JPH0330737B2 - - Google Patents

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JPH0330737B2
JPH0330737B2 JP4947086A JP4947086A JPH0330737B2 JP H0330737 B2 JPH0330737 B2 JP H0330737B2 JP 4947086 A JP4947086 A JP 4947086A JP 4947086 A JP4947086 A JP 4947086A JP H0330737 B2 JPH0330737 B2 JP H0330737B2
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JP
Japan
Prior art keywords
fluid chamber
metal fitting
stopper
fluid
fitting
Prior art date
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Application number
JP4947086A
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English (en)
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JPS62209241A (ja
Inventor
Takuji Shimoda
Yoshikazu Tsukamoto
Akihito Mineya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP4947086A priority Critical patent/JPS62209241A/ja
Publication of JPS62209241A publication Critical patent/JPS62209241A/ja
Publication of JPH0330737B2 publication Critical patent/JPH0330737B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/0052Physically guiding or influencing
    • F16F2230/007Physically guiding or influencing with, or used as an end stop or buffer; Limiting excessive axial separation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、流体封入式メンバマウントストツパ
に係り、特に同心的に配置された内筒金具と外筒
金具との間に所定のゴム弾性体が介装されてなる
メンバマウントにおいて、その軸方向に過大な振
動が入力された際の、効果的な衝撃の緩和乃至は
吸収機能を有する流体封入式のメンバマウントス
トツパに関するものである。
(従来技術) 従来から、自動車等の車両において、その懸架
装置やエンジン、駆動系機関などのボデーやフレ
ーム等の車体に対する取付部に配設されるインシ
ユレータとしては、それが取り付けられる個所に
おける種々なる要求特性に応じて、各種のタイプ
のものが提案され、また現実に用いられてきてい
る。
ところで、このような車両用インシユレータの
一種として、主として軸方向の振動の減衰乃至は
遮断を目的として、互いに同心的に配置された外
筒金具と内筒金具との間に、全体として略円環状
乃至は円筒状を呈するゴム弾性性が介装されてな
る構造のものがある。
このようなインシユレータは、一般に、自動車
におけるデフメンバの車体への取付部やサスペン
シヨメンバの車体への取付部などにおいて、所謂
メンバマウントとして用いられており、その外筒
金具と内筒金具とにそれぞれ取り付けられる部材
間の振動を伝達を、それらの間に介在するゴム弾
性体の弾性変形に基づいて低減することによつ
て、動力機関振動やバネ下振動などの振動の車体
本体側への伝達を抑制し、以てかかる車両におけ
る乗車感の向上や、或いは車両の操縦安定性の向
上などが図られている。
そして、このようなメンバマウントにあつて
は、通常、その内筒金具の軸方向端部において、
軸直角方向に延びる略円環状のストツパ金具が配
設されて、その軸方向内側の面が、外筒金具或い
は外筒金具が取り付けられブラケツトに対して、
対向して且つ所定の間隙を隔てて位置せしめられ
るようにされると共に、それらの対向して配設さ
れたストツパ金具或いは外筒金具の何れか一方の
対向する面上に、ゴム等の所定の弾性材料にて形
成された所定高さのストツパが配設されてなる構
造とされており、該ストツパに対する部材の当接
によつて、内筒金具の外筒金具に対する軸方向の
過大な変位が規制され得るようになつている。
従つて、例えば、かかるメンバマウントをデイ
フアレンシヤルギヤケースが取り付けられるデフ
メンバの車体への取付部に用いることによつて、
かかるデイフアレンシヤルギヤケースに発生する
振動の車体側への伝達が抑制され得ると共に、車
両の発進時など、そのデイフアレンシヤルギヤに
大きなトルク変動が伝達、発生させられた場合に
おける、デイフヤレンシヤルギヤケースの車両上
下方向に過大な変位が規制され得るようにされて
いるのである。
(問題点) ところが、このような構造とされたメンバマウ
ントにおける、軸方向の過大な変位の規制は、上
述の如く、互いに軸方向に対向して配設されたス
トツパ金具と外筒金具或いはブラケツトとの間に
おいて、それらの何れか一方の部材の対向する面
上に設けられたストツパに対して、他方の部材が
当接することによつて為されることとなるが、か
かるストツパは、ゴム等の所定の弾性材料によつ
て形成された中実のものであると共に、該ストツ
パにおける部材の当接による変形は圧縮によつて
発生するものであるところから、そのバネ特性が
比較的硬く、加えてこのストツパは、それに当接
される部材に対して所定距離を隔てた状態で配設
されているために、かかる当接時におけるストツ
パへの部材の打ち当たりによつて、異音が発生し
たり、また突上げ感を伴う振動が車体に伝達され
るといつた問題を有していたのであり、それによ
つてかかる車両における乗車感が悪化されるとい
つた問題を内在していたのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような問題点を
解決するために為されたものであつて、その特徴
とするところは、同心的に配置した内筒金具と外
筒金具との間にゴム弾性対を介装せしめ、該外筒
金具を一方の連結部材側に固定する一方、前記内
筒金具を他方の連結部材側に固定しせめることに
より、それら連結部材間の振動の伝達を抑制する
ようした、上述の如きメンバマウントにおいて、
前記内筒金具及び外筒金具の何れか一方の軸方向
端部に、軸直角方向に延びる周方向の環状支持部
材を直接若しくは間接的に固設する一方、これら
の何れか他方の軸方向端部に、該支持部材に所定
の距離を隔てて対向する当接部材を直接若しくは
間接的に固設せしめ、且つ前記支持部材の該当接
部材に対向する側の面に、該当接部材に向かつて
突出する第一の流体室構成体と該第一の流体室構
成体よりも高さが低く且つ内部の流体室容積が可
変の第二の流体室構成体とかならなる組の少なく
とも一組を、所定の弾性材料を用いて形成し、更
にそれら第一及び第二の流体室構成体内に形成さ
れるそれぞれの流体室を相互に連通せしめるオリ
フイス手段を設けると共に、前記第一の流体室構
成体の内部に形成される流体室内に、所定の弾性
材料からなる所定高さのストツパ部を設けて、該
第一の流体室構成体の前記当接部材との当接によ
る変形を、かかるストツパ部にて規制するように
したことにある。
(作用・効果) 従つて、かかる本発明に従う構造とされたメン
バマウントにおいて、その外筒金具の内筒金具に
対してそれぞれ取り付けられた連結部材に比較的
大きな振動が加わり、内筒金具と外筒金具との間
に相対的な軸方向の過大な変位が惹起された場合
にあつては、それらの金具のうちの一方の側に設
けられた当接部材が、他方の側に設けられた環状
支持部材の第一の流体室構成体に対して当接して
変形させることによつて惹起される、第一および
第二の流体室構成体の流体室間における流体の流
動作用と、該第二の流体室構成体の流体室内に設
けられたストツパ部のストツパ作用とにより、か
かる変位が効果的に規制され得ることとなる。
すなわち、当初の、変位が比較的小さい間は、
第一および第二の流体室構成体内に形成された流
体室間における、オリフイスを介しての流体の流
動による抵抗によつて比較的軟らかいバネ特性が
発現され得て、かかる軸方向の急激な変位の衝撃
が良好に吸収され得るのであり、そしてその変位
が過大となつたときには、第一の流体室内に設け
られたストツパ部のストツパ作用によつて、比較
的硬いバネ特性が発現され得て、かかる過大な変
位が効果的に規制され得ることとなるのである。
それ故、かかるメンバマウントにあつては、内
筒金具と外筒金具との間に発生する、軸方向の急
激な変位が、当初、第一および第二の流体室構成
体内の流体室間における流体の流動作用によつ
て、極めて有効に緩和され得ることとなるところ
から、その変位が過大となつた際の当接部材のス
トツパ部に対する打ち当たりによる異音や、突き
上げ感などを伴う衝撃の発生が効果的に防止され
得るのであり、以てかかる車両の乗車感が有効に
向上され得ることとなるのである。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするため
に、本発明に従う構造とされた一実施例を、図面
を参照しつつ詳細に説明することとする。
先ず、第1図には、本発明をデフメンバの車体
に対する取付部に用いられるメンバマウントに適
用した一実施例の縦断面図が示されている。
この図において、10は内筒金具であり、その
径方向外側に、円筒状を呈するゴム弾性体12を
介して、内筒金具10よりも長さの短い外筒金具
14が同心的に配されており、それら内筒金具1
0および外筒金具14が、該ゴム弾性体12に加
硫接着されることによつて一体化され、メンバマ
ウントが構成されているのである。そして、この
メンバマウントは、その外筒金具14がデフメン
バ(一方の連結部材)16に固設された円筒状の
ブラケツト18内に圧入、固定される一方、内筒
金具10に対して、図示されていないボルト等が
挿通され、車体側(他方の連結部材)に固定され
ることによつて、デフメンバ16の車体に対する
振動の伝達を、それらの間に介装されたゴム弾性
体12の主として軸方向の弾性変形(剪断変形)
に基づいて抑制し得る構造とされている。
そして、このメンバマウントの内筒金具10の
軸方向の一方の端部(第1図における上側端部)
には、軸直角方向外方に延びる円環板状の支持金
具20が固設されている一方、前記外筒金具14
が圧入、固定されたブラケツト18における、該
支持金具20が配置された側の軸方向端部が、全
周に亘つて径方向内方に折り曲げられることによ
つて、支持金具20に対して軸方向に所定距離を
隔てて対向する、所定軸の円環状の当接部22が
形成されている。
また、かかる支持金具20の当接部22に対向
する側の面状には、ゴム等の所定の弾性材料から
形成された4つの流体室構成体を備えたストツパ
24が、該当接部22向かつて突出するように設
けられている。かかるストツパ24は、第2図乃
至第4図に示されているように、支持金具20に
固設される円環状の固定金具26に対して4、つ
の流体室構成体を形成する弾性メンバ38が一体
的に加硫接着された薄肉円環状の取付金具28
が、その径方向の両側周縁部においてカシメ固定
されてなる構造とされている。
ここにおいて、固定金具26は、第5図および
第6図に示されているように、その外径が前記支
持金具20の外径と略等しく且つ内径が前記内筒
金具10の外径よりも僅かに大きい略円環板形状
を呈しており、その径方向の両側周縁部がそれぞ
れ軸方向に突出されフランジ部30,30とされ
ている。また、該フランジ部30が形成された側
の面上には、径方向内方に僅かり偏倚した部位に
おいて、周方向に延びる凹溝32が設けられてい
ると共に、該凹溝32の径方向外方には、軸心を
介して対向する部位において、弾性体にて形成さ
れた一対のストツパ部34,34が設けられてい
る。これらのストツパ部34,34は、それぞ
れ、所定長さの円弧状の平面形態を有しており、
軸方向に所定高さで突出する状態で加硫接着など
により位置固定に固着されている。
一方、該固定金具26にカシメ固定される取付
金具28は、第7図乃至第10図に示されている
ように、所定幅を有する円弧状の窓部36が等間
隔に4つ設けられた、薄板円環形状を呈してお
り、その一方の面上において、軸方向に突出する
4つの流体室構成体からなる弾性メンバ38が一
体的に加硫装置されている。この弾性メンバ38
を構成する4つの流体室構成体は、それぞれ取付
金具28に穿設された窓部36に対応する部位い
おいて、所定幅の円弧状の平面形状にて立設され
ており、且つその内部において、それらの窓部3
6に開口する独立したポケツト部を有している。
そして、第9図および第10図に示されているよ
うに、それらの流体室構成体のうち、取付金具2
8の軸心を介して対向する部位に形成された一対
のものは、前記固定金具26を介して支持金具2
0に取り付けられた時に、その先端部が当接部2
2の対向面に当接し得る高さを有する第一の流体
室構成体40,40とされている一方、他の一対
のものは、該流体室構成体40よりも高さが低く
且つその頂部中央がポケツト部48内方に屈曲さ
れたM字状断面形状を有する第二の流体室構成体
42とされているのであり、従つて取付金具28
の面上には、それぞれ2つの第一及び第二の流体
室構成体40,42が、周方向に交互に配設され
ているのである。
また、この弾性メンバ38において、互いに隣
り合つて配された第一の流体室構成体40と第二
の流体室構成体42との間は、第11図に示され
ているように、取付金具28が埋設された矩形状
断面を有する遮蔽部44とされており、該遮蔽部
44によつて、それら第一および第二の流体室構
成体40,42内に形成された第一および第二の
ポケツト部46,48の連通が、互いに遮蔽さ
れ、それぞれが独立した構造とされている。
更にまた、かかる取付金具28における、前記
第一および第二のポケツト部46,48が開口す
る側の面上には、窓部36を系方向に挟んだ状態
で、周方向に延びる2条のシールリツプ50,5
0が、弾性メンバ38によつて形成されており、
該取付金具28の固定金具26に対する組付け時
において、それらの部材間で該シールリツプ5
0,50が挟持されることによつて、それらの部
材間における流体密性が良好に達成され得るよう
になつている。
そして、そのような構成とされた取付金具28
が、前記固定金具26のフランジ部30が立設さ
れた側の面上に対して、シールリツプ50,50
がそれらの部材間において挟持される状態で組み
合わされ、該フランジ30,30を、取付金具2
8の径方向両側周縁部に対してカシメ加工するこ
とによつて、一体化されているのである。
また、かかる組み合わせにおいては、第2図乃
至第4図に示されているように、第一の流体室構
成体40,40に、固定金具26に立設されたス
トツパ部34,34が収容されるように、取付金
具28と固定金具26との相対位置が決定されて
いるのである。そして、それらが一体化されるこ
とによつて、弾性メンバ38にて形成された二対
の第一および第二のポケツト部46,48の開口
部が、固定金具26によつて閉塞され、以て第一
および第二の流体室構成体40,42内におい
て、それぞれ独立した第一および第二の流体室5
2,54が形成されているのである。
一方、それらの互いに隣り合う第一の流体室5
2と第二の流体室54との間においては、第4図
に示されているように、固定金具26に設けられ
た凹溝32の開口部が、弾性メンバ38の遮蔽部
44によつて閉塞されることによつて、所定断面
積を有するオリフイス56が形成されており、該
オリフイス56によつて、それら第一および第二
の流体室52,54が相互に連通されている。
そして、こうして形成された第一および第二の
流体室52,54内には、それぞれ所定の非圧縮
性流体、例えば水、アルキレングリコール、ポリ
アルキレングリコール、シリコーンオイルや低分
子重量合体或いはそれらの混合物等が封入されて
おり、更にそれら二対の流体室52,54相互間
での流体の流動が、オリフイス56を介して為さ
れるようになつているのである。
そして、前述の如く、このような構造とされた
ストツパ24は、第1図に示されているように、
内筒金具10の軸方向の一端部に固設された支持
金具20の当接部22に対向する側の面上におい
て、その固定金具26が固定されことによつて取
り付けらているのであり、かかる取付け状態にあ
つては、第一の流体室構成体40の頂部外面が、
当接部22に当接した状態で配設されているので
ある。
なお、第1図において、58は変位規制部材で
あり、かかるメンバマウトに振動が入力され、内
筒金具10と外筒金具14との間に軸方向の変位
が惹起された場合における、該変位規制部材58
が外筒金具14に接近する方向の変位(第1図に
おいて、内筒金具10の外筒金具14に対する上
方向の変位)が、ゴム弾性体12にて形成された
突出部60に対する該変位規制部材58の当接に
よつて規制され得るようになつている。
従つて、このような構成とされたメンバマウン
トが取り付けられたデフメンバ16に対して、デ
イフアレンシヤルギヤに対する駆動トルクの変動
などによつて、比較的大きな振動が発生させら
れ、それによつてかかるメンバマウントに対し
て、支持金具20が当接部22に接近する方向の
軸方向変位(第1図において、内筒金具10の外
筒金具14に対する下方向の変位)が、惹起され
た場合にあつては、先ず、支持金具20の当接部
22に対向する面上に設けられた、一対の第一の
流体室構成体40,40が、それぞれ当接部22
によつて押圧されることになる。このとき、該一
対の第一の流体室構成体40,40が押圧、圧縮
されることによつて、その内部に形成された第一
の流体室52,52の容積が減少せしめられ、そ
こに封入された流体の圧力が増大せしめられるこ
ととなるのであり、それによつて、これら第一の
流体室52,52内に封入された流体が、オリフ
イス56を介して、他の一対の第二の流体室構成
体42,42内に形成された第二の流体室54,
54へと流動させられることとなる。そして、そ
の際に生じる流体の流動抵抗によつて、押圧され
る第一の流体室構成体42,42に軟らかなバネ
特性が発現されて、入力された振動による軸方向
の急激な変位による衝撃が有効に吸収され得るの
である。
なお、本実施例におけるメンバマウントにあつ
ては、かかる第二の流体室54への流体の流動に
伴つて、第二の流体室構成体42の頂部壁部の屈
曲部が外方に膨出せしめられることにより、該第
二の流体室54の容積が増大されることとなるの
であり、それによつてかる流動の流凹に基づく流
体室の容積変化に対応し得る構造とされているの
である。
そして、かかる軸方向変位が更に過大となつた
場合には、当接部22が第一の流体室構成体40
の頂部壁部を介して、該第一の流体室構成体40
の内部に立設されたストツパ部34に当接せしめ
られ、それによつてかかる軸方向の変位が有効に
規制され得ることとなるのである。
すななち、本実例におけるメンバマウントにあ
つては、当初の比較的小さい変位の間は、二対の
第一および第二の流体室52,54間における、
オリフイス56を介して流体の流動作用によつ
て、その軸方向の急激な変位が有効に緩和され得
ることとなるところから、その変位が過大となつ
て、当接部22がストツパ部34に当接せしめら
れる際にも、それらの間に強い打ち当たりが生ぜ
しめられることが有効に防止され得るのであり、
それ故かかる当接(打ち当たり)による異音や、
突き上げ感などを伴う衝撃の発生が極めて効果的
に防止され得、以てかかる車両の乗車感が有効に
向上され得るのである。
以上、本発明に従う構造とされた一実施例につ
いて詳述してきたが、これは文字通りの例示であ
つて、本発明は、かかる具体例にのみ限定して解
釈されるべきものではない。
例えば、前記実施例におけるストツパ24にお
いては、第一の流体室52および第二の流体室5
4が、それぞれ2つつづ形成されていたが、これ
らの流体室の数や、或いはその形状および配設位
置等は本実施例のものに限られるものではなく、
少なくとも一対の流体室が設けらていればよい。
また、前記実施例にあつては、第一の流体室構
成体40の頂部外壁面が当接部22の対向面に接
した状態で配設されていたが、該第一の流体室構
成体40は、当接部22の当接による圧縮に対し
て、比較的軟らかいバネ特性を有するものである
ことから、それらを接することなく、所定間隔の
隙間を隔てた状態で配設すようにしても、前述の
如き本発明の効果は充分に達成され得るものであ
る。
さらに、前記実施例におけるメンバマウントに
あつては、本発明に従う流体封入式の変位規制ス
トツパ24が、その軸方向の一方の端部にもに配
設されていたが、このような構造とされたストツ
パ24を、軸方向両側端部において配設すること
によつて、かかるマウントにおける軸方向の両方
向の変位が該ストツパ24によつて規制され得る
構造とすることも勿論可能である。
また、前記実施例におけるメンバマウントにあ
つては、ストツパ24が支持金具20を介して内
筒金具10に固設されていたが、該ストツパ24
を外筒金具14側に固設することも可能であり、
またかかるストツパ24に当接せしめられる当接
部22を、外筒金具14をフランジ状に延出させ
ることによつて形成することも可能である。
更にまた、第一および第二の流体室52,54
を連通せしめるオリフイス手段としても、前記実
施例の如き構造のものに限られるものではなく、
例えば、固定金具26と取付金具28との間にお
いて、遮蔽部44に対応する部位にそれら流体室
を連通せしめるための円弧状の窓部を有する薄肉
円環状のプレートを配設せしめ、該窓部によつて
形成される空所にてオリフイスを形成することも
可能である。
加えて、前記実施例においては、本発明をデフ
メンバの車体への取付部に用いられるメンバマウ
ントに適用した一例を示したが、本発明は、その
他、サスペンシヨンメンバの車体への取付部など
において用いられるメンバマウントなどに対して
も、良好に適用され得るものである。
その他、一々列挙はしないが、本発明は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
た、そのような実施態様が、本発明の趣脂を逸脱
しない限りにおいて、何れも本発明の範囲内に含
まれるものであることは、言うまでもないところ
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をデフメンバマウントに適用し
た一実施例の縦断面説明図であり、第2図は第1
図に示されている実施例において用いられるスト
ツパの平面図であり、第3図は第2図における
−断面説明図でありる、第4図は第2図におけ
る−断面説明図であり、第5図は第3図に示
されているストツパを構成する部材の平面図であ
り、第6図は第5図における−断面図であ
り、第7図は第3図に示されているストツパを構
成する他の部材の平面図であり、第8図はその底
面図であり、第9図は第7図における−断面
図であり、第10図は第7図における−断面
図であり、第11図は第7図におけるXI−XI断面
説明図である。 10:内筒金具、12:ゴム弾性体、14:外
筒金具、18:ブラケツト、20:支持金具、2
2:当接部、24:ストツパ、26:固定金具、
28:取付金具、34:ストツパ部、38:弾性
メンバ、40:第一の流体室構成体、42:第二
の流体室構成体、52:第一の流体室、54:第
二の流体室、56:オリフイス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同心的に配置した内筒金具と外筒金具との間
    にゴム弾性体を介装せしめ、該外筒金具を一方の
    連結部材側に固定する一方、前記内筒金具を他方
    の連結部材側に固定せしめることにより、それら
    連結部材間の振動の伝達を抑制するようにしたメ
    ンバマウントにおいて、 前記内筒金具及び外筒金具の何れか一方の軸方
    向端部に、軸直角方向に延びる周方向の環状支持
    部材を直接若しくは間接的に固設する一方、それ
    らの何れか他方の軸方向端部に、該支持部材に所
    定の距離を隔てて対向する当接部材を直接若しく
    は間接的に固設せしめ、且つ前記支持部材の該当
    接部材に対向する側の面に、該当接部材に向かつ
    て突出する第一の流体室構成体と該第一の流体室
    構成体よりも高さが低く且つ内部の流体室容積が
    可変の第二の流体室構成体とからなる組の少なく
    とも一組を、所定の弾性材料を用いて形成し、更
    にそれら第一及び第二の液体室構成体内に形成さ
    れるそれぞれの液体室を相互に連通せしめるオリ
    フイス手段を設けると共に、前記第一の流体室構
    成体の内部に形成される液体室内に、所定の弾性
    材料からなる所定高さのストツパ部を設けて、該
    第一の流体室構成体の前記当接部材との当接によ
    る変形を、かかるストツパ部にて規制するように
    したことを特徴とする液体封入式メンバマウント
    ストツパ。
JP4947086A 1986-03-06 1986-03-06 流体封入式メンバマウントストツパ Granted JPS62209241A (ja)

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