JP2597783Y2 - スピーカのスイッチングシステム - Google Patents

スピーカのスイッチングシステム

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JP2597783Y2
JP2597783Y2 JP1991021389U JP2138991U JP2597783Y2 JP 2597783 Y2 JP2597783 Y2 JP 2597783Y2 JP 1991021389 U JP1991021389 U JP 1991021389U JP 2138991 U JP2138991 U JP 2138991U JP 2597783 Y2 JP2597783 Y2 JP 2597783Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子機器に用いた複数
のスピーカのスイッチングシステムに係り、特に電子機
器のスピーカ駆動条件に合わせて駆動スピーカを選択す
るのに好適なスピーカのスイッチングシステムに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より、スピーカのスイッチングシステ
ムは図3に示すブロック図のものが多く提供されてい
た。図において、10は音響信号の入力端子、11はパ
ワー増幅器などで構成したスピーカ駆動回路、12は複
数のスピーカを切り換えるスピーカスイッチング回路
で、例えばリレー回路などで構成された駆動するスピー
カを切り換える切換手段である。13、14、15はス
ピーカスイッチング回路12に接続した複数のスピーカ
で、例えば、13はAスピーカ、14はBスピーカ、1
5はサラウンドスピーカなどである。この複数のスピー
カは、使用者の選択などによって接続されたものである
(元々、電子機器内部に組み込まれているものを含
む)。17はスピーカスイッチング回路12を制御する
駆動設定手段であり、駆動するスピーカを設定するもの
である。
【0003】電子機器、例えばオーディオ機器に接続さ
れる複数のスピーカは、オーディオ機器の予め決められ
た接続数等に合わせて接続され、使用者が駆動設定手段
17を設定操作して、複数のスピーカの内必要なスピー
カのみを駆動することができる。
【0004】即ち、音響信号の入力端子10に加えられ
たオーディオ信号はスピーカ駆動回路11で駆動(ドラ
イブ)され、複数のスピーカとの接続を切換制御するス
ピーカスイッチング回路12を介して出力される。この
スピーカスイッチング回路12は駆動設定手段17で制
御され、使用者が選択し設定したスピーカを動作させ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のスピー
カのスイッチングシステムは、使用者が駆動設定手段1
7によって駆動するスピーカ13、14、15を自由に
選択でき、また、使用者は、オーディオ機器に接続する
複数のスピーカ自体、各種のインピーダンスのものを自
由に選択できる。しかし、一般に、スピーカ駆動回路1
1は、例えば、低いインピーダンスのスピーカを同時に
多数駆動できない等、その駆動(ドライブ)能力に限界
がある。従って、使用者がその駆動能力を越えた状態を
選択すると、オーディオ機器の温度上昇を招いてオーデ
ィオ機器自体やスピーカを破損又は破壊する問題があっ
た。
【0006】また、上記問題を解決すべくスピーカ駆動
回路11の駆動(ドライブ)能力に合わせて、そのオー
ディオ機器に予め決められた特定の条件が取り扱い説明
書などに記載されていたが、使用者はその記載を考慮し
て、接続するスピーカの種類及び駆動設定手段の設定操
作をしなければならないという不便があった。
【0007】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、インピーダンス設定手段により設定されたインピー
ダンスに応じて、駆動するスピーカ数を制限し、機器の
駆動(ドライブ)能力を越えた使用を防ぐことができる
スピーカのスイッチングシステムを提供するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、第1の一対
のスピーカと、第2の一対のスピーカと、第3のスピー
カと、第1から第3のスピーカを駆動する駆動手段と、
スピーカのインピーダンスを設定するインピーダンス設
定手段と、第1から第3のスピーカのそれぞれの駆動を
設定する駆動設定手段と、駆動設定手段による設定状態
に基づき第1から第3のスピーカの駆動をオン/オフ切
り換えする切換手段とを備え、インピーダンス設定手段
により設定されたインピーダンスが所定値以上の場合、
切換手段による第1から第3のスピーカのいずれか1つ
のスピーカの駆動のみ許容し、インピーダンス設定手段
により設定されたインピーダンスが前記所定値以下の場
合、切換手段による第1、第2及び第3のスピーカの同
時駆動を禁止するものである。ここで、インピーダンス
は、電子機器に接続されたスピーカのインピーダンス値
を意味する。また、インピーダンス設定手段は、使用者
が電子機器に接続されているスピーカのインピーダンス
をキー操作などによって入力して設定するもの、及び、
電子機器自体が接続されているスピーカのインピーダン
スを自動的に検出して設定するものを含む。更に、駆動
設定手段は、使用者のキー操作などによって、駆動手段
で実際に駆動するスピーカの組合せを設定する手段であ
る。上記したインピーダンス設定手段及び駆動設定手段
で設定された内容は、電子機器内部に設けたマイコンに
よって検出する構成であってもよい。また、同内容をス
ピーカ駆動条件として電子機器内のマイコンの内部メモ
リ等に記憶する構成であってもよい。切換手段は、イン
ピーダンス設定手段及び駆動設定手段によって制御され
るが、上記したマイコンによって制御される構成を採用
してもよい。また、切換手段による第1から第3のスピ
ーカのいずれか1つのスピーカの駆動のみ許容するとい
うことは、駆動設定手段により2つ以上のスピーカの駆
動がオン状態に設定された条件下であっても、オン状態
に設定されたスピーカの内、1つのスピーカしか実際に
駆動しないようにすることである。更に、切換手段によ
る第1、第2及び第3のスピーカの同時駆動を禁止する
ということは、駆動設定手段により3つのスピーカの駆
動がオン状態に設定された条件下であっても、オン状態
に設定されたスピーカの内、1つ又は2つのスピーカし
か実際に駆動しないようにすることである。
【0009】また、この考案は、第1の一対のスピーカ
と、第2の一対のスピーカと、サラウンドスピーカと、
第1及び第2のスピーカとサラウンドスピーカを駆動す
る駆動手段と、スピーカのインピーダンスを設定するイ
ンピーダンス設定手段と、第1及び第2のスピーカの一
方若しくは両方の駆動のオン/オフを設定する第1の駆
動設定手段と、サラウンドスピーカの駆動のオン/オフ
を設定する第2の駆動設定手段と、第1の駆動設定手段
による設定状態に基づき第1及び第2のスピーカの駆動
をオン/オフ切り換えする第1の切換手段と、第2の駆
動設定手段による設定状態に基づきサラウンドスピーカ
の駆動をオン/オフ切り換えする第2の切換手段とを備
え、インピーダンス設定手段により設定されたインピー
ダンスに応じて、第1及び第2の切換手段の第1及び第
2のスピーカとサラウンドスピーカの同時駆動を禁止す
るものである。
【0010】更に、この考案は、第1の一対のスピーカ
と、第2の一対のスピーカと、サラウンドスピーカと、
第1及び第2のスピーカとサラウンドスピーカを駆動す
る駆動手段と、スピーカのインピーダンスを設定するイ
ンピーダンス設定手段と、第1及び第2のスピーカの一
方若しくは両方の駆動のオン/オフを設定する第1の駆
動設定手段と、サラウンドスピーカの駆動のオン/オフ
を設定する第2の駆動設定手段と、第1の駆動設定手段
による設定状態に基づき第1及び第2のスピーカの駆動
をオン/オフ切り換えする第1の切換手段と、第2の駆
動設定手段による設定状態に基づきサラウンドスピーカ
の駆動をオン/オフ切り換えする第2の切換手段とを備
え、インピーダンス設定手段により設定されたインピー
ダンスが第1の所定値の場合、第1の切換手段の第1及
び第2のスピーカの同時駆動を禁止すると共に、第2の
切換手段のサラウンドスピーカの駆動を禁止し、インピ
ーダンス設定手段により設定されたインピーダンスが第
2の所定値の場合、第1及び第2の切換手段の第1及び
第2のスピーカとサラウンドスピーカの同時駆動を禁止
するものである。
【0011】
【作用】この考案によれば、使用者が電子機器のキー、
ツマミなどを操作して、或いは、電子機器自体がインピ
ーダンスを自動的に検出して電子機器に接続したスピー
カのインピーダンスをインピーダンス設定手段によって
設定する。このインピーダンスの設定と共に、使用者が
電子機器の他のキー、ツマミなどを操作して駆動設定手
段によって電子機器に接続したスピーカの内、実際に駆
動したいスピーカを選択し設定する。そして、駆動設定
手段の設定に基づいて、切換手段は、駆動すべきスピー
カのみが駆動手段と接続するよう自動的に切り換え動作
をおこなう。この切り換え動作において、インピーダン
ス設定手段により設定されたインピーダンスが所定値以
上の場合、例えば、所定値が8オーム(以下、Ωと記載
する。)であり、設定されたインピーダンスが8Ωであ
った場合、駆動設定手段により2つ以上のスピーカの駆
動がオン状態に設定された条件下であっても、オン状態
に設定されたスピーカの内、1つのスピーカしか実際に
駆動しないように他のスピーカの駆動を禁止する。ま
た、インピーダンス設定手段により設定されたインピー
ダンスが所定値以下の場合、例えば、所定値が8Ωであ
り、設定されたインピーダンスが4Ωであった場合、駆
動設定手段により3つのスピーカの駆動がオン状態に設
定された条件下であっても、オン状態に設定されたスピ
ーカの内、1つ又は2つのスピーカしか実際に駆動しな
いように他のスピーカの駆動を禁止する。
【0012】また、この考案によれば、第1の一対のス
ピーカと、第2の一対のスピーカと、サラウンドスピー
カとを備えたものであって、上記のようにインピーダン
ス設定手段によりインピーダンスを設定し、このインピ
ーダンスの設定と共に、使用者が電子機器のキーなどを
操作して第1の駆動設定手段によって電子機器に接続し
たスピーカの内、第1のスピーカ及び第2のスピーカか
ら実際に駆動するスピーカを選択し設定する。また、使
用者が電子機器の他のキーなどを操作して第2の駆動設
定手段によって電子機器に接続したサラウンドスピーカ
の駆動を選択し設定する。そして、第1の駆動設定手段
による設定に基づいて、第1の切換手段は、第1のスピ
ーカ及び第2のスピーカの内、駆動すべきスピーカのみ
が駆動手段と接続するよう自動的に切り換え動作をおこ
なう。そして、第2の駆動設定手段による設定に基づい
て、第2の切換手段は、サラウンドスピーカが駆動手段
と接続するか接続しないかを自動的に切り換える動作を
おこなう。この切り換え動作において、インピーダンス
設定手段により設定されたインピーダンスに応じて(例
えば、設定されたインピーダンスが低い値である4Ωで
ある場合など)、第1及び第2の駆動設定手段により第
1スピーカと第2スピーカとサラウンドスピーカの全て
の駆動がオン状態に設定された条件下であっても、全て
のスピーカが同時に駆動しないようにいずれか1つのス
ピーカの駆動を禁止するか、いずれか2つのスピーカの
駆動を禁止する。
【0013】更に、この考案によれば、第1の一対のス
ピーカと、第2の一対のスピーカと、サラウンドスピー
カとを備えたものであって、上記のようにインピーダン
ス設定手段によりインピーダンスを設定し、上記のよう
に第1の駆動設定手段及び第2の駆動手段によって、実
際に駆動するスピーカを選択し設定する。そして、上記
のように第1の切換手段及び第2の切換手段によって、
各スピーカと駆動手段との接続状態を自動的に切り換え
る。この切り換え動作において、インピーダンス設定手
段により設定されたインピーダンスが第1の所定値の場
合、例えば、第1の所定値が8Ωであり、設定されたイ
ンピーダンスが8Ωであった場合、第1の駆動設定手段
により第1の及び第2のスピーカの駆動が同時にオン状
態に設定された条件下であっても、第1のスピーカ又は
第2のスピーカのいずれか1つのスピーカしか実際に駆
動しないように他のスピーカの駆動を禁止すると共に、
第2の駆動手段によりサラウンドスピーカの駆動がオン
状態に設定されていても、サラウンドスピーカを実際に
駆動しないように禁止する。また、インピーダンス設定
手段により設定されたインピーダンスが第2の所定値の
場合、例えば、第2の所定値が4Ωであり、設定された
インピーダンスが4Ωであった場合、第1及び第2の駆
動設定手段により3つのスピーカの駆動が全てオン状態
に設定された条件下であっても、第1のスピーカ、第2
のスピーカ若しくはサラウンドスピーカのいずれか1つ
のスピーカしか実際に駆動しないように他のスピーカの
駆動を禁止するか、又は、第1のスピーカ、第2のスピ
ーカ若しくはサラウンドスピーカのいずれか2つのスピ
ーカしか実際に駆動しないように他のスピーカの駆動を
禁止する。
【0014】この様に、使用者が音を出したいスピーカ
を駆動設定手段(第1の駆動設定手段及び第2の駆動設
定手段として2つに分離した構成も含む)にて任意に選
択しても、切換手段(第1の切換手段及び第2の切換手
段として2つに分離した構成も含む)が特定の条件下
(駆動設定手段及びインピーダンス設定手段の設定の条
件)において実際に駆動するスピーカ数を制限するよう
動作する。
【0015】このため、駆動設定手段によって設定され
た複数のスピーカを同時に駆動すると、駆動手段が破損
するおそれ、駆動手段に電源を供給している電源トラン
スなどが熱上昇、熱破損するおそれやスピーカの破損の
おそれなどを未然に防止する。また、従来、使用者が電
子機器の取り扱い説明書などに記載された駆動設定手段
による設定操作の条件の記載を考慮して、接続するスピ
ーカの種類及び設定操作をしなければならないという不
便を解消する。
【0016】
【実施例】この考案に係るスピーカのスイッチングシス
テムの実施例を図1及び図2に基づいて説明する。なお
従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0017】図1はハードウェアのブロック図、図2は
動作を説明するフローチャートであり、図において、1
6はスピーカのインピーダンスを設定するインピーダン
ス設定手段、18は各部を制御するマイコンである。
【0018】電子機器、例えばオーディオ機器などは複
数のスピーカを接続してステレオ音響やサラウンド再生
音響などを楽しむことができる。例えば、図1のオーデ
ィオ機器のスピーカ出力回路はスピーカスイッチング回
路12(スピーカの切換手段)によってスピーカ13、
14、15などが切換設定される一実施例であり、この
スピーカ13、14、15の切換設定はスピーカのイン
ピーダンス又は/及び駆動スピーカなどによって設定す
ることができる。
【0019】オーディオ機器に接続するスピーカのイン
ピーダンスをインピーダンス設定手段16で設定する。
また、使用者がオーディオ機器に接続した複数のスピー
カの内、音を出したいスピーカを駆動設定手段17で設
定する。これらのスピーカのインピーダンス及び駆動ス
ピーカの設定状態をマイコン18は検出する。
【0020】一方、オーディオ機器のスピーカ駆動条件
が予めオーディオ機器内蔵のマイコン18に記憶されて
いて、このスピーカ駆動条件に合わせてスピーカスイッ
チング回路12を制御し、上記検出データによって駆動
スピーカを設定することができる。ここで、スピーカ駆
動条件というのは、マイコン18が検出したインピーダ
ンスの値(インピーダンス設定手段の出力)が所定値で
ある場合、スピーカスイッチング回路12により所定ス
ピーカの駆動を禁止するという、特定のスピーカの駆動
を禁止する際のインピーダンス及び駆動スピーカの設定
状態の条件である。例えば、スピーカ13、14、15
をAスピーカ、Bスピーカ、サラウンドスピーカとする
と、このスピーカ駆動条件は、インピーダンスが4Ωで
あった場合、Aスピーカ、Bスピーカ、Aスピーカ+B
スピーカ、Aスピーカ+サラウンドスピーカ、Bスピー
カ+サラウンドスピーカの組合せしか許容せず、他の状
態が駆動設定手段17によって設定されていても、これ
をオーディオ機器側が禁止するというものであり、ま
た、インピーダンスが8Ωであった場合、Aスピーカ、
又は、Bスピーカのどちらか一方の駆動しか許容せず、
他の状態が駆動設定手段17によって設定されていて
も、これをオーディオ機器側が禁止するというものであ
る。
【0021】このスピーカの駆動の切り換え動作を図2
のフローチャートによって説明する。オーディオ機器に
接続されたスピーカのインピーダンスが8Ωであるか4
Ωであるかを使用者が電子機器に接続されているスピー
カのインピーダンスをキー操作などの入力、又は、電子
機器自体が接続されているスピーカのインピーダンスを
自動的に検出して判断する(ステップS1、S8)。イ
ンピーダンスが8Ωである場合、使用者が駆動設定手段
にてAスピーカ13の駆動をONに設定するキー操作を
していると、ステップS2にてYESに分岐し、OFF
に設定するキー操作をしていると、ステップS2にてN
Oに分岐する。ステップS2にてYESに分岐すると、
ステップS3にて、Aスピーカ13がスピーカスイッチ
ング回路12によって接続さるようマイコン18がこれ
を制御し、Aスピーカ13が駆動される。また、Bスピ
ーカ14を駆動を禁止すべく、マイコン18はスピーカ
スイッチング回路12を制御する。そして、ステツプS
4にて、使用者が駆動手段にてサラウンドスピーカ15
の駆動をONに設定するキー操作をしていても、マイコ
ン18はサラウンドスピーカ15の駆動を禁止すべくス
ピーカスイッチング回路12を制御する。従って、ステ
ップS2、S3、S4の処理によって、使用者が設定手
段によりAスピーカ13の他にBスピーカ14、サラウ
ンドスピーカ15の設定をしていても、この駆動を禁止
するようマイコン18はスピーカスイッチング回路12
を制御する。
【0022】また、ステップS2にてNOに分岐する
と、次に、使用者が駆動設定手段にてBスピーカ14の
駆動をONに設定するキー操作をしていると、ステップ
S5にてYESに分岐し、OFFに設定するキー操作を
していると、ステップS5にてNOに分岐する。ステッ
プS5にてYESに分岐すると、ステップS6にて、B
スピーカ14がスピーカスイッチング回路12によって
接続さるようマイコン18がこれを制御し、Bスピーカ
14が駆動される。また、使用者による駆動設定手段の
設定の通りにAスピーカ13を駆動しないように、マイ
コン18はスピーカスイッチング回路12を制御する。
そして、ステップS4にて、使用者が駆動手段にてサラ
ウンドスピーカ15の駆動をONに設定するキー操作を
していても、マイコン18はサラウンドスピーカ15の
駆動を禁止すべくスピーカスイッチング回路12を制御
する。
【0023】更に、ステップS5にてNOに分岐する
と、ステップS7にて、Aスピーカ13及びBスピーカ
14が共に駆動されないようにマイコン18はスピーカ
スイッチング回路12を制御する。そして、ステップS
4にて、使用者が駆動手段にてサラウンドスピーカ15
の駆動をONに設定するキー操作をしていても、マイコ
ン18はサラウンドスピーカ15の駆動を禁止すべくス
ピーカスイッチング回路12を制御する。
【0024】ここで、ステップS1にてインピーダンス
が8Ωに設定されておらず、ステップS8にて、インピ
ーダンスが4Ωに設定された場合、使用者が駆動設定手
段にてAスピーカ13の駆動をONに設定するキー操作
をしていると、ステップS9にてYESに分岐し、OF
Fに設定するキー操作をしていると、ステップS9にて
NOに分岐する。ステップS9にてYESに分岐する
と、ステップS10にて、Aスピーカ13がスピーカス
イッチング回路12によって接続さるようマイコン18
がこれを制御し、Aスピーカ13が駆動される。次に、
ステップS11にて、使用者が駆動手段にてBスピーカ
14の駆動をONに設定するキー操作をしていると、ス
テップS11にてYESに分岐し、OFFに設定するキ
ー操作をしていると、ステップS11にてNOに分岐す
る。そして、ステップS11にてYESに分岐すると、
ステップS12にて、Bスピーカ14もスピーカスイッ
チング回路12によって接続さるようマイコン18がこ
れを制御し、結果、Aスピーカ13及びBスピーカ14
が駆動される。ここで、使用者が駆動手段にてサラウン
ドスピーカ15の駆動をONに設定するキー操作をして
いても、同ステップS12にてマイコン18はサラウン
ドスピーカ15の駆動を禁止すべくスピーカスイッチン
グ回路12を制御する。
【0025】また、ステップS11にてNOに分岐する
と、続いてステップS13にて、使用者が駆動手段にて
サラウンドスピーカ15の駆動をONに設定するキー操
作をしていると、ステップS13にてYESに分岐し、
OFFに設定するキー操作をしていると、ステップS1
3にてNOに分岐する。このステップ13にてYESに
分岐すると、サラウンドスピーカ15もスピーカスイッ
チング回路12によって接続さるようマイコン18がこ
れを制御し、結果として、使用者の駆動設定手段17の
設定の通りAスピーカ13及びサラウンドスピーカ15
が駆動される。また、同ステップS13にてNOに分岐
すると、ステップ15にて、サラウンドスピーカ15が
駆動されないようにマイコン18がスピーカスイッチン
グ回路12を制御し、結果として、使用者の駆動設定手
段17の設定の通りAスピーカ13のみが駆動される。
【0026】更に、ステップS9にてNOに分岐する
と、続いてステップS16にて、使用者が駆動手段にて
Bスピーカ14の駆動をONに設定するキー操作をして
いると、ステップS16にてYESに分岐し、OFFに
設定するキー操作をしていると、ステップS16にてN
Oに分岐する。そして、ステップS16にてYESに分
岐すると、ステップS17にて、Bスピーカ14がスピ
ーカスイッチング回路12によって接続さるようマイコ
ン18がこれを制御し、また、使用者による駆動設定手
段の設定の通りにAスピーカ13を駆動しないように、
マイコン18はスピーカスイッチング回路12を制御す
る。そして、ステップS13にてYESに分岐すると、
ステップ14にて、サラウンドスピーカ15もスピーカ
スイッチング回路12によって接続さるようマイコン1
8がこれを制御し、結果として、使用者の駆動設定手段
17の設定の通りBスピーカ14及びサラウンドスピー
カ15が駆動される。また、同ステップS13にてNO
に分岐すると、ステップ15にて、サラウンドスピーカ
15が駆動されないようにマイコン18がスピーカスイ
ッチング回路12を制御し、結果として、使用者の駆動
設定手段17の設定の通りBスピーカ14のみが駆動さ
れる。
【0027】また、ステップS16にてNOに分岐する
と、Aスピーカ13及びBスピーカ14が共に駆動され
ないようにマイコン18はスピーカスイッチング回路1
2を制御する。そして、ステップ13にてYESに分岐
すると、ステップ14にて、サラウンドスピーカ15が
スピーカスイッチング回路12によって接続さるようマ
イコン18がこれを制御し、結果として、使用者の駆動
設定手段17の設定の通りサラウンドスピーカ15のみ
が駆動される。また、同ステップS13にてNOに分岐
すると、ステップ15にて、サラウンドスピーカ15が
駆動されないようにマイコン18がスピーカスイッチン
グ回路12を制御し、結果として、使用者の駆動設定手
段17の設定の通り何のスピーカも駆動されない。ここ
で、ステップS13にて、使用者が駆動手段にてサラウ
ンドスピーカ15の駆動をONに設定するキー操作をし
ていても、マイコン18はサラウンドスピーカ15の駆
動を禁止すべくスピーカスイッチング回路12を制御す
るようにしてもよい。
【0028】上記実施例は、オーディオ機器の前記スピ
ーカ駆動条件が予めオーディオ機器内蔵のマイコン18
に記憶されているものであって、使用者が駆動設定手段
により設定した設定状態でスピーカスイッチング回路1
2(切換手段)の接続状態が制御されるべきところを、
マイコン18がインピーダンス設定手段により設定され
たインピーダンス及び前記スピーカ駆動条件に応じて特
定のスピーカの駆動を禁止するようにスピーカスイッチ
ング回路12を制御するものである。
【0029】従って、オーディオ機器のスピーカを駆動
(ドライブ)する能力に限界があり、あるインピーダン
スのスピーカであれば同時に複数のスピーカを駆動でき
ない場合に、誤って使用者が複数のスピーカの同時駆動
の設定を行っても、自動的にマイコン18が特定のスピ
ーカの駆動を禁止するようにスピーカスイッチング回路
12(切換手段)を制御し、スピーカの駆動をオーディ
オ機器の駆動能力の範囲内に収める。
【0030】
【考案の効果】この考案に係るスピーカのスイッチング
システムは前述のように、使用者のスピーカの駆動設定
に係わらず、オーディオ機器のスピーカの駆動能力の範
囲内に収まるように特定のスピーカの駆動を自動的に禁
止するよう動作するので、オーディオ機器の出力回路や
スピーカの破損などを防止できる。
【0031】また、オーディオ機器内部の電源トランス
がスピーカの駆動能力を越えた過剰なスピーカ駆動によ
って、熱上昇することを防止し、電源トランスなどの熱
破損を防止することができる効果がある。
【0032】更に、誤操作では破損しなくなるため、使
用者がオーディオ装置のスピーカ駆動条件を認知する必
要がなく、操作性が向上する。
【0033】しかも、電子機器の発熱を抑える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示したハードウェアの要部のブロック
図である。
【図2】実施例の動作を示したフローチャートである。
【図3】従来例を示した要部のブロック図である。
【符号の説明】
10 音響信号の入力端子 11 スピーカ駆動回路 12 スピーカスイッチング回路 13 Aスピーカ 14 Bスピーカ 15 サラウンドスピーカ 16 インピーダンス設定手段 17 駆動設定手段 18 マイコン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の一対のスピーカと、第2の一対の
    スピーカと、第3のスピーカと、第1から第3のスピー
    カを駆動する駆動手段と、スピーカのインピーダンスを
    設定するインピーダンス設定手段と、第1から第3のス
    ピーカのそれぞれの駆動を設定する駆動設定手段と、駆
    動設定手段による設定状態に基づき第1から第3のスピ
    ーカの駆動をオン/オフ切り換えする切換手段とを備
    え、 インピーダンス設定手段により設定されたインピーダン
    スが所定値以上の場合、切換手段による第1から第3の
    スピーカのいずれか1つのスピーカの駆動のみ許容し、
    インピーダンス設定手段により設定されたインピーダン
    スが前記所定値以下の場合、切換手段による第1、第2
    及び第3のスピーカの同時駆動を禁止することを特徴と
    する電子機器のスピーカスイッチングシステム。
  2. 【請求項2】 第1の一対のスピーカと、第2の一対の
    スピーカと、サラウンドスピーカと、第1及び第2のス
    ピーカとサラウンドスピーカを駆動する駆動手段と、ス
    ピーカのインピーダンスを設定するインピーダンス設定
    手段と、第1及び第2のスピーカの一方若しくは両方の
    駆動のオン/オフを設定する第1の駆動設定手段と、サ
    ラウンドスピーカの駆動のオン/オフを設定する第2の
    駆動設定手段と、第1の駆動設定手段による設定状態に
    基づき第1及び第2のスピーカの駆動をオン/オフ切り
    換えする第1の切換手段と、第2の駆動設定手段による
    設定状態に基づきサラウンドスピーカの駆動をオン/オ
    フ切り換えする第2の切換手段とを備え、 インピーダンス設定手段により設定されたインピーダン
    スに応じて、第1及び第2の切換手段の第1及び第2の
    スピーカとサラウンドスピーカの同時駆動を禁止するこ
    とを特徴とする電子機器のスピーカスイッチングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 第1の一対のスピーカと、第2の一対の
    スピーカと、サラウンドスピーカと、第1及び第2のス
    ピーカとサラウンドスピーカを駆動する駆動手段と、ス
    ピーカのインピーダンスを設定するインピーダンス設定
    手段と、第1及び第2のスピーカの一方若しくは両方の
    駆動のオン/オフを設定する第1の駆動設定手段と、サ
    ラウンドスピーカの駆動のオン/オフを設定する第2の
    駆動設定手段と、第1の駆動設定手段による設定状態に
    基づき第1及び第2のスピーカの駆動をオン/オフ切り
    換えする第1の切換手段と、第2の駆動設定手段による
    設定状態に基づきサラウンドスピーカの駆動をオン/オ
    フ切り換えする第2の切換手段とを備え、 インピーダンス設定手段により設定されたインピーダン
    スが第1の所定値の場合、第1の切換手段の第1及び第
    2のスピーカの同時駆動を禁止すると共に、第2の切換
    手段のサラウンドスピーカの駆動を禁止し、インピーダ
    ンス設定手段により設定されたインピーダンスが第2の
    所定値の場合、第1及び第2の切換手段の第1及び第2
    のスピーカとサラウンドスピーカの同時駆動を禁止する
    ことを特徴とする電子機器のスピーカスイッチングシス
    テム。
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