JP2597393B2 - スリーブ形ゴム緩衝器 - Google Patents

スリーブ形ゴム緩衝器

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JP2597393B2 JP63183409A JP18340988A JP2597393B2 JP 2597393 B2 JP2597393 B2 JP 2597393B2 JP 63183409 A JP63183409 A JP 63183409A JP 18340988 A JP18340988 A JP 18340988A JP 2597393 B2 JP2597393 B2 JP 2597393B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スリーブ形ゴム緩衝器に関し、例えば自動
車の車軸懸架に利用される。
〔従来の技術及び解決すべき課題〕
従来、軸方向に平行に配列された内側及び外側支持ス
リーブと、当該両支持スリーブの間に配設されたゴム製
弾性体とからなり、上記ゴム製弾性体は少なくとも2つ
の略半径方向に突出するウェブを備え、該ウェブにより
上記内側及び外側支持スリーブを支承し、その際、当該
両支持スリーブ間で上記ウェブが弾性的に圧縮されてな
るスリーブ形ゴム緩衝器が知られている。
上述の種類のスリーブ形ゴム緩衝器は欧州特許出願公
開第9210号により公知である。しかしながら、従来のス
リーブ形ゴム緩衝器においては、ゴム製弾性体が内側支
持スリーブと外側支持スリーブにそれぞれ加硫により固
定されるため、加硫に続く冷却の過程でウェブに半径方
向収縮応力が生じていた。大きな振動が伝達される場合
には、この収縮応力に別の引張応力が不都合に重なり合
い、従来のスリーブ形ゴム緩衝器の使用特性と寿命に不
利な影響があった。
従って、本発明の課題は上記不都合が生じにくいスリ
ーブ形ゴム緩衝器を提供するにあり、特に、ウェブの半
径方向収縮応力が生じることのないスリーブ形ゴム緩衝
器を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明によれば、軸方向
に平行に配列された内側及び外側支持スリーブと、当該
両支持スリーブの間に配設されたゴム製弾性体とからな
り、 上記ゴム製弾性体は少なくとも2つの略半径方向に突
出するウェブを備え、該ウェブにより上記内側及び外側
支持スリーブを支承し、 その際、当該両支持スリーブ間で上記ウェブが弾性的
に圧縮されてなるスリーブ形ゴム緩衝器において、 上記ウェブは、軸方向に上記内側支持スリーブ上に配
列される一対の部分ウェブからなり、上記一対の部分ウ
ェブは、対向面間に半径方向外側に拡張する軸方向間隔
を有すると共に、上記外側支持スリーブ又はスリーブ状
被覆部材の内面に当接して該内面に対し摺動可能な外面
を有し、さらに、 組立前に存在する上記軸方向間隔は、上記ウェブを外
側支持スリーブ又はスリーブ状被覆部材に挿入し上記ウ
ェブ(4、5、6、7)に軸方向押圧力を加えることに
より、組立を完了したスリーブ形ゴム緩衝器内で実質的
に消滅することを特徴とするスリーブ形ゴム緩衝器が提
供される。
本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器は、そのウェブ
を部分ウェブとして製造する。部分ウェブの相互間隔は
半径方向外側へ増加するが、使用時のスリーブ形ゴム緩
衝器においては、該部分ウェブを軸方向に緊圧すること
により実際上は解消する。ウェブの軸方向ほぼ中央部で
各対の部分ウェブの間に、軸方向間隔により形成され
た、概ねV形に外側へ開放したギャップを設けることが
好ましい。これによりスリーブ形ゴム緩衝器の、軸方向
に生じるバネこわさの均衡を図ることができる。
別の用途において、2つの方向に相互に異なるバネこ
わさを得るのが好ましい場合には、スリーブ形ゴム緩衝
器の中心から軸方向にギャップをずらすか、又はV形に
形成された輪郭をスリーブ形ゴム緩衝器の軸線に対して
傾斜して配列することによって、上述の効果を得ること
が可能である。
本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器においては、負
荷平面に対して非対称の輪郭を有するゴム製弾性体を備
えることができる。該ゴム製弾性体においては、ウェブ
の個々の荷重容量から生じる合力R1が、伝達される力K
の方向と異なる方向を有するように、該ウェブが該スリ
ーブ形ゴム緩衝器の周方向に設計されかつ分布される。
従って負荷に基づく内側支持スリーブの相対変位は負荷
方向の平面でなく、この平面に対して多少の傾角を有す
る平面方向に生じる。この横方向偏り運動の大きさと方
向は予め明確に定めることができる。技術的には、本発
明による上記横方向偏り運動を、例えば自動車の非操縦
輪の制御に適用可能である。例えば高速でカーブを通過
する時や、極めて強く制御する時に生じる好ましくない
ステアリング反作用を、これによって効果的に阻止する
ことができる。
本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器のゴム製弾性体
は、製造の時に2つの支持スリーブの内、内側支持スリ
ーブだけと加硫により結合することができる。そのた
め、2つの支持スリーブの内、外側支持スリーブに挿入
する前又は挿入する時に、半径方向外側へ突出する弾性
体の部分、特にウェブを製造時の容積より遥かに小さな
容積に圧縮することができる。これにより、加硫の後の
冷却によって生じる負の収縮応力を克服できると共に、
使用可能なスリーブ形ゴム緩衝器のゴム体に正の圧縮応
力を発生させることができる。このため特に長い使用期
間にわたって不変の使用特性を得ることが可能になる。
弾性体の圧縮は一方では少なくとも製造に基づく収縮
応力を除去可能な程度の大きさでなければならず、他方
ではスリーブ形ゴム緩衝器を目的に応じて使用するとき
に弾性体の損傷や破壊が生じるおそれのあるような値を
超えてはならない。具体的に適用される圧縮度は線圧縮
率で表される。それは式ΔL/Lにより計算される。ここ
にΔLは所定の方向の弾性体の縮小、Lは未圧縮状態の
弾性体の長さを示す。
弾性体のウェブが専ら、スリーブ形ゴム緩衝器の軸線
に垂直に伸張する面によって軸方向に画定される場合
は、圧縮は通常、半径方向にのみ行われる。この場合は
半径方向の外延の現象に基づいて線圧縮率を求めること
ができる。弾性体が、各ウェブ又は部分ウェブが軸方向
両側で同方向に傾斜する斜面によって画定されるような
形状を有するように製造された場合には、上記場合と事
情は異なる。この斜面は圧縮操作が行われる時に変位さ
せられ、スリーブ形ゴム緩衝器の軸線に対して概ね垂直
方向に配列される。この場合、線圧縮率は、該斜面がス
リーブ形ゴム緩衝器の軸線に対して概ね垂直方向に配列
された時に生じる該斜面の長さの減少に基づき算出され
る。
弾性体は、当該分野において使用される任意の品種の
ゴムにより製造可能であるが、特にショア硬さA30乃至8
0のものを使用することが好ましい。
静荷重の転嫁が余り問題とならない用途に適用される
場合には、上記線圧縮率は5乃至10%であることが好ま
しい。この程度の線圧縮率をもたせることにより、長い
耐用年数と、伝達される振動に対する良好な絶縁を得る
ことが可能となる。
これに対して振動伝達時の減衰効果の改善及び互いに
取り囲む支持スリーブの相互関係に関連して剛性の増加
が問題になる場合には、線圧縮率を大きなものとして適
用するのが好ましいことが判明した。その場合、20乃至
40%の値を得ることは容易である。この構造により弾性
体のどの部分区域においても有害な引張応力を回避可能
であると共に、逆方向からの軸荷重も確実に吸収可能で
ある。従ってとりわけ極端な負荷状態が予想される場
合、例えば自動車の軸懸架区域では、大きな線圧縮率を
有する適当なスリーブ形ゴム緩衝器を使用することが好
ましい。
弾性体は、生じる合成予圧が使用時に支承される静予
荷重になるべく対向するように圧縮されることが好まし
い。従って、支承される力が主として半径方向に伝達さ
れる場合には、弾性体特にウェブを半径方向に圧縮する
ことが好ましい。上記構造に関し、ウェブ同士及びウェ
ブと力伝達方向の相互関係、並びにウェブの設計は、使
用されるゴム体の弾性力、力の伝達方向及び実際に伝達
される力の大きさを考慮すれば、比較的容易に算出可能
である。他の実施例として弾性体を軸方向に圧縮するこ
とも可能であり、有効静予荷重が軸方向に伝達される場
合には、このような軸方向圧縮が好ましい。また他の実
施例として弾性体ウェブを半径方向にも軸方向にも圧縮
する複合型に適用することも好ましい。このような複合
型緩衝器は汎用性を有し、斜め方向に伝達される力をも
吸収し、かかる力に重なる振動を的確に減衰することが
可能である。支持スリーブは通常、回転対称に画定され
た輪郭を有するが、その他の形状にすることも可能であ
り、取付け条件や所望のバネ弾性の種類に応じて様々形
状を有する支持スリーブに対して適用することが好まし
い。
個別ウェブの荷重容量の合力R1が支承される静荷重と
逆向きの成分K1を有し、この成分K1が支承される静荷重
の大きさと概ね一致するように、ウェブを形成し及び/
又は配設すればよい。加硫固定される内側支持スリーブ
の軸線を適当な間隔で取り囲むような面を製造時に有す
るウェブを備えた弾性体を使用した場合に、内側支持ス
リーブの軸線が支承される静予荷重の方向に対して相対
的に変位した、使用特性の優れたスリーブ形ゴム緩衝器
が得られる。
次にこれを取り付ければ、内側支持スリーブの事前の
偏り運動が補償されるため、内側支持スリーブは再び外
側支持スリーブに対して概ね同心に配列される。このよ
うにして2つの支持スリーブの相対移動があらゆる方向
に対して保証されるため、二次緩衝器の使用を廃止する
ことができる。また支承される荷重方向に対するスリー
ブ形ゴム緩衝器の適正な配設方向を、内側及び外側の2
つの支持スリーブの相対的配列に基づいて容易に識別可
能なため、上記の構造のゴム緩衝器の組立の大幅な簡素
化を図ることができる。従ってしばしば見過ごされがち
な標識を使用する必要もなくなる。
2つの支持スリーブの内、外側支持スリーブは通常、
完結した管体から構成される。軸方向に差し込むウェブ
挿入操作の簡素化を図るために、ウェブの半径方向外向
きの面に金属被覆を設けることが有利であることが判明
している。金属被覆は金属板から成り、その外側が外側
支持スリーブの内面形状に整合していることが好まし
い。
端面側隔壁の区域に金属端環を固定することができ
る。完成時のスリーブ形ゴム緩衝器においては、金属端
環の外側が、外側支持スリーブに設けられた内向き突出
部によって取り囲まれる。端環の外径は外側支持スリー
ブの内径と概ね一致する。
この端環により、本発明スリーブ形ゴム緩衝器の相互
に独立に製造された部品間に形状安定性に優れた相互配
列が確保される。端環は外側支持スリーブと共に環状通
路の一部区間を画定することができる。その場合環状通
路は、本発明スリーブ形ゴム緩衝器の少なくとも2個の
互いに異なる隔室を連通して通液する連絡孔の構成部分
をなす。外側支持スリーブに対して端環を良く密封する
ように配慮しなければならないことは勿論である。例え
ば上記密封はゴム製シールリップによって達成できる。
シールリップは外側支持スリーブに固定されている間、
常に予圧を受けて被密封面に押圧される。ゴム製表面被
覆によって端環の他の表面部分を覆うことも可能であ
り、これにより腐食の発生を防止可能である。かかる表
面被覆はゴム製弾性体の一体の構成部分をなすことが好
ましい。
ウェブの外側を密閉する金属板と少なくとも一方の端
環を一体に結合することもできる。これにより、ウェブ
を製造し固定する場合にウェブを適正に配列する操作の
簡便化を図ることができる。ウェブの軸方向長さの中央
区域は、端部区域よりも大径に製造される。その結果ス
リーブ形ゴム緩衝器の中央区域をその後緊圧可能とな
る。スリーブ形ゴム緩衝器の軸方向長さの中央部の方向
に向かって外径を次第に増加させることが特に好まし
く、軸方向長さのほぼ中央で分割して製造されれば、外
側支持スリーブに特に簡単に取り付け可能である。
静負荷方向で内側支持スリーブの中心線の下に配設さ
れたウェブは、中心線の上に配設されたウェブより大き
な周方向幅を有することができる。それによって上向き
の合力(R1)と下向きの合力(R2)との特に大きな差を
得ることが可能になる。従って上記のように構成された
スリーブ形ゴム緩衝器においては、内側及び外側支持ス
リーブの中心線が互いに一致するような負荷状態におい
て、特に大きな荷重容量を示すことを特徴とする。
通常4個あるウェブの最適の相互配列は実験を通して
確認可能である。自動車の車軸懸架区域に適用する場合
には、下側のウェブが相互に30乃至60゜の角、上側のウ
ェブが相互に120乃至150゜の角を互いに挟むのが効果的
であることが判明した。この場合は垂直方向の良好な荷
重容量が得られると共に、外側支持スリーブ内における
内側支持スリーブの上記用途にとって非常に有用な案内
を確保できる。
〔実施例〕
次に添付の図面に基づいて本発明の実施例について詳
述する。
第1図に示すスリーブ形ゴム緩衝器は2つの支持スリ
ーブ1、2を有し、これらの支持スリーブは管から成
り、互いに同心に取り囲んでいる。支持スリーブ1、2
はゴム製弾性体3によって連結される。ゴム製弾性体3
は、支承される力Kの方向に関して非対称に形成され、
概ね2個のウェブ4、5から成る。ウェブ4、5は内側
支持スリーブの中心に対して柱状に整列され、内側及び
外側支持スリーブ1、2の軸方向長さに概ね一致する軸
方向長さを有する。ウェブ4の周方向幅はウェブ5のほ
ぼ2倍である。従ってウェブ4の半径方向荷重容量の方
が大きい。
当該の荷重示力図を第2図に示す。図に明示されてい
るように、ウェブ4、5の荷重容量T4及びT5の合力R1
は、支承される力Kの方向と異なる方向を有する。従っ
て上記の力を加えた後の内側支持スリーブの偏り運動は
支承される力の方向とは異なる方向に対して行われる。
スリーブ形ゴム緩衝器が平衡状態にあるような大きさ
の、支承される荷重Kが設定された場合の様子が第2図
に示されている。第2図においては、内側支持スリーブ
1の偏り運動はWに示す矢印の方向に行われる。
第3図に示すスリーブ形ゴム緩衝器はゴム製弾性体3
を含み、該ゴム製弾性体は、加硫により内側支持スリー
ブ1と結合され、半径方向に圧縮することにより外側支
持スリーブ2に挿入される。内側及び外側支持スリーブ
1、2は金属管から成る。これらの支持スリーブは二次
機械部材、例えば一方では自動車の車軸、他方では車体
の接続部を図示のスリーブ形ゴム緩衝器に接続するため
に使用される。弾性体3の製造に用いるゴムは通常用い
られるもので、ショア硬さA50を有する。
管は回転対称に画定された輪郭を有する。しかし異な
る輪郭、例えば三角形、四角形、五角形又は六角形輪
郭、円形又は卵形輪郭又は上述の輪郭形状の内の少なく
とも2つの間の中間形状の管を使用することも可能であ
る。
弾性体3は概ね外側へ突出する4個のウェブを有す
る。これらのウェブは外側支持スリーブ2及び端面側隔
壁24と共に、液体が充填された隔室を画成する。その
内、第3図には隔室8が、第4図にはすべての隔室8、
9、10、11が認められる。隔室8、10は連絡孔12によっ
て連通する。連絡孔12は部分区域に通路状に形成され、
この部分区域は一方ではそこに配設された端環15の輪郭
により、他方では外側支持スリーブ2の内向きに下り曲
げられた輪郭16により取り囲まれる。当該端環15の半径
方向外向き側辺部の空欠部25により、通路と隔室8又は
10の間の液体の溢出が確保される。従って外側支持スリ
ーブ2の中で内側支持スリーブ1の相対変位が生じた場
合に、通路と隔室の間で液体が流通し、減衰効果を得る
ことができる。
スリーブ形ゴム緩衝器の反対側の軸方向端部にも同様
の機能を果たす通路13が配設されている。この通路によ
り左側の隔室11と、同じ水平面で右側に配設された隔室
9とが連通される。隔室の端面側を画定する隔壁24は弾
性的性質を有する。その結果、大きな振幅の低周波振動
が伝達された場合、スリーブ形ゴム緩衝器の各隔室間に
差圧が生じるため、隔室を連通する連絡孔を貫いて液体
が押通され、大きな減衰効果が得られる。小さな振幅の
高周波振動の絶縁には、空欠部17を隔室8及10から隔離
する薄い膜壁が利用される。空欠部は盲孔状に形成して
もよく、また完全に貫通した形に形成しても構わない。
いずれにせよ最終的には、力伝達方向と交差するウェブ
断面の大きさと、力伝達方向に相対する空欠部の大きさ
により絶縁の対称となる振幅の小さな振動の大きさが規
定され、減衰の対象となる大きな振幅の振動とは区別さ
れるのである。このように高周波振動の絶縁特性に関し
ても、低周波振動に対する減衰特性と同様に卓越してい
るのである。スリーブ形ゴム緩衝器の液体として、グリ
コールと水の混合物が使用される。そのため腐食を回避
するために、スリーブ形ゴム緩衝器の金属部は防食表面
被覆、好ましくはゴムベースの被覆を具備する。
図示しない、上記の同様の実施態様においては、力の
作用方向に相対する隔室8、10の端面側を弾性的に形成
された隔壁24により、また力の作用方向と交差して相対
する隔室9、11の端面側を薄い膜状の柔軟な隔壁24によ
り画定するものとする。
力の方向に伝達される振動が、この方向と交差してス
リーブ形ゴム緩衝器に伝達される振動より強い減衰を必
要とする場合にも、同様の構造を適用することが可能で
ある。例えば垂直方向の車道励起振動と、この方向と交
差してエンジンが励起する高周波振動とがスリーブ形ゴ
ム緩衝器に伝達される場合に、上記構造のスリーブ形ゴ
ム緩衝器を適用することが可能である。かかる構造にお
いて、エンジン励起振動が、力伝達方向と交差して相対
する隔室に大きな差圧を発生させることはないが、垂直
方向に伝達される大きな振幅の振動に関しては、垂直に
重なり合う隔室8、10の間の連絡孔に液体の一部を押通
し、前述の如き減衰効果を生じさせる。
製造時のゴム製弾性体の形状を第4図で示す。第4図
は、第3図に示す組立完了状態の弾性体を、外側支持ス
リーブ2から取り出した時の横断面図である。ウェブ
4、5、6、7の半径方向延長が図に見えない端環15の
延長を超えることが明示されている。端環15は、外側支
持スリーブ2の内径と一致する外径を有する。従って図
示の弾性体を外側支持スリーブ2に挿入するためには、
半径方向圧縮、即ち弾性体3、特にウェブ4、5、6、
7に正予圧を加えることが前提である。それにより組立
完成状態の寿命が著しく向上する。更に内側支持スリー
ブ1の軸線上に置かれた想像垂直面に対して鏡像対称的
にウェブ4、5、6、7が配設されている様子が示され
ている。
その場合、内側支持スリーブ1の中心線の上に配設さ
れたウェブ4、5は下側のウェブ6、7より大きな角を
挟む。更にウェブ6、7はウェブ4、5より大きな周方
向延長を有する。半径方向延長についてはいずれの場合
にも等しく構成されている。従って製造時にはウェブ
4、5、6、7の外側を画定する各金属板14は、外側支
持スリーブ2に挿入する前に内側支持スリーブ1に対し
て等しい間隔を有しているが、この間隔は外側支持スリ
ーブ2に挿入する場合に変化する。すなわち挿入過程に
おいては、各個別ウェブ4、5、6、7に一様な半径方
向力が働き、その結果、ウェブ6、7の傾きに比してウ
ェブ4、5の傾きがより偏平であり、かつウェブ6、7
の横断面が大きいため、外側支持スリーブ2内で、内側
支持スリーブ1の上向きの相対変位A′(第3図)が生
じるのである。
本発明においては、上記効果を利用することにより、
内側支持スリーブ1に垂直方向に加えられる静予荷重に
退位する位置補償が確保される。すなわち上記静予荷重
により、ウェブ4、5、6、7の周方向の相互配列が適
正に調整され、かつ横断面が適正に相互調整される。こ
のようにして、被支承荷重の作用により、2つの支持ス
リーブ1、2の間における完全な同心配列が直ちに得ら
れる。第3図は未負荷状態のスリーブ形ゴム緩衝器を示
しており、弾性体の圧縮の結果生じる支持スリーブの相
対変位A′も記載されている。第5図には、第4図に横
断面で示した弾性体3の側面図が示されている。ウェブ
4、5、6、7がそれぞれ部分ウェブ4′、5′、
6′、7′から構成され、これらの部分ウェブは軸方向
延長のほぼ中央の区域に軸方向相互間隔を有し、半径方
向外側へ相互間隔が増加している。
弾性体を外側支持スリーブに挿入する時に、上記間隔
は実質的に消滅するため、挿入時には部分ウェブ4′、
5′、6′、7′の相対する端面30は相互に密封して接
触する。従って外側支持スリーブ内に弾性体を挿入した
完成状態においては、液体が、間隔が形成するギャップ
を少なくともその機能を妨げる程度通過するようなこと
はない。ギャップは完全に密封されることが好ましい。
部分ウェブ4′、5′、6′、7′の軸方向に相対する
端面を互いに押圧することによって、完全な密封をもた
らすことができる。
ゴム製弾性体3が製造された時点での長さを、弾性体
を最終的に支承する外側支持スリーブ2の軸方向長さに
合わせて適当に調整することにより、上記完全密封効果
を容易に得ることが可能である。隔壁24は図示の製造に
基づく形状においては、内側へ凹曲している。隔壁24も
部分ウェブ4′、5′、6′、7′と同様に、弾性体を
外側支持スリーブ2に挿入する際に変形される。変形の
形状は、概ね第3図に示す如きである。部分ウェブ
4′、5′、6′、7′は半径方向外向きの側面に金属
被覆を具備する。この金属被覆は金属板14からなり、部
分ウェブ4′、5′、6′、7′より僅かに小さな延長
を有する。金属板14の半径方向外側は外側スリーブ2の
内面の形状に整合する。
第6図は、第4図と第5図に示したゴム体の外側支持
スリーブ2への挿入の様子を示している。内包される隔
室を液体で完全に満たすために、没入状態で充填操作を
行うのが適当である。使用される外側支持スリーブ2は
金属管からなる。
外側支持スリーブ2は右端に内向きのフランジ状突出
部を有する。この突出部は、例えば縁を折り曲げて作る
ことができる。左端は軸方向に開放しており、ゴム製弾
性体3及び加硫によりその中に固定した内側支持スリー
ブ1をその右端が外側支持スリーブのフランジ状突出部
に衝接するまで挿入することができる。部分ウェブ
4′、5′、6′、7′の半径方向延長の弾性縮小と共
に、部分ウェブの軸方向に相対する端面30の相互の緊圧
が生じるまで、相対変位を継続する。さらに外側支持ス
リーブ2の左端にも内向きの折縁を形成することにより
挿入操作が完了する。この折縁は、右端に挿入前に形成
された環状フランジ状突出部に相当する。すなわち、外
側支持スリーブ2の右端にあるフランジ状突出部に右端
の端環15の密閉縁を接触させ、この状態で外側支持スリ
ーブ2の左端を内側に折り曲げてこの折線を左側端環15
の軸方向密閉縁に密接して接触させる。使用可能なスリ
ーブ形ゴム緩衝器の個々の隔室と連絡孔がこうして液体
で完全に満たされるのみならず、外側に対しても液密に
密閉される。従って挿入操作終了後直ちに使用可能であ
る。
第7図に示す挿入操作は、ほぼ第6図のものと同様で
ある。しかし、部分ウェブを形成する弾性体が軸方向に
見て弾性体の中央方向に増加する半径を有するため、前
述の挿入操作と比較して、中央区域の半径方向圧縮が大
きくなっている。
第8図乃至第13図は荷重を受ける使用可能なスリーブ
形ゴム緩衝器の種々の構造の横断面図を示す。第8図乃
至第11図の構造では互いに取り囲む支持スリーブが管か
らなり、回転対称形である。第12図及び第13図の実施態
様では一方の支持スリーブだけが管からなり、他方の支
持スリーブは少なくとも弾性体に隣接する側に非回転対
称的な表面が形成されている。このように構成すること
により、支持スリーブに直接隣接するゴム製弾性体の好
ましくない周方向変位を効果的に防止することが可能と
なる。
また支持スリーブの相対する表面を非平行的に相互配
列することにより、個々のウェブのバネ定数を所望通り
に調整することが可能となる。しかも第13図の構造では
隣接する機械部材、例えば自動車の車体への外側支持ス
リーブの固定が簡素化される。この場合、外側支持スリ
ーブは四方に平坦な外面で画定された角管からなる。そ
れによって支持構造へのスリーブ形ゴム緩衝器の溶接又
はねじ締めが容易になる。また同様の効果を得るため
に、支持スリーブの相対する面を、例えばスリーブ形ゴ
ム緩衝器の軸方向にレリーフ状に構成することが好まし
い。このように構成することで、軸方向に順次続く、異
なる直径の区域が形成される。
第8図乃至第15図の実施態様で使用されるゴム製弾性
体は、互いに異なる輪郭を有する。これらのすべてにつ
いて、減衰装置と予圧の方法を示してはいない。第8図
の構造では互いに取り囲む囲む2つの支持スリーブは、
約90゜の角を挟む2つのウェブだけで連結される。最大
偏り運動を制限するためのストップクッション31が負荷
平面に設けられている。ストップクッション31は約135
゜の角で両方のウェブのそれぞれの輪郭に配属されてい
る。
第9図の構造では、周囲に均一に分布する3つのウェ
ブが設けられる。これらのウェブの1つは、負荷平面に
配設された中心平面を有する。該ウェブは横断面が縮小
されている。
第10図は、各ウェブがやはり周囲に均一に分布する構
造を示す。但し下側のウェブは周方向に上側ウェブより
大きい延長を有する。このため、本発明に基づき予定さ
れる圧縮の時に垂直方向上方への内側支持スリーブの望
ましい相対変位が生じる。
第11図の構造でも本発明に基づき予定される圧縮の時
に同様の効果が得られる。この場合は5つのウェブがス
リーブ形ゴム緩衝器の周囲に分布し、その内の下側のウ
ェブは最大の周方向延長を有し、水平方向に伸張する2
つの相対するウェブがこれに続き、最後のすべてのウェ
ブの中で周方向外延が最も小さい2つの上向きウェブが
続く。かかる構造により、支承される力の主伝達方向と
交差して、互いに取り囲む2つの支持スリーブの正確な
案内が補償される。また上述の構造において、液体を充
填した隔室22、23と液体を充填した隔室21を減衰効果を
有する連絡通路によってそれぞれ連通することにより、
上記力の伝達方向において積極的な液体減衰効果を示
す。空気充填空洞18、19も減衰効果に関し積極的な影響
を示し、該空洞18、19は細い横断面の絞り穴20を介して
大気と連通している。
第14図と第15図に弾性体の2つの互いに異なる構造の
縦断面図を示す。なお、各図の上部に未圧縮状態の弾性
体、図の下部に圧縮状態の弾性体が示されるように作図
した。これらの構造は前述の横断面形状のいずれか1つ
と共に使用することができる。
第14図の構造の場合は弾性体のウェブが中央で分割さ
れ、その際、左側に示す部分ウェブ4″は圧縮の前に内
側支持スリーブ1の軸線に対して、図の右側部分に示す
部分ウェブ4′よりも鋭角に配列される。このため圧縮
によって生じる弾性体の予圧は軸方向に均等でなく、使
用可能なスリーブ形ゴム緩衝器の内側支持スリーブ1に
伝達される力の内、右方向に働く力が逆方向より大きく
なるように構成される。更に半径方向にも予圧が生じ
る。このように上記のスリーブ形ゴム緩衝器は接続され
る機械部材に半径方向だけでなく軸方向にも良好な案内
と相対可動性を与えることができる。
第15図の構造は基本構造に関して、第14図による前述
の構造と同様である。しかしこの場合は部分ウェブ4″
及び4′が異なる長さに形成されており、内側支持スリ
ーブ1に右向きに伝達される力に対する、使用可能なス
リーブ形ゴム緩衝器の荷重容量は第14図の場合よりも大
きな値をとる。半径方向予圧は前述と同様である。
この構造は、特に大きな軸方向静予荷重が大きな半径
方向予荷重と重なり合う用途に素晴らしく適合する。こ
のような用途は例えば自動車の車軸懸架区域にある。
〔発明の効果〕
本発明によるスリーブ形ゴム緩衝器は以上のように構
成されているため、加硫の後の冷却によって生じる負の
収縮応力を克服できると共に、使用可能なスリーブ形ゴ
ム緩衝器のゴム体に正の圧縮応力を発生させることがで
きる。このため特に寿命の向上と長い使用期間にわたっ
て不変の使用特性を得ることが可能になる。また弾性体
の形状や圧縮率を実施例に示すように適当に調整するこ
とにより、半径方向から伝達される振動のみならず、軸
方向から伝達される振動に対しても良好な減衰特性及び
絶縁特性を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく種類のスリーブ形ゴム緩衝器の
横断面図を示す。 第2図は第1図に示したスリーブ形ゴム緩衝器の荷重示
力図を示す。 第3図は本発明に基づく種類のスリーブ形ゴム緩衝器の
縦断面図を示す。 第4図は第1図の外側支持スリーブから取り出した弾性
体及び内側支持スリーブの横断面図を示す。 第5図は第4図に示した弾性体の側面図を示す。 第6図はゴム製弾性体の一実施例と内側支持スリーブの
外側支持スリーブへの挿入操作を示す。 第7図はゴム製弾性体の別の実施例と内側支持スリーブ
の外側支持スリーブへの挿入操作を示す。 第8図乃至第13図はスリーブ形ゴム緩衝器の弾性体の別
の輪郭構造を示す。 第14図及び第15図は圧縮の際に2つの半割支持体の軸方
向相対変位が生じるように弾性体を軸方向に分割したス
リーブ形ゴム緩衝器の2つの実施態様の図を示す。 1……内側支持スリーブ 2……外側支持スリーブ 3……ゴム製弾性体 4、5、6、7……ウェブ 8、9、10、11……隔室 12、13……連絡孔 14……金属板 15……端環 16……突出部 17……空穴部 18、19……空洞 20……絞り穴 21、22、23……隔室 24……隔壁 25……空穴部 30……端面、 31……ストップクッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−34541(JP,A) 特開 昭61−99734(JP,A) 特開 昭58−203242(JP,A) 実開 昭62−177936(JP,U)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に平行に配列された内側及び外側支
    持スリーブと、当該両支持スリーブの間に配設されたゴ
    ム製弾性体とからなり、 上記ゴム製弾性体は少なくとも2つの略半径方向に突出
    するウェブを備え、該ウェブにより上記内側及び外側支
    持スリーブを支承し、 その際、当該両支持スリーブ間で上記ウェブが弾性的に
    圧縮されてなるスリーブ形ゴム緩衝器において、 上記ウェブ(4、5、6、7)は、軸方向に上記内側支
    持スリーブ上に配列される一対の部分ウェブ(4′、
    4′;5′、5′;6′、6′;7′、7′)からなり、上記
    一対の部分ウェブは、対向面間に半径方向外側に拡張す
    る軸方向間隔を有すると共に、上記外側支持スリーブ又
    はスリーブ状被覆部材の内面に当接して該内面に対し摺
    動可能な外面を有し、さらに、 組立前に存在する上記軸方向間隔は、上記ウェブ(4、
    5、6、7)を外側支持スリーブ又はスリーブ状被覆部
    材に挿入し上記ウェブ(4、5、6、7)に軸方向押圧
    力を加えることにより、組立を完了したスリーブ形ゴム
    緩衝器内で実質的に消滅することを特徴とするスリーブ
    形ゴム緩衝器。
  2. 【請求項2】上記軸方向間隔によって形成されるギャッ
    プが概ねV字形状をなし、上記ウェブ(4、5、6、
    7)の軸方向ほぼ中央部分に形成されることを特徴とす
    る、請求項1に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  3. 【請求項3】上記ギャップの輪郭が上記スリーブ形ゴム
    緩衝器の軸線に対して傾斜して配列されていることを特
    徴とする、請求項2に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  4. 【請求項4】上記一対の部分ウェブ(4′、4′;5′、
    5′;6′、6′;7′、7′)同士がスリーブ形ゴム緩衝
    器の軸線の方向に互いに異なる長さを有することを特徴
    とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のスリーブ形
    ゴム緩衝器。
  5. 【請求項5】上記ウェブ(4、5、6、7)が組立が完
    了した状態で組立前の長さより小さな長さに半径方向に
    圧縮されていることを特徴とする、請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  6. 【請求項6】上記部分ウェブ(4′、4′;5′、5′;
    6′、6′;7′、7′)が半径方向外向きの面に金属被
    覆を具備することを特徴とする、請求項1乃至5のいず
    れかに記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  7. 【請求項7】上記金属被覆が金属板(14)からなり、上
    記金属板の外側が上記外側支持スリーブの内側に整合す
    ることを特徴とする、請求項6に記載のスリーブ形ゴム
    緩衝器。
  8. 【請求項8】上記ウェブ(4、5、6、7)と、上記ウ
    ェブが連結される端面側隔壁(24)と、上記内側及び外
    側スリーブ(1、2)とによって、少なくとも一部に液
    体が充填された隔室(8)が画成され、上記隔室が連絡
    孔(12)によって少なくとも部分的に連通されているこ
    とを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載のス
    リーブ形ゴム緩衝器。
  9. 【請求項9】上記端面側隔壁(24)の区域に金属製端環
    (15)が固定され、さらに上記端環の外側が、上記外側
    支持スリーブ(2)に設けられた突出部(16)により取
    り囲まれることを特徴とする、請求項第8項に記載のス
    リーブ形ゴム緩衝器。
  10. 【請求項10】上記金属板(14)と、少なくとも一方の
    上記端環(15)が一体に結合されていることを特徴とす
    る、請求項7又は9に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  11. 【請求項11】上記端環(15)が上記外側支持スリーブ
    (2)と共に環状通路を画成し、上記環状通路が連絡孔
    (12)の構成部分をなすことを特徴とする、請求項9又
    は10に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  12. 【請求項12】相互に異なる少なくとも2組の対となる
    隔室(8)が上記環状通路により連通されて通液するこ
    とを特徴とする、請求項11に記載のスリーブ形ゴム緩衝
    器。
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