシート状のものに設け窓ガ
ラス等に張り付けて使用される。請求項3の発明によれ
ば、電波遮蔽装置を壁、天井あるいは床等に設けて用い
られる。請求項4の発明によれば、特定の周波数を中心
に広い帯域に渡って電波を吸収あるいは反射する。
【0006】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、6は窓、11は窓枠、12は窓ガ
ラス、13a、13b、13c、13d、13eは金属
線あるいは透明な金属膜である。窓枠11はアルミサッ
シ等の金属性であり、この内側に窓ガラス12が取り付
けられている。金属線あるいは透明な金属膜13a、1
3b、13c、13d、13eの大きさは、縦方向およ
び横方向に対してPHS等に割り当てられた周波数の半
波長に相当し、各々の間隔は当該周波数の半波長に相当
する。これらの金属線あるいは透明な金属膜13a、1
3b、13c、13dは、例えば、窓枠11の内側の窓
ガラス12の全面に分布して設けられ、窓6全体で電波
を吸収あるいは反射する。これらの金属線あるいは透明
な金属膜13a、13b、13c、13d、13eの形
状は一例を示し、この他に、L字状、Y字状等種々の形
状が可能である。これらの形状は、電波の垂直偏波面お
よび水平偏波面に対してほぼ同じ長さであり、電波の垂
直偏波面および水平偏波面に対して電波を吸収あるいは
反射する効果がある。例えば、屋外に設置された基地局
2から実効輻射電力29dBmの電波が放射されている
とすれば、そこから150m離れたビルの窓際では、窓
ガラスでの電波の減衰が無い場合−53dBmの受信入
力がある。一方、第2レベルのキョリアセンスの値は−
73dBmであるためこのままでは同じ電波を占有する
ことは出来ない。もし、本発明の電波遮蔽装置により窓
ガラスおよび壁で20dB以上の減衰が得られれば、第
2レベルのキョリアセンス以下の値となり同じ電波を占
有出来ることとなり、電波の有効利用が図れる。
【0007】第2図は、本発明の電波遮蔽装置の他の実
施例を示し、5は壁、21は壁に貼られたクロス、13
a、13b、13c、13dは金属線あるいは金属片で
ある。クロス21はビニール等の絶縁物であり、この裏
側に金属線、金属膜あるいは金属片13a、13b、1
3c、13d、13eが設けられる。金属線、金属膜あ
るいは金属片の長さは、PHS等に割り当てられた周波
数の半波長に相当し、各々の間隔は当該周波数の半波長
に相当する。これらの金属線あるいは金属片13a、1
3b、13c、13d、13eは、例えば、クロス21
の裏側に一面に設けられ、壁5全体で電波を吸収あるい
は反射する。同様な方法により、床、天井あるいは仕切
板等に施すことにより割り当てられた周波数の電波を吸
収あるいは反射させることが出来る。
【0008】かくして、ビル等の窓ガラスあるいは壁等
で、従来のように全体を金属膜で覆うことなく、本発明
のように、特殊形状の金属線あるいは金属片あるいは金
属膜を複数個間隔を置いて設けることによって電波の遮
蔽装置を実現出来、しかも、窓枠との間に間隔があった
り、隣の壁との接合点等に間隔があっても電波の洩れる
心配が無く誠に好都合な電波遮蔽装置が実現出来ること
になる。以上の説明では、金属線あるいは金属片あるい
は金属膜を用いるとしたが、その他の導電材料でも同様
な効果が得られる。また、壁あるいは窓以外にも、床、
天井等建物を仕切る部分に適用して同様な効果が得られ
る。また、クロスの他に、タイル、板壁、コンクリート
壁、ボード等に設置しても同様な効果が得られる。ま
た、金属線あるいは金属片あるいは金属膜の形状は、上
記以外にも縦横斜め方向に相似形であるものが適用でき
る。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、窓からの
電波の進入を防止できる。請求項2の発明によれば、壁
からの電波の進入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本発明の一実施例を示す構成図である。
【第2図】は、本発明の他の実施例を示す構成図であ
る。
【第3図】は、従来の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 屋外基地局 2 屋内基地局 3 屋外携帯端末 4 屋内携帯端末 5 ビル等の壁 6 窓 11 窓枠 12 窓ガラス 13a、13b、13c 金属線あるいは金属膜ある
いは金属片 13d、13e 金属線あるいは金属膜ある
いは金属片 21 クロス等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵多 孝雄 兵庫県神戸市東川崎町1−1−3 ミヨシ 電子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋内で運用されるパーソナル携帯電話シス
    テムに於て、建物の窓、壁、天井、床等の表面あるいは
    内部に不連続な金属物体を複数個設け、当該システムに
    割り当てられた特定の電波を反射あるいは吸収し、屋内
    への電波の進入あるいは屋外への電波の漏洩を防止する
    ための電波遮蔽装置
  2. 【請求項2】当該電波遮蔽装置が、透明なシート状の物
    質に設けられた透明に近い金属膜であり、当該金属膜
    が、十字、X字、Y字、あるいは電波の垂直偏波面およ
    び水平偏波面に対してほぼ同じ長さを有する形状である
    ことを特徴とする特許請求第1項記載の電波遮蔽装置
  3. 【請求項3】当該電波遮蔽装置が、壁紙、天井クロス、
    床パネル等の裏側、表側あるいは中間部に設けられた金
    属線、金属膜あるいは金属片であり、当該金属線、金属
    膜あるいは金属片が、十字、X字、Y字、あるいは電波
    の垂直偏波面および水平偏波面に対してほぼ同じ長さを
    有する形状であることを特徴とする特許請求第1項記載
    の電波遮蔽装置
  4. 【請求項4】当該金属膜あるいは金属片が、割り当てら
    れた周波数のほぼ半波長の大きさであり、割り当てられ
    た周波数のほぼ半波長の間隔で配置されることを特徴と
    する特許請求第1項、第2項および第3項記載の電波遮
    蔽装置
JP17128795A 1995-06-02 1995-06-02 電波遮蔽装置 Pending JPH08330783A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009490A1 (fr) * 1996-08-30 1998-03-05 Kajima Corporation Vitre presentant une propriete de blindage electromagnetique
JP2001339192A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Toppan Printing Co Ltd 電波遮蔽体、およびこの電波遮蔽体を用いた電磁波シールドルーム
JP2005344468A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Nakagawa Kenkyusho:Kk 電磁波障害解消方法及び電磁波障害解消装置

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